JPH0284990A - サイクル縫いミシンにおける布押え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサイクＩし縫いミシンにおける布押え装置に
係り、特に市原に対応し良好な布押え圧力が得られる布
押え装置の改良に関するものである。

［従来の技術］ 従来のミシンの布押え装置として、特開昭６１−５６６
９０号公報、特開昭６３−８２６９６号公報、特開昭６
３−７９６９３号公報に示すものがあった。

第３図は従来装置の部分断面構成説明図である。

第３図において、（１）は押え台で、Ｘ−Ｙテーブル（
２）上にねじで固定されている。（３）は押え台ｆｌｌ
の　溝部１１ａｌに摺動、可能に嵌合し上下動する押え
枠取付板である。（４）は押え枠で、押え枠取付板（３
）下端部にねじで固定されている。（５）は送り板で、
Ｘ−Ｙテーブル（２）に固定され押え枠（４）の降下に
より縫製物（３２）を間に挾み押え保持する。

（６）は押えロッドで、押え台ｆｉ＋　に挿入固定され
た段付ねじ（７）に回転自在に支承され、先端部は押え
枠取付板（３）の切欠きに嵌合している。（８）は押え
ロッド（６）を押し下げるホルダーで、メタル（９）に
４動可能に嵌合し、上下する軸（１０）の下端に位置調
整可能にねじ止めされている。（ｌｌ）は軸（ｌＯ）の
上端にねじ止めされ摩擦を小さくするため樹脂材よりな
る摺動子である。　（１２１は上記摺動子（１１）を押
し下げる押え板で、軸受メタル（１２ａ）を有している
。　（１３１は押え板（１２）の回動を阻止する案内軸
で、アーム（１４）に支承されている。　＋１５）（１
６）は各々駆動力を伝達するビンで、ｆｌ？ａｌ　はベ
ルクランク（１７）の回動中心の軸である。　＋１８）
は駆動力源のソレノイドアクチュエーターである。

＋１９）　ｆ２ｏｉは復帰ばね、　　（２１１ソレノイ
ドアクチユエーターのプランジャーである。そして、押
え台ｉｌｌ押え枠取付板（３）、押え枠（４）、送り板
（５）、押えロード（６）、段付ねじ（７）、ホルダー
（８）、メタル（９）、軸（１０１、摺動子（ｉｌｌ、
復帰ばね（１９）によって押久装置（３４）が構成され
ている。

次に動作について説明する。

図示していないが、フントスイツチ等で布押え信号を発
信させると、ソレノイドアクチュエーター　（１８）が
作動して、ビン（１６）、ベルクランク（１７）・ビン
（１５）を介して押え板（１２）に駆動伝達する。伝達
を受けた押え板（１２）は案内軸（１３）に倣い下降し
、摺動子（１１）、軸（１０）、ホルダー（８）を介し
て押えロッド（６）を押し下げ、次いで、押えロッド（
６）の先端が押え枠取付板（３）に掛かり、押え枠取付
板（３）下端部にねじ止めされた押え枠（４）が下降し
、送り板（５）とで縫製物（３２）を挾み押圧保持する
。その後スタートスイッチをＯＮするとミシンは回転し
１図示していないが、予め人力された模様パターンに従
い、パルス信号を受けてＸ軸、Ｙ軸のステッピングモー
タが駆動され、Ｘ−Ｙテーブル（２）上に固定された押
え装置（３４）が縫製物（３２）を保持した状態で、Ｘ
、Ｙ方向に制御され所定の模様を縫製する１次に縫製終
了のＥＮＤ信号を受けて自動糸切り装置が駆動され、自
動的に上糸と下糸の２本の糸を切断してミシンの回転は
停止する。続いて糸払い信号が発信され切断された上糸
を払う、糸払い終了後、押え用スイッチがＯＦＦとなり
、復帰ばわ（１９１＋２０＋により、押えロッド（６）
を逆回動させて押え枠取付板（３）、押え枠（４）は上
昇し、ソレノイドアクチュエーター（１８）は作動前の
プランジャー（２１）の位置に戻り、縫製のｌサイクル
が終了する。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の布押え装置は以上のように構成されているので、
ソレノイドアクチュエーター（１８）が直接に押えロッ
ド（６）を押圧する構成のために、縫製物（３２）の布
地の厚さが薄い場合には、押えロッド（６）のたわみ量
が小さいために、所望な押圧力によって布地を押圧する
ことができるが、布地の厚さが極端に厚（なるとソレノ
イドアクチュエーター　（１８１が押λロット（６）を
たわませきれず、従って所望な押圧力によって布地を押
圧することができないと言う課題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、縫製物の市原が、押え枠の上下動作量を越えな
い範囲であれば、安定確実に布地を押圧することができ
るサイクル縫いミシンにおける布押え装置を得ることを
目的とする。

