JPH0295851A - 薄膜張付装置 - Google Patents

薄膜張付装置

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JPH0295851A
JPH0295851A JP63248843A JP24884388A JPH0295851A JP H0295851 A JPH0295851 A JP H0295851A JP 63248843 A JP63248843 A JP 63248843A JP 24884388 A JP24884388 A JP 24884388A JP H0295851 A JPH0295851 A JP H0295851A
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cutting
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suction
vacuum plate
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Shoji Senda
千田 正二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄膜張付技術に関し、特に、基板の薄膜張付
面に基板の長さに対応した薄膜を張り付ける薄膜張付技
術に適用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
コンピュータ等の電子機器に使用されるプリント配線板
の製造プロセスにおいて、プリント配線用基板の表面に
積層体を張り付ける工程がある。
積層体は感光性樹脂層(レジスト層)及び透光性樹脂フ
ィルムで形成されている。感光性樹脂層はプリント配線
用基板の表面に直接4着される。透光性樹脂フィルムは
感光性樹脂層の表面にそれを保護するように形成されて
いる。
前記プリント配線用基板への積層体の張り付けは、本願
出願人により先に出願された特開昭63−117487
号公報等に記載されるように、薄膜張付装置で行われて
いる。この薄膜張付装置において、前記プリント配線用
基板への積層体の張付プロセスは下記のとおりである。
まず、基板搬送機構により、プリント配線用基板の搬送
方向の先端部を薄膜張付位置に搬送し停止させる。
次に、薄膜供給ローラから供給される連続した(、長尺
状の)積層体の供給方向の先端側をメインバキュームプ
レート(薄膜供給部材)で吸着する。メインバキューム
プレートの薄膜張付位置側の先端部には薄膜仮付部材が
設けられ、積層体の供給方向の最先端側は前記薄膜仮付
部材に吸着される。
この薄膜仮付部材は、前述のように積層体を吸着する真
空系に連結された吸着孔が設けられており、又積層体の
最先端部を仮り付けするための加熱ヒータが内蔵されて
いる。
次に、前記メインバキュームプレート及び薄膜仮付部材
を薄膜張付位置(プリント配線用基板の搬送方向の先端
部の表面)に近接させる。そして、プリント配線用基板
の搬送方向の先端部の表面(薄膜張付面)に積層体の供
給方向の最先端側を当接させ、薄膜仮付部材で熱圧着に
より仮り付けを行う。
次に、前記メインバキュームプレート及び薄膜仮付部材
の吸着動作を停止し、これらを薄膜張付位置から離反さ
せる。この時、積層体の供給方向の最先端側は、前記仮
付動作でプリント配線用基板の表面に゛接着されている
ので、薄膜張付位置からずれることがない。
次に、前記薄膜張付位置に熱圧着ローラを近接させて積
層体の仮り付けされた部分を押圧し、この状態で熱圧着
ローラを回転させてプリント配線用基板の表面に積層体
を順次熱圧着ラミネートすると共にプリント配線用基板
を搬送方向に搬送する。前記熱圧着ローラの回転及びプ
リント配線用基板の搬送によって、積層体は自動的に薄
膜張付位置に供給されるようになっている。
次に、前記プリント配線用基板の表面に積層体を熱圧着
ラミネート中に、プリント配線用基板の搬送方向の後端
部を検出し、この検出信号に基づき、連続している積層
体の供給方向の後端側を切断する。つまり、切断された
積層体の長さはプリント配線用基板の搬送方向の長さに
対応した寸法で形成される。積層体の切断は、積層体の
供給経路に配置されたサブバキュームプレートで積層体
の切断位置(供給方向の後端側)を吸着保持した状態に
おいて、切断用カッタを積層体の供給方向と交差する方
向に移動することにより行われている。
切断用カッタは円板状カッタで構成されている。
そして、前記切断された積層体の後端側は、ワニバー(
薄膜後端部吸着部材)で吸着保持され、適度なテンショ
ンを与えた状態において、プリント配線用基板の供給方
向の後端部にガイドされる。この積層体の供給方向の後
端側は熱圧着ローラでプリント配線用基板の搬送方向の
後端部の表面に熱圧着ラミネートされる。
このように、薄膜張付装置で積層体が張り付けられたプ
リント配線用基板は次段の露光装置に搬送される。
なお、プリント配線用基板に積層体の一部を仮り付けし
た後、この積層体をプリント配線用基板に熱圧着するこ
の種の薄膜張付技術は、例えば、西独特許DE  33
34009  C2号、特公昭62−49169号公報
等にも記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の張付プロセスにおいては、熱圧着ラミネート中に
積層体の供給方向の後端側を切断する工程が組込まれて
いる。積層体の切断には前述のように切断用カッタが使
用されるが、切断した際には積層体の切屑が飛散し周囲
が汚染される。飛散した切屑は熱圧着ラミネート直前の
プリント配線用基板の表面、積層体の表面等に付着する
。このため、切屑が付着した部分は欠陥となる場合が多
く、不良のプリント配線用基板を増大させるので。
張付プロセス上の歩留りが低下するという問題があった
