JPH029652Y2 - - Google Patents

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JPH029652Y2
JPH029652Y2 JP1983169954U JP16995483U JPH029652Y2 JP H029652 Y2 JPH029652 Y2 JP H029652Y2 JP 1983169954 U JP1983169954 U JP 1983169954U JP 16995483 U JP16995483 U JP 16995483U JP H029652 Y2 JPH029652 Y2 JP H029652Y2
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cap
shade
squid
flat plate
pedestal
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JP1983169954U
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JPS6077360U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、いかが産卵する為に用いられるいか
用魚礁に関するものである。
いかは、海底に近い岩と岩、或いは岩と海底と
の間にある横方向の狭い隙間の暗い場所の天井部
分に産卵する習性をもち、その隙間の上下間隔は
約20cm乃至50cmの範囲であることも知られてい
る。
自然下では、必らずしもこのような好適な産卵
場所に恵まれているとは限らず、増殖を計る為に
は適当な魚礁を人工的に供給する必要がある。
従来、人工的なものとしては、特にアワビを対
象とした魚礁として、例えば実公昭55−48668号
公報に示されているように、一重または二重に設
けたコンクリート製の板状体が支柱に間隔をおい
て保持されたものが考案されている。
然し乍ら、これによれば上下の板状体の凹状面
同志が向き合つているため、板状体の周縁部分の
間隔は小さく、中央部に近い程間隔が必要以上に
大きくなり、適当な間隔を一定に形成することが
できない。また、板状体の周縁に下方へ向かう遮
蔽部分がない為、斜め上方からの光が板状体の間
隔内に入り、陰影効果が不足し、又、早い潮流を
緩和することができないから、いかの産卵及び卵
の生育には不適当である。
又、アワビを対象とした魚礁として、実公昭57
−43497号公報記載のように、4個の笠状体を重
ねたものが従来知られている。しかしながら、い
かは3段目以上の笠状体には産卵しないことが実
験で確認されており、このように4個の笠状体を
重ねたものは、3段目以上の笠状体が無駄にな
り、いか用魚礁としては、不適当である。
本考案は、前述のようないかの習性を利用し、
大量の産卵といかの増殖を可能にせしめることを
目的として、産卵と卵の生育に好適な還境を与え
得る構造で、製造容易ないか用魚礁を提供せんと
するものである。
以下に本考案の実施例を図面を参照し乍ら説明
する。
第1図、第2図に於て、1,2は笠状体であ
り、FRP製の円形板の周縁が下方へ垂下屈曲さ
れて遮蔽部11,21となされ、遮蔽部11,2
1の内方に凹部13,23が形成されている。
該笠状体1,2は、凹部13,23を下向きに
して平板部12,22の中央部が支柱3で貫通さ
れ、該平板部同志が略平行に間隔d1をあけて上
下に支柱3に固定されている。
4は上面が平らで略正方形のコンクリート製の
台座であり、7,7……は台座4に埋設されたコ
ンクリート補強用の鉄筋である。
支柱3の一端に座板31が設けられ、座板31
は台座4内に埋設されている。
該笠状体2の平板部22と台座4の上面41と
の間隔d2は笠状体1,2の平板部12,22の
間の間隔d1と略等しく、産卵におけるいかの習
性、卵の大きさ、いかの遊泳空間等からみて、20
cm乃至50cmの範囲が適当てある。
また、笠状体1,2の凹部13,23には、該
凹部の深さと略等しい高さの仕切板5,5…が支
柱3から放射状に設けられて、凹部13,23は
いくつかに仕切られている。
更に、各仕切板5,5…の支柱3に近い部分に
は潮流を良くする為の透孔51,51…が設けら
れている。
本考案の魚礁を敷設するには、台座4の一端に
設けられた吊り環42により吊り下げ、支柱3の
向きを横方向にして海中に沈下させ、その後海底
に於て支柱3の向きが垂直方向に向くように設置
する。
いかは笠状体2の遮蔽部21と台座4の上面4
1との間隙、及び笠状体1の遮蔽部11と笠状体
2との間隙から凹部13,23に入り、夫々笠状
体1,2の凹部13,23の表面に産卵するので
ある。尚、9は産卵された卵である。
台座を除く上記の構造体は、FRPの他、硬質
塩化ビニル樹脂、塩化ビニル被覆鋼板、ABS樹
脂等も使用できるが、潮流に対する強度があり、
製造容易であり、海水による腐蝕がない等の点か
らみてFRPの一体成形物が特に好適である。
またFRP成形途中で樹脂が未硬化の段階で、
笠状体1,2の凹部13,23の表面に砂或いは
これに代る粒状物を散布するか、或いは成形後に
接着剤を塗布してこれらの物を散布し、固着させ
てもよい。
仕切板5,5,…は支柱から遮蔽部11,21
まで必らずしも連続する必要はなく、例えば、第
3図A,Bに示す如く支柱の近くで一部が欠除さ
れていてもよい。
上述の実施例に於て、笠状体は円形のものを用
いたが、楕円形、方形のものであつても勿論使用
できる。
支柱は以上に述べた実施例の他、特に笠状体が
大きい場合には、第4図に示す如く複数本設けれ
ば安定性がよくなる。
