JPH0287145A - オペーク装置 - Google Patents

オペーク装置

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JPH0287145A
JPH0287145A JP63238567A JP23856788A JPH0287145A JP H0287145 A JPH0287145 A JP H0287145A JP 63238567 A JP63238567 A JP 63238567A JP 23856788 A JP23856788 A JP 23856788A JP H0287145 A JPH0287145 A JP H0287145A
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peeling
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Takashi Sawada
隆司 澤田
Masaaki Matsuo
松尾 正明
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製版用フィルム等における画像部分である必
要な光透過部分または反射部分或いは画像の形成には不
側な部分(非画像部分)を検出し、画像部分以外の全部
または一部、或いは不要部分を遮光手段に指示して遮光
層を設けるオペーク装置に関する。
[従来の技術1 従来、製版の作業において、使用されているノリや版下
台紙の汚れ、露光器の汚れ等が原因で発生する不要な光
透過部分または反射部分(欠陥部分)を遮光する作業や
、或いは画線を色毎に区分けする作業である、製版用フ
ィルム等の遮光方法(オペーク)としては、マスクシー
ト利用法及び修正液塗布方法が知られている。マスクシ
ート利用法においては、剥離可能な赤色層等をポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に形成せしめたものを切
抜いて、製版用フィルム上に貼り付ける等の手段により
遮光するものである。すなわち、このマスクシート利用
法においては、遮光対象となる製版用フィルム等の大き
さに合うように、該シートを切断し、双方の見当位置合
せ用のビン穴を付与して作業に用いられる。このマスク
シート利用法は非常に簡便であり、製版用フィルム等の
必要部分相当について見当位置へビン穴で保持したまま
切抜き、赤色層部分の剥離を行うことにより、不要な光
透過部分または反射部分を比較的迅速に遮光することが
できる。しかし、遮光する作業のほとんどが手作業であ
り、マスクシート材の使用に伴う作業工数の増加、マス
クシートの切断及び剥離作業の作業難度が高いこと、マ
スクシートの厚みによる光拡散のため、製版用フィルム
等から形成される原稿や文字等の品質低下発生という欠
点を有する。
一方、修正液塗布法は、カーボンブラック等の遮光剤を
ベヒクル中へ含有し甘めだ遮光液(修正液)を使用する
ものである。この方法は、塗布された遮光層が薄い点で
マスクシート利用法に比べ優れている特徴を有する。こ
の性正液塗布としては、例えば特開昭56−91236
号、同576850号、同57−108853号公報に
記載されている。これらは、従来より使用されている修
正液に比較して硬い被膜形成を可能にしたこと、艶消し
効零による塗布部分の目視判定作業を容易にする点で、
優れているが、毛筆等による作業のため細かな部分での
遮光作業が困難であること、時間のかかる手作業であり
、遮光作業として労力のかかる欠点を有している。
マスクシート利用法または修正液塗布作業外の遮光方法
としては、予め着色された粘着性を有するテープを遮光
部分へ貼付する方法(マスキングテープ)或いは光を透
過または反射しない紙等の遮光材料の製版用フィルムま
たは印画紙等への貼付による方法がある。これらの貼付
による遮光方法は、いずれも遮光そのものは達成できる
が、手作業のための労力がかかるという欠点を有してお
り、大きな部分の修正しかできず、実際の製版作業には
極く一部が適用されているにすぎない。
すなわち、従来の製版用フィルム等における不要な光透
過部分または反射部分を遮光する手段としては、はとん
ど全て作業者の人手によらなければならず、これまでに
検討されている改良は、はとんど遮光膜の強化やほんの
