JPH0283A - 乾式二成分系現像剤用キャリア - Google Patents

乾式二成分系現像剤用キャリア

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JPH0283A
JPH0283A JP63063506A JP6350688A JPH0283A JP H0283 A JPH0283 A JP H0283A JP 63063506 A JP63063506 A JP 63063506A JP 6350688 A JP6350688 A JP 6350688A JP H0283 A JPH0283 A JP H0283A
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JP63063506A
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Masashi Fujinaga
政志 藤長
Keizou Okuno
奥埜 計造
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、乾式現像剤の分野において、トナーとキャリ
アを混合して用いる乾式二成分系現像剤用のキャリアに
関する。
〈従来の技術〉 従来より、電子写真、静電記録、静電印刷などの静電潜
像を現像して可視像とするための現像剤としてトナー粒
子とキャリア粒子から成る二成分系乾式現像剤が用いら
れている。
この二成分系乾式現像剤は、くり返し使用すると、現像
器内で現像剤の撹拌によるストレスを受けて粉砕された
トナー微粉がキャリア表面や巣穴などに付着被覆して、
いわゆるスペントトナー(又はトナーフィルミング)を
生じるため、キャリアの帯電性が低下する場合がある。
キャリアの帯電性が低下すると現像剤の機能が劣化し、
画像濃度の低下、トナー飛散による汚染などが生じ実用
上著しく不都合である。
スペントトナーを防止するためには、従来よりキャリア
表面を種々の樹脂で被覆する方法が行われているが、こ
のような樹脂被覆キャリアも、長期間使用すると現像器
内の現像剤の撹拌のストレスによって、被覆樹脂の摩耗
・剥離が生じ帯電性が変化する問題があった。また、キ
ャリアの帯電性を安定させかつスペントトナーを防止す
る目的で酸化チタン・ジルコニアなどの微粒子を分散さ
せた樹脂で被覆する方法が特開昭60−12557号、
特開昭60−12558号、特開昭61−296363
号および特開昭62−28772号に示されているが、
これらの発明も樹脂被覆によっているので、前述の問題
点をまぬがれないものであった。
また、近年、特公昭56−52305号公報などにおい
て、フェライトキャリアが提案された。かかるフェライ
トキャリアは、成分と焼成条件を適当に選ぶことによっ
て、106Ω・cm以上の比抵抗が得られるため、比抵
抗を上げるための、表面酸化や樹脂被覆を行わずに使用
出来るため、表面の摩耗や剥離による特性の劣化がなく
、また飽和磁化が100ersu/g以下であることか
ら、ブラシマークを生じにくく加えて嵩密度が約2.5
g/aflと小さいので、スペントトナーを生じにくい
という特徴をそなえている。
しかしながら、鉄粉キャリアより優れた特性を持つとさ
れるフェライトキャリアではあるが、抵抗が非オーム性
であり高電界中では象、激に低くなる欠点があった。複
写機の感光体上の静電潜像の高画像濃度部分や画像のエ
ツジ部分では、電界が10’V/m以上と非常に高くな
っている。従って、抵抗が非オーム性で高電界中では急
激に低くなるフェライトキャリアを用いると、高画像濃
度部分や画像のエツジ部分で、キャリアの抵抗が不足し
て静電潜像電荷がリークして、高画像濃度部分に白点を
生じたり、エツジがぼやけたりしがちであった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、乾式二成分系現像剤のキャリアにおいて、ス
ペントトナーを防止して、帯電性が安定して長寿命なキ
ャリアを提供することを目的とするものである。
さらに本発明は、特にフェライトキャリアの、抵抗が非
オーム性であり高電界中では急激に低くなる欠点を有利
に解決し、高画像濃度部分の白点を防止し、エツジのボ
ケを防ぐ技術を提供することも目的とするものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、キャリア核粒子の表面に、絶縁性酸化物の微
粒子を固着させて成ることを特徴とする乾式二成分系現
像剤用キャリアである。
く作 用〉 本発明の乾式二成分系現像剤用キャリアは、キャリア核
粒子表面に絶縁性酸化物の微粒子を付着させ、熱処理に
よってキャリア核粒子と絶縁性酸化物微粒子の間に焼結
を起こし絶縁性酸化物微粒子をキャリア粒子表面に固着
させることによって得られる。
本発明の乾式二成分系現像剤用キャリアは、キャリア表
面に固着した絶縁性酸化物微粒子の作用により、キャリ
アとトナーの間の摩擦が低減し、スペントトナーが起こ
り難(、また樹脂被覆のように摩耗・剥離による変化も
ないので、帯電性が安定化し長寿命化すると考えられる
また表面に絶縁性の酸化物微粒子を付着させて熱処理し
たキャリア核粒子はフェライト粒子を含めてオーム性の
抵抗を示し、その電気抵抗が電界に依らないため、電子
写真現像剤用キャリアとして用いた場合、高画像濃度部
分や画像のエツジ部分で、キャリアの抵抗が不足して静
電潜像電荷がリークして、高画像濃度部分に白点を生じ
たり、エツジがぼやけたりすることがなく、優れた現像
性を示す。
本発明においては、キャリア核粒子自体の種類、その製
造方法は問わないが、絶縁性酸化物微粒子固定のための
熱処理に耐えられれば良り、一般的に使用されているフ
ェライト、マグネタイト等の酸化物や鉄などの金属の粒
子を利用することができる。また、その粒子の粒径には
制約は無く、現像剤として必要な任意の粒径を選択する
ことが出来る。
絶縁性の酸化物微粒子としては平均1粒径1−以下のS
ing、 /VzO3,TtOz+ FIgo、 Zr
0z等の微粉末や平均粒径1声以下のステアタイト、フ
ォルステライト、コージェライト、長石、ムライトの微
粉末等の一種又は二種以上の混合物を用いるan!!化
物微粒子Φ平均粒径がll1m以上になると、付着後の
キャリアの流動度が悪化する。
上記の酸化物微粒子を、例えばボールミル、ヘンシェル
