JPS5842130B2 - アルミナゾルの製法 - Google Patents

アルミナゾルの製法

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JPS5842130B2
JPS5842130B2 JP55186094A JP18609480A JPS5842130B2 JP S5842130 B2 JPS5842130 B2 JP S5842130B2 JP 55186094 A JP55186094 A JP 55186094A JP 18609480 A JP18609480 A JP 18609480A JP S5842130 B2 JPS5842130 B2 JP S5842130B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミナゾルの製法に関し、更に詳しく述べれ
ば、高Al2O3濃度で、且つ分散性に優れたアルミナ
ゾル、または低Al2O3濃度でチキソトロピー性を有
し、且つ分散性に優れたアルミナゾルを製造する方法に
関する。
アルミナゾルを製造する方法として、従来アルミナ水和
物を酸の存在下で水熱条件下で処理する方法が提案され
ている。
例えば、特公昭40−14292号公報に記載の発明は
、アルミナ水和物の分散液をギ酸又は酢酸等の弱酸の存
在下で水熱処理して繊維状アルミナゾルを製造する方法
に関するものであり、このものは繊維状を呈するが故に
チキソトロピー性が要求される用途には適するが、高A
l2O3濃度が要求される用途、例えば耐火物用バイン
ダー等にはAl2O3濃度を高めることができないので
好ましくなく、且つこのアルミナゾル粉末は分散に際し
て高速攪拌するか、長時間かけて分散させる必要がある
などの欠点を有する。
しかも、この方法では、水熱処理する際、Al2O3濃
度5%以下で製造しなければ望ましいアルミナゾルが製
造できず、この濃度を超えるとその分散率が低下する。
従ってチキソトロピー性の有するアルミナゾルを得るに
際し、処理量が過大になったり、特別の濃縮操作が、必
要になったりして生産性が悪いという欠点がある。
また、特開昭53−112299号公報及び特開昭55
−23034号公報に記載の発明は、アルミナ水和物を
酸根/Al2O3モル比0.002〜0.30となる量
の一価の有機酸の存在下で水熱処理してアルミナゾルを
製造する方法に関するものであり、高Al2O3濃度の
アルミナゾルを製造できる旨記載されているが、このも
のは低Al2O3濃度でチキソトロピー性を附与するこ
とができず、且つ実施例にも記載の如く、上記アルミナ
水和物は水熱処理を行うに際し乾燥したもののみしか用
いることができず、アルミナゾル粉末を製造する場合、
少なくとも二度の乾燥工程を要し、しかも酸の存在下で
水熱処理する方法であるので高価な耐圧耐酸容器を必要
とし、製造工程及び装置面において望ましい方法とは云
難い。
そこで、本発明者らは上記公知方法の欠点を改善すべく
、その製造方法について根本的に考究した結果、ある特
定のアルミナ水和物のみを水熱条件下で処理したアルミ
ナ水和物は、後述の処理を行うことにより、容易にしか
も安価に公知方法よりも高Al2O3濃度で、且つ分散
性に富んだアルミナゾルを製造することができ、しかも
低A1203濃度に於てもチキソトロピー性に富んだア
ルミナゾルを得ることができることを見い出し、本発明
を完成したものである。
即ち、本発明は水可溶性アルミニウム塩と炭酸または炭
酸塩とを反応させて得たアルミナ水和物を水熱処理した
後、該処理物と1価の酸とを混合したのち乾燥するか、
または該処理物を乾燥し、次いでこれと1価の酸とを混
合することからなるアルミナゾルの製法に関する。
本発明の第1の骨子は、水可溶性アルミニウム塩と炭酸
または炭酸塩とを反応させて得たアルミナ水和物を用い
ることにある。
本発明に用いる水可溶性アルミニウム塩としては、塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、
塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウム、塩
基性硝酸アルミニウム、明パン、アルカリ金属のアルミ
ン酸塩等を例示することができる。
また炭酸塩としては、アルカリ金属及びアンモニウムの
炭酸塩、重炭酸塩を用いることができ、例えば炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等
の水可溶性炭酸塩を例示することができる。
水可溶性アルミニウム塩としてアルカリ金属のアルミン
酸塩を用いる場合、殊に炭酸を用いて本発挙のアルミナ
水和物を製造することができる。
上記以外の原料を用いて製造したアルミナ水和物を用い
た場合、本発明のアルミナゾルを製造することができな
い。
即ち、上記炭酸塩に代えて、水酸化アンモニウム、水酸
化ナトリウム及びアルミン酸ナトリウム等を用いて製造
したアルミナ水和物は濾過性が悪く、且つ老化し易く、
シかも結晶性を呈し易く、該アルミナ水和物を後述する
処理に供しても本発明の如きアルミナゾルを製造するこ
とができない。
本発明のアルミナ水和物の製造条件に関して述べれば、
水可溶性アルミニウム塩と炭酸または炭酸塩とを反応さ
せる温度に関しては55℃以下、好ましくは5〜35℃
がよい。
55℃を越えた条件下で製造したアルミナ水和物では、
本発明のアルミナゾルを製造することができない。
一般に両者の反応当量関係について云えば、炭酸塩に由
来するアルカリ金属又はN、E(3(A)と水可溶性ア
ルミニウム塩に由来する酸根(B)の当量比A/Bが0
.95〜1.35の範囲であるが、この範囲を逸脱して
も、生成アルミナ水和物を洗浄する工程で、上限を越え
た場合、稀薄な酸性溶液で処理し、下限以下の場合に於
ては稀薄なアルカリ性溶液で処理することにより、所望
のアルミナ水和物を得ることができ、特段に限定するも
のではないが、経済的理由から上記範囲が望ましい。
次に、添加順序に関しては、特に限定されないが、水可
溶性アルミニウム塩と炭酸塩とを反応させる場合、両者
を上記反応当量比で同時に添加する方法、または後者に
前者を添加する方法が生成アルミナ水和物の濾過性及び
得られるアルミナゾルの特性上好ましい。
尚、水可溶性アルミニウム塩としてアルカリ金属のアル
ミン酸塩を用いる場合、これに炭酸ガスを吹込む通常の
製造方法を踏襲すればよく、反応系のPHが7近傍にな
るまで導入することが望ましい。
このようにして製造したアルミナ水和物は、次いで洗浄
し、不純物を除去する。
残存不純物量に関しては、アルミナゾルの製造上、また
用途上少ない方が好ましい。
本発明のアルミナ水和物は製造工程で熟成する必要はな
く、直ちに洗浄工程に供される。
洗浄手段に関しては、特に限定されず通常用いられる注
水洗浄をはじめ減圧洗浄等任意の方法を用いることがで
き、本発明においてはウェット状でも風乾した状態のも
のでも用いることができる。
上記の如くにして製造されたアルミナ水和物は、X様的
に無定形であり、濾過、洗浄性に富み、老化の極少な優
れた物性を有する。
本発明の第2の骨子は、次いで上記アルミナ水和物を水
熱処理する工程に供することである。
今、この処理条件に関して詳述すれば、アルミナ水和物
の濃度に関しては特段限定されないが通常Al2O3濃
度20重量饅以下の範囲が処理操作上好ましい。
その処理温度は120〜250℃好ましくは140〜2
20℃がよい。
即ち、下限以下では、その分散速度が遅くなり、上限を
越えると分散性に優れたアルミナゾルを製造することが
できない。
またその処理時間に関しては、処理温度、処理量、Al
2O3濃度等の条件により限定することができないが、
大略0.5〜4時間で充分である。
而して、如上の処理に際しては、耐圧耐酸容器を用いる
必要がなく、製造上大きな利点である。
次いで、本発明は上記の如くに処理したアルミナ水和物
に1価の酸を添加し、次いで乾燥を行う工程に供するか
、または該アルミナ水和物を一旦乾燥した後、次いでこ
