JPH0288832A - 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合工法に
係るものである。

（従来の技術） 従来の柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造とする複合
構造における前記柱、梁の接合部の施工は、第６図及び
第７回に示すように鉄筋コンクリート柱（八）の互いに
直交する二方向に交叉するように鉄骨梁（ｆｌ）を貫通
して、柱主筋［ａ）とフープ筋（ｂ）とを組立て、コン
クリートを打設して行っていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら前記従来の工法では、鉄筋コンクリート柱
の互いに直交する二方向に交叉するように鉄骨梁を貫通
して、柱主筋とフープ筋とを組立てコンクリートを打設
して柱梁を接合するため、鉄骨梁の応力が鉄筋コンクリ
ート柱に十分伝達されず、接合部の耐力が弱くコンクリ
ートの靭性にも欠けるという問題点があった。

本発明は前記従来技ｆ＋ｉの存する問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とする処は、接合部の耐力性と
靭性とが向上される鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接
合工法を提供する点にある。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る鉄筋コンクリ
ート柱と鉄骨梁との接合工法は、鉄筋コンクリート柱と
同柱に互いに直交する二方向に配設された各１対の鉄骨
梁との接合部の上下に、各自由端に水平溝孔が欠截され
た垂直平鋼板を十文字状に交叉してなる上下各接合金具
を配設するとともに、前記接合部の中間部に、垂直帯鋼
板よりなる国字型主体の四周より外側に接合部片が突設
された中間接合金具を前記主体に柱主筋が囲繞されるよ
うに配設し、前記上下各接合金具における各垂直鋼板自
由端の水平溝孔を相対する各１対の鉄骨梁の各フランジ
に係合、溶着するとともに、前記中間接合金具における
接合部片を相対する各１対の鉄骨梁の各ウェブに接合し
たのち、前記接合部にコンクリートを打設することを特
徴とするものである。

（作用） 本発明においては前記したように、鉄筋コンクリート柱
と同柱に互いに直交する二方向に配設された各１対の鉄
骨梁との接合部の上下に配設された垂直平鋼板を十文字
状に交叉してなる接合金具における前記平鋼板自由端の
水平溝孔を、相＋＝１する各一双の鉄骨梁のフランジに
係合して溶着したので、同各一双の鉄骨梁の曲げ応力が
鉄筋コンクリート柱に伝達されるものである。

また前記接合部の中間部に配設された、中間接合金具に
おける垂直帯鋼板よりなる強度剛性の高い国字型主体の
四周より外側に突設された接合部片が、相対する各１対
のウェブに接合されているので、鉄骨梁の垂直剪断力が
鉄筋コンクリート柱に伝達される。

而して前記各接合金具によって相対する各１対の鉄骨梁
間を接合したのち、コンクリートを打設するものである
が、この際、前記各接続金具を構成する部片が垂直板よ
り構成されているのでコンクリート充填性が向上し、ま
た前記中間接合金具の国字型主体によって柱主筋が囲繞
されているので、同部分のコンクリートの拘束力が増大
し、柱梁接合部の耐力と・靭性とが同−ｌニする。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

第４回は上下接合金具（ａ）を示し、各自由端部に水平
溝孔（２）が欠截された、夫々所定の間隔を存して平行
に配設された各一双の垂直帯鋼板（＋）（１）、（１）
（１）を十文字状に交叉、結合して構成されている。

なお図示の実施例においては、一方の垂直帯鋼板（１）
（＋）はＸ方向全長に亘って延び、他方の垂直平鋼板（
１）（１１は、前記垂直平鋼板（１）（＋１の中央部外
側よりＹ方向に延びる外側片（１’ａ　＋１’ａｌと、
前記両垂直帯鋼（反（］）（＋）の対向面間に配設され
た内側片（２））（２））とより構成され、前記内外側
各月は垂直帯鋼板（１）（１）に溶接（３）されている
。なお上下接合金具（ａ）はこの他、任意の方法で製作
される。

第５図は中間接合金具（ｂ）を示し、垂直帯鋼板より構
成された方形枠（３）内に、十文型部上垂直（ＩＰ鋼板
（４１＋４１が一体に結合された国字型主体（５）にお
ける前記方形枠（３）の外側面より、前記部上垂直帯＠
板（４）の延長上に沿って接合部片（６）が突設され、
同接合部片（６）にはボルト孔（７）が穿設されている
。

なお図示の実施例では両端部に接合部片（６）が−体に
成形されたＸ方向の部上垂直帯鋼板（４）のＹ方向両面
に、前記方形枠（３）を２分割してなる一双のコ字状枠
が溶接（ロ）され、前記部上垂直帯鋼板（４）の中央部
と前記両コ字状枠との間に一双のＹ方向の部上垂直帯鋼
板（４）が溶接（６）され、前記両コ字状枠の外側面に
、前記部上垂直帯鋼板（４）の延長上に位置する接合部
片（６）が溶接（ロ）されている。

なお前記中間接合金具（ｂ）はこの他、任意の方法で製
作される。

而して鉄筋コンクリート柱（＾）と、同社（八）に対し
て互いに直交するＸ、Ｙ両方向に配設される各一対の鉄
骨梁（Ｂ）　ｅとの接合部の上下に、夫々前記接合金具
（ａ）を配設するとともに、同各接合金具（ａ）のＸ方
向及びＹ方向の垂直平鋼板（＋）（１）、＋１）（１）
の各先端部に欠截された水平溝孔（２）を、Ｘ方向及び
Ｙ方向に夫り相対する鉄骨梁（Ｂ）　ＣＢ）並に０動の
各フランジ（８）に係合するとともに溶接する。

