JPH027217B2 - - Google Patents

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JPH027217B2
JPH027217B2 JP26866384A JP26866384A JPH027217B2 JP H027217 B2 JPH027217 B2 JP H027217B2 JP 26866384 A JP26866384 A JP 26866384A JP 26866384 A JP26866384 A JP 26866384A JP H027217 B2 JPH027217 B2 JP H027217B2
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JP26866384A
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Takeo Ooba
Masato Araki
Yutaka Nishino
Yoshihiro Akita
Junichiro Nemoto
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Iwasaki Tsushinki KK
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Iwasaki Tsushinki KK
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は電話機に付設して通話の録音をする通
話録音方式に関するものである。
(従来技術とその問題点) 録音再生機能を電話機に付随させたものとし
て、留守中の着信における相手通話者のメツセー
ジを録音し、所望の時点でその録音内容を再生す
る機能を有する留守番電話装置が広く用いられて
いる。しかし、従来の留守番電話装置では着信時
に相手通話者に対して発出する応答メツセージを
録音する応答用テープと、この応答メツセージに
応答して到来する相手通話者からの用件を録音す
る用件録音テープとを別個に備えているため、二
系統の録音再生機能を要し、装置が大型となり不
経済である。この欠点を解消するものとして、二
つの録音トラツクを有する録音テープを用いて一
つの録音トラツクを応答メツセージの録音に使用
し、他方の録音トラツクを用件の録音に使用する
ような構成が既に提案されている。しかし、この
後者の場合でも複数のトラツクを備えているた
め、録音再生機能を複数トラツクに適合するよう
な複雑な構成とする必要がある。
しかも、従来の留守番電話装置の録音テープは
一連の録音テープの録音領域内を特に区分せずに
用いているために、特に用件内容を再生するとき
に録音情報の重要性の度合に関係なしにすべて再
生しなければ、その情報の大略の理解をなすこと
もできない欠点がある。これは、外線からの遠隔
制御で用件内容を聴取するときに特に重大な欠点
となる。
しかも、単に録音テープの録音領域を細区分し
たのでは、長い通話内容を録音する場合等におい
て、逆に不便となる。
また、従来の留守番電話装置は、外線からの着
信時における相手通話者の用件メツセージを録音
するためにのみ用いられており、その留守番電話
装置の所有者が複数である場合に、その複数の所
有者相互の連絡にこの留守番電話装置を用いるこ
とは全く予定されていない。
(発明の目的) 本発明は、従来技術のこのような欠点を考慮
し、録音テープは着脱自在のカセツト形式とし、
ブロツク管理有モード用の録音テープでは単一の
録音トラツクに応答メツセージの録音と用件録音
を行うとともに、録音トラツクを順次割当された
多数の録音ブロツクに区分して使用し、その録音
ブロツクにはラインからの音声入力とともにマイ
クロホンからの直接入力も録音するように形成
し、かつ録音ブロツクの再生動作を能率的に実行
することができるようにし、さらにブロツク管理
無モード用の録音テープでは通常のカセツトテー
