JPH0310779B2 - - Google Patents
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- JPH0310779B2 JPH0310779B2 JP57119743A JP11974382A JPH0310779B2 JP H0310779 B2 JPH0310779 B2 JP H0310779B2 JP 57119743 A JP57119743 A JP 57119743A JP 11974382 A JP11974382 A JP 11974382A JP H0310779 B2 JPH0310779 B2 JP H0310779B2
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は金属製の屋根板を横葺きした屋根に関
するものである。
するものである。
従来、前記のような屋根として、実開昭56−
155028号公報に示されているように、母屋材上に
敷設した断熱性の下層材上に、両側に段部を設け
た複数の金属製垂木を所定間隔で支持させ、これ
らの垂木を前記母屋材に固定し、前記垂木の段部
間に下地材を敷設し、前記下層材と下地材との間
に断熱空気層を形成し、前記垂木および下地材上
に金属製の屋根板を横葺きしたものが知られてい
る。
155028号公報に示されているように、母屋材上に
敷設した断熱性の下層材上に、両側に段部を設け
た複数の金属製垂木を所定間隔で支持させ、これ
らの垂木を前記母屋材に固定し、前記垂木の段部
間に下地材を敷設し、前記下層材と下地材との間
に断熱空気層を形成し、前記垂木および下地材上
に金属製の屋根板を横葺きしたものが知られてい
る。
また、実開昭54−114424号公報に示されている
ように、下地材上に直角三角形が連続した上面形
状のバツクアツプ材を設けたものが知られてい
る。
ように、下地材上に直角三角形が連続した上面形
状のバツクアツプ材を設けたものが知られてい
る。
前述した従来の屋根は、下層材上に垂木を位置
決めして敷設し、下層材上に垂木を位置決めして
支持固定し、さらに垂木の段部間に下地材を敷設
しているので、下層材と下地材とを2回に分けて
敷設する必要があるなど、作業性がよくない。ま
た、下地材と金属製の屋根板との間に隙間ができ
るため、暴風雨時などに充分な防音性が得られな
い。そこで、実開昭54−114424号公報に示すよう
な下地材上にバツクアツプ材を設けたものを用い
ることにより、金属製の屋根板の面板部をバツク
アツプ材に沿わせて防音性を向上させることがで
きるが、屋根の構築現場での作業性の向上には役
立たないという問題点があつた。
決めして敷設し、下層材上に垂木を位置決めして
支持固定し、さらに垂木の段部間に下地材を敷設
しているので、下層材と下地材とを2回に分けて
敷設する必要があるなど、作業性がよくない。ま
た、下地材と金属製の屋根板との間に隙間ができ
るため、暴風雨時などに充分な防音性が得られな
い。そこで、実開昭54−114424号公報に示すよう
な下地材上にバツクアツプ材を設けたものを用い
ることにより、金属製の屋根板の面板部をバツク
アツプ材に沿わせて防音性を向上させることがで
きるが、屋根の構築現場での作業性の向上には役
立たないという問題点があつた。
本発明は、前述した問題点を解決して、暴風雨
時などの防音性がよいものを、構築現場で作業性
よく得られ、また下層材および下地材を母屋材上
に確実に固定できる屋根を提供することを目的と
するものである。
時などの防音性がよいものを、構築現場で作業性
よく得られ、また下層材および下地材を母屋材上
に確実に固定できる屋根を提供することを目的と
するものである。
本発明の屋根は、母屋材と、断熱性がある材質
の下層材上に複数の下地材を横方向に並設し、こ
れらの下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前記
下層材の両側縁部に前記下地材の横方向外側に前
記垂木設置用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支
持部を形成し、前記下地材上に断熱性および防音
性があり、かつ軒側が高い直角三角形状の断面に
した複数のバツクアツプ材を縦方向に並設し、下
地材の両側縁部に前記バツクアツプ材の横方向外
側に突出するフランジ支持部を形成し、前記下層
材、下地材およびバツクアツプ材を一体化した下
