JPH03108731A - Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法 - Google Patents

Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法

Info

Publication number
JPH03108731A
JPH03108731A JP24758189A JP24758189A JPH03108731A JP H03108731 A JPH03108731 A JP H03108731A JP 24758189 A JP24758189 A JP 24758189A JP 24758189 A JP24758189 A JP 24758189A JP H03108731 A JPH03108731 A JP H03108731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
gate
transfer gate
transfer
semiconductor region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24758189A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ito
直樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP24758189A priority Critical patent/JPH03108731A/ja
Publication of JPH03108731A publication Critical patent/JPH03108731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCCD装置に電荷転送ゲートを組み込む方法、
より正確には電荷を半導体領域の表面に沿って横方向に
逐次転送するため第1および第2の転送ゲート群を半導
体領域の表面上に交互に入り組んだゲート配列で組み込
む方法に関する。
〔従来の技術〕
CODないし電荷結合装置は半導体の表面部に電荷の形
で記憶された信号値を表面上に配列されたゲートに与え
る電圧を制御しながら表面に沿って逐次転送するもので
、周知のようにビデオカメラや電子スチルカメラの撮像
用のほか、アナログ信号等の記憶や遅延用にも広く利用
される。電荷の円滑な転送には、多数個配列されたゲー
トを最低でも2相制御する必要があり、それらを最低で
も第1および第2の転送ゲート群に分けて電圧制御する
。本発明はかかる転送ゲート群をCCD装置に組み込む
方法に関し、その代表的な従来例を第4図を参照して説
明する。
第4図(a)の半導体領域1はシリコン基板ないしはそ
の上に成長されたエピタキシャル層であり、その表面を
まず薄いゲート酸化膜3で覆った後にその上に多結晶シ
リコン膜等を成長させ、これをフォトエツチングするに
より第1の転送ゲート群5をゲート相互間に一定間隔を
置いて形成する。
この第1の転送ゲート群5の各ゲート下の半導体領域1
の表面部がそれぞれ電荷を保持する第1の転送領域R1
として用いられる。
これらの第1の転送領域R1の相互間の半導体領域1の
表面部は図のようにそれぞれ第2の転送領域R2とされ
るが、それにはゲート酸化膜を付は直した上で第2の転
送ゲートを設ける必要がある。
このため第4図(b)の工程では、ゲート酸化膜3を第
1の転送ゲート群5をマスクとして各ゲーI・下側部の
みを残してエツチングにより除去し、半導体領域1の表
面を露出させる。次の同図(C)の工程では、第2の転
送領域R2用の半導体領域1のかかる露出面と第1の転
送ゲート5の表面を含む全面を薄いゲート酸化膜11で
覆う。
続く同図(d)の工程では、このゲート酸化膜11上に
多結晶シリコン膜を成長させ、そのフォトエツチングに
より第2の転送ゲート群12を形成する。
この第2の転送ゲート12は、第1と第2の転送領域R
1とR2相互間で電荷が円滑かつ確実に転送されるよう
、図のように第1の転送ゲート5と若干重なり合うパタ
ーンで形成される。
このように半導体領域1の表面上に第1と第2の転送ゲ
ート群5と12をそれぞれゲート酸化膜3と11を介し
て組み込んだCCD装置では、通例のように両転送ゲー
ト群に与える電圧を周期的に切り換え制御することによ
り、第1と第2の転送領域R1とR2内の電荷が半導体
領域1の表面に沿って所定方向に逐次転送される。
なお、第2の転送ゲート群12用にゲート酸化膜を上述
のようにわざわざ付は直すのは、第1の転送ゲート群5
と絶縁する必要のほか、第1の転送ゲート群をパターン
ニングする際の例えばドライエツチングにより最初のゲ