プに対する任意長の各通話内容を順次録音しまた
マイクロホンからの音声の録音をし、それらの録
音内容を適宜再生し得るようにした通話録音方式
を提供するものである。
(発明の構成及び作用) 以下図面により本発明を詳細に説明する。
本発明においては、録音テープは市販されてい
る形式のカセツトテープを用いる。まず、本発明
において、ブロツク管理有モードの場合に用いる
モードカセツトの録音テープ録音エリアの割当て
形式について説明する。第1図はこの録音エリア
の割当ての1例を示すものであるが、図示のよう
に録音テープ1上で録音エリアが多数のブロツク
に順次区分されていることが一つの特徴であり、
さらに、応答メツセージ録音用の応答エリアAM
と用件メツセージ録音用の用件エリアG,Sを一
本の録音テープに割当てていることがもう一つの
特徴である。応答エリアAMは、録音テープの始
端STと終端EDの中間位置に配置され、応答録音
メツセージブロツクAMaと応答専用メツセージ
ブロツクAMbよりなる。応答専用メツセージブ
ロツクAMbは、用件録音を伴わない応答専用メ
ツセージ(例えば、「本日は休業しております」、
「ただいま外出しております」等)を録音する録
音ブロツクであり、例えば60秒の時間長が割当て
られている。応答録音メツセージブロツクAMa
は、用件録音を伴う応答録音メツセージ(例えば
「ただいま不在です。ご用件を録音いたしますの
で、ピーという音が鳴りましたら御話し下さい。
ではどうぞ。」)を録音する録音ブロツクであり、
例えばAMbと同じく60秒の時間長が割当てられ
ている。応答エリアAMの後には、一般用件エリ
アGが各ブロツクG1,G2……,G10例えば40秒の
時間長で6秒のブロツク間録音ギヤツプをおいて
図示のように順次配置されており、録音ブロツク
G1,G2,G3,……G10の順に空いているブロツク
に不在時の通話内容を録音する。一般用件エリア
Gの録音ブロツクG1,G2,……,G10の外に特定
用件エリアSの録音ブロツクS1,S2,S3,S4を設
けたのが本発明の一つの特徴であり、この特定用
件エリアSの録音ブロツクS1,……S4には、この
電話機を使用する複数の当事者相互の意志疎通の
ために、いわゆる「メモ」の代りに特定用件メツ
セージを録音する。この場合の録音はマイクロホ
ンにより装置の所望の録音ブロツクS1,S2,S3
はS4に直接メツセージを入れて行うこともできる
し、又、加入者からの回線接続の後遠隔操作によ
り暗証番号等を用いてアクセスし、所定の録音ブ
ロツクS1,S2,S3又はS4に用件録音を行うことが
できる。録音ブロツクS1,S2,S3,S4の時間長
は、例えば一般用件録音ブロツクG1,G2,……,
G10の時間長と同じく40秒に選定されている。
録音テープ1は、通常応答エリアAMの応答録
音メツセージブロツクAMaの先頭に相当する第
1待機点P1がヘツドに対向するように停止して
おり、着信時に応答録音メツセージブロツク
AMaのメツセージを再生送出後、一般用件エリ
アGの録音ブロツクG1,G2,……G10のうち最も
先の空ブロツクに対向し、その着信時のメツセー
ジをその空ブロツクに録音する。同様の動作で、
録音ブロツクG1,G2,……,G10のすべてにメツ
セージの録音が行われてしまつた時には、応答専
用メツセージブロツクAMbの先頭に位置する第
2待機点P2にヘツドが対向するように録音テー
プ1が停止しており、着信に対しては応答専用メ
ツセージを再生して送出するように制御する。特
定用件エリアSの録音ブロツクS1,……S4には、
制御ボタンにより制御した場合又は着信時の遠隔
制御により暗証番号を用いて制御した場合にアク
セスができ、特定用件メツセージの録音又は録音
内容の再生が可能なるように制御される。
第2図は、本発明の実施例を示すブロツク構成
図である。同図において、1はカセツトに収容さ
れた磁気テープ、2は録音再生用の磁気ヘツド、
3は磁気テープ1の駆動用のサーボ、4は磁気テ
ープ1の駆動方向及び駆動のオン・オフを制御す