地板部材と、前記垂木設置用間隔とほぼ一致する
幅の底板の両側に前記下地材の厚さとほぼ一致す
る高さの側板を起立させ、これらの側板の上縁か
らフランジを横方向外側に突出させた金属製垂木
と、面板部の棟側、軒側に棟側係止部、軒側係止
部を形成した屋根板とを備え、 前記母屋材上に複数の前記下地板部材を横、縦
方向に前記下層材を密接させて敷設し、前記垂木
設置用間隔および横方向に隣接する下地板部材の
2つの垂木支持部に前記垂木を嵌め、これらの垂
木のフランジを横方向に隣接する前記下地材のフ
ランジ支持部上に支持させて、垂木を前記母屋材
に固定し、前記バツクアツプ材上に前記屋根板の
面板部をそれぞれ沿わせ、縦方向に隣接する屋根
板の棟側、軒側係止部を係合してこれらの屋根板
を横葺きしたものである。
の下層材上に複数の下地材を横方向に並設し、こ
れらの下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前記
下層材の両側縁部に前記下地材の横方向外側に前
記垂木設置用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支
持部を形成し、前記下地材上に断熱性および防音
性があり、かつ軒側が高い直角三角形状の断面に
した複数のバツクアツプ材を縦方向に並設し、下
地材の両側縁部に前記バツクアツプ材の横方向外
側に突出するフランジ支持部を形成し、前記下層
材、下地材およびバツクアツプ材を一体化した下
地板部材と、前記垂木設置用間隔とほぼ一致する
幅の底板の両側に前記下地材の厚さとほぼ一致す
る高さの側板を起立させ、これらの側板の上縁か
らフランジを横方向外側に突出させた金属製垂木
と、面板部の棟側、軒側に棟側係止部、軒側係止
部を形成した屋根板とを備え、 前記母屋材上に複数の前記下地板部材を横、縦
方向に前記下層材を密接させて敷設し、前記垂木
設置用間隔および横方向に隣接する下地板部材の
2つの垂木支持部に前記垂木を嵌め、これらの垂
木のフランジを横方向に隣接する前記下地材のフ
ランジ支持部上に支持させて、垂木を前記母屋材
に固定し、前記バツクアツプ材上に前記屋根板の
面板部をそれぞれ沿わせ、縦方向に隣接する屋根
板の棟側、軒側係止部を係合してこれらの屋根板
を横葺きしたものである。
本発明による屋根は、下層材、下地材およびバ
ツクアツプ材の3者を一体化した下地板部材を用
いているので、屋根の構築現場では、下層材を
縦、横両方向に密接させて、多数の下地板部材を
母屋材上に敷設することにより、下層材、下地材
およびバツクアツプ材の3者を1回で敷設でき
る。また、本発明は、下層材上に並設した複数の
下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前記下層材
の両側縁部に下地材の横方向外側に前記垂木設置
用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支持部を形成
したことにより、下地材の幅を垂木の間隔と予め
一致させておけば、垂木設置用間隔および隣接す
る下地板部材の2つの垂木支持部に垂木を嵌める
ことで、垂木を作業性よく下層材上に位置決めし
て設置できる。さらに、下地材の両側縁部にバツ
クアツプ材の横方向外側に突出するフランジ支持
部を設け、垂木のフランジを横方向に隣接するフ
ラジ支持部上に支持させて、垂木を母屋材に固定
したので、下層材と下地板とを母屋材に確実に固
定でき、とくに横方向に隣接する下地板部材の対
向側縁部を母屋材に確実に固定できる。そして、
金属製の屋根板の面板部をバツクアツプ材に密接
させて治せることができ、暴風時などの防音性も
よい。
ツクアツプ材の3者を一体化した下地板部材を用
いているので、屋根の構築現場では、下層材を
縦、横両方向に密接させて、多数の下地板部材を
母屋材上に敷設することにより、下層材、下地材
およびバツクアツプ材の3者を1回で敷設でき
る。また、本発明は、下層材上に並設した複数の
下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前記下層材
の両側縁部に下地材の横方向外側に前記垂木設置
用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支持部を形成
したことにより、下地材の幅を垂木の間隔と予め
一致させておけば、垂木設置用間隔および隣接す
