JPH029644A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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- JPH029644A JPH029644A JP16052888A JP16052888A JPH029644A JP H029644 A JPH029644 A JP H029644A JP 16052888 A JP16052888 A JP 16052888A JP 16052888 A JP16052888 A JP 16052888A JP H029644 A JPH029644 A JP H029644A
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- resistance value
- resistor element
- heating resistor
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- heating
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、発熱抵抗素子を通電させてその発熱エネルギ
に応じた濃度の画像を記録するようにしたサーマルプリ
ンタに関する。 [従来の技術] この種のプリンタは、セラミック製の基板上に多数の発
熱抵抗素子を一列に設けたサーマルへンドを用いる。 印画時に、それらの発熱抵抗素子はそれぞれ画像信号に
応じて通電させられ、その通電の結果発生する抵抗発熱
のエネルギによってインクリボンから記録紙へインクが
離散的に転写して記録紙上にドツトが記録される。この
記録ドツトの1度はインクリボンに与えられる熱エネル
ギの量、シたがって通電時間の長さによって決まる。サ
ーマルラインプリンタの場合、−時に1印画ライン分の
画像が記録され、それが紙送り方向に、例えば600回
繰り返されることで一枚のプリント画像が得られる。 [発明が解決しようとする課題] ところで、従来のサーマルプリンタでは、異なる発熱抵
抗素子に同じl−度の記録ドア)を印画させる場合、そ
れぞれの発熱抵抗素子に同じ通電時間を与えていた。例
えば、第1および第10の発熱抵抗素子R1,RIOに
それぞれ階調レベル15のlJ1度で記録ドツトを印画
させるときは、それら発熱抵抗素子R1,RIGを同じ
時間t15だけ通電させていた。 しかしながら、発熱抵抗素子の抵抗値は均一でなくバラ
ツキがある。サーマルラインヘッドの場合、多数(例え
ば1024個)の発熱抵抗素子が薄膜技術によって同時
につくられるが、どうしてもある程度(一般に±10〜
15%)のバラツキが出る。したがって、隣接する発熱
抵抗素子の抵抗値が大きく違うところでは紙送り方向に
1度の濃いまたは薄い縞が現れ、それが画質を著しく損
わせている。 そこで従来は、発熱抵抗素子の抵抗値のバラツキを±2
〜3%以内に抑えるよう製造技術による解決を図ってい
るが、これは非常に厳しい要求条件であって、製造コス
トが非常に高くつく問題がある。 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、発熱
抵抗素子の抵抗値のバラツキを自動的に補償して所望の
1度階調を得るようにしたサーマルプリンタを提供する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のサーマルプリンタ
は、発熱抵抗素子の並列回路と直列に接続されるダミー
抵抗と;発熱抵抗素子の各々とダミー抵抗とを含む通電
回路に順次所定の電圧を印加してその都度ダミー抵抗の
端子に得られる電圧を検出し、その電圧から各発熱抵抗
素子の抵抗値を割り出す抵抗値割出手段と:抵抗値割出
手段で得られた各発熱抵抗素子の抵抗値についてのデー
タを記憶する抵抗値データ記憶部と;印画時に抵抗値デ
