JPH0287451A - 電子顕微鏡の排気系 - Google Patents
電子顕微鏡の排気系Info
- Publication number
- JPH0287451A JPH0287451A JP23836688A JP23836688A JPH0287451A JP H0287451 A JPH0287451 A JP H0287451A JP 23836688 A JP23836688 A JP 23836688A JP 23836688 A JP23836688 A JP 23836688A JP H0287451 A JPH0287451 A JP H0287451A
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- Japan
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- bulb
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- Granted
Links
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電子顕微鏡の排気系において、特に試料交換時
の試料室の真空状態の悪化を防止した装置に関する。
の試料室の真空状態の悪化を防止した装置に関する。
[従来の技術]
近時、電子顕微鏡では試料観察時のコンタミを少なくす
るため、試料室をできるだけ高真空に排気して試′料観
察を行うようにしている。第2図は、このような装置の
従来例を示すもので、1は電子銃室、2は対物レンズポ
ールピース付近に形成された試料室で、3はカメラ室で
ある。4は試料室2に試料交換用バルブ5を介して連通
した試料交換室である。この試料交換室4には図示はし
ないがこの交換室に置かれた試料を試料室2に移動させ
るための試料交換機構が組み込まれている。6は油拡散
ポンプやターボ分子ポンプなどの高真空用ポンプで、該
高真空用ポンプ6は主排気管7゜主弁8を介して前記試
料室2に接続されており、該試料室2は主弁8を開状態
にすることにより高真空用ポンプ6によって高真空(本
引き)状態に排気される。9Aは前記高真空用ポンプ6
の背圧側を排気する油回転ポンプ等の低真空用ポンプで
、9Bは試料交換室4を排気するための油回転ポンプ等
の低真空用ポンプである。該低真空用ポンプ9Bは排気
管10.粗引用バルブ11.排気管12を介して試料交
換室4に接続され、該試料交換室4は粗引用バルブ11
を開状態にすることにより比較的低真空(粗引き)状態
に排気される。13は前記試料交燐室4を大気圧にする
ためのり−り弁である。
るため、試料室をできるだけ高真空に排気して試′料観
察を行うようにしている。第2図は、このような装置の
従来例を示すもので、1は電子銃室、2は対物レンズポ
ールピース付近に形成された試料室で、3はカメラ室で
ある。4は試料室2に試料交換用バルブ5を介して連通
した試料交換室である。この試料交換室4には図示はし
ないがこの交換室に置かれた試料を試料室2に移動させ
るための試料交換機構が組み込まれている。6は油拡散
ポンプやターボ分子ポンプなどの高真空用ポンプで、該
高真空用ポンプ6は主排気管7゜主弁8を介して前記試
料室2に接続されており、該試料室2は主弁8を開状態
にすることにより高真空用ポンプ6によって高真空(本
引き)状態に排気される。9Aは前記高真空用ポンプ6
の背圧側を排気する油回転ポンプ等の低真空用ポンプで
、9Bは試料交換室4を排気するための油回転ポンプ等
の低真空用ポンプである。該低真空用ポンプ9Bは排気
管10.粗引用バルブ11.排気管12を介して試料交
換室4に接続され、該試料交換室4は粗引用バルブ11
を開状態にすることにより比較的低真空(粗引き)状態
に排気される。13は前記試料交燐室4を大気圧にする
ためのり−り弁である。
この様に構成された装置では、試料交換室4内の試料は
試料室2が本引き状態まで排気され、試料交換室4が粗
引状態まで排気されると試料交換用バルブ5を開状態に
した状態で試料室2内に挿入される。
試料室2が本引き状態まで排気され、試料交換室4が粗
引状態まで排気されると試料交換用バルブ5を開状態に
した状態で試料室2内に挿入される。
[発明が解決しようとする課8]
この様な従来装置においては、試料交換時に比較的真空
状態の悪い試料交換室4と高真空に排気されたクリーン
な試料室2とが連通ずるため、該試料室2の真空状態を
悪化させ、コンタミを増加させてしまう欠点があった。
状態の悪い試料交換室4と高真空に排気されたクリーン
な試料室2とが連通ずるため、該試料室2の真空状態を
悪化させ、コンタミを増加させてしまう欠点があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、電子顕微鏡の
排気系において、試料室と試料交換室を連通させて試料
交換を行う場合でも、試料室の真空状態を悪化させずに
試料交換を行い得る装置を提供することを目的としてい
る。
排気系において、試料室と試料交換室を連通させて試料
交換を行う場合でも、試料室の真空状態を悪化させずに
試料交換を行い得る装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段]
そのため本発明は、試料が挿入され高真空用ポンプで排
気される試料室と、該試料室に試料交換用バルブを介し
て連通された試料交換室と、該試料交換室を粗引用バル
ブを介して排気するための低真空用ポンプとを備えた装
置において、前記試料交換室と前記粗引用バルブとを接
続する排気管に設けられた第1の真空バルブと、前記粗
引用バルブと該第1の真空バルブとの間において、前記
排気管に第2の真空バルブを介して接続された高真空用
ポンプとを備えたことを特徴としている。
気される試料室と、該試料室に試料交換用バルブを介し
