JPH03108207A - シールド付きフラット電線及びその製造方法 - Google Patents
シールド付きフラット電線及びその製造方法Info
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- JPH03108207A JPH03108207A JP24567489A JP24567489A JPH03108207A JP H03108207 A JPH03108207 A JP H03108207A JP 24567489 A JP24567489 A JP 24567489A JP 24567489 A JP24567489 A JP 24567489A JP H03108207 A JPH03108207 A JP H03108207A
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- Communication Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、シールド付きフラット電線に係わり、特にグ
ランド線とシールドとの接続の信頼性を向上させたシー
ルド付きフラット電線及びその製造方法に関する。
ランド線とシールドとの接続の信頼性を向上させたシー
ルド付きフラット電線及びその製造方法に関する。
「従来の技術」
従来、電子機器のプリント配線板間の配線等には、コン
パクトでフレキシブルなフラット電線か広く使用されて
いるが、近年、放射ノイズ等の問題からシールド付きの
ものの需要が高まっている。
パクトでフレキシブルなフラット電線か広く使用されて
いるが、近年、放射ノイズ等の問題からシールド付きの
ものの需要が高まっている。
このようなフラット電線としては、第5図に示すような
シールドテープ電線lが知られている。
シールドテープ電線lが知られている。
このシールドテープ電線1は、図に示すように、複数の
導体3a、3b、3c、3dを同一平面内で互いに平行
に並べて配置し、これら導体の全体を両面側から絶縁テ
ープ4,4で挟み付けて一体に連結し、さらにこれら絶
縁テープ4,4と導体の全体をシールドテープ5で覆う
ことによりなるものである。
導体3a、3b、3c、3dを同一平面内で互いに平行
に並べて配置し、これら導体の全体を両面側から絶縁テ
ープ4,4で挟み付けて一体に連結し、さらにこれら絶
縁テープ4,4と導体の全体をシールドテープ5で覆う
ことによりなるものである。
そして、シールドテープ電線lは、グランド線となる導
体3bの表面を一方の絶縁テープ4から露出させ、前記
導体3bとシールドテープ5とを接触させることにより
両者の導通が取られているもので、シールドテープ5に
は絶縁性の接着剤がストライプ状に塗布され、これによ
りシールドテープ5が接着されていた。
体3bの表面を一方の絶縁テープ4から露出させ、前記
導体3bとシールドテープ5とを接触させることにより
両者の導通が取られているもので、シールドテープ5に
は絶縁性の接着剤がストライプ状に塗布され、これによ
りシールドテープ5が接着されていた。
「発明が解決しようとする課題」
上記従来のシールドテープ電線1は、以下のような改善
すべき点を有していた。
すべき点を有していた。
すなわち、グランド線となる導体3bとシールドテープ
5とは、シールドテープ5にストライブ状に塗布された
絶縁性の接着剤によって接着され、両者は導体3bの表
面Bにおいて単に金属面どうしが接触しているだけであ
る。また、この接触部分のシールドテープ5は導体3b
を露出させるためにできた凹部Cに落とし込まれるよう
にされていなければならないので、シールドテープ電線
の屈曲等によりシールドテープ5に生じる張力はこの部
分を剥がそうとする方向に働(。このため、特に小さな
曲率で湾曲させられて用いられる場合や、あるいは繰り
返し屈曲して使用される場合には、前記導体3bとシー
ルドテープ5との間の導通が長期間の使用において不安
定となり、シールドテープ5による遮蔽効果が十分に発
揮されないことがあった。
5とは、シールドテープ5にストライブ状に塗布された
絶縁性の接着剤によって接着され、両者は導体3bの表
面Bにおいて単に金属面どうしが接触しているだけであ
る。また、この接触部分のシールドテープ5は導体3b
を露出させるためにできた凹部Cに落とし込まれるよう
にされていなければならないので、シールドテープ電線
の屈曲等によりシールドテープ5に生じる張力はこの部
分を剥がそうとする方向に働(。このため、特に小さな
曲率で湾曲させられて用いられる場合や、あるいは繰り
返し屈曲して使用される場合には、前記導体3bとシー
ルドテープ5との間の導通が長期間の使用において不安
定となり、シールドテープ5による遮蔽効果が十分に発
揮されないことがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであって
