JPH03112014A - シールド付きフラット電線及びその製造方法 - Google Patents

シールド付きフラット電線及びその製造方法

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JPH03112014A
JPH03112014A JP25015489A JP25015489A JPH03112014A JP H03112014 A JPH03112014 A JP H03112014A JP 25015489 A JP25015489 A JP 25015489A JP 25015489 A JP25015489 A JP 25015489A JP H03112014 A JPH03112014 A JP H03112014A
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JP
Japan
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conductor
tape
electric wire
shield
conductors
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JP25015489A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Sawada
広隆 沢田
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、シールド付きフラット電線に係わり、特にグ
ランド線とシールドとの接続の信頼性を向上させたシー
ルド付きフラット電線及びその製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、電子機器のプリント配線板間の配線等には、コン
パクトでフレキシブルなフラット電線が広く使用されて
いるが、近年、放射ノイズ等の問題からシールド付きの
ものの需要が高まっている。
このようなフラット電線としては、第4図、第5図にそ
れぞれ示すようなシールドテープ電線l。
2が知られている。これらシールドテープ電線1゜2は
、図に示すように、複数の導体3a、3b3c、3dを
同一平面内で互いに平行に並べて配置し、これら導体の
全体を両面側から絶縁テープ4.4で挟み付けて一体に
連結し、さらにこれら絶縁テープ4,4と導体の全体を
シールドテープ5で覆うことによりなるものである。
そして、これらの中で、シールドテープ電線1は、グラ
ンド線となる導体3bの表面を一方の絶縁テープ4から
露出させ、前記導体3bとシールドテープ5とを接触さ
せることにより両者の導通が取られているもので、/−
ルドテープ5には絶縁性の接着剤がストライプ状に塗布
され、これによりシールドテープ5が接着されていた。
一方、シールドテープ電線2は、第6図に示すように、
前記導体3bとシールドテープ5とを長手方向に間隔を
置いた位置Aにおいてスポット溶1妾したものである。
「発明が解決しようとする課題」 上記従来のシールドテープ電線は、以下のような改善す
べき点を有していた。
まず、シールドテープ電線1は、グランド線となる導体
3bとシールドテープ5とが、シールドテープ5にスト
ライブ状に塗布された絶縁性の接着剤によって接着され
、両者は導体3bの表面Bにおいて単に金属面接触して
いるだけである。また、この接触部分のシールドテープ
5は導体3bを露出させるためにできた凹部Cに落とし
込まれるようにされていなければならないので、シール
ドテープ電線の屈曲等によりシールドテープ5に生じる
張力はこの部分を剥がそうとする方向に働く。このため
、特に小さな曲率で湾曲させられて用いられる場合や繰
り返し屈曲して使用される場合には、前記導体3bとシ
ールドテープ5との間の導通が長期間の使用において不
安定となり、シールドテープ5による遮蔽効果が十分に
発揮されないことがあった。
また、シールドテープ電線2は、−り記問題を改善する
目的で前述のようにスポット溶接を施したものであるが
、湾曲した状態で用いられた場合には、スポット溶接を
施した部分Aに応力が集中し前記導体3bとシールドテ
ープ5との接合が剥がれ、やはりそれらの導通が不安定
になることがあった。さらに、スポット溶接により前記
導体3bが局部的にダメージを受けるため、やはり湾曲
した状態で用いられるとその部分へで前記導体3bとシ
ールドテープ5とか剥がれ易く、また、導体3bが折損
することがあった。すなわち、フレキシブルに使用でき
るというテープ電線本来の特長が問題なく発揮できない
という欠点を有していた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであって
、グランド線とシールドとの接続が信頼性高くなされた
ものであって、湾曲した状態で使用しても応力集中によ
