JPH09311272A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH09311272A
JPH09311272A JP12155396A JP12155396A JPH09311272A JP H09311272 A JPH09311272 A JP H09311272A JP 12155396 A JP12155396 A JP 12155396A JP 12155396 A JP12155396 A JP 12155396A JP H09311272 A JPH09311272 A JP H09311272A
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JP
Japan
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lens
lens group
plastic
positive
negative
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JP12155396A
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English (en)
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Hiroshi Sato
裕志 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビデオカメラ等に好適なFナンバーが明る
く、高変倍で、諸収差が補正され、しかも低コストのズ
ームレンズを実現する。 【解決手段】 正の屈折力を有する第1レンズ群は、無
機ガラスレンズのみで構成され、負の屈折力を有し変倍
の為に移動する第2レンズ群は、無機ガラスで形成され
像側に強い面を向けた負レンズ、プラスチックで形成さ
れた両凹レンズ、プラスチックで形成された正レンズ、
の3枚で構成され、正の屈折力を有し固定の第3レンズ
群は、プラスチックで形成された1枚の正レンズで構成
され、正の屈折力を有し変倍時の像面の位置変化を補正
する第4レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズと少な
くとも1枚の負レンズを有し、そのうち1枚の正レンズ
と1枚の負レンズがプラスチックで形成され、この1枚
の正レンズの屈折力と該プラスチックで形成された1枚
の負レンズの屈折力の和が負であるズームレンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はズームレンズに関
し、特にビデオカメラ等に好適な、Fナンバーが1.2
〜1.6と明るく、変倍比が14〜18倍と高変倍で、
しかも低コストのズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物体側から順に正、負、正、
正の4つの群を有し、第2レンズ群が変倍機能を有し、
第4レンズ群が変倍に伴う像面移動を補正する機能を持
つズームレンズはよく知られており、多数の出願がなさ
れている。特開平5−264902号公報では、12枚
構成中3枚をプラスチックレンズとして低コスト化をは
かりながら、10〜12倍という高変倍比を達成してい
る。また、特開平6−180424号公報では、さらに
低コスト化が進められており、11枚構成中5枚をプラ
スチックレンズとしている。しかし、特開平6−180
424号公報の実施例は、いずれも変倍比が8倍程度し
かなく、物足りないものである。14〜18倍程度の高
変倍比のズームレンズの低コスト化は未だ十分でないと
いうのが現状である。
【0003】さらなる低コスト化をはかる1つの手段と
して、プラスチックレンズの多用化が挙げられる。しか
し、温度変化に伴う屈折率変化による像面の位置変化を
補正するような適当なパワー配置を選択する必要がある
ことや、屈折率が一般に無機ガラスよりも低く、その種
類も制限されているため、レンズ系全体をコンパクトに
構成することが困難となること、等の問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
のビデオカメラ等に用いるのに好適な、14〜18倍程
度の高変倍比と、F1.2〜1.6程度の明るさを持ち
ながら、コンパクト性とプラスチックレンズの多用化を
両立させ、従来に比べ大幅に低コスト化を行ったズーム
レンズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記のよ
うな手段により達成される。即ち、 (1)物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ
群、負の屈折力を有し変倍の為に移動する第2レンズ
群、正の屈折力を有し固定の第3レンズ群、正の屈折力
を有し変倍時の像面の位置変化を補正する第4レンズ
群、を有し、前記第1レンズ群は、無機ガラスレンズの
みで構成され、前記第2レンズ群は、物体側より順に、
無機ガラスで形成され像側に強い面を向けた負レンズ、
プラスチックで形成された両凹レンズ、プラスチックで
