JPH03100641A - マイクロフィルムへの画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り策上卑■月テ亙 本発明は、フィルム収容部から送り出されたマイクロフ
ィルムをフィルム走行通路を経てフィルム巻取り部へ巻
き取り、フィルム走行通路の途中に設けられた画像露光
部にて光学ユニットから放射されるレーザビームでフィ
ルム上に画像を記録する画像記録装置に関する。

従米凹技米立１１ 近年、長尺のマイクロフィルム上に１フレームずつレー
ザビームにて画像を記録する装置が種々提供されている
。この種の装置は、大略、未露光の生フィルムを供給す
るための生フイルムカートリッジと、レーザビーム光学
系と、記録済みフィルムを順次巻き取っていく巻取りカ
ートリッジと、生フィルムを光学系の露光位置へ搬送し
、さらに巻取りカートリッジへ搬送するフィルム搬送機
構と、制御機構とで構成されている。そして、この種の
画像記録装置においては、画像露光部でフィルムはメイ
ンローラにてその背面で支持され、該メインローラを回
転駆動することにより、レーザビームの焦点位置にガイ
ドされつつ搬送される。

しかしながら、この種のマイクロフィルムへの画像記録
は、通常Ａ４サイズの画像を１７２４に縮小して記録す
るため、９６００ＤＰＩという高密度記録であり、レー
ザビームの焦点深度も約１０μｍと極めて浅い。従って
、マイクロフィルム上で正確に焦点を合わせるためには
、メインローラの偏心量を１０μｍ以下に抑える必要が
ある。通常、メインローラは画像露光部でフィルムを極
端に折り曲げることのないように、直径的３０ｍｍのロ
ーラにて構成きれているが、現状では１０μｍの偏心精
度を確保することは極めて困難である。

そこで、本発明の課題は、メインローラ等のフィルム支
持部材の加工、組立て精度に影響されることなく、画像
露光部におけるフィルムの位置精度の向上を図り、フィ
ルム面をレーザビームの焦点に正確に合わせてフィルム
を搬送することのできる画像記録装置を提供することに
ある。

λ魁免槻ス九作浬 以上の課題を解決するため、本発明に係る画像記録装置
は、光学ユニットの先端に走査レンズとして円柱状のレ
ンズを回転自在に設け、該円柱状レンズを画像露光部に
回転駆動可能に設置された支持部材に接触させた。マイ
クロフィルムは支持部材と円柱状レンズとの間に挟着、
きれて一方向に搬送される。円柱状レンズにおいては背
後から入射されたレーザビームが反対側の表面（フィル
ム挾着面）で焦点を結ぶ。従って、フィルム上には常時
焦点の合ったレーザビームが照射されることとなる。

実施例 以下、本発明に係るマイクロフィルムへのレーザビーム
画像記録装置の実施例につき、添付図面に従って説明す
る。

まず、第１図、第２図を参照してレーザ画像記録装置の
全体的な構成について説明する。

この装置は本体フレーム（１）に全ての部品を収納した
ディスクトップタイプで、矢印（Ａ）が正面側である。

生フイルムカートリッジ（５０）及び巻取りカートリッ
ジ（１００）は、本体フレーム（１）の正面右側に手前
にスライド可能に設置した図示しないホルダに装着可能
とされている。カートリッジ（５０）内には未露光の生
フィルムを巻回したフィルムリール（９５）が回転自在
に収納され、生フィルムは送出し駆動ローラ（８０）と
それに接触する回転自在なピンチローラ（８１）との間
から送り出される。

カートリッジ（１００）内にはフィルムリール（１４５
）が収容されており、該フィルムリール（１４５）を第
２図中矢印（ａ）方向に回転駆動することにより記録済
みフィルムを巻き取っていく。

