JPH0292760A - 車両のトラクションコントロール装置 - Google Patents
車両のトラクションコントロール装置Info
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- JPH0292760A JPH0292760A JP24066588A JP24066588A JPH0292760A JP H0292760 A JPH0292760 A JP H0292760A JP 24066588 A JP24066588 A JP 24066588A JP 24066588 A JP24066588 A JP 24066588A JP H0292760 A JPH0292760 A JP H0292760A
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 1
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- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車輪の駆動スリップ(ホイールスピン)を防止
する車両のトラクションコントロール装置に関するもの
である。
する車両のトラクションコントロール装置に関するもの
である。
(従来の技術)
車両のトラクションコントロール装置の従来例としては
、例えば第6図の如きものがあり、ここでは主要部(一
方の駆動輪、例えば左後輪の制動制御系)のみを例示す
る(この種のトラクションコントロール装置としては、
例えば特開昭62137258号公報参照)。図中10
は油圧源、1112は制動制御手段としての切換弁であ
り、油圧源10を切換弁11の入力ボートに接続する。
、例えば第6図の如きものがあり、ここでは主要部(一
方の駆動輪、例えば左後輪の制動制御系)のみを例示す
る(この種のトラクションコントロール装置としては、
例えば特開昭62137258号公報参照)。図中10
は油圧源、1112は制動制御手段としての切換弁であ
り、油圧源10を切換弁11の入力ボートに接続する。
切換弁11の出力ポートを切換弁12の入力ボート及び
左駆動輪のホイールシリンダ13に接続し、更に切換弁
12の出力ポートをドレンに接続する。
左駆動輪のホイールシリンダ13に接続し、更に切換弁
12の出力ポートをドレンに接続する。
次に作用を説明すると、図示の常態(切換弁11;OF
F、 12 : 0FF)では油圧源10からホイー
ルシリンダ13への油圧の供給がしゃ断されると共にホ
イールシリンダ13のブレーキ圧は切換弁12を介して
ドレンされ、ブレーキ圧は減圧状態となる。一方、この
状態で切換弁12をONすると上記ブレーキ圧はホイー
ルシリンダI3及び切換弁11.12間で保持され、ブ
レーキ圧は保圧状態となる。更に切換弁11もONする
と油圧源10から切換弁11を介してホイールシリンダ
13へ油圧が供給され、ブレーキ圧は増圧状態となる。
F、 12 : 0FF)では油圧源10からホイー
ルシリンダ13への油圧の供給がしゃ断されると共にホ
イールシリンダ13のブレーキ圧は切換弁12を介して
ドレンされ、ブレーキ圧は減圧状態となる。一方、この
状態で切換弁12をONすると上記ブレーキ圧はホイー
ルシリンダI3及び切換弁11.12間で保持され、ブ
レーキ圧は保圧状態となる。更に切換弁11もONする
と油圧源10から切換弁11を介してホイールシリンダ
13へ油圧が供給され、ブレーキ圧は増圧状態となる。
このような減圧、保圧、増圧を所定時間毎に繰返すこと
によりブレーキ圧を目標値に一致させるように制動圧制
御を行う。
によりブレーキ圧を目標値に一致させるように制動圧制
御を行う。
(発明が解決しようとする課題)
しかし上記従来例においては、増圧パターンまたは減圧
パターンを、第7図に示すように「増圧、保圧」または
「減圧、保圧」の繰返しのパターン、例えば油圧を第7
図のA点からB点に変化させるに際し、r2Tの増圧、
3Tの保圧J (Tはマイクロコンピュータの制御の
単位時間)を繰返すことによりTの整数倍の増圧、保圧
の組合せによって実際の増圧速度が目標値に近似するよ
うなパターンとして実現していたため、以下の問題を生
じてしまう。すなわち、切換弁のON、 OFF切換動
作が頻繁に行われることから、油圧の流れがブロックさ
れる増圧(減圧)→保圧切換時には大きなバルブ作動音
が発生する(図示P)と共に油圧の脈動が加振源となっ
て車体振動を誘発してしまい、更に指令制動圧に対する
実際の制動圧の追随性が図示の如く低いことから、制動
圧制御精度はある程度までしか望めない。
パターンを、第7図に示すように「増圧、保圧」または
「減圧、保圧」の繰返しのパターン、例えば油圧を第7