る正逆速度制御回路、5a,5bは録音テープ1
の駆動用モータ、5cはテープ1の例えば供給用
リール、5dはリール5cの軸の1回転毎に例え
ば8個のパルスをフオトリフレクタ等を用いて発
生するリール回転検出回路、6は磁気ヘツド2の
テープ1への接触・非接触を制御するプランジヤ
である。
電話機回路10には、ダイヤル回路11、ライ
ン12、送話器13、受話器14、およびサウン
ダ15が付属している。制御回路系の中心をなす
マイクロコンピユータ20には、フアンクシヨン
キー21、読出し専用メモリ22,34、プツシ
ユボタン信号受信器23、入力回路24,32、
選択回路25、ラツチ26,27,28,30
a,30b、発光素子29、7セグメント回路3
1a,31b、音声合成器33が付属している。
音声合成器33の出力は、フイルタ40を介し
て増幅器43に印加される。800Hzの発振器41
は、インヒビツトゲート42を介して増幅器43
の入力に印加される。
44はライン12と電話機回路10を介して加
えられるプツシユボタン信号(PB信号)及び他
のライン信号を増幅するPB信号増幅器、45は
ライン信号を増幅するライン増幅器、46は音声
スイツチ、47は無音検知回路、48はスピーカ
増幅器、49はスピーカ、VRは音量調節用ボリ
ユームである。
51はマイクロホン、52は録音前置増幅器、
53は再生前置増幅器、54は録音再生切換スイ
ツチ、55は録音増幅器、56はバイアス信号を
発生するためのバイアス発振器である。
AS1,AS2,AS3,AS4,AS5,AS6,AS8
AS10,AS11,AS12は、ラツチ26により制御さ
れるスイツチ素子であり、AS7,AS9は、マイク
ロコンピユータ20により制御されるスイツチ素
子である。
本発明の主要な特徴である録音ブロツクの指定
と、その録音ブロツクに対する録音及びその録音
内容の再生について第2図を参照して説明する。
本発明においては、録音テープ1のリールの回
転数をリール回転検出回路5dからのパルスを用
いて録音テープ1の始端ST又は終端EDから計算
した計数値に基づき前述のように録音テープ1上
に順次割当てられる複数個の録音ブロツクS1
S2,S3,S4,AMb,AMa,G1,G2,G3,……,
G10の表示番地を順次指示するアドレス手段を用
いている。第2図の実施例では、リール軸の回転
情報がマイクロコンピユータ20の入力「回転検
出」に供給され、前記のように軸の回転毎に所定
数のパルスを発生するようにすれば、このパルス
を録音テープの始端ST又は終端EDから計数器に
より計数することにより、その計数値により各録
音ブロツクの表示番地を予め定めることができ
る。
フアンクシヨンキー21内の「応答」、「特定」、
「一般」のボタンのいずれかを押すことにより、
応答エリアAM、特定用件エリアS、一般用件エ
リアGのいずれかを指定し、その任意の空ブロツ
クに録音したり、また、指定エリア内の録音され
ているブロツクの再生もできる。また、ダイヤル
回路11の数字ボタンを押すことにより、前記の
各録音ブロツクの表示番地のいずれかを選択する
ことができる。このように選択された表示番地情
報は、マイクロコンピユータ20内のブロツクア
ドレス用レジスタに設定される。従つて、ここに
設定された表示番地情報と、前記のアドレス手段
により表示される表示番地とが一致したときに、
ラツチ27を介してプランジヤ6と正逆速度制御
回路4を制御することにより所定の録音ブロツク
を頭出しをした形で録音テープ1の停止をするこ
とができることになる。
以上のような構成のため、具体的な動作を次の
ように行うことができる。
まず、応答メツセージの録音の場合には、フア
ンクシヨンキー21の「応答」ボタンを押した
時、応答録音メツセージブロツクAMaの表示番
地が直ちに設定されるように構成することができ
る。これにより、前記のようにラツチ27を介し
てプランジヤ6と正逆速度制御回路4が動作し、
モータ5a,5bが高速駆動され、応答録音メツ
セージブロツクAMaの先頭位置に磁気ヘツド2
