JPH029330A

JPH029330A - 発煙装置

Info

Publication number: JPH029330A
Application number: JP62273280A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Shimada; 正弘島田; Seizo Tanaka; 田中　清造; Mitsuharu Oka; 岡　光治
Original assignee: Sanko Kagaku Kogyo KK; Sanko Chemical Industry Co Ltd; SC Johnson and Son Inc
Current assignee: Sanko Kagaku Kogyo KK; Sanko Chemical Industry Co Ltd; SC Johnson and Son Inc
Priority date: 1987-10-30
Filing date: 1987-10-30
Publication date: 1990-01-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】灸１し＾」ゴげ（産業上のｆ−ＩＪ用分野〕本発明は、たとえば酸化カルシウムと水とのり口木反応
熱を利用して、病害虫駆除性物質と加熱発煙剤とからな
る燻煙組成物のような発煙性物質を安全かつ確実に発煙
させるようにした発煙装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に病害虫駆除性物質等の燻煙化装置としては、有効
成分と発熱剤を混合して容器缶や紙袋等ンこ収納し、こ
れをマツチ薬や電気等ンこまって着火宅煙させることが
行なわれ、家庭、倉１１．）業・・ウス等の防害虫防除
に広く利用さｆｔている。

中でもマツチ薬による着火方法がその大部分を占めてい
るが、このような直接ｂｏ熱方法では着火時の発焔によ
り火災を引き起す危険があり、危害予防に対する対策が
万全とは言い難い。

そこで、ＣａＯ”？の加水反応熱を利用した間接加熱方
法も提案されているが、有効成分の揮散、発煙化シこ必
要な熱源を上記反応熱に依存してし・るために、多量の
ＣａＯを要するうえに、添加する水の量に過不足が生じ
やすく、使用者がその発熱状態を適正にコントロールし
て良好な発煙状態を得るのが困難であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上記の問題点に着目してなされたもの
で、ＣａＯなどの使用量が少なく、使用者が水の添加量
などに煩わされずに、安全かつ確実に良好な発煙状態が
得られる発煙装置を提供するにある。

完ｑｃｒ）漫し佐〔問題点を解決するための手段〕図面を参照して説明すると、本発明の発煙装置Ａは、第
１図に示すように、内部に水を加えると発熱する物質（
以下、「加水発熱剤」という。）１を充填し、その上に
自然性の発煙剤２を袋３に封入した発煙剤バッグ４を収
容した第１容器５と、この第１容器５を収容する第２容
器６とを含み、前記第１容器５は底部に吸水孔５ａを有
すると共に開口部が噴煙孔７ａを有する内蓋７で覆われ
ており、前記第１容器５と第２容器６との間には適宜間
隙をおいて前記加水発熱剤１の加水反応に必要な水を供
給するための給水槽８が形成されていることを特徴とす
る。

上記構成において、内側の第１容器５は脚部５ｂにより
外側の第２容器６内に支持されており、吸水孔５ａと給
水槽８とを連通している。　吸水孔５ａには吸水材９を
置いて、加水発熱剤１の落下防止と共に、加水発熱剤１
ｔこ対する水の供給を均一化しかつ発熱時における水蒸
気などの放散を抑える一種のシール効果をもたせるよう
にするのが好ましい。吸水材９としては、脱脂綿などの
天然繊維、合成繊維からなる不織布などが好適に用いら
れる。また、発煙剤２の飛散防止のため、内蓋７の内面
にはガラスウールのようなフィルタ　１０を貼着してお
くのが好ましい。なお、第１および第２容器５．６のｙ
！４０部は図示しないフルＳホイルなどのシール材で密
封しておく。

本発明で使用する加水発熱剤には、Ｃａｏ　、　ＭｇＯ
などのアルカリ土類金属の酸化物、ＣａＣ７Ｉ２、Ｍｚ
Ｃ１２、ＦｅＣｌ２、ＺｎＣｌ２などの塩化物、ＭｇＳ
Ｏ４、ＺｎＳＯ４、Ｆｅ５Ｏａ、　Ａ１２　（ＳＯ４）
３などの硫酸塩、乾燥ミョウバン、弁柄、エチレングリ
コール、フロヒレングリコールなどのグリコール類、グ
リセリン、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレ
ングリコール類が例示されるが、最も好ましいのはＣａ
Ｏである。

本発明の対架となる自然性の発煙剤とは、殺虫剤、殺菌
剤などの病害虫駆除性物質または忌避剤、芳香剤、消臭
剤等と加熱発煙剤とを組み合わせたいわゆる燻煙組成物
をいう。