フィルムの走行通路は、本体フレーム（１）の正面左側
に設置されたフィルムパスユニット（１５０）にて構成
されている。このユニット（１５０）は、矢印（ｃ）で
示すフィルム走行方向に、大略、生フイルムカートリッ
ジ（５０）から送り出されたフィルムをガイドするガイ
ド部材（１６０）　、たるみ検出器（１６１）　、ガイ
ド部材（１６２）　、メインローラ（１７０）、ガイド
部材（１７９）　、たるみ検出器（１８１）　、ガイド
部材（１８２）を備え、ガイド部材（１６２）、　（１
８２）の中間部にはフィルム搬送方向にのみ回転可能な
片クラッチローラ（１６３）　、駆動ローラ（１８３）
とそれらに接触する回転自在なピンチローラ（１６４）
、　（１Ｂ４）が設置きれている。ガイド部材（１６０
）にはフィルムカッタ（１６９）　、フィルム検出用の
ＬＥＤとフォトセンサ（ＳＥＩ　）が設置され、ガイド
部材（１８２）にはフィルム検出用のＬＥＤとフォトセ
ンサ（ＳＥ２）が設置されている。

たるみ検出器（１６１）、　（１８１）は画像記録の安
定性のためにフィルムの良好な走行を保障するためのも
ので、この部分で湾曲されたフィルムを検出するための
ＬＥＤとフォトセンサ（ＳＥ３）〜（ＳＥ６）が２組ず
つ設置されている。また、メインローラ（１７０）は図
示しないステッピングモータにて矢印（ｂ）方向に一定
速度で回転駆動される。

光学ユニット（２００）は図示しない半導体レーザ、ビ
ーム走査用ポリゴンミラー　ｆθレンズとして機能する
円柱状のレンズ（２１０）等を一体的にユニット化した
ものである。円柱状レンズ（２１０）は、第３図、第４
図に示すように、フレーム（２２０）に形成したガイド
溝（２２１）に回転かつメインローラ（１７０）に接離
可能な状態で光学ユニット（２００）の先端部に支持さ
れ、圧縮コイルばね（２２２）にてレンズテンションロ
ーラ（２２３）を介して矢印（ｄ）方向に付勢されてい
る。即ち、円柱状レンズ（２１０）はメインローラ（１
７０）の外周面に常時弾性的に接触し、以下に詳述する
如くメインローラ（１７０）とレンズ（２１０）との間
に挾着されたフィルムを介してメインローラ（１７０）
の回転に従動して回転する。

この円柱状レンズ（２１０）は中心軸と直交する方向か
ら入射した光が反対側の表面で焦点を結ぶ特性を有して
いる。従って、レンズ（２１１）　（第ａ図参照）から
のレーザビームは、円柱状レンズ（２１０）によってメ
インローラ（１７０）とレンズ（２１０”）との間に挾
着きれているフィルム上に焦点を結んで照射し、画像を
記録する。本記録装置では１６ｍｍの湿式銀塩フィルム
が使用され、通常Ａ４サイズの画像を１７２４に縮小し
、９６００ＤＰＩの密度で画像を記録する。

一方、本体フレーム（１）の後部には光学ユニット（２
００）、フィルムパスユニット（１５０）　等ヲｆｆｉ
動するための電源ユニット（１０）、各種制御ボード（
１１）が収容されている。

ここで、フィルムの走行について説明する。

フィルムは自動装填（オートローディング）される。ま
ず、送出しローラ（ｇｏ）、（８１）から送り出された
フィルムはガイド部材（１６０）を介してたるみ検出器
（１６１）へ搬送され、さらに片りＱツチローラ対（１
６３）、　（１６４）を通過してガイド部材（１６２）
の上端からメインローラ（１７０）と円柱状レンズ（２
１０）とのニップ部に送られ、メインローラ（１７０）
の矢印（ｂ）方向への回転にてガイド部材＜１７９）を
介してたるみ検出器（１８１）へ搬送される。さらに、
たるみ制御ローラ（１８３）、　（１８４）で搬送力を
付与され、巻取りカートリッジ（１００）内のフィルム
リール（１４５）へ巻き取られる。

一方、光学ユニット（２００）による画像の記録は、前
述のポリゴンミラーによるレーザビーム走査（第２図上
紙面に対して垂直方向に走査）を主走査とし、メインロ
ーラ（１７０）の回転によるフィルム搬送を副走査とし
て行なわれる。このとき、メインローラ（１７０）は一
定速度で回転駆動され、フィルムはメインローラ（１７
０）とそれに従動回転する円柱状レンズ（２１０）との
間で位置決めされる。

