JPS583971B2 - アルミナゾルの製造方法 - Google Patents

アルミナゾルの製造方法

Info

Publication number
JPS583971B2
JPS583971B2 JP55149623A JP14962380A JPS583971B2 JP S583971 B2 JPS583971 B2 JP S583971B2 JP 55149623 A JP55149623 A JP 55149623A JP 14962380 A JP14962380 A JP 14962380A JP S583971 B2 JPS583971 B2 JP S583971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
alumina
alumina hydrate
alumina sol
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55149623A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5777026A (en
Inventor
垣尾寿彦
西倉宏
長浜繁夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taki Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taki Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taki Chemical Co Ltd filed Critical Taki Chemical Co Ltd
Priority to JP55149623A priority Critical patent/JPS583971B2/ja
Publication of JPS5777026A publication Critical patent/JPS5777026A/ja
Publication of JPS583971B2 publication Critical patent/JPS583971B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミナゾルの製造方法に関し、更に詳しく述
べれば、高分散性アルミナゾルを工業的に安価に製造す
る方法に関する。
アルミナヅルは、繊維工業をはじめとして窯業電気材料
、電子材料、触媒、化粧品等多方面に用いられているが
、従来のアルミナゾルは製造工程が複雑で、しかも犬量
生産ができないためコストが高く、実質上その優れた性
質に比し、各方面で多用されていないのが実情である。
そこで、本発明者らは従来のオートフレーブを用いる水
熱条件下でアルミナゾルを製造する方法例えば特公昭4
0−14292号公報、特開昭53−112299号公
報に記載の方法に代え、常圧でアルミナヅルを大量にし
かも簡単な工程で製造する方法について鋭意研究を重ね
た結果、ある特定のアルミナ水和物を後述の条件下で処
理することにより、その目的を達成することができ、し
かも従来と遜色のない高分散性のアルミナゾルを製造す
ることができることを見い出した。
即ち、本発明は水可溶性アルミニウム塩と炭酸または炭
酸塩とを反応させて得たアルミナ水和物を、水共存下に
60℃以上沸点以下で処理した後、該処理物に1価の酸
を添加混合したのち乾燥するか、または該処理物を乾燥
し、次いでこれに1価の酸を添加混合することからなる
アルミナゾルの製造方法に関する。
本発明の第1の骨子は、水可溶性アルミニウム塩と炭酸
または炭酸塩とを反応させて得たアルミナ水和物を用い
ることである。
本発明に用いられる水可溶性アルミニウム塩としては、
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウ
ム、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウム
、塩基性硝酸アルミニウム、明バン、アルカリ金属のア
ルミン酸塩等を例示することができる。
また炭酸塩としては、アルカリ金属及びアンモニウムの
炭酸塩、重炭酸塩を用いることができ、例えば炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等
の水可溶性炭酸塩を例示することができる。
水可溶性アルミニウム塩としてアルカリ金属のアルミン
酸塩を用いる場合、殊に炭酸を用いて本発明のアルミナ
水和物を製造することができる。
上記以外の原料を用いて製造したアルミナ水和物を用い
た場合、本発明の目的を達成することができない。
即ち、上記炭酸塩に代えて、水酸化アンモニウム、水酸
化ナトリウム及びアルミン酸ナトリウムを用いて製造し
たアルミナ水和物は炉過性が悪く、しかも老化しやすく
、該アルミナ水和物を後述する処理に供しても本発明の
如きアルミナゾルを製造することができない。
本発明のアルミナ水和物の製造条件に関しで述べれば、
水可溶性アルシニウム塩と炭酸または炭酸塩とを反応さ
せる温度に関しては55℃以下、好ましくは5〜35℃
がよい。
55℃を越えた条件下で製造したアルミナ水和物では、
本発明のアルミナゾルを製造することができない。
一般に両者の反応当量関係について言えば、炭酸塩に由
来するアルカリ金属又はNH3(A)と水可溶性アルミ
ニウム塩に由来する酸根(B)の当量比A/Bが0,9
5〜1.35の範囲であるが、この範囲を逸脱しても生
成アルミナ水和物を洗浄する工程で、上限を越えた場合
稀薄な酸性溶液で洗浄し、下限以下では稀薄なアルカリ
性溶液で洗浄することにより所望のアルミナ水和物を得
ることができ、特段に限定するものではないが、経済的
理由から上記範囲が望ましい。
また添加順序に関しては特に限定されないが、水可溶性
アルミニウム塩と炭酸塩とを反応させる場合、両者を上
記反応当量比で同時に添加する方法、または後者に前者
を添加する方法が生成アルミナ水和物のp過性及び得ら
れるアルミナヅルの物性上好ましい。
尚、水可溶性アルミニウム塩としてアルカリ金属のアル
ミン酸塩を用いる場合に於では、これに炭酸ガスを吹込
む通常の製造方法を踏襲すればよく、反応系のPHが7
近傍になるまで導入することが望ましい。
このようにして製造したアルミナ水和物は、次いで洗浄
し、不純物を除去する。
残存不純物量に関しでは、アルミナゾルの製造上、また
用途上少ない方が好ましい。
本発明のアルミナ水和物は製造工程で熟成する必要はな
く、直ちに洗浄工程に供される。
洗浄手段に関しては特に限定されず通常用いられる注水
洗浄をはじめ減圧洗浄等任意の方法を用いることができ
、本発明においては、ウエット状でも風乾した状態のも
のでも用いることができる。
上記の如くにして製造されたアルミナ水和物は,X線的
に無定形であり、枦過、洗浄性に富み、老化の極少な優
れた物性を有する。
本発明の第2の骨子は上記アルミナ水和物を水共存下に
常圧下で加温処理する工程に供することである。
本発明における水共存下とは上記アルミナ水和物が少な
くさも湿潤状態にあることをいい、その濃度に関しでは
特段限定されないが通常Al203濃度2.5〜10.
