JPH03101162A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH03101162A
JPH03101162A JP1237916A JP23791689A JPH03101162A JP H03101162 A JPH03101162 A JP H03101162A JP 1237916 A JP1237916 A JP 1237916A JP 23791689 A JP23791689 A JP 23791689A JP H03101162 A JPH03101162 A JP H03101162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
channel mos
type
epitaxial layer
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1237916A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Tosaka
登坂 高夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1237916A priority Critical patent/JPH03101162A/ja
Publication of JPH03101162A publication Critical patent/JPH03101162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、CMOS回路を有する半導体集積回路装置
に関し、さらに詳しくは、半導体集積回路装置における
CMOS回路部の電源側への印加電圧を高くし得るよう
にした装置構造の改良に係るものである。
〔従来の技術1 従来のこの種の半導体集積回路装置の構成につき、こ\
では、CMOSインバータ回路を例にとって、その断面
構成を第5図に、また、同上等価回路を第6図にそれぞ
れ示しである。
まず、第5図は従来例によるCMOSロジック回路の基
本的要素となるインバータ回路の概要を模式的に示す断
面構成図である。
この第5図従来例構成において、CMOSインバータ回
路は、 P形の半導体基板l上に堆積されたN形のエピ
タキシャル層2内に、PチャネルMOSトランジスタを
形成すると共に、このN形のエピタキシャル層2に選択
的に設けられたP形のウェル4内に、NチャネルMOS
トランジスタを形成して構成される。
そして、電源端子10Gは、電極8Fを介してPチャネ
ルMOSトランジスタのソースとなるP膨拡散層11B
(以下、ソースIIBとも呼ぶ)と、このPチャネルM
OSトランジスタのバックゲートとなるN形のエピタキ
シャル層2の電位をとるN膨拡散層12とに接続されて
おり、GND端子10Aは、電極8Aを介してNチャネ
ルMOSトランジスタのソースとなるN膨拡散層6A(
以下、ソース6Aとも呼ぶ)と、このNチャネルMOS
トランジスタのバックゲートとなるP形のウェル4の電
位をとるP膨拡散層5とに接続されている。
また、入力端子10Bは、電極8Fを介してPチャネル
MOSトランジスタの入力ゲートであるポリシリコン電
極9Cと、NチャネルMOSトランジスタの入力ゲート
であるポリシリコン電極9Aとに接続されており、出力
端子10Eは、電極8Eを介してPチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインとなるP膨拡散層11A  (以下
、ドレインIIAとも呼ぶ)と、NチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインとなるN膨拡散層6B(以下、ドレ
イン6Bとも呼ぶ)とに接続されている。
こ\で、前記したように、PチャネルMOSトランジス
タのソースIIBおよびドレインIIAは、N形のエピ
タキシャル層2内に形成されており、NチャネルMOS
トランジスタのソース6Aおよびドレイン6Bは、 P
形のウェル4内に形成され、かつP形のウェル4は、N
形のエピタキシャル層2によって取り囲まれている。
なお、図中、符号7は基板主面土に形成されたシリコン
酸化膜(SiO□)である。
続いて、第6図は前記第5図従来例構成のインバータ回
路に対応する等価回路図である。
この第6図従来例回路において、CMOSインバータ回
路は、電源51側にPチャネルMOSトランジスタ55
のソースを接続すると共に、G N D 52側にNチ
ャネルMOSトランジスタ56のソースを接続してあり
、かつまた、PチャネルMOSトランジスタ55の入力
ゲートとNチャネルMOSトランジスタ56の入力ゲー
トとを接続して入力端子53(以下、入力53とも呼ぶ
