JPH029904A - 自動二輪車のエンジン潤滑装置 - Google Patents

自動二輪車のエンジン潤滑装置

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JPH029904A
JPH029904A JP15835388A JP15835388A JPH029904A JP H029904 A JPH029904 A JP H029904A JP 15835388 A JP15835388 A JP 15835388A JP 15835388 A JP15835388 A JP 15835388A JP H029904 A JPH029904 A JP H029904A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、エンジンのオイルパンとは別にオイルタン
クを設け、このオイルタンクからエンジン各部の潤滑部
に潤滑油を供給するようにした自動二輪車のエンジン潤
滑装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車のエンジン潤滑装置には、エンジン下部のオ
イルパンに溜った潤滑油をエンジン各部の潤滑部に直接
供給するようにした、いわゆるウェットサンプ方式のも
のが多くみられる。ところで、この構成の場合、エンジ
ンの容量が大形化することにより、潤滑油量が多くなる
と、これに伴ってオイルパンも大きくなり、これが車体
の地上高を小さくさせるという不都合を生じる。
そこで、上記オイルパンとは別に十分の潤滑油を溜める
ことのできるオイルタンクを設け、オイルパンに溜った
潤滑油をスカベンジングポンプにより上記オイルタンク
に送り込んでここに一旦潤滑油を溜め、そして、このオ
イルタンクからフィードポンプにより上記潤滑部に潤滑
油を供給するようにし、これによってオイルパンが大き
くなるのを抑制した、いわゆるドライサンプ方式のもの
が提案されている(例えば、特開昭62−7910号公
報)。
一方、各潤滑部の例えばシール部には耐圧性の点で限度
がある。このため、エンジンの始動時や、寒冷地におい
て油温か低いなどの原因でフィードポンプの吐出側の油
圧が所定値(一般には4〜5 kg/cm”)以上にな
ったときには、その圧油をオイルパンに向って排出させ
るリリーフ弁を備え、上記吐出側の油圧の上昇を抑制す
るようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成においても、更に次のような問
題がある。即ち、リリーフ弁から圧油が排出されるとき
、この圧油はその圧力でオイルパンに向って勢いよく排
出され、この際、オイルパン内で潤滑油に無数の泡を生
じさせることとなる。しかし、これはスカベンジングポ
ンブの送液の効率を低下させる原因となるものであって
好ましくない。
また、上記の場合、リリーフ弁から排出された圧油は全
て一旦オイルバンに戻り、その後そこからスカベンジン
グポンプにより、改めてオイルタンクに回収されるが、
これはスカベンジングポンブの動力を徒らに消費するこ
とになると共に、オイルタンクへの回収に時間的な損失
が生じるという不都合もある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、リリーフ弁から圧油が排出される際にも、スカベン
ジングポンブにおける送液の効率が低下しないようにし
、また、上記のようにリリーフ弁から排出された圧油を
オイルタンクへ回収する場合に、スカベンジングポンブ
が動力を無駄に消費しないようにすると共に、上記オイ
ルタンクへの回収に時間的な損失が生じないようにする
ことを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、リリーフ弁の排出側をスカベンジングポンプの吐出
側もしくは吸入側に連結した点にある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
リリーフ弁27から圧油が排出されたとき、この圧油は
スカベンジングポンプ16の吸入側管路(吸入側)17
もしくは吐出側管路(吐出側)19に排出され、ここか
らオイルタンク8に送り込まれる。即ち、従来では、上
記圧油は一旦オイルパンフに戻され、ここから改めてス
カベンジングポンプ16によりオイルタンク8に送り込
まれていたが、この発明では、オイルパン7を経ること
なく直接的にスカベンジングポンブ16を通してオイル
タンク8に送り込まれる。よって、リリーフ弁27から
排出された圧油がオイルパン7内で潤滑油に無数の泡を
生じさせることはない。このため、オイルタンク8に対
するスカベンジングポンブ16の送液の効率は向上する
こととなる。
また、従来に比較し、オイルパン7を経ないで潤滑油が
オイルタンク8に直接的に送り込まれる分だけ、スカベ
ンジングポンブ16が無駄に動力を消費することはなく
、また、オイルタンク8への回収に時間的な損失が生じ
ることも抑制される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動二輪車で、その車体フレーム
2にエンジン3が支持されている。このエンジン3はク
ランクケース4とシリンダ5とを備え、上記クランクケ
ース4はその下部にオイルパン7を有している。また、
上記エンジン3の後方にはオイルタンク8が設けられる
。このオイルタンク8は上記エンジン3の各部を潤滑す
るための潤滑油を溜めるもので、これらオイルパン7や
オイルタンク8は潤滑装置9を構成している。その他、
11は前輪、12は後輪、13は燃料タンク、14はシ
ートである。
第1図において、上記潤滑装置9についてより詳しく説
明する。
図において、16はスカベンジングポンブで、このスカ
ベンジングポンプ16は吸入側管路17とフィルター1
