JPH03107609A - 傾斜面位置決め式半割型軸受 - Google Patents
傾斜面位置決め式半割型軸受Info
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- JPH03107609A JPH03107609A JP24287489A JP24287489A JPH03107609A JP H03107609 A JPH03107609 A JP H03107609A JP 24287489 A JP24287489 A JP 24287489A JP 24287489 A JP24287489 A JP 24287489A JP H03107609 A JPH03107609 A JP H03107609A
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- bearing
- bearing cap
- bearing body
- inclined surfaces
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims abstract description 8
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、半割型軸受に関し、特にエンジンのコネクテ
ィングロッドにおける大端部に用いて好適の傾斜面位置
決め大半割型軸受に関する。
ィングロッドにおける大端部に用いて好適の傾斜面位置
決め大半割型軸受に関する。
[従来の技術]
従来、エンジンにおけるコネクティングロッド大端部の
半割型軸受では、第2〜4図に示すように、軸受本体で
あるロッド側端部1に、締付固定用ボルト2がボルト穴
1aに圧入される締まりばめ状態で植設されている。
半割型軸受では、第2〜4図に示すように、軸受本体で
あるロッド側端部1に、締付固定用ボルト2がボルト穴
1aに圧入される締まりばめ状態で植設されている。
そして、ボルト2は、軸受キャップ3のボルト穴3aに
遊挿され、下方からナツト4で締め付けられており、軸
受キャップ3は、ナツト4と軸受本体1とにより挟持固
定される。
遊挿され、下方からナツト4で締め付けられており、軸
受キャップ3は、ナツト4と軸受本体1とにより挟持固
定される。
さらに、この挟持固定の後、大端穴5の仕上げ加工が行
なわれて、大端穴5は、ロッド側端部1と軸受キャップ
3との2つの異なる部材で形成されながら、連続的な周
縁をそなえた状態で滑らかに設けられる。
なわれて、大端穴5は、ロッド側端部1と軸受キャップ
3との2つの異なる部材で形成されながら、連続的な周
縁をそなえた状態で滑らかに設けられる。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、このような従来の半割側軸受では、軸受キャ
ップ3をナツト4により締め付は固定し、大端穴5の仕
上げ加工を行なった後、−旦分解して、軸受メタル6a
、6bを介装する状態で軸7に組み付ける。
ップ3をナツト4により締め付は固定し、大端穴5の仕
上げ加工を行なった後、−旦分解して、軸受メタル6a
、6bを介装する状態で軸7に組み付ける。
このとき、ボルト2は軸受キャップ3のボルト穴3aに
遊挿されているため、軸受キャップ3は最初の組付状態
に対して、横方向(軸の半径方向)ずれた状態で組み付
けられる可能性があり、このときには大端穴5はロッド
側端部1から軸受キャップ3へ至る部分が段状の不連続
な状態になる。
遊挿されているため、軸受キャップ3は最初の組付状態
に対して、横方向(軸の半径方向)ずれた状態で組み付
けられる可能性があり、このときには大端穴5はロッド
側端部1から軸受キャップ3へ至る部分が段状の不連続
な状態になる。
このため、第4図に示すように、軸受メタル6aと軸受
メタル6bとの合わせ面も段状に係合するようになり、
軸受メタル6a、6bの端縁と軸(クランクビン)7と
が金属接触を行ない、油膜切れが生じ、焼き付きが発生
する可能性があるという問題点がある。
メタル6bとの合わせ面も段状に係合するようになり、
軸受メタル6a、6bの端縁と軸(クランクビン)7と
が金属接触を行ない、油膜切れが生じ、焼き付きが発生
する可能性があるという問題点がある。
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので。
コネクティングロッドのロッド側端部(軸受本体)と軸
受キャップとの再組み付は時における位置ずれを防止で
きるようにした、傾斜面位置決め大半割型軸受を提供す
ることを目的とする。
受キャップとの再組み付は時における位置ずれを防止で
きるようにした、傾斜面位置決め大半割型軸受を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
このため、本発明の傾斜面位置決め大半割型軸受は、軸
受本体と、半割型軸受において、軸受本体と、該軸受本
体に固定された軸受キャップとをそなえ、該軸受本体と
該軸受キャップとの固定時における半径方向ずれを回避
すべく、該軸受本体と該軸受キャップとの合わせ面が、
該軸受本体と該軸受キャップとの締付方向に沿う軸心線
に対して傾斜した傾斜面に形成されていることを特徴と
している。
受本体と、半割型軸受において、軸受本体と、該軸受本
