JPH0297632A - 電気・電子機器用銅合金細線 - Google Patents

電気・電子機器用銅合金細線

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JPH0297632A
JPH0297632A JP24879988A JP24879988A JPH0297632A JP H0297632 A JPH0297632 A JP H0297632A JP 24879988 A JP24879988 A JP 24879988A JP 24879988 A JP24879988 A JP 24879988A JP H0297632 A JPH0297632 A JP H0297632A
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JP
Japan
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copper alloy
thin wire
electric
tensile strength
copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP24879988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakai
由弘 中井
Kazuo Sawada
澤田 和夫
Atsuhiko Fujii
藤井 淳彦
Yukifumi Chiba
幸文 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は銅合金細線に関するものであり、特に、電子
機器、計a−1機器、医療機器、情報通信機器等に用い
られる銅合金細線に関するものである。
[従来の技術] 電子機器、計測機器、医療機器、情報通信機器等に用い
られる導体として、従来、主として純銅(タフピッチ銅
・無酸素銅)が用いられている。
しかし、純銅は導電率等の電気的特性は良いが、引張強
度・曲げ強度等の機械的特性は悪いという欠点をHして
いた。
そこで、純銅よりも導電率等の電気的特性は劣るが、引
張強度・曲げ強度等の機械的特性は良い銅−ベリリウム
系合金が、導体として用いられる場合がある。
さらに、銅−ベリリウム系合金よりも引張強度・曲げ強
度等の機械的特性は劣るが、導電率等の電気的特性は良
い銅−錫系合金が、導体として用いられる場合もある。
[発明が解決しようとす課題] 以上のように、従来の電子機器等に用いられる導体には
、導電率は良いが引張強度・曲げ強度は悪いものか、ま
たは引張強度・曲げ強度は良いが、導電率は悪いものし
かなかった。
しかし、最近の電気・電子ならびに通信産業の発展に伴
ない、導電率等の電気的特性と引張強度・曲げ強度等の
機械的特性の両方とも良い電気・電子機器用導体が求め
られるようになった。
また、導体の直径についても、益々小さなものが求めら
れるようになった。
この発明は、かかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、導電率等の電気的特性と引張強度・曲げ強度
等の機械的特性の両方とも良い電気・電子機器JJJ銅
合金細線を提1共することを[」的としている。
さらに、導体の直径を小さくすることができる電気・電
子機器用銅合金細線を提はすることも「1的としている
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明では、Snを0.1〜1,0重量%、Z
rをo、o1〜o、2重量96、Yもしくは希土類元素
から選ばれた1種以上の元素を0゜01〜1..0!f
im%含み、残部がCuおよび不iiJ避不純物からな
る。
請求項2の発明では、線径が直径0.08mm以下であ
る。
[作用・効果コ 銅合金中に、SnおよびZrを含有させるのは、銅合金
中に固溶し、または)斤出するSnおよびZrにより銅
合金細線の引張強度や曲げ強度笠の機械的特性が向上す
るからである。
SnおよびZ「の含Hmを上記範囲に限定したのは、S
 nまたはZrの含有量が上記範囲の上限値を越えると
、過剰にIII、j溶または析出したSnまたはZ「の
/l在によって、導電率が杵しく低下するためである。
一方、SnまたはZrの含有量が上記範囲の上限値を下
回ると、析出するSnまたはZrが減少するため、十分
な引張強度や曲げ強度をiするのが困難になるからであ
る。
Yもしくは希土類元素から選ばれた1挿具」二の元素を
含rJ“させるのは、Iバ出する粒子がより微細かつ均
一になるからである。ずなイっち、析出量は同じでも、
より微細かつ均一に析出しているJjが、引張強度や曲
げ強度等の機械的特性が向上するのである。
Yもしくは希土類元素を上記範囲に限定したのは、これ
らの含有量が上記範囲の上限値を越えると、固溶または
析出するYもしくは希土類元素が増加するため、導電率
等の7と気的特性が著しく低下するためであり、これら
の含有量が上記範囲の下限値を下回ると、#n出拉粒子
より微細かつ均一にする効果が少なくなるからである。
なお、Zrを含有することにより耐熱性も向上するので
、半En付は部の耐屈曲性が向上し、またSnSAg、
NiおよびAu等のメツキを施しても十分な導電性・引
張強度・曲げ強度が得られる。
メツキは仲線加−L後、行なってもよいし、メツキを行
なった後件線加工してもよい。
また、本発明の銅合金細線は、複数本を撚って、撚線と
して使用すれば、より一層引張強度や曲げ強度の機械的
