JPH0291543A - フイルム染色装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血液等の試料を塗抹しな長尺状のフィルムを
自動的に染色することができるフィルム染色装置に関す
る。

〔従来の技術〕

近年の病院等における血液等の病理組織試料の検査は、
長尺状の可撓性フィルムに複数の試料を自動塗抹装置に
よって塗抹し、この試料を塗抹しな可撓性のフィルムに
染色及び乾燥処理を施した後、この試料を顕微鏡等によ
って検査している。

従来技術による前記フィルム染色処理は、塗抹フィルム
を人手によって試料対応に切断し、この切断フィルムに
第１の染色液を滴下して数分放置した後に第２の染色液
を滴下し、再び数分放置してからこれを洗浄していた。

尚、前記従来技術による自動塗抹装置は、例えば特開昭
５２−１７８８４号公報、特開昭５２−１５２２８２号
公報、特開昭４９−１１７１３０号公報に記載されてい
るが、これら公報にはフィルム染色処理に関する記載は
ない。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来技術によるフィルム染色処理は、人手によるフ
ィルムの切断作業、第１及び第２の染色液の滴下及び時
間監視的の作業が必要であるため、染色処理が繁雑であ
ると共に試料標本の信頼性を維持するために臨床検査技
師等が行なわなければ成らないと言う不具合を招いてい
た。

本発明の目的は、前記従来技術による不具合を除去する
ことであり、試料の塗抹フィルムを自動的に染色処理す
ることができるフィルム染色装置を提供することである
。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために本発明によるフィルム染色装
置は、第１の染色液を溜めると共に第１のローテータを
第１の染色液に浸した状態で回転自在に支持する第１染
色槽と、第２の染色液を溜めると共に第２のローテータ
を第２の染色液に浸した状態で回転自在に支持する第２
染色槽と、洗浄液を溜めると共に第３のローテータを洗
浄液に浸した状態で回転自在に支持する洗浄槽と、前記
多槽の第１乃至第３のローテータを同期して回転させる
モーターと、該モータの回転を制御する制御回路とを設
けた。

〔作用〕

前記制御回路は、試料を塗抹した長尺状フィルムを第１
染色槽、第２染色槽、洗浄槽の第１乃至第３のローテー
タに連続的に捲着させた状態で制御回路がモータを回転
駆動することにより、フィルムに塗抹された試料を順次
多槽の第１の染色液。

第２の染色液、洗浄液に浸しながら搬送する。

従って本発明によるフィルム染色装置は、フィルムを連
続的に搬送しながら順次染色及び洗浄を行うことができ
る。

〔実施例〕

φ本実施例によるフィルム染色装置の全体構成を示す平
面図であり、第２図は第１図のフィルム染色装置の側面
図である。第３図は本装置を制御する制御回路を示す図
である。

該第１染色液２０に断面４角形のローテータ１３を浸し
且つモータ１６により回転駆動する第１染色槽１０と、
第２染色液２１を溜めると共に該第２染色液２１にロー
テータ１４を浸し且つモータ１７により回転駆動する第
２染色槽１１と、同様にモータ１８により回転駆動され
るローテータ１５を支持して洗浄液２２を溜める洗浄槽
１２と、該洗浄槽１２から排出されるフィルム１を乾燥
する乾燥ファン２３と、前記各槽１０乃至１２の各ロー
テータ１３乃至１５にフィルム１を順次案内する複数の
ガイドローラ４０乃至４３と、第１染色槽１０に搬入さ
れるフィルム１の塗抹部２を検出する光センサ３と、前
記モータ１６乃至１８の回転を制御する制御回路１００
とを備える。

前記ローテータ１４の軸方向長さは、第２染色液２１に
よる染色時間が第１染色液２０による染色時間。

洗浄液２２による洗浄時間に比較して約２倍必要なため
、ローテータ１３及び１５の長さの約倍に設定されてい
る。またフィルム１は、第２図に示す如くガイドローラ
４０により案内されて第１染色槽１０のローテータ１３
に捲着された後、ガイドローラ４１により第２染色槽１
１のローテータ１４に捲着され、更にガイドローラ４２
によって洗浄槽１２のローテータ１５に捲着される。該
洗浄槽１２の排出側のガイドローラ４３により案内され
るフィルム１は上下に配置されたガイド１９により支持
された状態で乾燥ファン２３により乾燥処理される様に
構成される。