が対向したときに駆動停止となり、磁気テープ1
の駆動は、一次停止する。ここで、フアンクシヨ
ンキー21の「録音」ボタンを押すことにより、
ラツチ26,27を介してスイツチ素子AS1
AS7,AS12がオンになり、録音再生切換スイツ
チ54が録音前置増幅器52側に切換えられ、プ
ランジヤ6と正逆速度制御回路4が動作すること
によりモータ5a,5bが通常の低速駆動され
る。ここでガイダンス信号GDの発出により、
800Hzの信号が発振器41から〔インヒビツトゲ
ート42→増幅器43→スイツチ素子AS8→ボリ
ユームVR→増幅器48〕の経路を介してスピー
カ49から聴取でき、このときマイクロホン51
に向かつて応答録音メツセージを発声することに
より、〔マイクロホン51→スイツチ素子AS1
録音前置増幅器52→録音再生切換スイツチ54
→スイツチ素子AS7→スイツチ素子AS12→録音
増幅器55〕を介して磁気ヘツド2に印加され、
所望の応答メツセージの録音をすることができ
る。応答録音メツセージの一例は、〔はい、こち
らは小林でございますが、ただいま出張のため〇
〇日まで不在の予定です。おそれいりますが、こ
の後にはいります、女性の音声ガイダンスにした
がつて用件を録音して下さい。よろしくお願いい
たします。「では、録音のご案内をさせていただ
きます。録音時間は約40秒です。お名前、電話番
号、ご用件をお話し下さい。では、どうぞ」(音
声ガイダンス)〕の如きものである。ここで、音
声ガイダンスは、応答録音メツセージ後音声合成
器33から〔フイルタ40→増幅器43→ライン
増幅器45→スイツチ素子AS5→電話機回路1
0〕を介してライン12に送出されるものであ
る。
「録音」ボタンを再び押すことにより、録音し
た応答録音メツセージの自動再生モードになり、
〔磁気ヘツド2→スイツチ素子AS11→再生前置増
幅器53→録音再生切換スイツチ54→ボリユー
ムVR→スイツチ素子AS8→スイツチ素子AS9
スピーカ増幅器48→スピーカ49〕を介して再
生音でその内容を確認することができる。また、
ライン増幅器45から音声スイツチ46に印加さ
れるので、応答録音メツセージが正常に再生され
たときにはその出力01がマイクロコンピユータ
20に供給され、次に留守モードに設定すること
を可能にする。
また、応答録音メツセージ再生後に、「再生」
ボタンを押すことにより、応答専用メツセージブ
ロツクAMbが前記のように設定され、ここで
「録音」ボタンを押して、前記と同様の要領で応
答専用メツセージをマイクロホン51を介して録
音することができる。応答専用メツセージの一例
は、〔はい、こちらは小林でございますが、ただ
いま不在にしております。おそれいりますが、の
ちほどおかけなおし下さい。〕である。
この応答専用メツセージも、前記の応答録音メ
ツセージと同様の取扱いで、自動的に再生し、そ
の再生出力が音声スイツチ46により出力01
して得られたときに始めて留守モードに移行可能
となるように構成することができる。
一般用件エリアGの各録音ブロツクG1,G2
……,G10へのアクセス動作は、加入回線12を
介して行われる。
留守モードにおいて、録音テープが第1待機点
P1にあるときに加入回線12から着信があり、
着信検知出力IRがマイクロコンピユータ20に
より検知され、それによりLリレーにより回線の
閉結が行われると、応答録音メツセージの送出の
ためにスイツチ素子AS11,AS7,AS5がオンにな
り、録音再生切換スイツチ54が再生前置増幅器
53の側に切換わり、ラツチ27を介してプラン
ジヤ6及び正逆速度制御回路4が動作することに
より、応答録音メツセージが〔磁気ヘツド2→ス
イツチ素子AS11→再生前置増幅器53→録音再
生切換スイツチ54→スイツチ素子AS7→ライン
増幅器45→スイツチ素子AS5→電話機回路1
0〕の経路でライン12に送出され、その応答録
音メツセージの終了を無音検知回路47により検
知した検知出力02に応答してなされる選択回路
25による音声合成器33と読出し専用メモリ3