ータ記憶部より読み出された抵抗値・データに基づいて
各発熱抵抗素子の通電時間を補正する通電時間補正手段
とを具備する構成とした。 [作用] ダミー抵抗を用いて各発熱抵抗素子の通電回路を流れる
電流の値を検出し、その1ilit値と印加電圧等に基
づいて該発熱抵抗素子の抵抗値が割り出される。しかし
て、全ての発熱抵抗素子の抵抗値が集積されれば、抵抗
値間のバラツキ度が数値化され得、例えば基準抵抗値に
対する各発熱抵抗素子の抵抗値の相対値や誤差等のデー
タは上記のバラツキに対応したものとなる。 そのような抵抗値データに応じて各発熱抵抗素子に対す
る通電時間が補正されることによって、所期の通電時間
(画像信号が指定する通電時間)が延長もしくは短縮さ
れ、結果的には各発熱抵抗素子より所期の発熱エネルギ
が発生されて所期の濃度の記録ドツトが得られる。 [実施例コ 第1図は、本発明の一実施例によるサーマルラインプリ
ンタの主要部の回路構成を示す。 サーマルラインヘッド10の基板上には、例えば102
4個の発熱抵抗素子R1−RI024が一列に配置され
る。これらの発熱抵抗素子R1〜RI024は互いに並
列接続される。そして、この並列回路の一方の共通接続
点Naは電源回路の電圧出力端子に接続されるとともに
、他方の共通接続点Nbと各発熱抵抗素子R1との間に
は該発熱抵抗素子R1を通電させるためのスイッチング
・トランジスタTriが設けられる。かかるサーマルラ
インヘッド10の回路構成は従来と同様なものである。 本実施例によれば、各発熱抵抗票子R1〜RIG24の
抵抗値を割り出すために、次のような回路構成が設けら
れる。すなわち、発熱抵抗素子の共通接続点Nbに、ト
ランジスタ14のコレクタ、ダミー抵抗16の一方の端
子、バッフ1アンプ18の入力端子が接続される。トラ
ンジスタ14のエミッタはアースに接続され、ベースに
はシステム制御部24から切替信号MSが与えられる。 ダミー抵抗1Bの他方の端子はアースに接続される。 そして、バッファアンプ18の出力端子はA/D変換器
20の入力端子に接続され、A/D変換器20の出力端
子は抵抗値演算回路22のデータ入力端子に接続される
。 次に、本実施例による抵抗値割出モードの動作を説明す
る。このモードでは、切替信号MSが“L”レベルで、
トランジスタ14が遮断状態となり、発熱抵抗素子R1
−RI024の共通接続点Nbはダミー抵抗16を介し
て接地される。そして、電源回路より一定の駆動電圧が
共通接続点Naに印加された状態の下で、ヘッド10の
トランジスタT r l −T r 1024を1つず
つ順番に一定時間オンにするようにヘッド駆動制御回路
12より通電制御信号C1〜Cl024が出力される。 すなわち、先ず通電制御信号CIだけが“H″で、他の
通電制御信号02〜Cl024は全て“L”で、これに
よりトランジスタTrIだけがオンになる。この時、電
源回路の電圧出力端子より共通接続点Na→発熱抵抗素
子R1→トランジスタTrl→共通接続点Nb→ダミー
抵抗16→アースの通電回路を電流11が流れる。これ
により、ダミー抵抗18の端子にその抵抗値rdと電’
a j 1の積に相当する電圧vcfl (rd Xi
l )が発生する。この電圧vdlは、バッファアンプ
18を介してA/D変換器20に供給され、そこでディ
ジタル値Dv旧に変換されてから、抵抗値演算回路22
に取り込まれる。 次に、通電制御信号C2だけが“H”で、他の通電制御
信号CI、C3〜Cl024は全て“L”となり、トラ
ンジスタTr2だけがオンになる。このときは、電源回
路の電圧出力端子より共通接続点Na→発熱抵抗素子R
2→トランジスタTr2→共通接続点Nb→ダミー抵抗
16→アースの通電回路を電流12が流れ、ダミー抵抗
16の端子に電圧vd2 (rd Xi2 )が得ら
れる。この電圧vd2もA/D変換器20でディノタル
値Dvd2に変換されてから抵抗[演算回路22に取り
