JPH0290977A

JPH0290977A - 振動篩機

Info

Publication number: JPH0290977A
Application number: JP24027788A
Authority: JP
Inventors: Atsuo Suehiro; 篤夫末廣; Noritaka Murakami; 村上　謙敬
Original assignee: OKUWA KOGYOSHO KK
Current assignee: OKUWA KOGYOSHO KK
Priority date: 1988-09-26
Filing date: 1988-09-26
Publication date: 1990-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、篩分は効率を向上させ得る振動篩機に関する
。

（従来の技術）従来の振動篩機は、振動発生装置により振動される篩本
体内に篩網を配設し、この篩網上に原料を供給して篩分
けるもので、篩網上に残った粒子は、篩分は運転中の篩
網の振動による搬送作用によって篩本体の網上排出口か
ら順次排出するようになっていた。この場合、篩分は運
転中は、振動発生装置の動力を一定に保って篩網に一定
の振動加速度を付与するようになっていた。

（発明が解決しようとする課題）ところで、篩網に付与する振動加速度を人さ（すると、
篩網上での原料の飛び跳ねが大きくなり過ぎ、網目に近
い粒度の粒子が網目を通過しにくくなるが、それより小
さい粒度のものは通過し易くなる。反対に、振動加速度
を小さくすると、網Ｉ」に近い粒度の粒子は網目を通過
し°易いが、それより小さい粒度の粒子、特に大粒子に
付否する性質のある微粉は通過しにくくなる。何故なら
、大粒子に付着した微粉は強く叩かないと分離しないか
らである。このような篩の特性かあるため、前記従来の
振動篩機のように、篩網に付与する振動加速度を一定に
保つものは、その振動加速度をいずれに設定したとして
も、網目に近い粒度の粒子若しくは微粉のいずれか一方
の篩分けが不十分となってしまう。しかも、篩分は運転
中も、篩網上の粒子は、絶えず振動により網上排出口側
へ搬送されてその網上排出口から順次排出されてしまう
ため、原料全体をまんべんなく篩分けることは不可能で
、篩分けにばらつきを生じて、十分な篩分けを受けない
まま排出されてしまう割合も無視できず、上述した事情
と相俟って篩分は効率が低く、せいぜい８５％を確保す
るのが精−杯であった。

尚、篩分は効率は、次式で表わされる。

篩分は効率−（実際の通過量）／（理想通過量）ここで
、理想通過量とは、ＪＩＳ　　Ｚ　　８８０１に規定の
標弗篩をロータツブ試験機に装着し、その標ｌ篩上に原
料を供給して篩分は運転したときの通過量である。

本発明は上記従来の１１情に基いてなされたもので、従
ってその目的は、篩分は効率を高め得る振動篩機を提供
するにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の振動篩機は、振動発生装置により振動される篩
本体内に篩網を配設し、この篩網上に原料を供給して篩
分けると共に、この篩網上に残った粒子を前記高木体に
設けた網上排出口から排出するようにしたものにおいて
、篩分は運転中に前記篩網に付与する振動加速度を変化
させるように前記振動発生装置を制御する運転制御装置
と、前記網上排出口を篩分は運転中は閉鎖しその篩分は
運転後に開放する開閉装置とを具備して成るものである
。

（作用）篩網に付与する振動加速度が、篩分は運転中に運転制御
装置によって変化されるから、篩分は運転中に振動加速
度が大きい状態のときと小さい状態のときが作り出され
る。この場合、振動加速度が大きい状態のときに、篩網
上の原料を篩網で強く叩くことによって、大粒子に付着
した小粒子。

微粉の分離を促進し、その小粒子、微粉の網目の通過を
促進する。そして、振動加速度が小さい状態のときに、
網目に近い粒度の粒子の飛び跳ねを抑制して、その粒子
の通過を促進する。更に、篩分は運転中は、開閉装置に
より網上排出口を閉鎖することによって、原料全体がま
んべんなく篩分けされる。