一部に適用できる対応手段に留まっている。
更に、製版用フィルム等の不要な部分の検出について見
ると、従来の技術は人間の目による検出であり、時間が
かかること、作業者の熟練、などの問題があった。不要
な部分は、一般にピンホールや線等であることが多い。
これらの不要部分は、数が多いだけでなく、検出に大変
な労力がかがっているのが現状である。
なお、製版用フィルム等における不要な光透過部分また
は反射部分の検出という点について見ると、従来から印
刷物検査装置またはプリント基板検査装置があるが、こ
れらの装置は検査用の見本となる試料を実物またはテレ
ビカメラ等から入力された見本画像を電子的(電気的)
記憶手段にて装置内に保持し、各検査品ごとに構成画像
について順次走査または適当な方法にて見本となる試料
との比較・検証を実施して検査目的を達成するものであ
る。
これらの装置は、検査または検査用の情報設定を迅速か
つ安定に行い、印刷物の生産合理化を実現せしめるとい
う利点を一応有しているが、製版用フィルム等における
不要な光透過部分または反射部分の検出には、検査見本
が無いこと、つまり検査見本となるものが版下台紙等の
ため、利用できない。つまり、標準となる見本を必要と
せずに不要な部分を遮光する装置が望まれていた。
更に、特開昭62−275265号公報、特開昭63−
32552号公報のようにオペーク作業を自動化しよう
とする装置も検討させているが、検査見本を必要とする
、または従来の修正液塗布作業の改良である、装置であ
り、必ずしも自動化または簡易化した装置とは言い難い
そこで本発明者は先に、かかる従来法が有する欠点を考
慮し、製版用フィルム等における不要な光透過部分また
は反射部分を遮光する製版作業に関する遮光装置を開発
して提案した(例えば、昭和63年特許出願第9955
9号参照)。この新たに提案された遮光装置は画像形成
された製版用フィルムまたは印画紙等の対象物の画像部
分である必要な光透過部分または反射部分以外を遮光す
る装置であって、対象物の存在を検知する手段と、対象
物を搬送する手段と、搬送されている対象物を露光する
手段と、露光された対象物からの透過光または反射光を
受光する手段と、受光手段からの情報を対象物の所望領
域につき記憶する手段と、該記憶手段に蓄えられた情報
により画像部分または不要部分を検出する手段と、該検
出手段を通過し、搬送されている対象物を検知する手段
と、及び検出された画像部分以外または不要部分を遮光
する手段、とを有する自動オペーク装置である。
この装置により、オペーク作業が自動化され、省力化及
び品質安定化を可能とした。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、この装置では、必要な光透過部分または反射
部分以外の部分寸なわち遮光対象箇所に感熱転写体によ
り、遮光材料である感熱転写材を転写して遮光しオペー
ク作業が行われる。そして、サーマルヘッドにて熱転写
を行った後、対象物と熱転写体を剥離してみると、製版
用フィルム等の対象物と感熱転写材の種類、転写温度等
に起因すると思われる感熱転写材の遷りが不良となるパ
リ、尾引き、扱け、と称されている現象を起こすことが
ある。これらの現象が起った場合、遮光材料の層を設け
てはならない箇所に形成されたり、逆に遮光材料の層を
形成しなければならない箇所に設けられなかったりする
。このようなことから、パリ、尾引き、抜は等を生じる
ことなしに対象物と感熱転写材との剥離を良好に行いう
る剥離装置の開発が望まれている。このパリ、尾引き、
仮けの発生の要因としては対象物と感熱転写材の種類、
転写温度、両者の剥離角度があると考えられる。
本発明は上記の如き事情に鑑みてなされたちのであって
、パリ、尾引き、扱は等を生ずることなしに、対象物と
感熱転写材との剥離を良好に行うことができ、従って、
所定位置の遮光を高精度に行うことができるオペーク装
置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この発明のオペーク装置ν?は、
画像形成された製版用フィルム、印画紙等の対象物を搬
送する搬送装置、該対象物の画像部分またはピンホール
等の不要な部分を検出する検出装置、該対染物の両像部
分以外または不要な部分に遮光材料である感熱転写材を