本発明の目的は、薄膜張付技術において、薄膜の切断で
発生する切屑の汚染を低減することが可能な技術を提供
することにある。
本発明の他の目的は、薄膜の張付プロセスにおける歩留
りを向上することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
(2)発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明は、基板の搬送方向の先端部の薄膜張付面
から後端部の薄膜張付面に向って連続した薄膜を供給方
向の先端側から順次張り付け、この薄膜の張り付け中に
前記連続した薄膜を基板の搬送方向の長さに対応した寸
法に切断する薄膜張付装置において、前記連続した薄膜
の切断位置の近傍に、薄膜を切断した際に発生する薄膜
の切り屑を吸引する切屑吸引手段を設けたことを特徴と
したものである。
〔作  用〕
本発明は、前述の手段により、薄膜の張り付け中に発生
する薄膜の切り屑を除去するようにしたので、基板表面
、基板と薄膜との間、薄膜の表面、或は装置本体が切り
屑で汚染されることを低減することができる。
また、この結果、薄膜張付プロセス上の歩留りを向上す
ることができる。
〔発明の実施例〕
以下、プリント配線用基板に感光性樹脂層と透光性樹脂
フィルムとからなる積層体を熱圧着ラミネートする薄膜
張付装置に適用した本発明の一実施例について、図面を
用いて具体的に説明する。
なお、実施例を説明するための全回において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
本発明の一実施例である薄膜張付装置を第1図(概略構
成図)で示す。
第1図に示すように、透光性樹脂フィルム、感光性樹脂
層及び透光性樹脂フィルムの3層構造からなる積層体1
は供給ローラ2に連続的に巻回されている。供給ローラ
2の積層体1は薄膜分離ローラ3で透光性樹脂フィルム
(保護膜)IA、−面(接着面)が露出された感光性樹
脂層(IBR)及び透光性樹脂フィルム(IBC)から
なる積層体IBの夫々に分離される。
前記分離されたうちの一方の透光性樹脂フィルムIAは
巻取ローラ4により巻き取られるように構成されている
。前記供給ローラ2、巻取ローラ4の夫々は基板搬送経
路I−1を中心に上下に設けられている。
前記分離されたうちの他方の積層体IBの供給方向の先
端側は同第1図に示すようにテンションローラ5を通し
てメインバキュームプレート(薄膜供給部材)6に供給
される。
前記テンションローラ5は供給ローラ2とメインバキュ
ームプレート6との間の積層体IBに適度なテンション
を与えるように構成されている。
つまり、テンションローラ9は供給される積層体IBに
しわ等を生じないように構成されている。
メインバキュームプレート6は薄膜張付位置に近接しか
つ離反する(矢印A方向に移動する)ように構成されて
いる。つまり、メインバキュームプレート6は、積層体
IBの供給経路に配置されており、供給ローラ2から前
記薄膜張付位置に積層体IBを供給するように構成され
ている。メインバキュームプレート6は前記薄膜張付位
置に近接しかつ離反する(矢印B方向に移動する)支持
部材7に設けられている。支持部材7は、ガイド部材8
を矢印B方向に摺動するように構成され、このガイド部
材8を介在させて装置本体(薄膜張付装置の筐体)9に
設けられている。前記メインバキュームプレート6、支
持部材7の夫々は基板搬送経路1−1を中心に上下に設
けられている。上側、下側の夫々の支持部材7はラック
アンドピニオン機構により連動的に動作するように構成
されている。つまり、支持部材7の夫々はラック7A及
びこのラック7Aと嵌合するピニオン7Bで両者が互い
に近接又は離反するように構成されている。
下側(上側でもよい)の支持部材7には駆動源(図示し
ない)が連結され、この駆動源により支持部材7が動作
するように構成されている。駆動源は例えばエアーシリ
ンダで構成されている。また、駆動源は油圧シリンダ、
電磁シリンダ、ステップモータ及びその変位を支持部材
7に伝達する伝達機構等で構成してもよい。
前記メインバキュームプレート6は支持部材7の移動と
同様に又独立に矢印A方向に移動できるように構成され
ている。メインバキュームプレート6の独立な移動は支
持部材7に設けられた駆動源7C及びそれに連結された
ランクアンドピニオン機構で行われている。ラックアン
ドピニオン機構は駆動源7Cのシャフトに連結されたピ
ニオンフD、支持部材7に設けられたラック7E、メイ
ンバキュームプレート6の裏面(積層体IBの吸着面で
ない面)に設けられた図示しないラックの夫々で構成さ
れている。駆動源7Cは例えばエアーシリンダで構成さ
れている(駆動源7Cの変形例は前述の駆動源の変形例
と同様である)。
メインバキュームプレート6は第12図(要部拡大断面
図)に示すように内部の真空室6Aから薄膜吸着面6B
に達する薄膜吸着用孔6Cが設けられている。この薄膜
吸着用孔6Cは前記薄膜吸着面6Bに複数個規則的に配
列されている。前記真空室6Aは図示しない真空系(真
空ポンプ)Pに連結されている。つまり、メインバキュ
ームプレート6は真空室6A及び薄膜吸着用孔6Cを介
在させて真空系Pにより薄膜吸着面6Bに積層体1Bを
吸着保持するように構成されている。積層体IBは同第
12図に示すように感光性樹脂層IBR及び透光性樹脂
フィルムIBCの2M構造で構成されており、メインバ
キュームプレート6の薄膜吸着面6Bには透光性樹脂フ
ィルムIBCの表面が吸着されるようになっている。
前記メインバキュームプレート6の真空室6Aは全べて
の薄膜吸着用孔6Aに対して1個設けられている(共通
に設けられている)。また、前記真空室6Aは、f、+
tffi体IBの供給方向と交差する方向(積層体IB
の幅方向)に沿って、所定数毎の薄膜吸着用孔6Cに対
して1個、他の真空室6Aに対して真空的に独立に設け
