JPH03107496A - 電着画像の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は被着物に単体の文字、図形、模様等の画像のみ
を固定するために電気分解法により、電着でもって薄膜
状電着画像として電着画像のみを形成し、該電着画像に
接着剤を附着させる接着剤付電着画像の製造方法に関す
る。

「従来の技術」 従来、金属板に必要とする画像以外の部分を絶縁被覆し
、電気分解法により非絶縁部に電着して金属薄膜の電着
画像とし、これをフィルムに転写し、更に転写後の電着
画像に接着剤を附着し、そのま＼、または離型紙を接着
剤側に貼り付けておいて使用時はがし該電着画像を該接
着剤でもって被着物に貼着すると共に前記フィルムを電
着画像から剥離して接着固定している。

上記において電着画像にのみ接着剤を附噂させることは
非常に困難であった。

そこで、特公昭６３−１８６７４号公報をこ示される発
明は上記金属板に必要とする画像を除いて画像の近傍の
みを絶縁被覆し、金属板全体に電気分解法による電着を
行い、必要とする画像の薄膜即ち、電着画像及び該画像
周囲の金属板に接着剤が耐着しないためのマスクを形成
し、該金属板に粘着剤のついたフィルムを貼りつけては
がし、該電着画像及びマスクを該フィルムに転写し、該
フィルムに転写されたフィルム上の電着画像に強い接着
剤を例えばスプレーにより吹き付けてその後マスクを除
去し、直接又は−たん離塵紙に貼り付けた後に被着物に
電着画像のみを貼り付は固定しており、これにより、目
的とする画像のみに接着剤を容易に耐着でき、周知の補
助陰極効果によりエツジ効果が少ない電着画像を得てい
る。

「発明が解決しようとする課題」 上記マスクを、必要とする画像と同時に形成する方法で
あると、必要とする画像が文字であるとすると金属板に
占める文字の面積割合はきわめて小さく、これに比較し
てマスクとして形成された電着部分ははるかに大きな割
合であり、接着剤を画像に塗布後、該マスクは捨てるこ
とになる。

このため、電気分解における電力量も多く要求され、マ
スクに形成された電着用金属材料も多量となり、製造原
価が高くなるのである。そしてマスクに用いた電着用金
属材料を回収利用するとしても再利用形態とするのに費
用がか＼るので何れにしても製造原価を高くしてしまう
。

本発明は上記課題を解消し、品質を維持しつつ簡単で安
価な電気分解法による接着剤付の電着画像の製造方法を
提供することを目的とするものである。

「課題を解決するための手段」 本発明の第１の発明は 金属板の必要とする画像及び該画像に近接し該画像を囲
繞する線状の補助陰極部以外部分に絶縁被覆をし、 前記金属板の非絶縁部に電着を行い 前記絶縁部を除去し、 弱い粘着剤を塗布してあるシートの粘着剤の面を金属板
に貼着してはがすことにより画像、補助陰極部の電着部
を金属板より剥離し、補助陰極部に電着した電着部のみ
を前記シートから除去し、 前記画像よりもや＼大きな開口部を備えたマスクをもっ
て前記シート上の画像以外の部分を覆い、 接着剤を画像の電着部に塗布する。

電着画像の製造方法である。

本発明の第２の発明は 画像の電着部に接着剤を塗布した面側に離型紙を貼付け
た第１発明記載の電着画像を製造方法である。

「実施例」 以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。

第１図（Ａ）；（Ｂ）に示すように画像のパターンとし
て電着用フィルム１と接着剤施工用に用いるマスク用フ
ィルム２を写真、印刷等により作成する。図においてＡ
ＢＣＤＥと例示した符号の３は必要とする画＊（以下単
に画像という）。４は画像６０近くで画像３を囲繞する
線状の補助陰極像であり、一つの画像３を囲繞する補助
陰極像４と該画像に隣接する画像６を囲繞する補助陰極
像４は連結部４ａでつながれて一筆書きで、且つ閉じた
図形になっていることが補助陰極像４を用いて作られた
補助陰極に電着した電着部を除去する際の作業性を向上
するために好ましい。補助陰極像４の太さは補助陰極像
４を用いて作られた補助陰極に電着した電着部を除去す
る際にちぎれない限りにおいて細い方が経済的であり、
電着画像に対する過剰電着防止上からも細さが制限され
る。