る下地板部材の2つの垂木支持部に垂木を嵌める
ことで、垂木を作業性よく下層材上に位置決めし
て設置できる。さらに、下地材の両側縁部にバツ
クアツプ材の横方向外側に突出するフランジ支持
部を設け、垂木のフランジを横方向に隣接するフ
ラジ支持部上に支持させて、垂木を母屋材に固定
したので、下層材と下地板とを母屋材に確実に固
定でき、とくに横方向に隣接する下地板部材の対
向側縁部を母屋材に確実に固定できる。そして、
金属製の屋根板の面板部をバツクアツプ材に密接
させて治せることができ、暴風時などの防音性も
よい。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図、第2図において、1は平面長方形状の
木毛板、センチユリボード(商標名)などからな
る下地材、2はポリスチロールなどの発泡材から
なるバツクアツプ材であり、バツクアツプ材2は
下地材1の上面に接着剤によつて長手方向に複数
が縦(軒棟)方向に並べて固着され、バツクアツ
プ材2間には屋根板接合部用間隔3が形成され、
下地材1の一端部に前記接合部用間隔3の幅と等
しい幅で一端のバツクアツプ材2から縦方向外側
に突出した屋根板接合部用支持部3aが形成され
ている。下地材1の両側縁部にはバツクアツプ材
2の横方向外側に突出するフランジ支持部3bが
形成されている。前記バツクアツプ材2はそれぞ
れ下地材1の長手方向に沿う断面が直角三角形状
に形成されている。下地材1とバツクアツプ材2
と後述する下層材とで下地板部材が構成されてい
る。第3図に示すように、下層材17は断熱性の
材質からなり、この下層材17上に2つの下地材
1が横方向に並設され、これらの下地材1間に垂
木設置用間隔16が形成され、下層材17の両側
縁部に垂木支持部15が垂木設置用間隔16の幅
の1/2幅で形成されている。そして、下層材17、
下地材1およびバツクアツプ材2が一体化されて
下地板部材21が構成されている。
木毛板、センチユリボード(商標名)などからな
る下地材、2はポリスチロールなどの発泡材から
なるバツクアツプ材であり、バツクアツプ材2は
下地材1の上面に接着剤によつて長手方向に複数
が縦(軒棟)方向に並べて固着され、バツクアツ
プ材2間には屋根板接合部用間隔3が形成され、
下地材1の一端部に前記接合部用間隔3の幅と等
しい幅で一端のバツクアツプ材2から縦方向外側
に突出した屋根板接合部用支持部3aが形成され
ている。下地材1の両側縁部にはバツクアツプ材
2の横方向外側に突出するフランジ支持部3bが
形成されている。前記バツクアツプ材2はそれぞ
れ下地材1の長手方向に沿う断面が直角三角形状
に形成されている。下地材1とバツクアツプ材2
と後述する下層材とで下地板部材が構成されてい
る。第3図に示すように、下層材17は断熱性の
材質からなり、この下層材17上に2つの下地材
1が横方向に並設され、これらの下地材1間に垂
木設置用間隔16が形成され、下層材17の両側
縁部に垂木支持部15が垂木設置用間隔16の幅
の1/2幅で形成されている。そして、下層材17、
下地材1およびバツクアツプ材2が一体化されて
下地板部材21が構成されている。
また、19は金属製垂木であり、この垂木19
は底板19aの両側に前記下地材1の厚さとほぼ
一致する高さの側板19bが起立され、これらの
側板19bの上縁から前記フランジ支持部3bと
ほぼ一致する幅のフランジ19cが横方向外側に
直角に突設された断面〓形に構成されている。
は底板19aの両側に前記下地材1の厚さとほぼ
一致する高さの側板19bが起立され、これらの
側板19bの上縁から前記フランジ支持部3bと
ほぼ一致する幅のフランジ19cが横方向外側に
直角に突設された断面〓形に構成されている。
そして、第3図、第4図に示すように、母屋材
5上に、下層材17を横、縦方向に密接させて、
多数の下地板部材21が敷設される。前記垂木設
置用間隔16および横方向に隣接する下地板部材
21の2つの垂木支持部17に前記垂木19が嵌
められ、垂木19の底板19aが下層材17上に
支持されると共に、垂木19のフランジ19cが
下地材1のフランジ支持部3b上に支持されて、
垂木19が図示省略した適宜の固定具によつて母
屋5に固定される。さらに、金属板を曲げ成形し
てバツクアツプ材2の幅寸法および形状とほぼ対
応する幅寸法および断面形状の面板部10aを設
けた屋根板10は、縦(軒棟)方向に並ぶバツク
アツプ材2に対し1枚ずつ用いられ、バツクアツ