ミキサ、プレンダー等を用いてフェライト粒子と共に混
合攪拌することにより、摩擦帯電してフェライト粒子表
面に酸化物微粒子を付着させて熱処理によって焼結固着
する。熱処理を行わない場合には、酸化物微粒子は現像
中にフェライト粒子表面から剥がれて効果が失われてし
まう。
熱処理の温度は、フェライト粒子及び酸化物微粒子の種
類に応じて決定するが、ここでは400℃〜1400°
Cが好ましい。一般に微粒子は表面エネルギーが大きい
ので、低温でフェライト粒子表面に焼結固着することが
できるが、400℃以下では固着しない、また1400
’C以上ではフェライト粒子が相互に焼結し合うため不
都合である。
またキャリア核粒子表面に固着させる絶縁性酸化物微粒
子の量はキャリア核粒子に対して0.05〜1.0賀t
%が好ましく、特に0.05〜0.5 wt%がより好
ましい。
第1図にCu −Znフェライト粒子(平均粒径90−
)に0.2wt%のTiO*微粒子(平均粒径0 、1
 trm )を付着させ、600°Cで熱処理して焼結
固着した場合と、無処理の場合の比抵抗の電界依存性を
比較して示す。上記の処理を施した場合には、比抵抗が
電界によって殆ど変化せずオーム性を示しているのに対
して、無処理では、電界が大きくなるにつれて急速に比
抵抗が低下して、非オーム性を示していることがわかる
第2図にキャリア核粒子に平均粒径80I!rnのフェ
ライト粒子を用い、酸化チタン微粒子付着処理後の試料
と酸化チタン微粒子付着処理後600°Cで1時間熱処
理した試料の酸化チタン付着量による流動度の変化を示
す、なお、流動度の測定はJIS Z2502の方法に
よった0図中白丸で示したのが酸化チタン微粒子付着処
理後の試料の流動度であるが、酸化チタン微粒子付着な
しの試料と比較して殆ど流動度が改善されていない、黒
丸で示した、酸化チタン微粒子付着処理後熱処理した試
料は0.05〜1.0 Ht%の酸化チタン微粒子付着
量で流動度が著しく改善されている。熱処理温度は40
0〜1100℃が好ましく、中でも600〜800°C
がより好ましい。
第3図に酸化チタン微粒子付着ffi O、1w t%
及び0.5wt%の試料の熱処理温度による流動度の変
化を示す、いずれも400〜1000°Cの熱処理温度
範囲で流動度が著しく改善されている。
以上に示したように、キャリア核粒子に絶縁性酸化物微
粒子を熱処理によって付着させることによって、キャリ
アの比抵抗の電界依存性を小さくし、キャリアの流動度
を著しく改善することができる。このような比抵抗の改
善は高画像濃度部分に白点を生じたり、エツジのぼやけ
が生しにくくし、また流動度の改善はキャリアの撹拌ト
ルクを小さくするためスペントトナーを生じに<<シ、
かつ樹脂被覆キャリアのように表面層の摩耗・剥離によ
る変化がないため、使用中の帯電量の変動が少なく、長
期にわたって優秀な画質を示すものである。
〈実施例〉 実施例1 平均粒径90pmのCu −Znフェライトキャリア粒
子100ffifi部と平均粒径o、ospmのアナタ
ーゼ型酸化チタン微粒子(チタン工業製)0.1重量部
をヘンシェルミキサーで10分間撹拌混合し、キャリア
粒子表面に酸化チタン微粒子を付着させた。このキャリ
ア粒子をアルミナ製焼成函に入れて600″Cで1時間
熱処理し表面の酸化チタン微粒子を固着させた。その結
果、第1表に示すように高電界と低電界での比抵抗の変
化が小さく、その流動度は、19.5秒であった。
熱処理後のキャリア粒子96重量部に対してトナー4重
量部を混合して現像剤を作製し、複写テストを行ったと
ころ、高画像濃度部分は均一でエツジのぼやけも観察さ
れず優れた現像性を示した。
また10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電
子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントト
ナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写
開始前で18.5pc/ g 、 10万枚複写後に1
8.1pc/gであった。なおトナーはスチレンアクリ
ル樹脂100重量部カーボンブラック5重景部荷電制御
剤2重世部からなるものを用いた。
比較例1 実施例1で用いたと同じ平均粒径90nのフェライトキ
ャリア粒子に酸化チタン微粒子を付着させずに、比抵抗
を測定したところ、第2表に示すように高電界と低電界
で極めて大きな差を示した。
なお流動度は第2表に示す、これをそのままキャリア粒
子として用いて、キャリア粒子96重量部に対してトナ
ー4重量部を混合して現像剤を作製し、複写テストを行
ったところ、高画像濃度部分に白点が生じがちで、エツ
ジのぼやけた現像性に劣る特性を示した。また約3万枚
目から地力プリが目立ち始め、電子顕微鏡でキャリア表
面を観察したところスペントトナーの付着が観察された
。トナーの帯電量は複写開始前で20.3pc / g
 、 3万枚複写後に14.7pc/gであった。
比較例1−1 実施例1で用いたと同じ平均粒径90−のフェライトキ
ャリア粒子を、実施例で用いたと同じ平均粒径0.05
μmのアナターゼ型酸化チタン(チタン工業製)ス重量
部、シリコーン樹脂(東しシリコーン製)100重量部
、トルエン100重量部よりなる樹脂溶液として噴霧法
で被覆して被覆樹脂層中に酸化チタン微粒子を含む被覆
キャリア粒子を得た。
この被覆キャリア粒子96重量部に対してトナー4重量
部を混合して現像剤を作製し、複写テストを行ったとこ
ろ、約7万枚目から画像濃度が低下し始め、電子顕微鏡
でキャリア表面を観察したところ、被覆層の剥離・摩耗
が観察された。トナー帯電量は複写開始前で15.3p
c/gで7万枚複写後には19.5pc/gであった。
実施例2 平均粒径90IJTnのマグネタイトキナ9フ100重
景部と、平均粒径0.0?−のルチル型酸化チタン微粒
子(チタン工業製)0.3重量部を回転ボールミルで5
分間撹拌混合しキャリア粒子表面に酸化チタン微粒子を
付着させた。このキャリア粒子をアルミナ製焼成函に入
れて、600℃で2時間熱処理し、表面の酸化チタン微
粒子を固着させる2同時にマグネタイトの表面を酸化さ
せて比抵抗を109Ω−cmとしな。このキャリアの流
動度は、19.7秒であった。
熱処理後のキャリア粒子96重量部に対してトナー4重