図のA点からB点に変化させるに際し、r2Tの増圧、
3Tの保圧J (Tはマイクロコンピュータの制御の
単位時間)を繰返すことによりTの整数倍の増圧、保圧
の組合せによって実際の増圧速度が目標値に近似するよ
うなパターンとして実現していたため、以下の問題を生
じてしまう。すなわち、切換弁のON、 OFF切換動
作が頻繁に行われることから、油圧の流れがブロックさ
れる増圧(減圧)→保圧切換時には大きなバルブ作動音
が発生する(図示P)と共に油圧の脈動が加振源となっ
て車体振動を誘発してしまい、更に指令制動圧に対する
実際の制動圧の追随性が図示の如く低いことから、制動
圧制御精度はある程度までしか望めない。
本発明は制動制御手段として切換弁の代わりに比例減圧
弁を用いて制動圧制御を連続的かつ円滑に行うことによ
り上述の問題を解決することを目的とする。
弁を用いて制動圧制御を連続的かつ円滑に行うことによ
り上述の問題を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
この目的のため本発明トラクションコントロール装置は
第1図に概念を示す如く、 エンジンからの動力により車輪を駆動して走行し、前記
車輪の駆動スリップ発生時、制動手段が制動制御手段に
よって制御される制動圧により前記車輪を制動して車輪
の駆動スリップを防止するようにした車両において、 前記制動制御手段として比例減圧弁を用いたことを特徴
とするものである。
第1図に概念を示す如く、 エンジンからの動力により車輪を駆動して走行し、前記
車輪の駆動スリップ発生時、制動手段が制動制御手段に
よって制御される制動圧により前記車輪を制動して車輪
の駆動スリップを防止するようにした車両において、 前記制動制御手段として比例減圧弁を用いたことを特徴
とするものである。
(作 用)
車両はエンジンからの動力により車輪を駆動して走行す
る。ここで車輪が駆動スリップを発生すると、制動手段
は制動制御手段により制御される制動圧によって車輪を
制動し、これらにより車輪の駆動スリップを防止するこ
とができる。
る。ここで車輪が駆動スリップを発生すると、制動手段
は制動制御手段により制御される制動圧によって車輪を
制動し、これらにより車輪の駆動スリップを防止するこ
とができる。
この際、制動制御手段として切換弁を用いた際の0N−
OFF切換動作に伴う前述した弊害を除去するために、
切換弁の代わりに比例減圧弁を用いる。
OFF切換動作に伴う前述した弊害を除去するために、
切換弁の代わりに比例減圧弁を用いる。
これにより比例減圧弁は前記切換弁に比べて応答性が格
段に良好であると共に連続的かつ円滑な圧力制御が可能
なことから、第5図に示すような単位時間毎の階段状の
指令制動圧に基づき、実際の制動圧を目標制動圧に極め
て高精度に追随させる制動圧制御を行うことができ、従
って前述したバルブ作動音や油圧の脈動による車体の振
動を無くすることができる。
段に良好であると共に連続的かつ円滑な圧力制御が可能
なことから、第5図に示すような単位時間毎の階段状の
指令制動圧に基づき、実際の制動圧を目標制動圧に極め
て高精度に追随させる制動圧制御を行うことができ、従
って前述したバルブ作動音や油圧の脈動による車体の振
動を無くすることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は本発明トラクションコントロール装置の一実施
例を示すシステム図でLL、 IRは夫々左右従動輪(
例えば左右前輪) 、2L、 2Rは夫々左右駆動輪(
例えば左右後輪)を示す。車両は車輪2L。
例を示すシステム図でLL、 IRは夫々左右従動輪(
例えば左右前輪) 、2L、 2Rは夫々左右駆動輪(
例えば左右後輪)を示す。車両は車輪2L。
2Rを図示せざるエンジンにより駆動されることにより
走行し、エンジンはスロットルバルブ3,4により出力
を加減されるものとする。
走行し、エンジンはスロットルバルブ3,4により出力
を加減されるものとする。
スロットルバルブ3はアクセルペダル6により開閉し、
更にスロットルバルブ4はステップモータ5により開閉
し、そのステップ数(スロットルバルブ4の開度TH)
をコントローラ7によりモータ5のステップ数を検出す
るスロットルセンサ8からのフィードバック信号THF
に基づいて制御する。なお本例ではスロットルセンサと
してポテンショメータを用いている。
更にスロットルバルブ4はステップモータ5により開閉
し、そのステップ数(スロットルバルブ4の開度TH)
をコントローラ7によりモータ5のステップ数を検出す
るスロットルセンサ8からのフィードバック信号THF
に基づいて制御する。なお本例ではスロットルセンサと
してポテンショメータを用いている。