れに1価の酸を添加混合する工程に供することにより、
前者は高分散性のアルミナゾル粉末を、後者はその溶液
を得ることができる。
本発明に用いられる1価の酸としては、塩酸、硝酸、フ
ッ化水素酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等の有機酸、乳酸、グリコール酸等のオキシカルボン
酸を例示することができ、使用目的あるいは用途に応じ
て任意の物性を附与するために適宜選択して用いること
ができる。
そこで、まず第1に本発明アルミナゾル粉末の製造条件
に関して詳述すれば、上述の1価の酸の添加量に関して
は、酸の種類により特定できないが、概ね酸根/A42
03モル比が0.05〜1.5、好ましくはO,OS〜
1.Oの範囲である。
下限を下廻わると解膠が困難で、優れたアルミナゾル粉
末が得られず、上限を越えて添加すると、低分散性アル
ミナゾルとなったり、アルミナゾル中に含有される酸量
が増加し、用途上制約を受ける。
尚、1価の酸の添加時期に関しては、アルミナ水和物を
水熱処理した後、加熱された状態下で添加してもよいし
、冷却下で添加してもよい。
殊に前者においては工業的製造上好ましい方法であり、
且つより分散性に優れたアルミナゾル粉末を製造するこ
とができる。
次いで乾燥する手段に関して述べれば、通常化学工業で
用いられる乾燥方法を用いることができ、例えば静置乾
燥法、噴霧乾燥法等を例示することができる。
本発明において重要なことは、単にアルミナ水和物処理
物、即ち、アルミナ水和物を水熱処理した物に1価の酸
を添加してもアルミナゾルを製造することができず、上
述の乾燥を行うことにより、はじめてアルミナゾル粉末
を得ることができることである。
一般に乾燥温度としては150℃以下が採用され、15
0℃を越える温度では高分散性アルミナゾルとはならな
い。
而して、乾燥時間に関しては、乾燥方法により特定でき
ないが、設定乾燥温度で恒量になるまで乾燥してもよい
が、通常、見掛は上、水分が感知されない程度で充分で
ある。
次に本発明アルミナゾル溶液の製造条件に関して詳述す
れば、前述の如くに、まず第1にアルミナ水和物処理物
を乾燥し、次いで1価の酸を単に添加混合するだけでア
ルミナゾルを得ることができるが、その乾燥手段として
は、静置乾燥法、噴霧乾燥法等の通常化学工業で用いら
れる乾燥方法でよく、必要に応じて、アルミナ水和物処
理物は、濾過、遠心沈降等により濃縮したのち乾燥工程
に供してもよい。
その乾燥温度に関しては特段限定はなく、通常140℃
以下の範囲がよい。
このようにして製造された乾燥物に添加する1価の酸の
添加量に関しては、酸の種類により異なるが、概ね酸根
/Al2O3モル比が0.01〜1.0好ましくは0.
02〜0.4の範囲で充分である。
上記範囲内で1価の酸を常温下で添加、混合することに
より直ちに高分散性のアルミナゾル溶液を得ることがで
きる。
本発明により製造されたアルミナゾル粉末は、殊に水に
溶解させた場合、その分散性が優れているので、溶液状
態で使用する各種用途に用いることができるが、勿論、
用途に応じアルミナゾル粉末のまま使用することもでき
る。
また本発明で得られたアルミナゾル溶液はそのまま使用
することもできるが、輸送上、並びに適用面に応じ、こ
れを乾燥することにより、アルミナゾル粉末とすること
もできる。
以下に本発明の実施例を掲げ更に説明する。
尚、実施例において、袈及び部は特にことわらない限り
重量を示す。
実施例 1 硫酸アルミニウム水溶液(80311,8%)と炭酸ナ
トリウム水溶液(N a209.0%)とを反応当量比
Na/5Os=1.2で、20〜30℃で同時に攪拌し
ながら反応容器に添加し、アルミナ水和物を製造した。
生成したアルミナ水和物を戸別した後、65℃の温水で
洗浄、濾過し、A120811.4%、Na200.0
6%、8030.04%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al5O1
2,0%)をオートクレーブに移し、170°Cで1.