台座の重量は、潮流や波、或いは浮力の影響に
より移動しないように略6トン以上であることが
望ましく、台座の高さは低い方が各々笠状体が海
底に近くなつて好ましい。
魚礁を海底に設置する際、海中へ沈下中に笠状
体の凹状部の空気は海水と入れ替るのであるが、
屈曲部の屈曲の度合いが大なる場合、或いは沈下
中の笠状体の傾き加減によつては、水平に設置し
た後も若干の空気が残存することがある。この
為、第5図に示すように、笠状体1,2の平板部
12,22に小孔8,8,…を斜め方向に設けて
おけば、残存した空気は該小孔8,8,…から抜
け、且つ該小孔8,8,…は斜め方向である為に
上方から光が入らないので更に好ましい。
本考案いか用魚礁によると、平板の周縁が下方
に垂下屈曲された笠状体の2個が、支柱で上下に
保持されているので、これらの本考案魚礁を海底
に設置した場合、笠状体により、上方及び斜め上
方からの光を遮断して凹部内は暗くなりいかが産
卵し易く、4個の笠状体を重ねた従来品のような
無駄はない。
凹部に仕切板が設けられているときは、凹部内
面に産卵するいかの足掛りとなり、笠状体の補強
をも兼ね、遮蔽部と共に激しい潮流を緩和してい
かの習性に適した環境が得られる。
更に、仕切板の支柱近くに透孔を設ける場合、
或いは支柱近くの仕切板に欠除部を設ける場合は
新鮮な海水の流通を助け、卵の生育に好条件が得
られる。
台座は充分な重量を有するコンクリート製とす
れば、浮力や潮流、波の影響を受けず、海底に常
に安定して設置しておくことができる。
また、笠状体はFRP成形物とすると、大型品
の成形も容易であり、海水で腐蝕せず、潮流や波
に対する強度が大である。
更に、笠状体の凹部面に砂或いはこれに代る粒
状物を固着させれば、自然の岩礁の触感が得ら
れ、卵の付着性も良くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は第1図の−線に於ける断面図、
第3図A及び第3図Bは何れも本考案の他の実施
例を示す要部断面図、第4図は同上他の実施例を
示す一部切欠斜視図、第5図は同上他の実施例を
示す要部断面図である。 1,2……笠状体、11,21……遮蔽部、1
2,22……平板部、13,23……凹部、3…
…支柱、4……台座、41……台座上面、5……
仕切板、51……透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 平板の周縁が下方に垂下屈曲された笠状体の
    2個が夫々の凹部を下向きとし、該笠状体の平
    板部同志が間隔をあけて略平行に上下に支柱を
    以て保持され、該支柱の下端が台座に固定さ
    れ、2個の笠状体の平板部間及び下方の笠状体
    の平板部と台座上面との間隔が夫々20cm乃至50
    cmになされているいか用魚礁。 2 笠状体の凹部に、該凹部の深さと略等しい高
    さの仕切板が放射状に垂設されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のいか用魚礁。 3 笠状体の凹部面に砂が固着されてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載のいか
    用魚礁。 4 笠状体がFRP成形物である実用新案登録請
    求の範囲第1項から第3項のいずれか1項記載
    のいか用魚礁。
JP1983169954U 1983-10-31 1983-10-31 いか用魚礁 Granted JPS6077360U (ja)

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JP1983169954U JPS6077360U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 いか用魚礁

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JP1983169954U JPS6077360U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 いか用魚礁

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Publication Number Publication Date
JPS6077360U JPS6077360U (ja) 1985-05-30
JPH029652Y2 true JPH029652Y2 (ja) 1990-03-09

Family

ID=30371157

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983169954U Granted JPS6077360U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 いか用魚礁

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743497U (ja) * 1980-08-27 1982-03-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743497U (ja) * 1980-08-27 1982-03-10

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JPS6077360U (ja) 1985-05-30

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