有する感熱転写体で熱転写を行って遮光する遮光装置及
び該熱転写を行った後に該対象物と感熱転写体とを剥離
させる剥離装置を有するオペーク装置であって、該剥離
装置は対象物と該感熱転写体とが剥離する剥離角度を調
整する剥離角度調整装置を有することを特徴としている
[作用] 製版用フィルム、印画紙等の対象物にピンホールや汚れ
等の不要な部分がある場合に、その対染物は本発明のオ
ペーク装置に供給され、搬送装置によって、検出装置に
搬送される。検出装置では対象物上の画像部分である必
要な部分またはピンホール等の不要な部分を検出する。
次に、遮光装置によって対象物と転写体が重ね合わされ
、対象物の画像部分以外の部分または不要な部分に感熱
転写材が熱転写されて遮光する。最後に、対象物と転写
体は剥離される。この剥離の場合に、対染物と転写体と
の剥離角度は剥離角度調整装置によって調整される。
剥離角度は熱転写温度、感熱転写材の種類等によって選
択される。
[実施例1 以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面について説
明する。
第1図において、1はオペーク装置である。
オペーク装置1は搬送装置2、検出装置3、遮光装置4
、剥離装置5を備えている。剥離装置5には剥離角度調
整装置6が含まれている。
搬送装置2は3個のローラ対12.13.14を対象物
11の経路17に沿って配置している。
ローラ対12,13.14はそれぞれパルスモータ等の
駆動手段によって駆動されるローラ15と、該ローラ1
5とニップを形成して対象物を搬送する対向ローラ16
とからなっている。但し、搬送装置2としてはローラ対
12,13.14の駆動源にはパルスモータに限らず、
ロータリーエンコーダを利用した七−夕駆動でもよい。
検出装置3は露光装置18を有する。露光装置18は対
象物11の経路17の一方の側に位置し、対象物11の
経路17の反対側に光路変更用ミラー21及び受光装置
22が位置し、露光装置18を発射した光は対象物11
を透過した後、光路変更用ミラー21で反射されて光路
変更したのち、受光装置22に入射するように配置され
ている。
本発明に係わる製版用フィルム等の対染物11としでは
、製版用フィルムの他に、ネガまたはポジのモノクロま
たはカラーフィルム、印画紙、版下台紙等が例示される
露光装置18としては、所望の精度をもって露光、該露
光による情報入手、が可能な手段であればよく、例えば
光源と対象物との間にスリットを設けて露光したり、光
源からの光がシャープに所望の幅を有する露光、等によ
り行われる。露光装置18としては、受光素子で受光で
きる光を発射し得るものであれば、特に制限されるもの
でなく、例えばLEDアレイ、タングステンランプ、蛍
光灯、キセノンランプ等が使用できる。
受光装置22としては、通常使用されている受光素子が
使用できる。受光素子としては、種々のものが使用可能
である。例えばCOD密着型イメージセンサ−、フォト
マルチプレイヤー、ビジコンに代表される光導電型搬像
管、フォトダイオード、フォトトランジスター、太陽電
池等が使用できる。特にCOD密着型イメージセンサ−
1例えば東芝製CI PS304MS Iは製版用フィ
ルム等が、予め設定されている検出部分を通過する速度
について高速化が実現できるため、優れた受光素子であ
る。
受光装置22による検出に際しては、必要に応じて適当
な拡大または縮小のレンズ系を利用することができ、検
出能力の向上や装置の簡易化を図ることができる。これ
にJ、り受光素子の解像力、寸なわち必要部分の検出程
度を、+り用されるレンズ系との組合せによって種々な
設定がIil能である。
製版用フィルム等の両県の検出は、複数の受光素子を使
用、またtよ単一または複数の受光素子を使用し、透過
光または反射光を受けるべく、移動するものであっても
よい。受光装置22の動作は検出コントローラ23によ
って制御される。受光装置22の出力は処理装置24に
入力されるようになっている。処理装置24は演粋装買
25(CPU) 、記憶装置26、補助記憶装置27及
び入力装置28とからなっている。
記憶装置26、補助記憶装置27としては受光装置22
により得られた情報を対象物の所望領域につき記憶する
ものであって、書き込みと読み出しが可能なメモリであ
ればよい。