また前記接合部における中間部に、中間接合金具（ｂｌ
を田字型主体（５）が柱主筋（９）を囲繞するように配
設し、同主体（５）の四周より突設された接合部片（６
）をＸ方向及びＹ方向に夫々相対する鉄骨梁（Ｂ）（Ｂ
）並に０３１［３’ｌの各ウェブ００に、ボルト孔（７
）を利用してボルト（１１）で接合し、前記中間接合金
具（ｂ）の上下に、柱主筋（９）を囲繞する帯筋０２）
を取付ける。

しかるのち柱部のコンクリートθつを打設して鉄筋コン
クリート柱（Ａ）　　と鉄骨梁（Ｂ）　（Ｂ）、０頓を
接合するものである。

（発明の効果） 本発明によれば前記したように、鉄筋コンクリート柱と
、同社に直交する二方向に配設された各１対の鉄骨梁と
の接合部の上下に、各自由端に水平ｉ１４孔が欠截され
た垂直平鋼板を十文字に交叉してなる上下接合金具を配
設し、前記各垂直平鋼板の自由端の水平ｉＭ孔を相対す
る各１対の鉄骨梁のフランジに係合して溶着することに
よって、鉄骨梁より鉄筋コンクリート柱に曲げ応力が伝
達されるようにし、また前記接合部の中間部に、帯鋼板
・よりなる田字型主体の四周より外側に接合部片が突設
された中間接合金具を、前記主体が柱主筋を囲繞するよ
うに配設し、前記接合部片を相対する各１対の鉄骨梁の
各ウェブに接合することによって、鉄骨梁の垂直剪断力
が鉄筋コンクリート柱に伝達されるようにし、かくして
鉄骨梁と鉄筋コンクリート柱との間の応力の伝達が確実
に行なわれるようにするものである。

また前記各接合金具は平板を垂直に設置して構成されて
いるので、コンクリート打設時におけるコンクリートの
充填性が向上するとともに、接合部のコンクリートが柱
主筋を囲繞する前記中間接合金具の田字型主体によって
拘束力を増大され、この結果鉄筋コンクリート柱と鉄骨
梁との接合部の耐力とＩＩＪ性とが向上される。

請求項２の発明は、前記中間接合金具を各自由端縁に鉄
骨梁のフランジに保合、溶着される水平）？４孔が欠截
された各一双の互いに平行に配設された垂直平鋼板を十
文字状に交叉結合して構成したことによって、鉄骨梁と
鉄筋コンクリート柱との間の曲げ応力の伝達を可能なら
しめ、構造的に信頼性の高い鉄筋コンクリート柱と鉄骨
梁との接合部を構成しうるちのである。

請求項３の発明は、前記中間接合金具を、帯鋼板より構
成された方形枠と、同方形枠の変形を防止する十字型軸
止帯鋼板とを一体に結合してなる剛性が大で、且つ柱主
筋を囲繞する田字型主体における前記方形枠の外側面よ
り、前記部上＠仮の延長方向に亘って、相対する鉄骨梁
のウェブ部に接合されるボルト孔を有する接合部片を突
設して構成したことによって、鉄骨梁の垂直剪断力の伝
達を可能ならしめ、構造上合理的な鉄筋コンクリート柱
と鉄骨梁との接合部を構成しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第Ｆ図は本発明の方法によって施工された鉄筋コンクリ
ート柱と鉄骨梁との接合部を示す縦断面図で、第２図及
び第３図の矢視１−１回、第２図は第１図の矢視■−■
図、第３図は第１図の矢視■−■図、第４図は上下接合
金具の斜視図、第５図ｔ：を中間接合金具の斜視図、第
６図及び第７図は夫々従来工法によって施工された鉄筋
コンクリ−１・柱と鉄骨梁との接合部を示す横断平面図
及び縦断面図である。 （Ａ）−一鉄筋コンクリート柱 （Ｂ）■・・・鉄骨梁　　　　（１１ｆ１１−・垂直平
鋼板（２）−−一水平溝孔　　　　　（３）一方形枠（
４）　（４）・・・十字型幅止垂直帯鋼板田字型主体 接合部片 （７）−・ボルト孔 （８）−フランジ （９）−一柱主筋 θ０） ウェブ ボルト コンクリート

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉄筋コンクリート柱と同柱に互いに直交する二方
   向に配設された各１対の鉄骨梁との接合部の上下に、各
   自由端に水平溝孔が欠截された垂直平鋼板を十文字状に
   交叉してなる上下各接合金具を配設するとともに、前記
   接合部の中間部に、垂直帯鋼板よりなる田字型主体の四
   周より外側に接合部片が突設された中間接合金具を前記
   主体に柱主筋が囲繞されるように配設し、前記上下各接
   合金具における各垂直鋼板自由端の水平溝孔を相対する
   各１対の鉄骨梁の各フランジに係合、溶着するとともに
   、前記中間接合金具における接合部片を相対する各１対
   の鉄骨梁の各ウェブに接合したのち、前記接合部にコン
   クリートを打設することを特徴とする鉄筋コンクリート
   柱と鉄骨梁との接合工法。
2. （２）前記上下接合金具は、各自由端縁に水平溝孔が欠
   截された各一双の互いに平行に配設された垂直平鋼板を
   十文字状に交叉、結合してなる請求項１記載の鉄筋コン
   クリート柱と鉄骨梁との接合工法。
3. （３）垂直帯鋼板より構成された方形枠内に、十字型幅
   止垂直帯鋼板一体に結合してなる田字型主体における前
   記方形枠の外側面より、前記幅止垂直帯鋼板の延長方向
   に、先端部にボルト孔を有する接合部片を突設してなる
   請求項１記載の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合工
   法。