、グランド線とシールド層とが信頼性高(接続され、湾
曲した状態で使用しても両者の導通が不安定となること
がないシールド付きフラット電線を提供することを目的
としている。
、グランド線とシールド層とが信頼性高(接続され、湾
曲した状態で使用しても両者の導通が不安定となること
がないシールド付きフラット電線を提供することを目的
としている。
「課題を解決するための手段」
本発明のシールド付きフラット電線は、同一平面内で互
いに平行に並べて配置された複数の導体と、これら導体
の全体を覆う絶縁層と、さらに該絶縁層の表面を覆うシ
ールド層とよりなるシールド付きフラット電線であって
、 グランド線となる前記導体の表面は前記絶縁層から全長
にわたって露出しており、 前記シールド層は前記グランド線となる導体の表面に一
定ピッチで溶接されていることを特徴としている。
いに平行に並べて配置された複数の導体と、これら導体
の全体を覆う絶縁層と、さらに該絶縁層の表面を覆うシ
ールド層とよりなるシールド付きフラット電線であって
、 グランド線となる前記導体の表面は前記絶縁層から全長
にわたって露出しており、 前記シールド層は前記グランド線となる導体の表面に一
定ピッチで溶接されていることを特徴としている。
また、本発明の製造方法は、複数の導体を同一平面内で
互いに平行に並べて配置し、これら導体の全体を絶縁層
で覆い、グランド線となる前記導体の表面を前記絶縁層
から全長にわたって露出させ、さらにこれら絶縁層及び
導体の全体をシールド層で覆った後に、 前記シールド層と前記グランド線となる導体の表面とを
一定ピッチで溶接して本発明のシールド付きフラット電
線を製造するようにしたことを特徴としている。
互いに平行に並べて配置し、これら導体の全体を絶縁層
で覆い、グランド線となる前記導体の表面を前記絶縁層
から全長にわたって露出させ、さらにこれら絶縁層及び
導体の全体をシールド層で覆った後に、 前記シールド層と前記グランド線となる導体の表面とを
一定ピッチで溶接して本発明のシールド付きフラット電
線を製造するようにしたことを特徴としている。
「作用」
本発明のシールド付きフラット電線は、シールド層とグ
ランド線とが長手方向に複数箇所でスポット溶接されて
いるため、両者の金属面どうしが単に接触しているだけ
の従来のシールド付きフラット電線に比べこれらの接続
が強固なものとなっている。
ランド線とが長手方向に複数箇所でスポット溶接されて
いるため、両者の金属面どうしが単に接触しているだけ
の従来のシールド付きフラット電線に比べこれらの接続
が強固なものとなっている。
しかも、このスポット溶接は一定間隔で行われているの
で、この間隔を十分小さなものに設定すれば、全体とし
て略長手方向に均一なものとなり湾曲させられても大き
な応力集中が生じない。また、全スポット溶接部が屈曲
状態で使用されるものでもない。したがって、シールド
層とグランド線との導通が信頼性高く維持される。
で、この間隔を十分小さなものに設定すれば、全体とし
て略長手方向に均一なものとなり湾曲させられても大き
な応力集中が生じない。また、全スポット溶接部が屈曲
状態で使用されるものでもない。したがって、シールド
層とグランド線との導通が信頼性高く維持される。
また、前記スポット溶接は一定間隔で複数筒所行われて
いるので、所定長さに切断して使用する際に、切断する
位置についての制約が無い。
いるので、所定長さに切断して使用する際に、切断する
位置についての制約が無い。
また、本発明のシールド付きフラット電線の製造方法は
、最終段階において為される溶接工程より前・の工程が
従来のシールド付きフラット電線の製造工程と同じであ
るため、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに
、従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本
発明のシールド付きフラット電線が容易に製造できる。
、最終段階において為される溶接工程より前・の工程が
従来のシールド付きフラット電線の製造工程と同じであ
るため、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに
、従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本
発明のシールド付きフラット電線が容易に製造できる。
「実施例」
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図により説明す
る。
る。
第1図は、本発明の一実施例であるシールドテープ電線
10の斜視図である。
10の斜視図である。
ここで、従来のシールドテープ電線1と同じ構成要素に
は同符号を付しその説明は省略する。
は同符号を付しその説明は省略する。
シールドテープ電線10は、第4図に示すシールドテー
プ電線1と同様に、導体3 a、 3 b+ 3