量部を混合して現像剤を作製し、複写テストを行ったと
ころ、高画像濃度部分は均一でエツジのぼやけも観察さ
れず優れた現像性を示した。
またlO万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電
子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントト
ナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写
開始前で19.3μC/g、to万枚複写後に18.6
μC/gであった。
比較例2 実施例2で用いたと同じマグネタイトキャリアに酸化チ
タン微粒子を付着させずに、そのままで600’Cで2
時間表面酸化を行って比抵抗を109Ω−印とした。電
界による比抵抗の変化を第2表に示す。このキャリア9
6重量部に対してトナー4重量部を混合して現像剤を作
製して複写テストを行ったところ、高画像濃度部分に白
点が生じがちでエツジのぼやけた現像性に劣る特性を示
した。また1万枚複写後に地力プリが目立ち始め、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところスペントトナー
の付着が観察された。トナーの帯電量は複写開始前で2
2.8μC/g、1万枚複写後に13.9μC/gであ
った。
実施例3 平均粒径120pmのアトマイズ鉄粉100重量部と、
平均粒径0.051Mのアナターゼ型酸化チタン微粒子
(チタン工業製)0.1重量部をV型ブレンダーで10
0分間撹拌混し、鉄粉表面に酸化チタン微粒子を付着さ
せた。この鉄粉をロータリーキルンを用いて450°C
で炉内滞留時間15分で熱処理し、表面の酸化チタン微
粒子を固着させると同時に鉄粉表面を酸化させて比抵抗
を109Ω−cm七して鉄粉キャリアとした。第2表に
電界による比抵抗の変化を示す、このキャリアの流動度
は、表面酸化のみを行った場合24.4秒であり、酸化
チタン微粒子固着後には22.1秒であった。
酸化チタン微粒子固着後のキャリア96重景部に対して
トナー4重量部を混合して現像剤を作製し、複写テスト
を行ったところ、5万枚のコピー後にも良好なコピーが
得られ、電子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、
スペントトナーの付着は見られなかった。トナーの帯電
量は、複写開始前で17.7μC/g、5万枚複写後に
18.0μC/gであった。
比較例3 実施例3に用いたと同じアトマイズ鉄粉を酸化チタン微
粒子を付着させずに、そのままで実施例3と同じ条件で
表面酸化して比抵抗109Ω−印のキャリアとした。第
2表に電界による比抵抗の変化を示す、このキャリア9
6重景部に対してトナー4重量部を混合して現像剤を作
製し、複写テストを行ったところ、高画像濃度部分に白
点が生じ、エツジがぼやけがちであった。また1万枚の
コピー後に地力ブリが目立ち始め、電子顕微鏡でキャリ
ア表面を観察したところスペントトナーが観察された。
トナーの帯電量は複写開始前で19.1μC/g、1万
枚複写後に13.3μC/gであった。
実施例4 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
星立 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90/I11 
) 1000 gSin、微粒子    (平均粒径0
.05fm)  1.5g付着後のフェライト粒子をア
ルミナ製焼成函にいれて500°Cで1時間熱処理して
、表面の絶縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、
第1表に示すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少
なく、かつ比較例4に比較して流動度の改善されたフェ
ライトキャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で19.7μC/g、10万枚複写後に19.3μ
C/gであった。
実施例5 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
目立 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90,1/I1
1 ) 1000 gA/、O,微粒子   (平均粒
径0.3n)   4g付着後のフェライト粒子をアル
ミナ製焼成函にいれて600℃で1時間熱処理して、表
面の絶縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1
表に示すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく
、かつ比較例4に比較して流動度の改善されたフェライ
トキャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤12
重量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製
し複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一で
エツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。ま
た、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電
子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントト
ナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写
開始前テ20.1 tt C/ g 、10万枚複写後
に19.5uC/gであった。
実施例6 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L立 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90μ) 10
00 gTiO□微粒子    (平均粒径0.1pm
)   2g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成