病害虫駆除性物質を例示すれば、ピレスロイド、ＤＤＶ
Ｐ、ぺ・イゴンなどが挙げら、れる。また、病害虫駆除
性物質と組み合わせる加熱発煙剤としては、低燃焼温度
で駆除性物質の熱分解をできるだけ抑えることが望まし
い。この観点から、例えば過塩素酸アン七ン等の過塩素
酸塩１重量部に対して０．５〜ｌＯ重量部の糖類、炭素
粉末等還元剤および必要に応じて珪藻土、バーミキュラ
イト等の多孔性付与物質を混合してなる加熱発煙剤が好
ましい例として挙げられる。

これらの病害虫駆除性物質と加熱発煙剤を組み合わせた
燻煙組成物の好ましい一例を示せば、次のとおりである
。

ゴヤブリ駆除用燻煙組成物：ＤＤＶＰ　　　　　　　２５重量部過塩素酸カリ　　１８重量部乳　　糖　　　　３３重量部珪藻土　　　　２４重量部このような発煙剤２を収納する袋３は、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル
などの低融点の合成樹脂製のフィルムや通常の洋紙、和
紙またはこれらをラミネートしたものを用いることがで
きる。

発煙剤２に対する加水発熱剤１の使用量は、通常発煙剤
１００重量部に対して１００〜４００重量部の範囲が適
当である。しかし、第１図から明らかなように、加水発
熱剤１と接触する発煙剤２に含まれる加熱発煙剤の燃焼
が開始すると、その発熱により下部から上部に向けて燃
焼が進行するので、上記の使用量は発煙剤２０発煙（燻
煙化）開始に必要な範囲を示すものであり、臨界的では
ない。

また、加水発熱剤１の加水反応に必要な水の量は、使用
する物質によって異なるが、例えばＣａＯの場合には加
水発熱剤１００重量部に対して１０〜６０重危部の範囲
が適当である。給水量を変えることにより、加水発熱剤
１による発熱温度を１５０〜４５０゛Ｃの範囲にコント
ロールすることができる。第１容器５と第２容器６と間
に形成する給水槽８の容積は、水をこれに満たしたとき
に上記の範囲を満足するように予め設計される。

なお、第１容器５および第２容器６の材質は、防水およ
びａ撚加工を施したポール紙、高融点の合成樹脂、軽量
なアルミｍなどが好適に使用される。

〔作　用〕

本発明による発煙装置は、第１図に示さハるように、給
水槽８が一杯になるまで水を注入することにより、吸水
孔５ａを通して一旦吸水材９に吸水され、ここから加水
発熱剤１に水が均一に供給され、加水反応が開始する。

水量は給水槽８の容量で予め規制されており、吸水材９
の保水作用により、常に水を過不足のない状態で供給で
きる。これにより、１５０〜４５０　’Ｃの温度まで昇
温する。

その結果、袋３が溶融または焼損し、発煙剤２の加熱発
煙剤の燃焼が開始する。発煙剤２の有効成分が病害虫駆
除性物質であれば、これが揮発燻煙化し、フィルタ１０
および噴煙孔７ａを通って外部に放散される。

給水から発煙（燻煙）化までの時間は通常３０〜９０秒
かかるので、使用者はその場からゆっくり離れることが
でき、人体に有害の恐九があるガスを吸い込む危険が避
けられる。

発煙化は、発煙剤中の加熱発煙剤が容器の下から上に向
けて徐々に燃焼しつつ進行するから、病害虫駆除性物質
などの加熱による熱分解が少なく、効率よく行われる。

見」ヱと生型− 以上説明したように、本発明の発煙装置は、ＣａＯｋこ
代表される加水発熱剤の水和に必要な水が過不足なく供
給されるようにしたから１．適正な発熱および昇温か達
成され、確実な発煙状態が得られ、また、発焔による火
災の心配がないので、安全かつ筒匣に使用できる。また
、構造が極めて簡ｌｉｔであり、安（ｍ　ｌこ製造でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の発煙装置の代表例を示す縦断面図であ
る。１・・・Ｑｏ水発熱剤、２・・・発煙剤、３・・・袋、
４・・発煙剤バッグ、５・・・第１容器、５Ｊ・・吸水
孔、６・・第２容器、７・・内春、７ａ・・・！ｎ煙孔
、８・・・給水槽。／／　　　５ａ第１図＼−？Ｉ

Claims

【特許請求の範囲】１）内部に水を加えると発熱する物質（以下、「加水発
熱剤」という。）を充填し、その上に自然性の発煙剤を
袋に封入した発煙剤バッグを収容した第１容器と、この
第１容器を収容する第２容器とを含み、前記第１容器は
底部に吸水孔を有すると共に開口部が噴煙孔を有する内
蓋で覆われており、前記第１容器と第２容器との間には
適宜間隙をおいて前記加水発熱剤の加水反応に必要な水
を供給するための給水槽が形成されていることを特徴と
する発煙装置。２）自然性の発煙剤が病害虫駆除性物質と加熱発煙剤と
からなる燻煙組成物である特許請求の範囲第１項の発煙
装置。３）第１容器の底部に吸水材が設置されている特許請求
の範囲第１項の発煙装置。