ート酸化膜3が損傷を受けやすいためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のように第1および第2の転送ゲート群
を互いに若干重ね合わせ、かつ第2の転送ゲート群用に
ゲート酸化膜を付は直すようにしても、第1および第2
の転送領域間の電荷の転送が充分円滑に行かない場合が
ある。
これは第4図(e)に要部を拡大して示すように、第1
の転送ゲート5の下側でそれ用の第1のゲート酸化膜3
と第2の転送ゲート12用の第2のゲート酸化膜11と
の間に微小な隙間Gが発生することがあるためである。
周知のように、ゲート下の半導体領域10表面電荷はゲ
ート酸化膜による静電誘導に依存するので、ゲート酸化
膜にかかる中断ないし欠損があると電荷の移動が円滑に
行かなくなり、電荷転送効率が低下し極端な場合には電
荷が転送されな(なる。さらにかかる隙間Gの発生原因
は、第4図(b)の工程で第1のゲート酸化膜3をエツ
チングする際のオーバエツチングにより、第1の転送ゲ
ート5の下側に図のようなアンダーカットUが発生しや
すいことにある。
もちろん、このアンダーカットの程度が軽微な場合には
第2のゲート酸化膜11によって埋められて問題は起こ
らないが、その程度が大きいときに隙間Gが発生するの
である。このアンダーカットの原因であるオーバーエツ
チングないしはサイドエツチングをな(すには、第1の
ゲート酸化膜3に対するエツチングを異方性にすればよ
く、このためにはドライエツチング法を採用するのが有
利であるが、半導体領域1の表面部がその上のゲート酸
化膜3を完全に取り切る際にプラズマに曝され、その結
晶構造がダメージを受けて肝心の電荷の蓄積や移動が悪
影響を蒙りやすい。このため、第1のゲート酸化膜3に
はぶつ酸系のエツチング液等を用いる化学エツチングを
施すはかなく、オーバーエツチング従ってアンダーカッ
トの発生を完全には防止できないのが現状である。
本発明の目的はかかる問題点を解消して、第1および第
2のゲート酸化膜の相互間に隙間が発生することがない
CCD装置への転送ゲートの組み込み方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は本発明によれば、半導体領域の表面を薄い第
1のゲート酸化膜で覆う工程と、第1のゲート酸化膜上
に第1の転送ゲート群をそのゲート相互間に間隔を置い
て形成する工程と、全面を酸化膜により覆う工程と、酸
化膜を第1の転送ゲート群のゲート相互間の半導体領域
の表面を露出させるまでエツチングする工程と、全面を
薄い第2のゲート酸化膜により覆う工程と、半導体領域
に接する第2のゲート酸化膜上に第2の転送ゲート群を
形成する工程とを順次経由して、半導体領域の表面上に
第1および第2の転送ゲート群を交互に入り組んだゲー
ト配列で組み込むことによって達成される。
なお、上記構成中の酸化膜工程ではCVD法により全面
上つまり第1のゲート酸化膜および第1の転送ゲートの
上に酸化膜を成長させるのが有利であり、これに対する
エツチング工程ではドライエツチングと化学エツチング
とを順次施すのが最も望ましい。
また、この酸化膜工程では水M基を含むシリコン化合物
をスピンコード法等により塗着し、その焼成によって酸
化膜を形成することもでき、これに続くエツチング工程
では酸化膜およびその下の第1のゲート酸化膜には化学
エツチングのみを施すことでよい。
なお、薄い第1および第2のゲート酸化膜は、従来どお
り半導体領域の単結晶シリコンの表面ないしは転送ゲー
ト用の多結晶シリコンの表面の熱酸化によって形成する
ことでよい。
〔作用〕
本発明は第1のゲート酸化膜上に第1の転送ゲート群を
設けた後、従来のように第1のゲート酸化膜をエツチン
グすることなく逆にその上をさらに酸化膜によって覆っ
た上で、これら両膜が重なった状態でエツチングを施す
ことにより、ゲート相互間の半導体領域の表面から両膜
を完全に除去してもゲートの下側にまではエツチングが
進行せず、従ってゲート側面の隅部に第1のゲート酸化
膜が残るようにしたものである。
すなわち、第1のゲート酸化膜上に第1の転送ゲートが
突出している状態で酸化膜によりこれを覆うと、ゲート
の側面と第1のゲート酸化膜の表面とがなす隅部には他
の部分よりも酸化膜が厚く付くことを利用して、次のエ
ツチング工程で従来ではオーバーエツチングが発生する
条件で化学エツチングを施してゲート相互間の半導体領
域の表面から酸化膜と第1のゲート酸化膜を完全に取り
除いても、このゲート側面の隅部に第1のゲート酸化膜
を確実に残すことができる。
従って、次の工程で半導体領域の露出された表面等を第
2のゲート酸化膜で覆う際、この残された第1のゲート
酸化膜に連続して第2のゲート酸化膜が形成されるので
、従来のように両ゲート酸化膜間に隙間が発生すること
がなくなる。
このように本発明方法によれば、従来方法に酸化膜付は
工程を追加するだけで、隙間発注によるゲート酸化膜の