込まれる。 このようにして、発熱抵抗素子R1#RI024の各々
の通電回路が1つずつ順番にオンさせられ、その時流れ
る電fLi l ” i 1024がダミー抵抗16に
おいて電圧Vdl〜v d 1024として検出され、
それらのディジタル!iD v d 1〜D v d
1024が抵抗値演算回路22に集積される。 演算回路22は、例えば次のような演算によって各発熱
抵抗素子Rnの抵抗値rnを割り出す。 先ず、各ダミー抵抗検出電圧値Dvdnをダミー抵抗1
6の抵抗[rd (既知の値)で割算することで各通
電回路を流れた′:4流inを求める。また、電源電圧
から各ダミー抵抗検出電圧Dvdnおよびトランジスタ
Trnでの電圧降下(はぼ一定の値とみなしてよい)を
引き算することで各発熱抵抗素子Rnにおける電圧降下
VRnを求める。かかる電圧降下VRnを電流inで割
算することによって発熱抵抗素子Rnの抵抗値rnを割
り出す。 さらに演算回路22は、予め設定された発熱抵抗素子の
基準抵抗値rsに対する各発熱抵抗素子の抵抗値roの
相対値Knを抵抗値データとして求める。例えば基準抵
抗値rSが2にΩで、発熱抵抗素子Rnの抵抗値rnが
2.2にΩの場合、その相対値Knは1.1となる。こ
のようにして得られた発熱抵抗素子R1〜R1024に
ついての抵抗値データに1〜に!024は、抵抗値割出
モードの終了後に抵抗値データ記憶g2Bに格納される
。 抵抗値データ記憶!26はRAMで、印画動作モードが
開始されると、所定のタイミングで抵抗値データK1−
K1024を順番に読み出してヘッド駆動制御回路12
へ供給する。なお、記憶部26の書込/読出用のアドレ
スはシステム制御部24から与えられる。 第2図は、ヘッド駆動制御回路12のJ+1電時間補正
部の構成を示す。カラー・プロセス回路30には、−度
に1印画ライン分の画像データa1〜a 1024がフ
レームメモリ(図示せず)より与えられる。このプロセ
ス回路で、それらの画像データal −a1024は逆
ガンマ補正等の画像処理を受けてからそれぞれ1度デー
タbl −b1024に変換される。これら1度データ
の各々は、例えば
に応じた濃度の画像を記録するようにしたサーマルプリ
ンタに関する。 [従来の技術] この種のプリンタは、セラミック製の基板上に多数の発
熱抵抗素子を一列に設けたサーマルへンドを用いる。 印画時に、それらの発熱抵抗素子はそれぞれ画像信号に
応じて通電させられ、その通電の結果発生する抵抗発熱
のエネルギによってインクリボンから記録紙へインクが
離散的に転写して記録紙上にドツトが記録される。この
記録ドツトの1度はインクリボンに与えられる熱エネル
ギの量、シたがって通電時間の長さによって決まる。サ
ーマルラインプリンタの場合、−時に1印画ライン分の
画像が記録され、それが紙送り方向に、例えば600回
繰り返されることで一枚のプリント画像が得られる。 [発明が解決しようとする課題] ところで、従来のサーマルプリンタでは、異なる発熱抵
抗素子に同じl−度の記録ドア)を印画させる場合、そ
れぞれの発熱抵抗素子に同じ通電時間を与えていた。例
えば、第1および第10の発熱抵抗素子R1,RIOに
それぞれ階調レベル15のlJ1度で記録ドツトを印画
させるときは、それら発熱抵抗素子R1,RIGを同じ
時間t15だけ通電させていた。 しかしながら、発熱抵抗素子の抵抗値は均一でなくバラ
ツキがある。サーマルラインヘッドの場合、多数(例え
ば1024個)の発熱抵抗素子が薄膜技術によって同時
につくられるが、どうしてもある程度(一般に±10〜
15%)のバラツキが出る。したがって、隣接する発熱
抵抗素子の抵抗値が大きく違うところでは紙送り方向に
1度の濃いまたは薄い縞が現れ、それが画質を著しく損
わせている。 そこで従来は、発熱抵抗素子の抵抗値のバラツキを±2
〜3%以内に抑えるよう製造技術による解決を図ってい
るが、これは非常に厳しい要求条件であって、製造コス
