JPH028878B2 - - Google Patents

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JPH028878B2
JPH028878B2 JP57182930A JP18293082A JPH028878B2 JP H028878 B2 JPH028878 B2 JP H028878B2 JP 57182930 A JP57182930 A JP 57182930A JP 18293082 A JP18293082 A JP 18293082A JP H028878 B2 JPH028878 B2 JP H028878B2
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JP
Japan
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wrist
rotation
dog
overtravel
robot
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JP57182930A
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JPS5973298A (ja
Inventor
Seiichiro Nakajima
Shigezo Inagaki
Susumu Ito
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Priority to PCT/JP1983/000368 priority patent/WO1984001539A1/ja
Priority to US06/624,508 priority patent/US4586868A/en
Priority to EP19830903401 priority patent/EP0122942A4/en
Publication of JPS5973298A publication Critical patent/JPS5973298A/ja
Publication of JPH028878B2 publication Critical patent/JPH028878B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0283Three-dimensional joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/1005Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising adjusting means
    • B25J9/101Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising adjusting means using limit-switches, -stops

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工業用ロボツトの手首機構に関し、特
に少くとも二つの略直交する二軸心まわりに二つ
の動作自由度を有するロボツト手首のオーバート
ラベルおよび動作原点を検出する検出手段を同軸
配置により一つの軸心上に設けるようにした工業
用ロボツトの手首機構に関する。
工業用ロボツトは、ロボツト腕の先にロボツト
手首を設け、更に該ロボツト手首の先端にロボツ
トハンドを取付け、このロボツトハンドによつて
物品の把持、運搬、或いは組立等の特殊作業等の
種々のロボツト動作を行うように形成されてい
る。このために工業用ロボツトにおいては、腕、
手首にそれぞれ動作自由度を与えることによつて
ロボツトハンドに空間内における移動、姿勢変更
を可能にし、次いでロボツトハンドの動作自由度
によつて把持や作業を行うことにより所望のロボ
ツト動作を達成するように構成している。従つ
て、工業用ロボツトの腕、手首の動作を駆動する
駆動源も工業用ロボツト自体に取付けられる。特
に手首の動作駆動源はロボツト腕上又はロボツト
腕の末尾端近くに設けられた電気モータ等から該
腕内に収納された動作伝達機構を介して手首部分
に回転動作を伝達し、この回転動作から手首内に
設けられた動作機構により前記した首振り動作
や、スイベル(旋回)動作等を得る方式が採られ
る。そして手首の首振り動作、スイベル動作等に
おいて、これを所望の適正量に制御して目的のロ