G。
プ電線1と同様に、導体3 a、 3 b+ 3
G。
3dと、絶縁テープ4.4と、シールドテープ5とより
なり、一方の絶縁テープ4においてグランド線となる導
体3bの表面に位置する部分が全長にわたって剥離され
ているものであるが、この導体3bの表面とシールドテ
ープ5とは超音波溶接により一定ピッチPでスポット溶
接され、導体3bの表面には全長にわたってシールドテ
ープ5を構成する金属と導体3bを構成する金属との融
合によりなる複数の溶接部11が形成されており、導体
3bとシールドテープ5との接続が強固なものとなって
いる。
なり、一方の絶縁テープ4においてグランド線となる導
体3bの表面に位置する部分が全長にわたって剥離され
ているものであるが、この導体3bの表面とシールドテ
ープ5とは超音波溶接により一定ピッチPでスポット溶
接され、導体3bの表面には全長にわたってシールドテ
ープ5を構成する金属と導体3bを構成する金属との融
合によりなる複数の溶接部11が形成されており、導体
3bとシールドテープ5との接続が強固なものとなって
いる。
上記構成のシールドテープ電線10は、下記のような手
順で製造することができる。
順で製造することができる。
すなわち、まず、同一平面上に配列した導体3a、3b
、3c、3dを絶縁テープ4.4により挟み付けて熱ロ
ールで圧着した後、絶縁テープ4において導体3bの表
面に位置する部分のみを剥離する。つぎに、金属層に接
着層をストライプ状に積層してなるシールドテープ5を
、接着層を内側にして前記絶縁テープ4と各導体の全体
に巻き付け、熱ロールにより前記接着層を溶融させて圧
着する。そして、シールドテープ5においてグランド線
となる導体3bの表面に位置する部分に超音波振動を印
加させて、前記シールドテープ5の金属層と前記導体3
bの表面とを全長にわたって一定ピッチPでスポット溶
接すればよい。
、3c、3dを絶縁テープ4.4により挟み付けて熱ロ
ールで圧着した後、絶縁テープ4において導体3bの表
面に位置する部分のみを剥離する。つぎに、金属層に接
着層をストライプ状に積層してなるシールドテープ5を
、接着層を内側にして前記絶縁テープ4と各導体の全体
に巻き付け、熱ロールにより前記接着層を溶融させて圧
着する。そして、シールドテープ5においてグランド線
となる導体3bの表面に位置する部分に超音波振動を印
加させて、前記シールドテープ5の金属層と前記導体3
bの表面とを全長にわたって一定ピッチPでスポット溶
接すればよい。
ここで、前記ピッチPは十分小さく設定することが好ま
しい。例えば、シールドテープ電線10が湾曲させられ
て用いられる際の最小曲率半径をRとした場合、前記ピ
ッチPはこのRよりも十分小さく設定することが好まし
い。しかし、必ずしも全スポット溶接部が屈曲状態で使
用されるものでもないので、その使用状況により設定す
ればよい。
しい。例えば、シールドテープ電線10が湾曲させられ
て用いられる際の最小曲率半径をRとした場合、前記ピ
ッチPはこのRよりも十分小さく設定することが好まし
い。しかし、必ずしも全スポット溶接部が屈曲状態で使
用されるものでもないので、その使用状況により設定す
ればよい。
また、ここで、この超音波溶接には、第2図に示すよう
な超音波溶接装置20を使用することができる。この超
音波溶接装置20は、超音波振動発振器12により振動
させられる振動子13と、上部にワーク支持面14aを
有する固定台14と、この固定台14の上方に設けられ
て支持面14aに対向する加工面15aを有し、重り1
6の荷重により下方に付勢されるとともに前記振動子1
3の振動を受けて横方向(水平方向)に振動する工具1
5とよりなるもので、この装置によれば以下のようにし
て容易に前記溶接待うことができる。
な超音波溶接装置20を使用することができる。この超
音波溶接装置20は、超音波振動発振器12により振動
させられる振動子13と、上部にワーク支持面14aを
有する固定台14と、この固定台14の上方に設けられ
て支持面14aに対向する加工面15aを有し、重り1
6の荷重により下方に付勢されるとともに前記振動子1
3の振動を受けて横方向(水平方向)に振動する工具1
5とよりなるもので、この装置によれば以下のようにし
て容易に前記溶接待うことができる。
すなわち、第3図に示すように、シールドテープ5にお
いて導体3bの表面に位置する部分に工具15を当接さ
せ、重り16による荷重を加えてシールドテープ5を導
体3bの表面に押し付けた状態で、発振器12を作動さ
せ工具15を横方向に振動させればよい。
いて導体3bの表面に位置する部分に工具15を当接さ
せ、重り16による荷重を加えてシールドテープ5を導
体3bの表面に押し付けた状態で、発振器12を作動さ
せ工具15を横方向に振動させればよい。
この際、シールドテープ5の金属層と導体3bの表面は
、工具14から印加された超音波振動により下記の二つ
の段階を経て極めて強固に溶接され、接合面積が拡大さ
