JPH0284607A - 焦点位置の温度変化を補正する方法 - Google Patents
焦点位置の温度変化を補正する方法Info
- Publication number
- JPH0284607A JPH0284607A JP23726588A JP23726588A JPH0284607A JP H0284607 A JPH0284607 A JP H0284607A JP 23726588 A JP23726588 A JP 23726588A JP 23726588 A JP23726588 A JP 23726588A JP H0284607 A JPH0284607 A JP H0284607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lenses
- lens
- linear expansion
- focal position
- positioning member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば、プラスチックを材料とするカメラ用
レンズ、ビデオカメラ用レンズ、ファクシミリ用読み取
りレンズなどに適用可能な焦点位置の温度変化を補正す
る方法に関する。
レンズ、ビデオカメラ用レンズ、ファクシミリ用読み取
りレンズなどに適用可能な焦点位置の温度変化を補正す
る方法に関する。
(従来の技術)
各種光学機器のレンズ系をプラスチックレンズで構成し
た場合、温度変化によりプラスチックレンズが膨張収縮
し、焦点位置が変化するため、なんらかの方法により焦
点位置の変化を補正する必要がある。そこで、次に述べ
るような各種の補正方法が提案されている。
た場合、温度変化によりプラスチックレンズが膨張収縮
し、焦点位置が変化するため、なんらかの方法により焦
点位置の変化を補正する必要がある。そこで、次に述べ
るような各種の補正方法が提案されている。
(1)プラスチックを材料とする凸レンズと凹レンズと
を対にし、これらのレンズに特定のパワー関係を与える
ことにより、温度変化に伴う特性の変化をキャンセルす
る方法。
を対にし、これらのレンズに特定のパワー関係を与える
ことにより、温度変化に伴う特性の変化をキャンセルす
る方法。
(2)バイメタルを用い、あるいはオートフォーカス系
に工夫を施すことによってピント面の変動を補正する方
法(特公昭61−60408号公報参照)。
に工夫を施すことによってピント面の変動を補正する方
法(特公昭61−60408号公報参照)。
(3)外筒の一端とレンズを保持する内筒の一端とを折
り返しで連結する連結部を設け、この連結部の線膨張係
数を内筒と外筒の線膨張係数よりも小さくすることによ
りピント面の変動を補正する方法(特公昭61−604
09号公報参照)。
り返しで連結する連結部を設け、この連結部の線膨張係
数を内筒と外筒の線膨張係数よりも小さくすることによ
りピント面の変動を補正する方法(特公昭61−604
09号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題)
上記(1)に示した従来例によれば、各レンズのパワー
配分が制限されるため、設計の自由度が制限されると共
に、高性能化が困難である。
配分が制限されるため、設計の自由度が制限されると共
に、高性能化が困難である。
上記(2)に示した従来例によれば、オートフォーカス
系を構成する必要があり、また、バイメタルを使用する
必要があるため、コストが大幅に上昇する。
系を構成する必要があり、また、バイメタルを使用する
必要があるため、コストが大幅に上昇する。
上記(3)に示した従来例によれば、一部のレンズのみ
がプラスチックレンズである場合には有効であるが、レ
ンズ系を構成する総てのレンズがプラスチックレンズで
ある場合には適さない。即ち、総てのレンズをプラスチ
ックレンズで構成した場合は補正量が大きくなるが、上
記(3)のような従来例で補正しようとすると、内筒と
外筒と連結部でなるレンズ保持構造を多段に構成する必
要があり、仮りにレンズ保持構造を多段に構成しても補
正可能な範囲を越える場合があるからである。
がプラスチックレンズである場合には有効であるが、レ
ンズ系を構成する総てのレンズがプラスチックレンズで
ある場合には適さない。即ち、総てのレンズをプラスチ
ックレンズで構成した場合は補正量が大きくなるが、上
記(3)のような従来例で補正しようとすると、内筒と
外筒と連結部でなるレンズ保持構造を多段に構成する必
要があり、仮りにレンズ保持構造を多段に構成しても補
正可能な範囲を越える場合があるからである。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、レンズ系の設計に制約を与えず、バイメ
タルを使用したり、オートフォーカスによる電気的な補
正方法を用いたりする必要がなく低コストであり、また
、レンズ系全体をプラスチックレンズで構成しながら簡
単な方法で焦点位置の変動を補正することができるよう
にした焦点位置の温度変化を補正する方法を提供するこ