4の選択により、音声ガイダンスが音声合成器3
3から〔フイルタ40→増幅器43→ライン増幅
器45→スイツチ素子AS5→電話機回路10〕の
経路で加入者回線12に送出される。
この応答録音メツセージと音声ガイダンスとが
送出された後、磁気ヘツド2が直近の空の一般用
件エリアGの磁気ブロツク(例えばG1)の先頭
位置に対向するようにマイクロコンピユータ20
のアドレス指定によりサーボ3とモータ5a,5
bの動作により磁気テープ1が駆動される。この
動作の完了を前記のように録音ブロツクの表示番
地の一致により検知したときに、ガイダンスGD
が発出し、ガイダンス信号が〔発振器41→イン
ヒビツト回路42→増幅器43→ライン増幅器4
5→スイツチ素子AS5→電話機回路10→ライン
12〕の経路で相手側に送出され、その送出終了
時に録音再生系統は録音モードとなつており、磁
気テープ1は通常の速度で走行を開始する。従つ
て、このときその着信の相手側が用件を話せば、
その用件は〔ライン12→電話機回路10→スイ
ツチ素子AS2→録音前置増幅器52→録音再生切
換スイツチ54→スイツチ素子AS7→スイツチ素
子AS12→録音増幅器55〕の経路で、磁気ヘツ
ド2に加えられ、その録音ブロツクG1に録音さ
れる。
この録音の終了後、この録音ブロツクG1に録
音があり空でないことがマイクロコンピユータ2
0内の録音ブロツクレジスタに登録される。
録音登録された録音ブロツクの内容は、フアン
クシヨンキー21の「一般」と「再生」のボタン
を押すことにより、マイクロコンピユータ20内
のレジスタに記録された登録済の録音ブロツクの
順に録音テープ駆動手段27,6,4,5a,5
b,3による制御により、再生回路系2,AS11
53,54,AS7,AS8,VR,48,49を介
して再生聴取することができる。
加入回線12からの遠隔制御による再生の場合
には、遠隔制御信号は、〔加入回線12→電話機
回路10→スイツチ素子AS3→増幅器44→PB
信号受信器23→マイクロコンピユータ20〕の
経路で、マイクロコンピユータ20に伝達されて
解読され、前記の録音テープ駆動手段の外に別の
再生回路系2,AS11,53,54,AS7,45,
AS5,10を介して再生された録音ブロツクの用
件内容が加入回線12に送出されることになる。
また、このような再生動作中に、例えば(1)その
用件の内容が今聴取しなければならない程重要で
ない場合、(2)用件内容再生の途中でその用件の概
要又はすべてを充分理解できた場合、又は(3)既に
その用件内容は再生聴取済であつた場合のよう
に、その録音内容を聴取する必要がない場合があ
る。このときには、この装置のフアンクシヨンキ
ー21またはダイヤル回路11により送出された
予め定めた制御信号の送出、又は加入回線12か
らの遠隔制御により伝送されたその予め定めた制
御信号〔例えば#0#〕を、マイクロコンピユー
タ20が判断し、前記の録音テープ駆動手段によ
りテープ1の駆動を一時停止する。ここで、登録
された録音ブロツクが存在するか否かをマイクロ
コンピユータ20がそのレジスタの内容を参照し
て判断し、登録された録音ブロツクが存在したと
きには録音テープ駆動手段によりテープ1を順方
向又は逆方向に高速駆動して直近の登録済録音ブ
ロツクの始端で通常の再生動作による所謂頭出し
を行い、その録音ブロツクの用件内容を再生す
る。このようなスキツプ動作を行うことにより、
録音された用件を無駄のない短い再生時間で効率
よく再生することが可能である。
また、このような再生動作中に、一定時間以上
の無音期間が存在したときには、その録音ブロツ
クには、もはや用件の録音はないものと判断し
て、無音検知回路47はライン増幅器45の出力
でこれを検知して、検知出力02を出す。この検
知出力02はマイクロコンピユータ20に伝達さ
れて、前記の録音テープ駆動手段によりテープ1
の駆動を一時停止し、登録された録音ブロツクが
存在するか否かをマイクロコンピユータ20がそ
のレジスタの内容を参照して判断し、登録された
