JP6597347B2 - 内燃機関のオイル分離構造 - Google Patents
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Description
このオイル分離構造は、オイル分離室の底面に形成されたオイルドレン孔からシリンダブロックおよびオイルパンを通して、オイルパンに貯留されるオイルの液面よりも下方にオイルドレン通路が延びている。これにより、オイル分離室でブローバイガスから分離されたオイルミストは、オイルドレン通路を通してオイルパンに戻される。
図1〜図13は、本発明に係る第1の実施の形態の内燃機関のオイル分離構造を示す図である。
図1〜図3において、内燃機関としてのエンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダヘッド3の上部に設けられたシリンダヘッドカバー4と、シリンダブロック2の下部に設けられたオイルパン5とを備えている。
ここで、本実施の形態の吸気カム軸7および排気カム軸8は、本発明のカム軸を構成し、吸気カム7Aおよび排気カム8Aは、本発明のカムを構成する。
吸気管34にはスロットルバルブ34Aが設けられており、このスロットルバルブ34Aは、シリンダ27に吸入される空気量を調整する。
燃料ポンプ取付ブラケット62および後側壁部3Bには、ケース部材66を介してバキュームポンプ67が取付けられている。
カバー部材51は、衝突壁56を有し、衝突壁56は、平板部52からケース部40に向かって突出している。
本実施の形態のオイル分離室17において、オイル分離室41〜43が、ブローバイガス導入口41Aからブローバイガス排出口52aとの間に形成された本発明のブローバイガス通路を構成する。
オイルドレン通路20は、仕切壁45A、53と仕切壁45B、54との間において、ブローバイガス通路の一部を構成するオイル分離室42の底面に形成され、オイル分離室42からオイルを排出する本発明のオイルドレン孔を構成する。
これにより、ブローバイガス排出口52aが閉じられて、オイル分離室43からブローバイガス排出管36にPCVバルブ37を通してブローバイガスが排出されない。
ここで、本実施の形態の吸入口75Aは、本発明の上流開口部を構成し、排出口75Bは、本発明の下流開口部を構成する。
図1、図9において、矢印Bは、ブローバイガスの流れを示し、図9において、矢印Oは、ブローバイガスから分離されたオイルミストの流れを示す。
すなわち、オイルドレン通路20は、スカート部を構成するクランクケース2Aの上部と下部とを連通するようにシリンダブロック2と一体に形成されている。なお、クランクケース2の下部は、シリンダブロック2の下部2aと同一個所である。これにより、オイルドレン通路20を長く形成することができ、オイルドレン通路20に溜まったオイルがオイルドレン通路20から溢れ出ることを防止できる。
これにより、細かなオイルミストが発生するバキュームポンプ67を有するエンジン1であっても、ブローバイガスからオイルミストを良好に分離できる。
すなわち、オイルドレン通路20、20Aは、スカート部を構成するクランクケース2Aの上部と下部とを連通するようにシリンダブロック2と一体に形成されている。なお、クランクケース2の下部は、シリンダブロック2の下部2aと同一個所である。これにより、オイルドレン通路20、20Aを長く形成することができる。
チェーン収容室22から連通路23を通してオイル分離室41に向かって流れるブローバイガスBは、図16に示すように、ブローバイガス導入口41Aからオイル分離室41に流入する。
オイル分離室42に流入した高速のブローバイガスBは、仕切壁54の連通孔54aによって絞られて流速が上昇した後、衝突壁57に衝突することで、ブローバイガスBから分離し切れなかったオイルミストOが分離される。ブローバイガスBから分離されたオイルミストOは、オイル分離室42の底面を通ってオイルドレン孔42Aに排出される。
これに加えて、オイル分離室42の負圧が小さい状態においては、オイルドレン通路20に溜まったオイルがオイル分離室42に逆流することをより効果的に防止できる。
また、オイル分離室41でブローバイガスから分離されたオイルミストOは、オイル分離室41の底面を通ってオイルドレン孔41Bに排出される。
流通孔53Aの開口面積が大きくなると、大きい負圧に応じて流通孔53Aを流れるブローバイガスの流速を上昇させ、かつ、流量を増大させることで、衝突壁56に捕捉されるブローバイガスの捕捉効率を向上させることができ、オイルの分離性能を向上できる。
オイル分離室42の負圧が大きい場合にはオイルドレン通路20に溜まったオイルミストがオイルドレン通路20からオイル分離室42に逆流する可能性がある。
変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求
項に含まれることが意図されている。
Claims (3)
- シリンダブロックおよびシリンダブロックの下部に取り付けられるオイルパンと、
前記シリンダブロックの側面に形成されるケース部と、
前記ケース部に取り付けられるカバー部材と、
前記ケース部と前記カバー部材によって形成されるオイル分離室と、
前記ケース部に配置され、前記オイル分離室にブローバイガスを導入するブローバイガス導入口と、
前記カバー部材に配置され、前記オイル分離室からブローバイガスを吸気側に排出するブローバイガス排出口と、
前記オイル分離室内に設置され、ブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイル分離部と、
前記オイル分離室の底面に形成され、前記オイル分離部にて分離されたオイルを排出するオイルドレン孔と、
一端部が前記オイルドレン孔に連通するとともに他端部が前記オイルパンに開口する開口部に連通するオイルドレン通路とを備えた内燃機関のオイル分離構造であって、
前記オイル分離部は、前記ケース部に配置される前記ケース部の仕切壁と、前記ケース部の仕切壁と当接するよう前記カバー部材に配置され、かつブローバイガスを通す連通孔を複数個有する前記カバー部材の仕切壁と、を備え、
前記カバー部材は、前記連通孔を通過したブローバイガスを衝突させる衝突壁を有し、
前記ブローバイガスは、前記ブローバイガス導入口から前記ケース部に入り、前記ケース部から前記カバー部材内に流れ、前記連通孔を通過して前記衝突壁に衝突した後、前記衝突壁に沿って前記ケース部内に戻り、最後に前記ブローバイガス排出口に到達するよう構成され、
前記オイルドレン通路は、前記シリンダブロックの下部と前記オイルパンの上部との間にて通路が絞られ、前記開口部の開口面積が、前記オイルドレン孔の開口面積よりも小さく形成されていることを特徴とする内燃機関のオイル分離構造。 - 前記オイル分離部は、ブローバイガスの流れる方向に沿って順に配置される上流側オイル分離部と、下流側オイル分離部とを有し、
前記上流側オイル分離部は、前記連通孔として上流側流通孔を有し、
前記下流側オイル分離部は、前記連通孔として下流側流通孔を有し、
前記下流側流通孔は、前記オイル分離室の上下方向で前記上流側流通孔より上側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイル分離構造。 - 前記シリンダブロックの端部に、クランク軸の駆動力が伝達されるタイミングチェーンを覆うチェーンケースが取付けられ、
前記チェーンケースと前記シリンダブロックによって囲まれるチェーン収容室が形成され、
前記シリンダブロックは、前記チェーン収容室と前記ブローバイガス導入口とを連通する連通路を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイル分離構造。
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