JPH0285033A - 容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は容器、特に車両用灰皿であって、ケーシングと
抽出し状の挿入体とから成り、該挿入体が案内機構を介
して摺動可能にケーシング内で案内されており、案内機
構がケーシングの側壁に固定され、それぞれ細身の弾性
的な板として構成され、核板が自由な縦縁に配置された
、外方へ向けられた案内突起を有し、該突起が挿入体に
おける対応する案内溝と協働する形式のものに関する。

従来技術 ケーシングと抽出し状の挿入体とから成る容器は、少な
くとも車両用灰皿として種々異なる態様で公知である。

例えばＤＥ−Ｏ８ ２１５７６６１号によれば、挿入体とケーシングとの間
に板ばねを配置し、これらの板ばねにより挿入体とケー
シングとの間で、必要な遊び補償を行なうことが公知で
ある。さらに、例えばＤＥ−ＧＭＩ　８ｔ　２８７９号
、ＤＥ’−ＧＭｌ　８３２２３９号及びＤＥ　−０Ｍ１
９７７２２１号によれば、ケーシングの側壁から弾性的
な舌状部全切出し、該舌状部に案内突起を押込み変形し
、該案内突起を挿入体の案内溝内に係合させることも公
知である。挿入体に設げられた案内溝とケーシングに固
定されたローラとを有し、該ローラが案内溝に係合する
灰皿は同様に公知である（例えばＤＥ−ＡＳ１１４３７
２６号、ＤＥ−ＧＭｌ　８１４６５６号、ＤＥ−０Ｍ１
７４２３０７号、ＤＥ−（）Ｍｌ　７３７３００号、Ｄ
Ｅ−ＧＭｌ　６９６３０８号参照）。さらにケ〜７ング
にスライド片を固定し、該スライド片が挿入体の案内溝
内で摺動することも公知である（例えばＤｇ−ｃＭｌ　
７９４５８９号、ＤＥ−ＧＭｌ　７５９７２１号、ＤＥ
−ＧＭｌ　７６５２９８号、ＤＥ−ＡＳｌｌ　１３１０
８号、ＤＥ−ＡＳｌ　２２５４３３号参照）。さらに挿
入体又はケーシングに案内機構を差込みで取付けするた
めの受容部全役け、該案内機構がケーシング又は挿入体
に設げられた案内溝と協働することは公知である（ＤＥ
−Ｏ８ ２７３１９８４号、ＤＥ−Ｏ３３４０９７３２号参照）
。

前記形式の容器においては一般的に、ケーシングと挿入
体との寸法全圧いに調和させ、挿入体が軽くではあるが
遊びなくケーシング内で摺動でき、容器が車両用の灰皿
である場合には走行運転時の振動に起因して発生するカ
タカタという１音を回避するという問題がある。

前述の公知の解決策にはまだ改善の余地がある。板ばね
の配置は費用がかかり、案内の質に関しても十分に満足
できるものではない。ケーシングの側壁に弾性的な舌状
部を切込み、該舌状部に案内突起を押込変形することは
同様に費用がかかり、ケーシングが薄板から成っている
場合だけ有効であって、案内の質に関しても十分ではな
い。特に費用がかかり、それでも案内の質に関してそれ
程満足できる結果が得られない処置は、挿入体とケーシ
ングとの間にローラ全役けることである。芒らに公知の
形式のスライド片を固定配置することも費用がかかり、
案内の質に関しても満足できる結果が得られない。

費用が比較的にかからないのはＤＥ−Ｏ３２７３１９８
４号と３４１］９７３２号とに記載され念案内機構の構
成と配置である。しかしながら該案内機構は案内の質に
関してはまだ改善の余地がある。

公知の構造はだいたい共通の欠点として、案内部材（ば
ね、ローラ、スライド片）が挿入体の移動方向でそれぞ
れ相前後して配置されているので、挿入体が一平面内で
しか弾性的に支持されず、この結果、実施において示さ
れたように挿込体がガタガタしないようには決してなら
ないという欠点を有している。

