JPH0295775A - 内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関のアイドル回転数制御装置に係り、
特にアイドルスイッチが切換わる際における運転性能等
を向上し得る内燃機関のアイドル回転数制御装置に関す
る。

〔従来の技術〕

内燃機関においては、アイドル運転時とアイドル運転以
外の運転時であるオフアイドル運転時とでは点火時期を
異ならしめ、機関運転状態を良好に維持すべく、アイド
ル回転数制御装置が備えられている。

このアイドル回転数制御装置の制御手段には、アイドル
運転時にオンになるとともにオフアイドル運転時にはオ
フとなるアイドルスイッチや、車速をヰ★出する車速セ
ンサ等の検知手段が連絡している。即ち、第６図に示す
如く、アイドル回転数制御装置の制御手段は、アイドル
スイッチのオン・オフ状態と車速状態とを検知し、アイ
ドルスイッチがオンで且つ車速か設定値未満の際にアイ
ドル点火時期に点火時期制御するとともに、アイドルス
イッチがオフで且つ車速か設定値以上の際にはオフアイ
ドル点火時期に点火制御している。ここで、車速の設定
値は、アイドル点火時期とをオフアイドル点火時期とを
、判定用車速によって任意の値に設定されている。

また、このようなアイドル回転数制御装置としては、例
えば特開昭６０−２０１０４１号公報に開示されている
。この公報に記載のものは、通常、始動時冷却水温度と
始動後の冷却水温度の変化とに応じて、始動時冷却水温
度が低い場合は高い場合より多くなるように吸入空気流
量を制御する一方、潤滑油温度が急上昇するような所定
の運転状態の場合には、始動後の冷却水温度の変化に応
じて始動時冷却水温度が常温であるときの吸入空気流量
に制御し、これにより、暖機中のアイドル回転速度を始
動時の温度にかかわりなく安定に制御するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来のアイドル回転数制御装置においては、
内燃機関がアイドル運転時におけるアイドル点火時期と
オフアイドル運転時におけるオフアイドル点火時期とを
、アイドルスイッチのオン・オフ状態の条件と車速状態
の条件とによって判定しており、発進時・減速時にもこ
の２つの条件によって点火時期を決定していた。

このため、内燃機関がレーシング状態で車速が零の際に
、点火時期はアイドル点火時期になってしまうので、機
関回転数の上昇状態が遅くなってフィーリングが悪化す
るという不都合を招いた。

また、第７図に示す如く、アイドル運転時から発進に移
行する際に、車速か設定値以上になるまでは、点火時期
がアイドル点火時期に保持されてしまい、このため、オ
フアイドル点火時期の場合に比し、出力性能が設定した
点火時期の関係で低下し、機関回転数が落ち込み、運転
性能が悪化するという不都合があった。

更に、第８図に示す如（、走行運転から減速運転になり
、アイドルスイッチがオンで且つアクセルスイッチがオ
フであり、またタラソチスイソチがオフで且つ車速か設
定値以上の場合には、点火時期がオフアイドル点火時期
に保持されてしまい（第８図の符号Ｘで示す）、このた
め機関回転数がアイドル回転数に戻らず、機関回転数が
徒に高くなり（第８図の符号Ｙで示す）、このため、違
和感を生ずるとともに、エンジンブレーキの効き具合が
悪化するという不都合があった。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
アイドルスイッチがオンからオフに切換る場合とアイド
ルスイッチがオフからオンに切換る場合とではアイドル
点火時期とオフアイドル点火時期との判定条件を変える
ことにより、発進時に運転性能の向上を図るとともに、
減速時に違和感をなくし且つエンジンブレーキの効きを
良くし得る内燃機関のアイドル回転数制御装置を実現す
るにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するためにこの発明は、内燃機関のアイ
ドル運転時にオンとなりアイドル運転以外の運転時には
オフとなるアイドルスイッチを設けて機関回転数を制御
する内燃機関のアイドル回転数制御装置において、前記
アイドルスイッチがオンからオフに切換った際にアイド
ル点火時期からオフアイドル点火時期に点火時期制御す
るとともに、前記アイドルスイッチがオフからオンに切
換った際には前記アイドルスイッチのオン時から所定時
間経過した条件と車速が設定値未満になった条件とのい
ずれか一の条件を満たした場合にオフアイドル点火時期
からアイドル点火時期に点火時期制御する制御手段を設
けたことを特徴とする。

〔作用〕

この発明の構成によれば、制御手段は、アイドルスイッ
チがオンからオフに切換り発進する際やレーシング運転
時には、他の条件を加えず、アイドル点火時期からオフ
アイドル点火時期に点火時期制御するとともに、アイド
ルスイッチがオフからオンに切換り減速する際には、ア
イドルスイッチのオン時から所定時間経過した条件と車
速か設定値未満になる条件とのいずれか一の条件を満た
した場合にオフアイドル点火時期からアイドル点火時期
に点火時期制御する。これにより、レーシング状態時等
においてフィーリングを向上するとともに、発進時に機
関回転数の落ち込みを防止して運転性能を向上し、また
、減速時には、機関回転数が徒に高くなるのを阻止して
違和感が生ずるのを防止し、且つエンジンブレーキの効
きを良くする。

〔実施例〕

以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。

第１〜５図は、この発明の実施例を示すものである。図
において、２は車両用内燃機関（図示せず）のアイドル
回転数制御装置、４は制御手段である。このアイドル回
転数制御装置２０制御手段４の入力側には、アイドル運
転時にオンになるとともにアイドル運転以外の運転時に
オフとなるアイドルスイッチ６と、車速状態を検知する
車速センサ８と、クラッチ（図示せず）の踏込み状態を
検知するクラッチスイッチ１０と、アクセルスイッチ１
２と、タイマ１４等の検知手段が連絡している。また、
制御手段４の出力側には、燃料噴射弁１６と、内燃機関
の点火時期を制御する点火機構１８等の制御系が連絡し
ている。