てもよい。この真空室6Aを複数個夫々独立的に設ける
ことにより、積層体IBの幅寸法が変化した場合(幅方
向のサイズが異なる積層体IBを使用した場合)でも、
メインバキュームプレート6の薄膜吸着面6Bに積層体
IBを吸着する吸着力は実質的に低下しない。
また、メインバキュームプレート6の薄膜吸着面6Bに
は薄膜吸着用孔6Cの周囲に細溝を設けているが、これ
らの詳細な構成については先に本願出願人により出願さ
れた特開昭62−259834号公報又は特開昭63−
117487号公報に記載されているので、ここでの説
明は省略する。
また、メインバキュームプレート6の他の構成又は変形
例についても同様に省略する。
メインバキュームプレート6の薄膜張付位置側の先端部
6Dは第1図及び第12図に示すように薄膜吸着面6B
を円孤形状に構成している。先端部6Dの円孤形状は、
後述する熱圧着ローラ(11)、薄膜先端部保持部材(
16)の夫々の積層体IBと接触する面の形状に対応し
、それらと実質的に等しい形状で構成されている。先端
部6Dは、メインバキュームプレート6と同様に複数個
の薄膜吸着用孔6Cが配置され、積層体IBの弾力性に
抗して積層体IBの供給方向の先端側を円孤形状面に吸
着保持できるように構成されている。先端部6Dに吸着
保持された積層体IBの供給方向の先端側はメインバキ
ュームプレート6の矢印A方向の移動により薄膜張付位
置に供給されるようになっている。
前記先端部6Dは、従来の薄膜仮付部材に相当する部分
であり、本実施例は仮付工程を行わないので仮付工程に
必要とされる加熱ヒータが存在しない。したがって、メ
インバキュームプレート6特にその先端部6Dは、加熱
ヒータに相当する分、構造そのものを簡単にすることが
できる。
なお1本実施例においてはメインバキュームプレート6
、その先端部6Dの夫々は一体に構成しているが、メイ
ンバキュームプレート6、先端部6Dの夫々が単独に製
作し易い場合等は両者を夫々別部材で構成して接合して
もよい。
積層体IBの供給経路の近傍においてメインバキューム
プレート6と薄膜張付位置との間には第1図に示すよう
にサブバキュームプレート(切断用保持部材)10が設
けられている。サブバキュームプレート10は前述と同
様に基板搬送経路1−1を中心に上下に設けられている
。サブバキュームプレート10は、第2図(部分断面斜
視図)及び第3図(断面図)に示すように、主に薄膜吸
着部材10A、真空室形成部材10B及びベース部材1
0Gで構成されている。
薄膜吸着部材10Aは積層体IBの供給経路に対向する
薄膜吸着面10D及び切断用ガイド溝10Gを有してい
る。薄膜吸着部材10Aの薄膜吸着面10Dには切断用
ガイド溝10Gを中心に上下に吸着用溝10E及び薄膜
吸着用孔10Fの夫々が配列されている。薄膜吸着用孔
10Fは、一端側が吸着用溝10Eの底部に通じ、他端
側か真空室形成部材10Bで形成された真空室10に内
に通じている。吸着用溝10Eは積層体IBの幅方向の
寸法に対応してその方向に複数個配置されている。吸着
用溝10Eは基本的に積層体IBの幅方向のサイズが変
化しても積層体IBの幅方向の端部がかからない位置に
配列されている(端部は薄膜吸着面10Dに位置する)
つまり、吸着用溝10Eの配列は、積層体IBの端部が
吸着用溝10Eにかかった場合に吸着用溝10Eを通し
て空気が侵入することを防止し、積層体IBの吸着効果
を高めている。
前記切断用ガイド溝10Gは薄膜吸着面10Dの略中央
部分に積層体IBの幅方向に延在するように構成されて
いる。切断用ガイド溝10Gは、薄膜吸着面10Dから
の深さが深く、シかも溝幅が狭い寸法で構成されている
。例えば第3図に示すように、後述する切断装置(13
)の切断用カッタ(13A)の切断刃の厚さLtが約1
 、5 [mmlの場合、切断用ガイド溝10Gの溝深
さLdは約2.0〜4.5[mml。
溝幅Lwは約2 、0 [mmlで構成されている。つ
まり、切断用ガイド溝10Gは切断用カッタ(13A)
の切断刃の厚さに近い狭い溝幅で構成されている。
この溝幅が狭い切断用ガイド溝10Gは、その延在方向
に沿って移動する切断用カッタ(13A)を正確にガイ
ドし、積層体IBの供給方向の後端側(切断位置)を正
確に切断するように構成されている。
切断用ガイド溝10Gの延在方向の端部には第2図に示
すように溝幅を順次広げたガイド入口部10Hが設けら
れている。このガイド入口部10Hは切断用カッタ(1
3A)の切断用ガイド溝LOG内への侵入を容易に行う
ことができるように構成されている。
また、溝幅が狭い切断用ガイド溝10Gは、積層体1B
の切断位置をたるみがなく適度な張りを有する状態で薄
膜吸着面100に吸着保持できるように構成されている
。つまり、切断用ガイド溝10Gは積層体IBの切断位
置において切削性を向上できるように構成されている。
また、溝幅が狭くしかも深い切断用ガイド溝10Gは、
積層体IBを切削した際に発生する切屑を外部に放出せ
ずに後述する切屑吸引手段により効率良く吸引できるよ
うに構成されている。
前記薄膜吸着部材10Aの切断用ガイド溝LOGの底部
には切屑吸引手段の一部を構成する切屑吸引孔10Jが
設けられている。この切屑吸引孔10Jは、一端側が切
断用ガイド溝10Gの底部に通じ、他端側が前記真空室
10Kに通じている。
この薄膜吸着面10D、吸着用溝10E、薄膜吸着用孔
i0F、切断用ガイド溝10G及び切屑吸引孔10Jを
有する薄膜吸着部材10Aは、成型及び加工がし易くか
つ適度な硬質性を有する例えばアルミニウム合金等で形
成されている。
前記真空室形成部材10Bは薄膜吸着部材10Aとベー
ス部材10Cとの間に設けられている。この真空室形成
部材10Bは、薄膜吸着用孔10F、切屑吸引孔10J
の夫々に共通の真空室10にとして構成されている。真
空室形成部材10Bは、第2図に示すように、前記薄膜
吸着面10Dの吸着用溝10Eに又は吸着用溝10Eの
