JPH028448Y2 - - Google Patents

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JPH028448Y2
JPH028448Y2 JP1983097225U JP9722583U JPH028448Y2 JP H028448 Y2 JPH028448 Y2 JP H028448Y2 JP 1983097225 U JP1983097225 U JP 1983097225U JP 9722583 U JP9722583 U JP 9722583U JP H028448 Y2 JPH028448 Y2 JP H028448Y2
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JP1983097225U
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【考案の詳細な説明】 本考案は応答メツセージがICメモリに記憶さ
れる留守番電話装置に関する。
留守番電話装置とは、電話機に付加する装置で
あつて発呼者が他の電話機から呼出を行なつた場
合、この装置から留守であること及び用件があれ
ば録音しておく旨の応答メツセージを前記他の電
話機に送出し、用件があつた場合にはこの装置に
装備してある用件録音テープに録音しておくもの
である。また、この留守番電話装置が操作される
ことで録音された用件を再生するものである。
従来は、前記複数の応答メツセージを専用のテ
ープに吹き込んで再生する方法等、又はICメモ
リに記憶させておく方法等があつたが、前者にお
いては多くの機構が必要なこと、後者においては
音声を記憶させるのに多大の記憶容量が必要なの
で多大の記憶容量を持つICメモリ及びその停電
補償回路を必要とする欠点があつた。
本考案は従来の欠点を解消したもので、選択さ
れた1個の応答メツセージだけをICメモリに記
憶すればよい留守番電話装置を提供するものであ
る。
以下に本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は従来の大容量ICメモリを備えた留守
番電話装置である。最初第1番目の応答メツセー
ジをマイク2に向かつてしやべる。マイク2に供
給された音声信号は、増幅器31で増幅されアナ
ログ−デイジタル変換器(以下A/D変換器とい
う)によりアナログの音声信号はデイジタル信号
となり、ICメモリ6の第1番目の記憶場所に記
憶される。以下同様に第2番目、第3番目の応答
メツセージは各々ICメモリ6の第2番目、第3
番目の記憶場所に記憶される。このようにして、
複数の応答メツセージをICメモリ6に記憶する
ことで用意が完了する。
次に留守番電話装置の応答動作を説明する。
留守番電話装置を呼出信号待受状態に装置ボタ
ン9によりセツトする。電話回線104から呼出
信号が供給されると、制御装置8は操作ボタン9
によつて予め定められて記憶している番号等を
ICメモリ6に送る。この制御信号によりICメモ
リ6内の選択された応答メツセージはデイジタル
−アナログ変換器(以下D/A変換器という)に
供給される。このD/A変換器によりデイジタル
信号は音声のアナログ信号に変換され、再生増幅
器33及び録再切換スイツチ11を通つて電話を
かけてきた相手に選択された応答メツセージを送
出する。次に制御装置8により録再切換スイツチ
11が切換えられ、電話回線104からの用件は
録再切換スイツチ11、録音増幅器32を通し用
件録音テープ1に録音される。後にこの留守番電
話装置に録音された用件を再生すれば、留守中に
かかつてきた電話の内容を聴取することができ
る。
また、従来では停電になつても記憶が消えない
ようICメモリ6の停電補償回路7を装備する必
要があつた。
次に本考案の一実施例を説明する。
第2図は用件録音テープ10のテープ先頭部の
内容を示す図である。第3図は本考案の留守番電
話装置の系統図である。
第1番目に用件録音テープ10に応答メツセー
ジA,B,C(ここでは3件として説明する)を
録音する場合を説明する。
操作部の操作ボタン90により応答メツセージ
録音状態にすることで留守電機構部102の用件
録音テープ10が回転し始め、制御装置80から
の制御により用件録音テープ10に第1番目の応
答メツセージ選択信号100として応答メツセー
ジ選択検知信号105である周波数1の信号が1
回録音される。次にマイク20で応答メツセージ
Aを吹き込む。操作ボタン90をさらに操作する
と、制御装置80により周波数1の周波数が2回
録音され、次にマイク20からの応答メツセージ
Bを録音する。
