JPH0289922A

JPH0289922A - 調理器

Info

Publication number: JPH0289922A
Application number: JP24290988A
Authority: JP
Inventors: Kazufumi Matsushima; 松島　和文
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-09-28
Filing date: 1988-09-28
Publication date: 1990-03-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、高周波によるレンジ調理およびヒータ発熱
によるオーブン調理を可能とする調理器に関する。

（従来の技術）調理器たとえば電子１１ンジは、高周波発生装置たとえ
ばマグネトロンを備えており、マグネトロンの発振動作
により加熱室内に高周波を供給し、食品を誘電加熱する
ようにしている。

また、加熱室に通風口を設け、ざらにマグネトロンの近
傍にファンを設け、調理中はファンを動作させてマグネ
トロンに冷却風を供給するとともに、そのマグネトロン
を冷却した後の風を加熱室内に導き、食品から発生する
蒸気等を外部に排出するようにしている。

ところで、電子レンジにおいては、加熱室内にヒータを
設け、マグネトロンによるレンジ調理に加えてヒータの
発熱によるオーブン調理を可能とするものがある。

オーブン調理のレパートリとしては、食品への焦げ目付
け、クツキーの焼き上げなど、種々のものがある。また
、最近は、食パンなどのトースト焼きもレパートリとし
て加わるようになった。

（発明が解決しようとする課題）ただし、食パンなどは水分を含んでいるため、トースト
焼きに際して食品から蒸気が発生し、それが加熱室内に
篭もることがある。

この場合、加熱室の扉の覗き窓（バリア部分）に蒸気が
付着し、加熱室内の食品の状態を外から見れなくなって
しまう。

しかも、篭もった蒸気は吸入用の通風口を逆行してマグ
ネトロンやファンのある機械室に侵入し、電気部品の絶
縁性を劣化させることがある。

この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ヒータ発熱によるオーブン調
理時、加熱室内の食品の状態を外から確実に見ることが
でき、しかも電気部品の絶縁性に悪影響を与えることの
ない信頼性にすぐれた調理器を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）通風口を有する加熱室と、この加熱室内に高周波を供給
する高周波発生装置と、この高周波発生装置に冷却風を
与えるファンと、前記高周波発生装置を冷却した後の風
を前記加熱室内に導く手段と、前記加熱室内に設けたヒ
ータと、このヒータの発熱時に前記ファンを動作せしめ
る手段とを備える。

（作用）ヒータの発熱時もマグネトロン冷却用のファンが動作し
、加熱室内の通気がなされる。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図および第２図において、１は調理器である電子レ
ンジの本体で、前面に扉２を開閉自在に枢支するととも
に、操作パネル３を設けている。

扉２に対応する本体１内には加熱室４を配設し、その加
熱室４の底部に食品載置用のテーブル５を設ける。

なお、加熱室４は、−側面に吸気用の通風口４ａを有し
、他側面に排気用の通風口４ｂを有している。

また、加熱室４の天井面に開口６を形成し、そこに導波
管７の一端を接続する。そして、導波管７の他端外周に
高周波発生装置であるマグネトロン８を取付け、そのマ
グネトロン８のアンテナ８ａを導波管７内に導入する。

マグネトロン８が存する部分は機械室となっており、そ
こにマグネトロン冷却用のファン９を設ける。そして、
マグネトロン８から加熱室４の通風口４ａにかけてダク
ト１０を設ける。

さらに、加熱室４内の上部にヒータ１１を設ける。

加熱室４の側面に加熱室内温度（以下、庫内温度と称す
）を検知するための温度センサ１２を設ける。

一方、２０は商用交流電源で、その電源２０にリレー接
点３１ａおよび高圧トランス２１などを介して上記マグ
ネトロン８を接続する。

電源２０にリレー接点３１ａを介してファンモータ９Ｍ
を接続する。

’ｌＲ２Ｏにリレー接点３２ａを介してヒータ１１を接
続する。

電源２０に降圧トランス２２を介して制御部３０を接続
する。

制御部３０は、電子レンジ゛全般にわたる制御を行なう
もので、マイクロコンピュータおよびその周辺回路から
なる。

この制御部３０に、リレー３１，３２、操作部３３、表
示部３４を接続する。

操作部３３および表示部３４は、上記操作パネル３に設
けている。

つぎに、上記のような構成において第３図を参照しなが
ら動作を説明する。

操作部３３でレンジ調理および所望の調理時間を設定し
、かつ調理開始操作を行なう。

すると、制御部３０は、リレー３１を付勢してマグネト
ロン８を発振動作させ、調理を開始する。

このとき、同時にファンモータ９Ｍが動作し、ファン９
が回転してマグネトロン８に冷却風が与えられる。

マグネトロン８を冷却した後の風はダクト１０および通
風口４ａを通って加熱室４内に導かれる。

導かれた風は加熱室４内の蒸気等を伴い、通風口４ｂお
よび本体ケースの通風口（図示しない）を通って外に排
出される。

この調理時、制御部３０は時間経過をカウントしており
、設定調理時間が経過すると、そこでリレー３１を消勢
してマグネトロン８の発振動作およびファンモータ９Ｍ
の動作を停止する。つまり、調理の終了となる。