れた溶接部11が形成される。
、工具14から印加された超音波振動により下記の二つ
の段階を経て極めて強固に溶接され、接合面積が拡大さ
れた溶接部11が形成される。
[第一段階コ
振動による摩擦により接合面がクリーニングされ、接合
面の酸化皮膜や不純物が除去されるとともに平滑化され
凝着核が発生する。なお、この段階で接合面に介在する
シールドテープ5の接着層は除去される。
面の酸化皮膜や不純物が除去されるとともに平滑化され
凝着核が発生する。なお、この段階で接合面に介在する
シールドテープ5の接着層は除去される。
[第二段階]
複雑な塑性流動が起こり接合面積が拡大する。
本実施例のシールドテープ電線lOは、以下のような特
長を有する。
長を有する。
すなわち、シールドテープ5とグランド線とが、グラン
ド線の表面に全長にわたって一定ビッチPで複数形成さ
れた溶接部11によって電気的に接続されているのであ
って、この溶接部はシールドテープ5を構成する金属と
グランド線を構成する金属の塑性流動をともなう融合に
より形成されている。このため、両者の金属面どうしが
単に接触しているだけの従来のシールドテープ電線に比
べこれらの接続が格段に強固なものとなっている。
ド線の表面に全長にわたって一定ビッチPで複数形成さ
れた溶接部11によって電気的に接続されているのであ
って、この溶接部はシールドテープ5を構成する金属と
グランド線を構成する金属の塑性流動をともなう融合に
より形成されている。このため、両者の金属面どうしが
単に接触しているだけの従来のシールドテープ電線に比
べこれらの接続が格段に強固なものとなっている。
しかも、このスポット溶接は十分小さな間隔Pで行われ
ているので、全体として略長手方向に均一なものとなっ
ており湾曲させられても大きな応力集中が生じない。し
たがって、湾曲させられてもシールドテープ5の剥離が
生じ難く、シールド効果を十分に発揮することができる
シールドテープ電線となっている。
ているので、全体として略長手方向に均一なものとなっ
ており湾曲させられても大きな応力集中が生じない。し
たがって、湾曲させられてもシールドテープ5の剥離が
生じ難く、シールド効果を十分に発揮することができる
シールドテープ電線となっている。
また、このシールドテープ電線10は、前記溶接部11
が十分小さな間隔Pで複数形成されているので、所定長
さに切断して使用する際に、切断する位置についての制
約が少なく、切断が容易であるという特長を有する。
が十分小さな間隔Pで複数形成されているので、所定長
さに切断して使用する際に、切断する位置についての制
約が少なく、切断が容易であるという特長を有する。
また、本実施例の場合、シールドテープ5と導体3°b
との溶接は超音波振動を利用した溶接により行っており
、その接合部におけるシールドテープ5を構成する金属
層以外の層は溶接の初期段階で除去されるので、シール
ドテープ5を構成する金属層以外の層を接合部において
除去するために剥離工程等を行う必要がないという効果
がある。
との溶接は超音波振動を利用した溶接により行っており
、その接合部におけるシールドテープ5を構成する金属
層以外の層は溶接の初期段階で除去されるので、シール
ドテープ5を構成する金属層以外の層を接合部において
除去するために剥離工程等を行う必要がないという効果
がある。
すなわち、上記実施例の場合はシールドテープ5の接着
層を剥離する必要がないのであり、また、シールドテー
プが金属層に絶縁層を被覆してなるものであっても前記
剥離等を行う必要がなく上記シールドテープ電線10と
同様の特長を有するシールドテープ電線が得られる。
層を剥離する必要がないのであり、また、シールドテー
プが金属層に絶縁層を被覆してなるものであっても前記
剥離等を行う必要がなく上記シールドテープ電線10と
同様の特長を有するシールドテープ電線が得られる。
なお、シールドテープ5と導体3bとのスポット溶接は
、シールドテープ5において隣合う溶接部11の間に張
力が発生しないように、シールドテープ5に張力が加わ
らない状態で行う必要があり、さらには、積極的に弛ま
せた状態で行うことが好ましい。このようにすれば、シ
ールドテープ電線10が湾曲させられても、シールドテ
ープ5において隣合う溶接部l10″!間に大きな張力
が発生し難いので、湾曲によりこの溶接がさらに剥がれ
難くなり、さらに耐屈曲性が良くなる。
、シールドテープ5において隣合う溶接部11の間に張
力が発生しないように、シールドテープ5に張力が加わ
らない状態で行う必要があり、さらには、積極的に弛ま
せた状態で行うことが好ましい。このようにすれば、シ
ールドテープ電線10が湾曲させられても、シールドテ
ープ5において隣合う溶接部l10″!間に大きな張力
が発生し難いので、湾曲によりこの溶接がさらに剥がれ
難くなり、さらに耐屈曲性が良くなる。
また、上記実施例は、グランド線となる導体3bの片面
のみを絶縁テープ4から露出させたちのであるが、これ
