JPH03100054A - ポリアミド酸溶液 - Google Patents

ポリアミド酸溶液

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JPH03100054A
JPH03100054A JP23787389A JP23787389A JPH03100054A JP H03100054 A JPH03100054 A JP H03100054A JP 23787389 A JP23787389 A JP 23787389A JP 23787389 A JP23787389 A JP 23787389A JP H03100054 A JPH03100054 A JP H03100054A
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JP
Japan
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polyamic acid
solution
solvent
acid solution
dianhydride
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Pending
Application number
JP23787389A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Ishikura
石倉 許志
Hidetoshi Omori
英俊 大森
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香族ポリイミドの前駆体である芳香族ポリ
アミド酸溶液に関するものであり、更に詳しくは、貯蔵
安定性の優れたポリアミド酸溶液に関するものである。
(従来の技術) 芳香族ポリイミドは優れた耐熱性を有する樹脂であり、
例えば、ピロメリット酸二無水物(略称PMDA)と4
,4′、オキシジアニリン(略称4.4’−0DA)よ
りなるポリイミド樹脂はカプトン(Du Pont社の
商標)の名称で、主に耐熱性フィルムとして市販されて
いる。更に、3.3’、4.4−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(略称BTDA)と3,3′−ジア
ミノベンゾフェノン(略称DABP)を用いてなるポリ
イミド樹脂は、LARC−TPI(NA!SA開発)の
名称で、チタンやアルミニウムなどの金属やカプトンな
どの耐熱性フィルム等の接着に優れた特性を有するため
に、耐熱性接着剤として有用である。
しかしながら、これらのポリイミド樹脂の多くは不溶、
不融である為、ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミ
ド酸の溶液を用いて各種の成形加工用に供するのが一般
的である。
従来、ポリアミド酸溶液は原料の二酸無水物類とジアミ
ン類に、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルスルホキシドなどのような非プロトン性極性溶媒、
またはビス(2−メトキシエチル)エーテル(略称ジグ
ライム)、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキサン、
1,4.ジオキサン、1,2.ビス(2−メトキシエト
キシ)エタン等のエーテル系溶媒中で溶解または反応さ
せた溶液を、各々の成形、加工用として供給されている
しかしながら、ポリアミド酸溶液は、常温で保存してお
くと、溶液粘度が経時的に変化し、粘度が上昇したり、
低下したりして成形、加工時の作業性に悪影響を与えた
り、またこれによる製品の品質低下を招く原因となる。
このため、経時変化を抑えるために窒素気流中低温で保
存する方法がとられている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、常温においても溶液粘度の変化を生じない、
貯蔵安定性の優れたポリアミド酸溶液を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、特定の芳香族二酸無水物を原料に用い、特定の末端
基を有するポリアミド酸溶液においては、貯蔵安定性が
著しく向上することを見い出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、下記一般式(I)で表される繰り返し単
位を主要構造単位とし、且つ末端基にアミノ基を有する
ポリアミド酸、及び溶媒よりなるポリアミド酸濃度5−
50wt%のポリアミド酸溶液で、40℃× 240H
rの溶液粘度変化率が±20%以下であることを特徴と
する貯蔵安定性の優れたポリアミド酸溶液を提供するも
のである。
(式中Arは2価の芳香族あるいは脂肪族基を示し、→
は各結合基が主鎖の酸素原子に対して、メタ位もしくは
パラ位のどちらかの位置に結合していることを示す。) 本発明のポリアミド酸は、4,4−オキシシフタル酸二
酸無水物(略称0DPA)を主成分とする芳香族二酸無
水物類とジアミン類とを、ジアミンを0.1−10モル
%過剰に用いて、溶媒中で反応させることにより簡便に
合成することができる。ジアミンの過剰量がこの範囲よ
り少ないとポリアミド酸フェスの貯蔵安定性に効果がな
く、この範囲より多いと、ポリアミド酸の分子量が低く
なり、ポリマーとしての物性が損なわれるため実用的で
ない。
芳香族二酸無水物としては、0DPAを主成分とするが
、一部PMDA1BTDA、 3,3’、4.4−ビス
フェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)、3.
3’、4,4’−ジフェニルメタンテトラカルボン酸二
無水物、3.3’、4.4’−ジフェニルスルフィドテ
トラカルボン酸二無水物、3.3’、4.4−ジフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸二無水物等と併用すること
もできる。
ジアミン類としては、芳香族ジアミン、脂肪族ジアミン
等、特に制限はなく、例えば、p、フェニレンジアミン
、m−フェニレンジアミン、ベンジジン、4.4’−0
DA、 3.3’−0DA13.4’−0DA、 4.
4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4−ジアミノジ
フェニルスルホン、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、p−ジアミノキシリレ
ン、2,6−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノトル
エン、1,6−へキサメチレンジアミン等を挙げること
ができ、一種または、二種以上のものを併用することが
できる。
本発明の溶媒としては、N、N−ジメチルアセトアミド
、N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルスルホキシドなどのような非プロト
ン性極性溶媒、またはビス(2−メトキシエチル)エー
テル(略称ジグライム)、テトラヒドロフラン、1,3
−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,2−ビス(2
−メトキシエトキシ)エタン等のエーテル系溶媒を使用
することができる。
本発明で述べるところの溶液粘度変化率とは、下記式に
より計算された値を示す。
溶液粘度変化率(%)= 以下、実施例及び比較例にて本発明を説明するが、本発
明は、かかる実施例に限定されるものではない。
(実施例) 実施例1 検量線の作成 撹はん機、窒素導入管、温度計を付したフラスコ内に4
,4−オキシジアニリン(略称ODA)801g(4,
QOmol)を仕込み、系内を窒素で置換した後、N、
N−ジメチルアセトアミド5,200gを入れ、4.4
’−オキシジアニリンを溶解させた。これに、4.4’
−オキシシフタル酸二無水物(略称ODPA)1241
g(4,OOmol)を70°C越えないように徐々に
添加した。種々の0DPAの添加量において溶液粘度を
測定し、0DPAのジアミン(ODA)に対する添加率
と溶液粘度との関係を調べた。その結果を図1に示した
アミン末端ポリアミド ワニスの合成 撹はん機、窒素導入管、温度計を付したフラスコ内に4
,4′−オキシジアニリン801g(4,OOmol)
を仕込み、系内を窒素で置換した後、N、N−ジメチル
アセトアミド5,200gを入れ、4,4′−オキシジ
アニリンを溶解させた。これに、4,4−オキシシフタ
ル酸二無水物1216g(3,92mol)を70°C
越えないように徐々に添加した。添加終了後、4.4’
−オキシシフタル酸二無水物が完溶した時点より、70
°Cにて5時間撹はんを行い溶液粘度の測定を行った。
(固形分28%)70°C* OHr  −243p 
/ 25°C70°C中5Hr  ・・・ 239p/
25°C70°Cにてほとんど粘度が変化していないこ
とが解る。
このワニスを10°C240°C270°Cの恒温槽中
に入れ、溶液粘度の経時変化を調べた。その結果を図2
に示した。40℃× 24OHr後の溶液粘度変化率は
、+12.5%で貯蔵安定性が優れていることが解る。
比較例1 望i虱二生辰 撹はん機、窒素導入管、温度計を付したフラスコ内にO
DPA1241g(4,OOmol)を仕込み、系内を
窒素で置換した後、N、N−ジメチルアセトアミド5.
200gを入れ、0DPAを懸濁させた。これに、4.
4′−オキシジアニリン(略称ODA)801g(4,
OOmol)を50°Cにて徐々に添加した。種々の4
,4′−オキシジアニリンの添加量において溶液粘度を
測定し、ジアミン(略称0DA)の0DPAに対する添
加率と溶液粘度との関係を調べた。その結果を図3に示
した。
酸無水物末端ポリアミド酸ワニスの合成撹はん機、窒素
導入管、温度計を付したフラスコ内にODPA1241
g(4,OOmol)を仕込み、系内を窒素で置換した
後、N、N−ジメチルアセトアミド5.200gを入れ
、0DPAを懸濁させた。これに、4.4′−オキシジ
アニリン772g(3,85mol)を50°Cにて徐
々に添加した。添加終了後、更に2時間撹はんを行い反
応を終了させた。得られた酸無水物末端ポリアミド酸ワ
ニスの溶液粘度は、226poise /25°C(固
形分28%)であった。
このワニスを10°C940°C270°Cの恒温槽中
に入れ、溶液粘度の経時変化を調べた。その結果を図4
に示した。40℃× 24OHr後の溶液粘度変化率を
調べたところ、−21%であった。
(発明の効果) 実施例及び比較例にて明らかなように、本発明にて得ら
れるポリアミド酸溶液は、著しく貯蔵安定性が優れてい
ることが解る。従って、ジアミン残基の構造を種々変化
させることによって、種々の耐熱性を有するポリイミド
が得られるが、その前駆体であるポリアミド酸溶液の貯
蔵安定性が優れているため、このポリアミド酸溶液を用
いて、ポリイミド塗膜、フィルム、接着剤、発泡材、成
形物などの構造が安定して可能となるのである。
こうして得られたポリイミドは、優れた耐熱性、機械特
性等を有しており、電気、電子機器部品、自動車部品、
事務機部品、航空機部品などに有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1で0DPAのODAに対する添加率と
溶液粘度との関係を示す。 図2は、実施例1のポリアミド酸溶液の経時的粘度変化
を示す。 図3は、比較例1で0DPAのODAに対する添加率と
溶液粘度との関係を示す。 図4は、比較例1のポリアミド酸溶液の経時的粘度変化
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式( I )で表される繰り返し単位を主要構造
    単位とし、且つ末端基にアミノ基を有するポリアミド酸
    、及び溶媒よりなるポリアミド酸濃度5−50wt%の
    ポリアミド酸溶液で、40℃×240Hrの溶液粘度変
    化率が±20%以下であることを特徴とするポリアミド
    酸溶液。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Arは2価の芳香族あるいは脂肪族基を示し、→
    は各結合基が主鎖の酸素原子に対して、メタ位もしくは
    パラ位のどちらかの位置に結合していることを示す。)
JP23787389A 1989-09-13 1989-09-13 ポリアミド酸溶液 Pending JPH03100054A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62108555A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH01237872A (ja) * 1988-03-18 1989-09-22 Fujitsu Ltd 負荷分散処理方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62108555A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH01237872A (ja) * 1988-03-18 1989-09-22 Fujitsu Ltd 負荷分散処理方式

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