0重量%の範囲が、処理操作上ならびに生成アルミナヅ
ルの物性上好ましい。
今、この処理条件に関して詳述すれば、その処理温度に
関しでは60℃以上沸点以下が好ましく、下限温度以下
では、本発明の分散性に富んだアルミナヅルは製造する
ことができない。
尚、処理時間に関しては、処理温度、処理量等の条件に
より限定することができないが、通常アルミナ水和物の
懸濁溶液を上記温度条件下で処理すると分解によりガス
が発生し、一時的にゲル状態を経たのち、再び流動性の
ある懸濁溶液となるので、このような流動性を生じる状
態まで、処理するのが好ましく、大略30分以上で充分
である。
本発明の第3の骨子は如上の処理したアルミナ水和物に
1価の酸を添加し、次いで乾燥を行う工程に供するか、
または如上の処理したアルミナ水和物を一旦乾燥した後
、次いでこれに1価の酸を添加混合する工程に供するこ
とである。
このような工程で処理することにより、前者は高分散性
のアルミナゾル粉末を、後者はその溶液を得ることがで
きる。
本発明に用いる1価の酸としては、塩酸、硝酸、フツ化
水素酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等
の有機酸、乳酸、グリコール酸等のオキシカルボン酸を
例示することができ、使用目的あるいは用途に応じて任
意選択しで用いることができる。
そこで、まず第1に本発明アルミナヅル粉末の製造条件
に関して詳述すれば、上述の1価の酸の添加量に関して
は、酸の種類により特定できないが、概ね酸根/Al2
03モル比が0.05〜15、好ましくは0.1〜1.
0の範囲である。
下限を下廻わると解膠が困難で、優れたアルミナヅル粉
末が得られず、上限を越えて添加すると、低分散性アル
ミナゾルとなったり、アルミナヅル中に含有される酸量
が増加し、用途上制約を受ける。
尚、■価の酸の添加時期に関しでは、水共存下でアルミ
ナ水和物を加熱処理した後、冷却下で添加してもよいし
、加熱処理を続行している工程中で添加してもよい。
殊に後者においでは工業的製造上好ましい方法であり、
且つより分散性に優れたアルミナヅル粉末を製造するこ
とができる。
次いで乾燥する手段に関して述べれば、通常化学工業で
用いられる乾燥方法を用いることができ、例えば、静置
乾燥法、噴霧乾燥法等を例示することができる。
本発明において重要なことは、単にアルミナ水和物処理
物、即ち、アルミナ水和物を水共存下で加熱処理した物
に1価の酸を添加しでもアルミナゾルを製造することが
できず、上述の乾燥を行うことにより、はじめてアルミ
ナゾル粉末を得ることができることである。
一般に乾燥温度としては150℃以下が採用され、15
0℃を越える温度では高分散性アルミナヅルとならない
而して、乾燥時間に関しては、設定乾燥温度で恒量にな
るまで乾燥しでもよいが、通常、見掛け上水分が感知さ
れない程度で充分である。
次に本発明アルミナゾル溶液の製造条件に関して詳述す
れば、前述の如くに、まず第1にアルミナ水和物処理物
を乾燥し、次いで1価の酸を単に添加、混合するだけで
アルミナヅルを得ることができるが、その乾燥手段とし
ては、静置乾燥法、噴霧乾燥法等の通常化学工業で用い
られる乾燥方法でよく、必要に応じて、アルミナ水和物
処理物は、炉過、遠心沈降等により濃縮したのち乾燥工
程に供してもよい。
その乾燥温度に関しては特段限定はなく、通常140℃
以下の範囲がよい。
このようにしで製造された乾燥物に添加する1価の酸の
添加量に関しては、酸の種類により異なるが、概ね酸根
/Al203モル比が0.05〜1.0好ましくは0.
