JPH03100240A - 脱臭式大便器ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は脱臭式大便器ユニットに関する。

（従来の技術） 最近のトイレにはトイレ内の臭気を自動且つ強制的に排
出する排臭設備が備えられている。

これらの排臭設備は、トイレ内の臭気をトイレ外へ導出
する排臭管と、この排臭管に介設されたファンと、この
ファンを駆動するモータとから成る。

上記排臭管はトイレ内の臭気を吸入する吸入口を有し、
この吸入口はトイレ内に設置された便器の上方或いは後
方に位置している。

（発明が解決しようとする課題） 上記トイレ内の臭気は便器内の排せつ物を発臭源とする
ことが多い。

この便器内の排せつ物を発臭源とする臭気は便器内から
便器外へ引出された後、上記排臭管の吸入口へ入る。

上記便器内から便器外への臭気の流れは好ましくない。

上記トイレ内の臭気は、便器の外方から内方へ流して排
臭したい。

その場合１便座に着座する等して便器を利用している者
がいる間は、排風量を適宜抑制して便器利用者に肌寒い
感じを与えないようにする必要がある。

排風量の抑制は連続運転時の節電及び騒音低下の点でも
好ましい。

だが、排風量をあまり抑制すると臭気の排出に時間がか
かり、現に便器を利用している者或いはそのすぐ後で便
器を利用する者に不快感を与えることになる。

こうした点、便器の利用状況を検出し、その結果に応じ
て排風量を自動的に切換えるようにすることが望まれる
。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決すべく本発明は、排せつ物を受ける為の
ボール部を有する便器と、この便器のボール部へ洗浄水
を供給する給水手段と、この給水手段が作動したことを
検知して信号を発する検出手段と、前記便器のボール部
へ接続された排臭管と、この排臭管へ介設されたファン
と、このファンを駆動するモータと、このモータの速度
を検出手段からの信号に基づいて切換えるコントローラ
とで脱臭式大便器ユニットを構成した。

（作用） 前記モータが始動すると前記ファンが駆動される。

このファンは前記排臭管を介して便器のボール部から便
器内外の臭気を強制的に排出する。

上記排臭管の排風量は上記モータの速度に比例している
。

一方、前記給水手段が作動して便器のボール部へ洗浄水
を供給すると、この給水手段の作動に伴い検出手段から
信号が出力される。

この信号は前記コントローラへ入力され、信号が入力さ
れたコントローラはモータの速度を切換える。

従って、便器の利用者が便器利用後に給水手段を作動さ
せると、これに合せて排臭管の排風量が自動的に切換わ
る。

（実施例） 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の実施例に係る脱臭式大便器ユニットが
設置されたトイレの断面図である。

トイレ１はその前面上部に自然通風式換気窓２を備え、
トイレ１内の下部後方に脱臭式大便器ユニット３が設置
されている。

脱臭式大便器ユニット３は、利用者Ｍが腰掛けて着座す
る便座４と、この便座４を支持する便器５と、この便器
５のボール部５ａへ洗浄水を供給する給水手段６と、便
器５のボール部５ａへ接続された排臭管７と、この排臭
管７へ介設されたシロッコファン８と、このファン８を
駆動する電動モータ９と、このモータ９の起動、停止及
び速度制御を行なうコントローラ１０とから成る。

上記ボール部は利用者Ｍの排せつ物を受ける為に便器５
に形成された凹所で、その内部がトイレ１の室内と連通
している。

上記便座４には利用者Ｍの着座を検知して着座検出信号
Ｓ１を発する着座センサー１１が備えられ、一方トイレ
１の前部上方には利用者Ｍの起立姿勢を検知して起立検
出信号Ｓ２を発する起立センサー１２が設けられている
。

上記給水手段６は、この給水手段６が作動したことを検
知して給水検出信号Ｓ３を発する検出手段１３を有して
いる。

上記検出信号Ｓｌ、Ｓ２．Ｓ３はいずれもコントローラ
１０へ入力されており、コントーラ１０はこれらの信号
Ｓｌ、Ｓ２．Ｓ３に基づいてモータ９をインバータ制御
している。

なお、コントローラｌＯはその制御方式を後述のＡ方式
とＢ方式とに切換える為の切換えスイッチｌＯａを有し
ている。

第２図はコントローラの制御方式を示すタイムチャート
である。

Ｔは時間、■はモータ９の速度を示す。

コントローラ１０は前記切換えスイッチ１０ａをＡ方式
に設定した場合、起立検出信号Ｓ２の入力と同時にモー
タ９を起動して高速度■２とし、次に着座検出信号Ｓｌ
の入力と同時にモータ９を中速度Ｖｌとし、再び起立検
出信号Ｓ２を受けるとモータ９を高速度Ｖ２とし、給水
検出信号Ｓ３を受けるとモータ９を高速度ｖ２から零速
度へ減速し停止させる。