トが非常に高くつく問題がある。 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、発熱
抵抗素子の抵抗値のバラツキを自動的に補償して所望の
1度階調を得るようにしたサーマルプリンタを提供する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のサーマルプリンタ
は、発熱抵抗素子の並列回路と直列に接続されるダミー
抵抗と;発熱抵抗素子の各々とダミー抵抗とを含む通電
回路に順次所定の電圧を印加してその都度ダミー抵抗の
端子に得られる電圧を検出し、その電圧から各発熱抵抗
素子の抵抗値を割り出す抵抗値割出手段と:抵抗値割出
手段で得られた各発熱抵抗素子の抵抗値についてのデー
タを記憶する抵抗値データ記憶部と;印画時に抵抗値デ
ータ記憶部より読み出された抵抗値・データに基づいて
各発熱抵抗素子の通電時間を補正する通電時間補正手段
とを具備する構成とした。 [作用] ダミー抵抗を用いて各発熱抵抗素子の通電回路を流れる
電流の値を検出し、その1ilit値と印加電圧等に基
づいて該発熱抵抗素子の抵抗値が割り出される。しかし
て、全ての発熱抵抗素子の抵抗値が集積されれば、抵抗
値間のバラツキ度が数値化され得、例えば基準抵抗値に
対する各発熱抵抗素子の抵抗値の相対値や誤差等のデー
タは上記のバラツキに対応したものとなる。 そのような抵抗値データに応じて各発熱抵抗素子に対す
る通電時間が補正されることによって、所期の通電時間
(画像信号が指定する通電時間)が延長もしくは短縮さ
れ、結果的には各発熱抵抗素子より所期の発熱エネルギ
が発生されて所期の濃度の記録ドツトが得られる。 [実施例コ 第1図は、本発明の一実施例によるサーマルラインプリ
ンタの主要部の回路構成を示す。 サーマルラインヘッド10の基板上には、例えば102
4個の発熱抵抗素子R1−RI024が一列に配置され
る。これらの発熱抵抗素子R1〜RI024は互いに並
列接続される。そして、この並列回路の一方の共通接続
点Naは電源回路の電圧出力端子に接続されるとともに
、他方の共通接続点Nbと各発熱抵抗素子R1との間に
は該発熱抵抗素子R1を通電させるためのスイッチング
・トランジスタTriが設けられる。かかるサーマルラ
インヘッド10の回路構成は従来と同様なものである。 本実施例によれば、各発熱抵抗票子R1〜RIG24の
抵抗値を割り出すために、次のような回路構成が設けら
れる。すなわち、発熱抵抗素子の共通接続点Nbに、ト
ランジスタ14のコレクタ、ダミー抵抗16の一方の端
子、バッフ1アンプ18の入力端子が接続される。トラ
ンジスタ14のエミッタはアースに接続され、ベースに
はシステム制御部24から切替信号MSが与えられる。 ダミー抵抗1Bの他方の端子はアースに接続される。 そして、バッファアンプ18の出力端子はA/D変換器
20の入力端子に接続され、A/D変換器20の出力端
子は抵抗値演算回路22のデータ入力端子に接続される
。 次に、本実施例による抵抗値割出モードの動作を説明す
る。このモードでは、切替信号MSが“L”レベルで、
トランジスタ14が遮断状態となり、発熱抵抗素子R1
−RI024の共通接続点Nbはダミー抵抗16を介し
て接地される。そして、電源回路より一定の駆動電圧が
共通接続点Naに印加された状態の下で、ヘッド10の
トランジスタT r l −T r 1024を1つず
つ順番に一定時間オンにするようにヘッド駆動制御回路
12より通電制御信号C1〜Cl024が出力される。 すなわち、先ず通電制御信号CIだけが“H″で、他の
通電制御信号02〜Cl024は全て“L”で、これに
よりトランジスタTrIだけがオンになる。この時、電
源回路の電圧出力端子より共通接続点Na→発熱抵抗素
子R1→トランジスタTrl→共通接続点Nb→ダミー
抵抗16→アースの通電回路を電流11が流れる。これ
により、ダミー抵抗18の端子にその抵抗値rdと電’