ボツト動作を得るためには、ロボツト制御装置に
予め教示した制御プログラムを記憶させ、この制
御プログラムから前記電気モータ等の駆動源に指
令を与える方式が一般的である。この場合に制御
プログラムには動作指令と共に手首の首振り動
作、スイベル動作等の各動作が予め定めた動作範
囲を越えて無制御動作とならないような、所謂オ
ーバートラベル防止プログラムが一般に組み込ま
れる。然しながら、このようなソフトウエア方式
のオーバートラベル防止対策と共に実際に手首の
各動作部が予め定めた動作範囲を越えたときに、
それを迅速に検出し、無制御動作を直ちに停止さ
せる機構をも同時に具備させることが、ロボツト
の安全対策上から必要とされ、また手首内に組み
込まれた配線、配管類の破損防止上からも必要と
される。更に一般に電気モータを駆動源とする工
業用ロボツトの手首機構では電源投入時に必ず手
首部の各動作部を動作原点に復帰させ、各動作部
の位置を確認してから所望のロボツト動作を遂行
させる方式が一般的に採られており、このために
動作原点検出のために所謂ニアゼロ検出手段が設
けられる。
本発明の目的は上述したオーバートラベル検出
手段および動作原点検出手段を工業用ロボツトの
手首に設ける場合において、特に少くとも、略直
交する二軸心回りに二つの動作自由度を有する手
首にオーバートラベル検出手段と動作原点検出手
段を設ける場合の改良構成を提供せんとするもの
である。
本発明によれば、ロボツト腕の先端に設けら
れ、外手首、内手首、手首出力部との3つの手首
要素を備えて、直交二軸心まわりに首振り動作と
スイベル動作の二つの動作自由度を有する工業用
ロボツトの手首において、前記ロボツト腕内の2
つの同心の回転伝達軸から入力される第1、第2
の2つの回転入力を前記手首の入口端で伝達され
るように、該ロボツト腕内の2の同心回転伝達軸
と直交方向に、かつ相互に同心配置で前記外手首
に設けられた2つの回転軸と、前記2つの回転軸
の一方の回転軸に伝達された前記第1の回転入力
を前記内手首に減速伝達して該内手首を前記2つ
の同心回転軸と平行な第3の回転軸心まわりに首
振り動作させるように前記外手首と内手首との間
に設けられた第1の減速装置と、前記2つの回転
軸の他方の回転軸に伝達された前記第2の回転入
力を前記内手首に保持された傘歯車対の入力傘歯
車に減速伝達して該入力傘歯車を前記第3の回転
軸心と同心の回転軸心周りに回転させるように前
記外手首と内手首との間に設けられた第2の減速
装置と、前記入力傘歯車に噛合した出力傘歯車を
介して90゜の運動方向変換された前記第2の減速
装置の減速回転出力により、前記内手首に保持さ
れると共に前記第3の回転軸心と直交する第4の
軸心周りにスイベル動作する手首出力部と、前記
内手首における前記第3の軸心周囲の部分に取付
けられた第1のドグ円板とその第1のドグ円板に
形成したドグ突起を検出するために前記外手首に
設けられた第1のスイツチ手段とを備え、該内手
首の首振り動作のオーバートラベルと動作原点と
を該第3の軸心上で検出可能な第1のオーバート
ラベル検出手段及び動作原点検出手段と、前記内
手首に回動可能に支持された前記入力傘歯車にお
ける回動軸心の周囲部分に取付けられた第2のド
グ円板とその第2のドグ円板に形成したドグ突起
を検出するために前記第1のドク円板に設けられ
た第2のスイツチ手段とを備え、前記手首出力部
のスイベル動作のオーバートラベルと動作原点と
を前記第3の軸心上で検出可能にする第2のオー
バートラベル検出手段及び動作原点検出手段と
を、具備し、前記第1、第2のオーバートラベル
検出手段及び動作原点検出手段は前記内手首と前
記入力傘歯車との同心端部にまとめて同心に配置
された構成を有する工業用ロボツトが提供され
る。上述した本発明による手首機構によれば、主
首の各動作のオーバートラベルを該手首の動作部
によつて直接検出することができるために検出精
度が高く、かつ二つの動作の各々に就いて一つの
軸心上に配設した検出手段によつてオーバートラ
ベルとニアゼロの検出がおこなえるので構造のコ
ンパクト化を達成することができるのである。以
下、本発明を、特にロボツト基体上に末尾端を揺
動可能に取付けたロボツト上腕の上端にロボツト
前腕を起伏動可能に枢着し、その前腕に手首を取
付けた関節腕形の工業用ロボツトに適用した実施
例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明による手首機構が具備された関
節腕形の工業用ロボツトの実施例を示す斜視図で