中断を防止して、CCD装置内の電荷の蓄積と転送を円
滑かつ正確にすることにより課題を解決することができ
る。
〔実施例〕
以下、図を参照しながら本発明の実施例を具体的に説明
する。第1図は本発明方法の第1実施例を主な工程ごと
の状態で示すCOD装置の一部の断面図である。
第1図(a)は第1のゲート酸化膜工程を示す。半導体
領域1はシリコン基板ないしその上に成長されたエピタ
キシャル層であり、ふつうこれをp形として正のゲート
電圧下でその表面部内で電子をキャリアとする負の電荷
が蓄積かつ転送されるようにする。この工程では、半導
体領域1の表面を通常の熱酸化法により 400〜60
0人程度の厚みの薄い第1のゲート酸化膜3で覆う。
次の第1図(b)の第1の転送ゲート群の形成工程では
、第1のゲート酸化膜3上に0.3〜0.5−の多結晶
シリコン膜を全面成長させた上でふつうは燐ドープによ
りその比抵抗を下げ、これを例えばドライエツチングす
ることによって、第1の転送ゲート群5をフォトプロセ
スの精度に応じた一定のゲート間隔でパターンニングす
る。
第1図(C)が本発明の特徴である酸化膜付は工程であ
って、酸化膜7を第1のゲート酸化膜3および第1の転
送ゲート5の上を含む全面に熱CVD法やプラズマCV
D法によって例えば0.2−程度の厚みに成長させる。
この際、ゲート5の側面付近の隅部では酸化膜7が図で
78で示すように他の部分よりは若干厚めになる。
続くエツチング工程は、この例では第1図(d)のドラ
イエツチング工程と同図(e)の化学エツチング工程の
2段に別けて行なわれる。同図(d)におけるドライエ
ツチングにはりアクティブイオンエツチング法を利用す
るのがよく、例えば数%程度の酸素を含むぶつ化炭素系
の数Paの圧力の反応ガスの放電プラズマふん囲気内で
図のように第1の転送ゲート5の頂面が露出する程度に
まで酸化膜7を除去する。これにより、第1の転送ゲー
ト5の相互間の半導体領域1の上側では図で3bで示す
ように第1のゲート酸化膜がほぼ現れるまで酸化膜7が
除去されるが、前述の隅部の酸化膜7aは第1の転送ゲ
ート5の側面上に残る。
第1図(e)の化学エツチング工程では、ふつうは希ぶ
つ酸液を用いて前工程で残った第1のゲート酸化膜3b
を除去して半導体領域1を露出させる。
この化学エツチングはもちろん等方性で、前述のオーバ
ーエツチングの危険があるが、本発明では第1の転送ゲ
ート5の側面上に隅部の酸化膜7aが残っているので、
ゲートの下側の第1のゲート酸化膜3がエツチングされ
るまでには至らず、隅部の酸化膜7aが除去された後の
ゲート側面下の隅部に図のようにゲート酸化膜のゲート
下からの食み出し部3aが残る。
第1図(f)は第2のゲート酸化膜付は工程で、半導体
領域1と第1の転送ゲート5の表面を例えば通常の熱酸
化法による第2のゲート酸化膜11で覆い、半導体領域
1上で第1のゲート酸化膜の食み出し部3aと連続させ
る。その厚みは半導体領域1の単結晶シリコン上で第1
のデー11化膜3と同じ400〜600人とされるが、
この例では熱酸化膜なので第1の転送ゲート5の多結晶
シリコン上ではその約2倍の800〜1000人程度に
なる。
第1図(g)の工程では第2の転送ゲート群12が作り
込まれる。このため前と同様に多結晶シリコン膜を全面
成長させ、フォトプロセス後の例えばドライエツチング
によって第2の転送ゲート群12を従来と同じく第1の
転送ゲート群5と交互に入り組んだゲート配列で、かつ
相互に一部が重なり合うパターンに形成する。これによ
りCCD装置への転送ゲートの組み込みが完了する。図
には第1と第2の転送領域R1とR2が示されており、
その転送動作は従来のCCD装置と同じである。
第2図はCCD用の転送ゲートを第1図の実施例と同じ
要領で作り込むが、同じ集積回路用チップ内に電界効果
トランジスタをも同時に作り込む実施例を示し、図の左
側にCCD部が、右側に電界効果トランジスタ部がそれ
ぞれ示されている。
なお、電界効果トランジスタはCODの入力部や出力部
に組み込まれる場合もあるが、この実施例ではそれとは
独立にチップ内に組み込まれるものとし、かつp形の半
導体領域1をサブストレートとするnチャネル形である
ものとする。
第2図(a)において、p形の半導体領域1の表面には
電界効果トランジスタを作り込むべき範囲を囲んでLO
GO3膜等の厚いフィールド酸化膜2がまず付けられ、
次に、CCD部に対して第1のゲート酸化膜3が、電界
効果トランジスタ部に対してゲート酸化膜がそれぞれ付
けられる。もちろん、これら両ゲート酸化膜が同じ厚み
でよい場合は同時に付けられる。続いて、CCD部に第
1の転送ゲート群5を組み込むと同時に、電界効果トラ
ンジスタ部にゲート6が組み込まれる。
さらに、フォトレジストからなるマスク膜MによりCC
D部を覆い、電界効果トランジスタ部には窓を開口して
、窓内の半導体領域1の表面に通例のようにゲート6を