（実施例）以ド、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。１は
円筒状に構成された基台で、その内部には振動発生装置
２が配設されている。この振動発生装置２は、モータ３
と、このモータ３により駆動される駆動軸４と、この駆
動軸４にスプリング５を介して連結した従動軸６と、こ
の従動軸６の両端に、嵌着したアンバランスウェイト７
．７とから構成されている。８は基台１上に複数のスプ
リング９を介して揺動可能に受は支持された円筒状の高
木体で、これの底面板８ａの中央には前記従動軸６がハ
ウジング１０を介して回転自在に支持されている。１１
及び１２は高木体８内に上下二段に水ｆに張設した篩網
で、上段の篩網１１の網目（１」開き）は下段の篩網１
２のそれよりも大きく設定されている。そして、各篩網
１１，１２のド面に対向するように多孔状の受は板１３
．１４が設けられ、各受は板１３．１４上に円環状ゴム
製のタッピング部月１５が載せられている。この場合、
タッピング部材１５は、第２図に示すように各受けＮ１
３．１４全体にまんべんなく分散するように例えば７個
ずつ載せられ、各タッピング部材１５が受は板１３．１
４上を篩網１１，１２の下面に沿っていずれの方向にも
１由に移動できるようになっている。一方、高木体８に
は、各篩網１１，１２の上方に位置して矩形状の網上排
出口１６．１７が形成され、これら各網上排出口１６．
１７に排出口体１６ａ、１７ａが接続されている。１８
及び１９は各網上排出口１６．１７を開閉するためのシ
ャッタで、各網上排出口１６゜１７の反対側に設けたシ
リンダ２０．２１のロッド２０ａ、２１ａの先端に連結
されており、これらシャッタ１８．１９とシリンダ２０
．２１とから開閉装置２２．２３が構成されている。２
４は高木体８の下部に設けたテーパ状の製品受けで、こ
の製品受け２４の外周面には排出口体２４ａが連結され
ている。

而して、振動発生装置２のモータ３は、例えばインバー
タ、極数変換等により回転数が１１■変に構成され、篩
分は運転中のモータ３の回転数が運転制御装置２５によ
って第３図に示すように制御される。即ち、運転開始か
ら１分間は、回転数が例えば１８００　ｒｐｍに保たれ
、その俊速やかに例えば９００　ｒｐｍまで低下され、
この状態を１分間継続して、篩分は運転を終了する。こ
の場合、回転数が１８００「ｐｌｌのときには両篩網１
１．１２に付与する振動加速度がほぼ５Ｇとなり、９０
０　ｒｐｌになるとそれがほぼ２．５Ｇまで低下するよ
うに設定されている。更に、篩分は運転中は運転制御装
置２５によってシャッタ１８．１９を閉鎖して網上排出
口１６．１７を閉じ、この篩分は運転終了後、排出運転
に移行する際にシャッタ１８゜１つを開放して網上排出
口１６．１７を開放する。

そ１．て、排出運転では、モータ３の回転数を１８０　
Ｏｒｐｍに戻し、振動加速度を再び５Ｇに上げて網上ｐ
［出口１６．１７への搬送速度を高めるようになってい
る。

尚、第１図において、２６は高木体８の上面に被せた蓋
で、その中央部に原料投入口２７が設けられている。

次に、上記構成の作用について説明する。原料投入口２
７から原料を篩網１１上に投入して、篩分は運転を開始
すると、運転制御装＠２５によりモータ３が回転数１８
０　Ｏｒｐｍで運転されて両篩網１１，１２に付与する
振動加速度がほぼ５Ｇとなり、この状態が１分間保たれ
る。この後、モータ３の回転数が９００　ｒｐｍにドげ
られて振動加速度がほぼ２．５Ｇまで低下され、この状
態が１分間葆たれる。以上の篩分は運転中は、シャッタ
１８．１９を閉鎖して網上排出口１６．１７を閉じ、原
料が排出されることを防１１−する。この実施例では、
篩網１１，１．２を上下二段に設けているので、篩分は
運転中に上段のｉ！ル網１１の網目を通過した粒子が更
に下段の篩網１２で篩分けられ、これによって原料が３
段階の粒度に分級される。この篩分は運転中に、上述の
如く、振動加速度か大きい状！　（５Ｇ）のときと小さ
い状態（２，５Ｇ）のときが作り出され、振動加速度が
大きい状態のときに、篩網１１，１２上の原料を篩網１
１，１２で強く叩くことによって、大粒子に付着した小
粒子、微粉の分離を促進し、その小粒子、微粉の網に１
の通過を促進する。そして、振動加速度が小さい状態の
ときに、網目に近い粒度の粒子の飛び跳ねを抑制して、
その粒子の通過を促進する。斯くして、網１１に近い粒
度の粒子から微粉に至るまで効率良く篩分けられるよう
になる。更に、篩分は運転中は、シャッタ１８．１９に
より網上排出口１６．１７を閉鎖することによって、篩
分は運転中に網上の原料が網上排出口１６．１７から逃
げ出すことが防止されて、原料全体がまんべんなく篩分
けされ、上述した振動加速度の変化と相俟って篩分は効
率を９０％以上１００９６近くまで高めることができる
。このため、本実施例の振動篩機は、粒度試験用の試験
機（従来のロータツブ試験機に代わるもの）として利用
することができる。

