JPH0291542A

JPH0291542A - フイルム染色装置

Info

Publication number: JPH0291542A
Application number: JP63242587A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Shibata; 秀行柴田
Original assignee: Ichikoh Industries Ltd
Current assignee: Ichikoh Industries Ltd
Priority date: 1988-09-29
Filing date: 1988-09-29
Publication date: 1990-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、血液等の試料を塗抹したフィルムを自動的に
染色することができるフィルム染色装置に関する。

［従来技術］近年の病院等における血液等の病理組織試料の検査は、
長尺状の可撓性フィルムに複数の試料を自動塗抹装置に
よって塗抹し、この試料を塗抹した可撓性のフィルムに
染色及び乾燥処理を施した後、この試料を顕微鏡等によ
って検査している。

従来技術による前記フィルム染色処理は、塗抹フィルム
を人手によって試料対応に切断し、この切断フィルムに
第１の染色液を滴下で数分放置した後に第２の染色液を
滴下し、再び数分放置してからこれを洗浄していた。

尚、前記従来技術による自動塗抹装置は、例えば特開昭
５２−１７８８４号公報、特開昭５２−１５２２８２号
公報、特開昭４９−１１７１３０号公報に記載されてい
るが、これら公報にはフィルム染色処理に関する記載は
ない。

［発明が解決しようする課題］前記従来技術によるフィルム染色処理は、人手によるフ
ィルムの切断作業、第１及び第２の染色液の滴下及び時
間監視値の作業が必要であるため、染色処理が煩雑であ
ると共に試料標本の信頼性を維持するために臨床検査技
師等が行われなければ成らないと言う不具合を招いてい
た。

本発明の目的は、前記従来技術による不具合を除去する
ことであり、試料の塗抹フィルムを自動的に染色処理す
ることができるフィルム染色装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］前記目的を達成するために本発明は、試料を間欠的に塗
抹し且つ折曲された長尺状フィルムを第１及び第２の染
色液で染色した後に洗浄するフィルム染色装置において
、フィルム搬送方向と垂直方向のみに移動する第１のハ
ンガー群と、フィルム搬送方向と垂直及び並行方向に移
動する第２のハンガー群と、第１の染色液を溜めた第１
染色槽と、第２の染色液を溜めた第２染色槽と、洗浄液
を溜めた洗浄槽と、前記第１染色槽、第２染色槽及び洗
浄槽の染色及び洗浄液にフィルムを浸す位置まで上昇自
在な上下機構と、前記第１及び第２のハンガー群の移動
、上下機構による前記槽の上下移動を制御する制御回路
とを設けた。

［作用］前記制御回路は、第１のハンガー群に支持されたフィル
ムを、第１のハンガー群と第２のハンガー群を前記垂直
方向に移動して差し替え支持し、第２のハンガー群が前
記並行方向に移動してフィルム搬送を行い、再び第１の
ハンガー群が垂直方向に移動して支持する動作を繰り返
すと共に、上下機構を駆動して該染色槽等の上下駆動を
行う。

従って本発明によるフィルム染色装置はフィルムを搬送
しながら自動的に染色及び洗浄を行うことができる。

［実施例］以下、本発明によるフィルム染色乾燥装置の一実施例を
図面を用いて詳細に説明する。第１図は本実施例による
フィルム染色乾燥装置の全体構成を示す平面図であり、
第２図は第１図のフィルム染色乾燥装置の染色機構部分
の側面図である。第３図は本装置のフィルム乾燥機構部
分の側面図である。

まず本実施例によるフィルム染色乾燥装置は。

第１図に示す如く複数のハンガーを持ち、モーター１１
及び１２によって図面上下左右方向に移動可能なハンガ
ー群１０１（第２のハンガー群）と、複数のハンガーを
持ち、モーター１５及び１６によって図面上下左右方向
に移動可能なハンガー群１０３と、複数のハンガーを持
ちモーター１０によって図面上下方向に移動可能なハン
ガー群１００（第１のハンガー群）と、複数のハンガー
を持ちモーター１３によって図面上下方向に移動可能な
ハンガー群１０４と、フィルム１の染色液又は洗浄液が
溜められ、モーター１７乃至１９（第２図参照）により
昇降される第１染色槽２０３．第２染色槽２０２．洗浄
槽２０１と、染色及び乾燥処理されたフィルム１を収納
するフィルム収納ケース２０４と、前記ハンガー群１０
４に支持されたフィルム１を乾燥する乾燥用ファン２０
（第３図参照）と、前記各モーター１０乃至１２．１７
乃至１９を制御してフィルムの移動及び染色を行う制御
回路２と、該制御回路２に各槽２０３．２０２．２０１
の染色時間または洗浄時間を設定するタイマー３とを備
える。

