JPH029934Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH029934Y2
JPH029934Y2 JP6790685U JP6790685U JPH029934Y2 JP H029934 Y2 JPH029934 Y2 JP H029934Y2 JP 6790685 U JP6790685 U JP 6790685U JP 6790685 U JP6790685 U JP 6790685U JP H029934 Y2 JPH029934 Y2 JP H029934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
frame
auxiliary tool
framework
rods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6790685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61183609U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6790685U priority Critical patent/JPH029934Y2/ja
Publication of JPS61183609U publication Critical patent/JPS61183609U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH029934Y2 publication Critical patent/JPH029934Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、配線用等の通孔を軽量気泡コンクリ
ートパネルに形成する際に使用する補助具に関す
るものである。
「従来の技術」 建物用の軽量気泡コンクリートパネル(以下コ
ンクリートパネルと略称する。)を工場生産によ
り製造する方法として、コンクリートスラリ(流
体混合物)に相当量の発泡材を加え、これを成形
型枠内に設けた骨組みの周囲に骨組みを囲繞して
打設し、一次硬化させ、脱型後にオートクレーブ
装置によつて加圧し加熱して蒸気養生させるとい
つた方法が知られている。
ところで前記コンクリートパネルを用いて構成
された家屋にあつて、壁の内部に電気配線、ある
いは各種配管、更には壁暖房用等の通孔を形成す
る必要が生じた場合のために、本考案の出願人
は、先に、通孔を有するコンクリートパネルの製
造方法を特願昭60−10530号明細書において提案
した。
この製造方法は、配線や配管等に必要な通孔の
直径と略同一の直径を有する可撓性の棒体を用意
し、この棒体を内部に入れて、パネル基体を気泡
コンクリートスラリの打設によつて形成し、オー
トクレーブ養生前または後に棒体を引き抜いて、
通孔を有するコンクリートパネルを形成するもの
であつた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記方法を実施する場合には、棒体
を骨組みに接触させたのでは棒体を引き抜いた後
に形成された通孔の内面に骨組みが露出すること
になり、骨組みの防錆上問題を生じるために、棒
体と骨組みとが接近する部分には骨組みの外面を
モルタル等のかぶり厚調整材で覆つておいて骨組
みと棒体との直接接触を防止するようにしてい
た。ところが、前記骨組みに調整材を取り付ける
作業は、格子状に接合した骨組みの間から手作業
により行う必要があるため、極めて煩雑な作業で
あり、作業性が悪い問題を有していた。
「考案の目的」 本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、コ
ンクリートパネルに通孔を形成する際に、棒体を
骨組みに接触させないように容易に設置すること
ができる補助具の提供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、骨組みに棒体を支持させ、この骨組
みと棒体を気泡コンクリートスラリにより囲繞す
るとともに、オートクレーブ装置によつて蒸気養
生して形成され、棒体を除去して通孔を形成する
軽量気泡コンクリートパネルの形成時に使用する
補助具であつて、前記棒体を挿通する支持孔を有
する保持部と、前記保持部に連設された支持アー
ムとからなり、支持アームに前記骨組みを嵌入す
る凹部を形成してなるものである。
「作用」 支持孔に棒体を挿通し、支持アームの凹部を骨
組みの鉄筋に係止することによつて棒体を骨組み
に装着できる。
「実施例」 第1図ないし第4図は、本考案の一実施例を示
すもので、本実施例の補助具Aは、全体が樹脂材
からなり、一対のリング枠を連結片1を介して眼
鏡枠状に連結して構成された保持部2Aと、この
保持部2Aの両側に保持部2Aと同一平面内に収
まるように一体に延設された一対のL字状の支持
アーム2Bとからなつている。そして、各支持ア
ーム2Bの先端には互いに反対方向を向いたC字
状の係止片2aが形成されていて、この係止片2
aの内側が凹部2bになつている。
次に、前記のように構成された補助具Aを用い
て行うコンクリートパネルPの製造作業について
説明する。
前記コンクリートパネルPは、骨組み3を気泡
コンクリートで覆つて構成されるものであり、こ
の骨組み3は、防錆処理された鋼製のアングル材
3aと、格子組みされた鋼製の補強筋3bとを組
み付けて偏平状に形成されたものである。
コンクリートパネルPを製造するには、まず、
コンクリートパネルPの内部の配線位置に対応す
るように、骨組み3に前記補助具Aを用いて棒体
4を装着する。すなわち、前記補助具Aを複数個
用意し、各補助具Aの保持部2Aを一対の棒体4
に挿通して複数の補助具Aを棒体4の所要位置に
装着し、一対の棒体4を備えた複数の補助具Aの
各々の凹部2bに骨組み3を第1図に示すように
嵌め込み、棒体4を骨組み3に装着する。この装
着に当たつては、凹部2bに骨組み3を嵌入する
操作を行うのみで棒体4の装着をなしうるため
に、糸によつて棒体をかぶり厚調整材に巻き付け
ていた従来作業に比較して極めて容易に装着作業
をなしうる。次に、棒体4の装着が終了したなら
ば、成形型枠5の成形空所Sに気泡コンクリート
スラリ(セメントと珪砂を主原料とする流体混合
物に相当量の発泡材を加えた従来公知のもの)を
打設して、これを一次硬化させ、成形空所Sにパ
ネル基体P1を形成する。ところで、この打設時
に成形空所Sに気泡コンクリートスラリが流入す
る際に、気泡コンクリートスラリの流入圧力が棒
体4に加わることになるが、棒体4は各補助具A
によつて骨組み3に支持されているために、棒体
4が所定の位置からずれることはない。したがつ
て、棒体3を正確な位置に確実に補助具Aによつ
て支持しておくことができ、通孔Tの形成位置精
度に優れるためにコンクリートパネルPの品質も
安定化する。
次に、このパネル基体P1には、前養生装置6
とオートクレーブ装置7を利用して蒸気養生処理
を施し、コンクリートパネルPを形成する。この
蒸気養生処理を施した後に棒体4をコンクリート
パネルPから引き抜くと、コンクリートパネルP
の内部に通孔Tが形成される。
このようにして形成された通孔Tは、屋内電気
配線用等の目的に利用する。
なおまた、通孔Tは、温水暖房器の循環用配管
として、また、テレビ配線用として、更には、壁
暖房通気路としても利用できる。一方、通孔Tを
使用しない場合には、通孔Tの開口をモルタル等
で塞ぎ、仕上げ材で覆つておけばよい。
第5図と第6図は本考案の第2実施例を示すも
ので、本実施例にあつては補助具A′の保持部
2′Aを一対の四角リング枠を結合して構成した
ものであり、この場合に通孔を形成する棒体4′
の横断面形状は四角形状であり、本実施例にあつ
ては、この棒体4′に対応した形状に保持部2′A
を形成することによつて目的を達成している。
なお、前記実施例にあつては、蒸気養生後に棒
体4を引き抜いたが、蒸気養生前の一次硬化後に
棒体4を引き抜いても良く、また、棒体4を蒸気
養生によつて溶融する材料で構成するならば、棒
体4は蒸気養生処理後に溶融し、冷却後に残塊と
なつた状態で取り出すこともある。また、保持部
2Aの形状は前記実施例に示したものに限らず、
棒体の横断面形状に対応した形状であれば任意で
良い。
なお、前記実施例において、保持部2A,2′
Aは1つあるいは1つ以上のリング枠によつて構
成しても良い。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、コンクリートパ
ネルに通孔を形成する棒体を挿通する保持部と、
コンクリートパネルの内部に埋設される骨組みを
嵌入する凹部を有する支持アームとからなるため
に、保持部に棒体を挿通し、支持アームの凹部に
骨組みを嵌入するといつた簡単な操作により骨組
みに棒体を装着することができ、通孔を有するコ
ンクリートパネルの製造時において、棒体の装着
作業の簡略化をなしうる。また、骨組みに装着さ
れた棒体は補助具が保持するために、気泡コンク
リートスラリによる骨組みの囲繞時に棒体が所定
の位置からずれることもなく、正確な位置に通孔
を形成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は補助具によつて棒体を骨組みに
装着した状態を示す斜視図、第2図は補助具の斜
視図、第3図はコンクリートパネルの製造工程
図、第4図はコンクリートパネルの断面図、第5
図と第6図は本考案の他の実施例を示すもので、
第5図は補助具によつて棒体を骨組みに装着した
状態を示す斜視図、第6図は補助具の斜視図であ
る。 A,A′……補助具、P……コンクリートパネ
ル、T……通孔、2A,2′A……保持部、2b
……凹部、2B……支持アーム、3b……補強
筋、4……棒体、7……オートクレーブ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄筋構造の骨組みに棒体を支持させ、この骨組
    みと棒体を気泡コンクリートスラリにより囲繞す
    るとともに、オートクレーブ装置によつて蒸気養
    生して形成され、気泡コンクリートスラリによる
    前記囲繞後の所要時に棒体を除去して内部に通孔
    を形成する軽量気泡コンクリートパネルの形成時
    に使用する補助具であつて、前記棒体を挿通する
    保持部と、前記保持部に連設された支持アームと
    からなり、前記支持アームには骨組みを構成する
    補強筋を嵌入する凹部が形成されてなる軽量気泡
    コンクリートパネルの通孔形成用補助具。
JP6790685U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH029934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6790685U JPH029934Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6790685U JPH029934Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61183609U JPS61183609U (ja) 1986-11-15
JPH029934Y2 true JPH029934Y2 (ja) 1990-03-13