メインローラ（１７０）の偏心誤差に関しては円柱状レ
ンズ（２１０）がガイド溝（２２１）にガイドされて水
平方向に移動することで吸着され、フィルムに対しては
常時正確な焦点位置でレーザビームが照射される。また
、フィルムは円柱状レンズ（２１０）によってメインロ
ーラ（１７０）の外周面に密着されるため、別途フィル
ムをメインローラ（１７０）の外周面に密着させるピン
チローラが不要である。従って、メインローラ（１７０
）の近傍において、第３図に示す如くフィルム走行通路
を直線状に構成でき、フィルム通路を単純化できる。き
らに、フィルムは円柱状レンズ（２１０）自体でその焦
点位置に位置決めされるため、副走査方向のビーム径の
変化が少なくなり、ドツト再現性が向上する。

フィルム走行時のたるみ制御は、以下のように行なわれ
る。即ち、たるみ検出器（１６１）内でフォトセンサ（
ＳＥ３）にてフィルムが検出されると送出しローラ（８
０）の駆動を停止許せ、フォトセンサ（ＳＥ４）にてフ
ィルムが検出されなくなると送出しローラ（８０）を回
転駆動きせる。また、たるみ検出器（１８１）内でフォ
トセンサ（ＳＥ５）にてフィルムが検出されるとローラ
（１８３）　、フィルムリール（１４５）を回転駆動さ
せ、フォトセンサ（ＳＥ６）にてフィルムが検出されな
くなると、それらの駆動を停止させる６以上のたるみ制
御はフィルムのオートローディング時にも行なわれる。

所望の記録が終了すると、カッタ（１６９）を動作させ
、フィルムをカットすると共にカットされたフィルムを
フィルムリール（１４５）へ巻キ取ル。

第５図は第４図に示したレンズ付勢手段の変形例を示し
、円柱状レンズ（２１０）をメインローラ（１７０）に
対して位置決めするために、第４図に示した圧縮コイル
ばね（２２２）及び・レンズテンションローラ（２２３
）に代えて、円柱状レンズ（２１０＞と軸部材（２２５
）とにレンズテンションベルト（２２４）　ヲエンドレ
ス状に張り渡したものである。軸部材（２２５）はメイ
ンローラ（１７０）に対して同軸方向に、かつ、回転自
在に設置きれている。円柱状レンズ（２１０）はフレー
ム（２２０）のガイド溝（２２１）にガイドされつつベ
ルト（２２４）の弾性にてメインローラ（１７０）の偏
心に追随可能であり、かつ、メインローラ（１７０）の
回転に従動回転する。同時に、ベルト（２２４）　、軸
部材（２２５）も円柱状レンズ（２１０）に追随して回
転する。

なお、軸部材（２２５）はメインローラ（１７０）と同
軸に設置されていても、いなくてもよい。また、メイン
ローラ（１７０）の支軸にカラーを回転自在に装着し、
このカラーにベルト（２２４）を張設してもよい。

第６図は本発明の第２実施例を示し、前記メインローラ
（１７０）に代えて上下一対の支持ローラ（１７２）、
　（１７３）にエンドレスベルト（１７１）を張設し、
画像露光位置において小径のガイドピン（１７４）にて
エンドレスベルト（１７１）を背面側から押圧させたも
のである。

円柱状レンズ（２１０）は第４図又は第５図に示した付
勢手段にてガイドピン（１７４）にエンドレスベルト（
１７１）を介して接触している。図示しないステッピン
グモータの回転駆動力は一方の支持ローラ（１７２）へ
伝達され、他方の支持ローラ（１７３）及びエンドレス
ベルト（１７１）が矢印（ｂ）方向に回転駆動され、詐
らに円柱状レンズ（２１０）がベルト（１７１）に追随
して従動回転する。フィルムはガイド部材（１６２）か
らガイドピン（１７４）が圧接するエンドレスベルト（
１７１）と円柱状レンズ（２）Ｏ）とのニップ部に送り
込まれ、この位置で画像を露光される。

エンドレスベルト（１７１）は継ぎ目のない薄くて平滑
に仕上げられたフィルム状のベルトである。

ガイドピン（１７４）は直径的６ｍｍの表面を平滑に仕
上げた丸ぼ状をなし、正確に位置決めされた状態で回転
自在に設置又は固定きれている。

ところで、ガイドピン（１７４）は固定されている場合
、回転しないために偏心が生じることはなく、その分フ
ィルムの位置決め精度が向上する。また、ガイドピン（
１７４）の表面を十分に平滑に仕上げておけば、位置決
め精度がより向上する。なお、このガイドピン（１７４
）は回転可能に設置してもよい。