尚、篩分は運転中は、振動によりタッピング部材１５を
跳ね上げて篩網１１，１２のド面を叩き、それによって
篩網１１，１２の口髭りを防止するようにしている。と
ころが、従来の振動篩機は、タッピング部材を小径の球
状に形成していて、この球状のタッピング部材が振動に
より一箇所に寄せ集まらないように、篩網の下面側を仕
切壁で護数の領域に仕切り、各領域に複数個のタッピン
グ部材を配置する構成としていたので、篩網のうち仕切
壁の真上に位置する部分にはタッピング部材が衝突せず
、この部分の目詰りが解消されない欠点があった。この
点、本実施例では、タッピング部材１５を大径の円環状
に形成し、この円環状のタッピング部材１５を篩網１１
，１２の下面に沿っていずれの方向にも自由に移動でき
る（＆成（従来の仕切壁を省いた構成）としているので
、篩網１１．１２全体をまんべんなくタッピング部材１
５によって叩くことかできて、１」詰り解消か万全とな
り、この面からも篩分は効率向上に寄！ｊできる。

一方、篩分は運転終了後は、直ちに排出運転に移行し、
ンヤッタ１８．１９を開放して網上排出口１６．１７を
開放すると共に、モータ３の回転数を１８００　ｒｐａ
＋に戻して、振動加速度を再び５Ｇに上げ、網上排出口
１６．１７への搬送速度を高めて、篩網１１，１２上に
残った粒子を速やかに排出する。排出後は、直ちに原料
の篩分けができる状態に戻り、従来のロータツブ試験機
のように１回篩分けする毎に篩網を取外して掃除しそれ
を再装着するという手間のかかる作業を行わずに済み、
作業の能率を向上できる利点がある。

尚、上記実施例では、篩分は運転中に振動加速度を５Ｇ
から２．５Ｇへ変化させるようにしたが、その変化前後
の振動加速度の大きさを適宜変更しても良く、更には、
振動加速度を最初に小さくして後で大きくしたり、或は
振動加速度の増減を複数回繰返すようにしても良く、ま
た運転時間も原料に応じて適宜変更しても良い。また、
上記実施例では、開閉装置２２．２３のシャッタ１８，
１つをシリンダ２０．２１によってスライド移動させる
ことにより網上排出口１６．１７を開閉する構成とした
が、シャッタ１８．１９の駆動源はシリンダに代えてモ
ータ等を用いても良く、またンヤッタ１８．１９の開閉
動作もスライドではなく回動としても良い等、開閉装置
２２．２３の構成は種々の変形が可能である。

その他、本発明は、上記実施例のように篩網１１．１２
を上下二段に設けたものに限らず、−段のものや三段以
上のものにも適用して実施できる等、種々の変形が可能
である。

［発明の効果］本発明は以上の説明から明らかなように、篩網に付与す
る振動加速度を、篩分は運転中に運転制御装置によって
変化させるように構成したので、振動加速度を大きくし
て、篩網上の原料を篩網で強く叩くことにより、大粒子
に付着した小粒子。

微粉の分離を促進して、その小粒子、微粉の網目の通過
を促進したり、振動加速度を小さくして、網目に近い粒
度の粒子の飛び跳ねを抑制して、その粒子の通過を促進
したりできる。しかも、篩分は運転中は、開閉装置で網
上排出口を閉鎖するようにしたので、篩分は運転中に網
上の原料が網上排出口から逃げ出すことを防止できて、
原料全体をまんべんなく篩分けでき、上述した振動加速
度の変化と相俟って篩分は効率を大幅に高めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は部分
的に破断して示す全体の正面図、第２図は第１図の■−
■線に沿って示す横断面図、第３図は運転モードを示す
図である。図面中、２は振動発生装置、３はモータ、８は箱本体、
１１及び１２は篩網、１５はタッピング部材、１６及び
１７は網上排出口、１８及び１９はシャッタ、２０及び
２１はシリンダ、２２及び２３は開閉装置、２５は運転
制御装置、２７は原料投入口である。第２図出願人　　株式会社　興和工業所運転時間第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１、振動発生装置により振動される篩本体内に篩網を配
設し、この篩網上に原料を供給して篩分けると共に、こ
の篩網上に残った粒子を前記篩本体に設けた網上排出口
から排出するようにしたものにおいて、篩分け運転中に
前記篩網に付与する振動加速度を変化させるように前記
振動発生装置を制御する運転制御装置と、前記網上排出
口を篩分け運転中は閉鎖しその篩分け運転後に開放する
開閉装置とを具備して成る振動篩機。