とを目的とする。
されたもので、レンズ系の設計に制約を与えず、バイメ
タルを使用したり、オートフォーカスによる電気的な補
正方法を用いたりする必要がなく低コストであり、また
、レンズ系全体をプラスチックレンズで構成しながら簡
単な方法で焦点位置の変動を補正することができるよう
にした焦点位置の温度変化を補正する方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、物体側から順に正負負正の4枚のプラスチッ
クレンズで構成されたトボゴン型のレンズ系における焦
点位置の温度変化を補正する方法であって、物体側から
見て第2、第3、第4番目のレンズは線膨張係数の小さ
い位置決め部材で位置決めし、物体側から見て第1番目
のレンズは線膨張係数の大きい位置決め部材で位置決め
し、温度が変化したとき、上記各位置決め部材の線膨張
係数の相違により、上記第1番目のレンズを上記第2、
第3.第4番目のレンズに対し光軸方向に相対移動させ
ることを特徴とする。
クレンズで構成されたトボゴン型のレンズ系における焦
点位置の温度変化を補正する方法であって、物体側から
見て第2、第3、第4番目のレンズは線膨張係数の小さ
い位置決め部材で位置決めし、物体側から見て第1番目
のレンズは線膨張係数の大きい位置決め部材で位置決め
し、温度が変化したとき、上記各位置決め部材の線膨張
係数の相違により、上記第1番目のレンズを上記第2、
第3.第4番目のレンズに対し光軸方向に相対移動させ
ることを特徴とする。
(作用)
温度が変化すると第2、第3、第4番目のレンズと第1
番目のレンズがこれらを保持する位置決め部材の線膨張
係数に応じて光軸方向に移動する。
番目のレンズがこれらを保持する位置決め部材の線膨張
係数に応じて光軸方向に移動する。
しかし、第2、第3、第4番目のレンズの位置決め部材
の線膨張係数に対して第1番目のレンズの位置決め部材
の線膨張係数が大きいため、第1番目のレンズが第2、
第3、第4番目のレンズに対して光軸方向に相対移動し
、焦点位置の変化を補正する。
の線膨張係数に対して第1番目のレンズの位置決め部材
の線膨張係数が大きいため、第1番目のレンズが第2、
第3、第4番目のレンズに対して光軸方向に相対移動し
、焦点位置の変化を補正する。
(実施例)
以下、図面を参照しながら本発明にかかる焦点位置の温
度変化を補正する方法の実施例について説明する。
度変化を補正する方法の実施例について説明する。
第1図は、本発明にかかる方法を適用可能なレンズ系の
例を示す。このレンズ系はすべてがプラスチックで作ら
れた4群4枚のレンズからなる。
例を示す。このレンズ系はすべてがプラスチックで作ら
れた4群4枚のレンズからなる。
物体側から結像面側に向かって並ぶ4枚のレンズをそれ
ぞれLL、R2,R3,R4とすると、これらのレンズ
LL、L2.L3.L4はそれぞれ正負負正のレンズで
なり、トボゴン型のレンズ系を構成している。レンズL
2とレンズL3との間には絞り4が配置されている。上
記レンズ系の各曲面を物体側から順にR1,R2,・・
・・R8とし、各曲面間の距離を物体側から順にDI、
D2.・・・・D7としたとき、上記レンズ系の構成デ
ータは次のとおりである。
ぞれLL、R2,R3,R4とすると、これらのレンズ
LL、L2.L3.L4はそれぞれ正負負正のレンズで
なり、トボゴン型のレンズ系を構成している。レンズL
2とレンズL3との間には絞り4が配置されている。上
記レンズ系の各曲面を物体側から順にR1,R2,・・
・・R8とし、各曲面間の距離を物体側から順にDI、
D2.・・・・D7としたとき、上記レンズ系の構成デ
ータは次のとおりである。
f=39mm FN。=4 2ω:58゜適宜
の面には収差を補正するために非球面が使用されている
が、焦点位置を近軸量であるバックフォーカス(bf)
で代表させるため、非球面係数は省略する。各レンズを
構成するプラスチック材料の温度特性は次の通りである
。
の面には収差を補正するために非球面が使用されている
が、焦点位置を近軸量であるバックフォーカス(bf)
で代表させるため、非球面係数は省略する。各レンズを
構成するプラスチック材料の温度特性は次の通りである
。
PMMA −105X 10−’ 6
.79X10−’PC−107X10−’
6.55X10−s温度がΔtだけ変化したとき、各面
Rと各面間の間隔りを1+αΔtで相似変形させ、 N
dをNd十丁(Nd)Δt としてシミュレーションすると、実験値に近い特性が得
られる。前記構成データにこの方法を適用すると、焦点
位置の温度変化(バックフォーカス(bf)の温度変化
として近似させることができる)は、 at (bf)=15−9 ×10)M℃となった。各
面間の間隔りが微小変動したとき。
.79X10−’PC−107X10−’
6.55X10−s温度がΔtだけ変化したとき、各面
Rと各面間の間隔りを1+αΔtで相似変形させ、 N
dをNd十丁(Nd)Δt としてシミュレーションすると、実験値に近い特性が得
られる。前記構成データにこの方法を適用すると、焦点
位置の温度変化(バックフォーカス(bf)の温度変化