プ材2上に面板部10aの内面を密接させて沿わ
せ、複数の下地板部材21上にこれらの長手方向
と直交するように屋根板10を渡しかけて、これ
らが横葺きされる。すなわち、バツクアツプ材2
間に設けた屋根板接合部用間隔3および一端のバ
ツクアツプ材2から縦方向外側に突出した屋根板
接合部用支持部3aで、縦方向に隣接する屋根板
10,10の棟側、軒側係合部10b,10cを
係合させて屋根板10,10が接合されると共
に、これらの接合部で屋根板が適宜の手段により
垂木19に固定される。
5上に、下層材17を横、縦方向に密接させて、
多数の下地板部材21が敷設される。前記垂木設
置用間隔16および横方向に隣接する下地板部材
21の2つの垂木支持部17に前記垂木19が嵌
められ、垂木19の底板19aが下層材17上に
支持されると共に、垂木19のフランジ19cが
下地材1のフランジ支持部3b上に支持されて、
垂木19が図示省略した適宜の固定具によつて母
屋5に固定される。さらに、金属板を曲げ成形し
てバツクアツプ材2の幅寸法および形状とほぼ対
応する幅寸法および断面形状の面板部10aを設
けた屋根板10は、縦(軒棟)方向に並ぶバツク
アツプ材2に対し1枚ずつ用いられ、バツクアツ
プ材2上に面板部10aの内面を密接させて沿わ
せ、複数の下地板部材21上にこれらの長手方向
と直交するように屋根板10を渡しかけて、これ
らが横葺きされる。すなわち、バツクアツプ材2
間に設けた屋根板接合部用間隔3および一端のバ
ツクアツプ材2から縦方向外側に突出した屋根板
接合部用支持部3aで、縦方向に隣接する屋根板
10,10の棟側、軒側係合部10b,10cを
係合させて屋根板10,10が接合されると共
に、これらの接合部で屋根板が適宜の手段により
垂木19に固定される。
なお、屋根の軒先および棟部の処理は従来公知
の屋根と同様に施工するものとする。第4図中、
11は軒先唐草である。
の屋根と同様に施工するものとする。第4図中、
11は軒先唐草である。
また、本発明は、第5図、第6図に示すよう
に、下地材1上に縦方向に連続させて断面直角三
角形状の発泡体からなるバツクアツプ材13を固
定し、これらから突出するフランジ支持部14を
下地材1の両側縁部に設け、前記下地材1を第3
図に示すように下層材上に固定した下地板部材を
用いてもよい。
に、下地材1上に縦方向に連続させて断面直角三
角形状の発泡体からなるバツクアツプ材13を固
定し、これらから突出するフランジ支持部14を
下地材1の両側縁部に設け、前記下地材1を第3
図に示すように下層材上に固定した下地板部材を
用いてもよい。
以上説明したように、本発明の屋根は、母屋材
と、断熱性がある材質の下層材上に複数の下地材
を横方向に並設し、これらの下地材間に垂木設置
用間隔を形成し、前記下層材の両側縁部に前記下
地材の横方向外側に前記垂木設置用間隔の幅の1/
2幅で突出する垂木支持部を形成し、前記下地材
上に断熱性および防音性があり、かつ軒側が高い
直角三角形状の断面にした複数のバツクアツプ材
を縦方向に並設し、下地材の両側縁部に前記バツ
クアツプ材の横方向外側に突出するフランジ支持
部を形成し、前記下層材、下地材およびバツクア
ツプ材を一体化した下地板部材と、前記垂木設置
用間隔とほぼ一致する幅の底板の両側に前記下地
材の厚さとほぼ一致する高さの側板を起立させ、
これらの側板の上縁からフランジを横方向外側に
突出させた金属製垂木と、面板部の棟側、軒側に
棟側係止部、軒側係止部を形成した屋根板とを備
え、 前記母屋材上に複数の前記下地板部材を横、縦
方向に前記下層材を密接させて敷設し、前記垂木
設置用間隔および横方向に隣接する下地板部材の
2つの垂木支持部に前記垂木を嵌め、これらの垂
木のフランジを横方向に隣接する前記下地材のフ
ランジ支持部上に支持させて、垂木を前記母屋材
に固定し、前記バツクアツプ材上に前記屋根板の
面板部をそれぞれ沿わせ、縦方向に隣接する屋根
板の棟側、軒側係止部を係合してこれらの屋根板
を横葺きしたので、次の効果が得られる。
と、断熱性がある材質の下層材上に複数の下地材
を横方向に並設し、これらの下地材間に垂木設置
用間隔を形成し、前記下層材の両側縁部に前記下
地材の横方向外側に前記垂木設置用間隔の幅の1/
2幅で突出する垂木支持部を形成し、前記下地材
上に断熱性および防音性があり、かつ軒側が高い
直角三角形状の断面にした複数のバツクアツプ材
を縦方向に並設し、下地材の両側縁部に前記バツ