)とし、PチャネルMOSトランジスタ55のドレイン
とNチャネルMOSトランジスタ56のドレインとを接
続して出力端子54(以下、出力54とも呼ぶ)として
いる。
しかして、前記従来例による第6図のCMOSインバー
タ回路においては、入力53がH” レベルのとき、P
チャネルMOSトランジスタ55がオフされ、Nチャネ
ルMOSl−ランジスタ56がオンするので、出力54
はL”レベルとなって、はヌGNDに近い電圧となり、
この状態では、オフされる側のPチャネルMOSトラン
ジスタ55のソース・ドレイン間にあって、電源電圧と
はヌ等しい電圧がか\る。
また、前記とは逆に、人力53がL”レベルのときは、
PチャネルMOSl−ランジスク55がオンして、Nチ
ャネルMOSトランジスタ56がオフされるので、出力
54は’ H”レベルとなって、はダミ源に近い電圧と
なり、この状態では、オフされる側のNチャネルMOS
トランジスタ56のソース・ドレイン間にあって、電源
電圧とはヌ等しい電圧がかきる。
従って、PチャネルMOSトランジスタ55について、
また、NチャネルMOSトランジスタ56についても、
それぞれのオフ時におけるソース・ドレイン間の耐圧は
、共に電源電圧以上であることを必要とする。つまり、
これを換言すると、CMO8構造による半導体集積回路
装置において、電源51に印加可能な電圧が、Pチャネ
ルMOSトランジスタ55.またはNチャネルMOSト
ランジスタ56での耐圧の低い方によって制限されるこ
とになる。
こ\で、前記第5図に示したCMOSインバータ回路の
構造断面をみると、PチャネルMOSトランジスタのソ
ースIIBとドレインIIA間の耐圧については、これ
らのソースIIBとドレインIIA間での最短距離の寸
法に依存する構造であることが明らかである。一方、N
チャネルMOSトランジスタのソース6Aとドレイン6
B間の耐圧についても、これらのソース6Aとドレイン
6B間での最短距離の寸法に依存する構造であることは
同様であるが、また同時に、ソース6Aの直下にあって
は、電源電圧の電位に保持されたN形のエピタキシャル
層2が設けられて、同第5図の縦方向での“°Nチャネ
ルMOSトランジスタのソース6A:N”P形のウェル
4:P”−”N形のエピタキシャル層2:N”によるN
PN構造の耐圧についても、同様に電源電圧以上を必要
とすることが明らかである。
〔発明が解決しようとする課題1 従来の0MO3構造による半導体集積回路装置は、以上
のように構成されており、N形のエピタキシャル層2が
電源に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタが
、このN形のエピタキシャル層2に設けたP形のウェル
4内に形成される構造であるために、電源電圧に保持さ
れるN形のエピタキシャル層2と、GNDに接続される
NチャネルMOSトランジスタのソース6Aとの間にあ
っては、P形のウェル4を挟んだ縦方向の耐圧が電源電
圧以上を必要となるもので、この制限要因によって、た
とえソース6Aとドレイン6B間の平面的な間隔を広げ
たとしても、その電源に印加し得る電圧をより以上には
大きくできないという不都合がある。
こSで、前記0MO3構造において、N形のエピタキシ
ャル層2とNチャネルMOSトランジスタのソース6A
間の耐圧を上げるのには、これらの中間部でのP形のウ
ェル4による距離を広げること、つまり、 P形のウェ
ル4の拡散深さを深くする必要があるが、これを経済的
には行い得ないものであった。
この発明は、従来のこのような問題点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、0MO3構
造による半導体集積回路装置において、従来と同一のウ
ェハプロセスにより、CMO8回路部への電源に印加す
る電圧をより以上に高くできるような構造を得て、コス
トパフォーマンスの良好な回路設計を可能にした。この
種の半導体集積回路装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、この発明に係る半導体集積
回路装置は、P形の半導体基板上のN形のエピタキシャ
ル層内にPチャネルMOSトランジスタ部、このN形の
エピタキシャル層に設けられるP形のウェル内にNチャ
ネルMOSトランジスタ部をそれぞれに形成させ、かつ
これらの各MOSトランジスタ部の入力を共通にしたC
MOS回路において、前記N形のエピタキシャル層をP
形の分離層で相互に分離させた複数のN形エピタキシャ
ル層とし、前記PチャネルMOSトランジスタ部のP形
のソース、ドレインを、そのソースと同一電位にされた
第1のN形のエピタキシャル層内に、形成させるか、ま
たは、シリーズ接続された各PチャネルMOSトランジ