所定数毎に他の隣接する真空室10Kに対して真空的に
独立な真空室10Kを形成する間仕切りが設けられてい
る。夫々独立に設けられた真空室10にはベース部材1
0Gの共通吸引孔10L及び吸引管10Mを介在させて
図示しない真空系(真空ポンプ)Pに連結されている。
この真空室10Kを複数個夫々独立的に設けることによ
り、積層体IBの幅寸法が変化した場合(幅方向のサイ
ズが異なる積層体IBを使用した場合)でも、真空作用
が生じている(積層体IBで薄膜吸着用孔10Fが塞が
れている部分の)真空室10Kに対して真空作用が生じ
ていない(積層体IBで薄膜吸着用孔10Fが塞がれて
いない部分の)真空室10Kが独立しているので、サブ
バキュームプレート10の薄膜吸着面10Dに積層体I
Bを吸着する吸着力は実質的に低下しない、前述の切屑
吸引孔10J、真空室10K、共通吸引孔10L、吸引
管10M及び図示しない真空系Pは、積層体IBを切断
した際に生じる切屑を吸引除去する切屑吸引手段を構成
している。
前記真空室形成部材10Bは薄膜吸着部材10A、ベー
ス部材10Bの夫々に対して気密性を確保できるように
例えば硬質ゴム材料で形成されている。
また、ベース部材10Cは成型及び加工がし易くかつ適
度な硬質性を有する例えばアルミニウム合金等で形成さ
れている。薄膜吸着部材10A、真空室形成部材10B
、ベース部材10Bの夫々は例えば図示しないねじ部材
で組立てられている。
このサブバキュームプレート10は、積層体IBの切断
位置を吸着保持し、かつ切断後に新たに形成された次段
の積層体IBの供給方向の先端側をメインバキュームプ
レート6の先端部6Dに吸着保持できるように構成され
ている。つまり、サブバキュームプレート10は、第1
図に示すように、積層体IBの供給経路に近接及び離反
できる(矢印C方向に移動する)ように構成されている
。このサブバキュームプレート1oは駆動源7Fを介在
させて支持部材7に設けられている。駆動源7Fは例え
ばエアーシリンダで構成され、駆動源7FはシャフトI
ONを介在させてサブバキュームプレート10を支持し
ている。
また、サブバキュームプレート10は、積層体IBの切
断位置の切断に際して積層体IBの供給方向の後端側を
吸着保持し、熱圧着ラミネート中にバキュームプレート
12との間において積層体IBの供給方向の後端側にた
るみを形成するように構成されている。このたるみを持
たせた積層体IBは、熱圧着ローラ11の周速度(熱圧
着ラミネート速度)に対してメインバキュームプレート
10による積層体IBの供給速度を速く制御することに
より形成し、熱圧着ラミネートを行いながら積層体IB
の切断位置を切断するために形成されている。
前記サブバキュームプレート10の薄膜吸着面10Dに
対向する位置には、第1図に示すように、積層体IBの
供給経路を介在させて切断装置13が設けられている。
切断袋@13は前記第2図及び第3図に示すように円板
状の切断用カッタ13Aを有している。本実施例では片
面を磨ぎ落した片刃タイプの切断用カッタ13Aを使用
しているが、これに限定されず、切断用カッタ13Aは
両面を磨ぎ落した両刃タイプを使用してもよい。切断用
カッタ13Aは、第2図に示すように、積層体IBの幅
方向(矢印り方向)をサブバキュームプレート10の切
断用ガイド溝10Gに沿って移動するように構成されて
いる。切断用カッタ13Aの移動は例えば空圧によって
行われている。切断装置13はメインバキュームプレー
ト6で連続的に供給される積層体IBをプリント配線用
基板の搬送方向の長さに対応した所定の長さに切断する
ように構成されている。
切断装置13は、基板搬送経路I−1を中心に上下に設
けられている。前記切断装置13の切断用カッタ13A
の切断のための移動の構成等は本闇出闇人により先に出
願された特開昭62−259834号公報又は特開昭6
3−1174.87号公報に詳細に説明され、実質的に
同様の構成を使用するので、ここでの説明は省略する。
前記熱圧着ローラ11は、第1図に実線で示す退避位置
と点線で示す薄膜張付位置との間を移動できるように構
成されている。バキュームプレート(ワニバー又は薄膜
先端部保持部材)12は、熱圧着ローラ11で熱圧着ラ
ミネートされる積層体IBの供給方向の後端側を吸着保
持し、積層体IBにしわ等が発生しないように適度なテ
ンションを与えるように構成されている。このバキュー
ムプレート12は回転動作しないように構成されている
。熱圧着ローラ11、バキュームプレート12の夫々は
基板搬送経路1−Iを中心に上下に設けられている。
なお、この熱圧着ローラ11.バキュームプレート12
及びそれらの周辺の構成については前述の公開公報に詳
細に記載され、実質的に同様の構成を使用するので、こ
こでの説明は省略する。
前記基板搬送経路1−1には、第1図に示すように、薄
膜張付装置に内蔵又は取り付けられた基板搬送機構によ
ってプリント配線用基板14が搬送されるようになって
いる。つまり、基板搬送機構け、プリント配線用基板1
4を薄膜張付位置まで搬送し、プリント配線用基板14
に積層体IBを熱圧着ラミネート後に薄膜張付位置から
次段の露光装置に搬送する(退避する)ように構成され
ている。
基板搬送機構は主に駆動用ローラ15A及び従動用ロー
ラ15Bで構成されている。
前記プリント配線用基板14は前記第12図に示すよう
に絶縁性基板14A及びその両薄膜張付面に形成された
導電層(例えばCu)14Bで構成されている。
前記薄膜張付位置であって基板搬送経路!−Iに最つど
も近接した位置には第1図に示すように薄膜先端部保持
部材16が設けられている。薄膜先端部保持部材16は
装置本体9に固定又は微調整機構等を介在させて固定さ
れている。薄膜先端部保持部材16は、第4図(部分断
面斜視図)及び第12図に示すように、主に、保持面1
6A、吸着用溝16B、薄膜吸着用孔16C及び真空室
