JPH03100916A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH03100916A
JPH03100916A JP23607589A JP23607589A JPH03100916A JP H03100916 A JPH03100916 A JP H03100916A JP 23607589 A JP23607589 A JP 23607589A JP 23607589 A JP23607589 A JP 23607589A JP H03100916 A JPH03100916 A JP H03100916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating layer
magnetic recording
disk
recording medium
perfluoropolyether
Prior art date
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Pending
Application number
JP23607589A
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English (en)
Inventor
Migaku Tada
琢 多田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、潤滑層を改善したハードディスク等の磁気記
録媒体に関する。
(従来の技術) 近年、小型ハードディスク装置等の小型磁気ディスク装
置は広く使用されている。
この小型ハードディスク装置において、パーソナルユー
ス化及び高密度化の進展に伴い、この装置のON・OF
F回数が増加し、ハードディスク表面と浮上型磁気ヘッ
ドとの接触回数(C5S−contact 5tart
 5top−回数)も増加して来ている。
従来、ハードディスク表面の保護膜としては、カーボン
膜が使用される場合が多かったが、このC8S回数の増
加に伴い、磨耗しがちであった。
そこで、このディスク表面の摩擦係数を低減し、前記ヘ
ッドの走行を安定させるために、この保護膜の上に潤滑
層が形成されるようになった。この潤滑層として、フッ
素系化合物が多く使用されており、その中でも、その低
い表面張力からくる優れた潤滑性能のため、最近、パー
フルオロポリエーテルを用いた化合物が多く使用されて
いる。
第1図は、後述する本発明の磁気記録媒体の一実施例及
び従来例のハードディスクの構成を示す部分拡大断面図
である。
図に示すように、従来例のハードディスク21は、基板
2、下地金属層3、磁性層4、保護膜5、潤滑層26等
が順次積層された構成となっている。
この基板2は、NiPの無電解メツキが施されたA1等
の非磁性材料製の円板であり、その−表面上には、Cr
等からなる下地金属層3が形成されており、その上には
、CoCrTa等のCO系合金からなる、磁気記録/再
生が行われる磁性層4、更にその上には、カーボン等か
らなる保護膜5が、それぞれ形成されている。
最表面の潤滑層26には、以下に示すような、末端基に
極性基を有するパーフルオロポリエーテルが用いられて
いる。
このパーフルオロポリエーテルの骨格は、例えば、以下
に示すような分子式で表される。
R−(CF  O)   (CF20) n−R224
− (但し、R,R2は末端基、’m、nは1から100迄
の整数) 前記パーフルオロポリエーテルにおいて、この末端基R
、R2は、組合せにもよるが、両方共F、CFsの場合
は、疎水性であり、後述するラングミュア・プロジェッ
ト法(以下LB法という)により前記潤滑層26を形成
する場合、水面上で凝集膜にはならないから、いずれか
一方、あるいは両方共、親水性基でなければならない。
この末端u R、R2としては、−COOH。
−COOCH、−CH20H,−N■c−o。
−NH、−CH−CH(−0CH20−)2     
 2   6 3 等の親水性基が用いられる。これは、この親水性基によ
り、前記保護膜5との密着性を向上させ、前記ディスク
21の回転時の、潤滑層26の飛散を防止するためであ
る。
又、この潤滑層26を保護膜5上に成膜するには、上述
のパーフルオロポリエーテルを、例えば、フロン等のフ
ッ素系溶剤に溶解させ、スピンコード法やディッピング
法により塗付したり、LB法によって形成することが可
能である。
磁気記録/再生特性を向上するため、前記磁性層4と前
記磁気ヘッド間の距離を狭め、しかも、両者の耐久性を
向上するには、この潤滑層26は、より薄く、より均一
に形成されなければならない。
この条件を満足するには、前記LB法が有利である。
第2図は、第1図のディスクにおける潤滑層の形成に使
用されるラングミュア・プロジェット膜形成装置の一例
を示す説明図である。
図に示すように、前記ディスク21における潤滑層26
の形成に使用されるラングミュア・プロジェット膜形成
装置(以下LB膜形成装置という)10は、水12が満
たされた水槽11、水面12aでラングミニア・ブロジ
ェット膜(以下LB膜という)14を圧縮させるバリア
13等から構成されている。
前述のパーフルオロポリエーテル中の一種類、あるいは
必要に応じて二種類以上を、フロン等のフッ素系揮発性