1〜0.4の範囲で充分である。
上記範囲内で1価の酸を常温下で添加、混合することに
より直ちに高分散性のアルミナゾル溶液を得ることがで
きる。
本発明により製造されたアルミナゾル粉末は、殊に水に
溶解させた場合、その分散性が優れているので、溶液状
態で使用する各種用途に用いることができるが、勿論、
用途に応じアルミナゾル粉末のまま使用することもでき
る。
また、本発明で得られたアルミナゾル溶液はそのまま使
用することもできるが、輸送上、並びに適用面に応じ、
これを乾燥することにより、アルミナゾル粉末とするこ
ともできる。
以下に本発明の実施例を掲げ更に説明する。
実施例1 硫酸アルミニウム溶液(SO314.1重量%)と炭酸
ナトリウム溶液(Na20 9、6重量%)とを反応当
量比Na/SO3−1.25で、30〜35℃で同時に
攪拌しながら反応容器に添加し、アルミナ水和物を製造
した。
生成したアルミナ水和物を炉別した後、70℃の温水で
洗浄、沖過し、Al20310.0重量%、Na20
0.04重量%、8030.07重量%のアルミナ水和
物を得た。
次いでこのアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al2Q33
,2重量%)100重量部を80℃で攪拌しながら1.
5時間保持し、これに90重量%乳酸0.9重量部を添
加混合し、40℃まで冷却した後、反応物を瀘別し、9
5℃で静置乾燥を行った。
その結果、Al20359,4重量%のアルミナゾル粉
未が得られた。
このアルミナゾルの分散率*)は98.8%であった。
尚、このアルミナゾル溶液(A[2035.8重量%)
はチキソトロピックな性状を示した。
米)分散率の測定方法 アルミナゾル粉末のAl203含量を測定した後、メス
フラスコを用いてAl2031重量%のアルミナゾル分
散液を製造した。
このアルミナゾル分散液を10日間常温下で静置した後
、その上澄液中のAl203含量を化学分析から算出し
、下式により分散率を求めた。
実施例2 約30℃のアルミン酸ナトリウム溶液(Na201.1
重量%、Na20/Al203モル比=1.25)に炭
酸ガスを母液PHが7.3になるまで吹き込み、生成し
たアルミナ水和物を瀘別した後、水で洗浄、炉過し、A
l20312.9重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al203
5.7重量%)100重量部を85℃で攪拌しながら1
時間保持し、これに35%塩酸0.9重量部を添加混合
し、その温度で攪拌しながら1時間保持した後、該混合
物を戸別し、90℃で恒量になるまで静置乾燥を行った
その結果、Al20365.1重量%のアルミナゾル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は97、5%で
あった。
実施例3 塩基性塩化アルミニウム溶液(Cl1.8重量%、Cl
/Al203モル比−1.0)と炭酸ナトリウム溶液(
Na201. 7重量%)とを反応当量比Na/CI=
1.27で、10〜15℃で同時に攪拌しながら反応容
器に添加し、アルミナ水和物を製造した。
生成したアルミナ水和物を枦別した後、水で洗浄・炉過
し、Al2038.4重量%、Na20 0.003重
量%、ClO.04重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al2o3
3.3重量%)100重量部を70℃で攪拌しながら、
1.5時間保持し、これに95重量%プロピオン酸1.