a j 1の積に相当する電圧vcfl (rd Xi
l )が発生する。この電圧vdlは、バッファアンプ
18を介してA/D変換器20に供給され、そこでディ
ジタル値Dv旧に変換されてから、抵抗値演算回路22
に取り込まれる。 次に、通電制御信号C2だけが“H”で、他の通電制御
信号CI、C3〜Cl024は全て“L”となり、トラ
ンジスタTr2だけがオンになる。このときは、電源回
路の電圧出力端子より共通接続点Na→発熱抵抗素子R
2→トランジスタTr2→共通接続点Nb→ダミー抵抗
16→アースの通電回路を電流12が流れ、ダミー抵抗
16の端子に電圧vd2 (rd Xi2 )が得ら
れる。この電圧vd2もA/D変換器20でディノタル
値Dvd2に変換されてから抵抗[演算回路22に取り
込まれる。 このようにして、発熱抵抗素子R1#RI024の各々
の通電回路が1つずつ順番にオンさせられ、その時流れ
る電fLi l ” i 1024がダミー抵抗16に
おいて電圧Vdl〜v d 1024として検出され、
それらのディジタル!iD v d 1〜D v d
1024が抵抗値演算回路22に集積される。 演算回路22は、例えば次のような演算によって各発熱
抵抗素子Rnの抵抗値rnを割り出す。 先ず、各ダミー抵抗検出電圧値Dvdnをダミー抵抗1
6の抵抗[rd (既知の値)で割算することで各通
電回路を流れた′:4流inを求める。また、電源電圧
から各ダミー抵抗検出電圧Dvdnおよびトランジスタ
Trnでの電圧降下(はぼ一定の値とみなしてよい)を
引き算することで各発熱抵抗素子Rnにおける電圧降下
VRnを求める。かかる電圧降下VRnを電流inで割
算することによって発熱抵抗素子Rnの抵抗値rnを割
り出す。 さらに演算回路22は、予め設定された発熱抵抗素子の
基準抵抗値rsに対する各発熱抵抗素子の抵抗値roの
相対値Knを抵抗値データとして求める。例えば基準抵
抗値rSが2にΩで、発熱抵抗素子Rnの抵抗値rnが
2.2にΩの場合、その相対値Knは1.1となる。こ
のようにして得られた発熱抵抗素子R1〜R1024に
ついての抵抗値データに1〜に!024は、抵抗値割出
モードの終了後に抵抗値データ記憶g2Bに格納される
。 抵抗値データ記憶!26はRAMで、印画動作モードが
開始されると、所定のタイミングで抵抗値データK1−
K1024を順番に読み出してヘッド駆動制御回路12
へ供給する。なお、記憶部26の書込/読出用のアドレ
スはシステム制御部24から与えられる。 第2図は、ヘッド駆動制御回路12のJ+1電時間補正
部の構成を示す。カラー・プロセス回路30には、−度
に1印画ライン分の画像データa1〜a 1024がフ
レームメモリ(図示せず)より与えられる。このプロセ
ス回路で、それらの画像データal −a1024は逆
ガンマ補正等の画像処理を受けてからそれぞれ1度デー
タbl −b1024に変換される。これら1度データ
の各々は、例えば
【O】(最小tlA度)〜[84]
(最大1度)の範囲内で対応画素の1度に応じた値を
示す。 カラー・プロセス回路30より生成された1印画ライン
分の画像データbl −b1024は1度−通電時間変
換回路32に供給され、ここで各1度データbnはそ・
の階調レベル[N]に対応した通電時間(N)を指示す
る通電時間データTnに変換される。 本実施例では、それら通電時間データTI −T102
4が通電時間補正回路34において記憶部26からの抵
抗値データKl −に1024に応じた補正を受ける。 例えば、この通電時間補正回路34は乗算回路からなり
、各通電時間データTnに対してKn @Tnを演算し
、その演算値を補正通電時間データT’nとして出力す
る。 このような補正演算Kn ・Tnは次のような理論に基
づく。すなわち、各発熱抵抗素子Rnの電圧降下VRn
をほぼ一定な値VRとみなすと、そこで発生する抵抗発
熱(ワット)はVR2/rnで、抵抗値rnに反比例す