画像６の両側には画像３から後に形成される薄板の電着
画像を固定する被着物の一定位置に配する電着部を作る
ための取付ガイドマーク像５が印刷又写真で設けられ、
方形のフィルム１の四隅にはマスク用フィルム２を用い
て作られた後述のマスクと位置合せを行うための電着部
を作るための合せガイドマーク像６が設けられている。

マスク用フィルム２には電着用フィルム１に重ね合せた
場合に画像６の周縁に近接して取り囲む画像６よりや＼
大きい透明窓８が設けである。又、マスク用フィルム２
には電着用フィルム１から後工程で作られたシートにマ
スク用フィルム２から後工程で作られたマスクを正確に
重ね合せるため、電着用フィルム１に設けた合せガイド
マーク像６と同位置に合せガイドマーク像９が設けられ
ている。マスク用フィルム２は透明窓８、合せガイドマ
ーク像９の部分以外は黒色不透明である。

先ず、マスク用フィルム２を用いてマスクを製作する方
法をのべると、マスク用フィルム２を用いて写真又は印
刷等により金属板２１番こ透明窓８の位置に絶縁被覆２
２を行い（第２図）、金属板２１に電着を行う（第６図
）と、絶縁被覆２２以外に電着し、該電着部２５奮を金
属板２１からはがすと第４図に示すように透明窓８に対
応して開口部２３及び合せガイドマーク像９に対応して
合せ穴２４が形成されたマスク２５が出来上る。

次に接着剤性の電着画像の製造方法の説明をする。

（１）第５図に示すように電着用フィルム１を用いて写
真又は印刷等により例えばステンレス鋼の金属板１１上
に画像６、補助陰極像４、取付ガイドマーク像５、合せ
ガイドマーク像６を形成し、これら各像３，４，５．６
以外の金属板１１上に絶縁被覆１２を行なう。これによ
り、各像！ｉ、４，５．６は電極となる。

（２）上記一部絶縁被覆１２をした金属板１１の電極に
必要な場合には電着部が離型し易くなるように処理をし
た後、電気分解にて例えばニッケルにて電着処理を行う
と、第６図に示すように金属板１１上には絶縁被覆１２
部以外に層状に電着部１６が形成され、これによって各
像３，４，５．６による電極上には電着画像３宜、電着
補助陰極部４盲、電着取付ガイドマーク５−電着合せガ
イドマーク６Ｉが形成され、残りの部分は絶縁被覆１２
で占められる。

上記電着作用において補助陰極（符号４の部分）が画像
３を囲繞しているため、電着画像３Ｉのエツジ部に過剰
電着が生じない。

（５）第７図に示すように電着後、絶縁被覆１２部を溶
剤等にて除去する。すると金属板１１上には電着用フィ
ルム１に示された各像６゜４３５．６に対応する電着画
像３１１電着補助陰極部４１、電着取付ガイドマーク５
菖、電着合せガイドマーク６１が電着部１６として残る
。

（４）第８図に示すように剥離し易いシート例えば弱い
粘着剤１４を塗付してある透明フィルム１５を前記した
各電着部１°に貼り付け、該透明フィルム１５をはがす
と各電着部１６は金属板１１から剥離する。これによっ
て透明フィルム１５には電着画像３＋１電着補助陰極部
４菖、電着取付ガイドマーク５奮、電着合せガイドマー
ク６Ｉが担持される。

