JPS634776B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS634776B2 JPS634776B2 JP58067113A JP6711383A JPS634776B2 JP S634776 B2 JPS634776 B2 JP S634776B2 JP 58067113 A JP58067113 A JP 58067113A JP 6711383 A JP6711383 A JP 6711383A JP S634776 B2 JPS634776 B2 JP S634776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- pad
- mold
- skin layer
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 9
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 9
- 238000007666 vacuum forming Methods 0.000 claims description 9
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 7
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 7
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 4
- 229920002397 thermoplastic olefin Polymers 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 10
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 10
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 9
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 4
- 150000001336 alkenes Chemical class 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 4
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 4
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N olefin Natural products CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 4
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000005562 fading Methods 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 239000004711 α-olefin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/10—Forming by pressure difference, e.g. vacuum
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/02—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C44/12—Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
- B29C44/14—Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements the preformed part being a lining
- B29C44/146—Shaping the lining before foaming
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は自動車の内装等に使用されるインスト
ルメントパネルパツドの製造方法に関する。 自動車用インストルメントパネルパツド(以下
パツドと略称する)の要求性能として、自動車衝
突時に乗員を保護することは重要な性能の1つで
あるが、このパツドが常に乗員の目にふれる所で
あるため表面外観性能も重要な性能の1つであ
る。外観性は、自動車購入時の初期において良好
であることはもちろん、長期間使用しても変化し
ないことが要求される。 従来のパツドの製造方法として、PVC樹脂と
ABS樹脂をブレンドした材料からなるシートの
表面に予め絞付けし、この絞付けされたシートを
雄型による真空成形法により成形して表皮層を
得、この表皮層と芯材との間にクツシヨン材とし
て半硬質ウレタンを注入発泡して一体となしパツ
ドを作成するのが一般的である。また、最近高級
車には、絞付けされた型に塩ビゾルあるいは塩ビ
パウダーを充填し硬化させることにより表皮層を
得る方法、いわゆるスラツシユ成形法も用いられ
る様になつてきた。 前者においては、シートに予め付されていた絞
が真空成形によつて伸ばされて浅く不鮮明になる
ばかりでなく、ステツチ模様やマーク等を入れよ
うとしても再現性に乏しかつた。後者において
は、絞付けされた型を使用するため前者の欠点を
解消できるが、表皮層の肉厚が前者より厚く重く
なり、また耐熱性に劣るため長期間使用すると変
形、変色を起こすし、製造コストも高い等の欠点
を有している。 本発明は上述した事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、パツド表面に絞を
明確に付与でき、しかも耐熱性に優れていて長期
間使用しても絞消え、変色、変形等がなく、きわ
めて外観性に富むパツドを安価に得ることができ