函にいれて600°Cで1時間熱処理して、表面の絶縁
性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示す
ように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比
較例4に比較して流動度の改善されたフェライトキャリ
アが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れ′た現像性を示し、10
万枚の複写後にも良好なコピーが得られた。電子顕微鏡
で10万枚複写後のキャリアの表面を観察したところ、
スペントトナーの付着は見られなかった。トナーの帯電
量は、複写開始前で19.3μC/g、10万枚複写後
に18,8μC/gであつた・ 実施例7 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
【豆 Ni−7,nフェライト粒子(平均粒径90n ) 1
000 gMgO微粒子    (平均粒径0.05f
m)   Ig付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼
成函にいれて700°Cで1時間熱処理して、表面の絶
縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示
すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ
比較例5に比較して流動度の改善されたフェライトキャ
リアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で18.6μC/g、10万枚複写後に17.9μ
C/gであった。
実施例8 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L立 Mg −Znフェライト粒子(平均粒径90IIm) 
1000 gZrO,微粒子    (平均粒径0.5
JII11)   5g付着後のフェライト粒子をアル
ミナ製焼成函にいれて600°Cで1時間熱処理して、
表面の絶縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第
1表に示すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少な
く、かつ比較例6に比較して流動度の改善されたフェラ
イトキャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で2068μC/g、to万枚複写後に20.1μ
C/gであった。
実施例9 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L立 Ni−Znフェライト粒子(平均粒径90n ) 10
00 gステアタイト微粒子 (平均粒径IIM)  
 5g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成函にい
れて600℃で1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物
微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高
電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例5に
比較して流動度の改善されたフェライトキャリアが得ら
れた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で19.0μC/g、10万枚複写後に18.3μ
C/gであった。
実施例10 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
皿立 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90−) 10
00 gフォルステライト微粒子(平均粒径1μ)  
5g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成函にいれ
て600℃で1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微
粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高電
界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例4に比
較して流動度の改善されたフェライトキャリアが得られ
た。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部3 カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2
重量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製
し複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一で
エツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。ま
た、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電
子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントト
ナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写
開始前で19.4μC/gSto万枚複写後に18.8
μC/gであった。
実施例11 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L豆 Cu −gnフェライト粒子(平均粒径90n ) 1
000 gコージェライト微粒子(平均粒径0.74)
5g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成函にいれ
て600°Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物
