JPH0292718A - 塩化ビニル製トリム表皮の防しわ貼込法 - Google Patents

塩化ビニル製トリム表皮の防しわ貼込法

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JPH0292718A
JPH0292718A JP24253288A JP24253288A JPH0292718A JP H0292718 A JPH0292718 A JP H0292718A JP 24253288 A JP24253288 A JP 24253288A JP 24253288 A JP24253288 A JP 24253288A JP H0292718 A JPH0292718 A JP H0292718A
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trim skin
trim
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vinyl chloride
vinyl
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Tomimasa Houchi
芳地 富正
Masaaki Noriyasu
則保 正昭
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SANJIYOU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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SANJIYOU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両の内装にトリム表皮として適用されるフ
ィルム状塩化ビニルの防しわ貼込法に関し、特に、温度
変化に応じて伸縮する塩化ビニル製トリム表皮が高温時
にたるみじわを発生するのを防止する塩化ビニル製トリ
ム表皮の防しわ貼込法に関する。
従来の技術 車室内には見栄えや感触を向上させると共に遮音・吸音
などの機能をもったトリム材が種々使用されており、厚
さが0,2〜0.3yx程度のフィルム状塩化ビニルは
トリム表皮材として最も一般的な素材である。そこで、
塩化ビニル製トリム表皮の一例としてドアトリムを第2
図ないし第4図に基づいて説明すると、ドアトリム4は
ドアlの内仮にアームレスト2やドアハンドル3などと
共に取付けられる装飾部品であって、芯材5、バッド6
及びトリム表皮7を主な構成部品として重ね合せたもの
である。そして、塩化ビニル製のトリム表皮7は、ロー
ル8に巻き取られている一定幅で長尺の塩化ビニルフィ
ルム原板9から所望の形状に型取りして使用され、しわ
の発生を防止するため各方向への引張力にばらつきがな
いように管理して貼込んでいた。さらに意匠上の模様付
けとして実施された高周波溶着部10ではトリム表皮7
がパッド6に溶着して固定されており、トリム表皮7の
しわ防止に役立っている。また、アームレスト2、ドア
ハンドル3及び意匠上設けるモールディングなどもトリ
ム表皮7の固定やしわ防止に貢献している。
発明が解決しようとする課題 ところで、前述した塩化ビニルフィルムは、他のプラス
チック成形品と同様に、成形後の周囲条件などによる経
時的寸法変化が大きく、特に、冬場の低い室温で貼込ま
れた塩化ビニル製トリム表皮は夏場の高温によって膨張
してたるみじわを生じる不都合があった。このため、ロ
ールへ巻き取る際の張力などの影響で温度上昇に応じて
収縮する特性があるロール方向、すなわち塩化ビニルフ
ィルム原板の長手方向(第4図参照)とトリム表皮の長
手方向とが一致するように型取りし、各方向へ十分に引
張って貼込んでいた。しかし、第5図に示す如く、常温
(25℃)のA点で型取りしたトリム表皮をそのまま貼
込んだ場合、トリム表皮を60℃まで加熱して30分間
放置したD点では、ロール方向へx、の寸度変化率で収
縮すると同時にクロス方向(塩化ビニルフィルム原板の
幅方向)へylの寸度変化率で膨張しており、Xlとy
lの絶対値がほぼ一致しているためにロール方向の収縮
でクロス方向の膨張を完全に吸収してしわの発生を防止
することはできなかった。また、E点で常温に戻した後
に再び60℃まで加熱したF点では、ロール方向の寸度