ある。同第1図において、工業用ロボツトはロボ
ツト基体10を有し、このロボツト基体10は旋
回基台12上で矢印“”で示す方向に旋回可能
に取付けられている。取付けはボルト手段等で行
われる。このロボツト基体10の上方端にはロボ
ツト上腕16の末尾端がC1軸線沿いに枢着取付
けされており、従つてロボツト腕16は矢印
“”で示す両方向に揺動可能に設けられている。
また、このロボツト上腕16の上端部18にはロ
ボツト前腕20がC2軸線に関し、矢印“”で
示す両方向に起伏動可能に設けられている。この
ロボツト前腕20はしかも上記C2軸線から前方
に延長した前腕主部22の先端24に手首部30
が取付けられ、一方、C2軸線から後方にも比較
的短い後方延長部26を有している。また、手首
部30は手首基部32と、この手首基部32に固
着された、外手首34に保持されている内手首3
6と、この内手首36に取付けられたハンド保持
部38とを具備して構成されている。手首基部3
2は前腕主部22に対して矢印“”で示す両方
向に外手首34と共に旋回自由に形成され、また
内手首36は、該外手首34に対して矢印“”
で示す両方向に回転自由に形成されている。ま
た、上述したロボツト基体10、ロボツト上腕1
6、ロボツト前腕20、手首部30の諸動作を駆
動する駆動源が設けられており、旋回基台12に
接近配置されたモータM5が該基台12内の動作
伝達機構を介してロボツト基台10を矢印“”
方向に駆動する駆動源、モータM1がロボツト上
腕16の矢印“”方向の揺動用駆動源、上腕1
6の後方に前記モータM1と平行に配設されたモ
ータ(図には現われていない)がロボツト前腕2
0の矢印“”方向の起伏動作用駆動源としてそ
れぞれ設けられている。もちろん、これらの駆動
源を形成するモータとそれぞれの被駆動部分との
間には上記の如く動作伝達機構や方向変換機構、
減速機構等の諸機構が設けられて、被駆動部分の
適正な動作制御が行われるように構成されてお
り、48,50はそれらの機構の一部分である。
一方、上述した前腕先端の手首部30における
手首基部32、外手首34、内手首36、ハンド
保持部38の各部の動作を駆動する駆動源として
三つのモータM2,M3,M4が前腕20の後方延
長部26に対して集合的に、つまりこの後方延長
部26に対してC2軸線に関するモーメント力を
作用させ、前腕20の主体部22に対してC2
線に関して作用するモーメントとつり合いをとる
ように取付けられている。40はモータM3,M4
の出力軸の回転を伝達する動作伝達機構又は減速
機構が収納される機枠部分であり、また42はモ
ータM2の出力軸の回転を伝達する動作伝達機構
又は減速機構が収納される機箱部分である。この
ように手首部30の三自由度の動作駆動源を形成
するモータM2,M3,M4が前腕20の後方延長
部26に設けられることによつて前腕20のC2
軸線まわりの平衡どりが達成できると共に手首部
30の各動作源が該手首部30から離れた位置に
設けられ、手首部30自体の重量軽減が達成され
ていることにより、これらモータM2,M3,M4
の各駆動源に掛る負荷の軽減を達成できる。な
お、第1図に示した実施例は、ロボツト基体10
が旋回基台上で旋回する形式の関節腕形の工業用
ロボツトの実施例を示したが、水平テーブル上を
ロボツト基体が横移動する形式の関節形の工業用
ロボツトに対しても以下に後述する本発明の手首
機構は適用可能であり、更に一本の伸縮直動腕を
有し、該直動腕先端に手首を有した例えば円筒座
標形の工業用ロボツトにも適用することができ
る。
次に、第1図に示した関節腕形の工業用ロボツ
トにおいて、前腕20と手首部30とに設けられ
て手首部30に少くとも二つの動作自由度の例と
して三つの動作自由度を得るようにした動作伝達
機構に就き、第2図に示す機構略示図によつて説
明する。
同第2図において、手首部30の三つの動作自
由度は既述のようにモータM2,M3,M4を駆動
源とするが、これらのモータは外部のロボツト制
御装置からの指令信号に応じて作動する電気サー
ボモータによつて形成される。さて、モータM2
の回転駆動力は減速装置60で減速後に前腕20
の主体部22の内部に設けられた外軸52の内方
端に設けられた一対の噛合歯車機構62を介して
該外軸52に伝達され、この外軸52の外方端に
結合された手首基部32、外手首34に伝達され
て、外手首34を矢印方向(第1図)に旋回動
作させる。64,64は前腕主部22と外軸52
との間に挿設された回転軸受である。なお、減速
装置60としては周知のハーモニツクドライブ