るパツドの製造方法を提供することにある。 上記目的を達成するため、本発明方法にあつて
は、ポリプロピレン樹脂とオレフイン系熱可塑性
エラストマーとを含む材料からなるシートを、絞
面を有したメス引き真空成形型により成形するこ
とにより、表皮層を得る。 シートの材料は、ポリプロピレン樹脂100部
(重量部、以下同じ)にオレフイン系熱可塑性エ
ラストマー(部分架橋型エチレン−αオレフイン
系重合体、例;住友化学工業株式会社の住友
TPE)を30〜250部を含有する。シートの厚さは
0.2〜1.0mmが好ましい。真空成形温度はシートの
軟化点より高く、ほぼ融点に近い温度とするのが
好ましい。 本発明方法ではシートの絞付けを成形と同時に
行うため、従来方法の様に予め付与された絞が成
形により不明確になつたり、またステツチ模様や
マークを入れる事が出来ない等の不都合を解消出
来る。またシートの材料が上述の組成であるた
め、シートをドローダウンさせずに融点に近い温
度まで加熱し真空成形出来るため、内部歪みを残
すことなく絞付け及び成形が出来る。このため、
パツドの表面は耐熱性に優れている。実使用時の
インストルメントパネルパツドの表面は、太陽光
により表面の温度が110℃程度までなることがあ
るが、この程度の温度が長期間又くりかえし与え
られても絞の変形ひび割れ等何ら不都合は生じな
い。 次に本発明の実施例を図面にもとづいて詳細に
説明する。実施例の説明の先立ち、本発明方法に
使用される成形型および本発明方法によつて作成
される製品について説明する。第1図、第2図に
はメス引き真空成形型1が示されており、この成
形型1は絞面2を有するとともに吸引孔3を有し
ている。吸引孔3は管4を介して図示しない真空
吸引系に接続されている。第3図は本発明方法に
よつて作成されるインストルメントパネルパツド
の一例を示し、このパツドは表皮層をなすシート
5、クツシヨン材6、芯材7を重合することによ
り構成されている。 実施例 1……第1図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部にオレフイン系熱可
塑性エラストマー30部を混合した材料により、
0.5mm厚みのシート5を作成した。このシート5
を赤外線ヒータにより表面温度160℃になるまで
加熱した後、第1図に示すように絞面2を有した
メス引き真空成形型1により所定の形状に真空成
形した。この後、成形型1の中に鋼材よりなる芯
材7をセツトし、これら芯材7とシート5との間
に半硬質ウレタン6を注入発泡させ、第3図に示
すようなパツドを作成した。 この方法により作成したパツドの表面(シート
5の表面)には、成形型1の絞面2に忠実な絞が
付与された。また、このパツドを110℃雰囲気中
で96時間放置したが、表皮層における絞消え、絞
の変色や変形、ひび割れ等は発生しなかつた。 実施例 2……第1図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部に、オレフイン系熱
可塑性エラストマー250部を配合した材料により
1.0mmの厚さのシート5を作成し、以下実施例1
と同様にして第3図に示すパツドを作成した。 この方法により作成したパツドの表面には、成
形型1の絞面2に忠実な絞が付与された。また、
このパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが
表皮層に何ら変化が認められなかつた。 実施例 3……第2図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部にオレフイン系熱可
塑性エラストマーを150部配合した材料により、
0.8mm厚さのシート5を作成し、これに接着剤を
塗布して第2図に示すように3mm厚さの30倍発泡
ポリプロピレンフオーム6を貼合した複合シート
10を作成した。そしてこの複合シート10を表
皮層が160℃になるまで赤外線ヒータにより加熱
した後、絞面2を有するメス引き真空成形型1に
より成形した。そして、この複合シート10に接
着剤を塗布したABS樹脂からなる芯材7を圧着
することにより第3図に示すパツドを作成した。 この方法により得られたパツドの表面には、成
形型1の絞面2に忠実な絞が付与された。また、
このパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが
表皮層に何ら変化が認められなかつた。 比較例 1 ポリ塩化ビニル樹脂100部に対しABS樹脂80部
を配合した材料により0.8mm厚さのシートを作成
し、このシートを赤外線ヒータにより230℃まで
加熱するとともに、絞ロールによりシートに絞を
付与した。このシートを赤外線ヒータにより190
℃まで加熱し雄引き真空成形型により所定の形状
に成形した。そして、この成形されたシートを発
泡型へ入れ、この発泡型に鋼材よりなる芯材をセ
ツトし、さらに半硬質ウレタンを注入発泡させて
パツドを作成した。 この方法により得られたパツドの表面は絞が引
き伸され不明確な絞しか得られなかつた。次にこ
のパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが表
皮層に何ら変化が認められなかつた。 比較例 2 ポリ塩化ビニル樹脂100部に対しABS樹脂80部
を配合した材料により、0.8mmの厚さのシートを
作成した。次にこのシートを赤外線ヒータで190
℃に加熱し絞面を有したメス引き真空成形型で成
形し、さらにこの成形型の中に鋼材よりなる芯材
をセツトするとともに半硬質ウレタンを注入発泡
させてパツドを得た。 この方法により得られたパツドの表面には、成
形型の絞面に忠実な絞が付与された。しかし、
110℃雰囲気中で96時間放置したところ、パツド
表皮層に変色、変形、ひび割れは見られなかつた
ものの、絞が浅く、不明確なものとなつてしまつ
た。 なお、シートの加熱成形温度は高い方が好まし
く、絞が上述のように高温下で放置されても変化
しないと予想される温度230℃までシートを加熱
したが、シートのドローダウンが激しく成形でき
なかつた。種々テストしてみたところ成形可能な
