JPH0284203A - 平行フランジ形鋼の圧延方法 - Google Patents

平行フランジ形鋼の圧延方法

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JPH0284203A
JPH0284203A JP63235388A JP23538888A JPH0284203A JP H0284203 A JPH0284203 A JP H0284203A JP 63235388 A JP63235388 A JP 63235388A JP 23538888 A JP23538888 A JP 23538888A JP H0284203 A JPH0284203 A JP H0284203A
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roll
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芳昭 草場
Hiroyuki Matoba
弘行 的場
Tsuneo Yamada
恒夫 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建設、土木の分野で用いられるH形鋼や溝形
鋼などの平行フランジ部を備えた形鋼の圧延方法に関す
る。
(従来の技術) H形鋼や平行フランジ溝形鋼などの平行フランジ部を備
えた形鋼(以下、「平行フランジ形鋼」と総称する」)
は、従来、はとんどが圧延方法によって製造されており
、これらの平行フランジ形鋼の各部の名称は、第1図t
a+および(blにその代表例である■]形鋼および平
行フランジ溝形鋼を例にとって説明する。
図示のように、互いに平行なフランジ部10.10はそ
の間を結合部12によって接続され一体化している。第
1図+alのH形鋼の場合は結合部12はフランジ部1
0の中心に、第1図(blの溝形鋼の場合はフランジ部
10の一端にくる。この結合部12はH形鋼およびフラ
ンジ溝形鋼のときはウェブ(webHdとも称する。各
フランジ部10の長さをフランジ幅(rlange l
ength、 Lo)といい、平行フランジ部の距離を
ウェブ高さ(web height、 Ho)、そして
図中のようにフランジ内法(So)、フランジ内幅(−
0)を定義する。JIS規格によれば、H形鋼の場合、
ウェブ高さ(Ho)が25〜100mm間隔で100〜
900 mmの範囲で約33種のサイズが規定されてい
る。
しかしながら、例えば、H形鋼の場合、従来の圧延方法
には次のような問題があった。
すなわち、従来のH形調圧延方法は、溝形鋼の場合も同
様であるが、第2図に示すように、ブレイクダウンミル
20による粗圧延、ユニバーサル粗ミル22と2旧のエ
ツジヤ−ミル24から成るユニバーサル粗ミル群26に
よる中間圧延、そしてユニバーサル仕上げミル28によ
る仕上げ圧延により行われてきた。
粗圧延では加熱された鋼塊、連続鋳造鋳片等の圧延素材
を2重可逆式粗圧延機であるブレイクダウンミル20の
2旧の孔型により圧延成形しビームブランクを造形し、
造形素材とする。
次いで行う中間圧延ではまずユニバーサル粗ミル22と
2重代のエツジヤミル24からなるミル群において前記
造形素材の圧延を行い、中間圧延H形鋼とする。すなわ
ち、まず第3図の略式側面図に示すようにユニバーサル
粗ミル22でその水平ロール30により中間圧延H形鋼
31のウェブ厚さを減じるとともに、この水平ロール3
0の側面と竪ロール32によりフランジ厚さを滅し、複
数パスで前述の造形素材の中間圧延H形鋼への延伸圧延
を行う。
そしてこの中間圧延の段階での各パスにおいて中間圧延
H形鋼31のフランジ先端をエフジャミル40の孔型ロ
ール42で圧下し、フランジ幅(Lo)を所定の値とす
る。このときの様子を第4図に略式側面図で示す。
仕上げ圧延では、第5図に示すように、ユニバーサル仕
上げミル50の水平ロール52と竪ロール54とにより
1バスあるいは複数バスでユニバーサル粗ミル22の場
合と同様にウェブ56およびフランジ58の厚さをそれ
ぞれ滅し、かつフランジ外面を平坦にし、さらにフラン
ジ58とウェブ56との角度を直角とするのである。
このように、従来の圧延方法にあっては、仕上げ圧延に
あっても中間圧延のユニバーサル粗ミルと同様にフラン
ジ58の内面を水平ロール52の側面で、フランジ58
の外面を竪ロール54でそれぞれ圧下するのである。も
ちろん、水平ロール52によるウェブ圧下も同様に行わ
れる。したがって、圧延されるH形鋼のウェッブ内幅(
−〇)は、ユニバーサル仕上げミルの水平ロール52の
幅で決定される。
したがって、このことから、従来のH形鋼の圧延方法に
あっては次のような問題が生じる。
(1)第6図には、フランジ幅(Lo)が同一であるH
形鋼の1つのシリーズ(例えばH600x200 )に
おける断面形状の変化を説明する。現在の規格では同−
シリーズではフランジ内幅(−0)が一定であるためフ
ランジ厚さ(tr、、tf、、 tf、)がそれぞれ異
なることになり、また各サイズにおいてウェブ高さ(1
1゜)の外寸法(第6図のHo、H+、Hz)もそれぞ
れ異なった値となる。すなわち、tro<tf、 <t
ft 、Ha <H,<H,となる。
このような関係は同じく第7図に示す溝形鋼であっても
同様である。
(2)フランジ内幅(−0)のサイズが異なった形鋼を
圧延する場合は、当然にユニバーサル仕上げミルの水平
ロールを交換しなければならない。例えばJIS規格で
は33シリーズ、ASTM規格では14シリーズのH形
鋼があり、これらすべてのH形鋼を製造する場合、47
種類の水平ロールを少なくとも2組以上保有する必要が
ある。これに要するロール費用は現在の価格でも数億円
にも達し、これを常時保有するためには圧延用の建屋に
匹敵する広いスペースを必要とするためロールショップ
棟にも大きな投資を必要とする。
(3)同一のユニバーサル仕上げミルの水平ロールテは
一つのシリーズのH形鋼を2000トン/圧延チャンス
×3回−6000)ンしか圧延できない。これは100
0トン当たり水平ロールの幅が約1mm摩耗するためで
あり、ロールの使用幅は公差を有効に利用しても6II
II11である。そのためあるシリーズで使用できなく
なった水平ロールは、幅を数十IIIII+切削し、ウ
ェブ高さの小さい次のシリーズ用に改削される。
そのため鋼板用のロールの場合に比べ、ロール1本当た
りの製品圧延量は著しく少ない。つまり製品トン当たり
のロール費用が高くなっている。
(4)ウェブ高さ(Ho)が規格外の場合、当然専用の
ユニバーサル仕上げミルの水平ロールを準備し、ロール
替えを行う必要があるため、小ロフトのオーダについて
は経済的に採算がとれず、受注を辞退することが多い。
以上をまとめると、従来法にあっては、H形鋼およびフ
ランジ溝形鋼のような平行フランジ形鋼の圧延にあって
は、仕上げユニバーサルミルで水平ロールと竪ロールで
フランジ部を圧下するため、次のような問題点がみられ
る。
■ユニバーサル仕上げミルにおいて、シリーズ毎にその
フランジ内幅(Wo)に相当する寸法の水平ロールを4
!備する必要がある。
■同一圧延チャンスでは、同一の1シリーズしか圧延で
きない。
■シリーズ毎にロール替えが必要である。
■ロール保有数が莫大となる。
■ユーザの希望する規格外のウェブ高さ寸法のH形鋼を
経済的に製造できない。
■同一シリーズでもウェブ高さ(Ho)の外寸法が異な
る。
■製品コストに占めるロール費用がかなり高くなる。
このような事情から、特に近年に至っては、厚板をスリ
ットし、3枚のスリット板を溶接してH形鋼とするビル
ドアップH形鋼が普及し、その使用量が特に増大しつつ
ある。鋼板のスリット費用および溶接費用が必要なため
、圧延法によるH形鋼に比べ高価となるが、このビルド
アップH形鋼の長所は、丁度前述の圧延法によるH形鋼
の短所を補うような点であって、例えばサイズフリーで
あること、寸法精度が圧延法によるH形鋼に比べ良いこ
とである。
このような事情は平行フランジ溝形鋼の場合にあっても
同様であるが、特に平行フランジ溝形鋼の場合には、次
のような事情がさらにみられる。
鉄骨ビル建築の柱材としてH形鋼が従来より用いられて
いるが、断面方向の機械的性能に方向性があるため柱材
としては最適ではなかった。そのため近年H形鋼にかわ
りボックス断面材が採用されてきた。そのようなボック
ス断面材は中低層鉄骨ビル用の柱材としては電縫管を断
面ボックス形に成形したものが主であるのに対し、高層
鉄骨ビル用では大型の溝形鋼(チャンネル)を溶接して
得たボックス断面材が用いられている。この場合、フラ
ンジ幅(Lo)、ウェブ高さ(Ho)の比は外寸法で1
;2となっており、溶接すると正方形のボックス断面と
なる。
第7図に関連してすでに述べたように、同一シリーズ(
例えば400 X400シリーズ)においてはフランジ
厚の異なる多くのサイズがあるが、圧延の性質上製品の
ウェブ内幅(讐。)が一定であるためフランジ厚が異な
るとウェブ高さ(Ho)の外寸法はサイズ毎に異ってく
る。
また、圧延加工の性質上、外コーナ部の突起70(第7
図参照)を消去することが困難であるため、これを残し
たまま製品として用いられている。
高層ビルの柱材の場合、下層階より上層階に向けて同一
シリーズのボックス材を用い徐々に厚みを薄くシてゆく
ため、ウェブ高さ(llo)の外寸法が徐々に小さくな
り、サイズとサイズの継ぎ目において段差が生しる。又
外コーナの突起70についてもサイズ毎にづれるため、
外観上または溶接止きわめて使いづらい形状となってい
る。梁との結合を行う場合にも不都合が生じる。
従来の圧延法においてサイズ別にユニバーサル水平ロー
ルを変更すれば、同一シリーズでウェブ高さ外寸法を一
定とすることは可能であるが、これについては、HY3
鋼に関連してすでに述べたように、ロール保有数が数倍
となることまたロール替回数が数倍となることにより製
造コストが大幅に上昇し、経済上成り立たないため実現
されていない。
特開昭61−262403号公報にはウェブ幅調整可能
なH形鋼の製造方法が開示されているが、これは中間圧
延を経てから幅可変圧延機でウェブ内幅を拡げ、次の仕
上げ圧延の段階でさらに分割ロールによってフランジ内
幅を仕上げる方法である。しかし、この方法によれば、
上記幅可変圧延機には過大の負荷がかかり実用化は困難
である。
(発明が解決しようとする課題) ここに、本発明の目的は、ウェブ内幅寸法を変更自在と
して、複数のシリーズの平行フランジ形鋼を同じユニバ
ーサル仕上げ圧延ミルで製造できる実用化可能な圧延方
法を提供することである。
本発明の別の目的は、ユニバーサル仕上げ圧延ミルにお
いて1種類の水平ロールで2シリ一ズ以上の平行フラン
ジ形鋼を圧延でき、ロール保有数を半減させ、さらに同
一シリーズでウェブ高さの外寸法を一定にでき、そして
その外寸法が規格外でも他のシリーズの圧延チャンスで
低コストで製造できる平行フランジ形鋼の圧延方法を提
供することである。
本発明のさらに別の目的は、同一のユニバーサル仕上げ
圧延水平ロールを用いて、厚みの異なるサイズについて
もウェブ高さの外寸法を一定とすること、外コーナを直
角とすること、および規格外寸法のサイズでも低コスト
で製造することを可能とする平行フランジ溝形鋼の圧延
方法を提供することである。
本発明のなおさらに別の目的は、ユニバーサル仕上げ圧
延ミルにおいて一種類の水平ロールを用いて異なるシリ
ーズの1(形鋼が圧延でき、同一シリーズでウェブ高さ
の外寸法が一定化でき、また規格外サイズでも規格サイ
ズと同じコストで製造でき、かつロール保有数が大幅に
削減できる[−1形鋼の圧延方法を提供することである
3 (課題を解決するための手段) かくして、本発明者はかかる課題解決を11指し、種々
検討を重ね、各種サイズにおける次のような実験を繰り
返した。その代表例を挙げる。
すなわち、第2図に示すユニバーサル粗圧延(UR) 
ミ/L/群ニオイアJ[S (7)H450x300 
 (H440X300 Xll/1B)のH形鋼の中間
圧延を行った。第3図参照。このときのユニバーサルミ
ルの水平ロール30のロール幅は408.5mm、フラ
ンジテーパ5゜であった。この中間圧延ミル群での仕上
げ寸法は下掲第1表の通りであった。
ウェブ厚さ:          11.5ml111
1.1mmフランジ厚さ:        18.2m
mフランジ幅:303mII+ 中央のウェブ高さ外寸法:   445 mm   4
05 mmウェブ内幅        408.6mm
   368.6mmこれを水平ロール幅360mI@
の仕上げユニバーサルミルにおいて3パスでウェブ厚さ
を11.]mm、ウェブ高さ外寸法4051にまで圧下
した。このときの材料のウェブ内幅(讐。)は368.
6mmであったから、水平ロールと材料フランジの内面
は約4mm程離れていた。しかし、竪ロールによりウェ
ッブ高さを約40mm圧下したことによりフランジの外
面は従来の圧延の場合と同様平坦でかつウェブにたいし
て直角となっていた。またウェブの水平ロニル圧下、未
圧下の境界はコーナRにかかっており判別困難であった
これらの一連の実験から次のことが知見されたq(1)
ユニバーサル粗ミルの水平ロール幅に対し、仕上げユニ
バーサルミルの水平ロール幅ヲ10〜50Illl程度
小さくしておき、ユニバーサル粗ミル群で圧延された中
間圧延形鋼をユニバーサル仕上げミルで1パスまたは複
数パスでウェブ高さ(Ho)を圧下し、ウェブ高さの異
なる種々のH形鋼を圧延することができる。
(2)このときフランジ厚さは圧下されないのでユニバ
ーサル粗ミル群で目標の厚みにしておくことによって仕
上げ圧延での圧下を不要とすることができる。
(3)仕上げユニバーサルミルの水平ロール幅に関係な
く、ウェブ高さを自由にできることになり、1つのユニ
バーサル仕上げミルにより、ウェブ厚さ、フランジ厚さ
、ウェブ高さ、そしてフランジ幅の異なる多サイズのH
形鋼の圧延が可能となる。
(4)従来のユニバーサルミルによる圧延においては、
水平ロールの幅を用いて圧延材のウェブ内幅を固定して
しまうことが必要であると考えられていた。
これは、フランジ内面が水平ロール側面に接していない
とフランジの角度が一定しないと思われていたためであ
った。ところが、水平ロール幅を小さくし、フランジ内
面と水平ロール側面とを接することなく、フランジ外面
を強圧下し、ウェブ高さを縮めても、フランジ外面は堅
ロールに接しておりフランジ角度は一定している。つま
りウェブ高さの外寸法は、堅ロール開度を変化すること
により数十−mの範囲で自由に変更できる。
+61− Ill 的にユニバーサルミルにおいては、
水平ロールが駆動、堅ロールは非駆動となっているので
、材料を圧延するためには、フランジ圧下がない場合、
ウェブの圧下が必要となる。このためウェブのロール圧
下、未圧下境界面に段差を生じる。なお、溝形鋼の場合
これはウェブ内面のみで、ウェブ外面については、水平
ロール幅を大きくとれるので問題はない、そのため溶接
後の外観上このウェブ内面段差は大きな問題とはならな
い。
(6)さらにまた、ユニバーサル仕上げミルの水平ロー
ルのロール幅が可変にできれば良いが、従来のユニバー
サル粗ミルやユニバーサル仕上ケミルのようにロールに
対し直角方向、軸方向に100トン以上の圧延荷重が負
荷される状況で水平ロールを可変とすることはロール構
造上回能であり、現在まで実用化されていない、しかし
、ロール幅可変とするユニバーサルミルスタンドを、す
べて非駆動かまたは軽駆動とすることにより、ユニバー
サル水平ロールにあまり負荷を与えない条件でH形鋼の
ウェブ高さを変更し、フランジ厚はほとんど圧下せず、
主たる動力はユニバーサル仕上げミルモータで負担させ
ることにより圧延が可能である。
(7)従来のユニバーサル仕上げミルの水平ロール圧延
荷重はフランジ内幅(−0) 400+m−以上の中寸
サイズ以上では100トン以上となっていることから、
ユニバーサル仕上げミルに近接して非駆動タイプのロー
ル幅可変のユニバーサル整形ミルを設けるとその水平ロ
ール圧延荷重は50トン以下にできる。
実際のロールを使った実験では20〜30トンと低負荷
となり、水平幅可変ロール構造への影響はないことが判
明した。
これらの(1)ないしく7)の知見は、平行フランジ溝
形鋼の場合にあっても同様であり、平行フランジ部を備
えた形鋼に共通して適用できる事項である。
かくして、本発明の要旨とするところは、ブレイクダウ
ン圧延、中間圧延、および仕上げ圧延を経て行う平行フ
ランジ形鋼の圧延方法であって、圧延素材をブレイクダ
ウン圧延によって粗圧延し、次いで中間圧延によって平
行フランジ部および両フランジ部の結合部の圧延を完了
し、そして仕上げ圧延においてユニバーサルミルを使用
し、フランジ部内面をユニバーサル水平ロール側面に接
することなく、竪ロールによりフランジ部外面を圧下す
ることにより両フランジ部の間の結合部の幅寸法を仕上
げる、平行フランジ形鋼の圧延方法である。
ここに、上記平行フランジ形鋼としては、平行フランジ
溝形鋼および11形鋼が代表的に例示される。
前記仕上げ圧延のユニバーサル水平ロールは幅可変であ
ってもよい。その場合には、ウェブ部のロール圧下、未
圧下部を目立たなくできるため特に有利である。
本発明にあっても、従来のように前記仕上げ圧延の下流
側にユニバーサル整形機またはローラ矯正機を設置して
両フランジ部の間の結合部を軽圧下し、平坦としかつ該
結合部に対するフランジ部の面角度を矯正するように構
成してもよい。またこの場合の水平ロールは幅可変とし
てもよい。
本発明は、その別の態様によれば、ブレイクダウン圧延
、中間圧延、および仕上げ圧延を経て行う平行フランジ
形鋼の圧延方法において、圧延素材をブレイクダウン圧
延によって粗圧延し、次いで中間圧延によって所定フラ
ンジ部の圧延を完了し、そして仕上げ圧延において両フ
ランジ部の結合部の圧延を完了し、該仕上げ圧延に続い
て全ロール非駆動かつ水平ロール幅可変のユニバーサル
整形ミルにより前記両フランジ部の結合部の幅寸法を仕
上げることを特徴とする、平行フランジ形鋼の圧延方法
である。
前記非駆動ユニバーサルミルの水平ロールおよび垂直ロ
ールの少なくとも一方は補助駆動することによって、圧
延材の噛み込みあるいは噛み放しを容易にしてもよい。
(作用) 次に、添付図面を参照して本発明をさらに具体的に説明
する。
第8図は、本発明にかかる圧延方法に使用する仕上げ圧
延ユニバーサルミルによる圧延の様子を説明する略式説
明図である。図示例ではI(形鋼について説明している
が、その他の平行フランジ形鋼(例:平行フランジ溝形
E)についても同様である。
まず、本発明にかかる圧延方法によれば、ブレイクダウ
ン圧延は従来法と同様に行えばよく、それにより圧延素
材をビームブランクにまで圧延する。中間圧延ではこの
圧延素材を最終寸法のフランジ幅、フランジ厚、ウェブ
厚にまで仕上げておく。
このようにして得られた中間圧延形鋼80は水平ロール
82、竪ロール84から成る仕上げユニバーサルミル8
6によりウェブ高さ(Ho)が調整される。つまり、第
8図において腎ロール84の開度を変更することにより
、数十mmの範囲内でH形鋼のウェブ高さの外寸法を自
由に変更できる。これにより、−鋼片隼位で圧延サイズ
の変更がロール替えなしでできるため、少量多サイズの
圧延にも非常に適している。堅ロール84の開度変更は
短時間にオンラインで行うことができる。
第9図は第8図の一部拡大図であり、第9図の矢印で示
すウェブ14のロール圧下境界においては段差を生じる
ためできるだけコーナRの部分に境界をもって(ること
が好ましい。もしウェブ高さ(Ho)の変更範囲を大き
くとる−ために、ロール圧下境界がウェブ14の平坦部
にくることとなった場合、この段差が目立つため仕上げ
圧延ミル下流側においてウェブを軽圧下し段差を改善す
る必要がある。
これには専用のユニバーサル整形機を使用してもよいが
、第10図に示すようなローラストレーナなどのローラ
矯正機を使ってこの段差部を圧下することにより十分公
差内に平坦化できる。図中、ウェブ14の両端部に上下
ロール対90.92が設けられ、各対向するロール対は
スペーサ94によってフラン゛ジlOの内側面に押付け
られている。スペーサ94の幅を変えることによりウェ
ブ高さ外寸法の異なる形鋼にも適用できる。
なお、平行フランジ溝形鋼の場合には第7図に示す外コ
ーナ部の突起70の生成が問題となるが、これは上述の
ユニバーサル整形機等による整形圧延により解消し、外
コーナ部は直角となる。また、必要によりユニバーサル
仕上げミルに先立ってエツジミル等で外コーナ部の面取
りを行ってもよい。
このように、本発明によれば、非常に簡便にH形鋼など
の平行フランジ形鋼が圧延できるのである。例えば、J
TSに規定されたサイズのI−1形鋼のみの製造を考え
た場合、ユニバーサル粗ミルの水平ロールは33種類×
2セント=66セツト必要であったのが、ユニバーサル
仕上げミルでウェブ高さを0〜50IIII11まで0
1 jHできるとするとユニバーサル粗ミルでは、12
種類の水平ロールで済み、42セツトのロール保有数削
減となる。
従来より同一シリーズのフランジ厚さの厚み違いサイズ
について、H形鋼誕生以来ウェブ高さ(Ho)外寸法の
一定化の要望があったが、従来ロール保有数の増大とロ
ール替え回数増大により製造コストが大幅アップするた
め困難があった。しかし、これまで説明してきた本発明
にかかる圧延方法によす仕上げユニバーサルミルにおい
てウェブ高さが自由に調整可能になることから、同一シ
リーズのウェブ高さの外寸法−走化は極めて容易となる
以上は特にH形鋼について述べたが、平行フランジ溝形
鋼についても事情は同様である。
すなわち、まず従来と同様、ブレイクダウンミルにより
複数バスでチャンネル状の粗形鋼片を圧延する。次にユ
ニバーサル粗ミルにおいて水平ロールは、同一シリーズ
で厚みの最も薄いサイズにあわせたロール幅とする。つ
まり最小厚みサイズについてのみ従来の圧延と同じよう
にし、その他の厚いサイズについては、UI?ミル群に
おいて目標のウェブ幅よりも大きい形状で圧延する。ユ
ニバーサル仕上ミルにおいては、水平ロール幅を一番厚
の厚いサイズにあわせたロール幅とする。例えば厚みが
20〜50mmまであれば、ORとIIPミルの水平ロ
ール幅は60mm異なる。IIFミルにおいては、堅ロ
ールの圧下量に応じて1パスまたは複数パスでウェブ高
さ外寸法を一定の値とする。このときの水平ロール圧下
量は1mm以下が望ましい。
次にウェブの段差および外コーナの面角度を出すために
整形圧延を行うことが望ましい。つまり、フランジ内外
面を圧下せず、竪ロールに接するだけで角度を直すのみ
であり、一方ウェブは軽圧下し、ウェブ内外面に生じた
段差を消去し、平坦とする。さらに溝形鋼の場合は外コ
ーナについても、突起を生じないように直角とする。
これを行うミルとしては、水平ロール幅が可変のユニバ
ーサル整形ミルまたは2旧ミルを用いればよい。特に水
平ロール幅方向の圧下刃がゼロに等しいため、その場合
の可変ロールの機構は、きわめて前車となる。
以上の場合はいずれもウェブ高さの調整をユニバーサル
仕上げミルにおいて行っているが、非駆動タイプとした
。ロールによるユニバーサル整形ミルを使用することに
より、ウェブ高さ調整はこの非駆動タイプのユニバーサ
ル整形ミルによっであるいはそれと上述のユニバーサル
仕上げミルとの組み合わせによって行ってもよい。
すなわち、本発明のさらに別の具体的態様によれば、ブ
レイクダウンミルでの粗圧延、ユニバーサルミルとエツ
ジヤミルからなるミル群での中間圧延は従来と同じよう
に行うが、次のユニバーサル仕上げミルとユニバーサル
整形ミルに対して2種類の使用法がある。
第1の態様によれば、フランジ幅200m+s以上のよ
うな中寸サイズの平行フランジ形鋼のように同一シリー
ズにおけるフランジ厚の差が511I11以下の場合は
、ユニバーサル仕上げミル(IP ミル)の水平ロール
幅は、従来と同じ幅とするが、その使用代(使用幅)が
従来の倍以上使用できる。このIIFミルでは従来と同
様圧延材のフランジ部を水平ロール側面と竪ロールとで
圧下する。次のユニバーサル整形ミルの水平ロールの幅
は、各フランジ厚に対しウェブ高さ外寸法が公称寸法(
例えばH400X200 シリーズであれば400mm
)となるように水平ロール幅をサイズ毎に変化させてお
く。UFミルで圧延された材料はUFミルでの材料推進
力により、ユニバーサル整形ミルへ押し込まれ、ウェブ
高さを最大101Ilffi圧下し、ウェブ高さ外寸法
を公称通りとする。このとき圧延材のフランジ内面は、
分割された水平ロール側面に接するだけであり水平ロー
ルの側面に対し直角方向に圧延荷重をほとんど与えない
別の態様によれば、フランジ幅300mm以上の大寸サ
イズや規格外サイズのようにウェブ高さの圧下量がlθ
〜501と非常に大きい場合についてである。この場合
、ウェブ高さ圧下を面体のユニバーサル整形ミルで行う
ことは不可能である。そこでまずユニバーサル仕上げミ
ルでその大部分を圧下し、ユニバーサル整形ミルではO
〜10nmの範囲内で圧下をする。すなわち、ユニバー
サル仕上げミルの水平ロール幅を予めもっともフランジ
部の厚いサイズで、外寸法のウェブ高さが公称寸法とな
るように、つまり、一番狭くしておく。そこで、UPミ
ルにおいて複数パスにより水平ロールでウェブを圧下し
つつ、竪ロールでフランジ外面を圧下し、ウェブ高さを
縮めてゆく。このとき当然パス毎にフランジ内面と水平
ロール側面との間には空間が存在する。第8図および第
9図参照。このUPミルでの最終パスに続いて、同時に
ユニバーサル整形ミルによるウェブ高さ圧下つまり整形
を行う。
この場合もユニバーサル整形ミルでの圧下は、主として
UFミルモータの負担となる。
第11図はユニバーサル整形ミルが全ロール非駆動ロー
ルからなり水平ロールが幅可変である場合の実施例の全
体図を示す。第12図は水平ロールの拡大図である。こ
のユニバーサル整形ミルは仕上げユニバーサルミルに近
接してその下流あるいは上流に設置される。図中、符号
100は非駆動水平ロール、符号102は非駆動垂直ロ
ールを示す。
図からも明らかなように、水平ロール100は軸方向に
2つの部分101aおよび101bに2分割されている
。ロール中央部内面にふジ103a、 103bが刻設
されており、各々左ネジ、右ネジとなっている。
一方、中心軸104の中央部外面にはロール内面ネジ1
03a、 103bに噛み合うネジ105a、105b
が刻設されている。また、ロール軸端部および中心軸端
部には位置変更用の円板106.107がそれぞれ嵌合
されており、軸受108.109および軸方向位置決め
装置110がそれぞれ設けられている。
ロール幅変更のためには中心軸の端部に設置された円板
107に対してロール軸端部円板106を回転すると中
心軸ネジ105bとロール内面ネジ103bとによりロ
ール101bの軸方向位置が変わる。同時にロール10
1bの回転は軸方向に摺動可能な連結ビン112を介し
てロール101bに伝達されロール101bと同様に同
じ距離だけ軸方向に移動させることができる。位置決め
後に円盤106.107を連結ビン120で止めること
により位置が固定される。
また、図示例ではロール位置変更用円盤の駆動は手動で
あるが、駆動装置を付けることによって遠隔操作も可能
である。
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 本例では、第13図に示す圧延ラインを使用してH形鋼
の圧延を行った。BDミル20においてはCCブルーム
、スラブ等の圧延素材を加熱後、複数パスで11形鋼の
形状に近いビームブランクに圧延する。
次に、水平ロール幅408.5mmのユニバーサル粗ミ
ル22とエツジヤミル24から成るユニバーサル粗圧延
ミル群26において1+450 X 300の中間圧延
を行う。
このときの水平ロール側面テーパは、従来の仕上圧延ミ
ルの場合と同じ0.3度にしておく。サイズH450X
 300のHl鋼を圧延する場合は、ここで仕上圧延を
行ってしまい、ユニバーサル仕上圧延ミル28は空パス
とする。
次に同じ圧延ラインで8400 X 300を圧延する
場合は、ウェブ、フランジ厚、フランジ幅を変更したの
ち、ユニバーサル仕上ミル28で3パスでウェブ高さを
約50mm縮め製品とする。
このシリーズには++386 X 299 X 9/1
4、++390 X 300X 10/14の2サイズ
があるが、ユーザの要望があれば公称寸法のH400X
299 X9/14、++400 X 300 X10
/16とすることは容易である。また、ウェブ高さが4
00〜450mmの間であればウェブ高さは自由である
。400mm以下、4501以上についても50mmの
範囲内で同様の調整が可能である。
第14図には第13図のOFミル28の後面または前面
に水平ロールを分割スリーブとして水平ロール幅可変の
ユニバーサル整形ミル29を設置し、フランジ内外面と
も圧下することなくロールに材料が接するだけとし、ウ
ェブについても、[IFミル28で生じたウェブの段差
を消去する程度の軽圧下とすることにより、より厳しい
仕様のH形鋼を圧延できるようにしている。
IFミル28を幅可変とすることは、竪ロール圧下を行
うため、これまでも種々提案されているがすべて実現困
難であり、本発明のように従来のUFミルでウェブ高さ
を変更し、幅可変のユニバーサルミルは、単なる整形ミ
ルとし水平ロールには軸方向に力がかからないようにす
ることにより実操業化が可能となる。
このような整形ミルの機能を第13図にも示すようにロ
ーラストレートナのようなローラ矯正機で代用すること
も十分可能である。
実施例2 本例では第14図のミルレイアウトに示す圧延ラインに
よって本発明を実施し、平行フランジ溝形鋼を製造した
例として500 X250の場合、厚みは13〜501
+111とした。ユニバーサル粗ミル22の水平ロール
幅は、474mw+であった。ここで7パスによりフラ
ンジ厚を13.1mm、ウェブ厚を13.In+mとし
た。このときの水平ロールの側面テーバは0.3度であ
り、従来のユニバーサル仕上ミルと同じであった。この
ときエフジャーの孔型ば、フランジ・ウェブの外コ−す
が直角となるようにした。最小厚の13mmサイズの場
合、ユニバーサル仕上ミル28では、まったく圧下をせ
ずロールと材料を接するだけで仕上圧延を完了した。ま
た仕上ミル後段にある幅可変水平ロールをもつユニバー
サル整形ミル29も同様の使用法であった。
次に、中間厚みの30+wmサイズの場合、URミル群
26における仕上寸法は、フランジ厚30.31111
1、ウェブ厚30.9am、ウェブ高さ外寸法534.
6mmであった。
このときエンジャミルの孔型での外コーナは面取り形状
となっていた。この材料をOFミルにおいて1パスでウ
ェブを0.6mm圧下しウェブ高さ外寸法を500ta
−とした、このときフランジ内面と水平ロール側面は、
片側19.81離れていた。これは材料の内幅は439
.6mmに対しユニバーサル仕上ミルの下ロール幅は4
00mmとなっているためである。次のユニバーサル整
形ミルの上ロール幅は可変であり439.6m11とし
た。13I11−サイズの場合と同様フランジは、ロー
ルに材料が接するだけで、一方ウェブは軽圧下で平坦に
された。
さらに最大厚みサイズ50mmについては、U1?放し
寸法が、フランジ厚50.5mm、ウェブ厚51.01
111、ウェブ高さ外寸法575III11であった。
これをUPミル28において3パスでウェブ高さ外寸法
を500mImとした。このときのウェブ圧下量は0.
2mm/パスであった。
次いでユニバーサル整形ミル29で整形圧延を行った。
水平ロール幅は400ffimに変更し、フランジの角
度修正とウェブの平坦化、コーナの直角化を行った。
このようにして製造された一連の平行フランジ溝形鋼の
形状を第15図に示す。ウェブ高さ外寸法は500m+
aと一定とし、フランジ厚さを順次変更することができ
ることが分かる。
表面形状、寸法公差の厳しくない場合については、ユニ
バーサル整形ミル29は必要ない。またOFミル28で
レバース圧延を行う場合については、ユニバーサル整形
ミルは、UPミルに近接して前面に置いても問題はない
実施例3 本例では第14図に示すミルレイアウトの圧延ラインに
よって本発明方法を実施した。
(1) H400X200シリーズH形鋼の製造:連続
鋳造ブルーム(300ma+厚X 670mm幅)を加
熱炉において1250℃にまで加熱した。次いでロール
孔型を持つブレイクダうンミル20で17パスのレバー
ス圧延を行い、ウェブ厚40I11−のビームブランク
を造形した。 H400X200シリーズI)JIS規
格では、H396X199 X7/11SH400x2
00 x8/13、H404X201 X9/15の3
シリーズがあり、すべてウェブ内幅は374m5+であ
る。
ユニバーサル粗ミル22の水平ロール幅は、従来と同じ
にしておき、7パスで各サイズとも上記寸法に近い形状
とした。ただし、UR−Eミル群26ではフランジは5
 °のテーバを持っていた。次いでUPミル28も従来
と同じユニバーサル水平ロールを用い、フランジのテー
パをtlFミル28で0.3″′とし、はぼ上記寸法に
した。非駆動タイプのユニバーサル整形ミル29におい
ては、各サイズ別にユニバーサル水平ロール幅をオンラ
インで変化させた。H396 X199 X7/11で
はユニバーサル仕上げミル28の水平ロール幅374m
mに対し整形ミル29の水平ロール幅は3781WI1
1とし、H400X199 x7/11とした。
H400x200 x8/13のサイズのものについて
はUR。
OFと同し3741とし、はとんど整形ミル29での圧
下はなかった。H404X201 X9/15では整形
ミル29の水平ロール幅を370mmとし押込み圧延に
よりH404x201 x9/15とした。当然ながら
OR,tlFミルの水平ロール使用幅は整形ミルのウェ
ブ高さ変更機能により、従来の61程度から10mm以
上となり、ロール原単位が大幅に向上した。
(2) H900X300シリーズH形鋼の製造:この
シリーズはH890x299 x15/23〜H918
X303 X19/37まで4サイズある。フランジ厚
みの差が14+w+sあり、ウェブ高さの差は28II
II11もあり、これを1バスで圧下し、900mmと
することは困難である。そこでユニバーサル仕上げミル
28の水平ロール幅を従来の8441から8261と約
1hm狭くした。URミル22の水平ロールの幅は逆に
854mmと広くした。15/23サイズの場合、ウェ
ブ高さ(Ho)の外寸法はフランジ中央で854 + 
23 + 23 = 90On+mとなった。そのため
UFミル28では竪ロール間隔を900 mmとし圧延
材のフランジ内面と水平ロール側とは接しないまま圧延
し、ユニバーサル整形ミル29へ押し込んだ。ユニバー
サル整形ミル29の水平ロール幅は8541としフラン
ジ内外面をロールに接触させ整形した。19/37mm
の場合はIIRミル放しのウェブ高さ外寸法は928m
mとなった。uFミル28で3バスで900mmまでウ
ェブ高さを縮小させた。
このとき3パス目のみ水平ロール側面に圧延材が接した
。非駆動タイプのユニバーサル整形ミル29のロール幅
は826 mmもあり、IIFミル28からの押込みで
H900x303 X19/37を製造できた。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、一種類のロール
で同一シリーズの平行フランジ形鋼のウェブ高さ外寸法
を一定化することが可能となる。
またユニバーサル整形ミルの使用により溝形鋼の外コー
ナが直角となり突起なしの形状とすることが可能となり
、かつ規格外のサイズについても低コストで製造するこ
とが可能となる。
さらにまた、本発明によれば、主駆動のIPミルと非駆
動または補助駆動の水平ロール幅可変ユニバーサル整形
ミルを用いてウェブ高さを変更することにより、水平ロ
ール幅に関係なく自由なウェブ高さのH形鋼が同一圧延
チャンスで同一ロールで製造でき、ロール保有数の大幅
削減、ロール原単位の大幅向上が実現できる。
このように本発明の実際上の効果は著しくその意義は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および同(b)はそれぞれH形鋼および平
行フランジ溝形鋼の各部の名称の説明図;第2図は、従
来の平行フランジ形鋼の圧延ミルレイアウト; 第3図は、従来法のユニバーサル粗ミルの圧延の様子の
説明図; 第4図は、従来法のエンジャミルの圧延の様子の説明図
; 第5図は、同じくユニバーサル仕上圧延ミルの圧延の様
子を示す説明図; 第6図および第7図は、それぞれH形鋼および平行フラ
ンジ溝形鋼の現状の製品寸法体系の説明図; 第8図は、本発明によるユニバーサル仕上げ圧延ミルの
圧延の様子を示す説明図; 第9図は、第8図の一部拡大図: 第10図は、本発明におけるユニバーサル仕上げ圧延ミ
ルの水平ロールとして分割ロールを使用した場合の説明
図; 第11図および第12図は、非駆動ロールを使用したユ
ニバーサル整形ミルのそれぞれ全体図およびそれに使用
する水平ロールの説明図: 第13図および第14図は、本発明にかかる方法を実施
するための圧延ミルのレイアウトiおよび第15図は、
本発明の実施例で得られた平行フランジ溝形鋼の製品寸
法体系の説明図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレイクダウン圧延、中間圧延、および仕上げ圧
    延を経て行う平行フランジ形鋼の圧延方法であって、圧
    延素材をブレークダウン圧延によって粗圧延し、次いで
    中間圧延によってフランジ部および両フランジ部の結合
    部の圧延を完了し、そして仕上げ圧延においてユニバー
    サルミルを使用し、フランジ部内面をユニバーサル水平
    ロール側面に接することなく、竪ロールによりフランジ
    部外面を圧下することにより両フランジ部の間の結合部
    の幅寸法を仕上げる、平行フランジ形鋼の圧延方法。
  2. (2)前記平行フランジ形鋼が平行フランジ溝形鋼であ
    る、請求項1記載の方法。
  3. (3)前記平行フランジ形鋼がH形鋼である、請求項1
    記載の方法。
  4. (4)前記仕上げ圧延のユニバーサル水平ロールが幅可
    変である請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. (5)前記仕上げ圧延の下流側にユニバーサル整形機を
    、両平行フランジ部の間の結合部を軽圧下して平坦とし
    かつ該結合部に対する平行フランジ部の直角度を矯正す
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. (6)前記ユニバーサル整形機の水平ロールが幅可変で
    ある請求項5記載の方法。
  7. (7)ブレイクダウン圧延、中間圧延、および仕上げ圧
    延を経て行う平行フランジ形鋼の圧延方法において、圧
    延素材をブレークダウン圧延によって粗圧延し、次いで
    中間圧延によって所定平行フランジ部の圧延を完了し、
    そして仕上げ圧延において両平行フランジ部の結合部の
    圧延を完了し、該仕上げ圧延に続いて全ロール非駆動か
    つ水平ロール幅可変のユニバーサル整形ミルにより前記
    両平行フランジ部の結合部の幅寸法を仕上げることを特
    徴とする、平行フランジ形鋼の圧延方法。
  8. (8)前記平行フランジ形鋼が平行フランジ溝形鋼であ
    る、請求項7記載の方法。
  9. (9)前記平行フランジ形鋼がH形鋼である、請求項7
    記載の方法。
  10. (10)前記ユニバーサル整形ミルの水平ロールおよび
    垂直ロールの少なくとも一方を補助駆動することを特徴
    とする請求項7ないし9のいずれかに記載の方法。
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