録音ブロツクが存在したときには、録音テープ駆
動手段によりテープ1を順方向に高速駆動して直
近の登録済録音ブロツクの始端で通常の再生動作
になる所謂頭出しを行い、その録音ブロツクの用
件を再生する。このようにして、前記のフアンク
シヨンキー21又はダイヤル回路11によるリセ
ツト動作と併用したスキツプ動作を行なわせるこ
とにより、録音された用件をさらに無駄のない短
い再生時間で、能率よく再生することが可能であ
る。
次に、ブロツク管理無モードの場合について説
明する。
このブロツク管理無モードの場合には、ブロツ
ク管理有モードの場合に用いたモードカセツト
と異なるモードカセツトをカセツト設定位置に
装着する。実用上は、モード切替スイツチをフア
ンクシヨンキー21内に含めて設置するか、又は
モードカセツト(もしくはカセツトのA面)の
装着により自動的に「ブロツク管理有モード」と
なり、モードカセツト(もしくはカセツトのB
面)の装着により自動的に「ブロツク管理無モー
ド」となるように各カセツトの形状を異ならし
め、これと装着部に設けたスイツチ機構との組合
わせにより、「ブロツク管理有モード」と「ブロ
ツク管理無モード」に切替えるモード切替手段を
構成することができる。
実際的な使い方としては「ブロツク管理無モー
ド」は、カセツトの始めから終りまで使えるので
長時間にわたる通話録音に便利である。このよう
な場合「ブロツク管理有モード」で使用している
テープに録音してしまうと、先に録音された内容
が消えてしまう恐れがあるので、前述のように別
のテープを入れかえるかまたはカセツトテープを
A面とB面のように裏がえしにして使用すれば良
い。このようにして通話録音等を行つた後に、前
のテープの状態にし、「ブロツク管理有モード」
に復帰した場合、以前に録音されていた用件を受
聴するのに便利な様にモード切替えを行つても、
「ブロツク管理有モード」における各ブロツクの
録音の有無の登録は消さないようにしている。
このようにして設定された「ブロツク管理無モ
ード」のときには、前述のブロツク指定の機能、
ブロツク登録の機能、応答メツセージの録音再生
機能、録音ブロツクの内容の再生中に起こる後位
の録音ブロツクへのスキツプ動作機能を一時停止
するように構成することにより、通常のカセツト
テープへの録音再生と同様に通話又は、マイクロ
ホン出力の録音再生を行わせることができる。
第3図は、本発明装置の動作を示すフローチヤ
ートである。以上説明の動作を単に要約して示し
たものであるから、詳細な説明は省略する。
以上詳細に説明のように、本発明により、ブロ
ツク管理有のモードのとき録音テープ1のリール
の回転数を該録音テープの始端又は終端から計数
した計数値に基づき前記録音テープ上の単一のト
ラツクに順次割当てられる複数個の録音ブロツク
S1,S2,S3,G1,G2,……,G10の表示番号を録
音ブロツクアドレスとして順次出力する録音ブロ
ツクアドレス手段5c,5d,20と、前記複数
個の録音ブロツクのうちの所望の一つの録音ブロ
ツクの前記表示番号を指定するブロツク指定手段
11,20,21と、該ブロツク指定手段により
指定された前記所望の一つの録音ブロツクの表示
番号と前記録音ブロツクアドレス手段により指示
される録音ブロツクの表示番号とが一致する駆動
方向に前記録音テープのリールを高速駆動して両
表示番号が一致するように前記録音テープのリー
ルの高速駆動を停止する録音テープ駆動手段2
7,6,4,5a,5b,3と、該停止位置の前
記録音ブロツクに対してラインまたはマイクロホ
ンからの音声入力の録音又は該録音ブロツクから
の再生を行うブロツク録音再生機能51,AS1
52,54,AS7,AS12,55,56,2,1
2,10,AS2,AS11,53,AS8,VR,48,
49と、ブロツク管理無しのモードのとき前記録
音テープを駆動して該録音テープに対して前記の
録音ブロツクを設けないで前記ライン又は前記マ
イクロホンからの任意長の音声出力の録音又は録