前記切換えスイッチ１０ａをＢ方式に設定した場合、コ
ントローラ１０は起立検出信号Ｓ２の入力と同時にモー
タ９を起動して中速度Ｖｌとし、起立検出信号Ｓ２には
反応せず、給水検出信号Ｓ３を受けた際に、モータ９の
速度を中速酸ｖｌから低速度ｖ３へ切換え、モータ９を
この低速度ｖ３で所定時間Ｔ１運転した後に停止する。

上述の構成を有する脱臭式大便器ユニット３の作用を以
下に説明する。

大便器ユニット３はトイレｌへの設置に際し、前記コン
トーラｌＯの切換えスイッチ１０ａをＡ方式、Ｂ方式い
ずれかに設定しておく。

トイレ利用者Ｍがトイレｌに入ると起立センサー１２か
ら検出信号Ｓ２がコントローラｌＯに入力される。この
時コントローラｌＯの切換スイッチがＡ方式に設定して
いる場合、モータ９を起動し高速ｖ２になる。一方、Ｂ
方式に設定している場合、中速度Ｖｌになる０次いで大
便器ユニウド３の便座４に着座すると１着座センサー１
１から着座検出信号Ｓｌが出力されコントローラ１０へ
入力される。

コントローラｌＯの切換スイッチがＡ方式に設定してい
る場合、この検出信号Ｓ１がコントローラ１０へ入力さ
れると、コントローラｌＯはモータ９を起動して中速度
Ｖｌにし、又Ｂ方式に設定している場合には中速度Ｖｌ
にて維持すると共に、起立センサー１２及び給水検出手
段１３からの信号入力を待機する待機状態に入る。

一方、上記モータ９の起動によりファン８が駆動される
。

駆動されたファン８は排臭管７を介して便器本体５のボ
ール部５ａから便器５内外の臭気を排出する。

この臭気の排出量はモータ９の回転速度Ｖに比例してい
る。

前記利用者Ｍか排便後、便座４から立上がり起立姿勢を
取ると、起立センサー１２がこれを検知して起立検出信
号Ｓ２を出力する。

この検出信号Ｓ２はコントローラ１０へ入力される。

信号Ｓ２が入力されたコントローラ１０は、その切換え
スイッチ１０ａがＡ方式に設定されている場合、モータ
９を上記中速度Ｖｌから高速度Ｖ２へ増速する。

モータ９が増速すると、排臭管７の排風量か増し、その
分だけトイレｌ内の残留臭気が迅速に排出される。

切換えスイッチ１０ａがＢ方式に設定されている場合、
コントローラ１０は起立検出信号Ｓ２を受けてもモータ
９の速度を変えず、中速度ｖ１を維持する。

次いで、利用者Ｍが前記給水手段６を作動させて大便器
５のボール部５ａへ洗浄水な供給すると、給水手段６の
作動に伴い検出手段１３から給水検出信号Ｓ３が出力さ
れる。

この検出信号Ｓ３はコントローラ１０へ入力される。

信号Ｓ３が入力されたコントローラｌＯは、その制御方
式がＡ方式に設定されている場合、モータ９を高速度ｖ
２から零速度へ減速し、停止させる。

制御方式かＢ方式に設定されている場合、信号Ｓ３を受
けたコントローラ１０はモータ９の速度を前記中速度Ｖ
ｌから一旦低速度ｖ３へ切換え、所定時間ＴＩの経過後
にモータ９を停止する。

この為、Ｂ方式は節電や騒音低下に役立つ。

上記Ａ方式、Ｂ方式いずれにおいても、コントローラ１
０はモータ９の停止後に前記信号入力待機状態から解除
される。

以上において、コントローラｌＯの制御方式はトイレ１
の主たる目的や環境に応じて選定され、例えば公衆トイ
レの場合、トイレの使用頻度が一般に高いのでＡ方式を
選択し、住宅等におけるトイレの場合には、Ｂ方式を選
ぶようにする。

なお、前記脱臭式大便器ユニット３の給水手段６として
ロータンク或いはフラッシュバルブを用いることは差支
えない。

（発明の効果） 以上の説明により明らかな如く本発明によれば、便器の
ボール部へ排臭管を接続しているので、トイレ内の臭気
を便器の外方から内方へ流して強制的に排臭することか
できる。

しかも、給水手段の作動に合せて排臭管の排風量か切換
わるので、便器の利用状況に応じた排風量の自動切換え
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る脱臭式大便器ユニットが
設置されたトイレの断面図、第２図はコントローラの制
御方式を示すタイムチャートである。 ３・・・脱臭式大便器ユニット ５・・・便器本体　　　　５ａ・・・ボール部６・・・
給水手段　　　　７・・・排臭管８・・・ファン　　　
　　９・・・モータＯ・・・コントローラ　１３−・・
検出手段特許

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排せつ物を受ける為のボール部を有する便器と、この便
   器のボール部へ洗浄水を供給する給水手段と、この給水
   手段が作動レたことを検知して信号を発する検出手段と
   、前記便器のボール部へ接続された排臭管と、この排臭
   管へ介設されたファンと、このファンを駆動するモータ
   と、このモータの速度を検出手段から受けた信号に基づ
   いて切換えるコントローラとから成ることを特徴とする
   脱臭式大便器ユニット。