前記制御手段４は、アイドルスイッチ６がオンからオフ
に切換った際にアイドル点火時期からオフアイドル点火
時期に直ちに点火時期制御するとともに、アイドルスイ
ッチ６がオフからオンに切換った際にはタイマ１４によ
ってアイドルスイッチ６のオン時から所定時間ＴＭＩ経
過した条件と車速センサ８からの車速信号状態が設定値
未満になった条件とのいずれか一の条件を満たした時に
、つまり、どちらの条件が先に成立した時にオフアイド
ル点火時期からアイドル点火時期に点火時期制御する。

即ち、前記制御手段４は、アイドルスイッチ６がオンか
らオフに切換った時とアイドルスイッチ６がオフからオ
ンに切換った時とで、アイドル点火時期とオフアイドル
点火時期の判定条件を変えるものである。

次に、この実施例の作用を説明する。

第２．３図に示す如く、内燃機関がアイドル運転時にお
いては（ステップ１０２）、点火機構１８をアイドル点
火時期にセットしくステップエ０４）、そして、発進及
びレーシング状態となり（ステップ１０６）、次に、ス
テップ１０８においてアイドルスイッチ６がオンからオ
フに切換って発進になると（第３図のＡ点で示す）、他
の条件を加えず、アイドル点火時期からオフアイドル点
火時期に直ちに切換えセットしくステップ１１Ｏ）、そ
してエンド（ステップ１１２）とする。

この結果、内燃機関のレーシング状態時に、機関回転数
の上昇状態が速くなり、フィーリングを向上させるとと
もに、発進時には車速の条件を無視するので、機関回転
数の落ち込みを防止し、発進をスムーズにして運転性能
を向上することができる。

一方、走行運転から減速運転に移行する際には、第４．
５図に示す如く、走行運転時（ステップ２０２）に、点
火機構１８をオフアイドル点火時期に制御し、そして減
速（ステップ２０６）してアイドルスイッチ６がオフか
らオンに切換ると（第５図のＢ点で示す）、タイマ１４
によりリセットスタートしくステップ２０８）、そして
、車速が設定値ＴＭＩ以上か否かを判断しくステップ２
１０）、車速か設定値ＴＭＩ以上でステップ２１０がＹ
ＥＳの場合に、タイマ１４によりアイドルスイッチ６の
オン時（Ｂ点）から所定時間ＴＭＩ（第５図参照）にな
ったか否かを判断する（ステップ２１２）。このステッ
プ２１２において所定時間ＴＭＩ経過していなくＮｏの
場合に、ステップ２１０に戻す。

しかし、ステップ２１２において所定時間７Ｍ１経過し
てＹＥＳの場合には、オフアイドル点火時期からアイド
ル点火時期に点火時期制御し、エンド（ステップ２１６
）とする。

一方、前記ステップ２１０において車速が所定値未満で
ＮＯの場合には、ステップ２１４に移行させてアイドル
点火時期に点火時期制御する。

この結果、走行運転から減速運転時においては、クラッ
チスイッチ１０がオフで車速か設定値７Ｍ１以上であっ
ても、機関回転数をアイドル回転数まで低くすることが
できるので（第５図参照）、機関回転数が徒に高くなる
のを■止し、違和感が生ずるのを防止するとともに、出
力性能を担保しつつエンジンブレーキの効きを良くする
ことができる。

〔発明の効果〕

以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
アイドルスイッチがオンからオフに切換った時とアイド
ルスイッチがオフからオンに切換った時とではアイドル
点火時期とオフアイドル点火時期との判定条件を変えた
ことにより、レーシング状態時等にフィーリングを向上
するとともに、発進時に機関回転数の落ち込みを阻止し
、発進をスムーズに行わせて運転性能を向上させ、また
、減速時には、機関回転数が徒に高くなるのを阻止して
違和感が生ずるのを防止し、且つエンジンブレーキの効
きを良（し得る。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図はこの発明の実施例を示し、第１図はアドル
回転数制御装置のブロック図、第２図は発進時・レーシ
ング時の作用を説明するフローチャート、第３図は発進
時のタイミングチャート、第４図は減速時の作用を説明
するフローチャート、第５図は減速時のタイミングチャ
ートである。 第６〜８図は従来のアイドル回転数制御の説明を示し、
第６図はアイドルスイッチのオン・オフ状態と車速とに
より決定される点火時期の説明図、第７図は発進時のタ
イミングチャート、第８図は減速時のタイミングチャー
トである。 図において、２はアイドル回転数制御装置、４は制御手
段、６はアイドルスイッチ、８は車速センサ、１４はタ
イマ、そして１８は点火機構である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内燃機関のアイドル運転時にオンとなりアイドル運
   転以外の運転時にはオフとなるアイドルスイッチを設け
   て機関回転数を制御する内燃機関のアイドル回転数制御
   装置において、前記アイドルスイッチがオンからオフに
   切換った際にアイドル点火時期からオフアイドル点火時
   期に点火時期制御するとともに、前記アイドルスイッチ
   がオフからオンに切換った際には前記アイドルスイッチ
   のオン時から所定時間経過した条件と車速が設定値未満
   になった条件とのいずれか一の条件を満たした場合にオ
   フアイドル点火時期からアイドル点火時期に点火時期制
   御する制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関のア
   イドル回転数制御装置。