各車輪IL、 IR,2L、 2Rは、ブレーキペダル
20の踏力に応じたブレーキマスターシリンダ21から
の液圧P。により作動されるホイールシリンダ22L。
20の踏力に応じたブレーキマスターシリンダ21から
の液圧P。により作動されるホイールシリンダ22L。
22R,23L、 23Rを具え、これらホイールシリ
ンダの作動により対応車輪が個々に制動されるものとす
る。しかして、駆動輪2L、 2Rのブレーキ液圧系に
は夫々トラクションコントロール用の切換弁24L、
24[1、比例減圧弁25L、 25R及びプランジャ
27を挿置する。これら各弁は夫々同仕様、同構造のも
のとし、比例減圧弁の詳細構造を第3図に示す。
ンダの作動により対応車輪が個々に制動されるものとす
る。しかして、駆動輪2L、 2Rのブレーキ液圧系に
は夫々トラクションコントロール用の切換弁24L、
24[1、比例減圧弁25L、 25R及びプランジャ
27を挿置する。これら各弁は夫々同仕様、同構造のも
のとし、比例減圧弁の詳細構造を第3図に示す。
比例減圧弁25L、 25Rは第3図に示す常態でポン
プ45からプランジャ27への油圧の供給をスプール2
6がしゃ断すると共にプランジ中27の油圧をドレンし
てプランジャ27を第2図に示す常態位置に保持するこ
とにより切換弁24L、 24Rを開状態に保ちマスタ
ーシリンダ側の液圧PMをそのままホイールシリンダ2
3L、 23Rに出力し、比例減圧弁のソレノイド28
のON時、すなわちスプール26の左行時、ポンプ45
からプランジャ27へ油圧を供給してプランジャ27を
左行させ(ホイールシリンダのロスストローク中は急速
に、その後は徐々に)、切換弁24L。
プ45からプランジャ27への油圧の供給をスプール2
6がしゃ断すると共にプランジ中27の油圧をドレンし
てプランジャ27を第2図に示す常態位置に保持するこ
とにより切換弁24L、 24Rを開状態に保ちマスタ
ーシリンダ側の液圧PMをそのままホイールシリンダ2
3L、 23Rに出力し、比例減圧弁のソレノイド28
のON時、すなわちスプール26の左行時、ポンプ45
からプランジャ27へ油圧を供給してプランジャ27を
左行させ(ホイールシリンダのロスストローク中は急速
に、その後は徐々に)、切換弁24L。
24Rを閉状態にしてホイールシリンダ23L、 23
Rのブレーキ圧がマスターシリンダ21から抜けるのを
防止した後に前記ブレーキ圧をソレノイドの制御電流に
比例して連続的に増加させ、スプール26の左行停止時
ホイールシリンダの上昇ブレーキ圧を保持するものとす
る。なおソレノイド28のOFFFFジスプール26例
減圧弁内に装着されたバネ29により図示常態位置まで
右行して停止する。
Rのブレーキ圧がマスターシリンダ21から抜けるのを
防止した後に前記ブレーキ圧をソレノイドの制御電流に
比例して連続的に増加させ、スプール26の左行停止時
ホイールシリンダの上昇ブレーキ圧を保持するものとす
る。なおソレノイド28のOFFFFジスプール26例
減圧弁内に装着されたバネ29により図示常態位置まで
右行して停止する。
スプール26の上記左行及びその停止をソレノイド28
により個別に制御し、ソレノイド28をコントローラ7
により駆動制御する。
により個別に制御し、ソレノイド28をコントローラ7
により駆動制御する。
前記ポンプ45及び比例減圧弁25L、 25R間には
アキュムレータ43を設け、アキュムレータ43にはモ
ータ44で駆動されるポンプ45からの油圧をチエツク
弁46を介して蓄圧し、アキュムレータ43の蓄圧値が
一定値PCになる時、これを検出する圧力スイッチ47
からの信号を受けてコントローラ7がモータ44(ポン
プ45)を停止させるものとする。
アキュムレータ43を設け、アキュムレータ43にはモ
ータ44で駆動されるポンプ45からの油圧をチエツク
弁46を介して蓄圧し、アキュムレータ43の蓄圧値が
一定値PCになる時、これを検出する圧力スイッチ47
からの信号を受けてコントローラ7がモータ44(ポン
プ45)を停止させるものとする。
更に各車輪IL、 IR,2L、 2Rに夫々関連して
車輪回転センサ50L、 50R,51L、 51Rを
設け、これらセンサは対応車輪の車輪速VFLI VF
III VRLI vlI*ニ対応した周波数のパルス
信号を発し、これらパルス信号をコントローラ7に入力
する。
車輪回転センサ50L、 50R,51L、 51Rを
設け、これらセンサは対応車輪の車輪速VFLI VF
III VRLI vlI*ニ対応した周波数のパルス
信号を発し、これらパルス信号をコントローラ7に入力
する。
コントローラ(マイクロコンピュータ)74;1種入力
情報を基に第4図の制御プログラムを実行して、スロッ
トルバルブ4の通常の開度制御及びトラクションコント