次には同様の動作にて、用件録音テープに周波
数1の周波数が3回録音され、後に応答メツセー
ジCが録音される。操作ボタン90により応答メ
ツセージ終了の操作が行なわれると制御装置80
により用件録音部頭出し検知信号106として周
波数2の信号が用件録音テープに録音される。用
件録音テープ10において、この周波数2の信号
の後の部分は用件録音の部分になる。
第2番目に用件、1件分だけの記憶容量をもつ
ICメモリ60に選択した応答メツセージを記憶
させる動作を説明する。
応答メツセージBを選択した場合、操作ボタン
90の中の該当ボタンを2回押せば、制御装置8
0により検知装置103の中にある比較回路64
に2がセツトされると共に用件録音テープ10が
回転再生を始める。応答メツセージAの頭に1回
録音されている周波数1の信号は、1の周波数の
みを通過させるフイルタ62を通過しカウンタ6
3により計数され、計数値1を比較回路64に供
給する。ここで、セツト値2と比較されるが一致
しないので、リセツト信号をカウンタ63に送出
するのみである。フイルタ62が応答メツセージ
の音声信号では通過しないよう周波数1またはそ
の信号の長さ等を選んである。次に応答メツセー
ジBの頭に2回録音されている周波数1の信号は
フイルタ62を通りカウンタ63で計数され、そ
の計数値2が比較回路64に供給される。ここで
2はセツト値と同じであるため、比較回路64か
ら出力がある。制御装置80はこの出力すなわち
検知装置103からの検知出力を受けて2個の周
波数1の後に録音されている応答メツセージBを
増幅し、A/D変換器40でデイジタル信号とし
てICメモリ60に記憶させる制御をする。制御
装置80は次に用件録音テープ10を周波数2の
頭出し検知信号部まで進める。
第3番目に電話回線から呼出信号があつた場合
を説明する。
制御装置80は留守番電話装置に呼出信号が来
たことを検知し、ICメモリ内に記憶されている
応答メツセージBをD/A変換器を通しアナログ
の音声信号とし、増幅器36、録再切換スイツチ
12を通して電話回線104に送出する。次に用
件が電話回線104から送られてくると、録再切
換スイツチ12及び増幅器35を通し、用件録音
テープ10に前記用件を録音する。
後にこの留守番電話装置を頭出し検知信号部ま
で巻戻し再生すれば、留守中にかかつてきた電話
を聴取することができる。また、応答メツセージ
を変更するには先に説明した応答メツセージ設定
と同じで、操作部の操作ボタン90により行な
う。
次に遠隔操作器を用いて留守番電話装置に録音
された用件を聴取する場合を説明する。
外出者の外の電話機からの呼出により電話回線
が接続されると、留守番電話装置が応答メツセー
ジを送出する。応答メツセージの送出が終わつて
用件録音状態になつた時、外出者により電話回線
を介し、遠隔操作器(図示しない)から聴取する
ための遠隔制御信号が発信されると、留守番電話
装置の制御装置80はその信号を検知し、留守電
機構部102にある用件録音テープ10を巻戻
し、且つ、頭出し検知信号部から再生をさせる。
よつて、外出者は留守中にかかつたきた電話の
内容を知ることができる。
次に留守番電話装置の操作部として遠隔操作器
を用い、外出者が電話機から応答メツセージを変
更指示する場合を説明する。
外出者による外の電話機からのダイヤルで電話
回線が接続されると、留守番電話装置が応答メツ
セージを送出する。応答メツセージの送出が終わ
つて用件録音状態になつた時、外出者により電話
回線を介し、遠隔操作器から応答メツセージを指
示する遠隔制御信号が発信されると、留守番電話
装置の制御装置80はその信号を検知し、留守電
機構部102にある用件録音テープ10を巻戻し
且つ、応答メツセージAの頭にある応答メツセー
ジ選択検知信号である周波数1の信号から再生状
態とする。ここで、制御装置80により録再切換
スイツチ12は再生側に切り換わつている。
応答メツセージBから応答メツセージCに変え
るとすると、遠隔操作器からの信号の一部は制御
装置80により比較回路64のセツト値を3にす
るものである。なぜなら、応答メツセージCの頭
には周波数1の応答メツセージ選択検知信号が3
回録音されているため。後の動作は前述した操作
ボタン90を操作したときと同じである。この
時、各応答メツセージ選択検知信号と各応答メツ
セージは電話回線を介して外出先の電話機に送出
されるので応答メツセージCを選ぶ遠隔操作を行
なつたことの確認ができる。
停電になつた後の動作を次に説明する。
停電が復旧すると制御装置80は給電が開始さ
れたことを検知し、比較回路64に自動的に応答
メツセージAを選ぶ1の信号をセツトすると共