温度は最高190℃までであつた。 比較例 3 絞面を有した型に塩ビゾルを流し込み加熱して
表皮層を成形した(スラツシユ成形)。次に型内
に鋼材よりなる芯材をセツトするとともに半硬質
ウレタンを注入発泡させてパツドを作成した。 この方法によつて得られたパツドの表面には型
の絞面に忠実な絞が得られたが、110℃雰囲気中
で96時間放置したところ、パツド表面の変色、変
形が著しかつた。 以上述べてきた実施例1〜3、比較例1〜3を
まとめると表1のようになる。
ルメントパネルパツドの製造方法に関する。 自動車用インストルメントパネルパツド(以下
パツドと略称する)の要求性能として、自動車衝
突時に乗員を保護することは重要な性能の1つで
あるが、このパツドが常に乗員の目にふれる所で
あるため表面外観性能も重要な性能の1つであ
る。外観性は、自動車購入時の初期において良好
であることはもちろん、長期間使用しても変化し
ないことが要求される。 従来のパツドの製造方法として、PVC樹脂と
ABS樹脂をブレンドした材料からなるシートの
表面に予め絞付けし、この絞付けされたシートを
雄型による真空成形法により成形して表皮層を
得、この表皮層と芯材との間にクツシヨン材とし
て半硬質ウレタンを注入発泡して一体となしパツ
ドを作成するのが一般的である。また、最近高級
車には、絞付けされた型に塩ビゾルあるいは塩ビ
パウダーを充填し硬化させることにより表皮層を
得る方法、いわゆるスラツシユ成形法も用いられ
る様になつてきた。 前者においては、シートに予め付されていた絞
が真空成形によつて伸ばされて浅く不鮮明になる
ばかりでなく、ステツチ模様やマーク等を入れよ
うとしても再現性に乏しかつた。後者において
は、絞付けされた型を使用するため前者の欠点を
解消できるが、表皮層の肉厚が前者より厚く重く
なり、また耐熱性に劣るため長期間使用すると変
形、変色を起こすし、製造コストも高い等の欠点
を有している。 本発明は上述した事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、パツド表面に絞を
明確に付与でき、しかも耐熱性に優れていて長期
間使用しても絞消え、変色、変形等がなく、きわ
めて外観性に富むパツドを安価に得ることができ
るパツドの製造方法を提供することにある。 上記目的を達成するため、本発明方法にあつて
は、ポリプロピレン樹脂とオレフイン系熱可塑性
エラストマーとを含む材料からなるシートを、絞
面を有したメス引き真空成形型により成形するこ
とにより、表皮層を得る。 シートの材料は、ポリプロピレン樹脂100部
(重量部、以下同じ)にオレフイン系熱可塑性エ
ラストマー(部分架橋型エチレン−αオレフイン
系重合体、例;住友化学工業株式会社の住友
TPE)を30〜250部を含有する。シートの厚さは
0.2〜1.0mmが好ましい。真空成形温度はシートの
軟化点より高く、ほぼ融点に近い温度とするのが
好ましい。 本発明方法ではシートの絞付けを成形と同時に
行うため、従来方法の様に予め付与された絞が成
形により不明確になつたり、またステツチ模様や
マークを入れる事が出来ない等の不都合を解消出
来る。またシートの材料が上述の組成であるた
め、シートをドローダウンさせずに融点に近い温
度まで加熱し真空成形出来るため、内部歪みを残
すことなく絞付け及び成形が出来る。このため、
パツドの表面は耐熱性に優れている。実使用時の
インストルメントパネルパツドの表面は、太陽光
により表面の温度が110℃程度までなることがあ
るが、この程度の温度が長期間又くりかえし与え
られても絞の変形ひび割れ等何ら不都合は生じな
い。 次に本発明の実施例を図面にもとづいて詳細に
説明する。実施例の説明の先立ち、本発明方法に
使用される成形型および本発明方法によつて作成
される製品について説明する。第1図、第2図に
はメス引き真空成形型1が示されており、この成
形型1は絞面2を有するとともに吸引孔3を有し
ている。吸引孔3は管4を介して図示しない真空
吸引系に接続されている。第3図は本発明方法に
よつて作成されるインストルメントパネルパツド
の一例を示し、このパツドは表皮層をなすシート
5、クツシヨン材6、芯材7を重合することによ
り構成されている。 実施例 1……第1図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部にオレフイン系熱可
塑性エラストマー30部を混合した材料により、
0.5mm厚みのシート5を作成した。このシート5
を赤外線ヒータにより表面温度160℃になるまで
加熱した後、第1図に示すように絞面2を有した
メス引き真空成形型1により所定の形状に真空成
形した。この後、成形型1の中に鋼材よりなる芯
材7をセツトし、これら芯材7とシート5との間
に半硬質ウレタン6を注入発泡させ、第3図に示
すようなパツドを作成した。 この方法により作成したパツドの表面(シート
5の表面)には、成形型1の絞面2に忠実な絞が
付与された。また、このパツドを110℃雰囲気中
で96時間放置したが、表皮層における絞消え、絞
の変色や変形、ひび割れ等は発生しなかつた。 実施例 2……第1図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部に、オレフイン系熱
可塑性エラストマー250部を配合した材料により
1.0mmの厚さのシート5を作成し、以下実施例1
と同様にして第3図に示すパツドを作成した。 この方法により作成したパツドの表面には、成
形型1の絞面2に忠実な絞が付与された。また、
このパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが
表皮層に何ら変化が認められなかつた。 実施例 3……第2図、第3図参照 ポリプロピレン樹脂100部にオレフイン系熱可
塑性エラストマーを150部配合した材料により、
0.8mm厚さのシート5を作成し、これに接着剤を
塗布して第2図に示すように3mm厚さの30倍発泡
ポリプロピレンフオーム6を貼合した複合シート
10を作成した。そしてこの複合シート10を表
皮層が160℃になるまで赤外線ヒータにより加熱