に限らず、例えば第4図に示すシールドテープ電線30
のように、導体3bの両面とも露出させてもよい。この
場合、シールドテープ5が少なくとも接合部において金
属層のみからなるものであれば、導体3bの溶接部31
は電流による発熱を利用したスポット溶接により両面側
に形成されたものでもよい。
のみを絶縁テープ4から露出させたちのであるが、これ
に限らず、例えば第4図に示すシールドテープ電線30
のように、導体3bの両面とも露出させてもよい。この
場合、シールドテープ5が少なくとも接合部において金
属層のみからなるものであれば、導体3bの溶接部31
は電流による発熱を利用したスポット溶接により両面側
に形成されたものでもよい。
また、上記実施例は、本発明を、絶縁テープを張り合わ
せて製作したフラット電線(すなわち、テープ電線)に
適用したものであるが、これに限るものでなく、押し出
し被覆によりなるフラット電線であってもよい。
せて製作したフラット電線(すなわち、テープ電線)に
適用したものであるが、これに限るものでなく、押し出
し被覆によりなるフラット電線であってもよい。
「発明の効果」
本発明のシールド付きフラット電線は、シールド層とグ
ランド線との導通が金属の融合からなる溶接部を介して
行われ、湾曲させられて用いられてもシールド層とグラ
ンド線との接続が信頼性高く維持されるので、フラット
電線本来の特長である可撓性を損なうことなく放射ノイ
ズに対して安定した遮蔽性能を発揮することができると
いう効果を有する。
ランド線との導通が金属の融合からなる溶接部を介して
行われ、湾曲させられて用いられてもシールド層とグラ
ンド線との接続が信頼性高く維持されるので、フラット
電線本来の特長である可撓性を損なうことなく放射ノイ
ズに対して安定した遮蔽性能を発揮することができると
いう効果を有する。
また、本発明のシールド付きフラット電線の製造方法に
よれば、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに
、従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本
発明のシールド付き7−7ツト電線が容易に製造できる
という効果を有する。
よれば、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに
、従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本
発明のシールド付き7−7ツト電線が容易に製造できる
という効果を有する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図であって、
第1図はシールド付きフラット電線の斜視図、第2図は
超音波溶接装置を示す図、第3図は超音波溶接工程を説
明するための図であってシールド付きフラット電線の断
面図と工具とを示す図である。 また、第4図は本発明の変形実施例を示す図で。 あって、シールド付きフラット電線の斜視図である。 また、第5図は従来のシールド付きフラット電線の断面
図である。 3a、 3b、 3c、 3d・・・・・・導体(3b
・・・・・・グランド線)4・・・・・・絶縁層(絶縁
テープ)、5・・・・・・/−ルド層(シールドテープ
)、10.30・・・・・・シールド付きフラット電線
(シールドテープ電線)。
第1図はシールド付きフラット電線の斜視図、第2図は
超音波溶接装置を示す図、第3図は超音波溶接工程を説
明するための図であってシールド付きフラット電線の断
面図と工具とを示す図である。 また、第4図は本発明の変形実施例を示す図で。 あって、シールド付きフラット電線の斜視図である。 また、第5図は従来のシールド付きフラット電線の断面
図である。 3a、 3b、 3c、 3d・・・・・・導体(3b
・・・・・・グランド線)4・・・・・・絶縁層(絶縁
テープ)、5・・・・・・/−ルド層(シールドテープ
)、10.30・・・・・・シールド付きフラット電線
(シールドテープ電線)。
Claims (2)
- (1)同一平面内で互いに平行に並べて配置された複数
の導体と、これら導体の全体を覆う絶縁層と、さらに該
絶縁層の表面を覆うシールド層とよりなるシールド付き
フラット電線であって、 グランド線となる前記導体の表面は前記絶縁層から全長
にわたって露出しており、 前記シールド層は前記グランド線となる導体の表面に一
定ピッチで溶接されていることを特徴とするシールド付
きフラット電線。 - (2)複数の導体を同一平面内で互いに平行に並べて配
置し、これら導体の全体を絶縁層で覆い、グランド線と
なる前記導体の表面を前記絶縁層から全長にわたって露
出させ、さらにこれら絶縁層及び導体の全体をシールド
層で覆った後に、 前記シールド層と前記グランド線となる導体の表面とを
一定ピッチで溶接するようにしたことを特徴とする請求