スタ部のP形のソース、ドレインを、それぞれのソース
と同一電位にされた第1のN形のエピタキシャル層内に
形成させ、前記NチャネルMOSトランジスタ部のN形
のソース、ドレインを、第2のN形のエピタキシャル層
に設けられて、そのソースと同一電位にされたP形のウ
ェル内に形成させるか、または、シリーズ接続された各
PチャネルMOSトランジスタ部のP形のソース、ドレ
インを、第2以降の各N形のエピタキシャル層に設けら
れて、それぞれのソースと同一電位にされたP形のウェ
ル内に形成させ、かつ前記第2.または、第2以降の各
N形のエピタキシャル層の電位を、回路内での他の電位
とは直接、接続させないように構成したものである。
〔作   用] すなわち、この発明による半導体集積回路装置では、C
MOS回路において、電源とGND間に印加される電圧
が、NチャネルMOSトランジスタ部のソースと、その
直下のN形のエピタキシャル層間に印加されることのな
いように、このNチャネルMOSトランジスタ部のソー
ス、ドレインを形成するP形のウェルの周囲のN形のエ
ピタキシャル層を分離して独立させると共に、これを回
路内での他の電位とは直接、接続させないようにしたか
ら、NチャネルMOSトランジスタ部でのN形のエピタ
キシャル層の電位的なフローティング状態を実現できて
、これらのN形のエピタキシャル層とNチャネルMO3
+−ランジスタのソースとの間のP形のウェルを挟む縦
方向の耐圧制限を解消し得るのである。
[実 施 例] 以下、この発明に係る半導体集積回路装置の実施例につ
き、第1図ないし第4図を参照して詳細に説明する。
第1図はこの発明の第1実施例を適用した半導体集積回
路装置でのCMOSインバータ回路の概要を模式的に示
す断面構成図であり、その等価回路図は前記第6図回路
と全く同様である。また、この第1図の第1実施例構成
、およびその等価回路において、前記第5図の従来例構
成、および第6の等価回路と同一符号は同一または相当
部分を示している。
すなわち、この第1図に示す第1実施例構成において、
CMOSインバータ回路は、P形の半導体基板1上に堆
積された第1のN形のエピタキシャル層2内に、Pチャ
ネルMOSトランジスタのソース、ドレインを形成させ
ると共に、この第1のN形のエピタキシャル層2とP形
の分離層3で分離される第2のN形のエピタキシャル層
2Aに選択的に設けられるP形のウェル4内に、Nチャ
ネルMOSトランジスタのソース、ドレインを形成させ
て構成する。
そして、電源端子10Cは、電極8Fを介してPチエ1 2 ャネルMOSトランジスタのソースとなるP膨拡散層1
1Bと、このPチャネルMOSトランジスタのバックゲ
ートとなる第1のN形のエピタキシャル層2の電位をと
るN膨拡散層12とに接続されており、GND端子10
Aは、電極8Aを介してNチャネルMOSトランジスタ
のソースとなるN膨拡散層6Aと、このNチャネルMO
SトランジスタのバックゲートとなるP形のウェル4の
電位をとるP形波散層5とに接続されている。
また、入力端子lOBは、電極8Fを介してPチャネル
MOSトランジスタの入力ゲートであるポリシリコン電
極9Cと、NチャネルMOSトランジスタの入力ゲート
であるポリシリコン電極9Aとに接続されており、出力
端子10Eは、電極8Fを介してPチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインとなるのP膨拡散層11Aと、Nチ
ャネルMOSトランジスタのドレインとなるN膨拡散層
6Bとに接続されている。
こSで、前記したように、PチャネルMOSトランジス
タのソースIIBおよびドレインIIAは、第1のN形
のエピタキシャル層2内に形成されており、Nチャネル
MOSトランジスタのソース6Aおよびドレイン6Bは
、 P形のウェル4内に形成され、かつP形のウェル4
は、第2のN形のエピタキシャル層2Aによって取り囲
まれている。そして、この第1実施例構成の場合、第2
のN形のエピタキシャル層2Aは、第1のN形のエピタ
キシャル層2に対してP形の分離層3により分離されて
おり、かつこの構造は、従来と同一のウェハプロセスに
よって容易に製造しうる。
また、前記第1図に示す第1実施例構成のインバータ回
路に対応する等価回路は、前記第6図に示す通りであっ
て、このCMOSインバータ回路においても、電源51
側にPチャネルMOSトランジスタ55のソースを接続
すると共に、GND52側にNチャネルMOSトランジ
スタ56のソースを接続してあり、また、PチャネルM
OSトランジスタ55の入力ゲートとNチャネルMOS
トランジスタ56の入力ゲートとを接続して入力端子5
3とし、PチャネルMOSトランジスタ55のドレイン
とNチャネルMOSトランジスタ56のドレインとを接
続して出力端子54としている。
