JPS594924B2 - 絶縁補強体加熱モ−ルド法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム、プラスチック絶縁ケーブル接続部の絶縁
補強体加熱モールド法に係る。

ゴム、プラスチック絶縁ケーブル接続部の絶縁補強体の
加熱モールドを実施するには、絶縁補強体を形成するテ
ープを巻回した後、巻回体表面に加圧用テープを巻回し
、例えば赤外線の照射等により加熱しモールドするよう
にしている。

前記の加圧テープとしては、仕上わ面のテープしわ発生
が少く、テープエッジの喰込みのない、耐熱性に優れた
ものとしてポリテトラフロロエチレンテープが使用され
、また熱膨脹が少く、引張強度が大きく、耐熱性のよい
ものとしてポリエステルテー５ プ、セロハンテープ、
ポリイミドテープ等が使用されている。これらの加圧テ
ープは、絶縁補強体表面形状に良好に適合させるため数
１０μｍ厚さのテープを使用し、多回数巻回して所要の
加圧状態が得られ１０るようにしている。

この加圧テープの巻回作業は煩雑で多くの時間を必要と
する。しかも、上記のような加圧テープの巻回を施すた
め、仕上わ面のテープじわの発生を完全に防止すること
はできない。１５本発明は上記の事情に鑑みなされたも
ので、煩雑な加圧テープ巻回を省くことができ、しかも
テープじわの発生を完全に防止できる絶縁補強体加熱モ
ールド法に係る。

本発明においては、加圧テープの巻回にかえ、Ｊ 絶縁
補強体に熱収縮性チューブをかぶせ、赤外線照射等によ
り加熱する。

この加熱の初期においてチューブは収縮し絶縁補強体に
密着し、引続く加熱による絶縁補強体の融着一体化中、
絶縁補強体を加圧する。この本発明加熱モールド法によ
れば、２５煩雑な加圧テープ巻回を省き得るのはもちろ
ん、テープじわの発生も完全に防止される。以下図面に
つき本発明の詳細を説明する。

第１図において、ケーブル１の接続部には、絶縁体テー
プ、例えばポリエチレンテープ等を巻回して絶３０縁補
強体２が形成され、この補強体２には例えば熱収縮性シ
リコンゴム等の引張強度が大きく耐熱性のよい熱収縮合
成樹脂製のチューブ３がかぶせられている。この状態で
赤外線の照射等任意の加熱手段により加熱を開始する。
するとチューブ３３５は加熱の初期において収縮し、絶
縁補強体２の表面に密着する。而して、加熱がそのまま
継続され絶縁補強体２は融着一体化の過程に入るが、そ
の間前記収縮密着したチユーブは絶縁補強体を加圧し続
ける。モールド完了後に卦いたチユーブは除去される。
上記の如くすれば、煩雑な加圧テープの巻回を省くこと
ができ、テープじわの発生を完全に防止することができ
る。

な卦、本発明は上記実施例のみに限定されない。

例えば熱収縮性チユーブのみでは加圧力が不足する場合
に訃いては、チユーブ外周に従来の加圧テープ巻回層を
附加してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は本発明一実施例の工程を順に示す断面図で
ある。 １・・・ケーブル、２・・絶縁補強体、゛３・・熱収縮
チューブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ケーブル接続部にテープ巻回により絶縁補強体を形
   成し、その外側に、引張強度が大きく、耐熱性に優れた
   熱収縮性合成樹脂から成るチューブをかぶせた後、加熱
   手段によつて前記チューブと前記絶縁補強体とを加熱し
   、前記チューブの熱収縮作用による加圧下で前記絶縁補
   強体を融着一体化することを特徴とする絶縁補強体加熱
   モールド法。