マスクの一部に利用しながらイオン注入法によりn形の
この例では低不純物濃度のソース・ドレイン履用に例え
ば燐Pを低い加速電圧で浅く打ぢ込む。
第2図ら)はCCD用の前述の酸化膜付は工程であって
、電界効果トランジスタ部を含むチップの全面が酸化膜
7によって覆われる。
第2図(C)は前述のドライエツチング工程であって、
第1図の場合と同じ要領で酸化膜7をCCD部の第1の
転送ゲート5と電界効果トランジスタ部のゲート6が露
出するまで除去する。この際に前の実施例と同様に、C
CD部の第1の転送ゲート5と電界効果トランジスタ部
のゲート6の側面に隅部の酸化膜7aが残る。
第2図(d)は電界効果トランジスタ部へのイオン注入
工程であり、同様にマスク膜MによりCCD部を覆い電
界効果トランジスタ部に窓を開口した上で、高不純物濃
度のソース・ドレイン雇用に同じn形ではあるが今度は
砒素As等の拡散係数が小な不純物を高加速電圧で深く
イオン注入する。この際、ゲート6と隅部の酸化膜7a
がマスクの一部として利用される。
第2図(e)はイオン注入された不純物の熱拡散工程で
あって、n形不純物としての燐Pと砒素Asを高温下で
拡散させて電界効果トランジスタの低不純物濃度および
高不純物濃度のソース・ドレイン層9および10を半導
体領域1内に作り込む。
この際、低不純物濃度のソース・ドレイン層9はその不
純物としての燐がゲート6をマスクとしてイオン注入さ
れかつその拡散係数が大なので、ゲート6の下側にもぐ
り込むように作り込まれ、高不純物濃度のソース・ドレ
イン層10はその不純物としての砒素がゲート6と隅部
の酸化膜7aとをマスクとしてイオン注入されかつその
拡散係数が小なので、ゲート6の側方に作り込まれる。
よく知られているように、かかる低不純物濃度と高不純
物濃度の二重ソース・ドレイン層を備える電界効果トラ
ンジスタはとくに高耐圧用に適し、このように本発明方
法をうまく利用しながら、この種の高性能電界効果トラ
ンジスタを集積回路装置に作り込むことができる。
第2図(f)は前述の化学エツチング工程であり、電界
効果トランジスタ部をマスク膜Mで覆った状態でCCD
部に化学エツチングを施して、第1の転送ゲート5相互
間の半導体領域1上から第1のゲート酸化膜3を除去す
る。ゲート酸化膜の食み出し部3aが残るのは前述のと
おりである。
第2図(g)は第2のゲート酸化膜付は工程であって、
CCD部では露出された半導体領域1と第1の転送ゲー
ト5の表面上に第2のゲート酸化膜11を前の実施例と
同じく食み出し部3aと連続するように付けるとともに
、電界効果トランジスタ部にもゲート6の上にこれを付
けて、いわゆる層間絶縁膜として利用できるようにする
第2図(ロ)は第2の転送ゲート群の組み込み工程であ
り、CCD部のみに第2の転送ゲート群12が前の実施
例と同様に組み込まれる。
第3図に本発明の異なる実施例を示す。この実施例では
酸化膜付は工程とエツチング工程が前の実施例と異なる
が、図中の第1図と同じ部分には同じ符号が付されてい
る。
第3図(a)は第1のゲート酸化膜付は工程と第1の転
送ゲート形成工程を完了した第1図(ハ)に対応する状
態を示す。ここまでは前の実施例と同じであって、p形
の半導体領域1の表面が第1のゲート酸化膜5で覆われ
、その上に第1の転送ゲート群5が組み込まれる。
二の実施例における第3図ら)の酸化膜付は工程では、
水酸基を含む珪素化合物のスピンコードと焼成によって
酸化膜8が付けられる。これ用の珪素化合物としてはR
BSi(OH)4−  の構造(ただしRはアルキル基
、n=1〜3)をもつシラノールや5i(0■)4の構
造をもつ水酸化珪素を用いることができ、これをメタノ
ール等の溶剤に溶かしたものをスピンコードし、200
″C程度の温度で溶剤を完全に蒸発させた上で900〜
1000°Cの高温で焼成して酸化シリコンからなる0
、1−程度の厚みの酸化膜とすることができ、例えばこ
れを2度繰り返えすことにより 0.2/1mlの厚み
の酸化膜8とする。
この酸化膜8は前の実施例でのCVD法による酸化膜7
はどは緻密でないが、エツチングが容易なので本発明の
実施上はむしろ都合がよい。また、この酸化膜付けにス
ピンコードを利用するので、酸化膜8は半導体領域1上
では厚く、第1の転送ゲート5上では薄く付いて図のよ
うになだらかな表面になり、ゲート側面付近に他部分よ
りも厚い隅部8aが形成される点も好都合である。
第3図(C)はエツチング工程を示す。この実施例では
、酸化膜8のエツチングが容易でかつ厚い隅部8aが形
成されているので、ドライエツチングの併用は不要であ
り、希ぶつ酸を用いる化学エツチングのみにより酸化膜
8を除去することでよい。
この際、前と同様に第1のゲート酸化膜3の食み出し部
3aが残る。
第3図(d)は第2のゲート酸化膜付は工程で、前の実
施例と同じ要領で半導体領域1と第1の転送ゲート群5