16Dで構成されている。
前記薄膜先端部保持部材16の保持面16Aは前記メイ
ンバキュームプレート6の先端部6D又は熱圧着ローラ
11の円孤形状に対応しだ円孤形状で構成されている。
この保持面16Aは、メインバキュームプレート6特に
先端部6Dで供給される積層体IBの供給方向の先端側
に近接又は接触し、後述する薄膜吸着手段で供給された
積層体IBの供給方向の先端側を吸着保持するように構
成されている。保持面16Aの円弧長は、薄膜張付位置
部分においてメインバキュームプレート6の先端部6D
の円弧長に比べて若干短いサイズで構成されている(薄
膜張付位置から若干離隔している)。つまり、第13図
(要部拡大断面図)に示すように、保持面16Aで積層
体IBの供給方向の先端側を吸着保持した状態において
、熱圧着ローラ11が薄膜先端部保持部材16に当接す
ることなく、熱圧着ローラ11でプリント配線用基板1
4の導電層14B上に積層体IBの供給方向の最つども
先端側を熱圧着ラミネートできるように構成されている
この保持面16Aには前述のサブバキュームプレート1
0と同様に吸着用溝18B及び薄膜吸着用孔16Cが夫
々複数個設けられている。薄膜吸着用孔16Cは、一端
側が保持面16Aに形成された吸着用溝16Bの底部に
通じ、他端側が真空室16Dに通じている。吸着用溝1
6Bは積層体IBの幅方向に配列された薄膜吸着用孔1
6C毎又は複数個の薄膜吸着用孔16C毎に1個の割合
で配置されている。吸着用溝16Bの配列は真空室LS
Dの配列に対応しており、夫々の真空室16Dは吸着用
溝16Bの配列毎に他の真空室16Dに対して真空的に
独立に構成されている。つまり、この薄膜先端部保持部
材16は、前述のサブバキュームプレート10と同様に
、積層体IBの幅方向の寸法が変化しても(幅方向のサ
イズの異なる積層体IBであっても)、保持面16Aへ
の積層体IBの供給方向の先端側の吸着力が実質的に低
下しない。
前記独立に配列された真空室16Dは個々に吸引管16
Eを介在させて図示しない真空ないし減圧系(真空ブロ
ア、真空ポンプ等)Pに連結されている。
前記薄膜先端部保持部材16の基板搬送経路I−■に近
接する位置であってプリント配線用基板14の搬入側(
薄膜張付位置と異なる側)の角部分16Fは、第4図、
第12図及び第13図に示すように、プリント配線用基
板14をスムーズにガイドするガイド部として作用する
ように、面取りが施されている。
また、前記薄膜先端部保持部材16は基板搬送経路I−
■を中心に上下に設けられている。下側に配置された薄
膜先端部保持部材16の保持面16Aに配列された薄膜
吸着用孔16Cの数は上側に配置された薄膜先端部保持
部材1Bの保持面16Aに配列された薄膜吸着用孔16
Cの数に比べて多く設けられている。つまり、下側の薄
膜先端部保持部材16は、重力の作用により、上側の薄
膜先端部保持部材16に比へて大きな吸着力が必要とさ
れるので、多くの薄膜吸着用孔16Cが配列されている
。なお、下側の薄膜先端部保持部材16の吸着力がかな
り強い場合には、上下夫々の薄膜先端部保持部材16の
薄膜吸着用孔16Cの数を等しくしてもよい。
なお、第1図に示す薄膜張付装置において、基板搬送経
路1−1に近接した位置にはセンサ5IS2の夫々が配
置されている。このセンサS1は、プリント配線用基板
14の搬送方向の先端部を薄膜張付位置に停止させるた
めに、プリント配線用基板14の搬送方向の先端部の位
置を検出するように構成されている。センサS2は、プ
リント配線用基板14の搬送方向の長さに対応して、積
層体IBの供給方向の後端側(切断位置)を設定するた
めに、プリント配線用基板14の搬送方向の後端部の位
置を検出するように構成されている。つまり、センサS
2は、積層体IBの切断位置を確定し、切断装置13で
積層体IBの切断位置を切断するための検出信号を発生
するように構成されている。センサS1.S2の夫々は
例えば光透過型センサで構成されている。
また、前記積層体IBの供給経路に近接した位置であっ
て、サブバキュームプレート10とバキュームプレート
12との間には流体吹付装置17が配置されている。こ
の流体吹付装置17はメインバキュームプレート6の先
端部6Dに積層体IBの供給方向の先端側を吸着保持さ
せ易くするために設けられている。また、流体吹付装置
17は積層体IBの供給方向の後端側に前記たるみを形
成し易くするために設けられている。
次に、前述の薄膜張付装置を使用した張付プロセス(熱
圧着ラミネート)について、第5図乃至第11図(各張
付動作工程毎に示す要部概略構成図)を用いて簡単に説
明する。
まず最初に、第5図に示すように、手作業により、薄膜
分離ローラ3で分離された積層体IBの供給方向の先端
側をサブバキュームプレート10の簿膜吸着面10Dと
切断装置13との間に配置する。
次に、サブバキュームプレート10の薄膜吸着面10D
で積層体IBの供給方向の先端側を吸着保持する。この
後、前記第1図に示す駆動源7Fでサブバキュームプレ
ート10を矢印C方向に移動させ、第6図に示すように
、積層体IBの供給経路から離反する位置に積層体IB
の供給方向の先端側を移動させてメインバキュームプレ
ート6の先端部6Dに吸着保持させる。
なお、連続動作が行われている時は、切断装置13で切
断された積層体IBの供給方向の先端側がメインバキュ
ームプレート6の先端部6Dに吸着保持される。
次に、基板搬送機構により、駆動用ローラ15A及び従
動用ローラ15Bで基板搬送経路1−1を搬送されてき
たプリント配線用基板14の搬送方向の先端部を薄膜張
付位置に停止させる。この停止は。
前記第1図に示すセンサS1でプリント配線用基板14
の搬送方向の先端部を検出し、この検出信号に基づいて
基板搬送機構の駆動用ローラ15Aを停止することによ
り行う。基板搬送機構で搬送されるプリント配線用基板
14は基板搬送経路I−1を中心に上下に配置された薄
