JPH0280311A - 水酸アパタイトの湿式合成法 - Google Patents

水酸アパタイトの湿式合成法

Info

Publication number
JPH0280311A
JPH0280311A JP22858188A JP22858188A JPH0280311A JP H0280311 A JPH0280311 A JP H0280311A JP 22858188 A JP22858188 A JP 22858188A JP 22858188 A JP22858188 A JP 22858188A JP H0280311 A JPH0280311 A JP H0280311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
synthesis method
urea
organic compound
phosphate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22858188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516369B2 (ja
Inventor
Keizo Matsuda
松田 恵三
Yoichi Kaneko
陽一 金子
Kenji Shichi
志知 賢治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EREHON KASEI KOGYO KK
Original Assignee
EREHON KASEI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EREHON KASEI KOGYO KK filed Critical EREHON KASEI KOGYO KK
Priority to JP22858188A priority Critical patent/JPH0280311A/ja
Publication of JPH0280311A publication Critical patent/JPH0280311A/ja
Publication of JPH0516369B2 publication Critical patent/JPH0516369B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水酸アパタイトの湿式合成法に関し、とくに収
率がよく、結晶性にすぐれた水酸アバタイ1−の湿式合
成法に関するものである。
(従来の技術) 従来、水酸アパタイトCa+o(PO4)6(叶)2 
(以下1)APと略称する)の湿式合成法としては、C
a”°イオンを含むアルカリ水溶液(pH>8)に(N
H4):+PO4あるいはNa、HPO4を徐々に滴下
する方法又はカルシウム塩水溶液とリン酸水溶液との混
合水溶液にアルカリ水溶液を加えて熟成する方法がある
しかしいずれの方法に於ても生成物がゲル状を呈し、そ
の濾過、洗浄がきわめて困難であり、結品性に於ても劣
り、純度の高いものを期待できず、問題点が多い。
(発明の目的) 本発明は上述の如き問題点を排除、解決することを目的
とするものであり、従来のものに比し結晶性にすぐれ、
収率は95%以上と高く、しかも再現性がよい湿式によ
る水酸アパタイトを提供するものである。
すなわち、本発明の要旨とするところはCa21/po
、”’ のモル比が1.67のカルシウム塩とリン酸塩
の混合水溶液に、加水分解により塩基を生成する有機化
合物を該化合物/Ca”のモル比が10〜50となるよ
うに添加し、該混合水溶液のpHを5以上に保ちつつ少
なくとも2時間約50〜約100℃に加熱し、かくして
得られた沈澱物を濾過、洗浄後、該沈澱物を室温にて真
空乾燥することを特徴とする水酸アパタイトの湿式合成
法に存する。
(発明の構成) 本発明に於ては、カルシウム塩水溶液とリン酸塩水溶液
との混合水溶液に加水分解により塩基を生成する有機化
合物を添加し、該添加混合水溶液を加熱すると加水分解
が進行し、塩基が水溶液中に均一に生成される。この生
成された塩基が水溶液のpHを徐々に変化させ、カルシ
ウム塩とリン酸塩とが反応して水酸アパタイト粒子が生
成して沈降する。
反応系に添加する加水分解により塩基を生成する有機化
合物の量により水溶液のpHの経時変化が異なり、たと
えば尿素を用いた場合pHの変化にともなって生成物は
Cat(PO4,IIAP 、 Ca81)z(PL)
65+120. CaCO3の各種紐み合せの混合物が
得られる。
これらの生成物中CaHPOnはp)I 2〜4で、C
a61)z (PO4) 25H20はおよそ91)4
以上で、IIAPはpH5以上で生成し、p!(7以上
