JP2002361176A - 回転選別装置 - Google Patents

回転選別装置

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JP2002361176A JP2001171293A JP2001171293A JP2002361176A JP 2002361176 A JP2002361176 A JP 2002361176A JP 2001171293 A JP2001171293 A JP 2001171293A JP 2001171293 A JP2001171293 A JP 2001171293A JP 2002361176 A JP2002361176 A JP 2002361176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物の選別に際して、スクリーンの目詰ま
りが起きず、乾燥状態でも湿潤状態でも長期間に渡って
連続的に極めて大量に処理ができる廃棄物の粒度選別装
置を提供する。 【解決手段】 回転選別装置は、一端部の供給側から他
端部の排出側にかけて横長で周方向に回転可能に支持さ
れた外筒と、その内側に回転方向に対応して供給側から
排出側に送りをかける螺旋送り羽根を介して支持された
スクリーン内筒と、これら外筒と内筒の供給側及び排出
側の端部を被う供給側と排出側のフードと、スクリーン
内筒内に被選別物を供給するように供給側フードに設け
られた供給手段と、スクリーン内筒の通過物と残留物と
を別々に排出するように排出側フードに設けられた排出
手段と、ブラシ周面が内筒内面に接するように両フード
間に回転可能に横架された横長の回転ブラシと、外筒と
ブラシの各回転駆動手段とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、破砕した多量の
破砕物を選別するための回転選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、破砕した建設廃材、廃棄螢光
灯ガラス片、カーペンット片等の廃棄物片などを大量に
選別する装置としては、振動篩がしばしば使用されてお
り、篩目の異なる篩を連続的に配列し、送り振動を加え
ることにより数種類の粒度に分けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動篩装置
は、振動を加えてはいるが、篩目の目詰まりがかなりの
頻度で生じて、選別能力が低下したり、目詰まり掃除の
ために運転を停止する必要があった。また、振動篩装置
は、篩を加振するので、篩と廃棄物片との間の振動騒音
が大きく、粉塵の発生も多いという問題もあった。
【0004】本発明は、選別すべき廃棄物が乾燥状態で
も湿潤状態でも選別できて且つ篩目に詰まりが起きず、
長期間に渡って連続的に極めて大量に破片や粒状物の粒
度選別処理を実施することができる選別装置を提供する
ものである。また、本発明は、被選別物の洗浄処理がで
き、運転中に振動や騒音がなく、粉塵の発生が少ない選
別装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転筒を利用
する選別装置を提供するものであり、回転選別装置は、
一端部を被選別物の供給側とし他端部を選別物の排出側
とし、周方向に回転駆動される横長の外筒と、該外筒の
内側に回転方向に対応して供給側から排出側にかけて送
りをかける螺旋送り羽根を介して支持された篩目を有す
るスクリーン内筒とを含み、外筒とスクリーン内筒との
供給側端部を被う供給側に固定フードに設けて、この供
給側フードに、スクリーン内筒内に廃棄物である被選別
物を供給する供給手段を備えている。外筒と内筒を回転
させながら、破砕された被選別物を供給手段を通じてス
クリーン内筒の供給側の端部に供給すると、被選別物
は、スクリーン内筒の篩目を通過する小粒径の通過物と
篩目を通過できない大粒径の残留物に区分される。通過
物は、内筒と外筒との間を螺旋送り羽根により排出側に
送られ、残留物は、スクリーン内筒を排出側端部に進
む。
【0006】そこで、排出側には、外筒とスクリーン内
筒の排出側端部を覆う固定フードを設け、この排出側フ
ードにはスクリーン内筒の篩目を通過した通過物と、ス
クリーン内筒の残留物と、を別々に排出する排出手段と