微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高
電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例4に
比較して流動度の改善されたフェライトキャリアが得ら
れた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で18.9μC/g、10万枚複写後に18.4μ
C/gであった。
実施例12 下記0己合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘ
ンシェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子
表面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L立 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90n ) 1
000 g長石微粉砕品    (平均粒径in)  
 5g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成函にい
れて600°Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化
物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すように
高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例4
に比較して流動度の改善されたフェライトキャリアが得
られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で20.0μC/g、10万枚複写後に19.6μ
C/gであった。
実施例13 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面にtjA縁性酸性酸化物微粒子着させた。
直し叙 Mg −Znフェライト粒子(平均粒径90IIrn)
 1000 gムライト微粒子  (平均粒径0.5p
)   3g付着後のフェライト粒子をアルミナ製焼成
函にいれて500”Cで1時間熱処理して、表面の絶縁
性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示す
ように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比
較例6に比較して流動度の改善されたフェライトキャリ
アが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重世部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で20.6μC/g、10万枚複写後に20.0μ
C/gであった。
実施例14 下記配合のフェライト粒子と絶縁性酸化物粒子を、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、フェライト粒子表
面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
A1粧 Cu −Znフェライト粒子(平均粒径90−) 10
00 gTi(h微粒子    (平均粒径0.1μf
f1)   2gAltos微粒子   (平均粒径0
.3pm)   2g付着後のフェライト粒子をアルミ
ナ製焼成函にいれて600°Cで1時間熱処理して、表
面の絶縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1
表に示すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく
、かつ比較例4に比較して流動度の改善されたフェライ
トキャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷。
制御剤2重量部からなるトナー2重量部を混合して現像
剤を作製し複写テストを行ったところ、高画像濃度部分
は均一でエツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示
した。また、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得
られ、電子顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、ス
ペントトナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量
は、複写開始前テ19.2μC/ g 、10万枚複写
後ニ18.6μC/gであった。
実施例15 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・cmとしたマグネ
タイト粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、
ヘンシェルミキサで5分間混合攪拌して、マグネタイト
粒子表面に絶縁性酸化物微粒子を付着合せた。
至豆 マグネタイト粒子(平均粒径90p)   1000g
M20.微粒子  (平均粒径0.3n)    5g
付着後のマグネタイト粒子をアルミナ製焼成函にいれて
600°Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微
粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高電
界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例7に比
較して流動度の改善されたマグネタイトキャリアが得ら
れた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で22.6μC/g、10万枚複写後に21.9μ
C/gであつた。
実施例16 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・Cmとしたマグネ