形成された正レンズ、の3枚で構成され、前記第3レン
ズ群は、プラスチックで形成された1枚の正レンズで構
成され、前記第4レンズ群は、少なくとも2枚の正レン
ズと少なくとも1枚の負レンズを有し、該第4レンズ群
を構成するレンズのうち、1枚の正レンズと1枚の負レ
ンズがプラスチックで形成され、該プラスチックで形成
された1枚の正レンズの屈折力と該プラスチックで形成
された1枚の負レンズの屈折力の和が負であることを特
徴とするズームレンズ(請求項1)。
【0006】(2)前記第4レンズ群は、物体側より順
に、プラスチックで形成された両凸レンズ、プラスチッ
クで形成された両凹レンズ、および、無機ガラスで形成
された1枚あるいは2枚のレンズ、の3枚あるいは4枚
のレンズより構成されることを特徴とするズームレンズ
(請求項2)。
【0007】(3)前記第2レンズ群、前記第3レンズ
群、前記第4レンズ群に、それぞれ、少なくとも1面の
非球面を有することを特徴とするズームレンズ(請求項
3)。
【0008】(4)前記第2レンズ群、前記第3レンズ
群、前記第4レンズ群は以下の条件式を満足することを
特徴とするズームレンズ(請求項4)。
【0009】 |fW・Σ{1/fP(2)}| <0.25 …(1式) |fW・Σ{1/fP(3.4)}| <0.10 …(2式) ただし、fWは全系の広角端での焦点距離 Σ{1/fP(2)}は第2レンズ群中の各プラスチックレ
ンズの焦点距離の逆数の和 Σ{1/fP(3.4)}は第3、第4レンズ群中の各プラス
チックレンズの焦点距離の逆数の和 (5)前記第2レンズ群は以下の条件式を満足すること
を特徴とするズームレンズ(請求項5)。
【0010】 0.56<|fW/f2|<0.80 (3式) 1.68<n2G ただし、fWは全系の広角端での焦点距離 f2は第2レンズ群の焦点距離 n2Gは第2レンズ群中の無機ガラスレンズの屈折率 本発明のズームレンズでは、従来のこの種のズームレン
ズに比べ、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群
にプラスチックレンズを多用し低コスト化を進めてい
る。
【0011】本発明のズームレンズの第2レンズ群は、
構成する3枚のレンズのうち、それぞれ1枚の負レンズ
と正レンズをプラスチックレンズとすることにより、温
度変化による影響を打ち消している。また、一般にレン
ズ系をコンパクトにするためには、変倍レンズ群である
第2レンズ群の屈折力を大きくし、移動量を小さくする
のが効果的であるが、本発明のズームレンズでは第2レ
ンズ群にプラスチックレンズを用いており屈折率が低い
ため、屈折力を大きくしようとすると、変倍に伴う歪曲
収差、球面収差の変動が大きくなってしまう。コンパク
トなレンズ系を達成するためには、第2レンズ群に非球
面を用いて諸収差を補正しながら、第2レンズ群の屈折
力を大きくすることが好ましい。
【0012】本発明の第3レンズ群には正の屈折力を有
する1枚のプラスチックレンズを用い、さらに、第4レ
ンズ群にも2枚のプラスチックレンズを用いているが、
第4レンズ群中の2枚のプラスチックレンズの屈折力の
和を負にすることにより、第3レンズ群のプラスチック
レンズで発生する温度変化による屈折力の変化を、第4
レンズ群のプラスチックレンズで発生する温度変化によ
る屈折力の変化で打ち消している。
【0013】また、大口径のレンズ系を達成するために
は、第3レンズ群に非球面を用いることにより球面収差
を良好に補正し、第4レンズ群に非球面を用いることに
より、おもに球面収差やコマ収差を良好に補正すること
が好ましい。
【0014】以下、1式〜4式の条件式について説明す
る。
【0015】1式は、第2レンズ群中の2枚のプラスチ
ックレンズの屈折力に関するものである。第2レンズ群
は、構成する3枚のレンズのうち、それぞれ1枚の負レ
ンズと正レンズをプラスチックレンズとすることによ
り、温度変化による屈折力の変化を打ち消している。こ
の式の範囲内であれば、温度変化による屈折力変化を十
分にキャンセルし、焦点位置の変化量をより小さくする
ことが可能となる。
【0016】そして1式は下記1−1式の値をとること
がより望ましい。
【0017】 |fW・Σ{1/fP(2)}| <0.18 …(1−1式) 2式は、第3及び第4レンズ群中の3枚のプラスチック
レンズの屈折力に関するものである。本発明のレンズ系
では、第3レンズ群の正のプラスチックレンズと、第4
レンズ群中の、それぞれの屈折力の和が負である、正、
負の2枚のプラスチックレンズとで温度変化による屈折
力の変化を打ち消している。この式の範囲内であれば、
温度変化による屈折力変化を十分にキャンセルし、焦点
位置の変化量をより小さくすることが可能となる。
【0018】そして2式は下記2−1式の値をとること
がより望ましい。
【0019】 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| <0.05 …(2−1式) 3式は、第2レンズ群の屈折力に関するものである。よ
りコンパクトなズームレンズを実現するためにはこの式
の下限をこえないことが望ましく、下限をこえると14
〜18倍にも及ぶ変倍比を得ようとしたとき、変倍のた
めの移動量が増大しレンズ全長が長くなってしまう。ま
た、より良好な収差補正をするためには、この式の上限
をこえないことがのぞましく、上限をこえると変倍に伴
う収差変動が大きくなり、光学的性能の維持が困難とな
る。
【0020】そして3式は下記3−1式の値をとること
がより望ましい。
【0021】 0.55<|fW/f2|<0.67 …(3−1式) 4式は、3式を補う条件で、第2レンズ群における無機
ガラスレンズの屈折率を規定するものである。第2レン
ズ群中の2枚の負レンズのうち、1枚はプラスチックを
材料とするために屈折率が低く、ペッツバール和が負の
方向に大きくなりがちである。そこで、第2レンズ群に
おける無機ガラスを用いた負レンズには、比較的高い屈
折率のものを用いることがのぞましい。すなわち、4式
をはずれると、全長をコンパクトに抑えるために第2レ
ンズ群の屈折力を増大させたとき、全系のペッツバール
和が負の方向に大きくなるために、非点収差の補正が困
難になる。
【0022】そして4式は下記4−1式の値をとること
がより望ましい。
【0023】 1.75<n2G …(4−1式)
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるズームレン
ズの上記の条件を満たす実施の形態を示す。
【0025】非球面の形状は、光軸方向にx軸、光軸と
垂直方向にy軸をとり、k、A1、A2、A3、A4、A5
を非球面係数としたとき、次式で表している。なお、式
中rはレンズ各面の曲率半径を示す。
【0026】
【数1】
【0027】(実施例1)実施例1は、 焦点距離 :f=3.96mm〜69.18mm Fナンバー:F=1.66〜2.71 画角 :2ω=63.6°〜3.8° のズームレンズであり、そのレンズ断面図を図1に示
す。図1において、1Gは第1レンズ群、2Gは第2レ
ンズ群、3Gは第3レンズ群、4Gは第4レンズ群、5
Gはカバーガラスである。また、1〜19は各レンズの
面番号を示す。
【0028】本実施例1のレンズデータを表1に示す。
【0029】ここで、rはレンズ各面の曲率半径、dは
各レンズ厚、またはレンズ間隔、ndはレンズ材料の屈
折率、νdはレンズ材料のアッベ数を示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1において、*1〜*3はプラスチック
レンズを表わしており、それぞれの温度変化による屈折
率の変化は以下の通りである。
【0032】 また、表1において、A,B,C,Dは可変間隔を示す
(表3参照)。
【0033】本実施例1の非球面係数を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】本実施例1の可変間隔を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】本実施例1による常温+30℃でのバック
フォーカスの変化の値を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】本実施例1の条件式を下式に示す。
【0040】|fW・Σ{1/fP(2)}| =0.14 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| =0.01 |fW/f2| =0.64 本実施例1のズームレンズの収差図を図2に示す。図2
(a)は広角端の収差図、図2(b)は中間域の収差
図、図2(c)は望遠端の収差図である。
【0041】(実施例2)実施例2は、 焦点距離 :f=3.96mm〜69.15mm Fナンバー:F=1.66〜2.71 画角 :2ω=63.2°〜3.8° のズームレンズであり、そのレンズ断面図を図3に示
す。
【0042】本実施例2のレンズデータを表5に示す。
【0043】
【表5】
【0044】表5において、*1〜*3はプラスチック
レンズを表わしており、それぞれの温度変化による屈折
率の変化は以下の通りである。
【0045】 また、表5において、A,B,C,Dは可変間隔を示す
(表7参照)。
【0046】本実施例2の非球面係数を表6に示す。
【0047】
【表6】
【0048】本実施例2の可変間隔を表7に示す。
【0049】
【表7】
【0050】本実施例2による常温+30℃でのバック
フォーカスの変化の値を表8に示す。
【0051】
【表8】
【0052】本実施例2の条件式を下式に示す。
【0053】|fW・Σ{1/fP(2)}| =0.14 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| =0.01 |fW/f2| =0.64 本実施例2のズームレンズの収差図を図4に示す。図4
(a)は広角端の収差図、図4(b)は中間域の収差
図、図4(c)は望遠端の収差図である。
【0054】(実施例3)実施例3は、 焦点距離 :f=3.96mm〜61.46mm Fナンバー:F=1.45〜2.36 画角 :2ω=63.0°〜4.2° のズームレンズであり、そのレンズ断面図を図5に示
す。
【0055】本実施例3のレンズデータを表9に示す。