特性の向上が期待できる 本発明の銅合金では、微細な析出粒子が均一に分布して
いるので、III径0.08mm以下の細線への加工を
良好に行なうことができる。しかも、そのような細線に
なっても十分な機械的特性を発揮する。
[実施例] 第1表に示す組成の合金を各々黒鉛鋳型を用いて半連続
鋳造し、直径8mmの棒)」とした。これらを・940
°Cで3時間加熱保持した後、水中で急冷した。これら
の棒材を以下に示すような冷間伸線と熱処理を繰返し、
直径0.03mmの細線を作った。
まず、直径8mmから直径(1,5mmになるまで冷間
伸線を行なった。減面率は99.6%となる。
次に、440℃の下で3時間熱処理を行なった後、徐冷
した。
次に、直径0.5mmから直径0.03mmになるまて
冷間伸線を行なった。減面率は99.6%となる。
次に、300℃のドで2時間熱処理を行なった後、徐冷
した。
第1表に示した合金の直径0.0−.3mmでの弓張強
さ、導電率および曲げ強度の試験を行なった。
その結果を第2表に示す。
なお、曲げ強度の評価は細線に何回縁返し曲げ応力を加
えれば、細線が破断するかによってすることにした。
第1図はこの試験を行なうための装置である。
第1図に示すように、この装置は定滑車1、動滑車2お
よび重り4を備える。壁5の下に定滑車1を取付け、そ
の横に動滑車2を配置する。細線3の一端を壁5に取付
け、次に定滑車1の下部に通し、次に動滑車2の上部に
通し、次に重り4に取付ける。重り4は10g1定滑車
1および動滑車2の半径は15mmである。
次に、この装置の動作について説明する。動滑車2を第
1図の矢印に示すように、上下に動かすことにより、細
線3の定滑車1に当たる部分と動滑車2に当る部分に繰
返しの曲げ応力を加えるのである。上下1往復で1回と
する。回数を屈曲値とする。
(以下余白) 第 表 港 夷 第2表に示すように、本発明は導電率と引張強度・曲げ
強度の両方とも良いことがわかる。
なお、従来例16は無酸素銅、17は銅−ベリリウム系
合金、18は銅−スズ系合金である。
また、本発明例であるNol〜No7の組成の合金に、
■直径0.35mmでAgメツキし、これを直径0.0
3mmになるまで伸線加工した細線、■直径0.03m
mでSnメツキをした細線についても、それぞれT52
表に示すNol〜N07と同じ結果が得られた。
さらに、直径0.03mmのNo1〜N018の合金を
それぞれ19本撚って撚線とし、曲げ強度の試験を行な
った結果が第3表である。
第3表に示すように、本発明は良い値をとることがわか
る。
(以下余白) 第 表 [実施例に対する考察] 第2表によれば、従来例16(無酸素銅)は、導電率は
96%IACSと非常に高いが、引張強さ、屈曲値はそ
れぞれ59 K g / m m 2.35回と、かな
り低い。
一方、従来例17(銅−ベリリウム系合金)は、導電率
は239に I A CSとかなり低いが、引張強さ、
屈曲値はそれぞれ100Kg/mm2.560回と、高
い。
さらに、従来例18(銅−スズ系合金)は、導電率と引
張強さは従来例16と17の中間の直をとる。しかし、
屈曲値は40回と非常に低い。
電気・電子機器用銅合金細線は、引張強さ、導電率、屈
曲値のいずれか1つが良好ではだめで、上記3つの特性
がバランスよく良いのが理想である。
従来例16(無酸素銅)は、導電率だけがよい。
従来例17(銅−ベリリウム系合金)は、引張強さと屈
曲値はよいが、導電率は悪い。
本発明は、引張強さと導電率は、銅−スズ系合金なみで
、屈曲値は、銅−ベリリウム系合金なみを目指すもので
ある。
第2表に示すように、本発明は、引張強さ、導電率、屈
曲値はそれぞれ70 K g/mm2.62%lAC3
,400回以上である。
さらに、撚線にしても、屈曲値は、第3表に示すように
、本発明は銅−ベリリウム系合金なみであることがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、曲げ強度の評価を行なうための装置である。 図において、1は定滑車、2は動滑車、3は細線、4は
重り、5は壁を示す。 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Snを0.1〜1.0重量%、Zrを0.01〜
    0.2重量%、Yもしくは希土類元素から選ばれた1種
    以上の元素を0.01〜1.0重量%含み、残部がCu
    および不可避不純物からなる電気・電子機器用銅合金細
    線。
  2. (2)線径が直径0.08mm以下である、請求項1に
    記載の電気・電子機器用銅合金細線。
JP24879988A 1988-09-30 1988-09-30 電気・電子機器用銅合金細線 Pending JPH0297632A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100411062C (zh) * 2006-04-28 2008-08-13 泰兴市无氧铜材厂 高速电气化铁道用铜锡合金接触线及其制造方法
JP2011117055A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Hitachi Cable Ltd 銅合金材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152332A (ja) * 1984-08-21 1986-03-15 Toshiba Corp ボンデイングワイヤ−

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