演q装置(CPLJ)25としては、コンピュータが使
用できる。
また、記憶装置26は、イメージスキャナー等のタイミ
ングで記憶し、遮光装置のタイミングで読み出ず。更に
、記憶装置26から遮光装置のタイミングで読み出して
ぎたデータを例えば遮光装置の一例で、あるリーマルプ
リンターのヘッドの制御信号に変換し、パルス幅を制御
することによりサーマルヘッドの温度コントロールを行
う。
入力S!置28としては、画素サイズを入力できるもの
であれば特に制限されないが、キーボード等が使用でき
る。
対象物の画像部分または不要な部分の検出は走査による
情報を、少なくとも走査1ライン以上を何らかの手段で
保持し、例えば走査3ライン中での独立していない画素
が必要な光透過または反射部分であると、予め設定して
おくことにより、検出が可能となる。従って、走査1ラ
インまたは1ライン以上による画像情報を適当な方法で
調査・検証することによって、必要な部分としての決定
ができる。すなわら、本来必要部分である画像は、本来
の画像部分の画素が独立して存在することはなく、独立
して存在するものは不要な部分であるため、走査に“よ
る前後及びまたは左右の画素の情報から判断できる。
また、中位画像、例えば文字のような一定の大きざの画
像、だけからなる製版用フィルム等では、単位画像より
大きな不要な部分は、単位画像が連続して画像として存
在した場合、つまり画素が連続して中位画像以上に存在
したとぎ、不要な部分として認定できる。
なお、製版用フィルム等での本来の画像部分は連続した
ものであり、製版用フィルム等から製版された印刷版に
おいては、網点となっているが大雑把な言い方すれば、
製版用フィルムまたは印画紙等での画素は、印刷版の網
点に相当する。
検出における決定に際しては、簡単なコンピュータ処理
による画素の4連結または8連結等により調査・検証し
てもよい。この連結法により製版用フィルムまたは印画
紙等の必要な光透過部分または反射部分である画素の検
出ができる。勿論、その他の方式による決定でもよい。
本発明に係わる検出手段としては、本来の画像である部
分を検出する場合と不要部分を検出する場合とがあるが
、画像部分を検出する場合のほうが、不要な部分を検出
する場合に比べ、記憶容量が小さくて済むという利点が
ある。製版用フィルム等の画像部分がしめる割合は一般
に非画像部分に比べ小さいことが多く、更に検出対象が
ピンホール等に比較して大きいので検出手段である受光
素子(1?ンサー)密度の細かいものを必要とせず、従
って、本発明に係わる検出手段では記憶容量が115乃
至1/20程度で行うことができる。
遮光装置4としては、位置情報に阜づき、遮光を行うた
めの、感熱転写プリンタ31を使用し得る。感熱転写プ
リンタ31は第2図に示すようにサーマルヘッド32及
び感熱転写体33を主たる構成とするものであり、前記
位置情報により、感熱転写プリンタ31のサーマルヘッ
ド32への指示を行い、遮光層47を形成する。つまり
、位置情報によりサーマルヘッド32が遮光材料を担持
した感熱転写体33から114記遮光材料で構成される
遮光層47を対象物11へ設ける。なJ3.34は感熱
転写体33を供給覆るための巻き出しローラ、35は使
用流の感熱転写体33を巻き取る巻取りローラ、を示す
。また、[1−ラ36は1毀送装置2の構成部材である
と共に感熱転写プリンタ31のプラテンをも兼ねる。
感熱転写体33としては、顔料または染料と熱溶融性被
膜形成材料とを含有して50〜130℃程度で熱転写可
能な転写材料を支持体に設けたものである。顔料または
染料は、製版用フィルムまたは印画紙等を使用する後工
程である露光作業において、遮光条件を満足するもので
ある。熱溶融性被膜形成材料としては、ワックスまたは
その他の材料がある。
巻き出しローラ34と巻き取りローラ35との間に感熱
転写体33の経路40が形成され、その経路40に沿っ
てパックテンションローラ37、感熱転写プリンタ31
、搬送ローラ対38が配設される。
感熱転写プリンタ31はホルダ41を有し、ホルダ41
にサーマルヘッド取付フレーム42が軸43によって回
転可能に取付けられている。
サーマルヘッド取付フレーム42の先端にはサーマルヘ
ッド32が固定されている。またホルダ41にはり“−
マルヘッド押圧ばね44が取付けられており、このサー