として近似させることができる)は、 at (bf)=15−9 ×10)M℃となった。各
面間の間隔りが微小変動したとき。
その微小変動に対するバックフォーカスの変化の比、即
ち、Di+ΔDiのときバックフォーカスがbf+Δb
fだけ変化するとした場合の1Δbf/ΔDilの値は
次のようであった。
ち、Di+ΔDiのときバックフォーカスがbf+Δb
fだけ変化するとした場合の1Δbf/ΔDilの値は
次のようであった。
DI 2.36 D21.55 D35.69
D40.06D53.62 D60.46
D71.27この結果を見ると、空気間隔D2.D
4,06のうちD2が変化したときバックフォーカスが
最も大きく変化することがわかる。換言すれば、空気間
隔D2を補正すれば、温度変化による焦点位置の補正に
最も効果的であることがわかる。
D40.06D53.62 D60.46
D71.27この結果を見ると、空気間隔D2.D
4,06のうちD2が変化したときバックフォーカスが
最も大きく変化することがわかる。換言すれば、空気間
隔D2を補正すれば、温度変化による焦点位置の補正に
最も効果的であることがわかる。
第2図は、上記空気間隔D2を変化させて焦点位置の温
度変化を補正するようにした本発明にかかる方法の実施
例を示す、第2図において、物体側から見て第1番目の
レンズL1は第1の位置決め部材1によって位置決めさ
れ保持されている。また、物体側から見て第2、第3、
第4番目のレンズL2゜L3 、 L4は第2の位置決
め部材2によって一括して位置決めされ保持されている
。
度変化を補正するようにした本発明にかかる方法の実施
例を示す、第2図において、物体側から見て第1番目の
レンズL1は第1の位置決め部材1によって位置決めさ
れ保持されている。また、物体側から見て第2、第3、
第4番目のレンズL2゜L3 、 L4は第2の位置決
め部材2によって一括して位置決めされ保持されている
。
第1の位置決め部材1と第2の位置決め部材2との間に
は適切な線膨張係数の差をもたせ、温度が変化したとき
、第1番目のレンズLlと第2番目のレンズL2との間
隔D2を変化させてピント面の変化を補正する。実際に
は、第1の位置決め部材1の線膨張係数を大きくし、第
2の位置決め部材2の線膨張係数を小さくする。各位置
決め部材1゜2の温度変化による膨張収縮量はそれらの
部材の長さによって異なり、また、各位置決め部材1゜
2は共通の基準位置に対して膨張収縮するものでなけれ
ば、第1番目のレンズL1を第2番目のレンズL2に対
して相対的に移動させることはできない。
は適切な線膨張係数の差をもたせ、温度が変化したとき
、第1番目のレンズLlと第2番目のレンズL2との間
隔D2を変化させてピント面の変化を補正する。実際に
は、第1の位置決め部材1の線膨張係数を大きくし、第
2の位置決め部材2の線膨張係数を小さくする。各位置
決め部材1゜2の温度変化による膨張収縮量はそれらの
部材の長さによって異なり、また、各位置決め部材1゜
2は共通の基準位置に対して膨張収縮するものでなけれ
ば、第1番目のレンズL1を第2番目のレンズL2に対
して相対的に移動させることはできない。
そこで、第2図の実施例では、結像面側の共通の断面A
を基準として各位置決め部材1,2の長さをそれぞれL
l、 l、に設定している。ただし、l工は上記基準面
Aから第1番目のレンズLLの後側の面の位置決め基準
となる面までの長さであり、12は上記基準面Aから第
2番目のレンズL2の前側の面の位置決め基準面となる
面までの長さである。上記長さ11はなるべく大きく設
定した方が材料選択の余地が多く、有利である0図示の
実施例では1□=45.5mm、l、=45.0mmに
設定した。
を基準として各位置決め部材1,2の長さをそれぞれL
l、 l、に設定している。ただし、l工は上記基準面
Aから第1番目のレンズLLの後側の面の位置決め基準
となる面までの長さであり、12は上記基準面Aから第
2番目のレンズL2の前側の面の位置決め基準面となる
面までの長さである。上記長さ11はなるべく大きく設
定した方が材料選択の余地が多く、有利である0図示の
実施例では1□=45.5mm、l、=45.0mmに
設定した。
各位置決め部材1,2の線膨張係数をそれぞれα□、α
2とすると、第1番目のレンズL1と第2番目のレンズ
L2との間の空気間隔D2は1℃当たり(l工α1−1
2α□)armだけ変化する。この変化量が、温度変化
による焦点位置の変化量−;(bf)をレンズ間隔D2
の変化に対するバックフォーカスbfの変化の比(Δb
f/Δ0□)で割った値に等しいとき、温度変化による
焦点位置の変化が補正されることになる。即ち。
2とすると、第1番目のレンズL1と第2番目のレンズ
L2との間の空気間隔D2は1℃当たり(l工α1−1
2α□)armだけ変化する。この変化量が、温度変化
による焦点位置の変化量−;(bf)をレンズ間隔D2
の変化に対するバックフォーカスbfの変化の比(Δb
f/Δ0□)で割った値に等しいとき、温度変化による
焦点位置の変化が補正されることになる。即ち。