5時間水熱処理を行った。
得られた該水熱処理物に10%酢酸を第1表の割合で添
加、混合した後、90〜95℃で静置乾燥を行った。
(本発明測点1〜3) 比較例として特公昭40−14292号公報の記載に基
づいて試験した。
即ち上記アルミナ水和物に10%酢酸及び水を混和した
後、100℃で5分間還流下で加熱することにより炭酸
ガスを駆逐してA12035.0%、酢酸/Al2O3
モル比0.8の懸濁溶液を製造した。
これをオートクレーブに坤*移し、170℃で1.5時
間水熱処理を行った。
次いで得られた該水熱処理物を90〜95℃で静置乾燥
を行った。
(比較例1.)その結果、得られたアルミナゾル粉末の
Al2O3含有量、分散率′)□及びアルミナゾル溶液
の性状をそれぞれ第1表に示す。
実施例 2 実施例1.に於ける10%酢酸に代えて、10%乳酸を
乳酸/Al2O3モル比0.5の割合で用いて同様の方
法によりアルミナゾル粉末を製造し、A120354.
6%のアルミナゾル粉末を得た。
このものの分散率は99.0%であり、アルミナゾル溶
液(A12035.0%)はチキソトロピー性を有して
いた。
尚、比較例1.の方法に於ける10%酢酸に代え、10
%乳酸を乳酸/Al2O3モル比0.5の割合で用いて
同様の方法により粉末を製造し、これを水に溶解したと
ころ、通常の溶液性状を示し、ゾル性状を示さなかった
実施例 3゜ 約25℃のアルミナ酸ナトリウム水溶液(Na201.
1%、Na2O/Al2O3モル比1.25)に炭酸ガ
スを、母液PHが7.3になるまで吹き込み、生成した
アルミナ水和物を戸別した後、水で洗浄、済過し、A1
20312.3 t Na2Oo、 0013%のアル
ミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(A1203
3.0%)をオートクレーブに移し、140℃で4時間
水熱処理を行った。
得られた該水熱処理物100部に10%ギ酸8.1部を
添加、混合した後、入口温度200℃、出口温度90℃
で噴霧乾燥を行った。
その結果、A120368.7%のアルミナゾル粉末が
得られ、その分散率は95.1%であった。
実施例 4゜ 炭酸カリウム水溶液(K2015.0%)100部と、
硝酸アルミニウム水溶液(NO314,0%)137部
とを20〜30℃で同時に攪拌しながら反応容器に添加
し、生成したアルミナ水和物を炉、別゛した後、水で洗
浄、沢過して120310.8饅、 K2O0,02%
、 NO30,03%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(A1203
5.0%)をオートクレーブに移し、150℃で2時間
水熱処理を行った。
得られた該水熱処理物に10%塩酸を添加、混合して塩
酸/Al2O3モル比0.2とした後、100〜105
℃で通風乾燥を行った。
その結果、A120367.5%のアルミナゾル粉末が
得られ、その分散率は98.8%であった。
比較例 2゜ 実施例4.で製造したアルミナ水和物に10%塩酸及び
水を混合してA72035.0%、塩酸/Al2O3モ
ル比0.2の懸濁溶液を製造した。
これをオートクレーブに移し、150℃で2時間水熱処
理を行った。
次いで得られた該水熱処理物を100〜105℃で通風
乾燥を行った。
その結果、A120367.2%のアルミナゾル粉末が
得られ、その分散率は70.5%であった。
実施例 5゜ 炭酸水素アンモニウム水溶液(NH32,9%)100
部に塩化アルミニウム水溶液(Ci 10.5%)56
゜、4部を20〜30℃で徐々に攪拌しながら反応容器
に添加し、生成したアルミナ水和物をヂ別した後、水で
洗浄してA120313.2%、 NE(30,03%
、C10,02%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(A7203
10.0%)をオートクレーブに移し、205℃で1時
間水熱処理を行った。
得られた該水熱処理物を125〜130℃で通風乾燥し
て得たA120380.8%のアルミナ水和物粉末10
部に0.5饅硝酸89,8部、1.5%プロピオン酸9
