JPH028836Y2 - - Google Patents

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JPH028836Y2
JPH028836Y2 JP1638784U JP1638784U JPH028836Y2 JP H028836 Y2 JPH028836 Y2 JP H028836Y2 JP 1638784 U JP1638784 U JP 1638784U JP 1638784 U JP1638784 U JP 1638784U JP H028836 Y2 JPH028836 Y2 JP H028836Y2
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mirror
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pin
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はミラー部の視界角度を進退動する作動
杆によつて変更せしめる車両等に付設する電動ミ
ラー装置の駆動ユニツトに関する。
(従来技術) 駆動ユニツトに設けた支持部によつてミラー部
を揺動自在に支持し、この駆動ユニツトから出没
(進退)する作動杆を当該ミラー部に作用させる
ことによつてミラー部を傾動せしめ視界角度を変
更できるようにした電動ミラー装置は知られてい
る。
従来、このような駆動ユニツトは回動規制され
た作動杆の外周に螺子部を設けるとともに、歯車
を外周に有する円筒状の駆動部材に当該作動杆を
同軸的に挿入し、この駆動部材に係止したU字形
ピンを上記螺子部の両側に係合する。そして、駆
動部材の歯車に減速ギヤを介してモータの回転を
伝達し、U字形ピンを螺子部に沿つて回転せしめ
ることによつて作動杆を進退動せしめている。な
お、U字形ピンは両側に広がる弾性を有し、これ
により作動杆に軸方向の外力が作用した場合にも
螺子部をU字形ピンが乗り越え作動杆が動けるよ
うにし、モータに対する過負荷防止、或るいはミ
ラー部を人為的に押圧する等して手動角度調整を
行えるようにしてある。
ところで、電動ミラー装置、特にドアミラー装
置等に外観デザインに対する自由度を高めるとと
もに全体重量の軽量化を図るため駆動ユニツトは
可及的に薄くすることが要求される。
しかし、前述の如く作動杆の螺子部の長さは少
なくとも作動杆の作動範囲、つまり可動ストロー
ク長は必要であり、U字形ピンはノーマル位置で
螺子部の中央に係合しなければならない。ところ
が、前記駆動部材は駆動ユニツトを収容するユニ
ツトケースの内部に配設するため駆動部材に係止
取付するU字形ピンは作動杆の後端寄り(内部
側)に配さざるを得なかつた。
したがつて、作動杆は不必要に長くなり、しか
も、駆動ユニツトの厚さを薄くすることが困難で
あつた。
(考案の目的) 本考案の目的は斯かる事情に鑑みこの種駆動ユ
ニツトの改良を図つたもので、作動杆の全長を必
要とする最も短い寸法に形成することにより駆動
ユニツトを薄くし、以つて、電動ミラー全体の外
観デザインに対する設計自由度を高めるととも
に、軽量化、さらにはミラー部の傾動角範囲を大
きくすることができる電動ミラー装置の駆動ユニ
ツトを提供することにある。
(考案の構成) 本考案は回動規制された作動杆の外周に設けた
螺子部へ駆動部材に係止したU字形ピンを係合
し、前記U字形ピンを前記螺子部に沿つて回転せ
しめることによつて作動杆を進退動せしめ、ミラ
ー部の視界角度を変更する電動ミラー装置の駆動
ユニツトに適用し、その主要構成とするところは
上記U字形ピンに段差部を設け、上記駆動部材へ
の係止位置と上記螺子部への係合位置を作動方向
において異ならせ、当該螺子部への係合位置を作
動杆をして略中央に係合せしめたことを特徴とし
ている。
(実施例) 以下には本考案をさらに具体化した好適な実施
例を挙げ図面を参照して詳述する。
図面に於て、第1図は本考案に係る電動ミラー
装置の正面図、第2図は駆動ユニツトの一部破断
内部構造正面図、第3図は同駆動ユニツトの側面
図(第2図矢視A方向)、第4図は第2図中B−
B線断面図、第5図はミラー部と作動杆を結合す
るクロスジヨイントの分解斜視図である。
先ず、本考案を明確にするため第1図乃至第5
図を参照し電動ミラー装置の全体的概略構成につ
いて説明する。符号1で示した電動ミラー装置は
自動車のドア側面に取付固定するベース部材2
と、これに対し別体で前後に傾倒自在、且つスプ
リング等によつて弾性的に支持されたミラー装置
本体3からなる。ミラー装置本体3は正面開口で
ケース状に成形したミラーハウジング4を有し、
このミニーハウジング4の内部には不図示の支持
