JPH03104193A - プリント板収納シエルフの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 通信機器等を構成する場合、内部にプリント板を収容す
るための箱型のシェルフに関し、軽量で部品点数が少な
く、しかも低コストで製作でき、意匠性の点でも優れた
シェルフを提供することを目的とし、 外面が格子状面となっている左右一対の垂直方向の側板
と、各側板の前端領域において該側板の上縁同士並びに
下縁同士を連結する一対の水平方向の前部格子状架橋部
と、各側板の後部領域において該側板の上縁同士及び下
縁同士を連結する一対の水平方向の後部格子状架橋部と
によって中空の箱型形状が形威されるように、樹脂材料
によって一体成形されたシェルフ本体と；前記シェルフ
本体の中空内部の底面と天面に固定された、プリント板
挿入用のガイドレールを具えた上下の壁板と；前記一対
の後部格子状架橋部の位置で前記両側板に固定されたバ
ックボードとによって構威される。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、通信機器等を構成する場合、内部にプリント
板を収容するための箱型のシェルフに関する。

〔従来の技術〕

通信機器においては、第６図に示すように、複数個のユ
ニットケーシングＸを積み重ねて一つのロッカーＹを構
成し、オフィスの床上に設置されることが多い。この場
合、個々のユニットケーシングが軽量で、部品点数が少
ないこと、最下段に置かれた場合にも上に積み重ねられ
た荷重に耐える強度を有すること、地震等の際の横揺れ
によって変形しない剛性を有すること、更に、外観的に
意匠性に優れていること等が要求される。

従来のユニットケーシングの構造の一例を第４図に示す
。これによると、プリント板２を互いに平行に縦方向に
並列して保持するためのシェルフ１と、該シェルフ１を
収容するためのハウジング１０とからなり、両者はそれ
ぞれ独立した筐体構造をなしている。

即ち、シェルフ１は、左右の側板３，４とガイドレール
５ａ，６ａを具えた上下の壁板５．６からなり、側板３
．４は壁板５，６の端部に固定されている。プリント板
２はシェルフ１の後部に取付けられたバックボード７に
コネクタを介して接続される。左右の側板３，４の外側
面には、取付け金具８，９が固着されている。

一方、ハウジング１０は、第５図に示すように、側板１
１．１２と、前面カバー１３と、後面カバー１４と、前
記側板１１．１２の前後端の内側に固定される取付け金
具１５．１６と、これに取付けられる前後の上下部桟部
材１０．２０とによって構威され、前面並びに後面カバ
ー１３．１４はそれぞれ前後の取付け金具１５．１６に
ねじ止めされて一体化される。

シェルフ１は、シェルフ１の取付け金具８．９をハウジ
ングｌＯのシェルフ取付け金具２１，２２にねじ止めす
ることにより、ハウジング１０の内部に固定される。

なお、これらの各部品は鉄板等の板金又は鋼材によって
作製されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このシェルフ１は板金製のために重く、取り扱いが不便
な上、多段に重ねられた場合には下方のものが変形する
恐れがあり、且つ部品点数が多くて組み立てに手数がか
かる上、意匠の面でも制約があった。

本発明は、このような従来技術の問題点を解消し、軽量
で部品点数が少なく、しかも低コストで製作でき、意匠
性の点でも優れたシェルフを提供することを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

この目的は、外面が格子状面となっている左右一対の垂
直方向の側板と、各側板の前端領域において該側板の上
縁同士並びに下縁同士を連結する一対の水平方向の前部
格子状架橋部と、各側板の後部領域において該側板の上
縁同士及び下縁同士を連結する一対の水平方向の後部格
子状架橋部とによって中空の箱型形状が形成されるよう
に、樹脂材料によって一体戊形されたシェルフ本体と；
前記シェルフ本体の中空内部の底面と天面に固定された
、プリント板挿入用のガイドレールを具えた上下の壁板
と；前記一対の後部格子状架橋部の位置で前記両側板に
固定されたバックボードとによって構成されたプリント
板収納シェルフの構造によって達或される。

このシェルフは、前記側板の周囲に化粧カバーを、又前
後の端面に前後カバーを取付けられてユニットケーシン
グを構成する。

これらのカバー類の内面、及びシェルフ本体の前端部に
は電磁シールド処理が施されることが好ましい。

〔作　用〕

シェルフ本体は樹脂によって作られているので、板金製
の従来品に比して軽量となる。しかし、その強度は、適
宜個所に設けられた格子状の補強構造によって充分な剛
性を保っている。又、シェルフ本体は一体戊形で作られ
ているので、組み立てが不必要となり、製造コストを低
減することが可能となる。

以下、図面に示す好適実施例によって、本発明を更に詳
細に説明する。

〔実施例〕

第１図〜第３図に示すように、本発明のシェルフは、中
空の箱型のシェルフ本体２５と、これの底面と天面とに
固定される壁板３４　（第１図には底面側のもののみが
示されている）と、後面に取付けられるバックボード４
０の三つの部分からなっている。そしてその両側面には
、ハウジングを構成する化粧カバー３７が取付けられ、
又、前後面には前後カバー３５．３６が取付けられて、
前述のユニットケーシングとして完戒する。