を設けて、それぞれ別個に回収する。そして、スクリー
ン内筒の内部には、供給側フードと排出側フードとの間
に横架されてブラシ面がスクリーン内筒内面に接するよ
うに回転駆動される横長の回転ブラシを配置して、ブラ
シの回転により、篩目に溜まった残留物を取り除いて篩
目を常に清掃し、篩目の詰まりを防止し、これにより、
長期間に渡って連続的に極めて大量に破片や粒状物の選
別処理ができ、選別作業を効率化させる。
【0007】回転ブラシの利用は、さらに、廃棄物が、
乾燥状態でも(乾式処理)、さらに湿潤状態でも(湿式
処理)、スクリーンの篩目の詰まりが起きない。蛍光灯
の廃棄物の例では、螢光灯のガラス破片から螢光塗料を
剥がしたり、廃建材の場合には泥を落とす等の被選別物
の洗浄処理も同時に行なうことができる。さらに両端部
をフードで被って実質的に密閉した外筒内での回転選別
作業であるから、運転中の振動や騒音も少なく、粉塵の
発生も少ない。さらに、供給側又は排出側のフードを取
り外し可能にして且つスクリーン内筒を抜き差し可能な
構造にすることで篩目の変更が比較的容易に実施でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の回転選別装置は、一端部
側を供給側とし他端部側を排出側として周方向に回転可
能に支持された横長の外筒と、外筒の内側に、回転に対
応して供給側から排出側に送りをかける螺旋送り羽根を
介して、支持された篩目を有するスクリーン内筒と、外
筒とスクリーン内筒との供給側端部を被う設けてスクリ
ーン内筒内に被選別物を供給する供給手段と、外筒とス
クリーン内筒の排出側端部を被う排出側フードに設けら
れて、スクリーン内筒を通過して該内筒と外筒との間を
螺旋送り羽根により他端部側に移送された通過物とスク
リーン内筒の残留物とを別々に受けて排出する排出手段
と、供給側フードと排出側フードとの間にブラシ面がス
クリーン内筒内面に接するように回転可能に横架された
横長の回転ブラシと、から成るものである。
【0009】本発明の回転選別装置は、上記のように、
横長円筒状の外筒と外筒内に挿通されて、外筒との間に
適当な隙間を設けて固定されたスクリーン内筒とが回動
可能に配置され、外筒及び内筒との両端部側に、それそ
れが、固定フードで覆われている。スクリーン内筒の例
として、多孔補強筒、例えばパンチングメタルで筒状に
形成した補強筒と該補強筒の内面に取り替え可能に取り
付けられたスクリーン網とから成るものが好ましい。補
強筒には、多数の孔が貫通開口して内筒本体を構成し、
スクリーン網は篩の役割を持っているが、篩目は、被選
別物の粒径を分別し、節目を通過した小粒径の破片は多
数の貫通孔を通って、外筒と内筒との間の隙間に至り、
隙間の破片は、外筒及び内筒の回転による螺旋送り羽根
の送り作用により、排出側へ移動させることができる。
【0010】特に、排出側端部の構造は、外筒には排出
側端部にだけスクリーン内筒の篩目よりも大きな多数の
貫通孔を形成し、且つ、スクリーン内筒が外筒の排出側
端より排出側に延出され、排出側端部が篩目の大きい延
長部とするのが好ましい。このような排出側端部の構造
に対応して、排出手段は、好ましくは排出側フードが前
後に3部に区分され、貫通孔を形成した外筒端部と連通
する小粒物排出部と、スクリーン内筒の延出部に対応す
る中粒物排出部と、スクリーン内筒の先端から大粒物を
受容する大粒物の排出部と、に区分される。
【0011】こうして、スクリーン内筒を通過した小粒
物と、スクリーン内筒の延長部を通過した中粒物と、延
長部に残留した大粒物とを各々受容するように構成す
る。スクリーン内筒を通過した小粒物は、スクリーン内
筒の篩目よりも大きな孔を多数形成した外筒の排出側端
部から小粒物排出部に落下し、中粒物はスクリーン内筒
の篩目が大きくなった延長部から中粒物排出部に落下
し、延長部に残留した大粒物が延長部の終端から大粒物
排出部に落下して、3種類の粒度別の廃棄物に選別され
る。
【0012】スクリーン内筒の内部では、回転ブラシ
が、ブラシ面がスクリーン内筒内面に接する世に配置さ
れ、その回転によってスクリーン内筒の篩目を掃くの
で、篩目の目詰まり除去するが、さらに、回転ブラシを
螺旋状に形成して、その回転方向により供給側から排出
側にかけて被選別物に送るようにするのがよい。