プレートに取付固定した駆動ユニツト5を配設す
る。
駆動ユニツト5はユニツトケース6によつて略
密閉状態とされ、このユニツトケース6の正面右
上隅部に設けた支持部7によつてミラー部8の背
面を揺動自在に支持する。この支持部7は第4図
に示す如くユニツトケース6の外面6aに形成し
た半球凹面部20と、この半球凹面部20に対し
ミラー部8の裏面、つまりミラー体を保持する合
成樹脂製のミラーホルダ8aの裏面に形成した半
球板部21を挟圧保持する為の保持部材22の組
合せで構成する。保持部材22は半球凹面部20
と同一心の半球面部23を有する保持体24と、
この半球面部23の中央から突出した支持軸部2
5からなる。この支持軸部25は前記半球凹面部
20の中央にケース6の前後面に貫通形成した軸
受孔部26に挿入し、ケース6の後面からスプリ
ング27、ワツシヤ28、ねじ29にて取付け
る。以つて、保持部材22の半球面部23は半球
凹面部20側へ付勢され、前記半球板部21をサ
ンドイツチ状に挟圧保持するとともに、半球板部
21の中央に形成した開口部30、及び球面保持
作用等によつてミラー部8は支持部7に対し揺動
自在に支持されることになる。
一方、上記支持部7の下部近傍にはケース6か
ら出没する作動杆9を配してあり、この作動杆9
の先端はクロスジヨイント11によつてミラー部
8に結合する。このクロスジヨイント11の構成
について具体的に説明すると第5図の如く作動杆
9と直交する断面円形の軸棒部43と、この軸棒
部43に回動可能且つ軸方向に摺動可能に嵌合す
る軸受部44aとこの軸受部44aに対し垂直に
設けた直交軸棒部44b,44bからなるジヨイ
ントブロツク44とさらにミラーホルダ8aの背
面に設けられ、上記直交軸棒部44b,44bに
回動可能且つ軸方向に摺動可能に嵌合する軸受部
45,45からなる。以つて、各部を組付けるこ
とにより作動杆9はミラーホルダ8aに対し揺動
自在で、しかもミラーホルダ8aの平面方向へ所
定の変位が得られるように結合せしめることがで
きる。以つて、後述する作動杆送り装置13によ
つて、作動杆9が進退動し、ミラー部8を支持部
7を中心として傾動せしめ上下方向の視界角度を
変更する。
他方、支持部7の正面左側近傍にはケース6か
ら出没する作動杆10を配し、この作動杆10も
上記作動杆9と同様にクロスジヨイント12によ
つてミラー部8に揺動自在に結合し、作動杆送り
装置14によつて作動杆10が進退動し、ミラー
部8を支持部7を中心として傾動せしめ左右方向
の視界角度を変更する。
次に、第6図乃至第8図を参照して本考案の要
部構成について具体的に説明する。第6図は作動
杆送り装置を示す第4図中C−C線断面図、第7
図は同装置の第4図中D方向矢視側面図、第8図
は同装置の分解斜視図である。
先ず、作動杆送り装置13,(14も同様)の
構成について説明する。
前記作動杆9は外周全体に螺子部50を形成し
棒状となし、この作動杆9は円筒状で外周に歯車
51を備えた駆動部材52の内部へ挿通せしめ
る。駆動部材52はユニツトケース6内に回動自
在に支持され、その先端側、つまり作動杆9の作
用側はその先端面52aに軸方向へ所定の深さ
で、且つ直径方向へ所定の幅員で貫通する切欠空
間であるピン挿入部52bを設けるとともに、こ
の挿入部52bの凹底部には当該挿入部52bの
貫通方向両側周面から内方へ所定の幅をもつ切込
状のピン係止部52c,52dを形成する。ま
た、53はU字形ピンで、その中央部53aは1
回巻回して弾性が付与されるようにばね状とな
し、また、一対のピン部53b,53cの中間は
一方側(作動杆軸方向)へコ字状に膨出して段差
部53d,53eを形成する。これによりU字形
ピン53のうち段差部53d,53eの両側に駆
動部材52への係止ピン部53f,53f、及び
53g,53gを形成し、段差部53d,53e
によつて該係止ピン部から偏位した螺子部50へ
の係合ピン部53h,53iを形成する。そし
て、このU字形ピン53の係止ピン部53f,5
3f、及び53g,53gを駆動部材52のピン
係止部52c,52dに挿入係止するとともに、
段差部53d,53e、及び係合ピン部53h,
53iをピン挿入部52bに位置させ、さらに係
合ピン部53h,53iを作動杆9の螺子部50
の谷部に係合する。
次に、斯かる作動杆送り装置13の動作につい
て説明する。
第3図に於て作動杆9の先端はクロスジヨイン
ト11によつてその回動が規制されている。一
方、この状態において駆動部材52を回転させれ
ばU字形ピン53、つまり係合ピン部53h,5
3iが螺子部50に沿つて回転するとともに、U
字形ピン53の作動杆軸方向の位置は不変のため
駆動部材52の正逆回転は作動杆9を軸方向へ進