発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、冒頭に述べた形式
の容器、特に車両の灰皿全挿入体の滑り案内に関して簡
単でかつ費用のかからない手段を用いて改善することで
ある。さらにこの場合には挿入体が開放位置にあっても
完全にガタガタしないでケーシングに坐着するようにし
たい。

問題点を解決するための手段 本発明の問題点は、冒頭に述べた形式の容器において、
案内突起が所属の板に一体成形されており、互いに相対
的に板平面内でもかつ該板平面に対して垂直な方向にも
ばね弾性的に運動可能であり、各板の案内突起が互いに
重なり合って、つまり挿入体の移動軸線に対して横方向
に配置されており、案内突起が垂直方向のバイアスと水
平方向のバイアスとがかげられて挿入体の案内溝内に係
合してることにより解決された。この場合には有利には
ケーシングの各側壁には２つの板が間隔をおいて並べて
固定されている。

発明の効果 本発明の構成によっては、特に正確な案内を垂直方向に
も水平方向にも保証する、費用のかからない滑り案内が
得られる。さらに２千面（水平及び垂直面）内で有効な
弾性的な滑り案内は挿入体の開放位置で挿入体が安定し
、がりが夕しないように支持されることを保証する。

２つの支持点しか有していない従来の案内部材とは異っ
て、本発明により使用嘔れるようになった案内部材は２
倍の数の支持点を有している。

これは本発明にとってきわめて重要である。

実施態様 本発明の有利な実施態様によれば、各板はケーシングの
側壁に支えられる、後方へ突出する支持面を有する板中
央部分を備えており、板中央部分の相反する２つの側に
板中央部分に較べて薄い２つのばねアームが接続されか
つ核ばねアームがそれぞれほぼ直角に前方に向かって折
り曲げられた、案内突起を形成するばねアーム端部分を
、備えており、板中央部分と前面側で板中央部分の前面
と同一平面を成すばねアームとの間の移行範囲に、それ
ぞれ後方に向けられた中空溝を形成するばねアーム彎曲
部が設けられ、該ばねアーム彎曲部が板中央部分の平面
に対して平行に延びるばね区分に移行しており、各ばね
アームが少なくとも１つの前面側の補強リプを有し、該
補強リプが中空溝を形成するばねアーム彎曲部からばね
アーム端部分の自由端まで延びており、ばねアームの自
由端部に丸味が付けられかつ外方に向けられた隆起部状
の厚肉部が設けられている。このように構成嘔れた板は
簡単にかつ安価に射出成形部分として製造でき、げねア
ームは特にそれぞれ１つの中空溝を形成するばねアーム
彎曲部によりばね弾性的に構成される。

抽出し状の挿入体に設けられた案内溝はほぼ平らに構成
された１つの底壁と該底壁に対して直角に接続された２
つの側壁とを有し、ひいては簡単に製造できる構成を有
している。

挿入体を完全に取出したあとで挿入体を再び容易にケー
シングに導入できるようにするためには、各案内溝の一
方の側壁はそれぞれ向き合った側壁よりも長く構成され
ている。同じ目的のためにはばねアーム端部分の雀起部
状の厚肉部金縁に向かって減少させるという手段が役立
つ。

次に図面について本発明を説明する： 第１図から第４図までには車両用の灰皿として構成され
た容器が示されている。該容器はケーシング１と該ケー
シング１内で抽出し状に受容された挿入体２とから成っ
ている。ケーシング１は前方及び場合によっては後方で
開いており、２つの側壁（第２図に右側の側壁しか図示
せず）と底壁４と頭壁５とを有している。有利にはプラ
スチック射出成形部分から成るケーシング１は循還する
７ランジ６を備えている。ケーシング１の側壁３には互
いに間隔をおいて別の２つの案内機構Ｔが並べて固定さ
れている。