膜先端部保持部材16の間を通過するが、第4図、第1
2図及び第13図に示すように、薄膜先端部保持部材1
6の搬入側の角部16Fがガイド部として作用するので
、薄膜先端部保持部材16にプリント配線用基板14が
引っかかる等の基板搬送不良が生じない。
次に、第7図に示すように、薄膜張付位置に停止したプ
リント配線用基板14の搬送方向の先端部の表面(薄膜
張付面)に向って(矢印A方向に)メインバキュームプ
レート6及びその先端部6Dを近接させ、積層体IBの
供給方向の先端側を薄膜張付位置に供給する。
次に、第8図及び第12図に示すように、メインバキュ
ームプレート6及びその先端部6Dを薄膜張付位置まで
移動させ、先端部6Dをプリント配線用基板14の搬送
方向の先端部の薄膜張付面に近接又は当接させる。また
、当接させてもよいが、軽く接触させる程度であり、好
ましくは当接させない方がよい。そして、メインバキュ
ームプレート6及びその先端部6Dの吸着動作を停止す
る。
この時、前記先端部6Dに対向する位置には薄膜先端部
保持部材16の保持面16Aが配置されており、薄膜先
端部保持部材16の薄膜吸着用孔16Gを介在させた真
空系Pの吸着動作により、薄膜張付位置に供給された積
層体IBの供給方向の先端側が薄膜先端部保持部材16
の保持面16Aに吸着保持される。この状態の積層体I
Bの供給方向の先端側は第12図に点線で示されている
。この時のメインバキュームプレート6の先端部6Dと
薄膜先端部保持部材16の保持面16との間はきわめて
狭く設定されており、例えば約1 [mn+]程度の間
隔である。
前記積層体IBは適度な復元力を有しているので、メイ
ンバキュームプレート6及び先端部6Dの吸着動作の停
止後、前記積層体IBの復元力が作用し、前記薄膜先端
部保持部材16の保持面16Aには供給方向の先端側は
瞬時に吸着保持される。また、薄膜先端部保持部材16
の保持面16Aに吸着保持された積層体IBの供給方向
の最先端側は第12図に示すように保持面16よりも若
干薄膜張付位置側に突出している。この積層体IBの供
給方向の最先端側は、前述のように薄膜先端部保持部材
16に当接せずに熱圧着ローラ11を退避位置から薄膜
張付位置に移動することができるように突出している。
なお、より前記薄膜先端部保持部材16の保持面16A
に積層体IBの供給方向の先端側を瞬時に吸着保持でき
るように、メインバキュームプレート6及びその先端部
6Dの吸着動作の停止後、即座に薄膜先端部保持部材1
6の保持面16Aに向って流体(例えば圧力を加えた空
気)を吹き付けるように構成してもよい。流体の吹き付
けは、前記先端部6Dの薄膜吸着用孔6Cを薄膜吹付用
孔として兼用し、吹付装置(例えばコンプレッサ)及び
それと真空系Pとの切換弁を設けることにより行える。
次に、第9図に示すように、薄膜先端部保持部材16の
保持面16Aに積層体IBの供給方向の先端側を吸着保
持した状態において、メインバキュームプレート6及び
その先端部6Dを薄膜張付位置から離反させる。このメ
インバキュームプレート6及びその先端部6Dは前記第
5図に示す位置よりも供給ローラ2側に離反させる。こ
の動作に基づき、退避位置から薄膜張付位置への熱圧着
ローラ11の移動を開始する。
次に、熱圧着ローラ11が薄膜張付位置に移動すると、
熱圧着ローラ11が薄膜先端部保持部材16の保持面1
6Aに吸着保持された状態の積層体IBの供給方向の最
先端側に適度な押圧力で当接する。
ナして、熱圧着ローラ11を回転させかつ基板搬送機構
でプリント配線用基板14を矢印E方向に搬送し、第1
0図に示すように、熱圧着ラミネートを開始する。積層
体IBの供給方向の先端側は、熱圧着ローラ11の回転
及びプリント配線用基板14の搬送により、プリント配
線用基板14の搬送方向の先端部から後端部に向って順
次熱圧着ラミネートされる。積層体IBは、メインバキ
ュームプレート6の吸着動作を停止しているので、熱圧
着ローラ11の回転及びプリント配線用基板14の搬送
により、順次自動的に薄膜張付位置に供給される。サブ
バキュームプレート10(又は及びバキュームプレート
12)は吸着動作が行われており、熱圧着ラミネート前
の積層体IBに適度なテンションを与え、積層体IBに
しわ等の発生がないようにしている。
また、熱圧着ローラ11の回転及びプリント配線用基板
14の搬送により、第13図に実線で示すように、積層
体IBは熱圧着ローラ11側に沿って薄膜張付位置に供
給されるので、熱圧着ラミネートの開始後は薄膜先端部
保持部材16の吸着動作を行っても停止してもよい。た
だし、熱圧着ラミネートの開始後、積層体IBの感光性
樹脂層IBRと保持面16Aとが擦れ、感光性樹脂層I
BRを損傷する可能性がある場合は、薄膜先端部保持部
材16の吸着動作は停止させた方が好ましい。
次に、前記熱圧着ラミネート中に、プリント配線用基板
14の搬送方向の後端部がセンサS2により検出される
と、最つども離反した位置に保持されているメインバキ
ュームプレート6及びサブバキュームプレート10が積
層体IBを吸着保持する。
このサブバキュームプレート10で吸着保持された積層
体IBは切断用ガイド溝10Gに対向する部分が切断位
置となる。そして、即座に第1図に示す支持部材7を矢
印B方向に熱圧着ラミネート速度よりも速く移動させ、
サブバキュームプレート10の切断用ガイド溝10Gが
切断装置13の切断用カッタ13Aに対向する位置で支
持部材フの移動を停止する。この動作により、サブバキ
ュームプレート10とバキュームプレート12どの間に
は積層体IBの供給方向の後端側にたるみを持たせるこ
とができる。この後、切断装置13の切断用カッタ13
Aを積層体IBの幅方向に移動させ、第11図に示すよ
うに、積層体IBの供給方向の後端側を切断する。この
積層体IBの切断は熱圧着ラミネート中のプリント配線
用基板14の搬送方向の長さに対応した長さで行われる