〔課題を解決するための手段Ｊ この発明に係るサイクル縫いミシンにおける布押え装置
は、Ｘ−Ｙテーブル上に固定された押え台と、この押え
台の先端部に上下摺動可能に支承された押え枠取付板と
、押え台に支持され押え枠取付板を作動させる押えレバ
ーと、この押えレバーを駆動する作動レバーと、この作
動レバーと押えレバーを連結する引張りばねと、上記作
動レバーを押し下げる押え板と、この押え板を駆動させ
る駆動源とを備えたサイクル縫いミシンにおける布押え
装置において、上記押えレバーと作動レバー間に回動自
在に連結されたリンクと、このリンクに取付けられ、こ
のリンクの取付角度を調整するストッパと、上記作動レ
バーの一端に取付けられる引張りばねの取付位置を可変
可能とするとともに、この作動レバーの他端には上記押
え板の動きに回転自在に追従する摺動子とを設けたもの
である。

〔作用〕

この発明におけるサイクル縫いミシンにおける布押久装
置は、従来の押λロッドのたわみを、押＾レバーと作動
レバーとの間に介する引張りばねにより、ばねの伸びに
置き換えられ、そのばねによる張力によって布押え枠を
付勢し縫製物を押圧する。

〔発明の実施例１ 以下、この発明の一実施例について説明する。

第１区、第２図において、（１１）〜１１８）、（２１
）は上記従来装置と全く同一のものである。

（２２）は押え台でＸ−Ｙテーブル（２）上にねじで固
定されている。（３）は押え台（２２）の　溝部ｆ２２
ａｌに摺動可能に嵌合し上下動する押え枠取付板である
。（４）は押え枠で、押え枠取付板（３）の下端部にね
じで固定され、押え枠（４）の降下により縫製物（３２
）を保持する。　（２３）は押えレバーで、押え台（２
２）に挿入固定された段付ビン（２４）に回動自在に支
承され、先端部は押え枠取付板（３）の切り欠きに嵌合
し、もう一端部には、ばね掛は用の切り欠きが設けられ
ている。　＋２５１は布に圧力をかける引張りばねであ
る。　＋２６１は作動レバーで、押え台（２２）に挿入
固定された段付ビン（２７）に回動自在に支承され、引
張りばね（２５）にて押えレバー（２３）と連結してい
る。上記押えレバー（２３）に回動支持されたリンク（
２８）の長大にねじにて取付けられたストッパー（２９
）が上記リンク（２８）と作動レバー（２６）に回動支
持されたリンク（３０）との角度を制限し押えレバー（
２３）の作動前の角度位置を調整する。

（３１）は摺動子（１１）を取付ける取付板で、押え板
（１２）に倣ってスムーズに摺動できる様に作動レバー
　［２６１先端にて回動可能に段付ねじにて取付けられ
ている。　（３３）は押え枠（４）の上昇復元用のひね
りばねである。　（３２）は縫製物である。そして、押
え枠取付板（３）、押え枠（４）、送り板（５）、押え
台（２２）、押えレバー（２３）、段付ビン（２４）、
引張りばね（２５）、作動レバー（２６）、段付ビン（
２７）、リンク（２８）、ストッパー（２９）、リンク
（３０）、取付板ｆ３１＋　、ひねつばね（３３）によ
って押え装置（３５）が構成されている。