従って、この第1実施例によるCMOSインバータ回路
においても、入力53が“H”レベルのときには、Pチ
ャネルMOSトランジスタ55がオフされ、かつNチャ
ネルMOSトランジスタ56がオンして、出力54は゛
L°゛レベルではtGNDに近い電圧となり、オフされ
る側のPチャネルMOSトランジスタ55のソース・ド
レイン間に、電源電圧とはメ等しい電圧がかけられ、ま
たこれとは逆に、入力53が゛L゛°レベルのときには
、NチャネルMOSトランジスタ56がオフされ、かっ
PチャネルMOSトランジスタ55がオンして、出力5
4は” H”レベルではヌ電源に近い電圧となり、オフ
される側のNチャネルMO3)ランジスタ56のソース
・ドレイン間に、電源電圧とはヌ等しい電圧がかけられ
ることになる。
こSで、前記第1図に示した第1実施例構造の場合、そ
のCMOSインバータ回路での電源側の耐圧についてみ
ると、PチャネルMO3)ランジスタのソースIIBと
ドレインIIA間の耐圧は、これらのソースIIBとド
レインIIA間での最短距離の寸法に依存し、従来例の
場合と同様であり、また、NチャネルMOSトランジス
タのソース6Aとドレイン6B間の耐圧も、これらのソ
ース6Aとドレイン6B間での最短距離の寸法に依存す
ることは同様であるが、ソース6Aの直下で電源電圧に
保持される第2のN形のエピタキシャル層2Aは、電位
的にフローティングとなっていて、同第1図の縦方向で
の゛NチャネルMOSトランジスタのソース6A:N”
−“P形のウェル4:P”−“N形のエピタキシャル層
2A:N”によるNPN構造に対しては、電源電圧が直
接、印加されないために、これが電源耐圧の制限要因と
なることはなく、結果的には、所期構造の半導体集積回
路装置を従来と同一のウェハプロセスにより製造し得る
のにも拘らず、CMOS回路部に印加する電源電圧を高
くできるのである。
次に、第2図および第3図はこの発明の第2実施例を適
用した半導体集積回路装置でのCMOS5 6 インバータ回路の概要を模式的に示す断面構成図および
その等価回路図であり、この第2実施例回路では、前記
第1実施例回路において、NチャネルMOSトランジス
タ56に対応する回路部分に関し、入力を共通にしてシ
リーズ接続させた2つの各NチャネルMOSトランジス
タ56.57で置き換えたものである。
すなわち、この第2図に示す第2実施例構成において、
第3図回路での一方のNチャネルMOSトランジスタ5
6に相当する部分については、前記第1実施例構成の場
合と同様に、PチャネルMOSトランジスタ55のバッ
クゲート電位となる電源電位にされた第1のN形のエピ
タキシャル層2に対して、分離層3で分離して独立な電
位にされた第2のN形のエピタキシャル層2Aに選択的
に設けられるP形のウェル4A内に形成させである。
また、他方のNチャネルMOSトランジスタ57に相当
する部分についても、第1のN形のエピタキシャル層2
および第2のN形のエピタキシャル層2Aとは、それぞ
れに分離層3で分離して独立な電位にされた第3のN形
のエピタキシャル層2Bに選択的に設けられるP形のウ
ェル4B内に形成させである。
従って、この第2実施例構成においても、第2および第
3の各N形のエピタキシャル層2A、 2Bは、電位的
に相互に独立されたフローティング状態となっており、
同第2図の縦方向での°°NチャネルMO3)ランジス
クのソース6Aと68:N”P形のウェル4Aと4B:
 pl+ −” N形のエピタキシャル層2Aと2B:
N”のそれぞれによる各NPN構造に対しては、電源電
圧が直接、印加されないために、これが電源耐圧の制限
要因とはならず、併せて、この場合には、オフ時におけ
る耐圧をシリーズ接続させた2つの各NチャネルMOS
トランジスタ56.57で分割して受は持つことが可能
になり、個々の各トランジスタに特別な耐圧構造を与え
ずとも、その耐圧を十分に向上できて、こNでも結果的
に、所期構造の半導体集積回路装置を従来と同一のウェ
ハプロセスにより製造し得るのにも拘らず、CMOS回
路部に印加する電源電圧を高くできるのである。
また、第4図はこの発明の第3実施例を適用した半導体
集積回路装置でのCMOSインバータ回路を示す前記と
同様な等価回路図であり、この第3実施例回路では、前
記した第2実施例回路において、PチャネルMOSトラ
ンジスタ55に対応する回路部分に関し、人力を共通に
してシリーズ接続させた2つの各PチャネルMOSトラ
ンジスタ55、58で置き換えたものである。
イ乃って、この第3実施例回路によれば、PチャネルM
OSトランジスタ55の回路部分に関して、前記第2実
施例回路でのNチャネルMOSトランジスタ56.57
の回路部分と同様に、オフ時における耐圧をシリーズ接
続させた2つの各PチャネルMOSトランジスタ56.