0重量部を添加・混合し、その温度で攪拌しながら1時
間保持した後、該混合物を100℃で静置乾燥を行った
その結果、Al20361.3重量%のアルミナゾル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は98.8%で
あった。
実施例4 硝縁アルミニウム溶液(NO314.6重量%)と炭酸
カリウム溶液(K20 10.5重量%)とを反応当量
比K/NO3=1.05で、45〜50℃で同時に攪拌
しながら反応容器に添加し、アルミナ水和物を製造した
生成したアルミナ水和物を瀘別した後、水で洗浄・枦過
し、Al20310.8重量%、K200.01重量%
、No30.02重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al203
6.5重量%)100重量部を95℃で攪拌しながら0
.5時間保持し、これに61重量%の硝酸0.5重量部
を添加・混合し、その温度で攪拌しながら0、5時間保
持した後、該混合物を135℃で静置乾燥を行った。
その結果、Al20368.1重量%のアルミナゾル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は95.8%で
あった。
実施例5 塩化アルミニウム溶液(Cl9.5重量%)と、アンモ
ニア水(NH328重量%)1重量部、炭酸水素アンモ
ニウム(NH321.0重量%)1重量部及び水を混合
したアンモニア・炭酸含有溶液(NH32.9重量%)
とを反応当量比NH3/Cl=1.10で、20〜25
℃で同時に攪拌しながら反応容器に添加し、アルミナ水
和物を製造した。
生成したアルミナ水和物をp別した後、水で洗浄・沖過
し、Al20311.4重量%、NH30.005重量
%、Cl0.01重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al203
6.8重量%)100重量部を65℃で攪拌しながら3
時間保持し、これに87重量%ギ酸1.1重量部を添加
混合し、その温度で攪拌しながら1時間保持した後、遠
心沈降機によりケーキを取り出し、120℃で静置乾操
を行った。
その結果、A720363.4重量%のアルミナゾルが
得られ、このアルミナヅルの分散率は97.8%であっ
た。
実施例6 酢酸アルミニウム溶液(COOH13.5重量%、酢酸
/Al203モル比=6.2)100重量部に炭酸水素
アンモニウム溶液(NH32.0重量%)242重量部
を、20〜25℃で徐々に攪拌しながら反応容器に添加
し、アルミナ水和物を製造した。
生成したアルミナ水和物をろ別した後、水で洗浄・炉過
し、A720311.4重量%、NH30.005重量
%、COOH0.3重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al203
8.3重量%)100重量部を80℃で攪拌しながら1
時間保持し、これに50重量%乳酸59重量部を添加・
混合した後、該混合物を戸別し、140〜145℃で静
置乾燥した。
その結果、Al20364.2重量%のアルミナヅル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は95.8%で
あった。
尚、このアルミナゾル溶液(Al2036.5重量%)
はチキソトロピツクな性状を示した。
実施例7 炭酸水素アンモニウム溶液(NH32.9重量%)10
0重量部に塩化アルミニウム溶液(Cl10.6重量%
)56重量部を30〜35℃で徐々に攪拌しながら反応
容器に添加し、アルミナ水和物を製造した。
生成したアルミナ水和物を戸別した後、水で洗浄・瀘過
し、Al20310.6重量%、NH30.04重量%
、Cl0.02重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(AJ203
5.0重量%)100重量部を90℃で攪拌しながら1
時間保持し、これに99.5重量%酢酸2.1重量部を
添加・混合し、その温度で攪拌しながら15分間保持し
た後、入口温度200℃、出口温度90℃で噴霧乾燥し
た。
その結果、Al20361.3重量%のアルミナゾル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は99,3%で
あった。
尚、このアルミナゾルの形状は電子顕微鏡観察からサイ
コロ状を呈していた。
このアルミナゾル溶液(Al20310.2重量%)の
経時安定性を第1表に示す。
実施例8 実施例7で製造した洗浄アルミナ水和物100重量部と
水35重量部とを70℃で攪拌しながら3時間保持し、
炉別した後、80℃で減圧乾燥しAl20363.4重
量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物に塩酸、グリコール酸及び
フツ化水素酸をそれぞれHCl/Al203モル比−0
.1、CH20HC00H/Al203モル比=0.5
及びHF/Al203モル比=0.3の割合で添加混合
し、Al20310重量%のアルミナヅル溶液を製造し
た。
これらのアルミナゾル溶液は沈降物のない青味がかつれ
溶液で、3カ月以上でも安定であった。
比較例1 実施例7で製造した洗浄アルミナ水和物100重量部と
水112重量部とを混合したアルミナ水和物の水懸濁溶
液に塩酸、酢酸及び乳酸を第2表の割合で90℃にて攪
拌しながら1.25時間保持した後、入口温度200℃
、出口温度90℃で噴霧乾燥した。
得られたアルミナゾル粉末の分散率を第2表に示す。
比較例2 実施例7で製造した洗浄アルミナ水和物の水懸濁溶液(
Al2035.0重量%)100重量部を50℃で攪拌
しながら3時間保持し、これに99,5重量%酢酸2.