シェルフ本体２５は、変戒ポリブチレンテレフタレー｝
　（ＰＢＴ）等の樹脂材料の一体戒形によって製造され
ている。この戒形は上下前後左右に分割してスライド可
能な公知の割り型を用いて行われる。

シェルフ本体２５は、左右一対の側板３０を有する。こ
の側板３０は、その基面から直角方向に一定の高さを有
する垂直．水平並びに斜めの桟３１ａからなる格子状面
３１を外面の全面に具え、その結果、側板３０の外面は
ハニカム状を呈している。この桟３１ａにより、側板３
０はその厚さに比して全ての方向に対する大きな剛性を
有するように補強されている。

このシェルフ本体２５の前部領域には、両側板３０の上
縁同士及び下縁同士を結合する所定巾の一対の格子状架
橋部３２が設けられている。この架橋部３２も上述の格
子状面３１と同じように、桟３２ａによって補強されて
おり、その外面はハニカム構造となっている。同じよう
な別の一対の格子状架橋部３３が、シェルフ本体２５の
後部領域に設けられ、これらの側板３０と格子状架橋部
３２．３３との結合によって、シェルフ本体２５の箱型
形状が保持されている。

壁板３４は、このシェルフ本体２５とは別個に、板金又
は樹脂材料等によって作られ、その表面にはプリント板
を挿入するための平行な多数のガイドレール３４ａが形
成されている。そして、シェルフ本体２５の内部からそ
の天面と底面に自らの弾性を利用したスナップフィット
等の手段３４ｂによって嵌め込まれて固定される。

プリント板に接続するナこめの複数のコネクタ４ｌを並
列したバックボード４０は、シェルフ本体２５の後部の
格子状架橋部３３の後端面にねじ止め等によって固定さ
れ、シェルフ本体２５の剛性を高めるのに寄与している
。このバックボード４０と両側板３０とで囲まれた空間
は、後述するように後カバー３６を取付けた場合に、ケ
ーブル配線用のスペースとして利用される。

このようにして組み立てられたシェルフの外装として、
両側板３０の外面に化粧カバー３７を取付け、前後面に
それぞれ前後カバー３５．３６を取付けてハウジングと
なし、全体としてユニットケーシングＸを構成する。こ
れら各カバーの内面には導電製塗料が塗布され、電磁シ
ールド処理されることが望ましい。この処理は、前カバ
ー３５と接触するシェルフ本体２５の前端面にも施され
ることが望ましい。

このユニットケーシングＸは、第６図に示すように積み
重ねられ、一つのロッカとして床上に設置される。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、シェルフ本体を樹
脂材料によって一体成形して作製するので、従来の金属
製のシェルフに比して約６０％程度の重量に抑えること
ができると共に、組み立てに要する工数を大幅に減少す
ることが可能となる。

このシェルフ本体には、適宜個所に補強用の格子状面或
いは格子状架橋部を設けているので、使用される樹脂量
に比し、大幅にその剛性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかるシェルフを含むユニットケー
シングの分解斜視図、 第２図は、同じくシェルフの側断面図、第３図は、同じ
く平断面図、 第４図は、従来のシェルフの外観を示す斜視図、第５図
は、同じくハウジングの分解斜視図、第６図は、ユニッ
トケーシングを積み重ねたロッカーの外観を示す斜視図
である。 ２５　シェルフ本体、 ３０　側板、 ３１　格子状面、 ３２．３３一格子状架橋部、 ３４一壁板、 ３５−・前カバー ３６・・後カバー ３７−・化粧カバー ４１・　コネクタ、 Ｘ・ユニットケーシング、 Ｙ・・・ロッカー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．　外面が格子状面（３１）となっている左右一対の
   垂直方向の側板（３０）と、各側板（３０）の前端領域
   において該側板（３０）の上縁同士並びに下縁同士を連
   結する一対の水平方向の前部格子状架橋部（３２）と、
   各側板（３０）の後部領域において該側板（３０）の上
   縁同士及び下縁同士を連結する一対の水平方向の後部格
   子状架橋部（３３）とによって中空の箱型形状が形成さ
   れるように、樹脂材料によって一体成形されたシェルフ
   本体（２５）と；前記シェルフ本体（２５）の中空内部
   の底面と天面に固定された、プリント板挿入用のガイド
   レール（３４ａ）を具えた上下の壁板（３４）と；前記
   一対の後部格子状架橋部（３３）の位置で前記両側板（
   ３０）に固定されたバックボード（４０）とによって構
   成されたプリント板収納シェルフの構造。
2. ２．　請求項１に記載のシェルフに対し、前記側板（３
   ０）の周囲に化粧カバー（３７）を、又前後の端面に前
   後カバー（３５，３６）を取付けて構成されたユニット
   ケーシング。
3. ３．　前記化粧カバー（３７）並びに前後カバー（３５
   ，３６）の内面、及びシェルフ本体（２５）の前端面に
   電磁シールド処理が施されている請求項２に記載のユニ
   ットケーシング。