前記第１染色槽２０３．第２染色槽２０２．洗浄槽２０
１は、第２図に示す様に、第１染色液、第２染色液、洗
浄液が溜められ、制御回路２の制御命令に従ってモータ
ー１７乃至１９がラック・ビニオン機構を同時駆動する
ことにより、リミットスイッチ３６及び３７の間で昇降
され、各槽２０３．２０２．２旧が上昇している間にフ
ィルム１の染色または洗浄を行うものであり、第２染色
槽２０２は第１染色槽２０３に比べて染色時間が長いた
めにフィルム１の搬送方向に沿って長く形成されている
。またハンガー群１０１は、モーター１１がウオームギ
ヤ機構を駆動することにより、リミットスイッチ３２．
３３間で図面上下方向に移動されると共に、モーター１
２がラック・ピニオン機構を駆動することによってリミ
ットスイッチ３４．３５間で図面左右方向に移動される
。

同様にハンガー群１０３もモーター１６によるウオーム
ギヤ機構の駆動及びモーター１５によるラック・ピニオ
ン機構の駆動によって、リミットスイッチ３４、３５間
及びリミットスイッチ３６．３７間で上下左右方向に移
動される。これに対して図面上方のハンガー群１００及
び１０４は、モーター１０．１３によるウオームギヤ機
構の駆動によってリミットスイッチ３０、３１間及びリ
ミットスイッチ３８．３９間で上下方向のみに移動され
るものである。尚１図面右端のハンガー群１０２は１本
装置の前段に設けられる塗抹フィルム折曲装置の一部で
あり、このハンガー群１０２には血液等の試料が塗抹さ
れたフィルムが折り曲げられた状態で支持されているも
のとする。

また第１図には図示していないが、ハンガー群１０１の
右端には塗抹フィルム折曲装置のハンガー群１０５が配
置されている。

この様に構成されたフィルム染色乾燥装置は、ハンガー
群１０２により折曲した状態で支持されたフィルム１を
前記ハンガー群の移動により図面左方向に移動しながら
各染色槽、洗浄槽により染色洗浄を行い、乾燥用ファン
２０により乾燥後に収納ケース２０４に収納するもので
あり、以下この各ハンガー群の動作を第４図乃至第９ｖ
！Ｉを参照して説明する。

■　まず本実施例によるフィルム染色装置の各ハンガー
群の基本的動作について説明すると、第４図上方のハン
ガー群ｔｏｏ、　１０４．１０２は矢印Ｙ方向（図面上
下方向）のみに移動可能であり、図面下方のハンガー群
１０１．１０３．１０５は矢印ＸＹ左方向図面左右上下
方向）に移動可能に構成されている。今、第４図に示す
初期状態ではハンガー群１０４．１００．フィルム１を
支持した１０２が同一線状にフィルム搬送路に配置され
、該フィルム搬送路の下に洗浄槽２０１等が位置してい
るものとする。

■　フィルム染色装置の制御回路２は、この初期状態か
ら第５図に示す様にモーター１３．１０．１６゜１１を
駆動して各ハンガー群を矢印Ａ方向に移動し、フィルム
１の支持をハンガー群１０２からハンガー群１０１及び
１０５に差し替える。この後、第６図に示す様にモータ
ー１２．１５を駆動してハンガー群１０３．１０１．１
０５を矢印Ｂ方向に移動することにより、フィルム１の
搬送（図面左方向移動）を行う。この搬送によりハンガ
ー群１０１の端部に支持されたフィルム１の先端部分は
第１染色槽２０３上に位置される。

■　次に制御回路２は、第７図に示される如くモーター
１３．１０．１６．１１を駆動して各ハンガー群の矢印
Ｃ方向移動し、フィルム１の支持をハンガー群１００．
１０２に移行する。この状態で第２図に示すモーター１
７他を駆動することにより第１染色槽２０３他を上昇さ
せてフィルム１の先端部分の染色をタイマー３からの指
示時間行い、染色が終了すると再びモーター１７他を先
と逆回端方向に駆動して第１染色槽２０３他を下降させ
る。