【0013】さらに、好ましくは、回転ブラシと平行に
して、スクリーン内筒の底部において被選別物を供給側
から排出側にかけて送りをかけるように供給側フードと
排出側フードとの間で回転可能に横架された回転螺旋羽
根が設けられる。回転螺旋羽根を追加することにより、
連続的に供給される被選別物を滞留しがちな供給側から
早く排出側へと移動分散させることができる。このよう
なも螺旋形状ブラシと回転螺旋羽根は、選別作業を著し
く向上させることができる。
【0014】外筒及びスクリーン内筒は、支持基台5上
で、供給側から排出側に低くする傾斜状態に設置される
のが好ましい。傾斜配置は、被選別物の供給側から排出
側への移動が容易になり、特にスクリーン内筒の篩目を
通過しそうにな大きな破片を早く残留物としてスクリー
ン内筒の排出側端から排出して、スクリーン内筒の傷み
を少なくすることができる。
【0015】このような選別装置においては、供給側又
は排出側のフードは、装置の基台に固定されているが、
いずれか又は双方を取り外し可能にして、外筒を開放で
きるるようにするのが好ましく、内部の点検や補修やさ
らに、スクリーン網の取り替えを容易にする。特に、ス
クリーン網の取り替えだけで簡単に篩目の変更を行うこ
とができる。特に、スクリーン内筒を外筒から抜き差し
可能にすると回転選別装置の外でスクリーン網の取り替
えができるようになる。
【0016】
【実施例】以下に示す実施例の回転選別装置1は、廃棄
螢光灯の粉砕片を被選別物W0として、それらを螢光塗
料の粉末や小粒物通過物W1とガラス片の中粒物通過物
W2と口金等の大粒物通過物W3とに選別する例を示
す。
【0017】回転選別装置1は、図1において外筒11
が、給側が高く排出側が低く緩傾斜するように基台5上
に、支持されており、外筒は、周方向(例えば、図3に
示すように排出側から見て時計方向Y1)に回転可能に
横長に配置されている。支持基台5上には、外筒11の
回転駆動部60が配置されて、回転駆動部60が、外筒
を回転させる。
【0018】外筒11の内側には、スクリーン内筒23
が、螺旋送り羽根21を介して支持されている。外筒1
1の回転により、同時に螺旋送り羽根21を介して連動
して、スクリーン内筒をも回転させる。この螺旋送り羽
根21は、外筒11とスクリーン内23筒との間の隙間
ないし通路を確保するスペーサの役割をするもので、同
時に、外筒11の回転方向Y1の回転により供給側から
排出側にかけて選別物を送る作用を有し、スクリーン内
筒の篩目を透過した通過物を排出側に移動させる。螺旋
送り羽根21は、図1、図2と、特に、図4に示すよう
に外筒の内面に螺旋にした帯体として取り付けられてい
る。
【0019】図1と図2に示すように、供給側フード3
1が、これら外筒11とスクリーン内筒23の供給側端
部を被うように支持基台5上に配置され、被選別物の供
給部35が、供給側フード31に設けられて、スクリー
ン内筒23内に被選別物W0を供給する。
【0020】支持基台5上には、図1と図2に示すよう
に、排出側フード33が、外筒11とスクリーン内筒2
3の排出側端部を被うように固定されており、排出部4
1、42、43が、スクリーン内筒23の通過物W1、
W2と残留物W3とを別々に排出するように排出側フー
ド33内に連設されている。排出側フード内には仕切り
板332、331により区分された区画を排出室34
A、34B、34Cとし、排出部41、42、43は、
排出室34A、34B、34Cとそれぞれ連接されたシ
ュートを成している。
【0021】さらに、図1、図2及び図5に示すよう
に、回転ブラシ50が、ブラシ外周面51がスクリーン
内筒内面23Aに接するように供給側フード31の端面
31Aと排出側フード33の端面33Aとの間に回転可
能に横架されている。
【0022】さらに詳しくは、外筒11を回転させる回
転駆動部60について、図1及び図5に示すように、外
筒11にはその外周面に供給側と排出側に一対のリング
歯車61、62を取り付けている。回転駆動部60は、
支持基台5上に据え付けられたモータM1によって減速
機63を介して回転駆動される左右一対の回転軸64、
65と、これら回転軸64、65に取り付けられて、外
筒11の上記一対のリング歯車61、62に噛み合って
支持するピニオン64A、65Aと、左右一対の回転軸