した後、絞面2を有するメス引き真空成形型1に
より成形した。そして、この複合シート10に接
着剤を塗布したABS樹脂からなる芯材7を圧着
することにより第3図に示すパツドを作成した。 この方法により得られたパツドの表面には、成
形型1の絞面2に忠実な絞が付与された。また、
このパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが
表皮層に何ら変化が認められなかつた。 比較例 1 ポリ塩化ビニル樹脂100部に対しABS樹脂80部
を配合した材料により0.8mm厚さのシートを作成
し、このシートを赤外線ヒータにより230℃まで
加熱するとともに、絞ロールによりシートに絞を
付与した。このシートを赤外線ヒータにより190
℃まで加熱し雄引き真空成形型により所定の形状
に成形した。そして、この成形されたシートを発
泡型へ入れ、この発泡型に鋼材よりなる芯材をセ
ツトし、さらに半硬質ウレタンを注入発泡させて
パツドを作成した。 この方法により得られたパツドの表面は絞が引
き伸され不明確な絞しか得られなかつた。次にこ
のパツドを110℃雰囲気中で96時間放置したが表
皮層に何ら変化が認められなかつた。 比較例 2 ポリ塩化ビニル樹脂100部に対しABS樹脂80部
を配合した材料により、0.8mmの厚さのシートを
作成した。次にこのシートを赤外線ヒータで190
℃に加熱し絞面を有したメス引き真空成形型で成
形し、さらにこの成形型の中に鋼材よりなる芯材
をセツトするとともに半硬質ウレタンを注入発泡
させてパツドを得た。 この方法により得られたパツドの表面には、成
形型の絞面に忠実な絞が付与された。しかし、
110℃雰囲気中で96時間放置したところ、パツド
表皮層に変色、変形、ひび割れは見られなかつた
ものの、絞が浅く、不明確なものとなつてしまつ
た。 なお、シートの加熱成形温度は高い方が好まし
く、絞が上述のように高温下で放置されても変化
しないと予想される温度230℃までシートを加熱
したが、シートのドローダウンが激しく成形でき
なかつた。種々テストしてみたところ成形可能な
温度は最高190℃までであつた。 比較例 3 絞面を有した型に塩ビゾルを流し込み加熱して
表皮層を成形した(スラツシユ成形)。次に型内
に鋼材よりなる芯材をセツトするとともに半硬質
ウレタンを注入発泡させてパツドを作成した。 この方法によつて得られたパツドの表面には型
の絞面に忠実な絞が得られたが、110℃雰囲気中
で96時間放置したところ、パツド表面の変色、変
形が著しかつた。 以上述べてきた実施例1〜3、比較例1〜3を
まとめると表1のようになる。
【表】
【表】
以上の説明から明らかなように、本発明方法に
よればインストルメントパネルパツドの表面に明
確な絞を付与でき、またステツチ模様、マーク等
を必要とする場合にもこれらを明確に付与でき
る。また、パツドの表皮層は耐熱性に優れ、長期
間使用しても絞消え、変色、変形が生じない。さ
らに製造コストも安価である。
よればインストルメントパネルパツドの表面に明
確な絞を付与でき、またステツチ模様、マーク等
を必要とする場合にもこれらを明確に付与でき
る。また、パツドの表皮層は耐熱性に優れ、長期
間使用しても絞消え、変色、変形が生じない。さ
らに製造コストも安価である。
第1図、第2図は、本発明方法の異なる実施例
をそれぞれ示す断面図、第3図は本発明方法によ
つて作成されたインストルメントパネルパツドの
一例を示す断面図である。 1……メス引き真空成形型、2……絞面、5…
…シート(表皮層)、6……クツシヨン材、7…
…芯材。
をそれぞれ示す断面図、第3図は本発明方法によ
つて作成されたインストルメントパネルパツドの
一例を示す断面図である。 1……メス引き真空成形型、2……絞面、5…
…シート(表皮層)、6……クツシヨン材、7…
…芯材。
Claims (1)
- 1 ポリプロピレン樹脂とオレフイン系熱可塑性
エラストマーとを含む材料からなるシートを、絞
面を有したメス引き真空成形型にて成形すること
により、表皮層を得ることを特徴とするインスト
ルメントパネルパツドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58067113A JPS59192529A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | インストルメントパネルパツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58067113A JPS59192529A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | インストルメントパネルパツドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59192529A JPS59192529A (ja) | 1984-10-31 |
JPS634776B2 true JPS634776B2 (ja) | 1988-01-30 |
Family
ID=13335515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58067113A Granted JPS59192529A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | インストルメントパネルパツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59192529A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9096748B2 (en) | 2010-06-09 | 2015-08-04 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Thermoplastic elastomer composition and molded products using the same |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0247359B1 (en) * | 1986-04-25 | 1993-08-18 | Inoac Corporation | Interior material for vehicles and method for its manufacture |