ロール用の開度制御を行うと共に、比例減圧弁の制御、
つまり駆動車輪のトラクションコントロール用制動制御
を行う。第4図は図示せざるオペレーティングシステム
によりエンジン始動後一定周期ΔT(例えばΔT=10
m5ec)毎に定時割込み処理をされるプログラムで
、ここでは左駆動輪に対する制御のみを示す(右駆動輪
に対する制御はカッコ内にに読替えるものとする)。
情報を基に第4図の制御プログラムを実行して、スロッ
トルバルブ4の通常の開度制御及びトラクションコント
ロール用の開度制御を行うと共に、比例減圧弁の制御、
つまり駆動車輪のトラクションコントロール用制動制御
を行う。第4図は図示せざるオペレーティングシステム
によりエンジン始動後一定周期ΔT(例えばΔT=10
m5ec)毎に定時割込み処理をされるプログラムで
、ここでは左駆動輪に対する制御のみを示す(右駆動輪
に対する制御はカッコ内にに読替えるものとする)。
すなわち、先ずステップ101で従動輪速度(回転数)
VFL(VFR)を読込み、ステップ102で駆動輪
速度(回転数) VRL(VRR)を読込む。これらに
基づきステップ103で車輪速差AvL(/νR)をΔ
VL−VRL VFL(ΔVR= VIIll V
FR) ニより演算する。
VFL(VFR)を読込み、ステップ102で駆動輪
速度(回転数) VRL(VRR)を読込む。これらに
基づきステップ103で車輪速差AvL(/νR)をΔ
VL−VRL VFL(ΔVR= VIIll V
FR) ニより演算する。
次のステップ104では従動輪速度VFL (νFFI
)に基づきトラクションコントロール用のスロットル開
度制御及び制動制御に用いる駆動スリップ制御闇値/1
vst(ΔV8.)をテーブルルックアップする。
)に基づきトラクションコントロール用のスロットル開
度制御及び制動制御に用いる駆動スリップ制御闇値/1
vst(ΔV8.)をテーブルルックアップする。
この闇値は所定の従動輪速度毎にテーブル化して、図示
しないメモリに記憶しであるものとする。
しないメモリに記憶しであるものとする。
ステップ105では、次のステップ106で求める現在
の過大スリップVSOを記憶するために、図示しない過
大スリップメモリ(これは所定回数P回分用意しである
)の記憶内容をV、。→VSI+ VSI→V!!+−
−−−+ VSK0V3(k+l)+−−−一の如く1
ステツプずつ更新し、ステップ106で現在の過大スリ
ップV、。をV、。=ΔvL−ΔVSLにより演算し、
前記過大スリップメモリに記憶しておく。
の過大スリップVSOを記憶するために、図示しない過
大スリップメモリ(これは所定回数P回分用意しである
)の記憶内容をV、。→VSI+ VSI→V!!+−
−−−+ VSK0V3(k+l)+−−−一の如く1
ステツプずつ更新し、ステップ106で現在の過大スリ
ップV、。をV、。=ΔvL−ΔVSLにより演算し、
前記過大スリップメモリに記憶しておく。
ステップ107ではスリップの勾配を表わすスリップ微
分値VDを今回の過大スリップV50及びに回に 演算し、ステップ108では過大スリップV3にの所上
記過大スリップV、。、微分値VD及び積分値VTは3
次元マツプ(VS。、 VD、 VI)を構成し、この
3次元マツプと目標ブレーキ圧B、及び目標スロットル
開度THとは夫々対応させである。従ってステップ10
9.110テは上記3次元マツプ(Vso、 VD、
Vl)に基づき、夫々目標ブレーキ圧B、及び目標スロ
ットル開度THをテーブルルックアップし、次のステッ
プ111では上記目標ブレーキ圧B、となるような制御
電流を比例減圧弁のソレノイド28に出力し、この制御
電流を変化させることによりブレーキ圧を連続的かつ滑
らかに制御する。更にステップ112では実際のスロッ
トル開度が上記目標スロットル開度THと一致するよう
なステップ数をスロットルバルブ制御用ステップモータ
5に出力する。
分値VDを今回の過大スリップV50及びに回に 演算し、ステップ108では過大スリップV3にの所上
記過大スリップV、。、微分値VD及び積分値VTは3
次元マツプ(VS。、 VD、 VI)を構成し、この
3次元マツプと目標ブレーキ圧B、及び目標スロットル
開度THとは夫々対応させである。従ってステップ10
9.110テは上記3次元マツプ(Vso、 VD、
Vl)に基づき、夫々目標ブレーキ圧B、及び目標スロ
ットル開度THをテーブルルックアップし、次のステッ
プ111では上記目標ブレーキ圧B、となるような制御
電流を比例減圧弁のソレノイド28に出力し、この制御
電流を変化させることによりブレーキ圧を連続的かつ滑
らかに制御する。更にステップ112では実際のスロッ
トル開度が上記目標スロットル開度THと一致するよう