1、α1−1□α2=丁(bf)/(Δbf/ΔD2)
となるとき焦点位置の変化が補正される。上記の式に具
体的に数値を入れると、 45.5 a 1−45.0 a 、=15.9 X
10−’/1.55=10.258 X 10−’とな
る。ここで、位置決め部材2の材料としてガラス繊維を
10%程度混入したPCを用いるものとすると、同部材
の線膨張係数(α2)は1.7 X 10”−Sである
ため。
となるとき焦点位置の変化が補正される。上記の式に具
体的に数値を入れると、 45.5 a 1−45.0 a 、=15.9 X
10−’/1.55=10.258 X 10−’とな
る。ここで、位置決め部材2の材料としてガラス繊維を
10%程度混入したPCを用いるものとすると、同部材
の線膨張係数(α2)は1.7 X 10”−Sである
ため。
α1=1102.3 X 10””/45.5=24.
2 X 10”となる。従って、この線膨張係数をもつ
材料を第1の位置決め部材1に用いれば、焦点位置の温
度変化を補正するのに理想的である。ちなみに、PvC
の線膨張係数αは7〜25 X 10−’であるから、
PvCをベースにして材料を設計すれば、焦点位置の温
度変化の補正が可能である。
2 X 10”となる。従って、この線膨張係数をもつ
材料を第1の位置決め部材1に用いれば、焦点位置の温
度変化を補正するのに理想的である。ちなみに、PvC
の線膨張係数αは7〜25 X 10−’であるから、
PvCをベースにして材料を設計すれば、焦点位置の温
度変化の補正が可能である。
なお、各位置決め部材1,2の長さ11,1□に許容す
ることができる自由度やレンズ系の焦点深度などを考慮
して、第1の位置決め部材1の線膨張係数α1の許容範
囲を検討した結果、α1=±25%まで良好な低特性が
得られた。
ることができる自由度やレンズ系の焦点深度などを考慮
して、第1の位置決め部材1の線膨張係数α1の許容範
囲を検討した結果、α1=±25%まで良好な低特性が
得られた。
第2図の実施例では、基準面Aをフィルム面(結像面)
に設定した。
に設定した。
(発明の効果)
本発明によれば、物体側から見て第2、第3、第4番目
のレンズを線膨張係数の小さい位置決め部材で位置決め
し、物体側から見て第1番目のレンズを線膨張係数の大
きい位置決め部材で位置決めし、温度が変化したとき、
上記各位置決め部材の線膨張係数の相違により、上記第
1番目のレンズを上記第2、第3、第4番目のレンズに
対し光軸方向に相対移動させることによって焦点位置の
温度変化を補正するようにしたため、総てのレンズがプ
ラスチックレンズであっても焦点位置の温度変化を小さ
く抑えることができるし、レンズの位置決め部材の線膨
張係数を選定するだけで、特別に複雑な構成にしたり特
別な部品を付加したりする必要はないから、構成が極め
てシンプルで部品点数も少なく、コストの安い焦点位置
の温度変化を補正する方法を提供することができる。
のレンズを線膨張係数の小さい位置決め部材で位置決め
し、物体側から見て第1番目のレンズを線膨張係数の大
きい位置決め部材で位置決めし、温度が変化したとき、
上記各位置決め部材の線膨張係数の相違により、上記第
1番目のレンズを上記第2、第3、第4番目のレンズに
対し光軸方向に相対移動させることによって焦点位置の
温度変化を補正するようにしたため、総てのレンズがプ
ラスチックレンズであっても焦点位置の温度変化を小さ
く抑えることができるし、レンズの位置決め部材の線膨
張係数を選定するだけで、特別に複雑な構成にしたり特
別な部品を付加したりする必要はないから、構成が極め
てシンプルで部品点数も少なく、コストの安い焦点位置
の温度変化を補正する方法を提供することができる。
第1図は本発明にかかる方法を適用可能なレンズ系の構
成例を示す光学配置図、第2図は本発明にかかる方法の
実施例を示す断面図である。 1.2・・・・位置決め部材 LL、L2.L3゜L4
・・・・レンズ
成例を示す光学配置図、第2図は本発明にかかる方法の
実施例を示す断面図である。 1.2・・・・位置決め部材 LL、L2.L3゜L4
・・・・レンズ
Claims (1)
- 物体側から順に正負負正の4枚のプラスチックレンズで
構成されたトポゴン型のレンズ系における焦点位置の温
度変化を補正する方法であって、物体側から見て第2、
第3、第4番目のレンズは線膨張係数の小さい位置決め
部材で位置決めし、物体側から見て第1番目のレンズは
線膨張係数の大きい位置決め部材で位置決めし、温度が
変化したとき、上記各位置決め部材の線膨張係数の相違
により、上記第1番目のレンズを上記第2、第3、第4
番目のレンズに対し光軸方向に相対移動させることを特
徴とする焦点位置の温度変化を補正する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23726588A JPH0284607A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 焦点位置の温度変化を補正する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23726588A JPH0284607A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 焦点位置の温度変化を補正する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0284607A true JPH0284607A (ja) | 1990-03-26 |