マルヘッド押圧ばね44はサーマルヘッド32をプラテ
ンローラ36に向けて押圧している。ホルダ41にはカ
ム従動子45が取f1けられ、このカム従動子45はカ
ム46に接触している。従って、カム46の回転角に応
じてホルダ41が揺初変位してプラテンローラ36に接
近し、または離隔する。
対象物11と感熱転写体33とはプラテンローラ36の
入口側に供給されて重ね合わされ、位置情報によってサ
ーマルヘッド32が加熱され、サーマルヘッド32によ
って感熱転写材料が熱溶融し感熱転写体33から感熱転
写材料が対像物11の検出された画像部分以外または不
要な部分に転写されて遮光層47が形成される。遮光層
は、製版用フィルム等の不要な部分に転写または付与さ
れた後、製版用フィルム等が受ける作業環境の中で必要
な耐性を有することが好ましく、それぞれ作業環境に合
う遮光層を選択することができる。
プラテンロー536の出口側で剥離装置48によって対
象物11と感熱転写体33とは剥離される。
剥離装置48はフィルムガイド0−ラ51と転写体ガイ
ドローラ52とからなっており、フィルムガイドローラ
51は対象物11をガイドしてその進行方向を決定し、
また転写体がイドローラ52は感熱転写体33をガイド
してその進行を決定する。但し、この実施例ではプラテ
ンローラ36がフィルムガイドロー551を兼ねている
プラテンローラ36(フィルムガイドローフ51)の出
口側における対象物11と感熱転写体33との間の角度
θが剥離角度であり、この角度θがオペークの品質に影
響を与えることは前述のとおりである。この剥離角度O
は剥離角度調整装置16によって調整される。剥離角度
調整装置6はホルダ41に長孔53を有し、この長孔5
3に転写体ガイドローラ52の軸54が変位可能に嵌入
しており、長孔53の長手方向における軸54の固定位
置を選択することにより転写体ガイドローラ52の位置
が変化し、これによって隔離角度θを調整し得る。
このほか、剥離角度の調整としては、対象物と接するO
−ラの位置を可変とする手段、感熱転写材と接するロー
ラの位置を可変とする手段、或いはこの両方の手段、等
がある。剥離角度の調整については、角度を10〜90
°、好ましくは20〜60’の範囲で調整できることが
必要である。
調整段階としては例えば1度毎、5度毎、10度毎に調
整できるようにする。
この角曵調整により、1台の装置で、感熱転写材の種類
の変化、対象物の種類の変化、等に対応可能となる。
感熱転写体33を使用した転写が行なわれた後、静電気
除去手段の一例である導電性ローラ65を搬送速度に一
致して、対象物11へ接触させることにより、対象物1
1の静電気が除去される。なお、ローラ対12の入口側
及び出口側並びに感熱転写プリンタ31の入口側には検
知器62,63゜64が配設されている。検知器62.
63.64は経路17内の対象物11を検知するもので
、小型の光源とフォトトランジスタの組合せによる対象
物が光を遮る手段、マイクロスイッチを対象物が触れて
作動させる手段、或いは対染物がローラを押し上げるこ
とでマイクロスイッチを作動させる手段等である。
このように構成されたオペーク装置の動作は次のとおり
である。
製版用フィルムである対象物11は、オペーク装置首1
の入口61に挿入される。挿入されると検知p!62に
より、対象物11が検知され、搬送装置2による搬送が
開始される。なお、搬送するための駆動を電源投入から
常時作動しておくこともできるが、望ましくは対象物1
1の挿入から搬送を開始する。搬送された対象物11は
検知器63によって検出されて以後の作動において必要
となる対象物11の位置を決定する基準となる信号を生
成する。ここでは2つの検知器62.63を使用するが
、検知器を1つとして兼用することも可能である。検知
器63による検知は位置決めのための機能を有する。つ
まり、検知開始の情報が次の露光、受光及び検出による
位置情報の基準ともなり得る。なお、予め対象物に設け
られたU準位訂を示す標識によってもよい。
搬送されている対象物11に対し、検出装置3の露光装
置18において露光を行う。露光装置18としては、照
明光源及びスリットからなる。
対象物11からの光(第1図では透過光を示しているが
、反射光による場合でもよいことは勿論である)を受光
装置22に入射させる。
露光装置18を通過した対象物11は遮光装置4の前に