なステップ数をスロットルバルブ制御用ステップモータ
5に出力する。
上記制動圧制御の作用を第5図につき説明する。
瞬時t1において、A点(t、、 O)からB点(t+
4゜Bro)まで制動圧(ホイールシリンダ油圧)を変
化させる場合、前記T(マイクロコンピュータの制御の
単位時間)経過後の瞬時h(h= t+ +T)におけ
る目標制動圧BPIに基づき瞬時t1にホイールシリン
ダ油圧を制御し、同様に瞬時t3(t+=h+T)にお
ける目標制動圧aptに基づき瞬時t2にホイールシリ
ンダ油圧を制御する。
4゜Bro)まで制動圧(ホイールシリンダ油圧)を変
化させる場合、前記T(マイクロコンピュータの制御の
単位時間)経過後の瞬時h(h= t+ +T)におけ
る目標制動圧BPIに基づき瞬時t1にホイールシリン
ダ油圧を制御し、同様に瞬時t3(t+=h+T)にお
ける目標制動圧aptに基づき瞬時t2にホイールシリ
ンダ油圧を制御する。
この結果、指令制動圧は階段状の波形(実線a)になり
、比例減圧弁の応答遅れのため実際の制動圧(ホイール
シリンダ油圧)は実線すのようにほぼリニアな曲線にな
って目標制動圧(点線)に極めて高精度に追随する。
、比例減圧弁の応答遅れのため実際の制動圧(ホイール
シリンダ油圧)は実線すのようにほぼリニアな曲線にな
って目標制動圧(点線)に極めて高精度に追随する。
この実際の制動圧波形は第7図の従来例と比較して明ら
かに連続的でかつ滑らかなものであり、従って前述した
バルブの作動音や油圧の脈動による車体の振動を無くし
て極めて高精度な制動圧制御を実現することができる。
かに連続的でかつ滑らかなものであり、従って前述した
バルブの作動音や油圧の脈動による車体の振動を無くし
て極めて高精度な制動圧制御を実現することができる。
本発明は上述した例にのみ限定されるものではなく、幾
多の変更を加え得ること勿論である。例えば上記実施例
は左右駆動輪の車輪回転数を夫々個別に設けた車輪回転
センサにより検出し、制動圧制御を左右輪独立に行う方
式の車両に用いているが、他の方式を採用した車両、例
えばディファレンシャルによって検出した左右輪回転数
の平均値を上記車輪回転速度の代わりに用いる方式の車
両や、左右同一ブレーキ圧としてブレーキ油圧系を簡略
化した方式の車両に対しても適用可能である。更に上記
実施例は制動圧制御を行うと共にスロットルバルブのト
ラクションコントロール用の開度制御も行って駆動スリ
ップを抑制するシステムを採用しているが、制動圧制御
のみのシステムに対しても適用可能であるのは言うまで
もない。
多の変更を加え得ること勿論である。例えば上記実施例
は左右駆動輪の車輪回転数を夫々個別に設けた車輪回転
センサにより検出し、制動圧制御を左右輪独立に行う方
式の車両に用いているが、他の方式を採用した車両、例
えばディファレンシャルによって検出した左右輪回転数
の平均値を上記車輪回転速度の代わりに用いる方式の車
両や、左右同一ブレーキ圧としてブレーキ油圧系を簡略
化した方式の車両に対しても適用可能である。更に上記
実施例は制動圧制御を行うと共にスロットルバルブのト
ラクションコントロール用の開度制御も行って駆動スリ
ップを抑制するシステムを採用しているが、制動圧制御
のみのシステムに対しても適用可能であるのは言うまで
もない。
(発明の効果)
かくして本発明トラクションコントロール装置は上述の
如く、制動制御手段として切換弁の代わりに比例減圧弁
を用いる構成としたから制動圧制御を連続的かつ円滑に
行うことができ、従って切換弁を用いた場合に発生する
バルブ作動音や油圧の脈動による車体の振動を無くして
極めて高精度な制動圧制御を実現することができる。
如く、制動制御手段として切換弁の代わりに比例減圧弁
を用いる構成としたから制動圧制御を連続的かつ円滑に
行うことができ、従って切換弁を用いた場合に発生する
バルブ作動音や油圧の脈動による車体の振動を無くして
極めて高精度な制動圧制御を実現することができる。
第1図は本発明トラクションコントロール装置の概念図
、 第2図は本発明装置の一実施例を示すシステム図、 第3図は同例において用いる比例減圧弁の構造を示す詳
細図、 第4図は同例におけるコントローラ(コンピュータ)の
制御プログラムを示すフローチャート、第5図は同例に
おける制動圧制御特性を示す線図、 第6図は従来装置の主要部を例示するシステム図、 第7図は従来装置における制動圧制御特性を示す線図で
ある。 IL、 IR・・・従動輪 2L、 2R・・・
駆動輪34・・・スロットルバルブ 5・・・ステップモータ 6・・・アクセルペダル 7・・・コントローラ 8・・・スロットルセンサ 20・・・ブレーキペダル 21・・・ブレーキマスターシリンダ 22L、 22R,23L、 23R・・・ホイールシ