て連通された試料交換室と、該試料交換室を粗引用バル
ブを介して排気するための低真空用ポンプとを備えた装
置において、前記試料交換室と前記粗引用バルブとを接
続する排気管に設けられた第1の真空バルブと、前記粗
引用バルブと該第1の真空バルブとの間において、前記
排気管に第2の真空バルブを介して接続された高真空用
ポンプとを備えたことを特徴としている。
[実施例]
以下本発明の実施例を図面を用いて詳述する。
第1図は本発明の一実施例の構成図であり、第1図にお
いては、第2図に示す従来装置と同一構成要素には同一
番号を付してその説明を省略する。
いては、第2図に示す従来装置と同一構成要素には同一
番号を付してその説明を省略する。
第1図において、14は試料交換室4と粗引用バルブ1
1を接続するための排気管12に設けられた第1の真空
バルブで、該第1の真空バルブは試料交換室4の近傍に
配置されている。又、排気管12は排気管15.第2の
真空バルブ16を介して前記高真空ポンプ6に接続され
ている。17は前述した試料交換用バルブ5.粗引用バ
ルブ11、第1の真空バルブ14.第2の真空バルブ1
6の各バルブの開閉動作を制御するバルブ制御回路であ
る。
1を接続するための排気管12に設けられた第1の真空
バルブで、該第1の真空バルブは試料交換室4の近傍に
配置されている。又、排気管12は排気管15.第2の
真空バルブ16を介して前記高真空ポンプ6に接続され
ている。17は前述した試料交換用バルブ5.粗引用バ
ルブ11、第1の真空バルブ14.第2の真空バルブ1
6の各バルブの開閉動作を制御するバルブ制御回路であ
る。
この様に構成された装置においては、先ず、試料交換機
構によって試料を試料交換室4内に挿入すると共に、試
料室2を高真空用ポンプ6によって水引状態に排気する
。試料が試料交換機構によって試料交換室4内に挿入さ
れると、バルブ制御回路17は、粗引用バルブ11及び
第1の真空バルブ14を開状態にする。これによって、
試料交換室4は低真空用ポンプ9Bで粗引状態まで排気
される。ここでバルブ制御回路17は、粗引用バルブ1
1を閉状態にして第2の真空バルブ16を開状態にする
。この制御により、排気管12と試料交換室4が高真空
用ポンプ6によって試料室2と略々同じ程度の真空度に
まで排気される。該試料交換室4が試料室2と略々同程
度の真空度にまで排気されたら、バルブ制御回路17は
、第1の真空バルブ14を閉状態にした後、試料交換用
バルブ5を開状態にして、試料交換室4内の試料を試料
室2内に挿入できるようにする。
構によって試料を試料交換室4内に挿入すると共に、試
料室2を高真空用ポンプ6によって水引状態に排気する
。試料が試料交換機構によって試料交換室4内に挿入さ
れると、バルブ制御回路17は、粗引用バルブ11及び
第1の真空バルブ14を開状態にする。これによって、
試料交換室4は低真空用ポンプ9Bで粗引状態まで排気
される。ここでバルブ制御回路17は、粗引用バルブ1
1を閉状態にして第2の真空バルブ16を開状態にする
。この制御により、排気管12と試料交換室4が高真空
用ポンプ6によって試料室2と略々同じ程度の真空度に
まで排気される。該試料交換室4が試料室2と略々同程
度の真空度にまで排気されたら、バルブ制御回路17は
、第1の真空バルブ14を閉状態にした後、試料交換用
バルブ5を開状態にして、試料交換室4内の試料を試料
室2内に挿入できるようにする。
従って、このように構成された装置では、排気管12に
排気管15を接続したため、排気管15の分だけ試料交
換室4の容積が見掛上増加することとなる。しかしなが
ら、試料交換時にはバルブ制御回路17によって第1の
真空バルブ14が閉状態にされているため、試料交換用
バルブ5開放時に試料交換室4を介して試料室2に連通
される領域の容積が従来装置より少なくなる。そのため
、従来装置に比較して略々排気管12の容積骨だけ真空
度悪化が改善される。又、前述したように試料交換室4
と排気管12.排気管15は高真空用ポンプ6で高真空
に排気され、試料交換室4は試料室2と略々同程度の真
空度にまで排気されている。そのため、試料交換用バル
ブ5を開状態にして試料交換室4と試料室2とを連通さ
せて試料交換を行っても試料室2の真空状態を悪化させ
ずに試料交換を行うことができる。又、試料交換後、試
料室2を試料交換前の真空度にまで復帰させる場合でも
従来装置に比較して時間が大巾に短縮される。
排気管15を接続したため、排気管15の分だけ試料交
換室4の容積が見掛上増加することとなる。しかしなが
ら、試料交換時にはバルブ制御回路17によって第1の
真空バルブ14が閉状態にされているため、試料交換用
バルブ5開放時に試料交換室4を介して試料室2に連通
される領域の容積が従来装置より少なくなる。そのため
、従来装置に比較して略々排気管12の容積骨だけ真空
度悪化が改善される。又、前述したように試料交換室4
と排気管12.排気管15は高真空用ポンプ6で高真空
に排気され、試料交換室4は試料室2と略々同程度の真
空度にまで排気されている。そのため、試料交換用バル
ブ5を開状態にして試料交換室4と試料室2とを連通さ
せて試料交換を行っても試料室2の真空状態を悪化させ
ずに試料交換を行うことができる。又、試料交換後、試
料室2を試料交換前の真空度にまで復帰させる場合でも
従来装置に比較して時間が大巾に短縮される。
尚、上記実施例では第1の真空バルブ14によって試料
交換室4を排気管12側を遮断するようにしたが、完全
に遮断する必要はない。従って、第1の真空バルブ14
として開閉を完全に行い得るバルブだけでなく、可変オ
リフィスを用いてコンダクタンスを減少させ得るように
しても同様の効果を得ることができる。又、本実施例に
おいては、高真空用ポンプ6の背圧側を排気するための
低真空用ポンプ9Aの他に試料交換室4を粗引するため