これらの案内機構７はそれぞれ２つの案内突起８を有し
、該案内突起８は挿入体２の運動軸線に対して横方向に
配置されている。

第２図においては一点鎖線だけで示烙れた挿入体２はた
だ上方に向かって開いており、場合によっては把つ手１
０を有する前方のフロント板９と、後方の背壁１１と側
部におけ・る２つの側板１２とを有している。２つの側
板１２の内、図面（第２図）においては１つしか示され
ていない。有利にはケーシング１同様、プラスチック射
出成形部材から成っている挿入体２は、側壁１２の上縁
の範囲にそれぞれ１体に成形された案内溝１３を有して
いる。該案内溝１３は直線的に構成されていても円弧状
に構成されていてもよい。案内溝１３はほぼ平らな底壁
１４と該底壁１４に対してほぼ直角に接続された２つの
側壁１５を有している。該側壁１５のうち、上方の側壁
は背壁１１の手前で終っており、下方の側壁は背壁１１
まで達している。第５図においては案内機構７の１つが
側面図により詳細に示されている。案内機構７は細身の
板として構成され、自由な縦縁に配置された外方へ向け
られた案内突起８を備えている。板は後方に突出する、
ケーシング１の側壁３に支えられる支持面１γを備えた
板中央部分１６を有している。

板中央部分１６の相反する側にはそれぞれほぼ直角に前
方へ（図平面で見て上方へ）折開げられたばねアーム端
部分１９を有する薄壁のばねアーム１８が接続されてい
る。板中央部分１６と、前面側で板中央部分１６の前面
側と同一平面を成すばねアーム１８との間の移行範囲に
は、それぞれ後方へ向けられた、中空溝２０金形成する
ばねアーム彎曲部が設けられている。該ばねアーム彎曲
部は板中央部分平面に対して平行に延びるばねアーム区
分に移行しており、該ばねアーム区分にはそれぞれ１つ
のばねアーム端部分が９０°弧に亘って接続されている
。各ばねアーム１８は少なくとも１つの前面側の補強リ
プ２１を有し、該補強リプ２１は中空溝２０を形成する
ばねアーム彎曲部からげねアーム端部分の自由端部の直
前まで延在している。ばねアーム端部の自由端部には丸
味が付けられ（丸味２２）かつ外方へ向けられた隆起部
状の厚肉部金有している（隆起部２３）。隆起部状の厚
肉部は詳細には図示されていない形式でばねアーム１８
の縁部に向かって減少している。

案内機構Ｔが図示の如くここで詳細に説明したように構
成されていることにより、案内突起８は板中央部分１６
の平面に対して平行にも（矢印Ａ）これに対して垂直に
も弾性的に変形することができる。

この場合にはばね作用は中空溝２０の範囲で与えられる
。これによって案内突起８は水平方向と垂直方向とのバ
イアスをかけて挿入体２の案内溝１３内に係合し、裏作
誤Ｍｋ補整することができる。

甥らに第５図によれば板中央部分１６の、ケーシングの
側壁３に支えられる支持面１７には、非円形の、例えば
四角形のセンタリング付加部２４が接続されている。該
センタリング付加部２４はケーシング側壁３の対応する
開口（図示・せず）に係合する。図示の実施例において
はセンタリング付加部２４は固定クリップ２５として構
成されている。さらに第５図から判るように案内機構７
はプラスチック射出成形部として一体に構成されている
。