。積層体IBの切断は、積層体IBにたるみを持たせて
いるので、熱圧着ラミネートを進行しながら行える。
次に、積層体IBの切断された供給方向の後端側はプリ
ント配線用基板14の搬送方向の後端部の薄膜張付面に
熱圧着ラミネートされ、熱圧着ラミネートが終了する。
前記バキュームプレート12は、回転動作させ、薄膜先
端部保持部材16を退避させるか、あるいはバキューム
プレート12を回転動作させると共に熱圧着ローラ11
を邪魔にならない程度に少し移動させてもよい。熱圧着
ラミネートが終了する直前まで着眼動作が行われ、積層
体IBに適度なテンシ目ンを与え、しわ等の発生を防止
している。前記熱圧着ラミネートが終了したプリント配
線用基板14は基板搬送機構により次段の露光装置に搬
送される。
このように、プリント配線用基板14の薄膜張付面にそ
の長さに対応した積層体IBを熱圧着ローラ11で張り
付ける薄膜の張付方法において、メインバキュームプレ
ート6及びその先端部6D(薄膜供給部材)に連続した
積層体IBの供給方向の先端側を吸着する段階と、薄膜
張付位置に搬送されたプリント配線用基板14の搬送方
向の先端部の薄膜張付面側に前記メインバキュームプレ
ー1・6及びその先端部6Dを近接させて連続した積層
体IBの供給方向の先端側を供給する段階と、この積層
体IBの供給方向の先端側を前記薄膜張付位置に保持す
る段階と、前記メインバキュームプレート6及びその先
端部6Dを前記プリント配線用基板14の薄膜張付面側
から離反させる段階と、前記薄膜張付位置に保持された
状態の積層体IBの供給方向の先端側に熱圧着ローラ1
1を近接させ、この熱圧着ローラ11を回転させて自動
的に前記積層体IBを供給しながらプリント配線用基板
14の搬送方向の先端部から後端部に向ってプリント配
線用基板14の薄膜張付面に積層体IBを張り付ける段
階と、前記連続した積層体IBの供給方向の後端側を前
記プリント配線用基板14の搬送方向の長さに対応させ
て切断し、この切断された積層体IBの供給方向の後端
側を前記熱圧着ローラ11でプリント配線用基板14の
搬送方向の後端部の薄膜張付面に張り付ける段階とを備
える。この構成により、積層体IBの供給方向の先端側
を薄膜張付位置に供給した後、この薄膜張付位置に熱圧
着ローラ11を配置する際に、積層体IBの供給方向の
先端側を薄膜張付位置に保持したので、プリント配線用
基板14の搬送方向の先端部の薄膜張付面に積層体IB
の供給方向の先端部を仮り付けする仮付工程を廃止する
ことができる。
また、この仮付工程の廃止によって、仮付工程に伴う仮
付温度、仮付時間、仮付圧力等の複雑な条件設定を廃止
することができ5又前記条件設定の不備による積層体I
Bの不均一な仮り付けやボイドが発生する仮付不良を低
減することができるので、張付プロセスにおける歩留り
を向上することができる。
また、前記仮付工程の廃止によって、積層体IBの供給
方向の先端側を薄膜張付位置に供給した後、即座にメイ
ンバキュームプレート6及びその先端部6Dを薄膜張付
位置から離反させて熱圧着ローラ11を薄膜張付位置に
配置することができるので、仮付工程に相当する分、張
付プロセス時間を短縮することができる。
また、プリント配線用基板14の薄膜張付面にその長さ
に対応した積層体IBを熱圧着ローラ11で張り付ける
薄膜張付装置において、前記プリント配線用基板14を
薄膜張付位置に搬送しかつこの薄膜張付位置から退避す
る基板搬送機構(主に15A及び15B)を設け、連続
した積層体IBの供給方向の先端側を吸着し、この積層
体IBの供給方向の先端側を前記薄膜張付位置に供給す
るメインバキュームプレート6及びその先端部6D(薄
膜供給部材)を設け、前記薄膜張付位はの近傍に前記メ
インバキュームプレート6及びその先端部6Dで薄膜張
付位置に供給された積層体IBの供給方向の先端側と面
接触する保持面16Aを有し、この保持面16Aに積層
体IBの供給方向の先端側を吸着させる真空系Pに連結
された薄膜吸着用孔tSCを有する薄膜先端部保持部材
16を設け、該薄膜先端部保持部材16で前記薄膜張付
位置に保持された状態の積層体IBの供給方向の先端側
からその後端側を前記プリント配線用基板14の搬送方
向の先端部の薄膜張付面から後端部の薄膜張付面に向っ
て張り付ける熱圧着ローラ11を設け、前記連続した積
層体IBの供給方向の後端側を前記プリント配線用基板
14の搬送方向の長さに対応させて切断する切断装置1
3を設ける。この構成により、加熱ヒータを埋込んだ複
雑な構造の仮付部材に変えて。
保持面16A及びこの保持面16Aに形成された薄膜吸
着孔16Cを有する簡単な構造の薄膜先端部保持部材1
6を備えたので、薄膜張付装置の構造を簡単化すること
ができる。
また、プリント配線用基板14の搬送方向の先端部の薄
膜張付面から後端部の薄膜張付面に向って連続した積層
体IBの供給方向の先端側から順次張り付け、この積層
体IBの張り付け中に前記連続した積層体IBをプリン
ト配線用基板14の搬送方向の長さに対応した寸法に切
断する薄膜張付装置において、前記連続した積層体IB
の切断位置の近傍に、積層体IBを切断した際に発生す
る積層体IBの切り屑を吸引する切屑吸引手段を設ける
。切屑吸引手段は、主に、切屑吸引孔10J、真空室1
0K、共通吸引孔10L、吸引管10M及び真空系Pで
構成されている。この構成により、積層体IBの張り付
け中に発生する積層体IBの切り屑を除去するようにし
たので、プリント配線用基板14の表面、プリント配線
用基板14と積層体IBとの間、積層体IBの表面、或
は装置本体が切り屑で汚染されることを低減することが
できる。この結果、前記切り屑の汚染による張付不良を
低減し、薄膜張付プロセス上の歩留りを向上することが
できる。
また、前記サブバキュームプレート(切断用保持部材)
 10の切断用ガイド溝10Gを前記切断用カッタ13