クアツプ材の横方向外側に突出するフランジ支持
部を形成し、前記下層材、下地材およびバツクア
ツプ材を一体化した下地板部材と、前記垂木設置
用間隔とほぼ一致する幅の底板の両側に前記下地
材の厚さとほぼ一致する高さの側板を起立させ、
これらの側板の上縁からフランジを横方向外側に
突出させた金属製垂木と、面板部の棟側、軒側に
棟側係止部、軒側係止部を形成した屋根板とを備
え、 前記母屋材上に複数の前記下地板部材を横、縦
方向に前記下層材を密接させて敷設し、前記垂木
設置用間隔および横方向に隣接する下地板部材の
2つの垂木支持部に前記垂木を嵌め、これらの垂
木のフランジを横方向に隣接する前記下地材のフ
ランジ支持部上に支持させて、垂木を前記母屋材
に固定し、前記バツクアツプ材上に前記屋根板の
面板部をそれぞれ沿わせ、縦方向に隣接する屋根
板の棟側、軒側係止部を係合してこれらの屋根板
を横葺きしたので、次の効果が得られる。
すなわち、本発明による屋根は、下層材、下地
材およびバツクアツプ材の3者を一体化した下地
板部材を用いているので、屋根の構築現場では、
下層材を縦、横両方向に密接させて、多数の下地
板部材を母屋材上に敷設することにより、下層
材、下地材およびバツクアツプ材の3者を1回で
敷設できる。また、本発明は、下層材上に並設し
た複数の下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前
記下層材の両側縁部に下地材の横方向外側に前記
垂木設置用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支持
部を形成したことにより、下地材の幅を垂木の間
隔と予め一致させておけば、垂木設置用間隔およ
び隣接する下地板部材の2つの垂木支持部に垂木
を嵌めることで、垂木を作業性よく下層材上に位
置決めして設置できる。したがつて、屋根の構築
現場での作業性がよい屋根が得られる。さらに、
下地材の両側縁部にバツクアツプ材の横方向外側
に突出するフランジ支持部を設け、垂木のフラン
ジを横方向に隣接するフランジ支持部上に支持さ
せて、垂木を母屋材に固定したので、下層材と下
地板とを母屋材に確実に固定でき、とくに横方向
に隣接する下地板部材の対向側縁部を母屋材に確
実に固定できる。そして、金属製の屋根板の面板
部をバツクアツプ材に密接させて治せることがで
き、暴風時などの防音性もよい。
材およびバツクアツプ材の3者を一体化した下地
板部材を用いているので、屋根の構築現場では、
下層材を縦、横両方向に密接させて、多数の下地
板部材を母屋材上に敷設することにより、下層
材、下地材およびバツクアツプ材の3者を1回で
敷設できる。また、本発明は、下層材上に並設し
た複数の下地材間に垂木設置用間隔を形成し、前
記下層材の両側縁部に下地材の横方向外側に前記
垂木設置用間隔の幅の1/2幅で突出する垂木支持
部を形成したことにより、下地材の幅を垂木の間
隔と予め一致させておけば、垂木設置用間隔およ
び隣接する下地板部材の2つの垂木支持部に垂木
を嵌めることで、垂木を作業性よく下層材上に位
置決めして設置できる。したがつて、屋根の構築
現場での作業性がよい屋根が得られる。さらに、
下地材の両側縁部にバツクアツプ材の横方向外側
に突出するフランジ支持部を設け、垂木のフラン
ジを横方向に隣接するフランジ支持部上に支持さ
せて、垂木を母屋材に固定したので、下層材と下
地板とを母屋材に確実に固定でき、とくに横方向
に隣接する下地板部材の対向側縁部を母屋材に確
実に固定できる。そして、金属製の屋根板の面板
部をバツクアツプ材に密接させて治せることがで
き、暴風時などの防音性もよい。
第1図は本発明による屋根の一実施例に用いる
下地材およびバツクアツプ材の側面図、第2図は
同平面図、第3図は本発明の一実施例で下地板部
材を敷設し垂木を取り付けた状態の断面正面図、
第4図は前記実施例で完成した屋根の要部の断面
側面図、第5図は本発明に用いる下地材およびバ
ツクアツプ材の他の実施例を示す側面図、第6図
は同平面図である。 1……下地材、2……バツクアツプ材、3……
屋根板接合部用間隔、3a……屋根板接合部用支
持部、3b……フランジ支持部、5……母屋材、
10……屋根板、10a……面板部、10b,1
0c……棟側、軒側係止部、13……バツクアツ
プ材、15……垂木支持部、16……垂木設置用
間隔、17……下層材、19……金属製垂木、1
9a……底板、19b……側板、19c……フラ