(登録商標)減速装置がコンパクトな形状と高減
速比を得られることから有利である。また、モー
タM3の回転駆動力はベルトプーリ機構74を介
して上記外軸52の内側に同軸配置で設けられた
中空中軸54の内方端に設けられた、1対の傘歯
歯車78a,78bからなる傘歯噛合機構78を
介して該中軸54に伝達される。ここで傘歯噛合
機構78が設けられた理由は後述するモータM4
からの回転力を伝達する動作伝達機構と同軸配置
を採ることにより、前腕20、手首部30の両者
内にコンパクトに三つの動作伝達機構を収納する
と共にモータM3,M4を前腕20の両側に分離配
置してバランス構造を得るためである。上記中軸
54に伝達された回転力は該中軸54の外方端、
且つ外手首34の内部に設けられた、一対の傘歯
車80a,80bからなる傘歯噛合機構80、同
じく外手首34の内部に設けられた一対のベル
ト・プーリ機構82を介して減速装置84に伝達
され、該減速装置(ハーモニツクドライブ)の出
力車84aが固定された内手首36に伝達され、
該内手首36を中軸54の回転軸心に略直交する
軸心まわりに首振り動作させるのである。すなわ
ち、この首振り動作が第1図に矢印“”で示し
た動作である。この内手首36の首振り動作は外
手首34に対して矢印“”方向に作動するもの
であり、内手首36の内部に設けられたハンド保
持部38も一体となつて同方向に動作することは
言うまでもない。
更にモータM4の同転駆動力はベルトプーリ機
構86を介して上記外軸52、中軸54の最も内
側に同軸配置で設けられた内軸56の内方端に設
けられた、1対の傘歯車88a,88bからなる
傘歯噛合機構88を介して該内軸56に伝達され
る。内軸56に伝達された回転力は該内軸56の
外方端、且つ外手首34の内部に、前述の傘歯噛
合機構80と対向配置によつて設けられた、一対
の傘歯車90a,90bからなる傘歯噛合機構9
0、同じく外手首34の内部に設けられた一対の
ベルト・プーリ機構92を介して前述と同様にハ
ーモニツクドライブからなる減速装置94(内手
首36の内側に設けられる)に伝達され、該減速
装置94の出力車94aが固定された傘歯車96
aと噛合する傘歯車96bとからなる一対の傘歯
噛合機構96を介してハンド保持部38に伝達さ
れる。従つて、該バンド保持部38は第1図に矢
印“”で示した内軸56の回転中心と略同軸の
軸心まわりに旋回動作するのである。すなわち、
ハンド保持部38は内手首36に対して矢印
“”方向に旋回し、該バンド保持部38に取付
けられるロボツトハンドを同方向に旋回させるの
である。なお、既述の如く、モータM2,M3
M4は電気サーボモータで形成されているので、
手首部30における上述した三つの自由度の動作
はロボツト制御装置からの指令に従つて所望の各
旋回量に制御し得ることは言うまでもない。
上述した動作伝達機構は手首部30の内部に二
つの減速装置84,94を設けることによつて、
前腕20中には高速回転軸54,56を低速回転
軸52の内側に同軸配置して、前腕20の形状を
細身でかつ機械的剛性度を向上させ得る点に大き
な利点を有するが、以下に説明する本発明の手首
機構は手首部30内には減速装置を設けることな
く、モータM3、モータM4の真近にモータM2
同様に減速装置を配置した実施例にも適用し得
る。
さて、上述した手首部30において、一般に内
手首36の首振り動作はその動作軸心回りに約
200゜前後の動作範囲が設定されるが、これに比し
てハンド保持部38には一回転(360゜)またはそ
れ以上のスイベル動作角度が設定される。例え
ば、ハンド保持部38はその軸心に関し、時計回
り方向に180゜、反時計回り方向に180゜、つまり総
計で360゜の動作角度範囲を有するように設定さ
れ、以つて所望のロボツト動作を達成するように
形成される。
依つて本発明によれば、上述の機構例の場合に
は傘歯噛合機構96において大径の傘歯歯車96
aと小径の傘歯歯車96bとの間の歯数比を適切
な減速比に選定し、少くとも大径の傘歯歯車96
aが時計、反時計回りの各方向に180゜より少い回
転角に渡つて回転する間にハンド保持部38には
所望のスイベル作動角度範囲が得られるように設
計されるのである。このように構成することによ
つて内手首36の回転軸心上に該内首36の首振
り動作におけるオーバートラベル又はニアゼロ検
出手段と、ハンド保持部38のスイベル動作にお
けるオーバートラベル又はニアゼロ検出手段との
両者を同軸配置で設けるのである。
第3図は上述したオーバートラベル検出手段お