設けられた検知器64により検知される。
この検知が遮光位置を決める基準ともなる。
検知器63による検知からの情報が基準となり、この基
準を基に、搬送距離または搬送速度から、検出された画
像情報の位置が自動的に設定できる。
つまり、検知器63によるスタート点からの間隔を求め
ることもでき、この位置情報を記憶させておき、検出器
からの対象物11の座標情報と合せて、遮光装置4にイ
ンプットされることにより予め位置決めを行うことなく
、遮光が行える。遮光装置4の前に設けられた検知器6
4による検知により、この基準情報と検出された位置情
報から自動的に処理できることになる。なお、検知器6
3と露光される場所との距離、及び検知器64と遮光装
置4との距離とは必ずしも同じである必要tよない。こ
れらの演算及び処理を演算装置25によって行い、記憶
装置26.補助記憶装置27に記憶させる。すなわち入
力装置28から演算装置25へ入力されたサイズ、更に
は検出ピッチに基づき演算装@25を介して検出コント
ローラ23からの指示により、露光装置18が稼働する
。検出装置3からの情報である対象物11の画像情報を
順次に演算装置25管理下の記憶装置26に記憶させる
。なお、本発明における装置において、演0装置25は
必ずしも必須ではなく、場合によっては、演算装置25
を設けない装置とすることも可能である。
記憶装置26に記憶された情報量が搬送直角方向で3ラ
イン相当に達したら4連結画素の情報を比較器(図示せ
ず)で比較し、必要な部分である文字または絵柄を、予
め定めた値によって決定する。この比較−決定により必
要な部分とされた場合、相当する座標情報を補助記憶装
置27に記憶させる。
本発明の装置では予め検出ピッチを画素毎または画素の
1つおき等に設定することもできる。
決定のために参照する画素の数は同一でよく、例えば、
検出対染の文字等が大きくなった場合、小さい文字の検
出のときよりも、粗い画木数、つまり文字等の1つあた
りの画素数は同一でよく、これがために必要部分と不要
な部分との大きさが通常のものと異なっていても、検出
、遮光に要する処理時間等は通常の場合と同一である。
つまり、小さい画像単位(画線、文字等)でも、大ぎな
画像単位であっても、処理時間等は変らない。すなわち
、参照する画素の数が同一であるためである。
また、本発明では画素の大きさを予め設定することもで
きるが、目視で通常に処理する製版フィルム等の文字等
との比較、画像を形成している文字等の大きさ、例えば
級数やポイントの比較等を利用し、自動化することもで
きるが、必ずしもこれらに限定されることはなく、キー
ボードを用いて、画素の大きさや検出ビッヂの入力を行
うこともできる。なお、通常の文字であれば、画素の大
ぎざは約400Ltmとすればよい。また、画像の検出
では、露光強度、露光強度の周1す1的な変化も設定で
き、この露光の変化条件は、必要な部分の検出と同定を
より迅速にする上で有効である。画素の大きさや検出ピ
ッチは、キーボード等より入力される。入力されたサイ
ズは演n装置25を経て検出装置3に設定される。本発
明での画素の大きさの設定がキーボードから入力された
サイズに基づき、演算装置25で計算される。さらには
演算装置25で、参照するピッチを変えたり、サイズの
記憶かできる。通常は、オペーク装置の検出ピッチ(幅
)を変更することにより、検出が実施される。
なお、検出ピッチを変更する例としては、入力装置28
により、検出ピッチを設定することは勿論、演0装置2
5で演算できるようにすることもできる。
また、検出vt置での露光条件の変更は、時間(対条物
の搬送)方向での露光強度の変化を主としていて、光源
の明るさの変化によるビンボール等の検出素子にとって
の検出程度の差を生じせしめる効果がある。すなわち、
検出素子における検出の閾値は検出素子へ入光する光の
強度と時間で決定されるが、露光強度を予め設定した条
件に従って変更(調光)することは、この強度と時間を
利用して、ピンホールと文字等の本来の画像の決定をよ
り容易にしていることになる。
検出された画像部分は位置情報として、記憶装置に保持
され、この位置以外の部分、つまり非画像部分の位置に
遮光が施される。なお、遮光を行う際、画像部分と非画
像部分とを正確に区分けし、この区分けに従って遮光で
きるが、製版用フィルム等の画像は鮮鋭性が必要なこと