Family

ID=30602163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6790685U Expired JPH029934Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH029934Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19504235A1 (de) * 1995-02-09 1996-08-14 Ipa Isorast Int Verfahren zur Herstellung von wärmeisolierten Tafeln für die Großtafelbauweise

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61183609U (ja) 1986-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH029934Y2 (ja)
KR200189807Y1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 패널 거푸집
JPH0463179B2 (ja)
JPH0342561B2 (ja)
JP2001162609A (ja) プレキャストコンクリート部材の製造方法
JPH0428728Y2 (ja)
CN211164518U (zh) 一种空调洞预制混凝土块模具及空调洞预制混凝土块
JP3721666B2 (ja) 取り付け手段を有する型枠部材とコンクリート壁形成方法
KR0131314Y1 (ko) 콘크리트 유니트욕실용 욕실벽판
JPS6029527Y2 (ja) 換気口ブロツク
JP2862952B2 (ja) プレキャストコンクリート板の製造方法
JP2532801B2 (ja) 化粧柱の製造方法
KR200428841Y1 (ko) 외벽 무늬 성형용 거푸집
JP2678672B2 (ja) 射出成形型の製造方法
JPH0575562B2 (ja)
JPH06212645A (ja) 建築基礎用既製コンクリート
JPH05208411A (ja) 中空コンクリートスラブ用基板の構造および製造方法
CN115263136A (zh) 一种窗体的室内安装方法
JPH0938941A (ja) セメント系硬化材料を被覆した鋼管柱の製造方法
JP2513749Y2 (ja) 軽量気泡コンクリ―ト製パネルの成形用型枠
KR960000772B1 (ko) 조립식 단열판넬의 시공방법
JP2009057751A (ja) コーナーカバー役物の製造方法
JPH116245A (ja) ファスナー埋込パネル
JPH03164205A (ja) コンクリートパネル製造用型枠
JPH08226179A (ja) コンクリートの打ち放し型枠