項1記載のシールド付きフラット電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24567489A JPH03108207A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | シールド付きフラット電線及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24567489A JPH03108207A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | シールド付きフラット電線及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108207A true JPH03108207A (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17137127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24567489A Pending JPH03108207A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | シールド付きフラット電線及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03108207A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5455383A (en) * | 1993-01-26 | 1995-10-03 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Shield flat cable |
JP2002163935A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Yazaki Corp | 平型シールドハーネス及び平型シールドハーネスの製造方法 |
JP2002222614A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-08-09 | Yazaki Corp | 平型シールドハーネス及び平型シールドハーネスの製造方法 |
JP2002343156A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-29 | Yazaki Corp | シールドハーネスの組立方法 |
JP2005093178A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Hitachi Cable Ltd | 耐屈曲性シールド被覆フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法 |
WO2008149613A1 (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Techno Core Co., Ltd. | 信号伝送用ケーブル |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414813A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-19 | Fujikura Ltd | Manufacture of shielded tape electric wire |
JPS6445008A (en) * | 1987-08-13 | 1989-02-17 | Fujikura Ltd | Tape wire equipped with shield |
JPS6448311A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-22 | Fujikura Ltd | Shielded tape wire |
-
1989
- 1989-09-21 JP JP24567489A patent/JPH03108207A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4517612B2 (ja) * | 2003-09-16 | 2010-08-04 | 日立電線株式会社 | 耐屈曲性シールド被覆フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法 |
WO2008149613A1 (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Techno Core Co., Ltd. | 信号伝送用ケーブル |
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