溶剤に溶解し、このノく−フルオロポリエーテル溶液、
を、図示し、ないデイスペンサ等により、水面12a上
に滴下することにより、この水面12a上に、パーフル
オロポリエーテルの単分子膜であるLBBi12展開さ
れる。この時の水12の温度は、20℃以下が望ましく
、特に10℃以下が好適である。前記バリア13による
LBBi12圧縮速度は、前記末端基の極性があまり大
きくない場合は、5■/鵬in以下が望ましい。このL
BBi12圧縮時の表面圧は、5〜40sN/mであり
、この表面圧により、前記ディスク21上の潤滑層26
の膜厚の調整が可能である。
この潤滑層26の形成は、ディスク21を水相中より引
き上げることにより行われる。引上げ速度は、均一な膜
厚を得るため、5mm/sin以下が望ましい。
(発明が解決しようとする課題) 以上のような構成よりなる従来例のハードディスク21
は、前述のように、LB法により容易にLB膜が得られ
る、カルボン酸のような親水性の大きい末端基を有する
パーフルオロポリエーテルを潤滑層26に用いたもので
あるから、この潤滑層26の前記保護膜5との密着性が
強すぎて、潤滑層26の本来有している流動性が失われ
がちであった。このため、前述の如<CSS回数の増加
に伴い摩擦係数が増加した場合、この潤滑層26の流動
性による回復が出来ず、ヘッドクラッシュを起こす場合
があった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、膜nが薄
く、均一であり、しかも、信頼性、耐久性に優れた潤滑
層を有する、ハードディスク等の磁気記録媒体を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の磁気記録媒体は、ラングミュア・プロジェット
法により形成した、分子鎖末端に少なくとも1つの極性
基を有するパーフルオロポリエーテルよりなる潤滑層を
備えた磁気記録媒体において、前記潤滑層の表面状態を
、表面張力50 dyne/amのぬれ性標準試薬で7
0度以上の接触角を有する状態となるよう構成したもの
である。
(実施例) 本発明の磁気記録媒体は、その最表面に、前記LB法を
用いて、末端基に極性基を有する前記パーフルオロポリ
エーテルの単分子膜(LB膜)よりなる潤滑層を形成し
、この末端基の材質の選定及びこの材質に適合したLB
膜形成条件によって、この潤滑層の表面状態を低エネル
ギー表面とすることにより、前述の目的を達成したもの
である。
前述の第1図に示すように、本発明の一実施例のハード
ディスク1は、潤滑層6のみが従来例と異なるものであ
るから、その説明を省略する。
前記LB法を用いて単分子膜を形成する場合、末端基の
親水性が強すぎると、凝集膜は作りやすいが、潤滑層に
した場合の表面エネルギーは大きくなる。つまり、末端
基の親水性を利用して単分子膜を得るが、潤滑層として
は、あまり親水性が強くないものが望ましいことになり
、特別の材料特性が要求される。
本発明の一実施例のディスク1における潤滑層6は、パ
ーフルオロポリエーテルの末端基として、メチレンジオ
キシベンジル基、メチロール基等の極性基が用いられる
又、この潤滑層6を前記保護膜5上に成膜するには、第
2図により前述したLB膜形成装置10が使用される。
この潤滑層6の形成方法は、前述の従来例の場合と同様
であるから、その説明を省略する。
このようにして形成された潤滑層6は、上記末端基及び
前述のLB膜形成条件によって、その表面状態が、表面
張力50 dyne/ amのぬれ性標準試薬で接触角
70度以上の、低エネルギー表面となっている。
以下に、本発明の実施例と比較例とを対比して説明する
[実施例1] NiPの無電解メツキが施されたAII基板表面に、研
磨砥粒5μmの研磨テープで同心円状の研磨加工(テク
スチャリング加工)を施し、平均表面粗さRa=40人
に仕上げ、この基板上に、DCマグネトロンスパッタ法
により、下地金属層としてCr450人、磁性層として
CoCrTa合金700人、保護膜としてカーボン30
0人を形成し、ハードディスクを構成した。
このディスクを、あらかじめLB膜形成装置の水相中に
浸漬した。
分子鎖両端に3.4−メチレンジオキシベンジル基を有
するパーフルオロポリエーテル(平均分子量2300)
を、フロン113に0.1重量%の濃度となるよう溶解
させ、この溶液150μgを、水温6℃の水面上に展開
した。その後、バリアスピード2.4 a+a/a+i
nで、表面圧18mN/−迄圧縮を行った。
次に、水相より前記ディスクを1mm/m1nで引き上
げ、このディスク上に単分子膜を移し取り、潤滑層を形
成した。圧縮時の表面圧から求めた1分子当たりの極限
面積より求めた、この潤滑層の膜厚は約30人であった
[実施例2] 実施例1と同様な工程を経て形成されたディスクを用い
た。
分子鎖両端にメチロール基を有するパーフルオロポリエ
ーテル(平均性m 2200)を、フロン113に0.
1重量%の濃度となるよう溶解させ、この溶液150μ
gを、水温6℃の水面上に展開した。
実施例1と同じバリアスピードで、表面圧20sN、/
s迄圧縮し、実施例1と同じスピードで前記ディスクを
引き上げ、それと同様の方法で求めた潤滑層の膜厚は約
40人であった。
〔比較例1〕 実施例1と同様な工程を経て形成されたディスクを用い
た。
分子鎖両端にカルボキシル基を有するパーフルオロポリ