上に第2のゲート酸化膜11を食み出し部3aと連続し
て付けることができる。第3図から省かれているが、こ
れ以降は第2の転送ゲート12を第2のゲート酸化膜1
1上に形成することにより第1図(匂の完成状態とすれ
ばよい。
以上説明したいずれの実施例でも、エツチング工程後に
第1のゲート酸化膜3の食み出し部3aが残り、これに
連続して第2のゲート酸化膜11が付けられるので、両
ゲート酸化膜間に従来のような隙間が発生ずることがな
く、電荷の蓄積と転送を円滑かつ確実にすることができ
る。
なお、上述の実施例ではCCD装置が2相制御されるも
のとしたが、制御方式がこれと異なり例えば第3の転送
ゲート群を組み込む必要がある場合にも、実施態様を適
宜に変形させることにより本発明方法をその要旨内で適
用ないし応用することが可能である。
〔発明の効果] 以上の記載のように本発明方法では、半導体領域の表面
を覆う第1のゲート酸化膜上に第1の転送ゲート群を組
み込んだ後に、全面を酸化膜により一旦覆った上でこれ
と第1のゲート酸化膜を半導体領域の表面からエツチン
グで除去するようにしたので、第1の転送ゲートの側面
部にその下側の第1のゲート酸化膜の側方への食み出し
部を残すことができ、これに連続して第2のゲート酸化
膜を付けた上に第2の転送ゲート群を組み込むことによ
り、第1と第2のゲート酸化膜を相互間に隙間なく連続
して形成でき、これによってCCD装置としての電荷蓄
積とその転送動作を円滑かつ確実にすることができる。
また、酸化膜をCVD法により成長させてそのエツチン
グにドライエツチングと化学エツチングとを組み合わせ
る本発明の有利な態様によれば、CCD装置が組み込ま
れる集積回路チップ内に二重ソース・ドレイン層構造を
もつ高性能電界効果トランジスタを本発明方法を利用し
て合理化された工程で組み込むことができる。
さらに、酸化膜を水酸基を含むシリコン化合物のスピン
コードと焼成によって形成し、その下側の第1のゲート
酸化膜とともに化学エツチングする本発明の有利な態様
によれば、ゲート酸化膜中の隙間発生に対する防止効果
を一層向上するとともに、電荷転送ゲートの組み込みに
要する工程を簡単化することができる。
本発明方法により電荷転送ゲートが組み込まれたCCD
装置はその転送領域間の電荷転送上の効率ないし精度が
非常に高<、領域間の電荷の逐次転送を1000回程度
以上繰り返えしても、8ビツトのディジタル化に充分耐
え得るアナログ精度で電荷を転送することができる。
このように、本発明の実施によってCCD方式の固体撮
像素子ないしイメージセンサの精度や信顧性を向上でき
、大量のアナログ信号の正確な記憶や遅延用へのCCD
装置の適用可能範囲を一層拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までが本発明に関し、第1図は本発明
による電荷転送ゲートの組み込み方法の第1の実施例を
工程ごとの状態で示すCCD装置チップの一部拡大断面
図、第2図は第1の実施例を電界効果トランジスタの組
み込みに利用した実施例を主な工程ごとの状態で示す集
積回路装置用チップの要部拡大断面図、第3図は本発明
の第2の実施例を主な工程ごとの状態で示すCCD装置
用チップの一部拡大断面図である。第4図は従来の代表
的な電荷転送ゲートの組み込み方法を示すCCD装置チ
ップの一部拡大断面図である。これらの図において、 1:半導体領域、2:フィールド酸化膜、3:第1のゲ
ート酸化膜、3a:第1のゲート酸化膜の食み出し部、
3b二半導体領域上の第1のゲート酸化膜、4:電界効
果トランジスタ用ゲート酸化膜、5:第1の転送ゲート
群、6:電界効果トランジスタ用ゲート、7 n CV
D法による酸化膜、7a二酸化膜の隅部、8ニスピンコ
ート法による酸化膜、8a二酸化膜の隅部、9:電界効
果トランジスタの低不純物濃度ソース・ドレイン層、1
0:電界効果トランジスタの高不純物濃度ソース・ドレ
イン層、11:第2のゲート酸化膜、12:第2の転送
ゲート群、As:イオン注入される砒素、G:ゲート酸
化膜の隙間、M:マスク膜、P:イオン注入される燐、
R1:第1の転送領域、R1第2の転送領域、Uニオ−
バーエツチングによるアンダーカット、23 く5 () () 叉〕 qノ (h さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電荷を半導体領域の表面に沿って横方向に逐次転送する
    ための第1および第2の転送ゲート群を半導体領域の表
    面上に交互に入り組んだゲート配列で組み込む方法であ
    って、半導体領域の表面を薄い第1のゲート酸化膜で覆
    う工程と、第1のゲート酸化膜上に第1の転送ゲート群
    をそのゲート相互間に間隔を置いて形成する工程と、全
    面を酸化膜により覆う工程と、酸化膜を第1の転送ゲー