よびニアゼロ検出手段を具備した手首部30の具
体的構成例を示す縦断面図であり、また第4図は
第3図の−線に沿う部分平面図である。な
お、第3図、第4図において、第2図と同参照番
号は第2図に示した要素又は部分の対応する具体
要素又は部分を示している。
さて、第3図に示すように手首部30の内手首
36は外手首34に対して回転軸受100,10
2を介してこれらの軸受100,102の中心軸
心まわりに首振り旋回(第1図矢印“”)可能
に構成され、この首振り旋回動作の回転入力は、
上記軸受100,102の中心線と同軸の回転軸
心を有するベルト・プーリ機構82の従動側プー
リ82bから入力される。もちろん、該回転入力
は中軸54から傘歯噛合機構80、ベルト・プー
リ機構82の駆動側プーリ82aより伝達され
る。一方、ハンド保持部38は回転軸受104,
106によつて回転可能に設けられ、その回転軸
心、つまり両回転軸受104,106の中心は前
記内手首36の首振り旋回中心に対してほぼ直交
している。すなわち、手首部30は外手首34の
内部に略直交する三つの軸心のまわりに二つの動
作自由度を有する構成が具備している。しかもハ
ンド保持部38の回転入力は、ベルト・プーリ機
構82のプーリ82bと同軸に設けられたベル
ト・プーリ機構92の被駆動側プーリから入力さ
れ、1対の傘歯噛合機構96で方向を変換されて
いる。従つて内手首36の首振り旋回動作のオー
バートラベル検出手段とニアゼロ(動作原点)検
出手段は、該手首36に固定したドグ保持環に
上・下二段構造を有した二つのドグ円板110
a,110bを設け、例えばドグ円板110aに
は首振り旋回動作の動作限界位置にドグを突設
し、該ドグによつて外手首34の予め選定した位
置に設けたリミツトスイツチ、光電スイツチ等の
周知の信号発生器を設けておけば首振り旋回動作
がその動作限界から逸脱するオーバートラベル動
作したとき、ドグ円板110aのドグが信号発生
器を作動させ、これによつてオーバートラベル検
出を行うことができる。またドグ円板110bに
は同じく該内手首36の動作原点位置にドグを設
け、このドグと対応して同じく信号発生器を外手
首34に固設しておけば、信号発生器とドグ円板
110bのドグとの係合状態に応じて動作原点位
置の検出および、現在、該動作原点からどちらの
方向(第1図の矢印“”方向における何れの矢
印向きの方向)に変位しているかが検出できるの
である。
一方、ハンド保持部38のオーバートラベル検
出手段とニアゼロ検出手段とは傘歯96aの軸首
部114の端部に上記の二つのドグ円板110
a,110bと同心に取付けたドグ円板112
a,112bおよび上記のドグ保持環108上に
予めそれぞれ選定した位置に固設した二つの信号
発生器、例えばリミツトスイツチ等を各別に設け
ておけば、傘歯車96aの回転角からハンド保持
部38の旋回動作におけるオーバートラベル位
置、動作原点位置を検出することができる。つま
り傘歯車96aとハンド保持部38に直結した傘
歯車96bは一定の減速歯数比で常時噛合関係を
保持しているからハンド保持部38のオーバート
ラベル検出およびニアゼロ検出は傘歯車96a
(大径側)の回転角を介して検出することができ
るのである。第4図はそれぞれのドグ円板110
a,110b,112a,112bと、信号発生
器として設けられたリミツトスイツチとの配置を
しているものである。なお、第4図に示した構成
では内手首36のオーバートラベル信号とニアゼ
ロ信号とを発生するリミツトスイツチ120a,
120bが円周上で同一位置に上・下に設けら
れ、同じくハンド保持部38のオーバートラベル
信号とニアゼロ信号とを発生するリミツトスイツ
チ122a,122bも同じく円周上で同一位置
に上・下に設けられ、それぞれカム円板形状に形
成されたドグ円板110a,110b,112
a,112bがこれらのリミツトスイツチ120
a,120b,122a,122bを係合又は解
離するように構成されているものである。従つて
第4図におき、110a−OT1,110a−OT2
は、ドグ円板110aがオーバートラベル検出用
リミツトスイツチ120aを作動させてオーバー
トラベル検出を行うドグ位置、110b−NZは
ドグ円板110bがニアゼロ検出用リミツトスイ
ツチ120bと係合して動作原点(ニアゼロ点)
の検出を行なうドグ位置、112a−OT1,11
2a−OT2はドグ円板112aがオーバートラベ
ル検出用リミツトスイツチ122aを作動させて
オーバートラベル検出を行うドグ位置、112b