タイト粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、
ヘンシェルミキサで5分間混合攪拌して、マグネタイト
粒子表面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
■立 マグネタイト粒子(平均粒径90trm)   100
0g100O微粒子   (平均粒径0.5岬)5g付
着後のマグネタイト粒子をアルミナ製焼成函にいれて6
00’Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微粒
子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高電界
と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例7に比較
して流動度の改善されたマグネタイトキャリアが得られ
た。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重世部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示し、10万
枚の複写後も良好なコピーが得られた。電子顕微鏡で1
0万枚複写後のキャリアの表面を観察したところ、スペ
ントトナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は
、複写開始前で19.7μC/g、10万枚複写後に1
9.0μC/gであった。
実施例17 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・cmとしたマグネ
タイト粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、
ヘンシェルミキサで5分間混合攪拌して、マグネタイト
粒子表面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
監査 マグネタイト粒子(平均粒径90μm )   100
0100O微粒子   (平均粒径0.05卿)   
 2g5in、微粒子   (平均粒径0.05μm)
    3g付着後のマグネタイト粒子をアルミナ製焼
成函にいれて600°Cで1時間熱処理して、表面の絶
縁性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示
すように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ
比較例7に比較して流動度の改善されたマグネタイトキ
ャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で20.8μC/g110万枚複写後に20.1μ
C/gであった。
実施例18 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・Cl11としたマ
グネタイト粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合
し、ヘンシェルミキサで5分間混合攪拌して、マグネタ
イト粒子表面に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
監査 マグネタイト粒子(平均粒径904)   1000g
長石微粉砕品  (平均粒径1 ttm )     
5 g付着後のマグネタイト粒子をアルミナ製焼成函に
いれて600″Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸
化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示すよう
に高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例
7に比較して流動度の改善されたマグネタイトキャリア
が得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル用脚10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、lO万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で19.8μC/g、10万枚複写後に19,3μ
C/gであった。
実施例19 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・cmとした球状鉄
粉粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、ヘン
シェルミキサで5分間混合攪拌して、球状鉄粉粒子表面
に絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
一匡澄一 球状鉄粉粒子(平均粒径90μrn)1000gSiO
□微粒子 (平均粒径0.05trm)      2
g付着後の球状鉄粉粒子をアルミナ製焼成函にいれて5
00°Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微粒
子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高電界
と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例8に比較
して流動度の改善された鉄粉キャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で21.2μC/g、10万枚複写後に20.1μ
C/gであった。
実施例20 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・口とした球状鉄粉
粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、ヘンシ
ェルミキサで5分間混合攪拌して、球状鉄粉粒子表面に
絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
監査 球状鉄粉粒子(平均粒径90μ)     1000 
gMgO微粒子 (平均粒径0.5μ)     1.
5g付着後の球状鉄粉粒子をアルミナ製焼成函にいれて
500℃で1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微粒
子を焼結固着させたところ、第1表に示すように高電界
と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例8に比較
して流動度の改善された鉄粉キャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示し、10万
枚の複写後も良好なコピーが得られた。電子顕微鏡で1
0万枚複写後のキャリアの表面を観察したところ、スペ
ントトナーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は
、複写開始前で18.5μC/g、5万枚複写後に19
.2μC/gであった。
実施例21 表面を酸化して、比抵抗を109Ω・印とした球状鉄粉
粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、ヘンシ
ェルミキサで5分間混合攪拌して、球状鉄粉粒子表面に
絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
L豆 球状鉄粉粒子(平均粒径90頗)     1000 
gN z Oq微粒子(平均粒径0.3u)     
 3gZr0t微粒子 (平均粒径0.5JI11) 
     3g付着後の球状鉄粉粒子をアルミナ製焼成
函にいれて500’Cで1時間熱処理して、表面の絶縁
性酸化物微粒子を焼結固着させたところ、第1表に示す
ように高電界と低電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比
較例8に比較して流動度の改善された鉄粉キャリアが得
られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、電荷制御剤2重
量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で18.2μC/g、to万枚複写後に17.6μ
C/gであった。
実施例22 表面を酸化して、比抵抗を109Ω;■とした球状鉄粉
粒子と絶縁性酸化物微粒子を下記の通り配合し、ヘンシ
ェルミキサで5分間混合攪拌して、球状鉄粉粒子表面に
絶縁性酸化物微粒子を付着させた。
監査 球状鉄粉粒子 (平均粒径90m)    1000g
ムライト微粒子(平均粒径0.5−)     4g付
着後の球状鉄粉粒子をアルミナ製焼成函にいれて500
’Cで1時間熱処理して、表面の絶縁性酸化物微粒子を
焼結固着させたところ、第1表に示すように高電界と低
電界で比抵抗の変化が少なく、かつ比較例8に比較して
流動度の改善された鉄粉キャリアが得られた。
上記キャリア98重量部に、スチレンアクリル樹脂10
0重量部、カーボンブラック5重量部、!前制御剤2重
世部からなるトナー2重量部を混合して現像剤を作製し
複写テストを行ったところ、高画像濃度部分は均一でエ
ツジのぼやけも観察されず優れた現像性を示した。また
、10万枚のコピー後にも良好なコピーが得られ、電子
顕微鏡でキャリア表面を観察したところ、スペントトナ
ーの付着は見られなかった。トナーの帯電量は、複写開
始前で19.2IC/g、10万枚複写後に18.3μ
C/gであった。
比較例4 実施例4・5・6・10・11・12・14で用いたと
おなじCu −Znフェライト粒子(平均粒径90pf
fi)の比抵抗を測定したところ、第2表に示すように
高電界と低電界で極めて大きな差を示した。このフェラ
イト粒子をそのままキャリアとして用いて、キャリア9
8重量部に、スチレンアクリル樹脂100重量部、カー
ボンブラック5重量部、を前制御剤2重量部からなるト
ナー2重量部を混合して現像剤を作製し複写テストを行
ったところ、高画像濃度部分に白点を生じがちで、エツ
ジのぼやけた現像性に劣る特性を示した。また、約3万
枚複写後に地力プリが目立ちはじめ、電子顕微鏡でキャ
リアの表面を観察したところ、スペントトナーの付着が
観察された。トナーの帯電量は、複写開始前で20.6
PC/g、3万枚複写後に15.6μCigであった。
比較例5 実施例7・9で用いたとおなじNi−Znフェライト粒
子(平均粒径90n)の比抵抗を測定したところ、第2
表に示すように高電界と低電界で極めて大きな差を示し
た。このフェライト粒子をそのままキャリアとして用い
て、キャリア98重量部に市販のトナー2重量部を混合
して現像剤を作製し複写テストを行ったところ、高画像
濃度部分に白点を生じがちで、エツジのぼやけた現像性
に劣る特性を示した。また、約3万枚百から画像濃度が
低下し始め、電子顕微鏡でキャリアの表面を観察したと
ころ、スペントトナーの付着が観察された。
トナーの帯電量は、複写開始前で19.6μC/g、3
万枚複写後に14.0μC/gであった。
比較例6 実施例8・13で用いたとおなじMg −Znフェライ
ト粒子(平均粒径90n)の比抵抗を測定したところ、
第2表に示すように高電界と低電界で極めて大きな羞を
示した。このフェライト粒子をそのままキャリアとして
用いて、キャリア98重量部に市販のトナー2重量部を
混合して現像剤を作製し複写テストを行ったところ、高
画像濃度部分に白点を生じがちで、エツジのぼやけた現
像性に劣る特性を示した。また、約2万枚目から画像濃
度が低下し始め、電子顕微鏡でキャリアの表面を観察し
たところ、スペントトナーの付着が観察された。
トナーの帯電量は、複写開始前で20.1μC/g。
2万枚複写後に13.9μC/gであった。
比較例7 実施例15・16・17・18で用いたとおなし表面酸
化マグネタイト粒子(平均粒径90−)の比抵抗を測定
したところ、第2表に示すように高電界と低電界で極め
て大きな差を示した。このマグネタイト粒子をそのまま
キャリアとして用いて、キャリア98重量部に、スチレ
ンアクリル樹脂100重量部。
カーボングラツク5重量部、電荷制御剤2重量部からな
るトナー2重量部を混合して現像剤を作製し複写テスト
を行ったところ、高画像濃度部分に白点を生じがちで、
エツジのぼやけた現像性に劣る特性を示した。また、約
1万枚複写後に地力ブリが目立ちはじめ、電子顕微鏡で
キャリアの表面を観察したところ、スペントトナーの付
着が観察された。トナーの帯電量は、複写開始前で23
.5μC/g、1万枚複写後に14.4 ti C/ 
gであった。
比較例日 実施例19・20・21・22で用いたとおなし表面酸
化球状鉄粉粒子(平均粒径90p)の比抵抗を測定した
ところ、第2表に示すように高電界と低電界で極めて大
きな差を示した。この球状鉄粉粒子をそのままキャリア
として用いて、キャリア98重量部に、スチレンアクリ
ル樹脂1041部、カーボングラツク5重量部、電荷制
御剤2重量部からなるトナー2重量部を混合して現像剤
を作製し複写テストを行ったところ、高画像濃度部分に
白点を生じがちで、エツジのぼやけた現像性に劣る特性
を示した。また、約1万枚複写後に地力ブリが目立ちは
じめ、電子顕微鏡でキャリアの表面を観察したところ、
スペントトナーの付着が観察された。
トナーψ帯電量は、複写開始前で20.0μC/g、1
万枚複写後に13.8μC/gであった。
電界 V/m 第2図 〈発明の効果〉 本発明によりキャリアの抵抗がオーム性に改善され、従
来の非オーム性抵抗に起因する、高画像濃度部分の白点
やエツジのぼやけが効果的に防止でき、かつキャリアの
流動性が良好なためスペントトナーの発生が防止でき、
帯電性の安定した長寿命の現像剤を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャリアの印加電界強度に対する比抵抗の値を
表すグラフ、第2図は酸化チタン微粒子の付着量とキャ
リア流動度の関係を、第3図は熱処理温度とキャリア流
動度の関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  キャリア核粒子の表面に、絶縁性酸化物の微粒子を固
    着させて成ることを特徴とする乾式二成分系現像剤用キ
    ャリア。
JP63063506A 1987-10-29 1988-03-18 乾式二成分系現像剤用キャリア Pending JPH0283A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-271622 1987-10-29
JP27162287 1987-10-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0283A true JPH0283A (ja) 1990-01-05

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ID=17502638

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63063506A Pending JPH0283A (ja) 1987-10-29 1988-03-18 乾式二成分系現像剤用キャリア

Country Status (1)

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JP (1) JPH0283A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5478687A (en) * 1993-03-08 1995-12-26 Konica Corporation Carrier for negatively chargeable developer
US5534378A (en) * 1994-03-23 1996-07-09 Basf Aktiengesellschaft Carriers doubly coated with metal oxide and intended for electro-photography
EP1445657A2 (en) * 2003-02-07 2004-08-11 Powdertech Co. Ltd. Carrier core material, coated carrier, two-component developing agent for electrophotography, and image forming method
CN1295649C (zh) * 1999-07-05 2007-01-17 三菱电机株式会社 显示或检索图像中的目标的方法及其装置
US7703650B2 (en) 2004-10-20 2010-04-27 Max Co., Ltd. Staple container for electric stapler

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