退動せしめる(第4図作動杆90位置参照)。
ここで、注目すべきことは、係合ピン部53
h,53iの螺子部50への係合位置である。第
3図の如くこの係合位置はケース6の前面付近に
まで露出している。つまり、作動杆9の全長全部
分に螺子部50を形成し、この全長略中央に係合
せしめることができ、この全長は必要な最も短い
寸法(作動杆9の可動ストローク長と略同じ)に
形成できる。これは従来のU字形ピンが本考案の
如き段差部を有しないため、螺子部への係合位置
がケース6内部に位置せざるを得ず、このためク
ロスジヨイント11側寄り(前側)の作動杆部分
に係合ピン部53h,53iは係合せず、この分
作動杆9が長くなるとともに、作動杆9の後側端
部を逃がすための空間が必要となりケース6自体
が厚くならざるを得なかつたことに比し大幅に作
動杆9の長さを短くでき、しかもケース6を薄く
することができる。なお、第3図中符号15は作
動杆9の先端からケース6までの作動杆9を被う
伸縮自在のゴムカバーである。
一方、駆動部材52の歯車51には減速歯車5
4を噛合せしめるとともに、この減速歯車54に
モータ55のシヤフトに軸止したウオーム歯車5
6を噛合せしめ、以つて、モータ55の正逆回転
によつて作動杆9がケース6に対し出没し、ミラ
ー部8を傾動せしめる。
なお、作動杆10側も作動杆9側と同様に構成
し、符号61は歯車、62は減速歯車、63はウ
オーム歯車、64はモータである。
(考案の効果) このように、本考案に係る電動ミラー装置の駆
動ユニツトはミラー部に作用させる作動杆の全長
を必要とする最も短い寸法に形成することにより
駆動ユニツトを薄くし、以つて、ドアミラー装置
等の外観デザイン性が要求される電動ミラー装置
において形状的設計自由度を高めることができ
る。
また、小型化による軽量化、さらに駆動ユニツ
トが薄くできることによつて、ミラー部の傾動角
を飛躍的に大きくすることができる。
さらにまた、作動杆及び、この送り装置を駆動
ユニツトのミラー部側へ寄せて配することができ
るため、これらとユニツトケースの干渉を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電動ミラー装置の正面
図、第2図は駆動ユニツトの一部破断内部構造正
面図、第3図は同駆動ユニツトの側面図(第2図
矢視A方向)、第4図は第2図中B−B線断面図、
第5図はミラー部と作動杆を結合するクロスジヨ
イントの分解斜視図、第6図は作動杆送り装置を
示す第4図中C−C線断面図、第7図は同装置の
第4図中D方向矢視側面図、第8図は同装置の分
解斜視図である。 尚図面中、5は駆動ユニツト、9,10は作動
杆、50は螺子部、52は駆動部材、53はU字
形ピン、53d,53eは段差部、53f,53
f,53g,53gは係止ピン部、53h,53
iは係合ピン部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動規制された作動杆の外周に設けた螺子部へ
    駆動部材に係止したU字形ピンを係合し、前記U
    字形ピンを前記螺子部に沿つて回転せしめること
    によつて作動杆を進退動せしめ、ミラー部の視界
    角度を変更する電動ミラー装置の駆動ユニツトに
    おいて、前記U字形ピンに段差部を設け、前記駆
    動部材への係止位置と前記螺子部への係合位置を
    異ならせたことを特徴とする電動ミラー装置の駆
    動ユニツト。
JP1638784U 1984-02-08 1984-02-08 電動ミラ−装置の駆動ユニツト Granted JPS60128837U (ja)

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JP1638784U JPS60128837U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 電動ミラ−装置の駆動ユニツト

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Publication Number Publication Date
JPS60128837U JPS60128837U (ja) 1985-08-29
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JP1638784U Granted JPS60128837U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 電動ミラ−装置の駆動ユニツト

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