が多いため、必要な部分である画像部分を太らせ、ひい
ては非画像部分である遮光部分を若干細らせて遮光する
ことが好ましい。この操作のためには、例えば4画素の
明るさの勾配を検証するか、9画素のラプラシアンの値
を検証して、例えば4画素の絶対値が正、ラプラシアン
の値が負であれば、検証の中心位置に必要画素の縁があ
ることになり、この必要画集の周囲に予め定められた画
素数だけ必要画素とすることにより、太らせることがで
きる。
次に遮光装置4に達した対象物11はプラテンローラ3
6で感熱転写体33と重ね合わされる。
このとき、カム46の動作によりホルダ41が変位しく
第2図中で反時計方向に変位し)、かつサーマルヘッド
押圧ばね44の弾性押圧力が作用してサーマルヘッド3
2がプラテンローラ36に押付けられ、重ねられた感熱
転写体33と対象物11とをはさみつける。サーマルヘ
ッド32は搬送方向に対し直角に配置してあり、補助記
憶装置27と対象物11の双方の位置情報の論理積結束
によってサーマルヘッド42が加熱され、転写体が熱溶
融し、対象物11上の検出された不要な部分への遮光層
形成がなされる。
遮光層の形成が完了した後、重ねられた感熱転写体33
と対象物11とは遮光装置4から送り出され、剥離装置
5に入る。剥離装置5では対象物11はフィルムガイド
ローラ51に案内されてローラ対14に向かい、一方、
感熱転写体33は転写体ガイドローラ52に案内されて
巻き取りローラ35に向かう。こうして対象物11と感
熱転写体33とが剥離角度θだけ異なる方向に案内され
ることによって両者は剥離される。この剥離角度を調整
する場合、ボルダ41に形成された長孔53の長手方向
に軸54を移動させ、感熱転写体ガイドローラ52の位
置を換える。これによって感熱転写体33の搬送方向が
変り、剥離角度が変化する。
[発明の効果] この発明のオペーク装置では製版用フィルム等における
不要な光透過部分または反射部分の遮光には、形成され
ている画像(必要な部分)を検出し、それ以外の部分、
つまり不要な部分を遮光すればよいことに着目し、或い
はピンホール等の不要な部分を検出し、この不要部分を
遮光すればよいことに着目し、従来のマスクシート利用
法または修正液塗布法に比較し、簡便、迅速かつ精度よ
く製版(オペーク)でき、また熟練者によらなくとも作
業できる。
検出装置は、対象物の所望領域の透過光または反射光か
らの情報を記憶し、得られた情報に基づき画素単位に応
じた検出ピッチで、隣接する画素を比較することにより
検出を行い、かつ、遮光装置の前に設けられた対象物を
検知することにより、基準位置を予め設定することなく
、遮光が行える。
特に重要なこととして、本発明では、熱転写温度、感熱
転写材の種類、等が変っても、剥離角度の調整によって
パリ、尾引き、抜け、と称されている現象を起こすこと
なく、良好なオペーク作業を可能とする。なお、パリ、
尾引き、抜け、と称されている現象は、剥離角度により
かなりの影響を受けているものと考えられる。
検出装δによる必要な光透過部分または反射部分の検出
模、この部分以外に対し遮光層を直ちに製版用フィルム
等へ設けることができる。一般に検出手段と遮光手段と
は、離れている。従って、位置ずれを起こすことなく、
遮光する必要がある。
予め位置決めを行うことなく、つまり、検出までを予め
処理し、この検出した位置を何れかの手段に蓄え、位置
合せ、または見当あわUを行うことを必ずしも必要とせ
ずに、遮光できることが望ましく、連続化した処理には
必要な方法である。
本発明では、対象物の検知手段及び検出手段により、遮
光すべき部分の、対象物の検知からの距離または位置を
、搬送距離及び若しくは搬送速度から、自動的に決める
ことができる。更に、遮光手段の前に設けられた検知手
段により、既に求められている距離または位置から、遮
光を開始すぺき距離または位置が自動的に決められ、何
ら位置合せ等の特別の処理を必要とせずに遮光できる。
製版用フィルム等における必要な光透過部分または反射
部分を検出し、この部分以外に遮光材料を設けるには、
または不要部分を検出し、この部分に遮光材料を設ける
には、検出から位置の決定までを、検出対象である製版
用フィルム等が通過して遮光層付与手段へ到達する前に
終了しなければならないが、遮光対象部分が到達する前