64、65を回転結合している伝導部66とから構成さ
れている。左右一対の回転軸64、65及びそれらのピ
ニオン64A、65Aは、外筒11を回転方向Y1へ回
転させるようにモータM1によって減速機63を介して
回転駆動される。
【0023】スクリーン内筒23は、この例では図4及
び図5に示すように、篩目に比して大きな孔26を有す
る外側のパンチングメタルから円筒状に加工した多孔補
強筒24とその内面に取り替え可能に取り付けられた篩
目の小さなスクリーン網25とから成っている。スクリ
ーン内筒23は、この例では、図4に示すように、螺旋
送り羽根21の内縁部に隔設されたブラケットBに内側
からネジ等で取り外し可能に取り付けられている。スク
リーン内筒23は、供給側と排出側のフード31、33
のいずれか一方を支持基台5と外筒11とから取り外し
て、この状態で、外筒11及び螺旋送り羽根21内から
抜き出しと挿入が可能にされている。
【0024】供給側フード31は、外筒11とスクリー
ン内筒23とを覆うように円筒周縁部と端面31A(鏡
板部)とから成っている。端面31Aには供給部35が
配置されているが、供給部35は、スクリューコンベヤ
35Bがフード端面を貫通して配置され、被選別物W0
のホッパー35Aが、スクリューコンベヤ35Bの後部
に連接され、スクリューコンベヤ35Bのスクリューが
減速機付きモータM2で回転駆動される。スクリューコ
ンベヤ35Bの供給端がスクリーン内筒23内に挿入さ
れているので、ホッパーに投入された被選別物が、スク
リーン内筒23内部に連続的に装入することができる。
【0025】他方の排出側フード33は、外筒とスクリ
ーン内筒とを覆って円筒周縁部と鏡板部とから成ってい
る。排出側フード内では、外筒11の排出側フード33
内に収容されている排出側端部12に、大きな孔13が
多数開設されている。他方のスクリーン内筒23は、図
4に示すように、外筒11の排出端から突き出た延長部
23Bを設けて、内筒本体部23Aから延設している。
この延長部23Bには、図2に示す用に、内筒本体部2
3Aよりも篩目の大きなスクリーン網25Bが取り付け
られている。
【0026】排出側フード33は、図1及び図2におい
て、上述のように、長手方向に仕切り板332、333
を用いて3分割されている。仕切り板332は外筒11
の端部に近接して配置され、仕切り板333はスクリー
ン内筒23の排出側端部23Bに近接して配置されてい
る。そこで、端部331から仕切り板332の間の区画
が、外筒11の排出側端部に数開設された多数の大きな
孔13からの小粒物の落下を受止する小粒物排出室34
Aとされている。仕切り板332、333の間の区画
が、スクリーン内筒の上記延長部23の中粒物の落下を
受容する中粒物排出室34Bとされている。
【0027】さらに、仕切り板333から端面33Aの
間の区画が、排出側フードの先端にスクリーン内筒23
の先端から落下する大粒物の落下を受容する大粒物排出
室34Cとを構成している。そして、この例では、各排
出室34A、34B、34Cは、それぞれ、排出部とし
て、下向きのシュートにより区分され、各分類した粒度
の廃物片が回収される。
【0028】このようにして、スクリーン内筒23を通
過して選別されて螺旋送り羽根21によって送られて来
た粉末や小粒物通過物W1が、排出側フード33内の小
粒物排出室34Aを経て小粒物排出部41へ排出され、
上記の延長部23のスクリーン網25Bを通過した中粒
通過物W2は、排出側フード33内の中粒物排出室34
Bから中粒物排出部42へと排出される。スクリーン網
25Bを通過しないで残留した大粒通過物W3は、補助
スクリューコンベヤ70によってスクリーン内筒23の
排出側端から排出側フード33内の大粒物排出室34C
を経て大粒物排出部43へと排出される。これらの例
で、小粒物排出部41、中粒物排出部42及び大粒物排
出部43は、何れもシュートが使用されている。
【0029】上述のように、小粒通過物W1と中粒通過
物W2とが混入するのを防止するのに仕切り板を用いた
が、螺旋送り羽根21を外筒11の排出側端部12で逆
ねじりで小粒物排出部41へ戻すようにしてもよい。さ
らに、排出側フード33には埃や粉体を収集して分離す
るサイクロンセパレータ75への接続部33Bや、覗き