に、留守電機構部102内の用件録音テープ10
を巻戻し、再生を開始する。応答メツセージAの
頭にある応答メツセージ選択検知信号1の周波数
が検知装置103で検知されるので、制御装置8
0は応答メツセージAをICメモリ60に記憶さ
せる。よつて、停電復旧後は常に応答メツセージ
Aが電話回線104に送出されるので、応答メツ
セージAには一般的な留守である伝言を吹き込ん
でおけばよい。
上の説明では、応答メツセージ3件について説
明したが、応答メツセージの種類を多くすれば、
きめ細かい応答ができる。
以上説明したように、本考案の留守番電話装置
は、ICメモリの停電補償回路が不要であるし、
且つ、ICメモリが小容量のものでよい。また、
遠隔操作時等、応答メツセージを直接音声でメモ
リICに吹き込むことに比べ、機構が簡単になり
それにより故障も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の留守番電話装置の系統図であ
る。第2図は本考案の一実施例である用件録音テ
ープのテープ先頭部を示す図である。第3図は本
考案の一実施例である留守番電話装置の系統図で
ある。 1……用件録音テープ、11……録再切換スイ
ツチ、101……留守電機構部、104……電話
回線、4……アナログ−デイジタル変換器、5…
…デイジタル−アナログ変換器、6……ICメモ
リ、7……停電補償回路、8……制御装置、9…
…操作ボタン、105……応答メツセージ選択検
知信号、106……用件録音部頭出し検知信号、
10……用件録音テープ、100……応答メツセ
ージ選択信号、105……応答メツセージ選択検
知信号、102……留守電機構部、103……検
知装置、12……録再切換スイツチ、104……
電話回線、40……アナログ−デイジタル変換
器、50……デイジタル−アナログ変換器、60
……ICメモリ、62……フイルタ、63……カ
ウンタ、64……比較回路、80……制御装置、
90……操作ボタン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 応答メツセージ1件分の記憶容量をもつIC
    メモリと、複数対の応答メツセージ選択信号と
    応答メツセージとが録音されており、電話回線
    から送られる用件の音声信号を録音する用件録
    音テープと、応答メツセージを選択する際に、
    前記複数の応答メツセージ選択信号のうち操作
    部により指示された応答メツセージ選択信号を
    探知すると共に停電復旧時は予め制御装置に定
    めてある応答メツセージ選択信号を検知し、そ
    の検知出力を制御装置に出力する検知装置とを
    備え、制御装置が前記検知出力を受けると用件
    録音テープに録音されていたもののうち選択さ
    れた応答メツセージをアナログ−デイジタル変
    換器にて変換し前記ICメモリへ記憶させるこ
    とを特徴とする留守番電話装置。 (2) 操作部として遠隔操作器を用い応答メツセー
    ジ選択信号を電話回線を介し指示することを特
    徴とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    留守番電話装置。
JP9722583U 1983-06-23 1983-06-23 留守番電話装置 Granted JPS606368U (ja)

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5982966A (ja) * 1982-11-01 1984-05-14 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd かんがい用散水器コントロ−ラ
JP2606209B2 (ja) * 1987-04-09 1997-04-30 ソニー株式会社 留守番電話装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5583366A (en) * 1978-12-16 1980-06-23 Deutsche Fernsprecher Gmbh Telephone set

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JPS5583366A (en) * 1978-12-16 1980-06-23 Deutsche Fernsprecher Gmbh Telephone set

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