るグランド線とシールドとの剥がれや導体の折損等が生
じないシールド付きフラット電線及びその製造方法を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段」 本発明のシールド付きフラット電線は、同一平面内で互
いに平行に並べて配置された複数の導体と、これら導体
の全体を覆う絶縁層と、さらに該絶縁層の表面を覆うシ
ールド層とよりなるシールド付きフラット電線であって
、 グランド線となる前記導体の表面は前記絶縁層から全長
にわたって露出しており、 前記シールド層は前記グランド線となる導体の表面に全
長にわたってシーム溶接されていることを特徴としてい
る。
また、本発明の製造方法は、複数の導体を同一平面内で
互いに平行に並べて配置し、これら導体の全体を絶縁層
で覆い、グランド線となる前記導体の表面を前記絶縁層
から全長にわたって露出させ、さらにこれら絶縁層及び
導体の全体をシールド層で覆った後に、 前記シールド層と前記グランド線となる導体の表面トラ
シーム溶接して本発明のシールド付キフラット電線を製
造するようにしたことを特徴としている。
1作用」 本発明のシールド付きフラット電線は、シールド層とグ
ランド線とが長手方向に全長にわたってシーム溶接され
ているため、両者が接しているだけの従来のシールド付
きフラット電線に比べこれらの接続が強固なものとなっ
ているとともに、接続状態を長手方向に均一なものとす
ることができるので、湾曲させられても応力集中が起き
ず両者の剥離が生じ難い。
また、本発明のシールド付きフラット電線の製造方法は
、最終段階において為される溶接工程より前の工程が従
来のシールド付きフラット電線の製造工程と同じである
ため、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに、
従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本発
明のシールド付きフラット電線が容易に製造できる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図により説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例であるシールドテープ電線
10の斜視図である。
ここで、従来のシールドテープ電線1,2と同じ構成要
素には同符号を付しその説明は省略する。
シールドテープ電線IOは、第4図に示すシールドテー
プ電線1と同様に、導体3a、3b、3c、3dと、絶
縁テープ4,4と、シールドテープ5とよりなり、一方
の絶縁テープ4においてグランド線となる導体3bの表
面に位置する部分が全長にわたって剥離されているもの
であるが、この導体3bの表面とシールドテープ5とは
超音波溶接により連続的にシーム溶接され、導体3bの
表面には長手方向に全長にわたってシールドテープ5を
構成する金属と導体3bを構成する金属との融合により
なる溶接部11が形成されており、導体3bとシールド
テープ5との接続が強固なものとなっている。
上記構成のシールドテープ電線1oは、下記のような手
順で製造することができる。
すなわち、まず、同一平面上に配列した導体3a、3b
、3c、3dを絶縁テープ4,4により挟み付けて熱ロ
ールで圧着した後、絶縁テープ4において導体3bの表
面に位置する部分のみを剥離する。つぎに、金属層に接
着層をストライプ状に積層してなるシールドテープ5を
、接着層を内側にして前記絶縁テープ4と各導体の全体
に巻き付け、熱ロールにより前記接着層を溶融させて圧
着する。そして、シールドテープ5においてグランド線
となる導体3bの表面に位置する部分に超音波振動を印
加させて、前記シールドテープ5の金属層と前記導体3
bの表面とを全長にわたって超音波シーム溶接すればよ
い。
ここで、この超音波溶接には、第2図に示すような超音
波溶接装置20を使用することができる。
この超音波溶接装置20は、超音波振動発振器12によ
り振動させられる振動子13と、上部にワーク支持面1
4aを有する固定台14と、この固定台14の上方に設
けられて支持面14aに対向する加工面15aを有し、
重り16の荷重により下方に付勢されるとともに前記振
動子13の振動を受けて横方向(水平方向)に振動する
工具15とよりなるもので、この装置によれば以下のよ
うにして容易に前記溶接部うことができる。
すなわち、第3図に示すように、シールドテープ5にお
いて導体3bの表面に位置する部分に工具15を当接さ
せ、重り16による荷重を加えてシールドテープ5を導
体3bの表面に押し付けるとともに、発振器12を作動
させ工具15を横方向に振動させながら、シールドテー
プ5の長手方向(第3図において紙面に直行する方向)
における工具15の当接位置を相対的に一定速度で変化
させればよい。
この際、シールドテープ5の金属層と導体3bの表面は