    ト群のゲート相互間の半導体領域の表面を露出させるま
    でエッチングする工程と、全面を薄い第2のゲート酸化
    膜により覆う工程と、半導体領域に接する第2のゲート
    酸化膜上を含む各範囲に第2の転送ゲート群を第1の転
    送ゲート群と交互に入り組んだゲート配列で形成する工
    程とを順次経由することを特徴とするCCD装置用電荷
    転送ゲートの組み込み方法。
JP24758189A 1989-09-22 1989-09-22 Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法 Pending JPH03108731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24758189A JPH03108731A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24758189A JPH03108731A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03108731A true JPH03108731A (ja) 1991-05-08

Family

ID=17165634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24758189A Pending JPH03108731A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03108731A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8629023B2 (en) CMOS image sensor having double gate insulator therein and method for manufacturing the same
US5567632A (en) Method for fabricating solid state image sensor device having buried type photodiode
US5385849A (en) Process of fabricating solid-state image pick-up device free from crystal defects in active region
JPH11186377A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH03108731A (ja) Ccd装置用電荷転送ゲートの組み込み方法
JP3162440B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2940034B2 (ja) 電荷転送装置およびその製造方法
KR100311490B1 (ko) 고체촬상소자의제조방법
JPH0368170A (ja) 薄膜半導体素子の製造方法
JPH05182992A (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP2867469B2 (ja) 電荷転送装置及びその製造方法
JP2877656B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP2507066B2 (ja) 電荷転送素子およびその製造方法
JPH0272671A (ja) 不揮発性メモリ装置の製造方法
JP3521921B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0294568A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2526512B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JPH06296008A (ja) 固体撮像素子の製造方法
JPH03181171A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP3176715B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JPH07106543A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JPH0992812A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0346979B2 (ja)
JPH04207075A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JPH0522397B2 (ja)