リンダ24L、 24R・・・切換弁 25L、
25R・・・比例減圧弁26・・・スプール
27・・・プランジャ28・・・ソレノイド 2
9・・・バネ43・・・アキュムレータ 44・・・
モータ45・・・ポンプ 47・・・圧力ス
イッチ50L、 501?、 51L、 511?・・
・車輪回転センサ第1図 第3図
、 第2図は本発明装置の一実施例を示すシステム図、 第3図は同例において用いる比例減圧弁の構造を示す詳
細図、 第4図は同例におけるコントローラ(コンピュータ)の
制御プログラムを示すフローチャート、第5図は同例に
おける制動圧制御特性を示す線図、 第6図は従来装置の主要部を例示するシステム図、 第7図は従来装置における制動圧制御特性を示す線図で
ある。 IL、 IR・・・従動輪 2L、 2R・・・
駆動輪34・・・スロットルバルブ 5・・・ステップモータ 6・・・アクセルペダル 7・・・コントローラ 8・・・スロットルセンサ 20・・・ブレーキペダル 21・・・ブレーキマスターシリンダ 22L、 22R,23L、 23R・・・ホイールシ
リンダ24L、 24R・・・切換弁 25L、
25R・・・比例減圧弁26・・・スプール
27・・・プランジャ28・・・ソレノイド 2
9・・・バネ43・・・アキュムレータ 44・・・
モータ45・・・ポンプ 47・・・圧力ス
イッチ50L、 501?、 51L、 511?・・
・車輪回転センサ第1図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、エンジンからの動力により車輪を駆動して走行し、
前記車輪の駆動スリップ発生時、制動手段が制動制御手
段によって制御される制動圧により前記車輪を制動して
車輪の駆動スリップを防止するようにした車両において
、 前記制動制御手段として比例減圧弁を用いたことを特徴
とする車両のトラクションコントロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24066588A JPH0292760A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 車両のトラクションコントロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24066588A JPH0292760A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 車両のトラクションコントロール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292760A true JPH0292760A (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=17062880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24066588A Pending JPH0292760A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 車両のトラクションコントロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0292760A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458406A (en) * | 1994-01-14 | 1995-10-17 | Itt Corporation | Electronic pressure relief system for traction control |
JP2005350051A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 制動制御装置 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP24066588A patent/JPH0292760A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458406A (en) * | 1994-01-14 | 1995-10-17 | Itt Corporation | Electronic pressure relief system for traction control |
JP2005350051A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 制動制御装置 |
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