もちろん本発明の枠内では案内機構Ｔを挿入体２に配置
し、案内溝１３をケーシング１に配置することもできる
。

【図面の簡単な説明】

図面に本発明の１実施例を示すものであって、第１図に
車両用灰皿として構成された容器の正面図、第２図は第
１図の■−■線に沿った断面図、第６図は第１図のＩ［
［−ＩＩＩ線に沿った断面図、第４図は第６図のＩＶ−
ＩＶ線に沿った断面図、第５図は本発明の案内機構の拡
大図である。 １・・・ケーシング、２・・・挿入体、３・・・側壁、
４・・・底壁、５・・・頭壁、６・・・フランジ、７・
・・案内機構、８・・・案内突起、９・・・フロント板
、１０・・・把り手、１１・・・背壁、１２・・・側壁
、１３・・・案内溝、１４・・・底壁、１５・・・側壁
、１６・・・板中央部分、１７・・・支持面、１８・・
・ばねアーム、１９・・・ばねアーム端部分、２０・・
・中央溝、２１・・・補強リブ、２２・・・丸味、２３
・・・隆起部、２４・・・センタリング付加部、２５・
・・固定クリップ。 Ｎ） く≧ ”ＩＣｐ％ 〜　　マ　ヤ− ’＜１ｒ＋ 〜 ζコ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ケーシング（１）と抽出し状の挿入体（２）とから
   成り、該挿入体（２）が案内機構（７）を介して滑動可
   能にケーシング（１）内に案内されており、案内機構（
   ７）がケーシング（１）の側壁（３）に固定されており
   、それぞれ細身の弾性的な板として構成され、自由な縦
   縁に配置された、外方へ向けられた案内突起（８）を備
   えており、該案内突起（８）が挿入体（２）における対
   応する案内溝（１４）と協働する形式の容器において、
   案内突起（８）がそれぞれ所属の板と一体に結合され、
   互いに相対的に板平面内でもかつこれに対して垂直な方
   向でも弾性的に運動可能で各板の案内突起（８）が相互
   いに重なつて、つまり挿入体の運動軸線に対して横方向
   に配置されており、案内突起（８）が垂直方向のバイア
   スと水平方向のバイアスとを受けて挿入体（２）の案内
   溝（１３）内に係合していることを特徴とする、容器。 ２、ケーシング（１）の各側壁（３１）に少なくとも２
   つの案内機構（７）が間隔をおいて固定されている、請
   求項１記載の容器。 ３、各板がケーシング（１）の側壁（３）に支持される
   、後方に突出する支持面（１７）を有する板中央部分（
   １６）を有し、板中央部分（１６）の相反する側に板中
   央部分（１６）に較べて薄い２つのばねアーム（１８）
   が接続され、該ばねアーム（１８）がそれぞれほぼ直角
   に前方へ折曲げられた、案内突起（８）を形成するばね
   アーム端部分（１９）を有し、板中央部分（１６）と前
   面側で板中央部分（１６）の前面に整合するばねアーム
   （１８）との間の移行範囲にそれぞれ後方に向けられた
   中空溝（２０）を形成するばねアーム彎曲部が存在して
   おり、該ばねアーム彎曲部が板中央部分平面に対して平
   行に延びるばねアーム区分に移行しており、各ばねアー
   ム（１８）が少なくとも前面側の補強リブ（２１）を有
   し、該補強リブ（２１）が中空溝を形成するばねアーム
   彎曲部からばねアーム端部（１９）の自由端部の直前ま
   で延びており、ばねアーム端部分（１１）の自由端部に
   丸味が付けられかつ外方へ向けられた隆起部状の厚肉部
   が設けられている、請求項１又は２項記載の容器。 ４、板中央部分（１６）の、ケーシング（１）の側壁（
   ３）に支えられる支持面（１７）に、非円形の、例えば
   四角形のセンタリング付加部（２４）が接続されており
   、該センタリング付加部（２４）が側壁（３）における
   対応する非円形の開口に係合する、請求項３記載の容器
   。 ５、センタリング付加部（２４）が固定クリップ（２５
   ）又は拡開クリップとして構成されている、請求項４記
   載の容器。 ６、案内機構（７）がプラスチック射出成形部材として
   構成されている、請求項１から５記載の容器。 ７、抽出し状の挿入体（２）に設けられた案内溝（１３
   ）がそれぞれほぼ平らに構成された１つの底壁と該底壁
   に直角に接続された２つの側壁（１５）を有している、
   請求項１から６までのいずれか１項記載の容器。 ８、各案内溝（１４）の一方の側壁（１５）が向きあつ
   た側壁よりも長く構成されている、請求項７記載の容器
   。 ９、ばねアーム端部分（１９）の隆起部状の厚肉部（２
   ３）がばねアーム（１８）の縁部に向かつて減少してい
   る、請求項３から８までのいずれか１項記載の容器。