8によりオイルパン7に通じており、一方、吐出側管路
19によりオイルタンク8に連結されている。このスカ
ベンジングポンブ16が作動すれば、オイルパン7に溜
った潤滑油20は図中矢印Aで示すように上記吸入側管
路17と吐出側管路19とを通ってオイルタンク8に送
り込まれる。
22はフィードポンプで、このフィードポンプ22は吸
入側管路23によりオイルタンク8に通じており、一方
、吐出側管路24によりエンジン3各部の潤滑部25に
連結されている。このフィードポンプ22を作動させれ
ば、オイルタンク8内の潤滑油20は図中矢印Bで示す
ように上記吸入側管路23と吐出側管路24とを通って
潤滑部25に供給される。また、この潤滑部25に供給
された潤滑油はその潤滑後には主に自然流下によりオイ
ルパン7に戻るようになっている。
上記フィードポンプ22の吐出側管路24にりJ−フ弁
27が取り付けられる。このリリーフ弁27は上記吐出
側管路24の油圧が所定値以上になったとき、その圧油
を排出させて、この吐出側管路24の油圧が所定値以上
になることを防止するものである。
即ち、上記リリーフ弁27は上記吐出側管路24に通じ
る圧油の導入管路28を有している。この導入管路28
と同軸上に小室30が形成され、この小室30にはその
軸方向に摺動自在に椀状の弁体31が嵌入されている。
この弁体31はその摺動で上記導入管路28を開閉する
ようになっており、かつ、この弁体31は導入管路28
を閉じるようにばね32で付勢されている。
また、上記小室30から排出管路33が延びており、こ
の排出管路33は上記導入管路28を閉じた状態の弁体
31の外周面により閉じられている。従って、この状態
では、フィードポンプ22の吐出側管路24の圧油がリ
リーフ弁27の排出管路33に排出されることは阻止さ
れている。また、この排出管路33の延出端は前記スカ
ベンジングポンブ16の吐出側管路19に連結されてい
る。
その他、34は空気抜き孔であり、この空気抜き孔34
は弁体3■が小室30内を摺動するとき、小室30内の
空気変動分だけ、その空気を小室30の内外に流動させ
る。
第3図により、上記リリーフ弁27の作用について説明
する。
上記フィードポンプ22の吐出側管路24の油圧が高く
なり、これが所定値以上になり始めると、ばね32の付
勢力に抗しその圧油が図で示すように弁体31を小室3
0内に向って押動する。
すると、このリリーフ弁27の導入管路28が排出管路
33に連通し、よって、図中矢印Cで示すようにフィー
ドポンプ22の吐出側管路24の圧油がスカベンジング
ポンプ16の吐出側管路19に排出され、これにより、
上記吐出側管路24の油圧がそれ以上に高くなることが
防止される。
そして、上記吐出側管路19に排出された圧油はそのま
まスカベンジングポンプ16から吐出された図中矢印A
で示す圧油と共にオイルタンク8に送り込まれる。また
、この後、フィードポンプ22の吐出側管路24の油圧
が上記所定値よりも、下がれば、弁体31はばね32の
付勢力により第1図で示した状態に戻る。
なお、以上は図示の例によるが、上記排出管路33の延
出端はスカベンジングポンブ16の吸入側管路17に連
結してもよい。この場合にも、前記した図示の例と同じ
作用効果が得られる。
(発明の効果) この発明によれば、リリーフ弁の排出側をスカベンジン
グポンブの吐出側もしくは吸入側に連通させたため、リ
リーフ弁から圧油が排出されたとき、この圧油はオイル
パンを経ることなく直接的にスカベンジングポンブを通
してオイルタンクに送り込まれる。よって、リリーフ弁
から排出された圧油がオイルパン内で潤滑油・に無数の
泡を生じさせることはなく、このため、スカベンジング
ポンプの送液の効率が向上することとなる。
また、従来に比較し、オイルパンを経ないで圧油が直接
的にオイルタンクに送り込まれる分だけ、スカベンジン
グポンブが無駄に動力を消費することが防止されると共
に、オイルタンクへの回収に時間的な損失が生じること
も抑制される。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は簡略側面断面図
、第2図は自動二輪車の全体側面図、第3図は作用説明
用の第1図の部分図である。 1・・自動二輪車、3・・エンジン、7・オイルパン、
8・・オイルタンク、9・・潤滑装置、16・・スカベ
ンジングポンプ、17・吸入側管路(吸入側)、19・
・吐出側管路(吐出側)、22・・フィードポンプ、2
4・・吐出側管路(吐出側)、25・・潤滑部、27・
リリーフ弁、33・・排出管路(排出側)。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、オイルタンクと、エンジンのオイルパンに溜った潤
    滑油を上記オイルタンクに送り込むスカベンジングポン
    プと、同上オイルタンク内の潤滑油をエンジン各部の潤
    滑部に供給するフィードポンプと、このフィードポンプ
    の吐出側の油圧が所定値以上になったとき、その圧油を
    排出させるリリーフ弁とを備えた自動二輪車のエンジン
    潤滑装置において、上記リリーフ弁の排出側をスカベン
    ジングポンプの吐出側もしくは吸入側に連結した自動二
    輪車のエンジン潤滑装置。
JP63158353A 1988-06-27 1988-06-27 自動二輪車のエンジン潤滑装置 Expired - Lifetime JP2688926B2 (ja)

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JPS61171808U (ja) * 1985-04-15 1986-10-25

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