上述の様に構成された本発明装置の動作について説明す
る。

図示していないがフットスイッチ等で布押え信号を発信
させると、ソレノイドアクチュエーター（１８）が作動
してプランジャー（２１）が吸引され、ビン（１６）を
引張り、軸（１７ａｌ　を中心にベルクランク（１７）
が回動し、ビン（１５）を押え、押え板（１２）がガイ
ド（１３）に倣い下降する１次いで、取付板（３１）に
取付けられた摺動子ｆｉｌｌが、押え板（１２）の押え
面に倣いながら、作動レバー（２６）を起動させ、引張
りばね（２５）を介して、ひねつばね（３３）により持
ち上げられリンク＋２８１　（３０１と、ストッパ（２
９）により上昇位置を定められている押えレバー（２３
）が回動して、押えレバー（２３）の先端に掛かつてい
る押え枠取付板（３）を押し下げ、押え枠取付板（３）
下端部にねじ止めされている押λ枠（４）が下降し、す
べり板（５）とで縫製物（３２）を挾み押圧保持する。

その後スタートスイッチをＯＮするとミシンは回転し、
図示していないが予め入力された模様パターンに従いパ
ルス信号を受けてＸ軸、Ｙ軸のステッピングモーターが
駆動され、Ｘ−Ｙテーブル（２）上に固定された第１図
、第２図中の押え装置（３６）が縫製物（３２）を保持
した状態で、Ｘ、Ｙ方向に制御され所定の模様を縫製す
る１次に縫製終了のＥＤＮ信号を受けて自動糸切り装置
が駆動され自動的に上糸と下糸の２本の糸を切断してミ
シンの回転は停止する０Ｍいて糸払い信号が発信され切
断された上糸を払う、糸払い終了後、押え用スイッチが
ＯＦＦとなり、復帰用のひねつばね（３３）により押え
レバーが逆回転し、押え枠取付板（３）、押え枠（４）
は上昇し、連動して押え板（１２）が上昇し、ソレノイ
ドアクチュエーター（１８）のプランジャー（２１）は
作動前の位置に戻り、縫製の１サイクルが終了する。

また、押え枠（４）の上下動作量と布押え圧とを可変可
能な機構、及びスムーズに摺動がでる樹脂製の回動自在
な摺動子＋Ｉｌｌの採用による押え板（１２）の押え面
の摩擦損傷等の劣化防止ができる機構を持ち合わせたこ
とにより、重厚の変化に対応して安定確実に布を押圧で
きる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ソレノイドアクチュ
エークーの吸引力を、引張りばねの張力におき換えて、
押えロッドを作動させるように構成したので、重厚が、
押λ枠の上下動作量の範囲内であれば、縫製物の布の厚
さに関係なく安定確実に押圧することができきわめて、
良好な縫製作業を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による押え装置を示す側面
図、第２図はその押え装置の平面図、第３図は従来の押
え装置を示す側面図である。 図において、（３）は押え枠取付板、（４）は押λ枠、
（５）はすべり板、　ｆｉｌｌは摺動子、（２２）は押
え台、（２３）は押えレバー、（２５）は引張りばね、
（２６）は作動レバー、（２８１＋３０１はリンク、（
２９）はストッパー、　＋３１１は摺動子取付板、（２
４）はひねりばねである。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｘ−Ｙテーブル上に固定された押え台と、この押え台の
   先端部に上下摺動可能に支承された押え枠取付板と、押
   え台に支持され押え枠取付板を作動させる押えレバーと
   、この押えレバーを駆動する作動レバーと、この作動レ
   バーと押えレバーを連結する引張りばねと、上記作動レ
   バーを押し上げる押え板と、この押え板を駆動させる駆
   動源とを備えたサイクル縫いミシンにおける布押え装置
   において、上記押えレバーと作動レバー間に回動自在に
   連結されたリンクと、このリンクに取付けられ、このリ
   ンクの取付角度を調整するストッパと、上記作動レバー
   の一端に取付けられる引張りばねの取付位置を可変可能
   とするとともに、この作動レバーの他端には、上記押え
   板の動きに回動自在に追従する摺動子とを設けたことを
   特徴とするサイクル縫いミシンにおける布押え装置。