変化率がXI′となって収縮量が大きく、クロ機械で実
施するには工順などの都合上困難であり、手作業による
引張力のばらつきもあってたるみしわが発生するのを完
全に防ぐことはできなかった。
なお、プラスチック成形品においては、残留応力を取除
くと共に寸法安定性を向上させるアニーリングなる加熱
処理が広〈実施されている。しかしアニーリング処理後
の塩化ビニル製トリム表皮を常温のE点で貼込んだ場合
には、第6図に示す如く、E点で貼込まれたトリム表皮
を60℃まで加熱して30分間放置したF点では貼込ま
れた状態からロール方向へX、膨張すると同時にクロス
方向へもyl張し、たるみじわが発生して不都合であっ
た。
課題を解決するための手段 本発明は、前述の課題を解決するもので、ロールに巻き
取られていたフィルム状塩化ビニルの原板からロール方
向と長手方向とを一致せしめて型取りしたトリム表皮を
所定時間温間に放置し、前記トリム表皮がロール方向へ
最も膨張した状態で貼込むことを特徴とした塩化ビニル
製トリム表皮の防しわ貼込法である。
作用 ロールに巻き取られていたフィルム状塩化ビニルの原板
を所定の温度まで加熱した温間に放置すると、塩化ビニ
ルフィルム原板のクロス方向(幅方向)では時間の経過
と共に膨張して寸度変化率が正方向に大きくなる。しか
し、塩化ビニルフィルム原板のロール方向(長手方向)
では、加熱直後にやはり膨張するが、所定時間を経過し
た時点を境として膨張から収縮に転じ、時間の経過と共
に加熱前よりさらに収縮して寸度変化率が負の方向へ大
きくなる熱的特性がある。従って、前述の手段によれば
、塩化ビニルフィルムの熱的特性を利用し、塩化ビニル
フィルム原板から型取りしたトリム表皮を加熱して温間
に所定時間放置し、ロール方向へ最も膨張した状態で貼
込むことにより、温度変化によるロール方向への寸度変
化は、貼込時に対して常に収縮方向となる。
実施例 本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説明
する。フィルム状の塩化ビニルは車室内のトリム表皮材
として最も一般的に使用されている素材であって、ドア
トリムへの適用例を第2図及び第3図に基づいて説明す
ると、ドアlの内仮にアームレスト2やドアハンドル3
などと共に取付けられるドアトリム4は、ハードボード
などを芯材5としてパッド6及び塩化ビニル製のトリム
表皮7を重ね合せ、トリム表皮7の端末を各方向へ引張
って貼込んである。このトリム表皮7は、フィルム状に
成形されてロール8に巻き取られた一定幅で長尺の塩化
ビニルフィルム原板9から所望の形状に型取りしたもの
で、トリム表皮7の長手方向と塩化ビニルフィルム原板
9のロール方向(長手方向)とが一致するようにしであ
る。そして、このトリム表皮7を貼込む際には、赤外線
やホットプレートなどで加熱した温間に所定時間放置し
、好適には60℃の温間に1分間放置し、トリム表皮7
がロール方向へ最も膨張した状態のまま各方向へ引張っ
てたるみじわが発生しないように貼込む。
さらに、意匠上などの必要に応じて高周波溶着部10に
よる模様付けを実施すれば、トリム表皮7がパッド6に
溶着して固定され、アームレスト2やドアハンドル3な
どと共にトリム表皮7の固定やしわ防止に役立つ。
上述した塩化ビニル製トリム表皮の防しわ貼込法は、ロ
ール8に巻き取られている塩化ビニルフィルム原板9の
熱的特性を利用したもので、この熱的特性を第1図に基
づいて説明する。第1図は塩化ビニルフィルム原板9の
温度変化に対する寸度変化率(%)を示しており、縦軸
には寸度変化率(%)、横軸には温度(℃)及び放置時
間(分)の異なるA点〜H点を示しである。寸度変化率
は、常温方向として計算した百分率で、ロール方向を実
線で、クロス方向(幅方向)を破線で各々示しである。
この図によれば、常温で基準となるA点の状態から60
℃まで加熱して1分間放置したB点まではロール方向及
びクロス方向共に膨張している。ところが、60℃の温
間でさらに放置を続けると、ロール方向ではB点を境と
して収縮に転じ、5分放置後の0点では寸度変化率が0
となってA点と同じになり、30分放置したD点ではさ
らに収縮して基準のA点よりも短くなっている。そして
、加熱をやめて常温に放置したE点ではさらにまた収縮
して短くなり、以後このE点を基準として加熱によって
膨張しくF点、H点)、常温に放置すると収縮してE点
の基準に戻っている(G点)。一方、クロス方向につい