回転可能であれば、エンドレスベルト（１７１）の回転
ひいてはフィルムの搬送がスムーズになると共にエンド
レスベルト（１７１）を傷付けるおそれが皆無となる。

このように、ガイドピン（１７４）を回転可能に設置す
る場合には、小径である程偏心精度が高くなり、ベルト
（１７１）に傷が付きにくくなるため、フィルムガイド
部材としての強度が保てる範囲でその直径を小さくする
ことが好ましい。

また、エンドレスベルト（１７１）の回転は支持ローラ
（１７２）のみ駆動する１軸駆動力式のみならず、支持
ローラ（１７３）をも駆動する２軸駆動力式としたり、
エンドレスベルト（１７１）へ別途テンションを付与す
れば、ベルト（１７１）の回転が安定し、フィルムの走
行も安定化する。

なお、本発明に係る画像記録装置は、以上の実施例に限
定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更可
能である。

例えば、フィルムバスユニット（１５０）の基本的な構
成やカートリッジ（５０）、　（１００）の内部構造は
任意である。

発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、フィル
ムを支持部材と該支持部材に対して回転自在に接触する
円柱状レンズとで挟着し、搬送するようにしたため、円
柱状レンズを通じてフィルムを照射するレーザビームは
フィルム面上で正確に焦点を結ぶ。徒って、メインロー
ラ等の支持部材の精度に影響されることなく、フィルム
のレーザビームに対する位置精度が向上し、副走査方向
のビーム径の変化が少なくなる。特に、エンドレスベル
トを小径のピン部材にて位置決めすれば、フィルムの搬
送精度が一層向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る画像記録装置の実施例を示し、第１
図はレーザ画像記録装置の概略構造を示す斜視図、第２
図はフィルムの走行通路を説明する正面図、第３図は第
１実施例における画像露光部の拡大断面図、第４図は第
１実施例におけるレンズ付勢手段の拡大断面図、第５図
は第４図のものの変形例を示す拡大側面図である。第６
図は第２実施例における画像露光５部の拡大断面図であ
る。 （５０）・・・生フイルムカートリッジ、（１００）・
・・巻取りカートリッジ、（１５０）・・・フィルムパ
スユニット、（１７０）・・・メインローラ、（１７１
）・・・エンドレスベルト、（１７４）・・・ガイドピ
ン、（２００）・・・光学ユニット、（２１０）・・・
円柱状レンズ、（２２１）・・・ガイド溝、（２２２）
・・・圧縮コイルばね、（２２３）・・・レンズテンシ
ョンローラ、　＜２２４）・・・レンズテンションベル
ト。 第１図 第３図 第４図 ’）ＯＡ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フィルム収容部から送り出されたマイクロフィルム
   を、フィルム走行通路を経てフィルム巻取り部へ巻き取
   り、フィルム走行通路の途中に設けられた画像露光部に
   て光学ユニットから放射されるレーザビームでフィルム
   上に画像を記録する画像記録装置において、画像露光部
   にてフィルムを支持する回転駆動可能な支持部材と、 走査レンズとして円柱状のレンズを有し、該円柱状レン
   ズが回転自在に支持部材に接触する光学ユニットとを備
   え、 マイクロフィルムが支持部材と円柱状レンズとの間に挟
   着されて一方向に搬送されること、を特徴とする画像記
   録装置。 ２、前記円柱状レンズが支持部材に接離可能に、かつ、
   支持部材側に弾性的に付勢された状態で設置されている
   ことを特徴とする請求項１記載の画像記録装置。 ３、前記支持部材が一方向に回転駆動されるローラであ
   ることを特徴とする請求項１又は２記載の画像記録装置
   。 ４、前記支持部材が一方向に回転駆動されるエンドレス
   ベルトと、前記円柱状レンズと対向する位置でエンドレ
   スベルトを背面側から押圧するピン部材とから構成され
   ていることを特徴とする請求項１又は２記載の画像記録
   装置。