、工具14から印加された超音波振動により下記の二つ
の段階を経て極めて強固に溶接され、接合面積が拡大さ
れた長手方向に均一な溶接部11が形成される。
[第一段階] 振動による摩擦により接合面がクリーニングされ、接合
面の酸化皮膜や不純物が除去されるとともに平滑化され
凝着核が発生する。なお、この段階で接合面に介在する
シールドテープ5の接着層は除去される。
[第二段階] 複雑な塑性流動が起こり接合面積が拡大する。
本実施例のシールドテープ電線10は、以下のような特
長を有する。
すなわち、シールドテープ5とグランド線とが、グラン
ド線の表面に全長にわたって形成された溶接部11によ
って電気的に接続されているのであって、この溶接部は
シールドテープ5を構成する金属とグランド線を構成す
る金属の塑性流動をともなう融合により長平方向に均一
に形成されている。このため、両者が接触しているだけ
の従来のシールドテープ電線に比べこれらの接続が格段
に強固なものとなっているとともに、湾曲させられても
応力集中が起きずシールドテープ5の剥離や導体の折損
が生じ難い。また一方、絶縁テープ4とシールドテープ
5とは、シールドテープ5の接着層を介して接着されて
いる。
したがって、シールドテープ10全体が長平方向に均一
に接着されていて、しかもシールドテープ5とグランド
線(導体3b)とが信頼性高く接続されたものとなり、
全体として耐屈曲特性が良(、しかもシールド効果を十
分に発揮することができるシールドテープ電線となって
いる。
また、上記実施例は、本発明を、絶縁テープを張り合わ
せて製作したフラット電線(すなわち、テープ電線)に
適用したものであるが、これに限るものでなく、押し出
し被覆によりなるフラット電線であってもよい。
「発明の効果」 本発明のシールド付きフラット電線は、湾曲させられて
用いられてもシールド層とグランド線との接続が信頼性
高く維持され、しかも導体の折損が生じ難いので、フラ
ット電線本来の特長である可撓性を損なうことなく放射
ノイズに対して安定した遮蔽性能を発揮することができ
るという効果を有する。
また、本発明のシールド付きフラット電線の製造方法に
よれば、従来の製造設備がそのまま使用できるとともに
、従来のシールド付きフラット電線を半完成品として本
発明のシールド付きフラット電線が容易に製造できると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図であって、
第1図はシールド付きフラットS線の斜視図、第2図は
超音波溶接装置を示す図、第3図は超音波溶接工程を説
明するための図であってシールド付きフラット電線の断
面図と工具とを示す図である。 また、第4図〜第6図は従来のシールド付きフラット電
線を示す図であって、第4図、第5図はそれぞれシール
ド付きフラット電線の断面図、第6図は第5図の■−■
断面図である。 3a、 3b、 3c、 3d・・・・・・導体(3b
・・・・・・グランド線)4・・・・・・絶縁層(絶縁
テープ)、5・・・・・・シールド層(シールドテープ
)、10・・・・・・シールド付きフラット電線(シー
ルドテープ電線)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一平面内で互いに平行に並べて配置された複数
    の導体と、これら導体の全体を覆う絶縁層と、さらに該
    絶縁層の表面を覆うシールド層とよりなるシールド付き
    フラット電線であって、 グランド線となる前記導体の表面は前記絶縁層から全長
    にわたって露出しており、 前記シールド層は前記グランド線となる導体の表面に全
    長にわたってシーム溶接されていることを特徴とするシ
    ールド付きフラット電線。
  2. (2)複数の導体を同一平面内で互いに平行に並べて配
    置し、これら導体の全体を絶縁層で覆い、グランド線と
    なる前記導体の表面を前記絶縁層から全長にわたって露
    出させ、さらにこれら絶縁層及び導体の全体をシールド
    層で覆った後に、 前記シールド層と前記グランド線となる導体の表面とを
    シーム溶接するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のシールド付きフラット電線の製造方法。
JP25015489A 1989-09-26 1989-09-26 シールド付きフラット電線及びその製造方法 Pending JPH03112014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5455383A (en) * 1993-01-26 1995-10-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Shield flat cable
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