ンジ、21……下地板部材。
下地材およびバツクアツプ材の側面図、第2図は
同平面図、第3図は本発明の一実施例で下地板部
材を敷設し垂木を取り付けた状態の断面正面図、
第4図は前記実施例で完成した屋根の要部の断面
側面図、第5図は本発明に用いる下地材およびバ
ツクアツプ材の他の実施例を示す側面図、第6図
は同平面図である。 1……下地材、2……バツクアツプ材、3……
屋根板接合部用間隔、3a……屋根板接合部用支
持部、3b……フランジ支持部、5……母屋材、
10……屋根板、10a……面板部、10b,1
0c……棟側、軒側係止部、13……バツクアツ
プ材、15……垂木支持部、16……垂木設置用
間隔、17……下層材、19……金属製垂木、1
9a……底板、19b……側板、19c……フラ
ンジ、21……下地板部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 母屋材と、断熱性がある材質の下層材上に複
数の下地材を横方向に並設し、これらの下地材間
に垂木設置用間隔を形成し、前記下層材の両側縁
部に前記下地材の横方向外側に前記垂木設置用間
隔の幅の1/2幅で突出する垂木支持部を形成し、
前記下地材上に断熱性および防音性があり、かつ
軒側が高い直角三角形状の断面にした複数のバツ
クアツプ材を縦方向に並設し、下地材の両側縁部
に前記バツクアツプ材の横方向外側に突出するフ
ランジ支持部を形成し、前記下層材、下地材およ
びバツクアツプ材を一体化した下地板部材と、前
記垂木設置用間隔とほぼ一致する幅の底板の両側
に前記下地材の厚さとほぼ一致する高さの側板を
起立させ、これらの側板の上縁からフランジを横
方向外側に突出させた金属製垂木と、面板部の棟
側、軒側に棟側係止部、軒側係止部を形成した屋
根板とを備え、 前記母屋材上に複数の前記下地板部材を横、縦
方向に前記下層材を密接させて敷設し、前記垂木
設置用間隔および横方向に隣接する下地板部材の
2つの垂木支持部に前記垂木を嵌め、これらの垂
木のフランジを横方向に隣接する前記下地材のフ
ランジ支持部上に支持させて、垂木を前記母屋材
に固定し、前記バツクアツプ材上に前記屋根板の
面板部をそれぞれ沿わせ、縦方向に隣接する屋根
板の棟側、軒側係止部を係合してこれらの屋根板
を横葺きしたことを特徴とする屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11974382A JPS5910662A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11974382A JPS5910662A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5910662A JPS5910662A (ja) | 1984-01-20 |
JPH0310779B2 true JPH0310779B2 (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=14769031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11974382A Granted JPS5910662A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910662A (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122101Y2 (ja) * | 1978-01-31 | 1986-07-02 | ||
JPS5838815Y2 (ja) * | 1978-11-07 | 1983-09-02 | 元旦 船木 | 建築物又は構築物の面構造 |
JPS56129433U (ja) * | 1980-03-04 | 1981-10-01 | ||
JPS6316732Y2 (ja) * | 1980-04-22 | 1988-05-12 |
-
1982
- 1982-07-12 JP JP11974382A patent/JPS5910662A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5910662A (ja) | 1984-01-20 |
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