これと共にモーター１２．１５他を駆動してハンガー群
１０３．１０１．１０５を矢印り方向に移動し、第４図
の初期位置に戻す。

■　次にフィルム染色乾燥装置は、第８図に示す様に各
ハンガー群を矢印Ａ方向に移動してフィルム１の支持を
ハンガー群１００及び１０２からハンガー群１０１及び
１０５に差し替えた後、第９図に示す様にハンガー群１
０３．１０１．１０５を矢印Ｂ方向に移動することによ
り、フィルム１の搬送を行う。これによりハンガー群１
０１に支持されたフィルム１の先端部分が第２染色槽２
０２上に位置されると共に、フィルム１の次の部分が第
１染色槽２０３上に位置される。

■　このフィルム１をハンガー群１００．１０２が再び
支持した状態で前述と同様に第２図のモーター１７他を
駆動して第１染色槽２０３他を上昇／下降させることに
より、フィルム１の先端部分の第２の染色液による染色
及びフィルム１の継続部分の第１の染色液による染色を
行う、以降、前記ハンガー群がこの一連の動作を行うと
共に第１染色槽２０３他を上昇／下降させることにより
。

フィルム１を搬送しながら染色及び洗浄を行う。

■　この染色及び洗浄が終了してハンガー群１０３又は
１０４に支持されたフィルム１は、第３図に示すフィル
ム１を乾燥する乾燥用ファン２０によって乾燥された後
、フィルム収納ケース２０４に順次収納される。

この様に本実施例によるフィルム染色乾燥装置は、フィ
ルム１の一側に設けられるフィルム１と垂直方向のみに
移動可能なハンガー群（１０４，１００゜１０２）と、
他側に設けられるフィルム１と垂直及び並行方向に移動
可能なハンガー群（１０３，１０１゜１０５）と、フィ
ルム１の搬送路に位置する染色槽及び洗浄槽（２０３，
２０２，２０１）とを備え、前記ハンガー群がフィルム
１の差し替え及び搬送を行いつつ染色洗浄槽を上下移動
することにより、・フィルム１の染色洗浄を自動的に行
うことができる。

［発明の効果］以上述べた如く本発明によれば、ハンガー群がフィルム
の差し替え及び搬送を行いつつ染色洗浄槽を上下移動す
ることにより、フィルム染色及び洗浄を自動的に行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフィルム染色装置を説明するため
の全体構成図、第２図はフィルム染色装置の染色及び洗
浄槽を示す側面図、第３図はフィルム乾燥機構を説明す
るための図、第４図乃至第９図は本実施例によるフィル
ム染色装置の各ハンガー群の動作を説明するための図で
ある。１・・・フィルム、２・・・制御回路、３・・・タイマ
ー１０乃至１３．１５乃至１９・・・モーター、２０・
・・乾燥用ファン、３０乃至３９・・・リミットスイッ
チ、１００乃至１０５・・・ハンガー群、２０１・・・
洗浄槽、２０２・・・第２染色槽、２０３・・・第１染
色槽、２０４・・・フィルム収納ケース。

Claims

【特許請求の範囲】

１、試料を間欠的に塗抹し且つ折曲された長尺状フィル
ムを第１及び第２の染色液で染色した後に洗浄するフィ
ルム染色装置において、フィルム搬送方向と垂直方向の
みに移動する第１のハンガー群と、フィルム搬送方向と
垂直及び並行方向に移動する第２のハンガー群と、第１
の染色液を溜めた第１染色槽と、第２の染色液を溜めた
第２染色槽と、洗浄液を溜めた洗浄槽と、前記第１染色
槽、第２染色槽及び洗浄槽の染色及び洗浄液にフィルム
を浸す位置まで上昇自在な上下機構と、前記第１及び第
２のハンガー群の移動、上下機構による前記槽の上下移
動を制御する制御回路とを備え、該制御回路が第１のハ
ンガー群に支持されたフィルムを、第１のハンガー群と
第２のハンガー群を前記垂直方向に移動して差し替え支
持し、第２のハンガー群が前記並行方向に移動してフィ
ルム搬送を行い、再び第１のハンガー群が垂直方向に移
動して支持する動作を繰り返すと共に、上下機構を駆動
して該槽の上下駆動を行うことによりフィルムの染色及
び洗浄を行うことを特徴とするフィルム染色装置。