57で分割して受は持つことが可能になり、個々の各ト
ランジスタに特別な耐圧構造を与えずとも、その耐圧を
十分に向上させ得るのである。
そしてまた、これらの各実施例による構造においては、
各MOSトランジスタをそれぞれに分離して形成するこ
とから、例えば、バイポーラ素子とCMOS素子とを複
合して単一の集積回路に構成させるBi−CMOS構造
の半導体集積回路装置などに特に有用であり、個々では
、高密度化の追及によって一層、微細化される耐圧の低
いCMO8回路部分と、耐圧の高いバイポーラ回路部分
とを一体化形成するプロセス構造にあって、入出力部分
にのみ高耐圧化されたCMOS回路の構成付与を可能に
することで、高密度化と高耐圧化とのプロセス構造的に
相反する性能上の要求を極めて容易に解消できて、低コ
ストと高性能の両立を効果的に図り得るのである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、 P形の半導
体基板上のN形のエピタキシャル層内にPチャネルMO
Sトランジスタ部、このN形のエピタキシャル層に設け
られるP形のウェル内にNチャネルMOSトランジスタ
部をそれぞれに形成させ、かつこれらの各MOSトラン
ジスタ部の人力を共通にしたCMOS回路において、電
源とGN9 0 9間に印加される電圧が、NチャネルMOSトランジス
タ部のソースと、その直下のN形のエピタキシャル層間
に印加されないように、このNチャネルMOSトランジ
スタ部のソース、ドレインを形成するP形のウェルの周
囲でのN形のエピタキシャル層を分離して独立させ、こ
れを回路内での他の電位とは直接、接続させないように
構成しであるために、所期通りに、NチャネルMOSト
ランジスタ部でのN形のエピタキシャル層の電位的なフ
ローティング状態を良好かつ容易に実理することが可能
で、この結果、これらのN形のエピタキシャル層とNチ
ャネルMOSトランジスタのソースとの間のP形のウェ
ルな挾む縦方向の耐圧制限を効果的に解消できて、CM
OS回路部に印加する電源電圧を一層、高くとり得る利
点があり、また、構造的にも比較的簡単で、従来と同一
のウェハプロセスによって製造できるなどの優れた特長
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を適用した半導体集積回
路装置でのCMOSインバータ回路の概要を模式的に示
す断面構成図、第2図および第3図は同上第2実施例を
適用したCMOSインバタ回路の概要を模式的に示す断
面構成図および同上等価回路図、第4図は同上第2実施
例を適用したCMOSインバータ回路の等価回路図であ
り、また、第5図および第6図は従来例による半導体集
積回路装置でのCMOSインバータ回路の概要を模式的
に示す断面構成図および第1図の等価回路を兼ねる同上
等価回路図である。 1・・・・P形の半導体基板、2・・・・第1のN形の
エピタキシャル層、2A、 2B・・・・第2のN形の
エピタキシャル層、3・・・・分離層、4.4A、 4
B・・・・P形のウェル、5.5A、 5B・・・・P
膨拡散層、6A、 6B、 6C6D・・・・ N膨拡
散層(ソース、ドレイン) 、 8A、8B8(:、 
8D、 8E、 8F  ・・・電極、9A、9B、9
G・・ポリシリコン電極、IOA・・・・GND端子、
IOB・・・・入力端子、10C・・・・電源端子、I
OE・・・・出力端子、llA11B・・・・ P膨拡
散層(ドレイン、ソース)、12・・N膨拡散層。 51・・・・電源、52・・・・GND、53・・・・
入力端子、54・・・・出力端子、55.58・・・・
PチャネルMOSトランジスタ、56.57・・・・N
チャネルMOSトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 P形の半導体基板上のN形のエピタキシャル層内にPチ
    ャネルMOSトランジスタ部、このN形のエピタキシャ
    ル層に設けられるP形のウェル内にNチャネルMOSト
    ランジスタ部をそれぞれに形成させ、かつこれらの各M
    OSトランジスタ部の入力を共通にしたCMOS回路に
    おいて、前記N形のエピタキシャル層をP形の分離層で
    相互に分離させた複数のN形エピタキシャル層とし、 前記PチャネルMOSトランジスタ部のP形のソース、
    ドレインを、そのソースと同一電位にされた第1のN形
    のエピタキシャル層内に形成させるか、または、シリー
    ズ接続された各PチャネルMOSトランジスタ部のP形
    のソース、ドレインを、それぞれのソースと同一電位に
    された第1のN形のエピタキシャル層内に形成させ、 前記NチャネルMOSトランジスタ部のN形のソース、
    ドレインを、第2のN形のエピタキシャル層に設けられ
    て、そのソースと同一電位にされたP形のウェル内に形
    成させるか、または、シリーズ接続された各Pチャネル
    MOSトランジスタ部のP形のソース、ドレインを、第
    2以降の各N形のエピタキシャル層に設けられて、それ
    ぞれのソースと同一電位にされたP形のウェル内に形成
    させ、 かつ前記第2、または、第2以降の各N形のエピタキシ
    ャル層の電位を、回路内での他の電位とは直接、接続さ
    せないように構成したことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