る。また、その抵抗発熱による熱エネルギは(VR2/
rn ) ・(N)で、通電時間(N)に比例する。 しかして、抵抗値rnはKnllrSで表されるから、
通電時間の長さ(N)をKn・(N)に補正(延長もし
くは短縮)すれば、基準抵抗値rsを時間(N)だけ通
電させたときと同じ発熱エネルギ(VR1/rS)・(
N)が各発熱抵抗素子Rnより得られる。 このようにして、全ての発熱抵抗素子R1〜R1024
について通電時間が抵抗値データに1〜KI024に応
じて補正されることにより、それら発熱抵抗素子R1−
RI024の抵抗値にバラツキがあっても、結果的には
それぞれ画像データに対応した発熱エネルギが得られ、
ひいては所期の濃度階調が得られる。したがって、1度
階調が84段階の場合は、それぞれの階調を精確に再生
することが可能であり、滑らかな階調制御が行える。ま
た、隣接する発熱抵抗素子の抵抗値に大きな差があって
も、紙送り方向に縞が現れるようなこともな(、高品質
なプリント画像が得られる。 なお、通電時間補正回路34より生成された補正通電時
間データT ’1−T ’1024は、後段の回路(図
示せず)でそれぞれ通電時間の長さに対応したパルス幅
のパルスに変換され、通電可能化信号Cl−Cl024
としてヘッド10のトランジスタTr I ” T r
10244.:与えらレル。 また、印画動作時には、7ステム制御部24からの切替
信号MSが“H”レベルとなってトランジスタ14が導
通し、発熱抵抗素子を流れた通電′;II流はこのトラ
ンジスタ14を介してアースに流れる。これにより、ダ
ミー抵抗16で職駄な抵抗発熱(f4カ消費)が生じる
ことはない。 第3図は、ヘッド制御回路12の通電時間補正部の変形
例を示す。この例は、上記の1度−通電時間変換回路3
2および通電時間補正回路34を1つのLUT (ルッ
ク・アップ・テーブル)40で置き換えたものである。 通電時間データTnが上位アドレス(ロー・アドレス)
として、抵抗値データに1が下位アドレス(カラム・ア
ドレス)としてLUT4Qに与えられると、その合成ア
ドレスで指定されたLUT40の記憶番地より補正通電
時間データTlnが読み出される。このようなルック・
アップ・テーブル方式によれば、補正前の通電時間デー
タTnに任意の非線形的な補正を与えることが可能であ
る。 上述した実施例では、予め設定した基準抵抗値に対する
各発熱抵抗素子の抵抗値の相対値(相対比)を抵抗値デ
ータとしたが、これに限らず、基準抵抗値に対する各発
熱抵抗素子の抵抗値の偏差(誤差)等を抵抗値データと
したり、全発熱抵抗素子の抵抗値の平均値を基準抵抗値
とすること等も可能である。 [発明の効果コ 本発明は、上述したような構成を育することにより、次
のような効果を奏する。 ダミー抵抗を用いて各発熱抵抗素子の抵抗値を割り出し
てそれら抵抗値のデータを記憶手段に蓄積しておき、印
画動作時に各抵抗値データを読み出して各発熱抵抗素子
の通電時間を補正するようにしたので、結果的に各発熱
抵抗素子に所期の熱エネルギを発生せしめて記録ドツト
の1度を所期の階調とすることができる。したがって、
発熱抵抗素子の抵抗値にバラツキがあっても、滑らかな
階調制御が可能で、高品質のプリント画像が得られる。
(最大1度)の範囲内で対応画素の1度に応じた値を
示す。 カラー・プロセス回路30より生成された1印画ライン
分の画像データbl −b1024は1度−通電時間変
換回路32に供給され、ここで各1度データbnはそ・
の階調レベル[N]に対応した通電時間(N)を指示す
る通電時間データTnに変換される。 本実施例では、それら通電時間データTI −T102
4が通電時間補正回路34において記憶部26からの抵
抗値データKl −に1024に応じた補正を受ける。 例えば、この通電時間補正回路34は乗算回路からなり
、各通電時間データTnに対してKn @Tnを演算し
、その演算値を補正通電時間データT’nとして出力す