−NZはドグ円板112bがニアゼロ検出用リミ
ツトスイツチ122bと係合して動作原点の検出
を行なうドグ位置である。
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、工業用ロボツトにおける手首におき、少くと
も略直交する二軸心のまわりに二つの動作自由度
を有する場合にこれらの動作のオーバートラベル
検出と、各動作部のニアゼロ検出とを同心にコン
パクトに配設したそれぞれのオーバートラベル検
出手段とニアゼロ検出手段とによつて検出を行う
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による手首機構を具備した工業
用ロボツトの例として関節腕形の工業用ロボツト
の外形構造を示す実施例の斜視図、第2図は同ロ
ボツトに適用される手首に対する動作伝達機構の
構成実施例を示す機構略示図、第3図は本発明に
よる手首機構の具体的構成例を示す縦断面図、第
4図は第3図の−線に沿う矢視平面図。 10…ロボツト基体、16…ロボツト上腕、2
0…ロボツト前腕、30…手首部、34…外手
首、36…内手首、38…ハンド保持部、80,
90,96…傘歯噛合機構、110a,110
b,112a,112b…ドグ円板、120a,
120b,122a,122b…リミツトスイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツト腕の先端に設けられ、外手首、内手
    首、手首出力部との3つの手首要素を備えて、直
    交二軸心まわりに首振り動作とスイベル動作の二
    つの動作自由度を有する工業用ロボツトの手首に
    おいて、 前記ロボツト腕内の2つの同心の回転伝達軸か
    ら入力される第1、第2の2つの回転入力を前記
    手首の入口端で伝達されるように、該ロボツト腕
    内の2の同心回転伝達軸と直交方向に、かつ相互
    に同心配置で前記外手首に設けられた2つの回転
    軸と、 前記2つの回転軸の一方の回転軸に伝達された
    前記第1の回転入力を前記内手首に減速伝達して
    該内手首を前記2つの同心回転軸と平行な第3の
    回転軸心まわりに首振り動作させるように前記外
    手首と内手首との間に設けられた第1の減速装置
    と、 前記2つの回転軸の他方の回転軸に伝達された
    前記第2の回転入力を前記内手首に保持された傘
    歯車対の入力傘歯車に減速伝達して該入力傘歯車
    を前記第3の回転軸心と同心の回転軸心周りに回
    転させるように前記外手首と内手首との間に設け
    られた第2の減速装置と、 前記入力傘歯車に噛合した出力傘歯車を介して
    90゜の運動方向変換された前記第2の減速装置の
    減速回転出力により、前記内手首に保持されると
    共に前記第3の回転軸心と直交する第4の軸心周
    りにスイベル動作する手首出力部と、 前記内手首における前記第3の軸心周囲の部分
    に取付けられた第1のドグ円板とその第1のドグ
    円板に形成したドグ突起を検出するために前記外
    手首に設けられた第1のスイツチ手段とを備え、
    該内手首の首振り動作のオーバートラベルと動作
    原点とを該第3の軸心上で検出可能な第1のオー
    バートラベル検出手段及び動作原点検出手段と、 前記内手首に回動可能に支持された前記入力傘
    歯車における回動軸心の周囲部分に取付けられた
    第2のドグ円板とその第2のドグ円板に形成した
    ドグ突起を検出するために前記第1のドク円板に
    設けられた第2のスイツチ手段とを備え、前記手
    首出力部のスイベル動作のオーバートラベルと動
    作原点とを前記第3の軸心上で検出可能にする第
    2のオーバートラベル検出手段及び動作原点検出
    手段とを、 具備し、前記第1、第2のオーバートラベル検出
    手段及び動作原点検出手段は前記内手首と前記入
    力傘歯車との同心端部にまとめて同心に配置され
    た構成を有することを特徴とした工業用ロボツ
    ト。 2 前記スイツチ手段をリミツトスイツチによつ
    て形成してなる特許請求の範囲1項に記載の工業
    用ロボツト。
JP57182930A 1982-10-20 1982-10-20 工業用ロボツトの手首機構 Granted JPS5973298A (ja)

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