1重量部を添加混合し、その温度で攪拌しながら15分
間保持した後、入口温度200℃、出口温度90℃で噴
霧乾燥した。
その結果、Al20358.8重量%のアルミナヅル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は68.5%で
あった。
実施例9 実施例7で製造した洗浄アルミナ水和物100重量部と
水10重量部とを強力に混合し、還流下で80℃で2時
間保持した後、40℃で送風しながら乾燥し、Al20
357. 5重量%のアルミナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物100重量部に1.2重量
%酢酸水溶液576重量部を添加・混合し、沈降物のな
い、青味がかったアルミナヅル溶液を得た。
実施例10 実施例7で製造した洗浄アルミナ水和物を30℃にて送
風しながら乾燥し、Al20323.8重量%のアルミ
ナ水和物を得た。
次いで、このアルミナ水和物の水懸濁溶液(Al203
13.5重量%)100重量部を85℃で攪拌しながら
2.5時間保持し、これに35%塩酸2.1重量部を添
加・混合し、その温度で攪拌しながら30分間保持した
後、該混合物を遠心沈降機にかけて泥別し、110℃で
乾燥を行った。
その結果、Al20365.9重量%のアルミナゾル粉
末が得られ、このアルミナゾルの分散率は98.1%で
あった。
実施例11 仮焼ボーキサイト(粒度2.4〜1.0mm50重量部
、0.8〜0.5mml5重量部、0.09mm以下3
5重量部)100重量部に実施例7のアルミナヅル溶液
(Al20310.2重量%)7.5重量部を添加混練
した後、250kg/cm2で加圧成型し、40X4O
X160mmの成形体を得た。
これを第3表に示す焼成温度で2時間焼成し、冷間曲げ
強度及び圧縮強度並びに1200℃で1時間保持後の熱
間曲げ強度を測定した。
(本発明例)上記アルミナゾル溶液に代え、実施例7で
製造した洗浄アルミナ水和物を110℃で乾燥しで得た
A720370.8重量%の乾燥アルミナ水和物に酢酸
及び水を添加してAl20310.2重量%、酢酸/A
l203モル比一〇,1のアルミナ水和物スラリーを調
整し、これをオートクレープを用いて、150〜160
℃にて3時間水熱処理を行って製造したアルミナゾル溶
液を用いて同様に試験した。
(比較例)その結果を第3表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水可溶性アルミニウム塩と炭酸または炭酸塩とを反
    応させて得たアルミナ水和物を、水共存下に60℃以上
    沸点以下で処理した後、該処理物に1価の酸を添加混合
    したのち乾燥するか、または該処理物を乾燥し、次いで
    これに1価の酸を添加混合することからなるアルミナゾ
    ルの製造方法。
JP55149623A 1980-10-25 1980-10-25 アルミナゾルの製造方法 Expired JPS583971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55149623A JPS583971B2 (ja) 1980-10-25 1980-10-25 アルミナゾルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55149623A JPS583971B2 (ja) 1980-10-25 1980-10-25 アルミナゾルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5777026A JPS5777026A (en) 1982-05-14
JPS583971B2 true JPS583971B2 (ja) 1983-01-24

Family

ID=15479257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55149623A Expired JPS583971B2 (ja) 1980-10-25 1980-10-25 アルミナゾルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS583971B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5777026A (en) 1982-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4211667A (en) Process for producing alumina sols
US3630670A (en) Pseudoboehmitic alumina and process for making same
JPS58176123A (ja) 超純粋なベ−マイトとプソイドベ−マイト及びそれらの製造方法
JPH0324411B2 (ja)
JPH0574532B2 (ja)
US3790495A (en) Process for the manufacture of colloidal fibrous boehmite
JPH0524844A (ja) 水和ジルコニアゾルおよびジルコニア粉末の製造方法
AU605965B2 (en) Process for the manufacture of zirconium oxide hydrate from granular crystallized zirconium oxide
EP2938431B1 (en) Preparation of silica-alumina composition
JPS583971B2 (ja) アルミナゾルの製造方法
JPS6242850B2 (ja)
JP2002503620A (ja) 純粋な二酸化チタン水和物及びその製造方法
JPS6034496B2 (ja) アルミナゾルの製造法
JPS5842130B2 (ja) アルミナゾルの製法
JPS6045125B2 (ja) アルミナゾルの製造法
JPS6321212A (ja) 高純度シリカの製造方法
US3520824A (en) Method of preparing silica-alumina hydrosols
JPH05294612A (ja) シリカゾル及びその製造方法
JPS62270418A (ja) フルオロ硫酸ジルコニウムからミクロン以下の安定化されたジルコニアを製造する方法
JPS60166219A (ja) 新規アルミナ粉末及びその製造法
JPH06107414A (ja) 高純度アルミナの製造方法
JPH0262486B2 (ja)
JPH01278417A (ja) 新規なジルコニウムの反応性誘導体及びその製造方法
JPH0457604B2 (ja)
JPH06171944A (ja) 酸化ジルコニウム粉末を製造する方法