であれば、使用されるコンピュータ等のプロセスの種別
や使用される処理言語(例、アセンブラ等)の処理達磨
には限定されるものではない。
本発明に係わる感熱転写材にて遮光した製版用フィルム
等は、遮光層の接着性、耐1f耗性は良好であり、かつ
完全に遮光される。従って、後工程においても、従来の
手工的作業の遮光と同様な取り扱いでも剥離等は生じな
い。
このオペーク装置の構成は、対象物の存在を検知する手
段、対象物を搬送する手段、搬送されている対象物を露
光する手段、受光手段、記憶手段、検出手段、検知手段
、遮光手段、を有するものであれば、上記の構成のほか
これらの手段を含む、一体となった装置は勿論、例えば
検知手段乃至検出手段を含む装置に、検知手段及び遮光
手段を組合せた装置であってもよく、更にはそれぞれの
手段を含む装置を組合せてもよい。また、必要に応じて
、画素サイズや検出ピッチを予め設定しておくのでなく
、これらを変更する入力手段で、その都度決定できるよ
うにしておいてもよい。画素サイズは通常受光素子によ
って決定されることが多いが、変更できるようにするこ
ともでき、簡易には受光素子の大きさの倍数単位で調整
できるようにしてもよい。また、検出ピッチも画素毎ま
たは、画素の何個かおぎに検出することなども可能であ
る。検出ピッチを固定方式とすることは勿論、可変とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示すオペーク装置の概略
側面説明断面図、及び第2図は熱転写部分の拡大側面構
成説明図である。 1・・・オペーク装置、 2・・・搬送装置、3・・・
検出装置、 4・・・遮光装置、5・・・剥離装置、 
6・・・剥離角度調整装間、11・・・対象物、 12
.13.17′l・・・ローラ対、15・・・ローラ、
 16・・・対向ローラ、17・・・経路、 18・・
・露光装置、21・・・光路変更用ミラー  22・・
・受光装置、23・・・検出コントローラ、 24・・
・処理装置、25・・・演算装置(CPU)、 26・
・・記憶装置、27・・・補時記憶装置、 28・・・
入力装置、31・・・感熱転写プリンタ、 32・・・
サーマルヘッド、 33・・・感熱転写体、 34・・
・巻き出しローラ、 35・・・巻き取りローラ、36
・・・プラテンローラ、 37・・・バックテンション
ローラ、38・・・搬送ローラ対、 40・・・経路、
41・・・ホルダ、 42・・・サーマルヘッド取付フ
レーム、 43・・・軸、 44・・・サーマルヘッド
押圧ばね、 45・・・カム従動子、 46・・・カム
、47・・・遮光層、 48・・・剥離装置、51・・
・フィルムガイドローラ、 52・・・転写体ガイドロ
ーラ、 53・・・長孔、 54・・・軸61・・・入
口、 62.63.64・・・検知器、65・・・N9
電性ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像形成された製版用フィルム、印画紙等の対象
    物を搬送する搬送装置、該対象物の画像部分またはピン
    ホール等の不要な部分を検出する検出装置、該対象物の
    画像部分以外または不要な部分に遮光材料である感熱転
    写材を有する感熱転写体で熱転写を行つて遮光する遮光
    装置及び該熱転写を行つた後に該対象物と感熱転写体と
    を剥離させる剥離装置を有するオペーク装置であつて、
    該剥離装置は対象物と該感熱転写体とが剥離する剥離角
    度を調整する剥離角度調整装置を有することを特徴とす
    るオペーク装置
  2. (2)前記剥離角度調整装置はサーマルヘッドより、感
    熱転写体の進行方向で、後方に設けられた感熱転写体に
    接するローラの上下位置が可変に構成されているもので
    あることを特徴とする請求項1記載のオペーク装置
JP23856788A 1988-09-22 1988-09-22 オペーク装置 Expired - Lifetime JPH0760259B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0489953U (ja) * 1990-04-26 1992-08-05

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