てみると、60℃の温間に放置した場合には時間と共に
膨張して寸度変化率が大きくなり(B点、0点、D点)
、加熱をやめて常温に放置するとE点まで収縮する。し
かし、常温ではA点の寸法まで収縮して戻ることはなく
、以下の温度変化に対してはロール方向と同様にE点の
寸法が基準となって変化する。なお、第1図におけるE
点は、プラスチック成形品の寸法安定性を向上させるた
めにアニーリングを実施した状態に相当する。
従って、塩化ビニルフィルム原板9から型取りしたトリ
ム表皮7を60°Cに加熱した温間に1分間放置したB
点で貼込むと、トリム表皮7はロール方向に最も膨張し
た状態で貼込まれ、以後の温度変化に対して常に収縮方
向へ変化することになる。
また、クロス方向では、A点よりも膨張した状態で貼込
まれるため、温度変化による膨張長さはその分だけ短く
なる。このため、製品として市場に出てから受ける通常
の温度変化では、貼込んだ状態に対するロール方向の収
縮Xがクロス方向の膨張Yに比べて2倍程度となり、ロ
ール方向の収縮がクロス方向の膨張を吸収するように作
用して温度上昇時にたるみじわが発生するのを防止する
しかも、収縮方向への寸度変化率が大きいロール方向と
トリム表皮7の長手方向とが一致しているため、クロス
方向の膨張吸収はより効果的に作用し、手作業により引
張力のばらつきをも吸収してたるみじわの発生・を防止
することができる。
ところで、塩化ビニルフィルムには高温で表面の光沢が
変化する性質があり、この性質を考慮して温間の加熱温
度を定める必要がある。たとえば、80℃に加熱した温
間でトリム表皮の貼付作業を実施すれば、前述した塩化
ビニルフィルムの熱的特性は発揮されるものの、表面の
光沢が低下して商品性が失われる。なお、60’Cの温
間では表面の光沢に変化はない。
発明の効果 前述の本発明によれば、塩化ビニルフィルム原板の熱的
特性を利用して温間で貼込むことにより、季節変動など
による温度変化の影響を受けることなく年間を通じてた
るみじわの発生しない安定した品質を保つことができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するための図で、塩化ビニルフィ
ルム原板の熱的特性を示す図、第2図はドアを示す斜視
図、第3図はドアトリムの構成例を示す斜視図、第4図
はロールに巻き取られてぃる塩化ビニルフィルム原板を
示す斜視図、第5図及び第6図は従来の貼込法による塩
化ビニル製トリム表皮の熱的変化を示し、第5図は常温
で型取りしてそのまま貼込んだ場合の熱的変化を示す図
、第6図はアニーリング後に貼込んだ場合の熱的変化を
示す図である。 1・・ドア、2・・アームレスト、3・・ドアハンドル
、4・・ドアトリム、5・・芯材、6・・パッド、7・
・トリム表皮、8・・ロール、9(ほか1名) 1し化し二JしフィルAM、7を反

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ロールに巻き取られていたフィルム状塩化ビニルの原板
    からロール方向と長手方向とを一致せしめて型取りした
    トリム表皮を所定時間温間に放置し、前記トリム表皮が
    ロール方向へ最も膨張した状態で貼込むことを特徴とし
    た塩化ビニル製トリム表皮の防しわ貼込法。
JP24253288A 1988-09-29 1988-09-29 塩化ビニル製トリム表皮の防しわ貼込法 Expired - Fee Related JPH0714694B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20240015659A (ko) 2021-06-03 2024-02-05 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 액정 표시 소자용 씰제 및 액정 표시 소자
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KR20240015659A (ko) 2021-06-03 2024-02-05 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 액정 표시 소자용 씰제 및 액정 표시 소자
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