このフィルム染色装置の回路構成は、第３図に示す如く
モータ１６乃至１８の回転駆動を行うモータ駆動回路１
０３乃至１０５と、これら駆動回路１０３乃至１０５を
同期して駆動させる同期回路１０１と、制御回路１００
に光センサ３による塗抹部２検出により各モータ１６乃
至１７の回転停止時間等を指示するタイマ１０２とを備
え、制御回路１００が光センサ３による塗抹部２検出に
より同期回路１０１を介して各モータ１６乃至１７をタ
イマ１０２により指示される所定時間毎に回転駆動する
。

さて、この様に構成されたフィルム染色装置は、各ロー
テータ１３乃至１５にフィルム１が捲着された状態で各
モータ１６乃至１８の回転によりフィルム１上の塗抹部
２が光センサ３の位置に移動して検出されると、制御回
路１００が各モータ１６乃至１８を１／４回転してタイ
マ１０２により指示された時間経過後に再び１７４回転
を行い、この１７４回転を４回行うことにより第１染色
槽、１０に溜められた第１染色液２０による塗抹部２の
染色を行なう。本装置はこの染色が終了した塗抹部２を
ガイド４１によって第２染色槽１１のローテータ１４に
捲着して前記回転により第２染色液２１による染色を行
い、ガイド４２によって洗浄槽１２のローテータ１５に
捲着して洗浄液２２による染色を行う０本装置は、塗抹
部２が所定間隔をもって連続的に塗抹されているフィル
ム１を前記各モータ１６乃至１８の間欠的な回転に従っ
て順次第１染色液２０．第２染色液２１．洗浄液２２に
供給してタイマ１０２により指示される時間だ・け染色
及び洗浄を行なった後、乾燥ファン２３により乾燥処理
を行う。

従って本実施例によるフィルム染色装置は、試料を塗抹
したフィルム１をタイマ１０２により指示された時間に
従って各染色及び洗浄液を溜めた染色槽等（１０，１１
，１２）のローテータ（１３，１４，１５）に捲着しな
がら連続的に搬送することにより、塗抹フィルムの染色
を自動的且つ連続的に行うことが出来る。

尚、前記実施例においては制御回路がタイマにより設定
された時間に従って各モータの回転制御を行う例を示し
たが、本発明はこれに限られるものではなく、例えばロ
ーテータの１回転時間が染色液等の設定時間にあう様に
モータ回転速度を予め設定しておき、モータの連続回転
によりフィルム染色等を連続的に行う様にしても良い。

〔発明の効果〕

以上述べた如く本発明によれば、複数の槽に染色液等を
溜めると共にローテータを設け、各ローテータにフィル
ムを連続的に捲着した状態で該ローテータを回転駆動す
ることにより、フィルム染色及び洗浄を自動的に行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフィルム染色装置を説明するため
の全体構成図、第２図はフィルム染色装置の側面図、第
３図はフィルム染色装置の回路構成を示す図である。 １・・・フィルム、２・・・塗抹部、３・・・光センサ
、４０乃至４２・・・ガイドローラ、１０・・・第１染
色槽、１１・・・第２染色槽、１２・・・洗浄槽、１３
乃至１５・・・ローテータ、１６乃至１８・・・モータ
、１９・・・ガイド、２０・・・第１染色液、２１・・
・第２染色液、２２・・・洗浄液、２３・・・乾燥用フ
ァン、１００・・・圧機回路、１０１・・・同期回路、
１０２・・・タイマ、１０３乃至１０５・・・モータ駆
動回路。 特許出願人　　市光工業株式会社 代理人　弁理士　　秋本正実　外１名 艶 ・薊 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 試料を間欠的に塗抹した長尺状フィルムを第１及び第２
   の染色液で染色した後、洗浄液により洗浄するフィルム
   染色装置において、第１の染色液を溜めると共に第１の
   ローテータを第１の染色液に浸した状態で回転自在に支
   持する第１染色槽と、第２の染色液を溜めると共に第２
   のローテータを第２の染色液に浸した状態で回転自在に
   支持する第２染色槽と、洗浄液を溜めると共に第３のロ
   ーテータを洗浄液に浸した状態で回転自在に支持する洗
   浄槽と、前記各槽の第１乃至第３のローテータを同期し
   て回転させるモータと、該モータの回転を制御する制御
   回路とを備え、長尺状フィルムを第１染色槽、第２染色
   槽、洗浄槽の第１乃至第３のローテータに連続的に捲着
   させた状態で制御回路がモータを回転することによりフ
   ィルムの染色及び洗浄を行うことを特徴とするフィルム
   染色装置。