でCaCO3が生成する。
また、Ca1lP04の懸濁液に尿素を適量加えて98
°Cに加熱し、最終pHを8以上として熟成するとCa
1lPO4はIIAPに変換されるので、IIAPのみ
の合成法としては本発明による合成法の範囲であるCa
”/po、’−〇モル比1.67、尿素量2.5モル以
上にして溶液のp)Iを5以上に保つか、あるいは尿素
量を最終pHが8以上になるように多量用い、長時間加
熱熟成すれば高純度の結晶性がすぐれた良質の1)AP
が得られる。
本発明による合成法に使用されるカルシウム塩としては
塩化カルシウムあるいは硝酸カルシウムが好ましく、リ
ン酸塩としてはリン酸二水素ナトリウムが好ましい。
加水分解により塩基を生成する有機化合物としては、水
溶性で゛あり且つ反応酸容易に系より除去できるもので
あればよく、とくに尿素を用いると好結果が得られる。
尿素以外にヘキサメチレンテトラミンも通常使用される
が、ヘキサメチレンテトラミンは塩基性を示しているこ
ともあるので(やや加水分解している場合)、あらかじ
めカルシウム塩水溶液とリン酸塩水溶液にたとえば塩酸
を加えて水溶液のpHを酸性にしておくことが必要であ
る。
尿素を用いる場合は、尿素の加水分解により二酸化炭素
が生成し炭酸カルシウムを生成するので、これを防止す
るために窒素ガスを使用すれば好結果が得られる。
反応温度は約50〜約100℃である。反応温度が低い
と加水分解により塩基を生成する有機化合物の加水分解
が遅くなる。一般に反応温度が高いほど反応速度は大と
なり4、熟成の効果があるので、温度は高い方がよい。
反応時間は少なくとも2時間であり、好ましくは2〜5
時間であり、時間の長い方がHAPの生成量は多くなる
。この反応は加水分解により塩基を生成する有機化合物
の加水分解により水溶液のpHを上昇させるため、有機
化合物の添加量が多ければ、単位時間内に生成する塩基
の量も多く、水溶液のpHの上昇も早くなるので、反応
時間も比較的短かくてよい。あまり長時間反応させても
生成量はそれほど増加しない。
上記の如き種々の反応条件下に得られた沈澱物をが過し
、水にて洗浄した沈澱物を真空乾燥することにより白色
の粉末状)IAPが得られる。この白色粉末状)IAP
は1200℃まで熱的に安定であり、i74[tは3〜
5%程度でそのほとんどは付着水である。X線回折法に
より室温から1200°C加熱のものまでいずれもHA
Pであるこが6育認された。
本発明によるHAPの湿式合成法に於ては、直接塩基を
添加することなく加水分解により塩基を生成する有機化
合物を用いて反応させるので水溶液中のpHが均一に上
昇し、あるpHに達したときにHAPが生成する。した
がって再現性がよく後述の実施例に示す如くその収率は
よ(、対理論値で約98%であり、結晶性に於てもすぐ
れたものが得られる。
添付図面中、第1図は後述の実施例4により得られた本
発明による)IAP 、第2図は従来法にする市販HA
POX線回折図であり、第2図に比し本発明合成法によ
るHAPはX線強度及びピークの半値中から結晶性に於
てすぐれていることが明らかである。
(実施例) 以下に実施例により本発明をさらに詳述する。
大許桝上 塩化カルシウム0.167モル溶液、リン酸三水素ナト
リウム0.1モルシン容l&をそれぞれ等容量ずつ混合
し、これに尿素5モルを加え、この水溶液を100℃に
て5時間加熱し、白色の沈澱物を得た。
これをが過、洗浄して乾燥した。得られたI]ΔPの収
率は対理論値で98.2%であった。
大旋桝叉 硝酸カルシウム0.167モル溶液、リン酸二水素ナト
リウム0.1モル溶液をそれぞれ等容量ずつ混合し、こ
れに尿素5モルを加え、この水?8液を100℃にて5
時間加熱し、白色の沈澱物を得た。
これを決過、洗浄して乾燥した。得られた1)什の収率
は対理論値で98%であった。
力1辻1 塩化カルシウム0.334モル溶液、リン酸二水素ナト
リウム0.2モル溶液をそれぞれ等容量ずつ混合し、こ
れに尿素10モルを加え、この水溶液を100℃にて5
時間加熱し、白色の沈澱物を得た。これをが過、洗浄し
て乾燥した。得られた1)APの収率は対理論値で98
.3%であった。
方用」!1i 塩化カルシウム0.334モル溶液、リン酸二水素ナト
リウム0.2モル溶液をそれぞれ等容量ずつ混合し、こ
れに尿素10モルを加え、この水溶液を100℃にて5
時間窒素ガスを毎分1リツトルの割合で吹込みながら加
熱すると、白色の沈澱物が生した。これをが過、洗浄し
て乾燥しHAPも得た。その収率は対理論値で98.2
%であった。
【図面の簡単な説明】
添附図面中、第1図は本発明により得られた1)APの
X線回折図、第2図は市販の従来品1(APのX線回折
図である。 代理人 弁理士  1)代 蒸 治