JP1237916A 1989-09-13 1989-09-13 半導体集積回路装置 Pending JPH03101162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1237916A JPH03101162A (ja) 1989-09-13 1989-09-13 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1237916A JPH03101162A (ja) 1989-09-13 1989-09-13 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03101162A true JPH03101162A (ja) 1991-04-25

Family

ID=17022345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1237916A Pending JPH03101162A (ja) 1989-09-13 1989-09-13 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03101162A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128499A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2006230257A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Feel Technology Co Ltd 氷点下静電場装置の利用方法
JP2016146528A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社東芝 静電破壊防止回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54144169A (en) * 1978-05-01 1979-11-10 Motorola Inc High voltage cmos circuit
JPS6038862A (ja) * 1983-08-12 1985-02-28 Hitachi Ltd 半導体装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54144169A (en) * 1978-05-01 1979-11-10 Motorola Inc High voltage cmos circuit
JPS6038862A (ja) * 1983-08-12 1985-02-28 Hitachi Ltd 半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128499A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2006230257A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Feel Technology Co Ltd 氷点下静電場装置の利用方法
JP2016146528A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社東芝 静電破壊防止回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3169333B2 (ja) 両方向性の高電圧トランジスタを利用したアナログマルチプレクサ回路
US5376816A (en) Bi-cmos integrated circuit device having buried region use in common for bipolar and mos transistors
JP2998662B2 (ja) 半導体装置
JP2001250921A (ja) 半導体装置
JP3198959B2 (ja) 高耐圧集積回路
US5404035A (en) Multi-voltage-level master-slice integrated circuit
JPH03101162A (ja) 半導体集積回路装置
JP2602974B2 (ja) Cmos半導体集積回路装置
JPS6362904B2 (ja)
US5629537A (en) Semiconductor device
JPH08102501A (ja) 半導体装置
JPH022155A (ja) 半導体集積回路
JPH09191054A (ja) Cmosトランジスタ
JPH0456164A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2738602B2 (ja) 半導体装置
JPH03178169A (ja) 複数入力電界効果トランジスタ
JP2001217318A (ja) 半導体装置
JPH03152976A (ja) 絶縁ゲート電界効果トランジスタ
JPH01305560A (ja) 相補型mosトランジスタ
JPH04299856A (ja) 半導体装置
JPS6171661A (ja) 半導体装置
JPH0567738A (ja) 半導体集積回路装置
JPH0243347B2 (ja)
JPH04122060A (ja) 半導体集積回路
JPH0828482B2 (ja) ゲ−トアレイマスタスライス集積回路装置におけるクリツプ方法