窓G1、G2が設けられている。
【0030】回転ブラシ50は、図5に例示するよう
に、軸本体の周囲に剛性の高い金属線又は合成樹脂線な
どの線状体を放射状に多数植設しているが、この実施例
では、線状体の植設分布をその回転方向Y1に対して供
給側から排出側にかけて被選別物W0に送りをかける螺
旋状を成している。このような螺旋状の回転ブラシは、
線状体の先端が成すブラシ外周面51がスクリーン内筒
23の内面23C(即ち、スクリーン網)に接触するよ
うに下部左寄り(図3に示すように排出側から見て)に
両フード端面31A、33Aの間で適宜軸受を介して横
架されている。回転ブラシ50は、軸本体が供給側フー
ド31に搭載された減速機付きモータM4に連結され
て、回転駆動される。
【0031】回転ブラシ50は、図2及び図5に示すよ
うに、被選別物W0が回転スクリーン内筒23に連れて
上がって落下して集まる場所の下部寄りに配置されてい
る。ブラシ50の利用により、選別促進と、スクリーン
内筒の閉塞防止と洗浄の作業とを実施することができ
る。
【0032】さらに、この実施例では、補助スクリュー
コンベヤ70が設けられるが、両フード端面31A、3
3Aの間で軸受を介して回転可能に支持されており、供
給側フード31に搭載された減速機付きモータM3によ
ってスクリーン内筒内の被選別物に供給側から排出側へ
送りをかけるように回転駆動され、被選別物が排出側へ
移送でき、スクリーン内筒内での被選別物滞留が防止さ
れ、特に、湿潤した被選別物に対しても排出が容易とな
る。特に、この実施例では、回転ブラシと補助スクリュ
ーコンベヤ70との併用により、篩目の閉塞防止と移送
の確保とこれに伴う選別の迅速化が図れ、選別装置の効
率化を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の回転選別装置は、外筒とスクリ
ーン内筒とを回転させて、被選別物を装入したスクリー
ン内筒の篩目により粒度分別し、さらに、回転ブラシを
スクリーン内筒に配置して、スクリーン内筒の篩目閉塞
を防止するようにしたので、長期間に渡って連続的に極
めて大量に破片や粒状物の高速の選別処理ができる。
【0034】特に、本発明の選別装置は、回転ブラシの
使用をするので、被選別物の洗浄処理も有効に実施する
ことができる。例えば、螢光灯ガラス破片から螢光塗料
を剥がして回収することや、廃建材から泥や塗料を落と
すことができる。
【0035】本発明の選別装置は、円筒状の回転容器と
その両端部を覆う供給側及び排出側のフード部から成る
ので、閉鎖した外筒内での回転による選別作業であるか
ら運転中の振動や騒音もなく、粉塵の発生も少ない。
【0036】本発明の回転選別装置は、スクリーン内筒
を多孔補強筒と取り替え可能に取り付けられたスクリー
ン網とから成るようにすれば、供給側又は排出側のフー
ドを取り外すことにより、スクリーン網の取り替えが容
易になり、その取り替えだけで極めて簡単に篩目の変更
を行うことができるようになる。
【0037】さらに、供給側又は排出側のフードを取り
外し可能にして且つスクリーン内筒を抜き差し可能な構
造にすれば、スクリーン内筒の交換により、篩目の変更
が比較的容易に実施できる。
【0038】本発明の回転選別装置は、外筒には、排出
側端部にスクリーン内筒の篩目よりも大きな孔を多数形
成し、スクリーン内筒を外筒の排出側端から延出して篩
目が大きな延長部としすれば、被選別物を大粒、中粒及
び小粒に選別することができる。これに対応して、排出
手段を、スクリーン内筒を通過した小粒物と、スクリー
ン内筒の延長部を通過した中粒物と、延長部に残留した
大粒物とを各々受ける小粒物排出部と中粒物排出部と大
粒物排出部とに区分して配置すれば、被選別物から、そ
れぞれ、小粒物、中粒物及び大粒物に区分して有効に回
収することができる。
【0039】回転ブラシは、その回転方向に対して供給
側から排出側にかけて被選別物に送りをかける螺旋状に
すれば、ブラシ回転によってスクリーン内筒の目詰まり
除去し、被選別物を供給側から排出側に送りをかけるこ
とができ、スクリーン内筒内に残留している被選別物を
効率的に排出側に分散させ輸送することができ、選別の
効率を高めることができる。
【0040】外筒及びスクリーン内筒を、供給側が高く
排出側が低く傾斜状態に配置すれば被選別物の供給側か
