JPH029574B2 - - Google Patents

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JPH029574B2
JPH029574B2 JP4814982A JP4814982A JPH029574B2 JP H029574 B2 JPH029574 B2 JP H029574B2 JP 4814982 A JP4814982 A JP 4814982A JP 4814982 A JP4814982 A JP 4814982A JP H029574 B2 JPH029574 B2 JP H029574B2
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JP
Japan
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ethoxy
dimethylamino
hydrochloride
carvacrol
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JP4814982A
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JPS5925357A (ja
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Teruo Kutsuma
Yasuo Sekine
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Fujirebio Inc
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Fujirebio Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下記の式(1)を有する5―〔2―(ジ
メチルアミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテ
ート塩酸塩の製造方法に関する。
本発明は、式(2) を有する5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロールアセテートを、クロルベンゼ
ンに溶解し、この溶液に塩化水素ガスを導入して
析出した5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロールアセテート塩酸塩(式1)を
単離することを特徴とするものであつて、本発明
の方法によれば、再結晶という手段をさらに追加
することなく、高純度の塩酸塩(式1)を高収率
で取得することができる。
5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カル
バクロールアセテート塩酸塩(式1)は、α―遮
断作用を有し、塩酸チモキサミンという名称のも
とに、循環器系医薬品として医療に供せられ、英
国薬局方(British Pharmacopoeia 1980,
p455)にも収載されている有用な化合物である
(K.Creder,R.Graebner;Arzneimittel―
Forschung17,305(1967))。
上記5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕
カルバクロールアセテート塩酸塩(式1)を製造
する方法として、A.Buzas,J.Teste,J.
Frossard;Bull.Soc.Chim.France,1959,839に
下記に示す方法が報告されている。
5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カル
バクロールアセテートを、エーテルに溶解し、こ
の溶液に、氷冷下で塩化水素ガスを導入し、析出
する上記塩酸塩の結晶を別し、この結晶をエー
テルで十分に洗浄し、過剰の塩化水素を除き、乾
燥した後、その結晶を酢酸エチル―メタノール混
合液より再結晶して高純度の塩酸塩(式1)を得
る。
上記の方法は、高純度の上記塩酸塩(式1)を
得る方法として一般的に用いられているが、工業
的な見地からは有利な方法であるとはいえない。
すなわち多量のエーテルを用いることは安全面か
ら好ましくなく、酢酸エチル―メタノール混合液
を用いて再結晶することは混合溶媒であり回収が
できず、従つて工業的な製造の工程として望まし
いものではない。
本発明者らは、引火の危険の少ないクロルベン
ゼンが上記反応の反応溶媒および式1の化合物の
再結晶溶媒として好適であることを見出し、本発
明を完成した。
本発明の方法を次に示す。
5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カル
バクロールアセテート(式2)を、30〜40倍容量
のクロルベンゼンに溶解し、この溶液に、室温で
塩化水素ガスを導入し、次いで反応液を加熱還流
し、一部析出した結晶を溶解した後、所定の温度
まで冷却する。冷却によつて析出した結晶を取
することによつて高純度の上記5―〔2―(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテー
ト塩酸塩(式1)を、高収率で取得しうる。この
ようにして得た上記(式1)の塩酸塩は、そのま
ま医薬品として使用しうる純度であるが、必要に
応じて、クロルベンゼンを用いて再結晶する。
本発明の方法によれば粗製の5―〔2―(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテー
ト(式2)より簡便な方法で、高純度の5―〔2
―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバクロール
アセテート塩酸塩(式1)を高収率で製造するこ
とができる。
本発明においては引火の危険の少ないクロルベ
ンゼンを反応溶媒および再結晶溶媒として用いる
ので、工業的製法として特に好適である。
本発明の実施例を以下に示す。
実施例 特願昭56−88849号の方法に準じて合成した5
―〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロールアセテート(式2)14.0g(0.05モル)
を、クロルベンゼン560mlに溶解し、この溶液に
室温で、乾燥塩化水素ガス約2.5g(0.069モル)
を導入し、白色結晶を析出せしめた後、この反応
液を加熱還流し、上記結晶を溶解せしめて得た均
一な溶液を放冷し、次いで氷水で冷却した。析出
した無色の針状結晶を取し、目的とする5―
〔2―(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバクロ
ールアセテート塩酸塩(式1)15.2g(収率96.0
%)を得た。融点211.4〜213.0℃。この結晶の一
部をクロルベンゼンより再結晶して融点211.4〜
213.2℃の5―〔2―(ジメチルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロールアセテート塩酸塩(式1)を
得た。この塩酸塩の元素分析値は次の通りであつ
た。
C16H26NO3Clとして C% H% N% 計算値 60.85 8.30 4.43 実測値 60.69 8.32 4.41

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされる5―〔2―(ジメチルアミノ)エト
    キシ〕カルバクロールアセテートを、クロルベン
    ゼンに溶解し、この溶液に塩化水素を導入する段
    階を含むことを特徴とする5―〔2―(ジメチル
    アミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテート塩
    酸塩の製造方法。
JP4814982A 1982-03-27 1982-03-27 カルバクロ−ル誘導体の製法 Granted JPS5925357A (ja)

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