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Ca^2^+/Po_4^3^−のモル比が1.
    67のカルシウム塩とリン酸塩の混合水溶液に、加水分
    解により塩基を生成する有機化合物を該化合物/Ca^
    2^+のモル比が10〜50となるように添加し、該混
    合水溶液を少なくとも2時間約50〜約100℃に加熱
    し、かくして得られた沈澱物をろ過、洗浄後、該沈澱物
    を室温にて真空乾燥することを特徴とする水酸アパタイ
    トの湿式合成法。
  2. (2)請求項(1)記載の合成法に於て、有機化合物と
    して尿素を用いる合成法。
  3. (3)請求項(1)記載の合成法に於て、有機化合物と
    して尿素を用い、その際混合水溶液に窒素ガスを撹拌し
    つつ吹込む合成法。
  4. (4)請求項(1)記載の合成法に於て、有機化合物と
    してヘキサメチレンテトラミンを用いる合成法。
  5. (5)請求項(1)記載の合成法に於て、カルシウム塩
    とリン酸塩の混合水溶液に酸を添加してpHを酸性に保
    ち、有機化合物としてヘキサメチレンテトラミンを使用
    する合成法。
  6. (6)請求項(1)、(2)または(3)記載の合成法
    に於て、最終pHが8以上になるまで尿素量を増加し、
    長時間加熱熟成する合成法。
JP22858188A 1988-09-14 1988-09-14 水酸アパタイトの湿式合成法 Granted JPH0280311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22858188A JPH0280311A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 水酸アパタイトの湿式合成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22858188A JPH0280311A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 水酸アパタイトの湿式合成法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0280311A true JPH0280311A (ja) 1990-03-20
JPH0516369B2 JPH0516369B2 (ja) 1993-03-04

Family

ID=16878607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22858188A Granted JPH0280311A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 水酸アパタイトの湿式合成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0280311A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004284933A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Mamoru Aizawa 繊維状リン酸カルシウム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004284933A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Mamoru Aizawa 繊維状リン酸カルシウム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0516369B2 (ja) 1993-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4897250A (en) Process for producing calcium phosphate
US3943231A (en) Process for making condensed aluminum phosphates
CA2238474A1 (en) Melamine polymetaphosphate and process for its production
JPS5830248B2 (ja) 繊維状水酸化マグネシウム及びその製法
JPH0280311A (ja) 水酸アパタイトの湿式合成法
US3919403A (en) Method for the production of alpha alumina monohydrate
JPS57205320A (en) Formation of needlelike zinc oxide particle
US4029514A (en) Method of precipitating microfine silica using phosphate
JPS5832019A (ja) 塩基性硫酸アルミニウムの製造方法
JP2981247B2 (ja) ピロ燐酸ナトリウムの製造方法
US3230041A (en) Method for making tetra-alkali metal pyrophosphate
JP2584267B2 (ja) オクタカルシウムホスフェートの製造法
JPS5940381B2 (ja) 塩基性乳酸アルミニウムの安定化方法
JPS63248724A (ja) 繊維状酸化アンチモンの製造方法
JPH0416600A (ja) 炭酸含有水酸アパタイトホイスカーの製造方法
JP2817954B2 (ja) セラミックス微粉末の製造方法
JPS63100008A (ja) リン酸三カルシウムの製造方法
JPS6140813A (ja) シリカゲルの製造方法
US3393974A (en) Process for the production of sodium-trimetaphosphate
JPH0313162B2 (ja)
KR100196465B1 (ko) 알루미나졸의 제조방법
JPS5842130B2 (ja) アルミナゾルの製法
US3110560A (en) Preparation of alkaline earth metal phosphates
JPH01290513A (ja) ヒドロキシアパタイトの製造方法
SU889609A1 (ru) Способ получени фосфата иттри