エーテル(平均分子量450G)を、フロン113に0
,1重量%の濃度となるよう溶解させ、この溶液250
μpを、水温6℃の水平面上に展開した。実施例1と同
じバリアスピードで、表面圧20−N/l迄圧縮し、実
施例1と同じスピードで前記ディスクを引き上げ、それ
と同様な方法で求めた潤滑層の膜厚は約40人であった
[比較例2] 実施例1と同様な工程を経て形成されたディスクを用い
た。
分子鎖両端にカルボキシル基を有するパーフルオロポリ
エーテル(平均分子j1220G)を、フロン113に
0.1重量%の濃度となるよう溶解させ、この溶液16
0μgを、水温10℃の水面上に展開した。実施例1と
同じバリアスピードで、表面圧30taN/m迄圧縮し
、実施例1と同じスピードで前記ディスクを引き上げ、
それと同様な方法で求めた潤滑層の膜厚は約30人であ
った。
[比較例3] 実施例1と同様な工程を経て形成されたディスク上に、
実施例1と同じ潤滑剤を用い、スピンコード法により、
膜厚約30人の潤滑層を形成した。
次に、上記実施例1,2及び比較例1,2.3の潤滑層
について測定した、表面特性及び耐久性試験の結果を説
明する。
(1)表面特性 上述の各試料について、表面張力50 dyne/ c
a+のぬれ性標準試薬(和光純薬社製)で接触角を測定
した結果を、表1に記す。
表1に示すように、実施例1,2のディスクにおける潤
滑層の表面エネルギーは、極めて小さいことが判がる。
(2)耐久性試験結果 上述の各試料について、css試験(交洋製作所製のC
8S試験機使用)を行った結果(C3S回数による動摩
擦係数の変化)を、表2に記す。
なお、測定値は、動摩擦係数の平均値/最大値(上記試
験機により測定)を示す。
(以下余白) 表2に示すように、実施例1,2は、比較例1゜2.3
に比して、C8S試験3万回後の動摩擦係数の変化が少
なく、耐久性が優れていることが判かる。これは、潤滑
層形成後の表面エネルギーの大小に関連付けられ、実施
例1.2のような低表面エネルギーの潤滑層が、耐久性
に優れていることが判かる。
(発明の効果) 以上のような構成よりなる本発明の磁気記録媒体は、膜
厚が薄く、均一であり、しかも、信頼性、耐久性に優れ
た潤滑層を備えたものであるから、磁気記録/再生装置
に使用された場合、この装置の磁気記録/再生特性が向
上すると共に信頼性、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の一実施例及び従来例の
ハードディスクの構成を示す部分拡大断面図、第2図は
第1図のディスクにおける潤滑層の形成に使用されるラ
ングミュア$ブロジェット膜形成装置の一例を示す説明
図である。 1・・・ハードディスク(磁気記録媒体)、2・・・基
板、3・・・下地金属層、4・・・磁性層、5・・・保
護膜、6・・・潤滑層、 10・・・ラングミュア会プロジェット膜形成装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ラングミュア・プロジェット法により形成した、分子鎖
    末端に少なくとも1つの極性基を有するパーフルオロポ
    リエーテルよりなる潤滑層を備えた磁気記録媒体におい
    て、前記潤滑層の表面状態を、表面張力50dyne/
    cmのぬれ性標準試薬で70度以上の接触角を有する状
    態としたことを特徴とする磁気記録媒体。
JP23607589A 1989-09-12 1989-09-12 磁気記録媒体 Pending JPH03100916A (ja)

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JP23607589A JPH03100916A (ja) 1989-09-12 1989-09-12 磁気記録媒体

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JP23607589A JPH03100916A (ja) 1989-09-12 1989-09-12 磁気記録媒体

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JPH03100916A true JPH03100916A (ja) 1991-04-25

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23607589A Pending JPH03100916A (ja) 1989-09-12 1989-09-12 磁気記録媒体

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JP (1) JPH03100916A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7695833B2 (en) 2004-02-06 2010-04-13 Hoya Corporation Solid body surface evaluation method, magnetic disk evaluation method, magnetic disk, and manufacturing method thereof

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