の低真空用ポンプ9Bを別に設けるようにしたが、高真
空用ポンプ6に接続された低真空用ポンプ9Aによって
試料交換室4を粗引きするようにしても良い。
交換室4を排気管12側を遮断するようにしたが、完全
に遮断する必要はない。従って、第1の真空バルブ14
として開閉を完全に行い得るバルブだけでなく、可変オ
リフィスを用いてコンダクタンスを減少させ得るように
しても同様の効果を得ることができる。又、本実施例に
おいては、高真空用ポンプ6の背圧側を排気するための
低真空用ポンプ9Aの他に試料交換室4を粗引するため
の低真空用ポンプ9Bを別に設けるようにしたが、高真
空用ポンプ6に接続された低真空用ポンプ9Aによって
試料交換室4を粗引きするようにしても良い。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、試料室と試料交換
室を連通させて試料交換を行うようにした電子顕微鏡の
排気系において、試料室の真空状態を悪化させずに試料
交換を行い得る。
室を連通させて試料交換を行うようにした電子顕微鏡の
排気系において、試料室の真空状態を悪化させずに試料
交換を行い得る。
第1図は本発明の一実施例を説明するための構成図、第
2図は従来装置を説明する為の図である。 に電子銃室、2:試料室、3:カメラ室、4:試料交換
室、5:試料交換用バルブ、6:高真空用ポンプ、7:
主排気管、8:主弁、9A、9B:低真空用ポンプ、1
0:排気管、11:粗引用バルブ、12:排気管、13
:リーク弁、14:第1の真空バルブ、15:排気管、
16:第2の真空バルブ、17:バルブ制御回路。 出願人 日本電子株式会社 第1図 夕θ
2図は従来装置を説明する為の図である。 に電子銃室、2:試料室、3:カメラ室、4:試料交換
室、5:試料交換用バルブ、6:高真空用ポンプ、7:
主排気管、8:主弁、9A、9B:低真空用ポンプ、1
0:排気管、11:粗引用バルブ、12:排気管、13
:リーク弁、14:第1の真空バルブ、15:排気管、
16:第2の真空バルブ、17:バルブ制御回路。 出願人 日本電子株式会社 第1図 夕θ
Claims (1)
- 試料が挿入され高真空用ポンプで排気される試料室と、
該試料室に試料交換用バルブを介して連通された試料交
換室と、該試料交換室を粗引用バルブを介して排気する
ための低真空用ポンプとを備えた装置において、前記試
料交換室と前記粗引用バルブとを接続する排気管に設け
られた第1の真空バルブと、前記粗引用バルブと該第1
の真空バルブとの間において、前記排気管に第2の真空
バルブを介して接続された高真空用ポンプとを備えたこ
とを特徴とする電子顕微鏡の排気系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63238366A JP2647922B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 電子顕微鏡の排気系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63238366A JP2647922B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 電子顕微鏡の排気系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287451A true JPH0287451A (ja) | 1990-03-28 |
JP2647922B2 JP2647922B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=17029123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63238366A Expired - Fee Related JP2647922B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 電子顕微鏡の排気系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647922B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5464459A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-24 | Jeol Ltd | Vacuum unit |
JPS5518084A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-07 | Jeol Ltd | Exhaust system for corpuscular ray apparatus |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP63238366A patent/JP2647922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5464459A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-24 | Jeol Ltd | Vacuum unit |
JPS5518084A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-07 | Jeol Ltd | Exhaust system for corpuscular ray apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2647922B2 (ja) | 1997-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |