JPH028631B2 - - Google Patents

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JPH028631B2
JPH028631B2 JP57058448A JP5844882A JPH028631B2 JP H028631 B2 JPH028631 B2 JP H028631B2 JP 57058448 A JP57058448 A JP 57058448A JP 5844882 A JP5844882 A JP 5844882A JP H028631 B2 JPH028631 B2 JP H028631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
adhesive
acrylate
vinyl chloride
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57058448A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58174475A (ja
Inventor
Fumito Aozai
Hideyasu Ryoke
Yoshihisa Oosaka
Masaki Niimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP5844882A priority Critical patent/JPS58174475A/ja
Publication of JPS58174475A publication Critical patent/JPS58174475A/ja
Publication of JPH028631B2 publication Critical patent/JPH028631B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、低線量の電子線で容易に硬化し、優
れた接着性、後加工性、耐久性を有する架橋被膜
を提供する塩化ビニルシート鋼板用接着剤に関す
る。 従来、塩化ビニルシート鋼板は、鋼材上に接着
剤を塗布し、200〜300℃という高温で短時間加熱
乾燥した後直ちに塩化ビニルシートを重ね、一対
のゴム被膜鋼ロール間を通して圧着するというい
わゆる熱圧着法で製造されているが、この方法で
は塩化ビニルシートが高温度の鋼材に接触するた
め、あらかじめ塩化ビニルシート上につけられて
いるエンボス模様がくずれたり、また比較的膜厚
の薄い塩化ビニルシートのラミネーシヨンが困難
である等の難点がある。かかる問題点の改善並び
に省資源、省エネルギーの観点から低温接着が可
能な接着剤の出現が強く望まれている。 本発明者らは、このような難点のない塩化ビニ
ルシートと鋼材との接着方法として電子線を利用
する方法を先に提案した。電子線硬化型接着剤を
鋼材上に塗布し、次いで塩化ビニルシート鋼板を
貼合せ電子線を照射して接着剤を硬化せしめるこ
とによつて優れた初期接着強度を発揮する塩化ビ
ニルシート鋼板を製造することができるが、電子
線照射による塩化ビニルシートの劣化や厳しい後
加工を行なつたときの塩化ビニルシートの接着性
ならびに沸水試験や長期の耐湿試験を実施すると
大巾な接着強度の低下を招くという問題点を内蔵
していることが見出された。 そこで本発明者らは塩化ビニルシートを劣化さ
せない低線量の電子線で硬化し、優れた接着性、
後加工性ならびに耐久性被膜を提供する接着剤を
開発すべく鋭意研究を重ね本発明を完成した。 本発明は数平均分子量が500〜20000であるウレ
タンポリアクリレート(A)10〜70重量部、ポリオー
ルポリアクリレート(B)10〜70重量部、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート(C)20〜70重量部及びラ
ジカル重合性含リン化合物(D)0.05〜10重量部から
なる事を特徴とする電子線硬化型接着剤である。 本発明の一成分であるウレタンポリアクリレー
ト(A)は、ポリイソシアネート化合物をヒドロキシ
ル基含有ビニルモノマー単独、あるいは、ポリオ
ール化合物を併用して付加反応を行うことにより
製造されるが、本用途に用いられるウレタンポリ
アクリレートは、ポリオキシアルキレン化ビスフ
エノールA型のポリオール、イソホロンジイソシ
アネート及びヒドロキシ含有ビニルモノマーを主
体とする付加物であることが好適であり、その数
平均分子量は、500〜20000の範囲にあることが必
要である。数平均分子量が500未満のものを使用
すると後加工性が低下し、また、20000より多い
ものを使用すると、得られる接着剤が高粘度とな
り、塗装作業性が不良となるので好ましくない。
該ウレタンポリアクリレート(A)は接着剤100重量
部中10〜70重量部含有されていることが好まし
く、10部未満では塩化ビニルシート層に対する接
着性ならびに後加工性が低下し、また70部を超え
ると金属層に対する接着性が悪化するので好まし
くない。 次にポリオールポリアクリレート(B)としてはエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1
−3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1−6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タ(メタ)アクリレート等が含まれる。本発明に
おいて、ポリオールポリアクリレート(B)は接着剤
100重量部中10〜70重量部含まれていることが必
要であり、10部より少ないと得られる接着剤の電
子線硬化性が低下し、また70部より多くなると後
加工性の低下を招くので好ましくない。 テトラヒドロフルフリルアクリレート(C)は接着
剤100重量部中20〜70重量部配合されるのが必要
であり、20部未満では、系の粘度が高くなり、塗
装作業性が不良であるばかりでなく、塩ビシート
のヌレが不足し、塩ビシートと接着剤との界面が
弱くなり本発明の主たる用途である塩ビ鋼板用接
着剤としては望ましくない。また70重量部を超え
ると、電子線硬化性の低下を招くばかりでなく、
耐水性、耐湿性等が極端に低下するので好ましく
ない。 ラジカル重合性含リン化合物(D)としては、(メ
タ)アクリル酸2−アシツドホスフオキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸3−クロロ−2−アシツ
ドホスフオキシプロピル、トリス(メタ)アクリ
ロキシエチルホスフエート等があげられるが本用
途には、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホス
フエートが好適である。 ラジカル重合性含リン化合物(A)は接着剤100重
量部中に0.05〜10重量部の範囲で含まれているこ
とが必要であり、0.05部未満では、金属層に対す
る接着性が低下し、また10部より多くなると電子
線硬化被膜の耐水性、耐湿性が極端に低下するの
で好ましくない。 電子線を用いて塩化ビニルシート鋼板を製造す
るには、接着剤が電子線によつて容易に硬化する
ことと、塩化ビニルシート層と金属層に対し強固
な接着力を発揮することが同時に要求され、さら
には製造された塩化ビニルシート鋼板の後加工
性、耐水性ならびに耐湿性等の耐久性が賦与され
ていることが望まれる。 本発明の接着剤は前記要求される項目をすべて
満足すると同時に、塩化ビニルシートを劣化させ
ないような条件、例えば、2Mrad以下の低線量
条件でも十分乾燥硬化するので、その工業的価値
は極めて大である。 下記実施例中、部は重量部を意味する。 実施例 1 アクリル酸2−ヒドロキシプロピル2モル、ポ
リオキシプロピレン化ビスフエノールA(アデカ
BPX−11、旭電化(株)製)1.0モルおよびイソホロ
ンジイソシアナート20モルを付加反応して製造し
た数平均分子量3000のポリエーテルウレタンポリ
アクリレート樹脂(A−1)40部、テトラメチロ
ールメタンテトラアクリレート(B−1)15部、
テトラヒドロフルフリルアクリレート(C−1)
40部、アクリル酸2−アシツドホスフオキシメチ
ル(D−1)5部からなる接着剤(1)をリン酸亜鉛
処理鋼板上に厚さ6μとなるように塗布し、軟質
塩化ビニルシート(厚さ0.2mm)を重ね合わせた。
次いで加速電圧300KV、線量20Mradとなるよう
に電子線をシート面に照射した。 該手法により得られた塩化ビニル鋼板は、表−
1に示すように、初期接着性ならびに後加工性も
良好であり、かつ100時間の耐湿試験を実施した
後も接着力の低下は初期接着力の10%以内であつ
た。 実施例 2 アクリル酸2−ヒドロキシエチル1モル、エチ
レングリコールと無水フタル酸とから製造された
OH価450のオリゴエステル0.3モル、ネオペンチ
ルグリコール0.2モルおよびイソホロンジイソシ
アネート0.95モルを付加反応して製造した数平均
分子量2500のウレタンジアクリレート樹脂(A−
2)40部、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート(B−1)15部、テトラヒドロフルフリル
アクリレート(C−1)40部、アクリル酸2−ア
シツドホスフオキシエチル(D−1)5部からな
る接着剤(2)をリン酸亜鉛処理鋼板上に厚さ6μと
なるように塗布し、軟質塩化ビニルシート(厚さ
0.2mm)を重ね合わせた。次いで加速電圧300KV、
線量20Mradとなるように電子線をシート面に照
射した。 該手法により得られた塩化ビニル鋼板は、表−
1に示すように、初期接着性ならびに後加工性も
良好であり、かつ100時間の耐湿試験を実施した
後も接着力の低下は初期接着力の10%以内であつ
た。 実施例3及び比較例1〜3 ウレタンアクリレート(A−1)、ウレタンア
クリレート(A−2)及びアクリル酸2−ヒドロ
キシプロピル2モルとヘキサメチレンジイソシア
ネート1モルより製造した数平均分子量460のウ
レタンジアクリレート(A−3)を用いて接着剤
(3)〜(6)を試作し、実施例1の方法と同じ手法で塩
化ビニル鋼板を製造した。接着剤の配合ならびに
それらを使用して製造した塩化ビニルシート鋼板
の接着性評価結果を第1表に示す。 一般に塩化ビニルシート鋼板は、初期接着力
1.5Kg/cm以上、エリクセン(後加工性)試験で
異常なく、また耐湿試験後の接着強度低下を15%
以内にとどめることが望まれている。 かかる観点から本発明の接着剤は、初期接着
力、後加工性ならびに耐湿性いずれも良好である
ことが認められる。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 数平均分子量が500〜20000であるウレタンポ
    リアクリレート(A)10〜70重量部、ポリオールポリ
    アクリレート(B)10〜70重量部、テトラヒドロフル
    フリルアクリレート(C)20〜70重量部及びラジカル
    重合性含リン化合物(D)0.05〜10重量部からなる事
    を特徴とする電子線硬化型接着剤。 2 ウレタンポリアクリレート(A)がポリオキシア
    ルキレン化ビスフエノールA型のポリオール、イ
    ソホロンジイソシアナート及びヒドロキシ含有ビ
    ニルモノマーを主体とする付加物であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着剤。 3 ラジカル重合性含リン化合物(D)が2ヒドロキ
    シエチルアクリロイルホスフエートであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着剤。
JP5844882A 1982-04-08 1982-04-08 電子線硬化型接着剤 Granted JPS58174475A (ja)

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