Aの切断刃の厚さに近い狭い溝幅で構成し、前記切断用
ガイド溝10Gの内部1こ前記切屑吸引手段を構成する
真空系Pに連結された切屑吸引孔10Jを設ける。この
構成により、狭い溝幅の切断用ガイド溝10Gは積層体
IBの切断位置に張力を与えることができるので切削性
を向上することができ、しかも、積層体IBの切断個所
の切断用ガイド溝10G部分を真空雰囲気に近い状態に
形成することができるので、切り屑の吸引効果を向上す
ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を前記実施例に基
づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々変形し得ることは勿論である。
例えば1本発明は、前記薄膜張付装置の切断装置13を
メインバキュームプレート6及びザブバキュームプレー
ト10が支持された支持部材7に取り付けてもよい。こ
の場合、積層体IBを供給し熱圧着ラミネートを行いな
がら積層体IBの切断を行うことができ、積層体IBに
たるみを持たせる必要がない。
また、本発明は、前記薄膜張付装置の装置本体にサブバ
キュームプレート10を取り付けてもよい。
また、本発明は、プリント配線用基板10の片側の薄膜
張付面にのみ積層体IBを熱圧着ラミネートする薄膜張
付装置に適用することができる。
また、本発明は、前記薄膜張付装置の熱圧着ローラ11
を積層体IBの材質により非熱圧着ローラに変えてもよ
い。
また、本発明は、建築材として使用される化粧板の表面
に保護フィルムを張り付ける薄膜張付技術に適用するこ
とができる。
(3)発明の効果 本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
薄膜張付技術において、薄膜を切断した際に発生する切
屑による汚染を低減することができる。
また、薄膜張付技術において、張付プロセス上の歩留り
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である薄膜張付装置の概略
構成図、 第2図は、前記薄膜張付装置のサブバキュームプレート
の部分断面斜視図。 第3図は、前記サブバキュームプレートの断面図。 第4図は、前記薄膜張付装置の薄膜先端部保持部材の部
分断面斜視図。 第5図乃至第11図は、前記薄膜張付プロセスを各張付
動作工程毎に示す前記薄膜張付装置の要部概略構成図、 第12図及び第13図は、前記薄膜張付装置の要部拡大
断面図である。 図中、IB・・・積層体(薄膜)、6・・・メインバキ
ュームプレート(薄膜供給部材)、6B・・・先端部、
10・・・サブバキュームプレート(切断用保持部材)
、10D・・・薄膜吸着面、IOE、16B・・・吸着
用溝、10F。 16C・・・薄膜吸着用孔、IOK、16D・・・真空
室、IOG・・・切断用ガイド溝、IOJ・・・切屑吸
引孔、P・・・真空系、11・・・熱圧着ローラ、13
・・・切断装置、13A ・切断用カッタ、14・・・
プリント配線用基板、15A、 15B・・・ローラ、
16・・・薄膜先端部保持部材、18A・・・保持面で
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板の搬送方向の先端部の薄膜張付面から後端部
    の薄膜張付面に向って連続した薄膜を供給方向の先端側
    から順次張り付け、この薄膜の張り付け中に前記連続し
    た薄膜を基板の搬送方向の長さに対応した寸法に切断す
    る薄膜張付装置において、前記連続した薄膜の切断位置
    の近傍に、薄膜を切断した際に発生する薄膜の切り屑を
    吸引する切屑吸引手段を設けたことを特徴とする薄膜張
    付装置。
  2. (2)前記連続した薄膜の切断は、連続した薄膜の供給
    経路の薄膜切断位置に設けられた薄膜の切断位置を保持
    する切断用保持部材及びこの切断用保持部材で保持され
    た薄膜を介在させて対向する位置に設けられた切断用カ
    ッタで行われていることを特徴とする請求項1に記載の
    薄膜張付装置。
  3. (3)前記切断用カッタは切断刃の厚さが薄い円板状カ
    ッタで構成され、この切断用カッタは連続した薄膜の供
    給方向と交差する方向に移動することにより薄膜を切断
    するように構成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の薄膜張付装置。
  4. (4)前記切断用保持部材は前記切断用カッタの切断刃
    をガイドする切断用ガイド溝が設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の薄膜張付装置。
  5. (5)前記切断用保持部材の切断用ガイド溝は前記切断
    用カッタの切断刃の厚さに近い狭い溝幅で構成され、こ
    の切断用ガイド溝の内部には前記切屑吸引手段を構成す
    る真空系に連結された切屑吸引孔が設けられていること
    を特徴とする請求項4に記載の薄膜張付装置。
JP63248843A 1988-09-30 1988-09-30 薄膜張付装置 Expired - Lifetime JPH0751347B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111675009A (zh) * 2020-03-16 2020-09-18 珠海奇川精密设备有限公司 一种双面裁切供料装置

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CN111675009A (zh) * 2020-03-16 2020-09-18 珠海奇川精密设备有限公司 一种双面裁切供料装置

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