る。 このような補正演算Kn ・Tnは次のような理論に基
づく。すなわち、各発熱抵抗素子Rnの電圧降下VRn
をほぼ一定な値VRとみなすと、そこで発生する抵抗発
熱(ワット)はVR2/rnで、抵抗値rnに反比例す
る。また、その抵抗発熱による熱エネルギは(VR2/
rn ) ・(N)で、通電時間(N)に比例する。 しかして、抵抗値rnはKnllrSで表されるから、
通電時間の長さ(N)をKn・(N)に補正(延長もし
くは短縮)すれば、基準抵抗値rsを時間(N)だけ通
電させたときと同じ発熱エネルギ(VR1/rS)・(
N)が各発熱抵抗素子Rnより得られる。 このようにして、全ての発熱抵抗素子R1〜R1024
について通電時間が抵抗値データに1〜KI024に応
じて補正されることにより、それら発熱抵抗素子R1−
RI024の抵抗値にバラツキがあっても、結果的には
それぞれ画像データに対応した発熱エネルギが得られ、
ひいては所期の濃度階調が得られる。したがって、1度
階調が84段階の場合は、それぞれの階調を精確に再生
することが可能であり、滑らかな階調制御が行える。ま
た、隣接する発熱抵抗素子の抵抗値に大きな差があって
も、紙送り方向に縞が現れるようなこともな(、高品質
なプリント画像が得られる。 なお、通電時間補正回路34より生成された補正通電時
間データT ’1−T ’1024は、後段の回路(図
示せず)でそれぞれ通電時間の長さに対応したパルス幅
のパルスに変換され、通電可能化信号Cl−Cl024
としてヘッド10のトランジスタTr I ” T r
10244.:与えらレル。 また、印画動作時には、7ステム制御部24からの切替
信号MSが“H”レベルとなってトランジスタ14が導
通し、発熱抵抗素子を流れた通電′;II流はこのトラ
ンジスタ14を介してアースに流れる。これにより、ダ
ミー抵抗16で職駄な抵抗発熱(f4カ消費)が生じる
ことはない。 第3図は、ヘッド制御回路12の通電時間補正部の変形
例を示す。この例は、上記の1度−通電時間変換回路3
2および通電時間補正回路34を1つのLUT (ルッ
ク・アップ・テーブル)40で置き換えたものである。 通電時間データTnが上位アドレス(ロー・アドレス)
として、抵抗値データに1が下位アドレス(カラム・ア
ドレス)としてLUT4Qに与えられると、その合成ア
ドレスで指定されたLUT40の記憶番地より補正通電
時間データTlnが読み出される。このようなルック・
アップ・テーブル方式によれば、補正前の通電時間デー
タTnに任意の非線形的な補正を与えることが可能であ
る。 上述した実施例では、予め設定した基準抵抗値に対する
各発熱抵抗素子の抵抗値の相対値(相対比)を抵抗値デ
ータとしたが、これに限らず、基準抵抗値に対する各発
熱抵抗素子の抵抗値の偏差(誤差)等を抵抗値データと
したり、全発熱抵抗素子の抵抗値の平均値を基準抵抗値
とすること等も可能である。 [発明の効果コ 本発明は、上述したような構成を育することにより、次
のような効果を奏する。 ダミー抵抗を用いて各発熱抵抗素子の抵抗値を割り出し
てそれら抵抗値のデータを記憶手段に蓄積しておき、印
画動作時に各抵抗値データを読み出して各発熱抵抗素子
の通電時間を補正するようにしたので、結果的に各発熱
抵抗素子に所期の熱エネルギを発生せしめて記録ドツト
の1度を所期の階調とすることができる。したがって、
発熱抵抗素子の抵抗値にバラツキがあっても、滑らかな
階調制御が可能で、高品質のプリント画像が得られる。
第1図は、本発明の一実施例によるサーマルラインプリ
ンタの主要部の回路構成を示すブロック図、 第2図は、実施例による通電時間補正部の構成を示すブ
ロック図、および 第3図は、変形例による通電時間補正部の構成を示すブ
ロック図である。 図面において、 10・・・・サーマルラインへ、ド、 12・・・・ヘッド駆動制御回路、 16・・・・ダミー抵抗、 20・・・・A/D変換器、 22・・・・抵抗値演算回路、 24・・・・システム制御部、 26・・・・抵抗値データ記憶部、 32・・・・濃度−通電時間変換回路、34・・・・通