ら排出側への移送が容易になり、特にスクリーン内筒の
篩目を通過しそうにない大きな破片を早く残留物として
スクリーン内筒の排出側端から排出して、スクリーン内
筒の損傷の防止やそのような損傷による粗大物の通過の
防止が可能であり、あるいはまた、損傷した部位での被
選別物の堆積を少なくすることができ、スクリーン内筒
の寿命の向上と、装置メンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る傾斜式回転選別装置の
側面図を示す。
【図2】 図1に示した傾斜式回転選別装置の平面図を
示す。
【図3】 図1に示した回転選別装置の排出側から見た
端面を示す。
【図4】 図1に示した回転選別装置のスクリーン内筒
の部分斜視図を示す。
【図5】 図1に示した回転選別装置の部分断面から見
た斜視図である。
【符号の説明】
1 回転選別装置 5 支持基台5 11 外筒 12 外筒の排出側端部 13 孔 21 螺旋送り羽根 23 スクリーン内筒 23B 延長部 23C スクリーン内筒内面 24 パンチングメタル製補強筒 25 スクリーン網 31 供給側フード 33 排出側フード 35 供給手段 41 排出手段(小粒排出部) 42 排出手段(中粒排出部) 43 排出手段(大粒排出部) 50 回転ブラシ 60 回転駆動手段 70 補助スクリューコンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 1/52 B07B 1/52 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を選別する回転選別装置におい
    て、 一端部側を供給側とし他端部側を排出側として周方向に
    回転可能に支持された横長の外筒と、 外筒の内側に、回転に対応して供給側から排出側に送り
    をかける螺旋送り羽根を介して、支持された篩目を有す
    るスクリーン内筒と、 外筒とスクリーン内筒との供給側端部を被う供給側フー
    ドと、この供給側フードに設けてスクリーン内筒内に被
    選別物を供給する供給手段と、 外筒とスクリーン内筒の排出側端部を被う排出側フード
    と、この排出側フードに設けられて、スクリーン内筒を
    通過して該内筒と外筒との間を螺旋送り羽根により他端
    部側に移送された通過物とスクリーン内筒の残留物とを
    別々に受けて排出する排出手段と、 供給側フードと排出側フードとの間にブラシ面がスクリ
    ーン内筒内面に接するように回転可能に横架された横長
    の回転ブラシと、から成ることを特徴とする回転選別装
    置。
  2. 【請求項2】 スクリーン内筒が、多孔補強筒と、該補
    強筒の内面に取り替え可能に取り付けられて篩目を成す
    スクリーン網と、から成り、 る請求項1記載の回転選別装置。
  3. 【請求項3】 外筒の排出側端部にスクリーン内筒の篩
    目よりも大きな多数の貫通孔が形成され、且つ、スクリ
    ーン内筒が外筒の排出側端よりフード側に延出されて篩
    目を有する延長部をなし、 排出手段が、スクリーン内筒を通過した小粒物とスクリ
    ーン内筒の延長部を通過した中粒物と延長部に残留した
    大粒物とをそれぞれ受ける小粒物排出部と中粒物排出部
    と大粒物排出部とから成る請求項1又は2に記載の回転
    選別装置。
  4. 【請求項4】 回転ブラシが、その回転方向に対して供
    給側から排出側にかけて被選別物に送りをかける螺旋形
    状成している請求項1ないし3いずれかに記載の回転選
    別装置。
  5. 【請求項5】 供給側フードと排出側フードとの間でス
    クリーン内筒の底部に回転可能に横架されて、スクリー
    ン内筒内の被選別物を供給側から排出側に送りをかける
    回転螺旋羽根が設けられた請求項1ないし4いずれかに
    記載の回転選別装置。
  6. 【請求項6】 外筒及びスクリーン内筒は、供給側が高
    く排出側が低く傾斜した状態に支持基台5上に設置され
    ている請求項1ないし5いずれかに記載の回転選別装
    置。
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