音内容の再生をする任意長録音再生機能と、前記
ブロツク管理有りのモードのとき前記録音ブロツ
クアドレス手段と前記ブロツク指定手段と前記録
音テープ駆動手段と前記ブロツク録音再生機能と
を動作可能とするとともに前記任意長録音再生機
能を不動作とし前記ブロツク管理無しのモードの
とき前記任意長録音再生機能のみを動作可能とす
るモード切替機能とを備えた通信録音方式を実現
することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明のように、本発明は単一の録音
トラツクを用いるものであるから録音再生駆動の
機構が簡略化され、またブロツク管理有モードの
録音テープの録音トラツクは順次割当てられた多
数の録音ブロツクに区分されているために、アク
セス制御は、容易でしかも短時間に実行可能であ
る。従つて、未聴取の録音ブロツクの順次指定に
より最も緊急かつ重要な録音内容のみを極めて短
時間に抽出再生し聴取することが可能である。ま
た、複数の所有者が共用するときに、その複数の
所有者相互の連絡を簡単かつ確実に行うことがで
きる効果がある。
しかも、カセツトテープの採用により、ブロツ
ク管理有モードとブロツク管理無モードとをカセ
ツトテープの挿し替えのみにより相互に干渉なし
に実行することができ、ブロツク管理無モードの
場合には通常の録音装置のように任意長のメツセ
ージを順次録音しこれを適宜再生することができ
る。
さらに、以上のような構成の簡略化により、上
述の機能を電話機と一体した構造をとることが容
易となり、実用上の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる録音テープの録音形式
を説明するための略図、第2図は本発明の実施例
を示すブロツク図、第3図は本発明の動作例を示
すフローチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブロツク管理有のモードのとき録音テープの
    リールの回転数を該録音テープの始端又は終端か
    ら計数した計数値に基づき前記録音テープ上の単
    一のトラツクに順次割当てられる複数個の録音ブ
    ロツクの表示番号を録音ブロツクアドレスとして
    順次出力する録音ブロツクアドレス手段と、前記
    複数個の録音ブロツクのうちの所望の一つの録音
    ブロツクの前記表示番号を指定するブロツク指定
    手段と、該ブロツク指定手段により指定された前
    記所望の一つの録音ブロツクの表示番号と前記録
    音ブロツクアドレス手段により指示される録音ブ
    ロツクの表示番号とが一致する駆動方向に前記録
    音テープのリールを高速駆動して両表示番号が一
    致するように前記録音テープのリールの高速駆動
    を停止する録音テープ駆動手段と、該停止位置の
    前記録音ブロツクに対してライン又はマイクロホ
    ンから音声入力の録音又は該録音ブロツクからの
    再生を行うブロツク録音再生機能と、ブロツク管
    理無しのモードのとき前記録音テープを駆動して
    該録音テープに対して前記の録音ブロツクを設け
    ないで前記ライン又は前記マイクロホンからの任
    意長の音声入力の録音又は録音内容の再生をする
    任意長録音再生機能と、前記ブロツク管理有りの
    モードのとき前記録音ブロツクアドレス手段と前
    記ブロツク指定手段と前記録音テープ駆動手段と
    前記ブロツク録音再生機能とを動作可能とすると
    もに前記任意録音再生機能を不動作とし前記ブロ
    ツク管理無しのモードのとき前記任意長録音再生
    機能のみを動作可能とするモード切替機能とを備
    えた通話録音方式。
JP26866384A 1984-12-21 1984-12-21 通話録音方式 Granted JPS61147659A (ja)

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