JPH0296212A - 位置入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は位置入力装置に関し、特に位置入力の結果をパ
ルス列で出力するマウス等の位置入力装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の位置入力装置であるマウス等は、エンコーダ付ト
ラックボールを用い、前記マウス等か移動した距離に比
例するパルス列を発生している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の位置入力装置は、マウスの移動量に比例
したパルス列をエンコーダより発生ずる構成となってい
るので、大量のパルス列を発生しようとする場合にはマ
ウスの移動量を大きくしなければならず、したがって長
時間かかったり、あるいは限られたスペースでは対応す
ることができなかったり、あるいは多大な労力を必要と
するという欠点がある。

本発明の目的は、短時間に位置入力ができ、しかも操作
上の労力を低減することのできる位置入力装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の位置入力装置は、球形状のトラックボールと、
前記トラックボールに接し且つ回転可能な円柱状のシャ
フトと、前記シャフトに直結しその軸中心と同一な回転
子を有する発電機と、前記発電機の発電電流の負荷とな
る負荷抵抗と、前記負荷抵抗に接続されるＡ／Ｄ変換器
と、前記Ａ／Ｄ変換器の出力値を判定しその出力値の重
み付けを行う加減速重み付け回路と、前記加減速重み付
け回路の出力を順次保存するＦＩＦＯ形式の記憶部と、
前記記憶部の出力をパルス列に変換するパラレル・シリ
アル変換器とを含んで構成される。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の第一の実施例を示す位置入力装置のブ
ロック図である。

第１図に示すように、本実施例はトラックボール１が発
電機３のシャフト２に接している。すなわち、トラック
ボール１が動くと、発電機３に発電電流が発生する。ま
た、この発電機３には並列に負荷抵抗４および負荷抵抗
４により変換された発電電圧をディジタル値に変換する
Ａ／Ｄ変換器５が接続されている。さらに、このＡ／Ｄ
変換器５の出力は加減速重み付け回路６を経由すること
により、ディジタル値の拡張または減少が行われる。し
かる後、この加減速重み付け回路６から出力されるディ
ジタル値は順次ＦＩＦＯ形式の記憶部（以下ＦＩＦＯと
称す）７に入力される。さらに、このＦ　Ｉ　ＦＯ７の
出力はパラレル・シリアル変換器８を経てパルス列とし
て出力端子９に出力される。

次に、本実施例の動作を第２図（ａ）〜（ｃ）をもとに
説明する。

第２図（ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ第１図における主要各
部の電流電圧特性図である。

第２図（ａ）に示すように、ここではトラックボール１
が動くことにより発生する発電機３の発電電流１０を示
している。

次に、第２図（ｂ）に示すように、発電電流１０は電圧
に変換された後Ａ／Ｄ変換器５を通ると、単位時間あた
りのディジタル電圧値１１に変換される。

更に、第２図（ｃ）に示すように、加減速重み付け回路
６では、ディジタル電圧値の増加傾向にある期間はディ
ジタル値の拡張出力１２を行い、またディジタル値の減
少傾向にある期間はディジタル値の縮少出力１３を行う
。

このように、加減速重み付け回路６での制御により得ら
れたディジタル出力は順次Ｆ　Ｉ　ＦＯ７にて待機後、
パラレル・シリアル変換器８に入力され、さらにこのデ
ィジタル値をシリアルのパルス列に変換して出力端子９
に送出するのは前述したとおりである。

第３図は本発明の第二の実施例を示す位置入力装置のブ
ロック図である。

第３図に示すように、本実施例は前述した第一の実施例
の装置を二組用いたことにある。すなわち、トラックボ
ール１が直角に配置した２個のシャフト２に２面で接し
ている。このトラックボール１の動きは同時に２個のシ
ャフト２に伝わるため、二つの出力端子９には同時に２
方向の移動量が発生する。その他の各回路構成について
は前述した第一の実施例と同様である。

従って、この第二の実施例では直角に配置した２個のシ
ャフト２を有しているため、直角に交わる座標を持つ場
合の位置信号の入力が容易に行なえるという利点がある
。

要するに、上述した二つの実施例では従来のマウスの移
動量に比例したパルス列を発生するのではなく、トラッ
クボール１に接続した発電機３を有し、このトラックボ
ール１の移動時に発生する電流に比例するパルス列を発
生することにある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の位置入力装置は、トラッ
クボールの移動時に発生する発電電流に比例するパルス
列を発生することにより、大きなパルス列を発生させる
時はトラックボールを強く回転すれば良く、また少ない
パルス列を発生させる時はトラックボールを軽く回転す
れば良いので、短時間にパルス列を入力することができ
るという効果がある。また、トラックボールを操作する
時間が短かいため、操作者の労力を低減させることがで
きるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示す位置入力装置のブ
ロック図、第２図（ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ第１図にお
ける主要各部の電流電圧特性図、第３図は本発明の第二
の実施例を示す位置入力装置のブロック図である。 １・・・トラックボール、２・・・シャフト、３・・・
発電機、４・・・負荷抵抗、５・・・Ａ／Ｄ変換器、６
・・・加減速重み付け回路、７・・・ＦＩＦＯ記憶部、
８・・・パラレル・シリアル変換器、９・・・出力端子
。 代理人　弁理士　　内　原　　晋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 球形状のトラックボールと、前記トラックボールに接し
   且つ回転可能な円柱状のシャフトと、前記シャフトに直
   結しその軸中心と同一な回転子を有する発電機と、前記
   発電機の発電電流の負荷となる負荷抵抗と、前記負荷抵
   抗に接続されるＡ／Ｄ変換器と、前記Ａ／Ｄ変換器の出
   力値を判定しその出力値の重み付けを行う加減速重み付
   け回路と、前記加減速重み付け回路の出力を順次保存す
   るＦＩＦＯ形式の記憶部と、前記記憶部の出力をパルス
   列に変換するパラレル・シリアル変換器とを含むことを
   特徴とする位置入力装置。