7.7部及び3.0%グリコール酸100.3部をそれ
ぞれ添加、混合した。
その結果、いずれもチンダルブルー色を呈するアルミナ
ゾル溶液が得られ、3ケ月間常温で放置した後もほとん
ど沈殿の生成は認められなかった。
実施例 6゜ 実施例1.で製造した洗浄アルミナ水和物を20〜30
℃で送風しながら乾燥し、A[20323,6優のアル
ミナ水和物を得た。
このアルミナ水和物の水懸濁溶液(A120318.0
%)をオートクレーブに移し、180℃で2時間水熱処
理を行った。
得られた該水熱処理物を115〜120℃で通風乾燥し
、Al2O379,5%のアルミナ水和物粉末を得た。
この粉末10部に10%乳酸14部及び水771部を添
加、混合してアルミナゾル溶液を製造し、アルミナゾル
粉末の分散率の測定方法に準じてその分散率を測定した
結果99.8%であった。
また、上記アルミナ水和物粉末10部に10%乳酸14
部及び水55.5部を添加、混合してアルミナゾル溶液
を得た後、この溶液を90〜958Cで静置乾燥を行っ
た。
その結果、A120313.7%のアルミナゾル粉末が
得られ、その分散率は99.5%であった。
実施例 7゜ 実施例5で製造したアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al
2O38,0%)をオートクレーブに移し、155℃で
2時間水熱処理を行った。
得られた該水熱処理物を90〜95℃で静置乾燥し、A
120379.1%のアルミナ水和物粉末を得た。
この粉末は10部に1.5%酢酸46.5部及び水73
5部を添加、混合して、アルミナゾル溶液を製造し、ア
ルミナゾル粉末の分散率の測定方法に準じて、その分散
率を測定した結果95.3%であった。
また、上記アルミナ水和物粉末に1.5%酢酸を添加、
混合し、A120313.0%、酢酸/Al2O3モル
比0.15のアルミナゾル溶液を得た。
このアルミナゾル溶液は30日間常温下で放置しても流
動性を失なわなかった。
比較例 3゜ 実施例5.で製造したアルミナ水和物に99.5%酢酸
及び水を混合した後、100℃で5分間還流下で加熱す
ることにより炭酸ガスを駆逐してA12038.0、酢
酸/Al2O3モル比0.8の懸濁溶液を製造した。
これをオートクレーブに移し、155℃で2時間水熱処
理を行った。
次いで得られた該水熱処理物を90〜95°Cで静置乾
燥を行った。
その結果、120370.8%の粉末が得られ、この粉
末の分散率は69.8%であった。
比較例 4゜ 実施例5で製造したアルミナ水和物に99.5%酢酸及
び水を混合してA12038.0%、酢酸/Al2O3
モル比0.15の懸濁溶液を製造した。
これをオートクレーブに移し、155℃で2時間水熱処
理を行い、クリーム状の白色溶液を得た。
次いで、これを90〜95℃で静置乾燥し、A1203
75.8%のアルミナゾル粉末を得た。
この粉末を水に溶解させてl!20314.0%のゾル
溶液を調整したが、−目抜にはゲル化した。
比較例 5゜ 実施例5で製造したアルミナ水和物を90〜95℃で通
風乾燥し、A120364.4%のアルミす水和物を得
た。
このアルミナ水和物に99.5%酢酸及び水を添加、混
合し、A12038.0%、酢酸/Al2O3モル比0
.15の懸濁溶液を製造した。
これをオートクレーブに移し、155℃で2時間水熱処
理を行い、クリーム状の白色溶液を得た。
次いでこれを90〜958Cで静置乾燥し、A1203
75.9%のアルミナゾル粉末を得た。
この粉末を水に溶解させて120314.0%のゾル溶
液を調整したが、三日後にはゲル化した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水可溶性アルミニウム塩と炭酸または炭酸塩とを反
    応させて得たアルミナ水和物を水熱処理した後、該処理
    物と1価の酸とを混合したのち乾燥するか、または該処
    理物を乾燥し、次いでこれと1価の酸とを混合すること
    からなるアルミナゾルの製法。
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