一方、加熱室４内に食品たとえば食パンを収め、扉２を
閉じる。そして、操作部３３でオーブン調理の特にトー
スト焼きを設定し、かつ調理開始操作を行なう。

すると、制御部３０は、リレー３２を付勢してヒータ１
１を発熱動作させ、調理を開始する。

この調理時、制御部３０は温度センサ１２によって庫内
温度を検知し、その庫内温度がトースト焼き用の設定温
度たとえば２００℃となるよう、リレー３１を制御して
ヒータ１１の発熱動作をオン、オフする。

また、制御部３０は時間経過をカウントしており、調理
開始から一定時間たとえば２分が経過すると、リレー３
１を定期的たとえば３０秒ごとに１〜３秒ずつ付勢する
。

リレー３１が付勢されると、マグネトロン８およびファ
ンモータ９Ｍへの通電がなされる。

ただし、この通電は１〜３秒という短時間であるため、
マグネトロン８は発振動作に至らず、ファンモータ９Ｍ
のみが動作する。（食品が高周波の影響を受けない）。

こうして、ファン９が回転することにより、風がダクト
１０および通風口４ａを通して加熱室４内に導かれる。

この場合、通風時に庫内温度が若干（５℃〜１０℃程度
）低下するが、短時間であるためすぐに復帰し、調理に
影響はない。

その後、トースト焼き用に予め定められている設定調理
時間たとえば４分が経過すると、制御部３０はリレー３
２を消勢し、ヒータ１１の発熱動作を停止する。なお、
リレー３２の定期的な付勢も停止する。つまり、調理の
終了となる。

このように、トースト焼きに際して加熱室４内の通気を
行なうことにより、たとえ食パンなどから蒸気が発生し
ても、それが加熱室４内に篭もるようなことはない。

したがって、扉２の覗き窓（バリア部分）に蒸気が付着
するような不具合はなく、加熱室４内の食品の状態を外
から確実に見ることができる。

しかも、蒸気が通風口４ａを逆行してマグネトロン８や
ファン９のある機械室に侵入することもなく、電気部品
の絶縁性に悪影響を与えない。

また、ファン９を動作させるに当たっては特別にリレー
を設けるなどの処置が不要であり、安価にできる。

なお、上記実施例では、トースト焼きを例に説明したが
、他のオーブン調理において同様に実施することも勿論
可能である。

また、コストの上昇を招くかもしれないが、たとえば第
４図に示すように２つのリレーを増設し、さらにファン
モータ９Ｍとして速度切換可能なものを採用し、トース
ト焼きなどのオーブン調理時にファン９を調理に影響を
与えない程度の低速度回転で連続的に動作させるように
してもよい。

すなわち、制御部３０にリレー３５．３６を接続すると
ともに、ファンモータ９Ｍを高速度タップＨおよび低速
度タップＬを有するものに置換える。

さらに、ファンモータ９Ｍの高速度タツブエ（をリレー
接点（双方向性接点）３６ａの常閉側固定端子に接続し
、低速度タップＬを同じくリレー接点３６ａの常開側固
定端子に接続し、そのリレー接点３６ｇの可動端子をリ
レー接点３５ａを介して電源２０に接続する。

この場合、制御部３０は、レンジ調理時はリレー３１．
３５を付勢し、マグネトロン８を発振動作させるととも
に、ファン９を高速度回転させる。

トースト焼きなどのオーブン調理時はリレー３２．３５
．３６を付勢し、ヒータ１１を発熱動作させるとともに
、ファン９を低速度回転させることになる。

その他、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。

［発明の効果］以上述べたようにこの発明によれば、通風口を有する加
熱室と、この加熱室内に高周波を供給する高周波発生装
置と、この高周波発生装置に冷却風を与えるファンと、
前記高周波発生装置を冷却した後の風を前記加熱室内に
導く手段と、前記加熱室内に設けたヒータと、このヒー
タの発熱時に前記ファンを動作せしめる手段とを備えた
ので、ヒータ発熱によるオーブン調理時、加熱室内の食
品の状態を外から確実に見ることができ、しかも電気部
品の絶縁性に悪影響を与えることのない信頼性にすぐれ
た調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における加熱室および制御
回路の構成を示す図、第２図は同実施例における加熱室
およびその周辺部の構成を上方から見た図、第３図は同
実施例の動作を説明するためのタイムチャート、第４図
はこの発明の他の実施例における加熱室および制御回路
の構成を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

通風口を有する加熱室と、この加熱室内に高周波を供給
する高周波発生装置と、この高周波発生装置に冷却風を
与えるファンと、前記高周波発生装置を冷却した後の風
を前記加熱室内に導く手段と、前記加熱室内に設けたヒ
ータと、このヒータの発熱時に前記ファンを動作せしめ
る手段とを具備したことを特徴とする調理器。