Family
ID=17012839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23726588A Pending JPH0284607A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 焦点位置の温度変化を補正する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0284607A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5412510A (en) * | 1989-05-15 | 1995-05-02 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Imaging optical system for compensating change of temperature |
JP2008281873A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Sony Corp | 撮像レンズ |
KR20160073670A (ko) * | 2014-12-17 | 2016-06-27 | 엘지이노텍 주식회사 | 촬상 렌즈, 이를 포함하는 카메라 모듈 및 디지털 기기 |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP23726588A patent/JPH0284607A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5412510A (en) * | 1989-05-15 | 1995-05-02 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Imaging optical system for compensating change of temperature |
JP2008281873A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Sony Corp | 撮像レンズ |
KR20160073670A (ko) * | 2014-12-17 | 2016-06-27 | 엘지이노텍 주식회사 | 촬상 렌즈, 이를 포함하는 카메라 모듈 및 디지털 기기 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101783981B1 (ko) | 적외선 광학 렌즈계 | |
JP3486532B2 (ja) | 振動補償機能を有したズームレンズ及びそれを有するカメラ | |
JP2647504B2 (ja) | 実像式変倍ファインダー | |
JPS61223819A (ja) | 防振光学系 | |
JP6566991B2 (ja) | ズームレンズおよびそれを有する撮像装置 | |
JPH0356607B2 (ja) | ||
JPH10186230A (ja) | レンズ系及び光学機器 | |
KR101838562B1 (ko) | 고스트 이미지 회피를 위한 헤드업 디스플레이용 렌즈 시스템 | |
JPS6229767B2 (ja) | ||
JPH0642017B2 (ja) | コンパクトなズ−ムレンズ | |
JP3224046B2 (ja) | 投影レンズ | |
JPH01248118A (ja) | ズーム光学装置 | |
JPH03288813A (ja) | ズームレンズ | |
JPH0284607A (ja) | 焦点位置の温度変化を補正する方法 | |
JPH09211322A (ja) | 画像読取用結像レンズ | |
JPH09311272A (ja) | ズームレンズ | |
JP3312045B2 (ja) | ファインダー光学系の接眼レンズ | |
KR101896399B1 (ko) | 소형 광각 렌즈 시스템 | |
JP2001272587A (ja) | 撮影レンズユニット | |
JPS61226718A (ja) | 光学読取装置 | |
JPH0727114B2 (ja) | 温度補償を施した対物レンズ系 | |
KR20200009692A (ko) | 광각 촬상 광학계 | |
JPH01179007A (ja) | 屈曲可能な光学系 | |
JPH01261613A (ja) | トリプレットレンズ | |
JPS63115120A (ja) | 温度補償を施した対物レンズ系 |