【0056】
【表9】
【0057】表9において、*1〜*3はプラスチック
レンズを表わしており、それぞれの温度変化による屈折
率の変化は以下の通りである。
【0058】 また、表9において、A,B,C,Dは可変間隔を示す
(表11参照)。
【0059】本実施例3の非球面係数を表10に示す。
【0060】
【表10】
【0061】本実施例3の可変間隔を表11に示す。
【0062】
【表11】
【0063】本実施例3による常温+30℃でのバック
フォーカスの変化の値を表12に示す。
【0064】
【表12】
【0065】本実施例3の条件式を下式に示す。
【0066】|fW・Σ{1/fP(2)}| =0.13 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| =0.03 |fW/f2| =0.63 本実施例3のズームレンズの収差図を図6に示す。図6
(a)は広角端の収差図、図6(b)は中間域の収差
図、図6(c)は望遠端の収差図である。
【0067】(実施例4)実施例4は、 焦点距離 :f=4.16mm〜56.53mm Fナンバー:F=1.24〜2.09 画角 :2ω=60.4°〜4.6° のズームレンズであり、そのレンズ断面図を図7に示
す。
【0068】本実施例4のレンズデータを表13に示
す。
【0069】
【表13】
【0070】表13において、*1〜*3はプラスチッ
クレンズを表わしており、それぞれの温度変化による屈
折率の変化は以下の通りである。
【0071】 また、表13において、A,B,C,Dは可変間隔を示
す(表15参照)。
【0072】本実施例4の非球面係数を表14に示す。
【0073】
【表14】
【0074】本実施例4の可変間隔を表15に示す。
【0075】
【表15】
【0076】本実施例4による常温+30℃でのバック
フォーカスの変化の値を表16に示す。
【0077】
【表16】
【0078】本実施例4の条件式を下式に示す。
【0079】|fW・Σ{1/fP(2)}| =0.13 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| =0.00 |fW/f2| =0.59 本実施例4のズームレンズの収差図を図8に示す。図8
(a)は広角端の収差図、図8(b)は中間域の収差
図、図8(c)は望遠端の収差図である。
【0080】(実施例5)実施例5は、 焦点距離 :f=4.16mm〜56.53mm Fナンバー:F=1.24〜2.14 画角 :2ω=59.4°〜4.6° のズームレンズであり、そのレンズ断面図を図9に示
す。
【0081】本実施例5のレンズデータを表17に示
す。
【0082】
【表17】
【0083】表17において、*1〜*3はプラスチッ
クレンズを表わしており、それぞれの温度変化による屈
折率の変化は以下の通りである。
【0084】 また、表17において、A,B,C,Dは可変間隔を示
す(表19参照)。
【0085】本実施例5の非球面係数を表18に示す。
【0086】
【表18】
【0087】本実施例5の可変間隔を表19に示す。
【0088】
【表19】
【0089】本実施例5による常温+30℃でのバック
フォーカスの変化の値を表20に示す。
【0090】
【表20】
【0091】本実施例5の条件式を下式に示す。
【0092】|fW・Σ{1/fP(2)}| =0.13 |fW・Σ{1/fP(3.4)}| =0.01 |fW/f2| =0.58 本実施例5のズームレンズの収差図を図10に示す。図
10(a)は広角端の収差図、図10(b)は中間域の
収差図、図10(c)は望遠端の収差図である。
【0093】なお、上記各実施例の第2レンズ群は物体
側より順に、負の屈折力を有し無機ガラスより形成され
たレンズと、負の屈折力を有しプラスチックにより形成
されたレンズと、正の屈折力を有しプラスチックにより
形成されたレンズとにより構成されているが、物体側よ
り順に、負の屈折力を有しプラスチックにより形成され
たレンズと、負の屈折力を有し無機ガラスより形成され
たレンズと、正の屈折力を有しプラスチックにより形成
されたレンズとにより構成してもよい。
【0094】また、上記各実施例の第4レンズ群は物体
側より順に、正の屈折力を有しプラスチックにより形成
されたレンズと、負の屈折力を有しプラスチックにより
形成されたレンズと、正の屈折力を有し無機ガラスより
形成されたレンズとから構成されているが、物体側より
順に、正の屈折力を有し無機ガラスより形成されたレン
ズと、負の屈折力を有しプラスチックにより形成された
レンズと、正の屈折力を有しプラスチックにより形成さ
れたレンズとにより構成してもよい。
【0095】
【発明の効果】請求項1によれば、Fナンバーが明る
く、高変倍比でありながら、コンパクト性とプラスチッ
クレンズの多用化を両立させ、従来に比べ大幅に低コス
ト化のズームレンズが実現でき、小型のビデオカメラ等
に用いるのに好適である。また、プラスチックの正レン
ズと負レンズとにより、温度変化に伴うプラスチックレ
ンズの変形による屈折力の変化を打ち消し、焦点ずれの
ないレンズ配置とした。
【0096】請求項2によれば、本発明の第4レンズ群