（５）第９図に示すように透明フィルム１５上から電着
補助陰極部４Ｉのみをはがして取る。該部分はつながっ
ているので簡単にとることができる。

（６）第１０図に示すようにマスク２５の片面にシリコ
ン等の離型剤２６を施し、合せ穴２４を透明フィルム１
５上の電着合せガイドマーク６Ｉと一致させて、マスク
２５を粘着剤付透明フィルム１５と重ね合せる０ （７）第１１図のように接着剤１７を電着画像３曹のみ
に塗布する。この際、電着画像３Ｉ外に接着剤１７を塗
布しても、上記電着画像６Ｉ以外の範囲外はマスク２５
で覆われており、透明フィルム１５に接着剤が耐着する
ことが防止される。

（８）第１２図に示すようにマスク２５を透明フィルム
１５から離す。

第１２図に示すものは被着物に未だ固定していない製品
を示している。製品は粘着剤１４付の透明フィルム１５
上に該粘着剤１４でもって剥離可能に固定した電着画像
６１、電着取付ガイドマーク５Ｉ及び電着合せガイドマ
ーク６１を設けたものである。被着物へは電着取付ガイ
ドマーク５瞥を用いて位置を合せ乍ら接着剤１７側の面
を当てがい、押圧し、次にフィルム１５をはがすと被着
物上には画像乙に対応する電着部１３即ち電着画像６１
が接着により固定される。電着取付ガイドマーク５１１
電着合せガイドマーク６１は接着剤１７がついていない
から透明フィルム１５上に残る。尚、直ちに用いない場
合は第１３図に示すように接着剤１７に離型紙１８を貼
り付けておいて使用時、該離型紙１８をはがして用いる
。

第１２図、第１３図の平面図を第１４図に示す。製品で
は透明フィルム１５上に粘着剤１４でもって接着剤１７
付の電着画像３＋、電着取付ガイドマーク５冨、電着合
せガイドマーク６Ｉが担持されている。

〔発明の効果〕

本発明は以上のとおりにして接着開封の電着画像の製造
方法としたため、電着部で捨てる主たるものは補助陰極
に電着した金属であるがこの部分は金属板或は透明フィ
ルムの全面積に比較してわずかであり、電着に用いる金
属が著しく少くてすみ、電着における消費電力が小さく
、電気分解を行う時間が短かく経済的である。尚、使用
されるマスクはくり返し使用されるものであるため、上
記経済性を阻害することはない。

【図面の簡単な説明】

第１図囚は電着用フィルムの平面図、第１図（Ｂ）はマ
スク用フィルムの平面図、第２図、第３図はマスクの製
造方法を示す縦断面図、第４図はマスクの平面図、第５
図乃至第１３図は接着剤付電着画像の製造工程を示す縦
断面図、第１４図は第１２図、第１３図の平面図である
。 １ｏＯ電着用フィルム　２Ｇ＋＋マスク用フイルム　３
・・画像　６！・・電着画像　４・・補助陰極像　４盲
・・電着補助陰極部　４ａ・・連結部　５・・取付ガイ
ドマーク像　５１・・電着取付ガイドマーク　６・・合
せガイドマーク像８・・透明窓　９・・合せガイドマー
ク像　１１・・金属板　１２・・絶縁被覆　１３・・電
着部　１４・・粘着剤　１５・・透明フィルム１７・・
接着剤　１８・・離型紙　２１・・金属板　２２・・絶
縁被覆　２６・・開口部　２４・合せ穴 Ｏマスク ５Ｉ・ ・電着部 ・離型剤。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（１）金属板の必要とする画像及び該画像に近接し
   該画像を囲繞する線状の補助陰極部以外部分に絶縁被覆
   をし、（２）前記金属板の非絶縁部に電着を行い（３）
   前記絶縁部を除去し（４）弱い粘着剤を塗布してあるシ
   ートの粘着剤の面を金属板に貼着してはがすことにより
   画像、補助陰極部の電着部を金属板より剥離し（５）補
   助陰極部に電着した電着部のみを前記シートから除去し
   （６）前記画像よりもやゝ大きな開口部を備えたマスク
   をもつて前記シート上の画像以外の部分を覆い（７）接
   着剤を画像の電着部に塗布する電着画像の製造方法。 ２、画像の電着部に接着剤を塗布した面側に離型紙を貼
   付けた請求項１記載の電着画像の製造方法。