電時間補正回路、 40・・・・濃度−通電時間変換LUT、R1−R+0
24・・・・発熱抵抗素子、T r l −T r 1
024・・・・トランジスタ。
ンタの主要部の回路構成を示すブロック図、 第2図は、実施例による通電時間補正部の構成を示すブ
ロック図、および 第3図は、変形例による通電時間補正部の構成を示すブ
ロック図である。 図面において、 10・・・・サーマルラインへ、ド、 12・・・・ヘッド駆動制御回路、 16・・・・ダミー抵抗、 20・・・・A/D変換器、 22・・・・抵抗値演算回路、 24・・・・システム制御部、 26・・・・抵抗値データ記憶部、 32・・・・濃度−通電時間変換回路、34・・・・通
電時間補正回路、 40・・・・濃度−通電時間変換LUT、R1−R+0
24・・・・発熱抵抗素子、T r l −T r 1
024・・・・トランジスタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 電気的に並列接続された多数の発熱抵抗素子の各々を
画像信号に応じて選択的に通電させ、その通電時間の長
さに対応したI度の記録ドットを形成するようにしたサ
ーマルプリンタにおいて、発熱抵抗素子の並列回路と直
列に接続されるダミー抵抗と、 発熱抵抗素子の各々と前記ダミー抵抗とを含む通電回路
に順次所定の電圧を印加してその都度前記ダミー抵抗の
端子に得られる電圧を検出し、その電圧から各発熱抵抗
素子の抵抗値を割り出す抵抗値割出手段と、 前記抵抗値割出手段で得られた各発熱抵抗素子の抵抗値
についてのデータを記憶する抵抗値データ記憶部と、 印画時に前記抵抗値データ記憶部より読み出された抵抗
値データに基づいて各発熱抵抗素子の通電時間を補正す
る通電時間補正手段と、 を具備することを特徴とするサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16052888A JPH029644A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16052888A JPH029644A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029644A true JPH029644A (ja) | 1990-01-12 |
Family
ID=15716915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16052888A Pending JPH029644A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH029644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111836724A (zh) * | 2018-03-16 | 2020-10-27 | 艾斯普拉工厂有限公司 | 标签印刷机的损耗补偿装置 |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP16052888A patent/JPH029644A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111836724A (zh) * | 2018-03-16 | 2020-10-27 | 艾斯普拉工厂有限公司 | 标签印刷机的损耗补偿装置 |
CN111836724B (zh) * | 2018-03-16 | 2022-08-30 | 艾斯普拉工厂有限公司 | 标签印刷机的损耗补偿装置 |
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