は、後方の焦点面側に配置されたCCDによる放熱に影
響される事なく焦点ずれのないレンズ配置とした。
【0097】請求項3によれば、第2レンズ群、第3レ
ンズ群、第4レンズ群にそれぞれ、少なくとも1面に非
球面を用いて諸収差を補正しながら、屈折力を大きく
し、コンパクトなズームレンズを実現することができ
る。
【0098】請求項4によれば、第2レンズ群、第3レ
ンズ群、第4レンズ群に、1式、2式の条件式を適用し
た非球面を用いることにより球面収差を良好に補正し、
大口径のズームレンズを達成することができる。
【0099】請求項5によれば、第2レンズ群の屈折力
を3式、4式の条件式を適用することにより、変倍に伴
う収差変動を抑え、非点収差を良好に補正することによ
り、大口径のズームレンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレンズ断面図。
【図2】実施例1のズームレンズの広角端、中間域、望
遠端の各収差図。
【図3】実施例2のレンズ断面図。
【図4】実施例2のズームレンズの広角端、中間域、望
遠端の各収差図。
【図5】実施例3のレンズ断面図。
【図6】実施例3のズームレンズの広角端、中間域、望
遠端の各収差図。
【図7】実施例4のレンズ断面図。
【図8】実施例4のズームレンズの広角端、中間域、望
遠端の各収差図。
【図9】実施例5のレンズ断面図。
【図10】実施例5のズームレンズの広角端、中間域、
望遠端の各収差図。
【符号の説明】
1G 第1レンズ群 2G 第2レンズ群 3G 第3レンズ群 4G 第4レンズ群 1〜19 面番号 A,B,C,D 可変間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の屈折力を有する第
    1レンズ群、負の屈折力を有し変倍の為に移動する第2
    レンズ群、正の屈折力を有し固定の第3レンズ群、正の
    屈折力を有し変倍時の像面の位置変化を補正する第4レ
    ンズ群、を有し、前記第1レンズ群は、無機ガラスレン
    ズのみで構成され、前記第2レンズ群は、物体側より順
    に、無機ガラスで形成され像側に強い面を向けた負レン
    ズ、プラスチックで形成された両凹レンズ、プラスチッ
    クで形成された正レンズ、の3枚で構成され、前記第3
    レンズ群は、プラスチックで形成された1枚の正レンズ
    で構成され、前記第4レンズ群は、少なくとも2枚の正
    レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し、該第4レン
    ズ群を構成するレンズのうち、1枚の正レンズと1枚の
    負レンズがプラスチックで形成され、該プラスチックで
    形成された1枚の正レンズの屈折力と該プラスチックで
    形成された1枚の負レンズの屈折力の和が負であること
    を特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第4レンズ群は、物体側より順に、
    プラスチックで形成された両凸レンズ、プラスチックで
    形成された両凹レンズ、および、無機ガラスで形成され
    た1枚あるいは2枚のレンズ、の3枚あるいは4枚のレ
    ンズより構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    ズームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、
    前記第4レンズ群に、それぞれ、少なくとも1面の非球
    面を有することを特徴とする請求項1または2記載のズ
    ームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、
    前記第4レンズ群は以下の条件式を満足することを特徴
    とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のズームレ
    ンズ。 |fW・Σ{1/fP(2)}| <0.25 …(1式) |fW・Σ{1/fP(3.4)}| <0.10 …(2式) ただし、fWは全系の広角端での焦点距離 Σ{1/fP(2)}は第2レンズ群中の各プラスチックレ
    ンズの焦点距離の逆数の和 Σ{1/fP(3.4)}は第3、第4レンズ群中の各プラス
    チックレンズの焦点距離の逆数の和
  5. 【請求項5】 前記第2レンズ群は以下の条件式を満足
    することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に
    記載のズームレンズ。 0.50<|fW/f2|<0.80 …(3式) 1.68<n2G …(4式) ただし、fWは全系の広角端での焦点距離 f2は第2レンズ群の焦点距離 n2Gは第2レンズ群中の無機ガラスレンズの屈折率
JP12155396A 1996-03-18 1996-05-16 ズームレンズ Pending JPH09311272A (ja)

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