体に固定された軸受キャップとをそなえ、該軸受本体と
該軸受キャップとの固定時における半径方向ずれを回避
すべく、該軸受本体と該軸受キャップとの合わせ面が、
該軸受本体と該軸受キャップとの締付方向に沿う軸心線
に対して傾斜した傾斜面に形成されていることを特徴と
している。
[作 用]
上述の本発明の傾斜面位置決め大半割型軸受では、軸受
キャップを軸受本体に組み付ける際において、軸受本体
と軸受キャップとの合わせ面が係合するが、二の合わせ
面が軸受本体と軸受キャップとの締付方向に沿う軸心線
に対して傾斜しているので、軸受本体と軸受キャップと
を締め付けるにしたがって、軸受本体と軸受キャップと
の半径方向の相対位置が調整される。これにより、軸受
本体と軸受キャップとが所定の位置関係で組み付けられ
る。
キャップを軸受本体に組み付ける際において、軸受本体
と軸受キャップとの合わせ面が係合するが、二の合わせ
面が軸受本体と軸受キャップとの締付方向に沿う軸心線
に対して傾斜しているので、軸受本体と軸受キャップと
を締め付けるにしたがって、軸受本体と軸受キャップと
の半径方向の相対位置が調整される。これにより、軸受
本体と軸受キャップとが所定の位置関係で組み付けられ
る。
[実施例]
以下、図面により本発明の一実施例としての傾斜面位置
決め大半割型軸受について説明すると、第1図はその構
造を模式的に示した要部断面図である。
決め大半割型軸受について説明すると、第1図はその構
造を模式的に示した要部断面図である。
第1図に示すように、従来例(第2〜4図参照)と同様
に、ロッド側端部1にボルト2(第1図中には省略され
ている)が植設され、軸受キャップ3のボルト穴3aに
ボルト2が遊挿されて、ナツト4により軸受キャップ3
が締め付は固定されている。
に、ロッド側端部1にボルト2(第1図中には省略され
ている)が植設され、軸受キャップ3のボルト穴3aに
ボルト2が遊挿されて、ナツト4により軸受キャップ3
が締め付は固定されている。
そして、本実施例では、軸受本体1の下端面が。
ボルト穴1aの軸心線に沿う対称軸線Cに対し線対称な
傾斜面8をそなえて形成されている。
傾斜面8をそなえて形成されている。
また、軸受キャップ3には、その上端面が対称軸線C′
に対し線対称な傾斜面9として傾斜面8と密接する同一
傾斜で形成されている。
に対し線対称な傾斜面9として傾斜面8と密接する同一
傾斜で形成されている。
さらに、傾斜面8.9はその係合により密接すると対称
軸線Cと対称軸線C′とが一致して同一の対称軸に対し
線対称な合わせ面となるように相互に案内する案内面と
して構成されてし)る。
軸線Cと対称軸線C′とが一致して同一の対称軸に対し
線対称な合わせ面となるように相互に案内する案内面と
して構成されてし)る。
本発明の傾斜面位置決め大半割型軸受は上述のように構
成されているので、大端穴5の仕上げ前において、軸受
キャップ3は、第1図に示すように、ボルト2とナツト
4により締め付けられる。
成されているので、大端穴5の仕上げ前において、軸受
キャップ3は、第1図に示すように、ボルト2とナツト
4により締め付けられる。
この時、トルクレンチによって左右のボルト2及びナツ
ト4を一定のトルクで均等に締め付けて、一定の締付力
F1が発生するように軸受キャップ3の軸受本体1への
固定を行なう。これによって、軸受キャップ3の傾斜面
9とロッド側端部1の傾斜面8との間に作用する面方向
の力X工l x2も均等に作用して、両頭斜面8,9が
横方向(軸7の半径方向)に一定の位置で密接するよう
になって、傾斜面8の対称軸線Cと傾斜面9の対称軸線
C′とが同軸状態になるように位置決めされる。
ト4を一定のトルクで均等に締め付けて、一定の締付力
F1が発生するように軸受キャップ3の軸受本体1への
固定を行なう。これによって、軸受キャップ3の傾斜面
9とロッド側端部1の傾斜面8との間に作用する面方向
の力X工l x2も均等に作用して、両頭斜面8,9が
横方向(軸7の半径方向)に一定の位置で密接するよう
になって、傾斜面8の対称軸線Cと傾斜面9の対称軸線
C′とが同軸状態になるように位置決めされる。
そして、この状態で、大端穴5の仕上げ加工が行なわれ
る。
る。
さらに、−旦分解して、軸(クランクビン)7への組付
時には、軸受メタル6a、6b (第4図参照)が軸7
を包囲するように配設されて、軸受キャップ3が下方か
ら、そのボルト穴3aにボルト2を遊挿するようにして
組み付けられる。
時には、軸受メタル6a、6b (第4図参照)が軸7
を包囲するように配設されて、軸受キャップ3が下方か
ら、そのボルト穴3aにボルト2を遊挿するようにして
組み付けられる。
この後、ナツト4をボルト2に螺合させて締め付けるが
、この時、上述と同様に、トルクレンチによって左右の
ボルト2及びナツト4を均等で一定の締付力F1で締め
付けて、軸受キャップ3の軸受本体1への固定を行なう
。
、この時、上述と同様に、トルクレンチによって左右の
ボルト2及びナツト4を均等で一定の締付力F1で締め
付けて、軸受キャップ3の軸受本体1への固定を行なう
。
これにより、軸受キャップ3の傾斜面9がロッド側端部
1の傾斜面8に案内されて、最終的に傾斜面8.9が相
互に一定の位置で密接した状態となり、傾斜面8の対称
軸線Cと傾斜面9の対称軸線C′とが一致するようにな
る。
