JPH028634Y2 - - Google Patents

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JPH028634Y2
JPH028634Y2 JP14570685U JP14570685U JPH028634Y2 JP H028634 Y2 JPH028634 Y2 JP H028634Y2 JP 14570685 U JP14570685 U JP 14570685U JP 14570685 U JP14570685 U JP 14570685U JP H028634 Y2 JPH028634 Y2 JP H028634Y2
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conveyor
welding rod
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horizontal
pulley
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被覆剤塗装機から打ち出される被覆
溶接棒を端部加工後、乾燥工程へ運ぶための搬送
装置に関する。
(従来の技術) 被覆溶接棒は、心線周囲に塗装機によつて被覆
剤を塗装し、端部加工機により端部加工された後
連続乾燥炉へ装入して乾燥することにより製造さ
れる。近年、溶接棒塗装本数は増加傾向にあり、
例えば1台塗装の場合1500〜2200本/分、2台塗
装1コンベアの場合1600〜2500本/分にも達す
る。このうち2台塗装1コンベアの例として特開
昭57−11799号公報を挙げることができる。
しかして、通常、各設備間はコンベアにて結ば
れているが、具体的には水平コンベアと傾斜コン
ベアの組み合せであり、特に乾燥炉が上方から下
方に向つて棒を移行させながら乾燥を行う構造と
なつているので、棒は炉の上部から装入する必要
があり、乾燥炉前には通常20度以上の傾斜コンベ
アが設けられる。この傾斜コンベア部分を第4図
にて説明する。
図において、21は例えば端部加工工程を経た
溶接棒を搬送する水平コンベア、22は該水平コ
ンベア21の終端にてコンベア下部が重合する如
く設置した傾斜コンベア、23は該傾斜コンベア
22の上端にその始端が重合する如く配置した水
平コンベアであり、該水平コンベア23は乾燥炉
の装入口へと続いている。前記傾斜コンベア22
はそのコンベアベルト面に連続した山形溝を形成
した軟質スポンジ24が貼着されており、溶接棒
2はこの溝に落ち込み搬送される。
(考案が解決しようとする問題点) 第4図のように水平コンベア21から傾斜コン
ベア22へと棒2が移行する場合、前述の如く単
位時間当りの搬送本数が多いと、第5図に示すよ
うに、棒2が傾斜コンベアの山形溝25内に安定
して入らず、溶接棒2が乱行してトラブルが発生
していた。このため溶接棒が乱行することなく、
傾斜コンベアに移送する方法として、コンベア速
度を遅くすること又は山形溝を大きくすることが
考えられるが、前者は生産性を劣化させ、又後者
は移送時の棒受渡しが困難になる問題があるた
め、採用できない。
本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、高
速かつ多量に搬送されてくる未乾燥の溶接棒を、
乾燥炉の高位置へ運び上げる傾斜コンベアに移行
させるに当り、乱行を生じることなく確実に該コ
ンベアに溶接棒を移すことができる、安定した搬
送装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段・作用) 本考案はこの目的を達成するために次のように
構成してなる。すなわち、 被覆剤塗装機で被覆剤を塗装された被覆溶接棒
を端部加工工程を経て乾燥工程へ搬送する装置に
おいて、端部加工工程から送られてくる溶接棒を
搬送する第1の水平コンベアを設け、該第1の水
平コンベアに連結して同方向に傾斜コンベアを設
け、該傾斜コンベアに連結して同方向に溶接棒を
搬送する第2の水平コンベアを設け、前記傾斜コ
ンベアは、始端部を緩い角度の第1次傾斜、後部
を第1次傾斜よりも角度をもつた第2次傾斜構造
とし、これら第1次及び第2次傾斜間の屈曲部上
面に接触する押えプーリを設けたことを特徴とす
る被覆溶接棒の搬送装置である。
第1の水平コンベアに対して低い角度の傾斜コ
ンベアの第1次傾斜部がまず重合するので、溶接
棒は押し上げるようにして受け取られ、次いで角
度を付けた第2次傾斜部に移るが、ここでは傾斜
コンベアの山形溝の突起が溶接棒を押し分けて持
ち上げるようにして移行させる。次に、傾斜コン
ベアと同速で回転している押圧プーリによつて安
定状態になり、溶接棒は溝の中に落されて搬送さ
れる。
(実施例) 以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に示す如く、端部加工工程か
ら送られてくる溶接棒2を互いに接触状態で搬送
する第1の水平コンベア1の終端側には、該コン
ベア1に重合連結して同方向に溶接棒を受け取つ
て搬送する傾斜コンベア10の始端側が設置され
る。該傾斜コンベア10は乾燥炉の装入口高さま
で上方に延び、その終端側にて第2の水平コンベ
ア8の始端側と重合連結し、溶接棒を同方向に搬
送する。該第2の水平コンベア8は図示しないが
乾燥炉へと続いている。
傾斜コンベア10は、第2図や第3図にも示す
如く、コンベアベルト面に一定幅の軟質スポンジ
を貼着して形成され、該スポンジには進行方向に
直交する方向に延びる山形(V字状)溝10Aが
連続して設けられている。また、該傾斜コンベア
10の始端部における第1の水平コンベア1との