US4941814A (en) * | 1987-05-28 | 1990-07-17 | Shigeru Kogyo Kabushiki Kaisha | Vacuum forming apparatus |
JPS63297028A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-05 | Konan Tokushu Sangyo Kk | 合成樹脂積層体の製造方法 |
JP5888221B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2016-03-16 | トヨタ車体株式会社 | ステッチ加飾付き内装部品の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5278970A (en) * | 1975-12-26 | 1977-07-02 | Ikeda Bussan Co | Method and device for forming sheet material |
JPS53136061A (en) * | 1977-05-03 | 1978-11-28 | Toyota Auto Body Co Ltd | Method of production of floor mat of automobile |
JPS5720344A (en) * | 1980-07-11 | 1982-02-02 | Mitsui Petrochemical Ind | Laminate |
-
1983
- 1983-04-18 JP JP58067113A patent/JPS59192529A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5278970A (en) * | 1975-12-26 | 1977-07-02 | Ikeda Bussan Co | Method and device for forming sheet material |
JPS53136061A (en) * | 1977-05-03 | 1978-11-28 | Toyota Auto Body Co Ltd | Method of production of floor mat of automobile |
JPS5720344A (en) * | 1980-07-11 | 1982-02-02 | Mitsui Petrochemical Ind | Laminate |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9096748B2 (en) | 2010-06-09 | 2015-08-04 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Thermoplastic elastomer composition and molded products using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59192529A (ja) | 1984-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4256797A (en) | Contoured resilient vehicle trim panel | |
JP2701683B2 (ja) | 樹脂成形体の製造方法 | |
US2881110A (en) | Method and apparatus for forming complex glass fiber and resin shapes | |
JPS634776B2 (ja) | ||
JP2969045B2 (ja) | 自動車用内装部品およびその製造方法 | |
JP2907416B2 (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JPH0618722B2 (ja) | 積層内装材の製造方法 | |
JPS63291748A (ja) | 自動車用内装部品 | |
JPH06246858A (ja) | 内装材及びその製造方法 | |
JP2525973B2 (ja) | 表皮材の真空貼着方法 | |
JPH0520608Y2 (ja) | ||
JPH0380610B2 (ja) | ||
US3615971A (en) | Method of making a synthetic suede covered composite article | |
JP3187686B2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JPS6117654B2 (ja) | ||
JPS58141937A (ja) | 自動車用インストルメントパツドおよびその製造方法 | |
JPH03262615A (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JP3042834B2 (ja) | 自動車用内装部品及びその製造方法 | |
JP3171540B2 (ja) | 成形天井の製造方法 | |
JPH0976261A (ja) | 自動車用内装部品及びその製造方法 | |
JPH02144221A (ja) | 自動車用サンバイザー | |
JPH09254174A (ja) | 発泡性基材の成形方法 | |
JPS6327181B2 (ja) | ||
JPH0564588B2 (ja) | ||
JPH04303639A (ja) | 成形カーペットの製造方法 |