1の傾斜面8に案内されて、最終的に傾斜面8.9が相
互に一定の位置で密接した状態となり、傾斜面8の対称
軸線Cと傾斜面9の対称軸線C′とが一致するようにな
る。
この結果、ロッド側端部1と軸受キャップ3とは最初の
大端穴5の仕上げ時と同一の位置関係で組み立てられる
ことになり、大端穴5は連続したなめらかな周縁を持つ
状態で組み立てられる。
大端穴5の仕上げ時と同一の位置関係で組み立てられる
ことになり、大端穴5は連続したなめらかな周縁を持つ
状態で組み立てられる。
なお、各傾斜面8,9は、必ずしも左右対称である必要
はなく、傾斜面8,9の形状に応じて応じて左右のボル
ト2及びナツト4の締付力を設定すればよい。
はなく、傾斜面8,9の形状に応じて応じて左右のボル
ト2及びナツト4の締付力を設定すればよい。
また、各傾斜面8,9は、互いに整合する曲面であって
もよい。
もよい。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明の傾斜面位置決め大半割型
軸受によれば、半割型軸受において、軸受本体と、該軸
受本体に固定された軸受キャップとをそなえ、該軸受本
体と該軸受キャップとの固定時における半径方向ずれを
@避すべく、該軸受本体と該軸受キャップとの合わせ面
が、該軸受本体と該軸受キャップとの締付方向に沿う軸
心線に対して傾斜した傾斜面に形成されるというきわめ
て簡素な構成で、軸受本体と軸受キャップとを常に同一
の位置関係で組み立てることができるようになり、位置
関係のずれにより発生する焼き付きを防止できるように
なる利点がある。
軸受によれば、半割型軸受において、軸受本体と、該軸
受本体に固定された軸受キャップとをそなえ、該軸受本
体と該軸受キャップとの固定時における半径方向ずれを
@避すべく、該軸受本体と該軸受キャップとの合わせ面
が、該軸受本体と該軸受キャップとの締付方向に沿う軸
心線に対して傾斜した傾斜面に形成されるというきわめ
て簡素な構成で、軸受本体と軸受キャップとを常に同一
の位置関係で組み立てることができるようになり、位置
関係のずれにより発生する焼き付きを防止できるように
なる利点がある。
第1図は本発明の一実施例としての傾斜面位置決め大半
割型軸受の構造を模式的に示した要部断面図であり、第
2〜4図は従来の半割型軸受を示すもので、第2図はそ
の装備されるコネクティングロッドの模式的正面図、第
3図はその要部を破断して示す正面図、第4図はその軸
周囲部分を示す横断面図である。 1−軸受本体としてのロッド側端部、2−ボルト、3−
軸受キャップ、4−ナツト、5−大端穴。 6a、6b−軸受メタル、7−軸(クランクピン)8.
9−傾斜面。
割型軸受の構造を模式的に示した要部断面図であり、第
2〜4図は従来の半割型軸受を示すもので、第2図はそ
の装備されるコネクティングロッドの模式的正面図、第
3図はその要部を破断して示す正面図、第4図はその軸
周囲部分を示す横断面図である。 1−軸受本体としてのロッド側端部、2−ボルト、3−
軸受キャップ、4−ナツト、5−大端穴。 6a、6b−軸受メタル、7−軸(クランクピン)8.
9−傾斜面。
Claims (1)
- 半割型軸受において、軸受本体と、該軸受本体に固定さ
れた軸受キャップとをそなえ、該軸受本体と該軸受キャ
ップとの固定時における半径方向ずれを回避すべく、該
軸受本体と該軸受キャップとの合わせ面が、該軸受本体
と該軸受キャップとの締付方向に沿う軸心線に対して傾
斜した傾斜面に形成されていることを特徴とする、傾斜
面位置決め式半割型軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24287489A JPH03107609A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 傾斜面位置決め式半割型軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24287489A JPH03107609A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 傾斜面位置決め式半割型軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107609A true JPH03107609A (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17095524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24287489A Pending JPH03107609A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 傾斜面位置決め式半割型軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03107609A (ja) |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP24287489A patent/JPH03107609A/ja active Pending
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