連結部は、緩い角度(例えば10度以下)の第1次
傾斜部12となつており、またそれ以後の部分は
第1次傾斜部よりも大きい角度(例えば15〜45
度)の第2次傾斜部13となつている。
上記第1次傾斜部12及び第2次傾斜部13間
の屈曲部には、軟質スポンジ面に接触する如く大
径の押圧プーリ9が配置されている。該押圧プー
リ9は、傾斜コンベア10と同速で回転するもの
であつて、第3図にも示すように、表面に軟質ス
ポンジの如きものを被覆しており、傾斜コンベア
10と互いにつぶし合う関係にある。
なお、傾斜コンベア10は、その前端に駆動プ
ーリ7、後端に従動プーリ11が設けられると共
に、上端側が第2の水平コンベア8のプーリ6に
かけられ、さらに下部に内側テンシヨンプーリ3
及び上部に外側テンシヨンプーリ5を設け、これ
らと前記押圧プーリ9によつて第1次傾斜部12
と第2次傾斜部13のそれぞれの傾斜と全体のベ
ルト張り具合が決められる。図示の例では押圧プ
ーリ9が傾斜コンベア10の第1及び第2次傾斜
部を区分していることになる。
第1及び第2の水平コンベア1,8は、第2図
に示すように、それぞれ2列のベルトをプーリ4
及び6にて回動するもので、傾斜コンベア10と
の連結部では傾斜コンベア10が2列のベルトの
間に入るようにして重合する。
図示の例は上記の如く構成されているので、第
1の水平コンベア1と傾斜コンベア10の第1次
傾斜部12とは緩い角度で重合し、徐々に傾斜コ
ンベア10が水平コンベア1上の溶接棒2をすく
いあげ、次に第2次傾斜部13に移る。この第2
次傾斜部13では山形溝10Aの突起が溶接棒2
を押し分けるようにして各溝内へ移し、同時に第
3図に示すように、傾斜部12と13間の屈曲部
に位置する押圧プーリ9が同速で回転し、かつそ
の表面の軟質スポンジと傾斜コンベア10の軟質
スポンジが互いに押しつぶし合うことによつて、
溶接棒2は完全に各溝内にに落ち込み、安定状態
で搬送されることになる。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案の搬送装置によれ
ば、水平コンベアから傾斜コンベアへと、また傾
斜コンベアから水平コンベアを経て乾燥炉に溶接
棒を搬送するに際し、溶接棒が全く乱行しないの
で、棒表面に疵が付くこともなく非常に安定した
高速・多量の搬送作業が可能となる。また、傾斜
コンベアの第2次傾斜部の角度は比較的急角度に
とれるので、コンベアを短かくでき、設置スペー
ス上有利である。
さらに、従来は乱行溶接棒が発生すると、それ
による乱れで装置を一時停止させなければなら
ず、それを避けるために常時に近い状態で一名の
監視員が必要であつたが、本考案ではこれが不要
となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る搬送装置の実施例を示す
側面図、第2図は第1図の平面図、第3図は本考
案における傾斜コンベアの屈曲部の拡大説明図で
ある。第4図は従来の搬送装置の側面図、第5図
は第4図における拡大詳細図である。 1……第1の水平コンベア、2……溶接棒、3
〜7,11……プーリ、8……第2水平コンベ
ア、9……押圧プーリ、10……傾斜コンベア、
10A……山形溝、12……第1次傾斜部、13
……第2次傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被覆剤塗装機で被覆剤を塗装された被覆溶接棒
    を端部加工工程を経て乾燥工程へ搬送する装置に
    おいて、 端部加工工程から送られてくる溶接棒を搬送す
    る第1の水平コンベアを設け、該第1の水平コン
    ベアに連結して同方向に傾斜コンベアを設け、該
    傾斜コンベアに連結して同方向に溶接棒を搬送す
    る第2の水平コンベアを設け、前記傾斜コンベア
    は、始端部を緩い角度の第1次傾斜、後部を第1
    次傾斜よりも角度をもつた第2次傾斜構造とし、
    これら第1次及び第2次傾斜間の屈曲部上面に接
    触する押えプーリを設けたことを特徴とする被覆
    溶接棒の搬送装置。
JP14570685U 1985-09-26 1985-09-26 Expired JPH028634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14570685U JPH028634Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JP14570685U JPH028634Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JPS6256294U JPS6256294U (ja) 1987-04-07
JPH028634Y2 true JPH028634Y2 (ja) 1990-03-01

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JP14570685U Expired JPH028634Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101309833B1 (ko) * 2011-08-23 2013-09-25 전일원 운반물 배출 분산부를 가진 컨베이어

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Publication number Publication date
JPS6256294U (ja) 1987-04-07

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